※この作品はR-18です。

ラキュースの部屋を覗く   作:カール

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オリジナルの設定とオリジナルの魔法があります。
原作との矛盾もありますので、ご注意をお願い致します。


ラキュースとアルシェ

アインズは、ヤルダバオトとの決闘が終わってからナザリックに戻ってきた。

 

ナザリックの執務室には、アインズとデミウルゴスとパンドラが居る。

 

「バルブロのような一部の王族や貴族達の監視は必要になるが、殆どの王国の上層部の信頼を得ることができた。デミウルゴスの活躍が大きい!見事だ!」

 

「お褒めのお言葉を、ありがとうございます」

 

デミウルゴスは、頭を下げた。

 

「パンドラも殆どの民衆の信頼を得たな!」

 

「アインズ様が、漆黒の英雄という存在を生み出していたので、信頼を得ることができました。全ては、アインズ様の計画通りでございます」

 

「まぁな・・・この計画が成功したので、リ・エスティーゼ王国の王族と同等の地位になる。他国での行動がしやすくなるなぁ・・・」

 

(世界征服の事を聞いてみるか?)

 

「アルベドが、世界中の国の統治者と同等の地位になって、世界を裏から動かす体制を作ると言っていた」

 

デミウルゴスとパンドラは、お辞儀をしてから話し始めた。

 

「はっ!世界征服の事は、ナザリックの者達に伝えて徹底させています」

 

「アインズ様が掲げている世界征服の事を、ナザリック内で知らない者はおりません」

 

(えっ!掲げているのか!?俺は、知らないぞぉ!)

 

アインズは、感情抑制の影響で冷静になった。

 

「世界征服のやり方が、世界を裏から操る事だったとは・・・恐れながら、アインズ様が、ダークウォリアー様と名乗られてから夜空で、世界征服なんて面白いかもしれないなと言われた時点では考えつきませんでした」

 

(ん?世界征服なんて面白いかもしれないな・・・。あっ!言った!確かに、デミウルゴスに言ったよ!俺のせいだ!けど、あれを本気にするかな!?本当に世界征服をするんですかとか確認してよ!?)

 

アインズは、自分の一言が大変な事態を招いてしまったと反省した。

 

「国を動かす場合は、統治者に命令してから国を動かすので、1日か2日程度の時間的損失が起こる可能性はありますが、問題が発生しても統治者と民衆は、アインズ様の偉大さを知っているので、アインズ様の責任を問う者はいませんので統治者が責任を取る事になります」

 

「そうだな」

 

(時間的損失かぁ・・・問題だな。けど、責任がないのは魅力的だよなぁ・・・)

 

「そして、統治者と同等の地位ですので、重要な情報も入手が可能になるのとアインズ様に対して敵対する者が表れた場合は国がアインズ様の盾になります!」

 

(ボロが出たら困るから世界征服の話は、ここまでにするか・・・)

 

「世界征服の話は、今度ゆっくりと話すとして・・・今からする話は、他の者には言ってはならんぞ!極秘扱いだ!良いな!」

 

デミウルゴスとパンドラは、極秘扱いと言う発言に緊張した。

 

「畏まりました!」

 

「了解致しました!」

 

「私は、超位魔法のウィッシュ・アポン・ア・スターを使用して・・・」

 

(うわぁー!良く考えてみたら、子供がつくれる体になるって言うの恥ずかしい!)

 

アインズは、感情抑制の影響で冷静になった。

 

(いや!ここまで来たんだ!えぇぃぃ!)

 

「私は、超位魔法のウィッシュ・アポン・ア・スターを使用して、子供がつくれる体になる!」

 

デミウルゴスとパンドラは、興奮してから返事をする。

 

「アインズ様のワールドアイテムを、保管する準備を致します」

 

「アインズ様。恐れながら申し上げます。極秘扱いですが、超位魔法はマーレに使用させる方が宜しいのではないでしょうか?」

 

デミウルゴスは、ウィッシュ・アポン・ア・スターを使用した際のレベルダウンを気にしていた。

 

アインズは、指輪を2人に見せた。

 

「このシューティングスターを使用して行う」

 

(失敗したらマーレは、絶対に落ち込むだろうし・・・それに、他の者達に知られるのは嫌だ!)

