ラキュースの部屋を覗く 作:カール
原作との矛盾もありますので、ご注意をお願い致します。
王都で、アインズがヤルダバオトと激戦を繰り広げている時に、帝都の上空では三千体の悪魔が表れていた。
「逃げろぉ!」
「家の中に入れ!」
「結界は、まだなの!?」
帝国の軍人達が、事前に三千体の悪魔が表れる可能性がある事と、対策としてアインズから渡されたマジックアイテムで結界を張る事を伝えていたが混乱していた。
レイナース・ロックブルズは、帝国四騎士の1人として帝都の巡回任務についていた。
「悪魔の数が多い・・・」
レイナースと周りの軍人達は、悪魔の多さに恐怖を感じた。
悪魔達が表れてから10分後に、結界が帝都を包み込んだ。
「悪魔達は、入ってこれないようだ・・・」
「凄いな!?」
レイナースは、結界を張るマジックアイテムの持ち主であるアインズなら、自分の呪いを解くマジックアイテムを持っている可能性が高いと思った。
レイナースは、呪いを解いた状態でセバスとの初デートに行きたいと思った。
王都の上空では、アインズとヤルダバオトとの激戦が繰り広げられていた。
ヤルダバオトが率いてきた悪魔達を、アインズが召喚した2体の威光の主天使が放つ美しい光の攻撃で薙ぎ払っている。
アインズとヤルダバオトは、声を大きくする魔法を使用して王都中に聞こえるように話している。
《ゴウン殿。帝都の襲撃が、失敗したと連絡が届きました》
アインズは、2体の威光の主天使の動きを止めた。
《そうか・・・それは良かった。私が、王族と貴族を救う事で犠牲になったら申し訳ないからな》
王都に居る者達は、アインズの素晴らしさを知ったと同時に、敵国ではあるが虐殺が起きなくて良かったと思った。
《そろそろ、お遊びは止めにして、本気でやり合いませんか?》
《そうだな》
アインズとヤルダバオトが、転移して姿を消してから上空に炎や雷が飛び交った。
王都に居る者達は、激しい戦闘が繰り広げられていると思って、アインズの勝利を願った。
アルベドは、バルコニーで国王と貴族達の様子を監視していた。
(アインズ様に対して、反乱を企てる者がいないかの監視をしないと・・・)
アルベドは、隠れて監視している3体のシャドウデーモンと一緒に国王と貴族達の会話を注意深く聞いていた。
貴族達は、様々な事態に対応する為に小声で話し合っている。
貴族達の中には、ヤルダバオトが勝利した場合の対応について小声で話している者達も居る。
(アインズ様の勝利を、信じない貴族の監視も必要ね)
バルコニーに、第一王子のバルブロ・アンドレアン・イエルド・ライル・ヴァイセルフが表れた。
「父上。ラナーを、ゴウン殿の息子であるモモン殿と結婚させましょう!そうすれば、ゴウン殿は王族の親戚になる!」
国王は、ラナーの結婚の件や離婚したら存在が消える魔法の事をバルブロには話していない。
バルブロが知ったら騒ぐ可能性が高いので、ヤルダバオトの件が落ち着いてから伝えるつもりでいた。
バルブロの提案は悪い提案ではないし、国を動かす上層部としてはアインズが他国に行ったら、ヤルダバオトのような強大な力を持つ敵が表れた場合に助けてくれるとは限らない。
「平民が、王族の親戚になるのです!ゴウン殿も喜ぶでしょう!」
周りに居る者達は、小声や個室で相談しながら慎重に考えて、会議等で発言するという初歩的な事ができていないバルブロの対応に困惑した。
「バルブロよ!今は、戦闘中だ!王国の未来の為に提案をする事は大切な事だが、慎重に考えてから発言せよ!私が、許可するまで自宅で謹慎せよ!」
バルブロは、数人の警備兵に連れられてバルコニーを出ていった。
「ゴウン夫人。私の息子が、恩人であるゴウン殿とご子息のモモン殿に対して失礼な発言をしてしまいました。申し訳ございません」
国王と貴族達は、頭を下げた。
「国王陛下が、アインズ様の事を思って王子に謹慎を命じられたのです。その計らいだけで、十分でございます。アインズ様は、寛大なお方ですので、お気になさらないでしょう」
(バルブロを、どう調理してやろうかしら?アインズ様を、平民と呼んだ罪は重いわ!)
