pixivにも投稿したい……
「こんなところに居たのかよ」
「……仗助くん」
昼休み、人気の無い空き教室。東方仗助はそう言って、私に笑ってみせた。
「何でここに?お昼ご飯は?」
「もう食ったっスよ」
彼はそう話しながら近づいてきて、隣の椅子に座った。そして、私の顔を覗き込む。じっ、と見つめられて、落ち着かない気持ちになった。
「なァ」
「ん?」
「……こっち、来なよ」
そう言われて、おずおずと片手を差し出した。彼はその手を掴んで、優しく自分の方へ引き寄せる。
「え、あの……」
「充電、しないと」
ぎゅ、と抱きしめられて、思わず力が抜けた。息を吸うと、いつもと違う匂いに気づいて、ドキリと胸が鳴る。
「……なんか、いい匂いするね」
「ん?……あー、香水っスよ。新しいやつ」
仗助くんはそう言うと、私をそのま自分の膝に座らせ、上目遣いに見上げた。
「……浮気だって思った?」
「……ちょっとだけ」
私が笑うと、彼は目を伏せ、拗ねたように分厚い唇を尖らせた。
「ヒドイっスよ……おれ、こんなに純愛タイプなのに……」
「ごめんってば」
あたふたと謝罪をすると、彼は同じ表情のまま、熱っぽい視線をこちらに向けた。
たれ目なのに、目力があって、眠たげで、甘い。そんな彼の目が好きだ。そしてその事実を、彼は他の誰よりも、よく知っている。
「チューしてくれたら、許す」
「え」
「……そっちからしてくれたこと、ないっスよね?」
彼はみるみる赤くなる私の顔を見て、作戦が成功した子供のようにニヤリと笑った。
「……ここ、学校だよ?」
「関係無ェよ。ほら」
そう言って、彼は青い瞳を閉じた。窓から入る光で、長いまつ毛が頬に影を落としている。
鼻筋はすっ、と通っていて高い。前にクラスメイトの誰かが、外国の血が入っているのではないかと噂していたのを思い出す。
目、鼻と来て、最後に唇にたどり着いた。ぷっくりと形の良いそれを見つめ、ごくりと唾を飲み込む。
「……じゃあ、するね」
一応、宣言をして、恐る恐る顔を近づけた。唇が触れると、むにゅっと柔らかい感触がした。
すると突然、唇を食まれ、驚いて逃げようとする後頭部を、大きな手で押さえられた。
「ん……っむ、ん」
軽いキスが、徐々に深いものに変わっていく。舌を絡めて、唾液を啜る。水音が耳のそばで響いて、痺れるほどぞくぞくした。
「ん、っは、あ……はぁ……」
口が、唾液の糸を引いて離れた。唇をぺろりと舐める彼が、ドキッとするほど扇情的に映った。
「イヤだった?」
蕩けた目のまま、そんなことを言うので、私は理性を総動員して、涙目で精一杯彼を睨みつけた。
「……仗助くんの、いじわる」
彼は笑った。目を細めて、まるで愛おしいものでも見るかのような。そんな穏やかな笑みだった。
「好きだよ、◯◯」
「……うぅ」
ずるい人だ。そんな目で、そんなことを言われたら、もう何も言えないじゃないか。
「私も好き……」
「ん。知ってる」
私はもう一度、彼の肩に顔を埋めた。体温が上がったのか、香水の香りは薄れて、代わりに汗の匂いがした。
その匂いで、思い出す。影になった彼の顔。汗ばんだ肌。薄暗い部屋に、小さな灯り。荒い息遣いと、気が遠くなるほどの快感。
「……なァ」
声をかけられて、我に帰った私は、びく、と身体を震わせた。目を合わせると彼は、口元だけで薄く笑う。
「顔真っ赤じゃん。……なーに考えてたの?」
「なに、って」
また、ぶわっと顔が熱くなる。赤くなった頰を手で隠そうとすると、手首を掴まれた。
「見せて。……かわいい」
「や、ヤだ」
「かわいいっスよ」
見つめられて、思わずぎゅっと目を瞑った。
「なァ、してもいい?……返事なくても、するけど」
何を、と聞く暇もなく、触れるだけのキスをされた。何度も。
「くち、開けて」
恐る恐る開けると、先ほどと同じように舌を捩じ込まれた。分厚いそれに、口内を蹂躙される感覚。
