相姦遊戯その後(家族相姦編想定) 作:XX(旧山川海のすけ)
「えっと」
あおいは手を止める。
困惑を感じた。
……まぁ、当然だよね。
「ゆうちゃん、いきなりなんなの?」
このあおいは、僕の愛してるが男女の愛だとは気づいてない。
家族愛だと思ってる。
だから僕を振り払ったり、身の危険を感じている様子はない。
まあ、だからといって押し倒す気は、僕には無かった。
ただ、こう言った。
「母さんに僕のお嫁さんになって欲しいんだ」
……流石に一発で伝わった。
腕の中の葵の身体が硬直する感覚があった。
そして
「……ゆうちゃん、何か変な本でも読んだの? いい? 男の子がいやらしい本を読むのはしょうがないことだけど……」
パニックに陥ったりはしてなかった。
予想はしてたけど……
正直感心したし、ますます彼女への愛が深まった。
あまりにも頼りになる僕の妻……あおい。
あおいは僕が学校で、友人経由で成人向けのエロ作品に触れすぎて、一時的におかしくなってると思ったらしい。
僕は首を左右に振った
「そうじゃないよ……本当に好きなんだ……顔が可愛いし、すごく真面目で優しいし、見栄を張るみたいなこともやらないし……辛いこともあるだろうに、僕らの前では何も言わないよね……そんなの……好きにならないのおかしいよ……」
僕の言葉をあおいは黙って聞いてくれて
「ゆうちゃん、ちょっとテーブルに座りなさい」
あおいは僕をテーブル席に誘った。
「いい? あなたの気持ちは正直嬉しいわ。だけど、あなたの恋心は成就させてはいけないものなの。この家が壊れてしまうのよ?」
……真正面から僕を窘め、その恋心は封印して捨てなければいけないものだと諭してくれる。
声を荒げたりして無いけど、その真剣さが重圧になる。
あおいらしい叱り方。
僕は
「……僕だってそれぐらい分かってる。でも、母さんと結婚出来たらどんなにいいだろうって、毎日どうしても考えてしまうんだ……」
なるべく気持ちを吐き出すことを意識して、告白する。
「好きで好きでたまらないんだ! クラスの女子なんて全員幼児にしか見えない! どうしようもないんだよ!」
大好きが止まらない。
叫ぶような感じを意識した。
もう切羽詰まってる。
そんな状態を伝えるために。
……好きって言われるのは、内心悪い気はしないハズ。
それにあおいは優しいから、僕に異常性を感じたからと、僕を即座に見捨てる選択肢もおそらく取らない。
だから……
「親子で結婚はできないのよ? 分かってるわよね? それが意味することは……」
家庭を築くことができない。
そういうことで。
それはつまり……
「社会の構成員として真っ当な人間にはなれない……そう言いたいんだよね?」
既婚者のステージに立てないことは、次の世代を産み育てられないってことだ。
子供を持った場合、最初からハンデを与えることが確定しているってことだからね。
子供を育てられないってことは、それが人間の全てでは無いけど、小さい問題では決して無い。
4児の父になった今ならそれが心から良く分かる。
これは顔も知らない他人の言った言葉だけど、同意せざるを得なかった。
……だから
僕はテーブルの上で拳を握りしめつつ、言ったんだ。
「どのみち、僕はもう結婚できないと思うよ」
母さんへの気持ちがどうしても抑えられないから。
この気持ちを抱えたまま、他の女子に行っても絶対に失敗する確信がある。
女子だって馬鹿じゃない。
自分が身代わりにされてることくらい、気づくだろ……
そう、弱々しく。
あおいは僕のそんな告白を真剣に聞いてくれていて……
何か覚悟を決めたみたいだった。
そして
「ゆうちゃん」
スッと僕の向かいの席から立ち上がり。
歩み寄って。
僕の頬に手を添えて
……キスしてくれた。
触れるだけだけど。
僕の……唇に。
こんなのわんだふるだよー!