「ウルトラマンにっ、なぜ」
俺が、ウルトラマンに変身した事。
それは、キアラにとっても予想外の出来事だろう。
先程まで、こちらを見下していたその表情は驚愕に変わっていた。
だが、すぐに冷静になったように。
「だけど、例えウルトラマンと言っても紛い物。造られた存在のあなたに何が出来るのか」
「確かに、お前に造られたかもしれない。けどな、それがどうした!」
同時に、俺は、飛んだ。
真っ直ぐに、キアラの奴に向かって。
キアラは、そんな俺を妨害する為なのか、周囲に次々と怪獣を造り出す。
それは、これまで、俺達が倒して来た怪獣達。
だが、そんな怪獣に対して、俺は進む。
「確かにお前は俺達を生み出したかもしれない」「けど、その先で、選んだ意思は、私達が決めた事!」
それと共に、俺の言葉。
その声に合わせるように、囚われていたリーリエが飛び出す。
合わせて、手に持ったサンライトハートで、眼前にいる怪獣を斬り裂く。
それは、以前までだったら、一撃で倒す事が出来無かった怪獣。
「っ!」
同時に、まるで津波のように襲い掛かる怪獣達の波。
それに対して、俺は真っ直ぐと手を出す。
「そして、ここまでの道中は、俺達には辛い事が多かった」「けれど、確かに手を取り合える仲間が出来た」
その言葉と共にリンネが俺の両手に纏う。
そうする事によって、波のように押し寄せる怪獣達を正面から受け止める事が出来た。
「最初は孤独で、繋がる事を恐れた」「だからこそ、繋がった心は決して失いたくない」
背中に装着されたゆんゆん。
その言葉と共に、俺はそのまま、押し返していく。
「それを無理矢理斬り裂くんだったら」「神様だろうと、許さない!」
そして、脚に装着したシノンの力。
4人の力が合わさる事によって、俺達は、そのまま怪獣の波を押し返した。
押し返した勢いと共に、そのまま剥き出しになったキアラ。
「まさか、創造主である私に、ここまでとは」
「創造主でも、予想外の出来事は起きる、そうオリジナルの私は知っているはずだよ」
そう、アカネは笑みを浮かべる。
怪獣を吹き飛ばし、最後に合流したアカネ。
「まさか、記憶を」
「さぁね、けど、ここで勝負を決めないとね、だって」
そうして、俺達は、そのまま構える。
それは、この力を借りてくれた2人に合わせるように。
両手を前に交差させる。
それによって、周囲から、様々な光が集っていく。
その光を、左腕に集め。
『レッキングリッド・ビーム!』
同時に左腕のグランアクセプターから放たれる虹色の必殺光線。
それを真っ直ぐと、キアラに向かって放たれた。
その一撃に、キアラは構える。
「この程度ならばっ」
そう、キアラは防ごうとした。
だが、その攻撃に、キアラは気づいていない。
「なっ」
それは、周囲の様々な世界。
それらは光となって、集っていく。
「まさかっこれは」
「向かいたいのよ、皆も、この先に!」
それが答えとなった。
キアラは、その光線の中に、耐える事が出来ず、消えていく。