 

デミウルゴスは、返事をしてから頭を下げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインズは、モモンガ玉と呼ばれている、ワールドアイテムを宝物殿に保管した。

 

宝物殿には、アインズとデミウルゴスとパンドラが居る。

 

「これより超位魔法を発動する」

 

(うわぁー!緊張してきた!うまくいかなかったら・・・どうしよう!アルベド!シャルティア!ごめんな!)

 

アインズは、シューティングスターを使用して、超位魔法のウィッシュ・アポン・ア・スターを発動してから子供が作れる体になるようにと願った。

 

(何か・・・股の部分に刺激がある!アンデッドの俺が、刺激を感じてる!?)

 

アインズが、服を捲って確認すると人間と同じペニスがあった。

 

(アンデッドに、ペニスができた!えっ!どうなってるの!?しかも、大きい!人間の頃の2倍はある!)

 

アインズは、自分の体に起きた事を研究したいと思ったが、デミウルゴスとパンドラが後ろで待機しているのでゆっくりと振りかえった。

 

「成功だ」

 

デミウルゴスとパンドラは、ナザリック全体で喜びを分かち合いたいと思ったが、極秘扱いなので我慢した。

 

アインズが、ワールドアイテムを装備したら効果が消える可能性が僅かにあるので、移動等で護衛が少なくなる時はドッペルゲンガーが身代わりをする事が決まった。

 

アルベドは、アインズから直接報告を聞いて心の底から喜んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

セバスは、アインズに直接報告をする為にナザリックの執務室に居た。

 

執務室には、アインズとパンドラとデミウルゴスとセバスが居る。

 

「レイナースから手紙が届いたのか・・・。私に呪いを解くのを依頼するつもりでいる事と初デートは呪いを解いた後にして欲しいと・・・」

 

(まぁ・・・そうなるよね。第8位階の魔法が込められているマジックアイテムを所持している者なら、呪いを解くマジックアイテムを持っている可能性は高いもんなぁ・・・)

 

アインズが対策を考えていたら、パンドラが話し始めた。

 

「セバス様。何か気になる事でも?」

 

パンドラは、セバスが何かを深く考えている様に見えたので質問をした。

 

「あっ・・・いえ・・・」

 

セバスは、少しだけ俯いた。

 

「セバス!分かっているとは思うが、報告ミスがあった場合は即座に訂正しないとアインズ様が失望される事になるかもしれない!」

 

デミウルゴスは、セバスに対して強い口調で注意した。

 

「セバス。もしも、報告ミスに気付いたのなら早めに報告するのだ」

 

セバスは、アインズの言葉を聞いてから話し始めた。

 

「報告ミスではないのですが、ツアレの事が気になっておりました」

 

「ツアレは、カルネ村で楽しく過ごしているという報告が上がっていたが?」

 

セバスは、少しだけ考えた後に話し始めた。

 

「はい。私も報告書は、確認しておりますが・・・ツアレの事が気になってしまうのです」

 

(もしかして、セバスはツアレの事が好きなのか!?そうだった場合は、好きな女性がいるのにレイナースとの結婚を押し付けた事になるよなぁ!?たっちさん!すいません!)

 

アインズはセバスを作った、たっち・みーに心の中で謝罪した。

 

「そうか、ツアレの事が気になるのか・・・」

 

(けど、レイナースは、呪いを解いた後に初デートをしたいと手紙で伝えているので、セバスの事を気に入っている状態だよね・・・どうしよう?元々は、罰をすぐに決めなかった俺のせいなんだけど!?)