ドキドキした。ぞくぞくもする。
私は無意識に、太ももを擦り合わせていた。
「……触って欲しい?」
「ん……」
とろんとした表情のまま、私は彼に身を寄せた。すると、がたん、と椅子がなる音と共に抱き上げられた。慌てて首筋にしがみつく。
「ひゃっ……じょ、仗助くん?」
「後悔しても、遅いっスから」
そう言う彼の目には完全にスイッチが入ってしまっていた。暴走状態の彼は、誰にも止められない。
そうして机に降ろされ、右手でスカートをたくし上げられる。頭は彼の胸にもたれかかったまま、左手で制服の上から胸を揉まれた。
「うぁあっ、んっ」
ショーツの上から割れ目をなぞられ、思わず声が出る。慌てて手で口を抑えると、耳元で囁かれた。
「もっと声、出しなよ……どうせ誰も来ねェし」
「だって……んっ」
セーラー服の下から侵入した手に下着をずらされ、胸の尖りをくにくにと捏ねられる。必死で声を抑える
「あーコラ、唇噛むなって……」
ちゅ、と耳元でリップ音がした。かと思えば、ショーツからはぐちぐちと淫らな水音が聞こえる。
「力抜いて」
言葉と共に、指がナカに挿入された。すぐに本数が増えたそれはばらばらに動かされ、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられる。
「あぅん、やぁ、ん」
「……腕、こっちに」
腕を広い背中に回すと、自然と向き合う形になった。深いキスのあと、胸に齧りつかれる。先にある尖りを甘く噛まれて、声を上げた。
「やっ、も、もう……」
「挿れて欲しい?」
私は頷いた。瞳から生理的な涙がぽろぽろ落ちて、その一つに彼はキスをした。
そして素早く、どこからか取り出したゴムを装着し、入り口にぐりっ、と当てがう。
……いまだに、こんな質量のものが自分の腹に埋まるということが、信じられないでいる。
「う、ぁ」
「……もうイった?」
「ま、まだ……っんあ、うぁっ」
みちみちと音を立て、彼のモノが挿入される。壁がぐりぐりと刺激される感覚に、堪らず声を上げた。そしてそれは、彼も同じだった。
「……スッゲー、気持ちいい……」
奥に当たるまではゆっくり、それからは早急にコトは進められた。
最初は浅かった抽送が段々と深く、長くなった。抜けるギリギリまで抜かれて、バチュンっと奥まで挿れられる。
ズロロロ〜〜ッ、バチュン♡ばちゅん♡グリグリ♡ズロロ〜〜ッ、グチュン♡グチュン♡バチュン♡
私は声を抑えていたのも忘れて、快感を逃がすために、必死になって喘いだ。頭がどうにかなりそうだった。
どのくらいの時間、揺さぶられ続けたのか、何度イったのかもわからない。
「〜〜っ、あ」
接合部は泡立って白く、淫らに腫れ上がっていた。彼は苦しげに呻いて、ラストスパートとばかりに動きを早めた。
私が最後にイくと同時に、彼は最奥にぐりゅんとそれを押し込んだ。どくどくと脈打つその刺激さえ、私の体には毒だった。
彼はゆっくり、それを抜いた。後処理をして、私と顔を見合わせる。
「……立てるか?」
「ん……何とか……」
下着を整えながらそう返す。ショーツは濡れていたが、履かないという選択肢は無いので仕方なく履いた。
彼は私を手伝ったり、机や椅子を元の位置に戻したりしていた。特に机は元の位置からかなりズレていて、どれだけ夢中だったんだと呆れてしまった。
時計を見ると、もうとっくに授業は始まってしまっていた。
「……授業、遅刻だ。不良みたい」
「そーっスね。どーせ遅れてるんスから、もうちょっと休もーぜ……」
彼はそう言って椅子にどかっと座って、窓の外を見る。私も真似して窓を見ると、そこには青空が広がっていた。
青。そう、青だ。透き通るような青。快晴の、春の空の色。
私にとっての、彼の色だ。
「……仗助くん」
「んー?」
「好きだよ」
目が合った。彼も笑った。
「おれも好き」