相姦遊戯その後(家族相姦編想定) 作:XX(旧山川海のすけ)
さて、どうやってコインを増やすかな?
僕はパソコンデスクに向かいつつ思案を始めた。
これが普通のコンピューターゲームなら、セーブして丁半博打一択なんだけどさ。
大きく増えたらセーブして、大損したらロード。
その繰り返し。
基本だよ。
じっと考える。
ゆりのためだしね。
そしたら
「ねぇ、ゆうじさん」
隣で見ていたゆりが僕にそう話し掛けて来た。
僕は
「何? ゆり?」
彼女を見上げる。
彼女は夕子を抱っこしながら
じっと画面を見つめ
こう言ったんだ。
「私に任せて」
……自信に満ち溢れた声で。
プレイヤーを僕からゆりに変更した。
パソコン画面のウインドウの中を、セーラー服美少女のアバターが走り回っている。
「……私ね、学校を辞めて専業主婦になって、母さんと家事をしながら夕子を毎日育ててたんだけど」
アバターを操作しながらゆりは語った。
育児しながらのストレス解消目的で、オンラインでママ友のサークルみたいなものに入って
そこでTRPGという遊びをはじめたんだ、と。
TRPG……簡単に言うとルールのあるごっこ遊び。
結構昔からある、由緒正しいゲームらしい。
「お金かからないし、やってみると楽しいし」
そこで自分のキャラクターを作って、適当なシナリオ……ゲームの筋書きでごっこ遊びを楽しんでいたらしいんだけど。
そこで、カジノに潜入するシナリオをやって。
知性派のママさんが、そこでサイコロを使ったカジノゲームに挑戦して、大勝ちしたんだとか。
「数百枚のコインを、数万枚にまで増加させていたのよ」
なんだかちょっと、そのママさんに対する敬意のようなものが感じられた。
今のゆりには。
「その人、チョー運が良かったの?」
僕がそう、確認をすると。
ゆりは首を左右に振った。
「そうじゃなくて、狙って行動して、増やしてたのよ」
……なんですと?
ゆりのアバターは丁半博打のコーナーに突撃していた。
簡単な説明を受け、ゲームスタート。
『さあ、張った張った』
上半身裸のヤクザNPCが壺振り師。
いかにも「らしい」演出。
……どうやって増やしたんだろうか?
博打って、その場で朽ちるから「バクチ」と呼ぶって話を聞いたことあるくらい、狙って勝つのは難しいものなんじゃないの?
そう、僕は思うんだけど……
ゆりは、1LSコインから賭け始めた。
勝てば倍になるから、勝った場合は2LSコインになって返って来る。
ゆりは丁に賭けた。
壺が開けられる。
……出目は5と6……奇数だから半か。
確か、丁度2で割れるから丁。2で割ると半端が出るから半、だったはず。
つまりまあ、ゆりは負けた。
ゆりのコインが減っていく。
最初166LSコインあったのに、165LSコインに減ってしまった。
残念。
……あれ?
LSコインってプレイヤーで共有じゃ無いのか?
僕のときと数値が違うんだけど……?
まあ、色々あったけど。
僕はそれを置いといて、ゆりの戦いを見守った。
ゆりは頑張っていた。
なんと、200未満のLSコインを1000LSコインに届く勢いで増やしていったからだ。
どうしたのかというと……
勝負に負けたら、前に賭けたコインの倍の枚数を賭けるようにする。
これだった。
1枚で負けたら、次は2枚賭ける。
それも負けたら4枚だ。
丁半博打の勝率は常に2分の1。
返ってくる見返りは、賭けた額の倍。
つまり……
1枚で勝てば2枚。
2枚で勝てば4枚。
4枚で勝てば8枚。
こういうわけだ。
便宜上、最初から1から3の番号を振るとする。
その状態で1から3の損失について考慮する。
すると
1枚で負けたら損失1枚。
2枚で負けたら損失3枚。
4枚で負けたら損失7枚。
……お判りいただけただろうか?
つまり、倍掛け賭けを続けると、勝った時点でそれまでの損失を取り返せるんだよ。
確率が2分の1ということは、負け続けることも難しい。
連敗記録だって確率だからね。
いつまでも負け続けるわけがない。
……これはすごい手だな。
僕は素直にそう思い、ゆりに対し「頼りになる」と思うに至った。
……このときはね。
ラストの引き。
何があったのか?