 

「その話は30分後に、帝都で借りている屋敷での会議で聞く事にする。会議の参加者は、私とセバスとルプスレギナとソリュシャンだ」

 

デミウルゴスとセバスとパンドラは、返事をしてからお辞儀をした。

 

 

 

 

 

 

アインズは、執務を行ってから帝都に転移した。

 

帝都の屋敷の客室では、セバスとルプスレギナとソリュシャンが出迎えた。

 

客室は、ナザリックから持ち込んだソファー等の家具が置いてある。

 

「意識改革の計画は、ナザリックの者達がセバスの妻と交流をしていく事が必要になる。ナザリックの者達もセバスの妻との交流ならば、否定的ではなくなると思う。交流では、人間の文化や習慣等の事を伝えてもらう事になる」

 

アインズは、ナザリックの意識改革の計画については、アルベドに確認の意味を込めて作らせた資料で内容を把握した。

 

「セバスの結婚相手には、ある程度の教養と社会的地位が求められる。レイナースは、帝国四騎士の1人なので教養と社会的地位は十分だ」

 

アインズは、セバスの方を見た。

 

「セバス。カルネ村で生活しているツアレの事が気になるのだな?」

 

「はい。ツアレと離れて時間が経ってから、ツアレの事が気になり始めました」

 

アインズは、少しだけ考えてから話し始めた。

 

「セバスよ。率直に答えて欲しい。ツアレの事を、愛しているのか?」

 

セバスは、真剣な表情で答えた。

 

「はい。私は、ツアレの事を愛しています」

 

セバスは、アインズが執務をしている間にツアレの事を考えて自分なりに結論を出していた。

 

「そうか・・・人間の文化や習慣を知るのには、様々な地位の者達との交流も必要となるだろう。もしも、セバスがレイナースとツアレの2人と結婚したら、社会的な地位が高い者と低い者の2つの視点で交流する事ができる利点がある。セバスは、どう思う?」

 

セバスは、お辞儀をしてから話し始めた。

 

「アインズ様!私の想いを取り入れて頂き、ありがとうございます!」

 

「まぁ・・・ツアレが、どのような返事をするかは分からないがな。計画の変更になる。変更点は、パンドラに相談せよ。ルプスレギナとソリュシャンも良いな?」

 

2人は、お辞儀をしてから返事をした。

 

 

 

 

 

 

セバスとルプスレギナとソリュシャンは、アインズが王城の客室に転移してから話し合いをした。

 

「いやー!セバス様が、2人と結婚する事になるとは驚いたっすよ!」

 

「まだ、2人と結婚できると決まった訳ではありません」

 

ソリュシャンは、2人の会話を聞いて少しだけ苛立った。

 

「結婚してナザリックの交流が始まった場合は、ツアレとレイナースが問題を起こしたら意識改革の担当者である私達の責任になります!セバス様が2人と結婚した場合は、厳しく指導致します。よろしいですね?」

 

「もちろんです」

 

セバスは、真剣な表情で答えた。

 

「けど、厳しすぎると潰れる可能性もあるっすよ♪」

 

ルプスレギナは、笑顔で言った。

 

「まぁ・・・そうね。セバス様の妻だと思って接するわ」

 

3人は、落ち着いてからパンドラに連絡してこれからの事を話た。

 

 

 

 

 

 

アインズは、ヤルダバオトの撃退が終わった翌日に、国王が手配した高級住宅街にある豪邸に移動した。

 

(無料で、豪華な屋敷が手に入ったから得をしたな。けど、年に一度あるの住民の会合に参加する事が条件ではあるけど・・・)

 

国王は、アインズに王国にいて欲しいと思っているが、強制的ではなく年に一度は必ず王国にいる日があるように動いた。

 

また、帝国にも結界を張るマジックアイテムを渡して恩人になっているので、お礼として豪邸を譲渡する可能性があるかもしれないと考えている。

 

