魔女(?)に捕らわれたレナを助けに行く為に前進するいろはとももこ。
「ほんと…なんなんだこの結界…噂が現実になるって信じたせいかかなり異質に見えてくるな…」
そこでももこは何かを感じ取った。
「っ⁉いろはちゃん、今の魔力感じた⁉」
「はい…強いです。さっきの使い魔なんかより全然強いです!」
「おいおい…まさかの魔女のお出ましか?ともなると余計に理解不能だな」
「はい…つまり階層のない結界…ですよね?」
「つ~ことになるよな…」
通常、魔女は結界に潜み、いくつかの階層を進んだ最奥にいる。
しかし、今回はそれがない。
「っ⁉ももこさん、来ます!」
いろはは現れた魔女(?)が放った衝撃波で吹っ飛ばされる。
「フゥッ!」
「なんちゅう衝撃だ…」
「ももこさん、魔女のところにレナちゃんが!」
「くっ…あああ…」
レナは魔女(?)に攻撃されているようだ。
「ちっ…かえでと同じようにレナまで洗脳しようってか?…させるかよ…させて…たまるかああああああ!」
そう吠えて魔女(?)に斬りかかるがダメージが全く無かった。
「くそっ…なんなんだよ…攻撃が通ってる感じがしない…」
「苦戦してるみたいね」
そこにやちよが駆けつける。
「やちよさん!」
「かえではどうしたんだ⁉」
「しばらく眠ってもらってるわ」
「そっか…ありがとう」
「あら…随分と素直なのね」
意外そうな顔をするやちよ。
「感謝するべき時は誰だろうとちゃんとするさ。それであの魔女…どうやって倒せばいいんだ?」
「問題無いわ。もうすぐ片付くから」
「なに?」
ももこが訝しげな目を向ける。
「は…あなたの…しもべに…」
レナが魔女(?)に洗脳されかけていた。
「いけない…急がないと…レナちゃんが…」
「ックゥゥゥゥアアアアア‼」
「レナちゃん!」
いろはがそう叫んだその瞬間、彼女の真横を後ろから何かが物凄いスピードで通り過ぎた。
その物体は魔女(?)に直撃してひるませた。
「遅かったじゃない」
やちよが背後に振り返った先にいたのは、使い魔を掴んでひきずっている未来だった。
「置き去りにしておいてよく言う…な!」
掴んでいる使い魔を魔女(?)に投げつける未来。
弾丸のように発射された使い魔は魔女(?)の体を直撃してもう一度ひるませた。
だが、その時。
「ひゃっ‼」
いろはの悲鳴が聞こえた。
「え、今の攻撃って…」
「かえで…」
ももこがその名を呼ぶ。
「嘘でしょ。もう目覚めたっていうの⁉」
「階段さんの邪魔は許さない…」
「この身は階段さんのもの…」
「っ⁉レナまで…」
「間に合わなかった…」
唇を噛みしめるやちよ。
「ももこ、アンタはもうレナ達のリーダーじゃない」
「ごめんね…ももこちゃん、階段さんの方が魅力的なの」
「くっ…何が守ってやるだ。何も出来てないじゃないか…やちよさんの言う通りだ…個人的な感情で噂を楽観視してこんな結果を招いた…リーダー失格だよ全く…2人ともアタシも謝るから目を覚ましてくれ」
「目を覚ませ?何を甘いことを言ってるの」
「やちよさん…でもアタシはこいつらを守らないと…」
「傷つけないことは守ることと同義じゃない。それぐらい分かるでしょ。あなたは仲間を傷つけることで自分が傷つきたくないだけよ」
ももこに対して説教するやちよ。
「でも…そんな簡単に出来ないだろ。仲間を傷つけるなんて!」
「なら俺がやろう。責めも全て俺が引き受ける」
かえでとレナの前に立つ未来。
「未来さん!」
ももこが叫ぶ。
「さあ、まとめてかかってこい」
「すぁああ!」
「やああああ!」
レナとかえでが雄叫びを上げて攻撃をしかける。
槍を振り下ろすレナと木の根を生やして攻撃しようとするかえで。
「魔力を右手に纏わせて…打つ!」
未来は右手に魔力を纏わせて、レナの槍を拳で弾いた。
「えぇ⁉」
