※この作品はR-18です。

SSSS.GRIDMAN CCC   作:ボルメテウスさん

7 / 36
Kaihou

 黒いアカネ。

 

 その存在に対して、俺は疑問に思いながら、そのまま構える。

 

 怪獣を倒すのに合わせるように現れた。

 

 それは、決して偶然ではない事は理解出来る。

 

「お前は」

 

「初めましてだね、ヒーロー君。自己紹介をしてこうか」

 

 アカネは、俺の言葉が聞こえる様子だった。

 

 グリッドマン・アルターに変身している間、普段の声は出ないはずなのに。

 

「あっ、なんで分かるのかって? それは勿論、私がこの世界の神様だからだよ」

 

「神様?」

 

「そっ、ここはね、私が作りだした世界。私の世界なの」

 

 アカネはそのまま、俺を見下ろしていた。

 

 けど、まるで分からなかった。その言葉の意味が。

 

 一体、アカネは何を言っているんだ。

 

 何故、黒いアカネが俺を……グリッドマン・アルターを見ているんだ。

 

 そのまま、ゆっくりと俺の足下にいるアカネを。

 

「ふぅん、もう1人の私。なんでいるのか分からないけど、まぁ良いや」

 

 それと共に、世界がゆっくりと変わる。

 

 それは先程まで奇妙な海の中の空間から、港の様な場所に。

 

 その変化は、先程の怪獣を倒した影響だろう。

 

「これは」

 

「おめでとう、まずは君達が一勝だねぇ。怪獣に取り込まれた少女を救い出して、勝利なんてねぇ」

 

 そう、黒いアカネは口を開くと、拍手をしながらそう告げる。

 

「さて、ゲームに負けた以上は、今回は撤退するね。けど次の怪獣、いや少女を救う事は出来るのかどうかね」

 

 黒いアカネはそう告げると、そのまま空へと浮かぶ。

 

 そして、そのまま飛び去る。

 

 それはまるで、特撮で良くあるような光景だった。

 

 まるで、怪獣が空を飛ぶ様に、そのまま飛んでいったのだ。

 

「一体、なんだったんだ?」

 

「……分からん」

 

 突然の出来事に困惑しながらも、取り敢えず俺達は、あの学校に戻る事にした。

 

 助け出した少女、リーリエを含めて、未だに俺達は知らない事があまりにも多すぎる。あの怪獣、との戦いで、何かあったのだろうか。

 

 それに、あれはアカネなのか。

 

 それさえも、分からないままだった。

 

 あの後、学校に戻れば、そこには未だに誰もいない。

 

 変化はあまり無い様に見えるが、ただ少しだけ違和感があった。

 

 何か、今までの校舎とは違うように思えた。

 

 そもそも、俺の知る限り、こんな場所は無かった。

 

 それに、学校全体の雰囲気も何処か違う。

 

 俺の知っている場所じゃない気がしていた。

 

 しかし、今はそれよりも大事な事があった。

 

 先程まで怪獣に取り込まれたリーリエだが、気を失っている状態だ。

 

 そのまま、俺達は保健室に寝かせる。

 

「それにしても、結局どういう意味で」

 

「あっ、これを!」

 

 そう、俺達が見た。

 

 そこには、先程まで地図には空白だった場所。

 

 まるで港で、海が広がっていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。