ラキュースの部屋を覗く 作:カール
原作との矛盾もありますので、ご注意をお願い致します。
パンドラは、花屋で購入した花束をホテルの部屋の机の上にある箱の中に入れた。
そして、あるマジックアイテムを部屋の四隅に置いた。
「良し!」
準備ができたのでパンドラは、イビルアイを部屋に招いた。
イビルアイは仮面を外していて、パンドラは本来の姿に戻っている。
「キーノ!」
「はっ!はい!」
イビルアイは、緊張していた。
イビルアイは、パンドラの父親のアインズが命を懸けた戦いを繰り広げるので、自分も何か役に立てないかと真剣に考えた。
だが、第七位階魔法が使われる戦いなので、下手な加勢は邪魔になると思って悩んでいた。
パンドラが、指をはじいて音を出すと部屋が優しい光に包まれた。
そして、箱の中から花束が浮かび上がって、イビルアイを包み込んだ。
「綺麗」
「キーノ。俺と、結婚して欲しい!」
イビルアイは、冒険者の服装なのでドレスを着てくれば良かったと心の底で思ったが、パンドラがサプライズで驚かせたいという思いが強いと思って残念な気持ちは消えた。
「はい♪」
2人は、抱きしめ合った。
「これを受けとって欲しい!」
パンドラは、自分で作ったマジックアイテムの指輪を渡した。
イビルアイが左手を前にだすと、パンドラが薬指に指輪をはめた。
2人は、ベッドに倒れ込んだ。
「パンドラ様・・・私は・・・パンドラ様の子供が欲しいです!」
イビルアイは、心の奥にしまい込んでいた想いを伝えた。
「子供か・・・父上に相談してみよう!」
イビルアイは、混乱しながら話た。
「パンドラ様のお義父様は、素晴らしい知性と深い魔法の知識を兼ね備えた御方ですが・・・赤ちゃんの相談をしたら変な嫁だと思われないでしょうか!?」
「相談の前に挨拶だな!」
パンドラ達は、プロポーズの神秘的な雰囲気から一転して挨拶の練習を始めた。
結婚の報告は、アインズとヤルダバオトとの決戦が終わってからする事にした。
蒼の薔薇のメンバーは、バーの個室に集まっていた。
ヤルダバオトの件があるので酒は飲んでいない。
「イビルアイが結婚!」
「驚いた!」
「プロポーズの言葉は?」
ガガーランとティアとティナは、驚いたり質問したりしていたが、ラキュースは少し違った。
「モモン殿は、イビルアイの正体を知っているのね?」
イビルアイは、仮面を外してから答えた。
「伝えている」
イビルアイは、幸せそうな笑顔で話た。
「酒が飲めないのが残念だ!だが、ヤルダバオトの件が片付いたら祝杯を上げるぞぉ!」
蒼の薔薇は、ジュースで乾杯をした。
イビルアイは、モモンの正体がドッペルゲンガーである事は仲間達には話していない。
アールビア・ロールは、クーデリカとウレイリカと一緒に夕食を作っていた。
アールビアは、ロール商会の会長代行として帝国での店の出店準備で忙しいが、朝食と夕食だけは家族で過ごせる時間を設けている。
「包丁を使う時は、注意するのよ」
「は〜い♪分かりました♪」
「気を付けます♪」
日替わりで屋敷を護衛しているフォーサイトのメンバーの分の食事も作っている。
アールビアは、アルシェ達を養子に迎えてから、母性本能が全開になった。
ロール商会の後を継いでもらう考えも頭をよぎったが、アルシェ達が養子になる事を受け入れた段階で、その考えは消えていた。
もちろん、ロール商会の従業員の為に、未来の事も考えて準備している。
「美味しい!完成したわ♪」
「わ~い♪完成だ」
「美味しそう♪」
完成した後に、護衛のフォーサイトのメンバーと一緒に夕食を食べた。
クーデリカとウレイリカは、アルシェに今まで作った料理や習った事を伝えたいと言った。