普通の人間なら大けがしているその行動にいろはは驚いた。
以前、ももこが未来は剣を拳で弾いたと言っていたが。
まさか、実際に目にするとは思わなかった。
「…あ、危ない!」
いろはが叫ぶ。
かえでが生やした木の根が未来の腕に絡みついたのだ。
「…ふん!」
だが、未来は腕を横に振って木の根を引きちぎった。
「はぁっ!」
未来は一瞬でレナとかえでの懐に潜り込むと両手で掌底を腹に打ち込んだ。
「うぅ…」
「ふぎゅぅ…」
呻き声を上げて倒れる2人。
「眠れ。目が覚めたら終わってる」
「すごい…2人を相手に…」
「ごめん…未来さん…」
自分の代わりに2人を止めてくれた未来に謝罪するももこ。
「これくらいなら大したことじゃない」
そう言って未来が膝をつき、レナとかえでのソウルジェムに左手をかざすとソウルジェムの穢れが未来に左手に吸収されていく。
「未来さん、それ…」
グリーフシードと似たその現象にいろはが呟く。
「完全に浄化は出来ない…奴に養分として吸い上げられているのかもしれない」
いろはの疑問には答えず未来がそう口にした。
「前から操られているかえでは特に魔力の消費が激しいはずよ」
やちよが未来の言葉を補足する。
「時間稼ぎはしたがあまり悠長に戦っている時間はないな」
未来が立ち上がってそう言った。
「でも今ならレナちゃんもかえでちゃんもいないから…」
「あぁ、何の気兼ねもなく全力でぶつかれる」
「3人はここで待っていてくれ」
未来がそう言った。
「え、でも…」
加勢しようとするいろは。
「また2人が目を覚ますとも限らないからな」
そう言って未来が歩き出す。
「未来さん!」
「大丈夫よ。彼に任せなさい」
追いかけようとするいろはを、やちよが肩に手を置いて止める。
「やちよさん、いくら何でも未来さん1人じゃ…」
「ももこ、あなたはまだ知らないようね。彼の強さを」
「え?」
ももこはやちよの言葉を一瞬理解できなかった。
「お前のせいでどれだけの子が消えたか…」
魔女(?)に向かって歩く未来の右手を魔力が纏う。
「消えろ」
未来が魔女(?)に一発、拳を打ち込んだ。
一発。
あんなにいろは達が手こずった魔女(?)がたった一発で倒された。
「すごい…」
いろははただただ感動した。
「よし!結界は解けた。あとはかえでとレナを…」
「きっと近くにいるはずよ。探しましょう」
「2人とも無事でいて…」
4人はレナとかえでを手分けして探すことにした。
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「何でレナだけ目が覚めるのよ…かえで、アンタだって大丈夫でしょ?目、開けなさいよ…」
目が覚めたレナは未だ目を覚まさないかえでに対して涙を流しながら声をかけていた。
「レナ!」
ももこがレナを見つけて声をかける。
「ねぇももこ、助けて!かえでが起きない!レナとかえでのこと守るって言ったでしょ⁉」
「っ…」
「お願い…ゲーセンとか奢れなんて言わないから!なんとかしてよ!」
「やっぱり…長く操られてた方が消耗が激しいみたいね…」
「私の治癒能力で…あと、未来さん…さっきの力で…」
「ああ」
「…左手?」
「話は後だ」
レナの疑問を遮って、未来はかえでのソウルジェムの穢れを左手で吸収する。
さっき吸収したのに穢れはかなり溜まっていた。
「かえで…かえで…目を覚まして!仲直りの印にってかえでが好きなもの買ってあるから!ずっと謝りたくても謝れなくて…渡したくても渡せなくて…ずっとカバンの中に入れてあるの!いつでも渡せるから…渡したいから…だから起きて!お願い…」
涙を流しながら想いをぶつけるレナ。
「レナちゃん…」
その想いが通じたのか、かえでが目を覚ました。
「かえで?」
「うん…」
「っ‼よかった…よかったぁ!」
喜ぶレナ。