アルベドは、アインズが王族と同等の地位に就く事を望んでいるので問題を起こさないように振る舞ったが、胸の内は憎しみで溢れていた。
国王と貴族達は、アルベドの言葉に安心した。
「それと、蒼の薔薇のイビルアイ殿が息子の婚約者ですので、お見合いの話はお控えください」
「分かりました。息子達と貴族達に徹底させます」
国王と貴族達は、目の前で繰り広げられている人類未到達領域である第七位階魔法を使うアインズを怒らせないように対応するしかなかった。
ラキュースは、蒼の薔薇のメンバーと一緒に、王都の冒険者組合の玄関付近に居た。
「第七位階魔法っていうのは、こんなに凄いのか!ラキュースとイビルアイの第五位階魔法も凄いが、レベルが違うなぁ!」
「この戦に、参戦するのは難しい」
「想像以上だ!」
「えぇ・・・第七位階魔法・・・次元が違うわ」
イビルアイは、参戦できない自分の未熟さに心が押しつぶされそうになっていた。
「・・・・・・ぐっ」
イビルアイが葛藤していると、パンドラが表れた。
「イビルアイ」
「モモン様!」
蒼の薔薇のメンバーは、パンドラが表れた事で冷静になった。
「モモンの旦那は、この戦いどう見る?」
蒼の薔薇のメンバーは、アダマンタイト冒険者として、アインズが負けた場合は命懸けの戦いをする覚悟があったので質問をした。
「父上が、第七位階魔法を使用して戦っていて、ヤルダバオトは第六位階を使用している。父上が有利に戦っているが、決定打に欠けている状態だ。恐らく、ヤルダバオトが何か切り札を隠していると考えて戦っているのだろう」
「そうとうな修羅場を、くぐってきたんだろうなぁ・・・」
ガガーランは、アインズの事を人間だと思っているので、アインズの戦闘は経験から得たものだと思った。
ガゼフ・ストロノーフは、アインズとヤルダバオトの激戦を王都の大通りで部下達と一緒に見ていた。
「ゴウン殿・・・」
ガゼフは、カルネ村でアインズに救って貰った時の事を思い出していた。
アインズが、スレイン法国の大勢のマジックキャスターを相手に戦って、怪我もなく帰ってきた理由が分かった気がした。
しばらくすると、アインズとヤルダバオトの姿が見えなくなった。
「ゴウン殿とヤルダバオトが消えたぞぉ!」
「本当だ!見当たらない!」
ガゼフは、部下達が騒ぎ出したので、周囲の警戒を強化するように伝えた。
アインズとヤルダバオトは、王都から離れた場所に転移していた。
周りには誰もいない事を確認しているが、念の為に演技を続けている。
ヤルダバオトは、ボロボロの姿で地面に横たわっている。
「楽しい時間は、あっという間に過ぎるな」
「ゴウン殿・・・私も楽しかったですよ」
アインズは、純粋に戦闘を楽しんでいた。
「これで終わりだ!」
アインズが、手をかざすとヤルダバオトの体が光りだした。
「自爆か!?」
アインズが、転移してから大爆発が起きた。
王城のバルコニーでは、国王と貴族達がアインズとヤルダバオトが消えた事に困惑していた。
アインズ達が消えた後に、天使と悪魔達も消えたので、相討ちになったのではないかと心配する者もいた。
アルベドは、アインズの心配をしている演技をしている。
「ゴウン殿を、捜索する為の捜索隊を編成せよ!」
国王は、貴族達に指示を出した。
「はっ!すぐに用意させます!」
貴族達が慌ただしく動いていると、遠くの方で巨大な爆発が起きた。
バルコニーに居た国王と貴族達は最悪の事態が頭を過ったが、王城の上空にアインズと2体の威光の主天使が転移して表れたので安堵の表情になった。
