※この作品はR-18です。

SSSS.GRIDMAN CCC   作:ボルメテウスさん

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夢の終わり

 キアラに向けて、真っ直ぐと放った一撃。

 

 それによって、奴は、その身体を粒子となって、全てが変わった。

 

 キアラによって、造られた世界。

 

 それらを管理していたキアラがいなくなった事で、この世界は消えるのか。

 

 だが、それはなかった。

 

「キアラが、造り出したのは、夢であるのは間違いなかった。けど、変わらなかっただけなんだな」

 

 元々、夢というのは曖昧な世界だ。

 

 この膨大な全ての世界が、果たして本当にキアラが造り出したのか。

 

 それは、今になったら、分からない。

 

 けれど、今もまるで泡のように生み出されている世界。

 

 それらはきっと、キアラが造り出したのではなく、誰かの夢から生み出された。

 

 そう考えれば、ここが幻の中にある世界。

 

 それは間違いないだろう。

 

「変わった気がするというだけだよな」

 

 そうして、俺は周囲の光景を見る。

 

 それらの光景は、俺が最初にいた街。

 

 おそらくは、俺自身が最初に出会う街として造られたのだろう。

 

「私の場合は、少し違うかもしれないけどね」

 

 そんな風に、俺の方に話しかけてきたのはアカネだった。

 

 思えば、俺の戦いは、全て、アカネとの出会いがきっかけで始まった。

 

 そう思えば、

 

 ここでの、この出会いも必然だと言えるのか。

 

 アカネが俺の前に現れた事自体が奇跡なのだから。

 

 だから、きっとこれは偶然ではない。

 

 ならば、だからこそ、俺に出来る事はただ一つだ。

 

 アカネの為に戦うという、それだけだ。

 

「ああ、そうだな。アカネ」

 

「うん」

 

 俺の言葉にアカネは笑顔で答えてくれる。

 

「けど、何時までも一緒にはいられないんだろう?」

 

「うん」

 

「それでも……」

 

「うん」

 

 アカネは優しく微笑みながら俺の手を握ってくれる。

 

「ありがとう」

 

 そう、アカネは確かな笑みを浮かべる。

 

 それと共に、俺の身体は、徐々に消えていく。

 

 俺の身体は、あの戦いで使ったウルトラマンとグリッドマン。

 

 2人の力を借りた姿は、あまりにも強すぎた。

 

 強すぎた故に、俺の身体も限界を遥かに超えていたのだ。

 

 だけど、ここまで、皆と別れるまで、保ってくれた。

 

 それだけでも、十分すぎるくらいだ。

 

 そして、今度こそ本当に俺は消える事になる。

 

 だが、もう何も怖くはない。

 

 俺はゆっくりと空を見ながら、目を閉じた。

 

 最後に見えたのは、アカネの顔だった。

 

 そして、意識が完全に消えた瞬間。

 

「ありがとうね、ヒーロー」

 

 その言葉を耳にしたような気がした。

 

 そうして、俺もまた、夢の中へと消えていく。

 

 けれど、また誰かが望めば、蘇る。

 

 それが、夢のヒーローだから。




今回で、連載は無事に終了しました。
グリッドマンでのバトルを書きながらで、慣れていない所はありましたが、ここまで応援、本当にありがとうございました。

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興味がある方はぜひ、応募お願いします。
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