豪邸のリビングには、アインズとアルベドとユリ・アルファが居る。

 

護衛は、シャドウデーモンが豪邸の外を警戒していて、シャルティアとアウラが交代で遠隔視の鏡で豪邸の中を警戒している。

 

「アインズ様。家具ですが、ナザリックからソファーと机だけでも持ち込んだ方がよろしいと思います」

 

ユリは、アインズに提案した。

 

「突然の来客がある可能性もあるので、家具は国王が用意した物を使う」

 

「畏まりました!」

 

「王国には、バルブロのような王族や貴族がいるので油断は禁物よ!」

 

「はっ!了解致しました!」

 

アルベドは、平静を装っているがアインズが子供がつくれる体になった事が気になっていた。

 

だが、セバス達の罰が終わるまで我慢している。

 

アルベドは、アインズから『私は、アルベドを愛している』と言われた事で、精神が安定したのと良き妻にならないといけないと心の中で強く思っている。

 

 

 

 

 

 

 

アインズが、ヤルダバオトを撃退してから3日が経った。

 

王都の民衆は、いつもの日常に戻っていた。

 

王城の会議室では、アインズとアルベドと国王と第2王子のザナック・ヴァルレオン・イガナ・ライル・ヴァイセルフと会議を開いていた。

 

ザナックは、ヤルダバオトの撃退のお礼として五宝物を譲渡する式典の予定についての説明をした。

 

「五宝物を譲渡する式典は、4日後に行います。ゴウン殿には、国王陛下から譲渡証書を貴族の立ち会いのもと受け取って頂きます。五宝物の受け渡しですが、翌日にゴウン殿の邸宅に護送します」

 

「分かりました。よろしくお願いします」

 

ザナックは、冒険者の勲章の授与式についての注意点の説明を始めた。

 

「譲渡の式典が終わった後に、八本指の討伐に参加した冒険者達に一人ずつメダル型の勲章の贈呈を行います。ご子息のモモン殿にも参加して頂きます。その後は、王都内を冒険者の方々と一緒に馬車で移動して頂きます。ゴウン殿とゴウン夫人の姿を民衆が見れば、歓喜の声を上げるでしょう」

 

ザナックは、国王の方を見た。

 

「国王陛下。ゴウン殿に、話してもよろしいですね?」

 

「私から話そう」

 

アインズは、何か問題が起きたのかと思って身構えた。

 

「実は、お伝えしたい事が2つあります。1つ目は、一部の貴族が八本指の残党を邸宅や別荘で匿ってる可能性がありますので、式典の後に王令で調べさせて残党の討伐を致します」

 

「ほう・・・一部の貴族ですか・・・」

 

(えっ・・・式典の前にした方が良いと思うけどなぁ。式典の前に貴族が、残党を匿っていた事が知れたら民衆から非難されるとかかな?)

 

「もちろん、王都と周辺の都市の捜索はしてあります。八本指は、一部の貴族と深い関わりがあったので匿っている可能性が高いというだけでございます。八本指の討伐の際に、50人程が逃走したという報告がありました。貴族達の屋敷と別荘には、10人程の小隊を派遣して監視をさせています」

 

アインズが、返事をしてから頷いたので国王は話を続けた。

 

「2つ目は、私の娘のラナーがヤルダバオトにある魔法をかけられたのです」

 

「ヤルダバオトに・・・どんな魔法ですかな?」

 

「はい・・・ラナーは、離縁したら存在が消える魔法をかけられています。今は、エ・ランテルでクライムという名の従者と結婚生活を送っています」

 

「存在が消える魔法ですか・・・」

 

(どうしたものか、ラナーとは面識がない方が良いと前にデミウルゴスが言っていたよな?王族や貴族達が反乱を起こした時に、ヤルダバオトが皆殺しにした後に、ラナーの子供を傀儡の王にする計画で・・・)