「はぅぅっ…揺らさないでよぉ…私、ちゃんと聞こえてたよ。レナちゃんが謝ってるの…謝ってくれてありがとう…」
「うん…うん…ぐすっ…」
「家庭菜園から果物取ってたの…レナちゃんだったんだね…」
「うん…」
涙を流しながら頷くレナ。
「私のペットのこと、そんなに気持ち悪いって思ってたんだね」
「うん…」
頷くレナ。
「あとで…ちゃんと謝ってね」
「やだ…二度は謝らない…ぐすっ…」
涙を拭って拒否するレナ。
「ふふっ…分かった」
それに対して涙を流しながら笑顔で返すかえで。
「はぁ…ほんと…良かった…」
安堵の息を漏らしたももこ。
それをやちよは少し遠くから眺めていた。
そして、踵を返して去って行こうとする。
「待って下さい。やちよさん」
それをいろはが呼び止めた。
「なに?もう終わったでしょ?」
「はい…そうなんですけど…1つ教えて欲しくって…」
「なにかしら?」
「さっき倒したのって本当に魔女なんですか?」
「それは…どういうこと?」
いろはの疑問にやちよが訊き返す。
「やちよさん、ずっと魔女って言わなかったから…」
「…鋭いわね。そうね…私は違うと思ってるわ」
「じゃあ…今のはいったい…」
「私は『ウワサ』と呼んでいるわ」
「ウワサ?」
いろはが訊き返す。
「そう…魔女でも使い魔でもない…ウワサはうわさのために現れる。うわさを現実にする存在として…うわさを守る存在として…」
「…あの…ごめんなさい…うまく飲み込めなくて…」
まだ理解が追いつかないいろは。
「絶交ルールであなたも経験したはずよ。うわさ通りにするためにかえで達を攫いにきてうわさの内容から外れようとした私達を排除しようとした…あれは本当にただ…うわさのために存在しているの。魔女や使い魔とは決定的に違う存在でしょ?」
理解しやすいように説明するやちよ。
「ウワサ…本当にそんなのが…」
「信じたくなければ信じなくてもいいわ。ただ…気をつけなさい。この神浜に通う以上は避けられない存在でしょうから…」
最後にそう忠告したやちよはその場を去った。
「あれ…やちよさんは?」
「やることはやったからって帰っちゃいました…」
苦笑するいろは。
「しまったな…礼を言いたかったんだけど…久しぶりにあの人に助けられてばかりだった。リーダーとして魔法少女としてアタシはダメダメだった」
自分の不甲斐なさを反省するももこ。
「ほんとよ…」
「レナちゃん…」
「リーダーとして責任は取りなさいよね」
それに対して返す言葉がないももこ。
「い、いいよ…別に私は怒ってないもん」
ももこを庇うかえで。
「いいや…取ってもらうわよ。レナも一緒に…取るから…」
「レナ?」
「このプリン一緒に食べて…」
レナがそう言ってプリンを差し出した。
「はっ…はわぁあああああ⁉」
すると、かえでが急に奇声を発した。
「かっ、かえでちゃん⁉」
「その…意識を飛ばすほどの輝きを放つスウィ~~~ツは!オーガニックスイーツカフェ木漏れ日の小屋週間20食限定自然食材で育てた鶏の卵を使ったツンとまろやか焼プリン‼」
いつものキャラとは違ってオタクのような早口でまくしたてるかえで。
「レッレッ…レナちゃん、これって…」
「言ったでしょ…お詫びは用意してたって…」
申し訳なさそうな顔をするレナ。
「それじゃアタシは食べられないな。だってかえでのなんだろ?」
「そのつもりだったけど…今はみんなで食べたい」
笑顔で言うレナ。
「レナ…」
「だから…一緒に食べてよね…」
頬を染めて笑顔でお願いするレナ。
「あぁ…分かったよ」
「ほら…アンタもスプーン」
レナはそう言っていろはにスプーンを差し出す。
「へ…私?」
「アンタも助けてくれたから友達みたいなもんでしょ?」
「レナちゃん…うん…ありがとう!」
友達と認めてくれたことに喜ぶいろは。
「それと…アンタも」
