ラキュースの部屋を覗く 作:カール
残忍な描写と原作の死亡キャラの生存ルートもありますので注意をお願い致します。
アインズは執務室で、デミウルゴスとパンドラと話していた。
「イビルアイとの接触は、上手くいったな」
「はい!」
「アインズ様!次は、私が魔皇ヤルダバオトとして貴族達に恐怖を与える計画を実行します」
デミウルゴスの表情は、自信に満ち溢れていた。
「頼むぞ!」
(けど・・・王城で暴れるんだよね。大丈夫かな?あっ!?それと、報告書のラナー王女の件を聞いておこう)
「デミウルゴスよ、ラナー王女だが・・・どんな感じだ?」
「はい。人間にしては、なかなか知恵がありますね。もちろん!アインズ様とは、天と地の差がありますが!」
(ヤバい!ヤバいよ!デミウルゴスが、褒めた!?そんな奴に、俺が知恵者でない事がバレたらヤバい!)
「報告書には、クライムという従者と暮らす事が出来れば、何でも協力すると書いてあったが・・・」
「はい!クライムという従者に異常な感情を持っております。命令すれば、王国の人間を全て差し出すでしょう」
(わぁー!ヤバい奴だ!?)
「噂話を広めるように命令しました。魔皇の剣で高貴な人間を刺せば、魔皇が召喚されて永遠の命を与えられるという噂話です」
(なるほど!実際は魔皇の剣は魔皇の宝で、それに触れたから魔皇ヤルダバオトが怒り狂う設定か・・・)
「うむ!問題なさそうだな。それで、ラナー王女と従者は、どうするつもりだ?」
「それについては、アインズ様に確認をしたい事がございます。どちらの対応が宜しいかと?」
(どちらって何?えっ!?)
「パンドラは、どちらが良いと思う?」
「はっ!アインズ様のお望みのままに!」
「私は、パンドラの意見が聞きたいのだ!それが、成長に繋がる!」
パンドラは、少しだけ体を動かしてから答えた。
「畏まりました!アインズ様が、この国を手に入れた後に、ラナー王女と従者を王都以外の場所で静かに暮らせるように、手配をするので良いと思います」
「ほう〜」
「もう一つの選択肢は、多少の危険を伴う可能性がありますので!」
(危険って!?何!!)
「ラナー王女に、悪魔の力を与える方だね。ナザリック以外の者に力を与えてから、ナザリックの為に働かすのは、多少の危険はあるが、裏切りの兆しがあればすぐに処分するし、アインズ様を騙すなんて事が可能とは思えないが・・・」
(何を、言ってるの!)
「デミウルゴスよ、この国を手に入れた後は、王都以外の場所に従者と共に移動させて、静かな暮らしをさせよ。人間の価値観の意識改革には、時間をかけないといけない。力を与えるのは、少し先でよい!」
「はっ!畏まりました!」
デミウルゴスは、お辞儀をしてから執務室を出ていった。
(危なかったぁ~)
アインズは、無いはずの胃が痛む感じがした。
ヘッケラン・ターマイトは、帝国で活動しているワーカーのフォーサイトのリーダーで、大口の仕事の依頼を受けたので上機嫌で歌う林檎亭に表れた。
仕事の話をする為に宿泊している部屋に入ると、メンバーの3人はとても暗い表情をしていた。
「どうした?何かあったのか?」
メンバーの1人であるアルシェ・イーブ・リイル・フルトは、絶望の表情で下を向いていた。
アルシェが何も言わないので、ロバーデイク・ゴルトロンが話し始める。
「アルシェの両親が、とんでもないことをしてしまったそうだ」
「何をしたんだ?」
「ヤーバン商会から、お金を借りたそうだ」
「何!?」
ヤーバン商会は、法に触れないギリギリのラインでヤバい商売をしている事で有名だった。
「正直・・・悪い噂しかないよね」
イミーナは、心配そうな表情で言った。
「アルシェ!親父さんは、いくら借りたんだ?」
アルシェは、右手を上げて指を4本にする。
「金貨40枚か!良かったな!今回のロール商会からの依頼額は金貨40枚だ!それに!命の危険は無い!5日程で終わる!」
命の危険がなくて、金貨を40枚も貰える高額な依頼は滅多にない。
だが、アルシェの表情は、絶望のままだった。
「どうした?アルシェ・・・報酬の山分けは気にするな!後で分割で返してくれたら良いぞ」
ヘッケランは、笑顔で胸を張って伝えた。