 

アルベドは、考え込んでいるアインズの様子を見て話し始めた。

 

「ラナー殿とクライム殿は、どのようなご関係ですか?」

 

「ラナーとクライムは、幼い頃からずっと一緒にいました・・・」

 

国王は、俯いて数秒考えてから続きを話し始めた。

 

「恥を忍んで申し上げます。ラナーとクライムの件ですが、私がラナーを保護しようとして起きた事件です。私は、ラナーがクライムと結婚して王族でなくなれば、ヤルダバオトがラナーを殺害しないと考えてクライムと結婚させました」

 

ザナックは、王族の不祥事を話している国王の姿を真剣な表情で見ていた。

 

国王は、アインズが王族と同等の地位に就いてもらわないと、ヤルダバオトが再び襲来してきたら王族と貴族は皆殺しにされると考えているので隠し事をしない方が良いと考えた。

 

「安全の為の結婚でしたが、ラナーはとても喜んでいました。私は、クライムの事は昔から知っているので、安心してラナーを任せられると思っています」 

 

(魔法を解かなくても良くない?あっ!なるほど・・・)

 

アインズは、当人や父親が納得していても他の王族や貴族が納得しないと考えて、魔法を解く方法を知っていないかの確認をしているのだろうと思った。

 

「特殊な魔法ですな・・・解除するには、厳密な調査とかなりの時間がかかると思います。それと、解除の手順を間違えると最悪の事態が起こる可能性も考えられます。ラナー殿が、魔法で苦しんでいるのなら急いで解除しなくてはいけませんが、結婚を喜んでいるのでしたらそっとしておく事をお勧め致します」

 

(実際は、離縁したら存在が消える魔法なんて、かかってないんだけどね。この世界の魔法では、調査はできないよなぁ・・・いや、シャルティアを洗脳した者がいるんだ。国に属してないだけで、フールーダ・パラダインのように第六位階を使える者やそれ以上の魔法を使える者が隠れて存在している可能性もある)

 

アインズは、ヤルダバオトとの戦闘中にシャルティアを洗脳した者が表れないかと期待していた。

 

国王は、少しだけ考えた後に話し始めた。

 

「分かりました。ラナーの事は、体調不良で休養している事にします。ザナックも良いな?」

 

ザナックは、複雑な表情で返事をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラキュースとアルシェは、アルシェが暮らしているロール家の近所にある喫茶店の個室で女子会を開いていた。

 

アルシェは、ヤルダバオトの件でドタバタしていたので蒼の薔薇のメンバーとは簡単な自己紹介しかできていなかった。

 

ラキュースは、婚約者の義妹であるアルシェと仲良くしたいと考えている。

 

「私は、一人っ子だったから義妹ができるのが嬉しいの♪」

 

「私も長女だったので、お姉様ができるのが嬉しいです♪」

 

アルシェは、ロール家の人達とロール商会の従業員達との交流で、借金の返済で疲れた心が癒されていた。

 

アルシェは、イミーナを女子会に誘ったが、義理の姉になるラキュースとは2人だけで話た方が良いと言われて断られた。

 

イミーナは、ロール家の人達がアルシェを大切にしているのが伝わってきたので、ロール商会の用心棒としてアルシェの事を支えようと決めた。

 

アルシェは、帝国魔法学院に通っていた事や両親が爵位を剥奪されて学院を辞めた事や両親の借金を返す為にワーカーになった事を話た。

 

「本当の両親には、感謝しています。学院に通わせてくれたおかげで、今の私があるので・・・」

 

ラキュースは、アルシェの話を真剣な表情で聞いていた。

 

アルシェは、公爵家の次男がヤーバン商会を使って、アルシェの事を罠にはめようとした事を話た。

 

ラキュースは、怒りの表情になったが話を聞く事に集中した。

 