レナは未来にもスプーンを差し出す。
すると未来は、
「いや俺は自分のあるから」
そう言ってレナが持っているプリンと同じプリンを取り出した。
「なんですと!」
20食限定のプリンがここにもう1個あることに驚愕するかえで。
「ア、ア、ア、アンタ…」
レナが震えた指で未来を指差す。
「運がいいのはお前だけじゃなかったみたいだな」
「ムカつくこいつ!っていうか思い出したわ!さゆさゆのサイン入りCD!よこしなさいよ!」
未来に噛みつくレナ。
「ふふっ…それじゃあ…みんなで一緒に食べようよ」
そんなレナを置いてかえでがそう提案する。
「うん…そうだね」
ももこがそれに賛同する。
「それじゃあ…」
「「「「「いっただっきま~す!」」」」」
5人は一斉にプリンを食べた。
「「「「「モグモグ…お~いし~~‼」」」」」
5人は同じ感想を述べたのだった。
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プリンを食べ終わり帰り道を歩く5人。
「ほんと…迷惑かけちゃってごめんね。いろはちゃん」
「いえ…お役に立ててよかったです。これで…助けて貰ったお返しもちゃんと出来たし」
申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にするももこに対して笑顔で返すいろは。
「いやいや…お釣りの方が多いぐらいだよ。それに妹ちゃん探しを助けるって約束もあるしさ。何かあればいつでも言ってよ」
どーんと胸を張るももこ。
「あっ…それなら…病院の入院記録を調べたいんですけど…」
「病院の入院記録かぁ…」
困った顔をするももこ。
「あ、住所の記録でも…」
「いや変わんない変わんない!思ったよりハードル高いな…」
「いっそハッキングして…」
「「それはダメ!」」
未来の提案を一蹴するいろはとももこ。
「…あっ。それならレナちゃんが調べられるかもしれないよ!」
思いついたように発言するかえで。
「へ?レナが…ってどういうこと?」
急に話題を向けられたレナが困惑する。
「あぁ~なるほどねぇ…冴えてるじゃん。かえで」
納得のいった顔をするももこ。
「えっ…なによ…」
何をさせられるんだろうと後ずさるレナ。
「にしても大丈夫かぁ?レナ、結構ガサツだからなぁ…」
「ももこに言われたくないし!ってか勝手に納得しないでよ!レナに分かるように言いなさいよ!」
「病院の入院履歴を調べるのにレナちゃんの変身能力を使うの。看護師さんになって調べたらどうかなぁって」
「はぁ⁉ちょっと待ちなさいよ!それって病院の中に忍び込めって言ってるの⁉レナにリスクあり過ぎでしょ⁉ぜっっっっったいに…や‼」
とんでもない作戦を口にしたかえでに対して断固拒否するレナ。
「レナちゃん…」
「なに言ってもやんないからね!」
かえでの眼差しをレナは跳ね返す。
「そっか…ごめんね…いろはちゃん…期待させちゃって…」
「ううん。そこまでさせちゃうのもかえって悪いし…」
遠慮するいろは。
「イタッ…イタタタタ…」
すると、急にかえでが足を押さえて苦しみ始める。
「かえでちゃん⁉」
「操られてた時にやちよさんにやられた足が…」
「ちょっ…嘘でしょ⁉」
レナが心配そうに声をかける。
「レナちゃんが絶交って言い出さなきゃこんなことに…」
「そ、そういうこと言う⁉くぅっ…ず、ずるいぃ…そんなこと言われたらレナ、やるしかないじゃん…」
レナは渋々、かえでの作戦を了承した。
「かえで…たくましくなったね…」
ちなみに未来が掌底を打ったことを本人は黙っていた。
「あ、あの私…顔を憶えられてるの怖いから公園で待ってるね」
「じゃあ私もいろはちゃんと待ってるね」
「アタシは行く用もないし、いろはちゃんと待ってるよ」
「1人だけで行けっての⁉」
