※この作品はR-18です。

相姦遊戯その後(家族相姦編想定)   作:XX(旧山川海のすけ)

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そしてスケープゴートのターン!


第36話 私はゆうじさんのお嫁さんなの

「ゆり! なんとか言え!」

 

 矢木という男は、激昂して声を荒げてくるけど。

 直接暴力が来ないことが分かってる。

 

 なのでこれは所謂ビデオレター状態か。

 

 ゆりは。

 一度深呼吸をし。

 

 その目に、力を込めた。

 

 そして言ったんだ。

 

「矢木くんはね、私のお腹の愛の結晶の、父親の身代わり。それ以上でも以下でも無いよ」

 

 ……ハッキリと。

 

 その表情は、少し強張っていた。

 けど、言葉自体は淀みなく。

 

 その言葉を聞き、矢木は

 

 フルフル震え、そして

 

「ふざけるなああああああああ!!」

 

 喉が裂ける勢いで、叫ぶ。

 

「このクソ女! ゴミが! 死んじまえ! お前のせいで俺は、学校に居られなくなったんだぞ!」

 

 ……はぁ?

 

 僕はコイツの言葉に

 

「ゆりのどこがクソだ? 逃げたのはお前の都合だろ」

 

 そう言ってやった。

 

 別にどこ吹く風で通ってれば良かったんだよ。

 得意だろ? お前はさ。

 

 そんな僕の言葉に

 

「お前は誰だ!」

 

 矢木が反応し、訊いてきたので

 僕は

 

「僕はゆりの夫だよ。ゆりを孕ませるのに、父親をカモフラージュする必要があったから、僕の命令でやったんだよ。ゆりは」

 

 そのくらい、ゆりは僕を愛しているの。

 そういう意味を込めて、教えてやった。

 

 すると

 

「何だってッ!?」

 

 僕を殺さんばかりに睨みつけてくる。

 全く何も感じなかったけど。

 

「ゆりは最高の奥さんだ。僕を一途に愛して、尽くしてくれるんだ……口には気をつけろ……ダニ」

 

 そう、平然と言ってやる。

 そしてゆりの腰に手を回し、抱き寄せる。

 

 僕の腕の中に入ったゆりは、僕を愛おしそうに見てくれた。

 

「誰がダニだ!?」

 

 矢木の怒鳴り声に

 

「お前だお前」

 

 一応、ゆりからの報告をベッドの上で聞いてるからね。

 そう、僕の上で僕に跨りながら教えてくれたよ。

 

「……お前さ……ゆりと付き合うために、今の彼女を振ることを約束したんだってな?」

 

 そう……こいつはこう言ったそうだ。

 

「ゆり! お前が好きだ! 今の彼女とは別れる!」

 

 ……この一言でゆりはこいつをスケープゴートにすることに決めたって言ってたな。

 

 汗まみれで僕の上で腰を使いながらね。

 

 この言葉に……こいつの知性の低さと傲慢さ、不誠実さ、冷酷さが透けて見えて。

 こいつなら僕が罪悪感を抱きにくいだろう、って。

 

 ……優しい奥さんだよ。

 こんなことまで僕のことを考えてくれるなんて。

 

 愛してる。

 

 するとこいつは

 

「それの何が悪い! 今の彼女より可愛い女が現れたら乗り換えるのが当然だろ! 俺にはその資格が」

 

「無いよ」

 

 こいつの……矢木の言葉を遮って。

 僕はこいつの言葉を否定する。

 

「何だと!?」

 

 喚くな。

 猿が。

 

 猿に僕は言葉を続けた。

 

「一度添い遂げると決めた女が出来たら、一生離さないのが基本だろ。何が乗り換えるだ。クズ」

 

 そして僕は猿に見せつけるように。

 抱き寄せたゆりの首に手を掛けて、引き寄せて強引にキスした。

 そのまま舌を差し込んで、唾液を混ぜ合う深いキスをする。

 

 ゆりは躊躇いなく応じてくれて、その上で僕はちょっと

 

 あおいにしたように胸を剥き出しにして生乳を触ろうかと思ったけど。

 偽物とはいえ、こんな奴にゆりの綺麗な乳房を見せるのは嫌だなと思い。

 

 服の上から触り、お尻を撫でるに止めた。

 

 猿は絶句している。

 

 そしてしばらくして

 

「……この通り、私はすでにゆうじさんのお嫁さんなの。矢木くんに告白される前からね」

 

 僕とのキスを終え、ゆりは言ったんだ。

 

「……なのに、自惚れて言い寄って来て。気持ち悪かった。デートのときに私に触ろうとしてたけど、躱すの大変だったわ。ゾッとした。……謝罪して」

 

 ……薄笑いを浮かべながら。

 ゆりのその、悪女の風格にゾクゾクしたものを感じた。

 

 あおいの娘だけ、あるよ……

 

 猿は動けない。

 ゆりはそこに

 

「謝罪できないなら! 消えて!」

 

 一喝したんだ。

 それが、決め手になった。

 

 くっそおおおおおお!

 

 ……何もできなくなった猿は。

 その場から逃げ出したんだ。

 

 憤怒の表情で、泣きながら。




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