だが、アルシェは、右手を震わせながら答えた。
「400・・・まい・・・金貨400枚」
「嘘だろ!?」
「それに、問題は金貨400枚だけではなくて・・・返済が無理な状態になったら、双子の妹達が1年間の奉公に行く事になってるの」
ヘッケランは、裏の世界の話をよく聞くので、やり口はよく知っていた。
「アルシェ・・・分かってるとは思うが、普通の奉公じゃない。幼い女の子を好む金持ちは多いし、最近では悪魔を呼び出す儀式に高貴な人間の生贄とかを求める権力者もいるからなぁ」
アルシェは、涙を流した。
ヤーバン商会は、表向きは金貸しとして活動しているので、奉公という名目なら役人は動かない。
期限が過ぎても帰って来ないとか、死体で発見されたら役人は動くが、ヤーバン商会は賠償金を払って終わるだろう。
「アルシェ!泣いても金貨は、出てこないぞ!親父さんが、金貨400枚を使わずに返せば、まだ間に合うだろ!」
「お父様とお母様は、魔皇の剣を探す為に帝国内を捜索してるみたいで・・・まだ帰って来てないの」
アルシェの家には、給金をまともに払えていない使用人と、アルシェの双子の妹のクーデリカとウレイリカが家に居て、家の周りをうろついている男が1人いる事を話した。
「魔皇の剣か・・・ヤバい物を探しているな・・・少し前から、噂になっているやつだな」
魔皇の剣の噂は、魔皇ヤルダバオトの役を演じるデミウルゴスが、ラナーに命令して広めた噂である。
ラナーは、噂話を王都から帝都まで広げていた。
魔皇の剣で、高貴な人間を刺すことで魔皇が召喚されて、永遠の命を与えられると言われていると聞いた権力者達は捜索をしている。
「昨日、3週間振りに実家に帰って、両親の話と借金の事を聞いたの・・・今までは、借りても金貨10枚とか20枚だったから返せてたけど・・・400枚は、ぐっつっ」
ヘッケランは、色々と考えた。
(ロール商会の仕事を、5日間やってから利子だけ返すか?いや・・・待てよ!?)
「噂で聞いた話だけどロール商会には、金貨100枚の仕事があるらしい!それを、やらせて貰えるように頼もう!残りの金貨300枚は、それが終わってから考えよう!」
4人は、ロール商会の開店の準備をしている店に向かった。
ロール商会は、まだ帝国では商いを始めていない。
カルは、王都での八本指との戦いが終わるまで、帝都で母親の仕事を手伝っている。
カルは、店の応接室でフォーサイトに挨拶をした。
「私は、会長代行の秘書をしているカル・ロールです。宜しくお願い致します」
「申し訳ありませんが・・・少し話を聞いて頂きたいのです!宜しいでしょうか?」
「質問ですか?」
アルシェは、自分の事情を説明して、高額な依頼を任せて貰えないかとお願いをした。
カルは、自分には決定権が無いと伝えてから、会長代行のアールビア・ロールが居る部屋に案内をした。
アールビアは、アルシェの話を聞いた。
「なるほど、フルトさんの事情は分かりました。高額な依頼を任せて欲しいと・・・」
アールビアは、アルシェを見ると少し考え込んだ。
ロール商会には、金貨100枚の仕事は無くて、高額の依頼の話は噂話に過ぎなかった。
ヤーバン商会の悪い噂は、アールビアも知っている。
アルシェの家の周りをうろついているのは、双子の妹が逃げ出さないようにする為の監視だろうと思った。
「フルトさんのお父様とは、少し前の貴族のパーティーでお会いしたわ」
「えっ・・・あの、何かロール様に失礼な事はしていないでしょうか!?」
アルシェは、父親が商人に対して偉そうな態度をする傾向があったので心配した。
「そうねぇ・・・何でも、魔皇の剣を伯爵家の当主様に届けたら元の地位に復帰できるから、そしたらロール商会で買い物をしてやってもいい、と言っていたわ」
「お父様が、申し訳ありません!」
アルシェは、顔を真赤にして平謝りをした。
アルシェ達は、アルシェの父親の態度の悪さを知って、高額な依頼をするのを断られる可能性が高いと思った。
「大丈夫よ。当面の問題は、金貨400枚ね。カル。フォーサイトの依頼は延期するわ。それと、書類の確認は明日にするわ」
「分かりました」
アールビアは、アルシェに笑顔で伝えた。
「フルトさん。妹さん達に、会わせて貰ってもいいかしら?」