「看護師に化けるお前に誰かついてったら不自然だろう」
「くっ…やるわよ…やってやるわよぉぉぉぉぉ!」
やけくそになったレナは病院に向かって走り出した。
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夜 公園。
「はぁ…戻ったわよ」
「無事な帰還でなにより。お疲れさん…レナ」
疲れた顔のレナは満面の笑みのももこが出迎えた。
「ん。別にいいわよ」
「ほんと…随分とお疲れみたいだな…」
「個人情報の扱いって想像以上に管理がしっかりされててさ…変身を繰り返しながらの大捜査になっちゃったのよ。っていうかこんなことならあいつの言う通りハッキングにすればよかったのよ…あいつはどこ!」
「やちよさんの夕飯が待ってるから帰ったって」
「あの色ボケがぁ!」
夜にもかかわらず大声で文句を言うレナ。
「ごめんね。レナちゃん、色々と無理させちゃって…」
申し訳なさそうに言ういろは。
「ホント…超頑張ったんだから感謝してよね!」
「うん…ありがとう!」
レナの言葉に対して、花が咲いたような笑顔で応えるいろは。
「それに…友情に貸し借りなんてない方がいいでしょ?」
顔を赤くしながら返すレナ。
「レナちゃん…」
「ちょっと…そんな顔しないでよ!アンタのためじゃないんだから!いや…違うか。これはアンタのためなんだ」
ツンデレを使いこなすレナ。
「そうそう…調べた結果はどうだったんだよ」
「何か分かった⁉」
「教えて…レナちゃん!」
期待の眼差しを向ける3人。
「う…ん?あれ?」
すると突然、いろはの様子に異変が生じた。
「ん、どうしたのいろはちゃん?」
ももこが心配そうに声をかける。
「ごめんね…なんか急にお腹が…はぅぅ…」
いろははその場でお腹を押さえてうずくまってしまう。
「え…いろはちゃん、大丈…ふぅぅ…私もなんかゴロゴロ…」
かえでもいろはと同じようにお腹を押さえてうずくまる。
「ちょっと…なによ。また傷のことで揺すろうっての⁉」
「レナちゃん、さっきのプリン…もしかして…」
「はっ…」
かえでの言葉にいろはは思い出す。
レナがプリンを前から買って持ち歩いてたことを。
つまり…消費期限切れである。
「そっか…そういうこと…」
いろはが真実に辿り着いた。
「やばい…アタシもなんか…」
「ぐっ…おかしいな…レナも…」
「もぅ…レナちゃん…もう‼」
怒りをレナにぶつけるかえで。
「近くに病院があって良かった…」
いろはは不幸中の幸いに感謝した。
危うく乙女としてあるまじき失態を犯すところだった。
ちなみにあとでレナに聞いた話では里見灯花と柊ねむ入院記録があったことが確認できた。
2人が退院したこと。
しかし、環ういの情報だけはなかった。
病院内の誰も知らず、資料もなかった。
それでもいろははういを探すことを諦めない。
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「さぁ、これでフィニッシュよ!」
どこかで魔法少女が魔女を倒した。
「ふぅ…」
金髪で縦ロールツインテールの彼女の名は巴マミ。
見滝原市を拠点とするベテランの魔法少女だが今はどういうわけか神浜市にいた。
「(この町、やっぱり異常ね…使い魔も妙に強いし町に魔力が溢れすぎてる…それにここには魔女とも魔法少女とも思えない反応…色々と調べた方が良さそうね…)」
マミは神浜市に対して疑念を抱く。
「この神浜という町はきっと私達の常識から逸脱してるわ…」
新たな波乱が神浜に訪れようとしていた。
未来の強さが表現されていると幸いです。
文乃沙優希のサイン入りCDは後でレナにあげました。
未来のプリンは当日買ったので無事でした。
そして、前作ではヒロインだった巴マミ。
今作では未来とどういう関係になっていくのかお楽しみください。