「あの時、フォーサイトの皆とお義母様とお義兄様が助けてくれなかったら・・・私と妹達は・・・」

 

ラキュースは、アルシェの手を優しく握った。

 

「これからは、私もいるわ!困った事があったら、何でも相談してね・・・絶対よ!私もロール商会の経営の仕方を学ぶので時間が取れない日もあると思うけど、次の日には時間を空けるように心掛けるからね!」

 

ラキュースは、アルシェの事を責任感が強くて1人で抱え込む性格だと思った。

 

アルシェは、笑顔で返事をしてからワーカーの天武に誘拐されそうになった事を話した。

 

その際に、ガゼフ・ストロノーフとエルヤー・ウズルスの戦闘の事について話すアルシェは恋する乙女の様に見えた。

 

ラキュースは、女性として色恋の話には興味津々だが、アルシェがガゼフの事を憧れの対象なのか恋愛の対象なのかどうか揺れているように感じたので深く聞く事を我慢した。

 

アルシェは、ガゼフの話をした後に笑顔で話し始めた。

 

「お姉様の事を、聞きたいです♪」

 

ラキュースは、アルシェの笑顔を見て安心した。

 

「私の話の半分は、カルさんとの話になるわ♪」

 

ラキュースは、貴族の家に産まれて冒険者を志してからアダマンタイトの冒険者になった話をした後に、カルとの出会いを話し始めた。

 

「カルさんとは、ホテルの部屋が隣同士になった事がきっかけで挨拶したり、お話しするようになったの♪」

 

「あの・・・お義兄様は、お姉様に近づく為に隣の部屋に宿泊したのでしょうか?」

 

「その通りよ♪」

 

アルシェは、カルは控えめな性格だと思っていたので、ラキュースの部屋を調べて隣の部屋に宿泊するのは積極的に動いていると思った。

 

「世間話をするくらいの仲だったんだけど・・・ロール商会のイベントに一緒に行きませんかと誘われた時から、カルさんの事が気になるようになっていったの♪」

 

ラキュースは、その時の事を思い出してうっとりとした。

 

「きっと、お義兄様は勇気を振り絞ってイベントに誘ったのでしょうね」

 

「そうね・・・その時のカルさんの表情は、苦しんでいる様にみえたわ。断られた時の事を、考えていたのかも知れないわね」

 

カルは、マジックアイテムの催眠の杖を使用した事に苦しんでいた。

 

「それから、カルさんと一緒にロール商会のイベントや雑技団を観に行ったりして、カルさんと仲良くなっていったの♪」

 

ラキュースは、顔を真っ赤にしてから続きを話し始めた。

 

「カルさんとは、友達以上恋人未満みたいな関係だったの・・・8回目のデートが終わってからカルさんの部屋で、カルさんが勇気を振り絞って告白しようとしてくれたんだけど・・・なかなか告白してくれなくて、我慢できずに私から告白をしたの♪」

 

アルシェは、女性から告白したと聞いて胸が高鳴った。

 

「カルさんをベッドに押し倒してから♪」

 

「押し倒したんですか!?」

 

「そうよ♪」

 

アルシェは、幻想的な告白を想像していたので驚いた。

 

「押し倒してから、カルさんの目を見つめながらこう言ったの♪」

 

ラキュースは、押し倒してからセックスをした事は黙っている。

 

「カルさん!私と結婚しなさい!」

 

アルシェは、恋人を通り越してプロポーズをしたと聞いて、胸の鼓動が大きくなった。

 

「そしたらカルさんが、はいと答えてから涙を流し始めて・・・多分嬉し涙だと思うけど・・・何故か、悲しそうに見えたのよね」

 

「お義兄様は、嬉しさを通り越して喜んでいたんだと思います!」

 

「そうね・・・そうよね♪それと、今から重要な話をするからマジックアイテムで部屋の声が外に漏れないようにするわね」

 

ラキュースは、マジックアイテムを使用した。

 