王都は結界の光で明るかったが、2体の威光の主天使から発する光りの方が目立っていたので、アインズの無事が分かって王都に居た者達は安心をした。
アインズは、王城のバルコニーにゆっくりと着地した。
「アインズ様。無事で何よりでございます」
「無事だが、問題が起きた」
アインズは、国王の前に移動した。
「国王陛下に、ご報告致します。ヤルダバオトを瀕死の状態まで追い詰めたのですが、ヤルダバオトが爆発魔法を使ってから転移で逃亡しました。討伐ができずに、申し訳ありません」
アインズが、頭を下げようとしたら国王は慌てて話し始めた。
「ゴウン殿がいなければ、我々は皆殺しにされていました!戦って頂けただけで感謝です!頭を下げるのは、我々の方です!」
国王と貴族達は、頭を下げてお礼を言った。
王都は、ヤルダバオトを追い払ったアインズの話で盛り上がった。
深夜ではあるが、酒場では民衆や冒険者達が祝杯を上げていた。
「ゴウン様が、召喚した天使が凄かったなぁ!」
「一撃で、悪魔達を薙ぎ払ったもんなぁ!」
王都ではお祭り騒ぎだったが、ガゼフは部下を率いてヤルダバオトが爆発魔法を使用した場所の調査をしていた。
「これは、凄い」
「爆発の規模は、凄まじかったでしょうね」
爆発の跡は、半径50メートル程で穴の深さは2メートル程だった。
ガゼフは、念の為にヤルダバオトの捜索を命じた。
カルとラキュースは、ラキュースの実家に行った。
実家では、ヤルダバオトが撃退された事を聞いた使用人達が駆けつけて一緒に喜んでいた。
ラキュースの両親は、深夜ではあるがラキュースとカルを温かく出迎えた。
客室では、カルとラキュースとラキュースの両親がソファーに座って会話をしていた。
「夜分遅くに、申し訳ありません。ロール商会のカル・ロールです」
カルは、ラキュースの両親に初めて会うので緊張していた。
「今日は、特別だから気にする事はないよ。それに、ラキュースが強引に連れてきたのだろう」
「いえ!?そんな事は!ラキュースさんは、とても優しくて・・・全てにおいて完璧な女性です!」
「カルさん。完璧だなんて♪恥ずかしいわ♪」
ラキュースの両親は、娘が幸せそうに笑っているのを見て安心した。
「良い人に出会えたな」
「そうですね」
カルは、商人が貴族と結婚する事は、貴族としての格式や世間体等の壁もあると思っている。
「ラキュースさんのお父様とお母様に、お伝えしたい事があります!俺っ・・・いえ!私とラキュースさんとの結婚を、認めて頂きたいのです!」
カルは、頭を下げた。
ラキュースの両親は、笑顔で話し始めた。
「私達は、反対するつもりはないよ。ラキュースが、結婚したいと思う相手と出会えたんだ。嬉しいよ。ラキュースは、貴族の娘として産まれたが、冒険者に憧れてアダマンタイトの冒険者になった。今度は、ロール商会の跡取り息子のお嫁さんになる予定だ。親としては、娘の幸せを願うだけだ。アインドラ家の事は気にしなくて良い」
「貴族に冒険者に商人。ラキュースの人生は、波乱万丈ね」
「お父様。お母様・・・ありがとう」
ラキュースは、涙が溢れた。
「カル殿。一つだけ頼みたい事があるんだが構わないかな?」
「はい!」
カルは、大切な娘を嫁に出すのだから何かしらの条件を提示されるのは覚悟していた。
ラキュースの父親は、笑顔で話し始めた。
「結婚式は、この屋敷でやって欲しいのだが・・・構わないかな?」
カルは、結婚式の場所は自分1人だけで決められないと思った。
「私は、大丈夫ですが・・・」
カルは、ラキュースの方を見た。
「カルさんが良いなら、私も良いですよ♪」
「結婚式は、御屋敷をお借りします」
