相姦遊戯その後(家族相姦編想定) 作:XX(旧山川海のすけ)
「あおい! お前はよくも俺を裏切れたな!? 所詮はお前は母親と同じ救いようのないクズだ!」
父さんは激怒している。
当たり前だろう。
……妻が不倫して寝取られて、托卵までしてたんだから。
しかも間男は実の息子……
当たり前のことだ。
「ゆり、俺はお前の何だったんだ!?」
そしてなんか怒ってるこいつ。
スケープゴート。
ええと名前は……
「矢木くん」
そうそう。
矢木。
僕の身代わり。
父さんに関しては僕は罪悪感があったけど、こいつには無い。
どーでもいい。
そもそも、顔つきが気に入らない。
これは自分の事をカッコイイとか思いこんでる顔だ。
ナルシストかな?
こいつを身代わりに選んだのには、ゆりグッジョブって言いたいよ。
そう思ったとき。
声が聞こえた。
……参列者たちだ。
「このゲームの勝利条件は、彼ら2人を退けること」
全員が同じ言葉を一斉に喋ったんだ。
……異様さに恐怖を感じる。
「それではご健闘を」
結婚式への乱入者たちは、この参列者たちのこの同時発言に気づいていない。
ということは……
本物の人間では無い。
そういうことか。
あくまで、僕らに奪われ、身代わりにされた男2人のシミュレート人間ってことか。
……分かったよ。
「あおい、ゆり」
僕はお嫁さん2人に呼び掛ける。
「彼ら2人は本物じゃない。……覚悟を決めろ」
この言葉、2人に伝わった気がした。
2人が覚悟を決める気配が伝わって来たから……
「祐一さん。あなたを捨てたのは、私にはとても苦しい選択でした」
最初に口火を切ったのはあおいで。
あおいは無表情で、父さんに告白したんだ。
「でも、それを選んだことに、私は後悔なんてしてません」
そう言い切った。
そして身を屈め……
父さんが見ている前で、僕とキスを交わした。
僕も覚悟を決め、あおいと舌を合わせながら、豊かな乳房に手を伸ばし、捏ねるように揉む。
あおいはキスをしながら、官能の吐息を洩らした。
「何やってるんだお前たち! お前たちは動物以下だ! 犬畜生だ! 恥を知れ!」
父さんの怒声。
本人に同じことを言われた気がして。精神が削られる。
だけど
「……祐一さん。あなたは私を女として満たそうとは、ゆうじさんが生まれた後は全くしなくなりましたよね」
僕とのキスを止めて。
父さんに語り掛けるあおいの言葉には。
……確かな怒りと、恨みが籠っていた。
あおいは続ける。
「子供が2人出来たんだからもうセックスする必要無いよな、って。私はね、セックスが好きなんです。そんなの、私を2回も孕ませて気づいてないはず無いですよね? もし気づいてなかったなら、本気で呆れますよ!」
逆に糾弾の色を帯びた声。
父さんは、一瞬気圧された。
だけど
「だからといって、自分の産んだ子供に手を出して、その女になるなんて! 異常だよお前! イカれてる!」
父さんの非難、糾弾、断罪。
あおいは……
「……知らないんですか? 女は玩具じゃないと言い続け、男性からのセックス要求を拒否し続けて、相思相愛だったのに離婚してしまう夫婦って別に珍しく無いんですよ?」
……心に抱えていた不満。
それが顕在化してきたのかもしれない。
あおいの顔に、サディスティックなものが浮かんでいた。
父さんの批判糾弾は、猛獣に向けたチャチなナイフ。
そうだったんだと思わざるを得なかった。
「そのぐらい、パートナーのセックスの要求を満たさないのは重大問題だってことです。この話で、そんな欲求はオナニーで処理すべきだって否定する馬鹿な女はざらにいますけどね、セックスの拒否が男性の否定につながることに気づいてない幼稚で身勝手な発言ですよ。私はそう思いますね」
父さんは狼狽えていた。
震え声で
「で、でも……それは男の話だろ……?」
あおいはそんな父さんの弱々しい反論を、冷笑を持って斬って捨てた。
そして言い放つ。
「男女平等。本能から来る問題だから、同じように扱うべきでは無いですか?」
……完全に主導権はあおいが握っていた。
あおいは妖艶に微笑んだ。
そして僕の首に抱き着いて、僕にしなだれかかった。
そのまま、こう言ったんだ。
「……ゆうじさんはね……私の新しい旦那様は、私を女として扱ってくれて、完全に満たしてくれるんです。そこに気づいたとき、もう一生妻として支えて行こうと思いました。大好きです……愛してます。アナタ……」
女って怖い。
それが肌で分かる微笑みだった。
自分をパートナーとして扱わない昔の男に見切りをつけ、僕にパートナーを切り替える。
そんなあおいの想い。
少し恐怖を感じたけど……
同時にどす黒い悦びがあったんだ。
だから僕は、あおいの胸に手を伸ばして、ウエディングドレスに手を掛け、強引に引っ張り。
ぶるんと、その最高に綺麗な巨乳を剝き出しにした。
そして薄紅色の乳首に吸い付き、揉んで。
「ああ……ゆうじさん……気持ちいいです……」
あおいの甘い声を聞きながら。
僕は言ったんだ。
「そういうわけだから。あおいはもう僕の女で、妻だ。……今までご苦労様だったよ父さん。安心して」
あおいの面倒は僕が一生見るし、父さんに対してもお礼はするからさ。
そう言った瞬間。
父さんの顔は真っ青になった。
僕はさらに
あおいの腹部を撫でて
「……そうそう。あおいはもう1回僕の子供を産んでくれて、今2人目が入ってるんだ。父さんの孫だよ」
言ってしまってからなんだけど。
鬼畜発言もいいところだよな。
まさか自分の元妻が、自分の孫を産むとか想像なんてできないだろうし。
僕の言葉を聞いた父さんは
「おおおおおおお……」
がっくりと項垂れ、跪き。
哭いた。
「俺だって家族のために必死で働いて来た……その結果が……これかよ……!」
そしてその言葉に、僕は動揺した。
これまでの人生で、父さんが見せてくれた背中の記憶が蘇った。
だけど
「ゆうじさん……今はあなたが私の夫です……」
あおいの僕への抱擁。
それを背中に感じて。
僕は全てを受け止めることにしたんだ。
次はゆりの偽装彼氏クン