「えっ!はい!大丈夫です!」
「カルは、金庫から金貨を440枚出して馬車に積んでおいてね」
「会長代行・・・分かりました」
アールビアは、馬車の操作をする人と馬車を2台用意した。
片方にはアールビアとカルが乗って、もう片方にはフォーサイトのメンバーが乗った。
アルシェは、仲間に話しかけた。
「ごめんなさいっ・・・大変な事に巻き込んで」
「アルシェ!仲間だろ!気にするな!」
「そうそう!会長代行も金貨の用意をしてくれているし大丈夫でしょ!」
ヘッケランは、思った事を話し始めた。
「皆、聞いてくれ。俺は、話が上手くいって欲しいと思っている!だが、金貨440枚の依頼ってどんな事だろうか?」
イミーナは、腕を組んでから話した。
「普通に考えたら、金貨100枚の仕事が4回ありそうだよね。上客の護衛だったりしたら、かすり傷1つ負わせただけで終わるね!」
ロバーデイクも真剣な表情で話し始めた。
「貴重な物資の調達とかもあるかもしれない・・・普通なら金貨100枚の依頼なんて、上位の冒険者にする依頼だからな」
ヘッケランは、少しだけ可能性がありそうな事を言い始めた。
「ロール商会の跡取り息子のロール秘書官は、22歳で独身だと噂で聞いた。それに、ワーカーの家庭の事情を考慮して、高額な依頼を任せてくれる可能性を考えたら・・・」
「考えたら?」
「アルシェと、ロール秘書官の結婚もあり得るかもしれないぞ!」
アルシェが、一番驚いた。
「えっ!?」
「よく考えてみろ!王国で有名なロール商会の跡取り息子が独身だぜ!母親からすると、孫の顔が見たいとか思うだろ!」
「あんまり考えたくはないけど・・・その可能性もあるかもね」
フォーサイトのメンバーは、悩みながら時間を過ごした。
アルシェは、もしかしたら結婚の話もあるかもしれないと少しだけ考えた。
アルシェは、元貴族でワーカーとしても活動していたので、社会の裏側の話しを聞いたりしていた。
有名な商会の跡取り息子が、22歳で独身なのは何か理由があるのだろうと考えた。
アルシェは、最悪の妄想をした。
会長代行の部屋に、アルシェは呼び出された。
「金貨440枚は、返さなくていいわぁ~♪」
「えっ!?あの・・・」
「その代わりに、息子のカルと結婚して欲しいの・・・断ったら、命の保証のない依頼をフォーサイトのメンバーにやって貰うわ」
アルシェは、顔が真っ青になった。
「はい・・・結婚しますので、フォーサイトの皆と妹達の事はっ」
アールビアは、アルシェの話しを遮って笑顔で話し始めた。
「受け入れてくれて嬉しいわぁ〜♪フォーサイトと妹さん達の事は、私に任せてね♪それよりも、伝えておかないといけない事があるの・・・」
アールビアは、暗い表情で話し始めた。
「カルは、激しいセックスをするの・・・元恋人も逃げてしまったの!まぁ、探し出して金貨100枚を渡して口止めしたから、情報が漏れる事はないと思うけど・・・」
「どれくらい・・・激しいのですか?」
「そうねぇ~。2時間くらいせめたり、お尻の穴をイジったり、連続3回くらい射精したり・・・言葉でせめるのも好きみたいよ。人前では、普通にしてるけどベッドの上では野獣よ!」
「お尻の穴・・・野獣!?」
アルシェは、自分のお尻を両手で抑えた。
カルが部屋に入って来たので、アルシェは身構えた。
「話は、聞いたよね?ちなみに、結婚したら妹達は大切にするよ!本性は、周りにバレないようにしてるから安心して!」
アルシェは、ソファーに押し倒されてズボンを脱がされた。
「きゃ!」
「冒険者の服の下は、高価なパンツだなぁ〜」
アルシェは、声を上げてしまうと妹達やフォーサイトのメンバーが危険な目に遭うと思って声を抑えた。
「四つん這いになれ!」
アルシェは、四つん這いになってパンツを脱がされた。
「うっ!」
カルは、アルシェのお尻の穴に小指を入れていく。
「エッギャ!」
アルシェは、泣きながら思った。
(うっ!?何でこんな目に・・・)
「母さん!尻尾のオモチャとかない?ここに付けようと思ってるんだぁ~」
アルシェの妄想は、暴走していた。
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