ラキュースの両親は、自分達の家から娘を送り出したいと思っていたので提案をした。
カル達は、挨拶が終わってからホテルに帰った。
ラキュースは、自室で入浴をしてから隣のカルの部屋を訪ねた。
ラキュースは、机の上に用紙とペンが置いてあるのが見えた。
「手紙ですか?」
用紙には、リザ・ロールと書かれていた。
「あっ・・・その」
「リザ・ロール?親戚の方ですか?」
カルは、照れながら答えた。
「昔、母さんに言われた事を思い出したんです。俺が産まれる前に、もしも、女の子が産まれていたらリザと名付けるつもりでいたと・・・」
「そうだったんですね。リザ♪良い名前ですね♪」
「もしも、俺とラキュースさんの娘が産まれたらリザと名付けたいなと思ったんです!」
ラキュースは、笑顔になった。
「私は、賛成です♪カルさんのご家族も賛成してくれると思いますよ」
「男の子だったら・・・悩むなぁ・・・」
ラキュースは、カルの耳元で小声で話し始めた。
「名前も大切ですけど・・・他にしなくちゃいけない事があると思いますよ♪」
「はい!けど、ヤルダバオトを撃退してくれた、ゴウン様に感謝をしてからにしませんか?」
「はい♪」
カルとラキュースは、アインズが居る王城の方角に向かってお辞儀をした。
カルとラキュースは、感謝をした後に服を脱いでからベッドの上で抱きしめ合った。
ラキュースは、カルのペニスを舐めて勃起させた。
「うっ!あぅっ!」
ラキュースは、カルのペニスを胸で挟んだ。
「えっ!」
カルは、ラキュースの胸の感触を味わった。
「あうっ!あっ!」
ラキュースは、ペニスを解放してから自分のアソコを弄った。
「はぁ・・・はぁ・・・ラキュースさん」
ラキュースは、カルが射精しそうだと思ったので、カルのペニスをアソコに入れた。
「あんっ♪あっうっ!?」
ラキュースは、いつもより精子の量が多かったので喜んだ。
「今日は、いつもより多いですね♪」
「はぁ・・・はい。今日は、緊張の連続だったので・・・」
アインズとヤルダバオトの激戦、ラキュースの両親への挨拶等で緊張の連続だったので開放感から性欲が湧いた。
王城の客室では、アインズとアルベドが会話をしていた。
「第一王子のバルブロが、ラナーとパンドラの結婚を提案したのか・・・バルブロは、国王からは信頼されていないな」
「そのようです」
アルベドは、怒りの表情になった。
「今の段階で、王族の不祥事が明るみになる事は、王族と同等の地位であるアインズ様の名誉を傷つける事になりますので、反乱を企てる等の事がない限り殺しは行えませんが・・・ぐうっ!バルブロめ!」
「今は、大人しくしておこう・・・」
「畏まりました。ですが、アインズ様に対して無礼な振る舞いや言動をした者達は監視対象としておきます。アインズ様が、世界中の国の統治者と同等の地位になって世界を裏から動かして、問題が発生した際は統治者に責任を取らせる体制を作る。アインズ様の世界征服の計画!必ずや実現させます!」
(えっ・・・世界征服って何だ?そんな事言ったっけ?)
アインズは、ナザリックの者達が勘違いしている事を知らないので困惑した。
アインズとアルベドは、ナザリックの事や今後の事を話し合った。
「私はナザリックで、デミウルゴスとパンドラと重要な話し合をするので留守を頼む」
「畏まりました。留守は、お任せ下さい。来客があった場合は、ドッペルゲンガーに代行させます♪」
アルベドは、アインズが結婚の準備を始める事を喜んだ。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
高評価・お気に入り登録ありがとうございます。