相姦遊戯その後(家族相姦編想定) 作:XX(旧山川海のすけ)
寿命が半分……?
どういうこと?
僕は混乱し
「えっと、あおい」
そりゃどういう意味なの?
そう訊こうとしたんだけど。
その前に
「LSコイン」
あおいの言葉。
それは、このカジノのチップの名前だ。
「……それがどうしたって言うんだよ?」
僕がそう言うとあおいは
「ゆうじさん、さっきプレゼント一覧をざっと見てらっしゃいましたけど」
さっきのことを持ち出してきたんだ。
「あの中に、寿命回復っていうものがありましたよね?」
……ああ、あったな。
確か1万LSコイン。
確か消費した寿命を回復する、って書いてた。
意味が分からないから読み飛ばしたけど。
それが何か?
「……寿命が消費される。意味が分からないと思いませんか?」
うん。
それはそう。
寿命って、それは運命で決まってる生きられる限界値のことだろ?
それを消費ってどういうことさ?
普通に生きるのを寿命を消費するとは言わない。
寿命に近づいているだけだもの。
だから意味が分からない。
……LSコイン。
あおいはチップの名前を持ち出した。
それってつまり……
いやまさか
「ゆうじさん。寿命のことを差す英語ってご存じですか?」
そこにあおいからの言葉が降って来た。
僕は首を左右に振る。
そんなの、中学では習わないし。
……ゆりも知らないみたいだった。
ゆりに視線を向けたら、首を左右に振ったから。
そこであおいは言った。
とても厳しい表情で、重々しく。
……正解を。
それは
「……Lifespanって言うんですよ」
ライフスパン……
Life Span……
L、S……!
納得してしまった。
LSって何だってずっと思っていたけど、あおいの提示した事実を考えると、それは寿命を示す英単語の短縮形だとしか思えない。
……ゆりは青ざめていた。
フルフルと震え、僕を見る。
そして
「……ゆうじさん。気にしなくて良いですよ……おばあちゃんになる前に死ねるのは私、ラッキーかもしれませんし」
青ざめた顔で、笑顔を浮かべる。
笑顔で、言った。
「シワシワのおばあちゃんになって、ゆうじさんの愛情を失ってしまうのを避けられるなんてある意味ラッキー……」
……そんなことを言うゆりに。
僕はブチ切れ、強引に抱き寄せてキスをする。
そのまま舌を口腔内にねじ込んで、深くキスをした。
そのまま数分キスしてて
終わった後、涎の糸を引かせながら離れて。
僕は
「ゆり、お前は死ぬまで僕の妻なんだ。勝手に将来捨てられる妄想をするな!」
ゆりに僕の想いを叩きつける。
ゆりはお嫁さん……妻だ。
男なら妻は手放しちゃいけないだろ!
それが男の在り方だろ!
……そんな想いを込めて言葉を叩きつけると。
ゆりはポロリと涙を零し。
そして
うわああああああん!
泣き声を上げて、僕に抱き着いてくる。
「ゆうじさんごめんなさい! 私はただ、あなたの重荷になりたくないだけだったのー!」
涙の謝罪。
僕は彼女をしっかりと抱きしめて、その綺麗な髪を撫で、指で梳《す》いた。
ゆりを落ち着かせるために抱きしめて、髪と背中を撫でる。
そして僕のそんな様子を見ながら
「プレイヤー間のLSコインのやり取りは可能なんでしょうか?」
……あおいがそんなことを口にする。
ああ、うん。
そうだね……
その辺、どうなんだろうか?
なのでまた僕はシャウトしそうになるけど。
それをすると、叩かれるのが目に見えているので。
……僕はテルをしたんだ。
『ああ、プレイヤー間のLSコインのやり取り?』
あの親切なプレイヤー。
マコトさんに。
マコトはそんなに良い奴では無いんだがね。