アルシェは、マジックアイテムを使用してまでする大切な話が何なのか想像もできなかった。

 

「この話は、一部の冒険者とラナー王女とサンキ様とアールビア様しか知らない極秘事項よ」

 

「そんな極秘事項を・・・けど、お義父様とお義母様は知っているのですね」

 

「そうよ。王国の八本指の事は知っているわね?」

 

「はい!お姉様と冒険者の方々が、討伐したと聞いています」

 

「八本指で最強格だった六腕を、漆黒の英雄のモモン殿が討伐してくれたので壊滅できたわ。他の構成員は、アイアンの冒険者くらいの実力しかなかったわ」

 

「モモン殿は・・・それ程の実力を持っているのですね!?」

 

アルシェは、八本指の事は詳しく知らなかったが、ワーカー時代に八本指の六腕はアダマンタイトの冒険者に匹敵する強さだと聞いた事があった。

 

「モモン殿の強さは凄いわ。私でも六腕のメンバーを相手に、1人で戦うのは無理だから・・・イビルアイもその場に居たけれど、戦闘には殆ど参戦してないらしいから・・・」

 

「あの・・・極秘事項は、八本指の討伐に関する事ですか?」

 

「えぇ・・・八本指の討伐を依頼したのはカルさんなの」

 

「お義兄様が!?」

 

アルシェは、大人しい性格のカルがそんな大胆な事を依頼した事に驚いた。

 

「冒険者チームの漆黒に依頼したのがカルさんで、他の冒険者チームに依頼したのがラナー王女よ。蒼の薔薇も八本指には水面下で牽制して八本指の拡大を阻止していたけど、拠点の場所を上手く隠していたから大胆に行動する事ができなかったわ」

 

アルシェは、悔しそうなラキュースの表情を見て何も言えなかった。

 

「カルさんに、蒼の薔薇が八本指を牽制してると話したら、カルさんがエ・ランテルに行ってモモン殿に依頼したの・・・それからモモン殿が、八本指の拠点の情報を入手してくれたので討伐する事ができたわ」

 

ラキュースは、少しだけ俯いてから話し始めた。

 

「八本指と協力関係だった貴族の一部が、八本指の残党を匿ってる可能性が出てきたの・・・貴族の邸宅や別荘の調査は、国王陛下の王令がないとできないから、4日後に行われる式典と贈呈式が終わってから王令を出す事になったの」

 

「残党が、お姉様やお義兄様を狙う可能性もあります!もっと早くする事はできないのでしょうか!」

 

アルシェは、元貴族なので複雑なしがらみがあるのが分かってはいるが、家族が危険な目に遭うかもしれない状態なので発言した。

 

「すいません・・・派閥や式典の関係で、すぐに動けないのは分かっているのですが・・・」

 

「大丈夫よ。怪しい貴族の邸宅と別荘には戦士達が監視をしているし、念の為にティアとティナが交代でロール商会と自宅の周辺を巡回してるから安心してね」

 

「はい!ありがとうございます!お姉様も気を付けて下さい!」

 

ラキュースは、アルシェを自宅まで送ってからホテルに帰った。

 

 

 

 

 

 

ラキュースの部屋で、ラキュースとカルが会話をしている。

 

「アルシェにも不安な思いをさせてしまったなぁ・・・」

 

「カルさん!これは、誰かがしないといけない事だったのよ!王国は、八本指と帝国との戦争で疲弊していたので、数年以内に敗戦するか八本指が国の実権を握っていた可能性があったわ!」

 

王国は追い詰められていたが、ラナーと蒼の薔薇とザナックとレエブン達の活躍で持ち堪えていた状態だった。

 

「カルさん!八本指の残党が、討伐されるまで注意して下さいね!」

 

カルが真剣な表情で返事をしたのを確認してから、ラキュースは笑顔で話し始めた。

 