シャルティア・ブラッドフォールンは、休憩時間を活用して自室で、いずれ産まれてくるであろうアインズとアルベドの王子の為のプレゼントを作っていた。
「う〜ん。少し大きいで、ありんしょうか?」
シャルティアが、王子の為に服を編んでいたらアルベドが訪ねてきた。
「おや!アルベドも休憩でありんすか?」
「えぇ・・・それと、シャルティアに伝えておかないといけない事があって・・・」
「なんでありんす?」
アルベドは、少し申し訳なさそうに王子が産まれる確率が50%だと説明した。
「えっ?はぁー!?あの時は、そんな事一言も言ってなかったでありんしょう!てっきり、アルベドなら確実に王子を産む方法を知ってると思って、約束をしたんでありんすよ!」
「だから、あの時もちゃんと言ったでしょ!王子が産まれたらと!」
言い合いになったが、5分程して落ち着いた。
「ぜっぜっぜっ。アインズ様が、お認めになった約束でありんす。つまらない行き違いで台無しになったら、アインズ様を失望させてしまうでありんす」
「そうね」
「けど、サキュバスであるアルベドなら王子が産まれる確率を少しでも上げる方法を知っていてもおかしくはないでありんすよね?」
アルベドは、少し照れながら答えた。
「確率が上がると言われる方法は知っているけど、僅かに上る程度だから・・・」
「何だ!やっぱり知っているでありんすか♪少しでも確率を上げる為に、是非やって欲しいでありんす♪」
「けど・・・アインズ様に、気持ちを高めてもらうとか・・・きゃー!直接伝えるのは、やっぱり無理!恥ずかしいわぁ♪」
「ちょ・・・今更!乙女ぶるなでありんす!」
話し合いの結果、アインズが既に知っている可能性もあるが、結婚式の後に伝える事が決定した。
ガゼフ・ストロノーフは、アインズとアルベドと客室で面会をした。
「戦士長殿。帝国の方の対応、ありがとございました」
「いえ!私は、届けただけです!ゴウン殿」
アルベドは、笑顔で話し始めた。
「ストロノーフ殿が、届けたという事に意味があるのですわ。敵国同士である王国と帝国が、協力してヤルダバオトの対応をする事は、王国と帝国の和解のきっかけになりますわ」
ガゼフは、驚きの声を上げた。
「ゴウン殿は、そこまで考えておられたのですか!?」
「アインズ様は、数年先の未来の事を考えて行動される御方です。行動の一つ一つに、意味があります」
「アルベド。買いかぶり過ぎだ・・・私には数分先も分からない」
(本当に、分からないからね!)
「畏まりました」
ガゼフは、アルベドが笑顔で頭を下げたのを見て、アインズが王国と帝国の和解の道筋を立てているのではないかと考えた。
王国は八本指が壊滅したとはいえ、第一王子と第二王子の王座をめぐる争いと王族派閥と貴族派閥の争い、帝国との戦争で疲弊していく国力等数え切れない問題を抱えている。
ガゼフには、政治の知識や経験が殆どないので、他力本願ではあるがアインズに頼る事が王国の為になるのではないかと思った。
カルネ村の発展も本来は王国の役目だが、王国がした事は税金を下げただけだった。
ガゼフが、面会が終わってから自宅に帰ると、ロール商会の会長のサンキ・ロールからの手紙が届いていた。
「娘達を救ってくれた礼に、夕食をご馳走したいか・・・」
手紙には、アルシェが手料理でおもてなしをするのを楽しみにしていると書いてあった。
ガゼフが悩んでいると、ブレイン・アングラウスが話し掛けてきた。
「何を悩んでるんだ?」
ガゼフが説明すると、ブレインはため息をついてから話し始めた。
「まぁ・・・行っても問題ないんじゃないか?可愛い娘さんの手料理だろ?賄賂とか気にしてるのか?」
「いや・・・礼は受け取っているので、貰いすぎだと思ってなぁ・・・」
「そうか・・・じゃあ!断るかぁ~」
