ラキュースの部屋を覗く 作:カール
カルは、透視メガネと透明になれるマジックアイテムを見付けた遺跡に来ていた。
カルは、30歳前後に見える男性を見かけた。
その男が気になったので、透明になれるマジックアイテムを使って、透明になってから服を脱いで男性に近づいた。
カルは、男性から2メートル程離れた位置に居る。
(裸は、少し寒いなぁ・・・くしゃみとかで、気付かれないように注意しないと!)
カルは、男性の言動に耳を傾けた。
「まぁ、こいつだけで満足するかぁ・・・」
男性は、杖型のマジックアイテムを見ながら呟いた。
(この人も、何かを見つけたのか?)
カルは、その杖が気になった。
「帰るかぁ・・・」
カルは、裸では追いかけるのは難しいので、透明化を解いてから服を着て男性の跡をつけた。
男性は、遺跡から1時間程歩いてから貴族の別荘に入っていったので、カルは透明になってから屋敷の中に入った。
カルは、男性と屋敷の高齢のメイドとの会話を聞いて、男性の名前がサマエで、1ヶ月前に遺跡で杖型の催眠マジックアイテムを見付けてから女性に催眠を掛けて楽しんでいた事が分かった。
サマエは、催眠のマジックアイテムは強力だが弱点もあったので、他にもマジックアイテムがないかと遺跡を探していた。
サマエは、高齢のメイドからの報告を聞いた。
「サマエ様。別荘でパーティーを開くので準備をするようにと、パーン・リサクラキ・モラキ様から手紙が届きました」
「何時だ?」
「明後日です」
「この別荘で過ごすのは、今日までだなぁ〜。気に入ってたのになぁ~」
そう言ってサマエは、2階に上がって行った。
「この催眠の杖は、強力だけど女にしか催眠を掛けれないんだよなぁ~しかも、1人だけにしか掛けられない!」
サマエは、別荘で1人で過ごしている女性や管理人の女性に催眠を掛けて楽しんでいたら、親族や友人がやってきて焦って逃げた事が何回かあった。
この別荘は、高齢のメイドが一人で管理をしているので、やりたい放題していたがしばらくは使えない。
「男にも催眠を掛けれたら、やりたい放題出来るのになぁ〜」
サマエは、身支度をした。
「催眠の杖は、1人目に催眠をかけて、2人目に催眠をかけたら、1人目の催眠が解けるから・・・・連続使用ができない。まぁ、催眠が解けたら俺の事は忘れてるからい良いけど・・・」
カルは、最高のマジックアイテムだと思って、奪おうと決意したが使い方を実際に見るまでは慎重に行動すると決めた。
サマエは、別の別荘に侵入した。
「この別荘は、高齢のメイドが一人で管理しているって言ってたなぁ・・・」
サマエが、高齢のメイドに催眠の杖を向けると杖が光った。
それを見た高齢のメイドは、虚ろな目になる。
「名前は?」
「カエデルミ・ルーマです」
「俺の名前は、サマエだ!俺の言う通りにしろ!」
「はい・・・分かりました」
少し反応が遅いが、強力な催眠が掛かっているのが分かる。
「ルーマ、この別荘の持ち主は、いつ頃この別荘を使う予定だ?」
「3日後に、ご家族と護衛の皆様と一緒に来られる予定です」
「3日後か・・・明日まで好きに使うぞ!それから、俺の事は誰にも話すな!」
「畏まりました」
「飯だ!飯を用意しろ!」
「はい、20分程お待ち下さい」
サマエは、この別荘の主の部屋に入って過ごした。
カルは、透明な状態で部屋に潜んでサマエが寝るのを待った。
(寝たな・・・そのまま、寝ててくれよ!)
カルは、音を立てないように杖を盗んでから屋敷を出た。
(良し!成功だ!)
カルは、いきなりラキュースに使って、失敗したら大変なので、1回誰かに催眠を掛けて試す事にした。
カルは職場の部下の女性に、催眠の杖を使ったら上手にかかったので安心をした。
次の日に、ラキュースが仕事から帰ってきたのを透視メガネで確認してから、ラキュースの部屋のドアをノックした。
(心臓の鼓動が凄い!ヤバい!失敗したらどうしよう!!)
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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