「部屋のドアと窓に、防犯用のトラップも仕掛けたので・・・カルさんが、疲れてなかったら・・・」

 

ラキュースは、カルを優しく抱きしめてから耳元で続きを話し始めた。

 

「ベッドの上で、楽しい事をしませんか?」

 

「あの・・・その前に、話したい事があります」

 

カルは、深呼吸をしてから続きを話し始めた。

 

「俺には、サズル・ロクという名前の幼馴染がいるんです。サズルは、ロク商会の会長の秘書をしています。サズルの父親のロク商会の会長と俺の父さんは仲が良くて、毎年夏と冬の時期には家族ぐるみで食事会を開いています」

 

「ロク商会の会長とは、パーティーで挨拶した事があります。サズル・ロク殿の事は、カルさんのお母様から聞きました。優秀な方で、5年前に結婚して子供が2人いる方ですね」

 

「そうです。ラキュースさんと婚約したと、手紙で報告したら返信が届きました。内容は、お祝いの言葉と浮気と勘違いされる行動をしないように注意するようにと書いてありました」

 

「浮気は、いけません!誤解を招く、行動もいけません!ロク殿は、ちゃんと分かっていますね!」

 

ラキュースは、真剣な表情で発言した。

 

「そうですね・・・手紙を読んでる途中で、サズルが昔言ってた事を思い出したんです。赤い薔薇を部屋に飾ってから子作りをすると、女の子が産まれる可能性が高くなると言っていた事を・・・」

 

「ロク殿のお子さんは・・・姉妹でしたね♪」

 

「俺の部屋に、薔薇の花束を花瓶に入れて飾っているんですけど?ラキュースさんが、良ければ俺の部屋でしませんか?」

 

「カルさん!行きましょう!」

 

2人は、まことしやかな話で根拠はないが、リザという名前を決めた時から女の子が欲しいと思うようになったのでカルの部屋に移動した。

 

2人は、部屋に入るとベッドの前でキスをした。

 

部屋には、唇と舌が絡み合う音が響いた。

 

「今日は、私がカルさんを気持ち良くさせてあげます♪」

 

「よろしくお願いします!」

 

カルとラキュースは、下着姿になった。

 

「ラキュースさん。赤色の下着・・・凄く似合っています!」

 

「ありがとう♪気に入ってくれて良かったわ♪」

 

「似合っているので!外すのがもったいないです」

 

ラキュースは、笑いながら話し始めた。

 

「カルさん。脱がないと、赤ちゃんを作れませんよ♪」

 

「そうですね」

 

ラキュースは、部屋の明かりを小さなランプにしてからカルをベッドに誘導した。

 

「カルさんのここは、興奮してますね♪」

 

ラキュースは、カルのペニスを優しく撫でた。

 

「あっ!うっ!」

 

カルは、刺激に興奮して声を上げた。

 

「カルさんの準備は、万端ですね♪」

 

「我慢が、できない!最近、性欲が強くて・・・」

 

「多分ですが、赤ちゃんが欲しいと思っているからだと思いますよ♪」

 

ラキュースはアソコを弄って濡らしてから、カルのペニスをアソコに入れた。

 

「あうっ!あっ!出てる!」

 

「いっぱい出して下さい♪」

 

カルは、大量の精子を出した。

 

「いっぱい出ましたね♪」

 

「はぁ・・・はぁ・・・今度は、俺がラキュースさんを気持ち良くします!」

 

カルは、勃起したペニスをラキュースのアソコの中で動かした。

 

ラキュースは、カルのペニスが自分の感じる所に触れると声を上げた。

 

ラキュースは、部屋の声が外に漏れないようにマジックアイテムを使った。

 

「そこは!あうっ!いっちゃう!?」

 

カルは、ラキュースが悶える姿を見て興奮した。

 

「ダメ!本当にいっちゃう!?」

 

「まだ!続けます!」

 

2人は、激しい夜を過ごした。




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