「本人からの礼は受け取っているが、親として礼をしたい気持ちも分かる・・・」
ガゼフは、少しだけ考えてから申し出を受ける事にした。
ヤルダバオトとアインズの決戦の前日に、王都のロール商会の店舗では明日の炊き出しの準備をしていた。
「明日は、ゴウン殿とヤルダバオトとの決戦の日だ。ゴウン殿は、人類未到達領域の魔法である第七位階魔法を使用すると公言している。我々には、想像もできない激戦となると思う」
ロール商会の従業員達は、サンキ・ロールの話を真剣に聞いた。
「役人と冒険者の方々は、夜明け前から王都の巡回を行う。皆には、夜明け前から炊き出しをして役人と冒険者の方々の食事の支援をして欲しい。頼むな」
炊き出しの準備をする従業員には、カルとアルシェとイミーナも含まれている。
ロール商会の従業員は穏やかな性格の人が多いので、アルシェ達はすぐに馴染む事ができた。
アインズとヤルダバオトの決戦前夜にカル・ロールとラキュースは、カルの部屋のベッドに座って話をしていた。
ラキュースは、真剣な表情で語った。
「カルさん。もしも、明日の決戦でゴウン殿が敗れた時は、私はアダマンタイト冒険者の蒼の薔薇のメンバーとして、命を懸けて戦います」
カルは、涙を流しながら答えた。
「ゴウン様は、モモン殿の父上で上位の魔法を使用出来る方だと聞いています。必ず!勝利をされると信じています!」
ラキュースの表情は、笑顔になった。
「ゴウン殿の凄さは、モモン殿から聞いています♪必ず勝利すると!私も信じています!」
ラキュースは、カルを抱きしめた。
「もしもの時の為ですよ♪」
「そうですね。もしもの時の為ですよね!」
王都に住む者達は、家族や恋人と過ごしていた。
パンドラとラナーが、アインズの凄さを広めていたので、アインズの勝利を信じる者が多かった。
「明日は、夜明け前に冒険者組合に集合なので・・・横になりますか・・・」
「そうですね。夜明け前には、商会に行かないと・・・」
ラキュースは、カルのズボンの膨らみを見た。
「カルさん。気持ちが、昂ってますよ!」
「1年以上前から憧れていた、ラキュースさんと婚約する事ができて!同じベッドで座っているんですよ!この数ヶ月で奇跡が起きたんです!」
「2人が、出会えた奇跡・・・今日は、感謝しながら楽しみましょう♪」
ラキュースは、カルを優しくベッドに押し倒した。
クチャクチャという、キスの音が部屋に響いた。
「あっん♪」
カルは、ラキュースの服を脱がせてから胸を舐めた。
「ラキュースさん!今から、激しくします!痛かったりしたら言って下さい!」
ラキュースは、笑顔で答えた。
「はい♪」
ラキュースは、カルの言葉に心がキュンとした。
カルが、ラキュースのアソコを力強く舐めると、ラキュースのアソコがすぐに濡れた。
「あっ♪カルさん♪部屋の外に声が漏れないようにっ!?マジックアイテムを使用しますね!」
ラキュースは、ベッドの近くに置いてあったマジックアイテムを使用した。
カルは、ラキュースをうつ伏せにしてからアナルを舐め回した。
「そこは!」
カルは、ラキュースが驚いていても止まらなかった。
「初めてだけどっ!?気持ち良い♪あっ♪」
それから30分程の間、カルとラキュースは愛し合った。
「ラキュースさん。暴走してしまってすいません」
「その・・・気持ち良かったので・・・明後日の夜にもう一度しましょう♪」
ラキュースは、笑顔で話した。
アインズは、王城の客室の窓から夜空を眺めていた。
(明日は、日没と同時に決戦が始まる。はぁ~不安だなぁ・・・)
アルベドは、夜空を眺めているアインズの姿に見惚れている。
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