カイナシティで海水浴を楽しんで、商店街で買い物を楽しんだオオゾラ一行は、博物館に目を向けた。
「オオゾラさん、博物館に行って見ません?」
ツツジが博物館を指差して行ってみないかと誘って来た。
「博物館に?」
「カイナシティの博物館には様々な展示物がありますの。この街の歴史や海を探索する機会が沢山ありますの」
「街の歴史に思いを馳せるのも悪くないですね」
ツツジが行こうと誘い、ナギもオオゾラに行く事を勧めた。
「じゃあ、行って見るよ」
「ええ、では行きましょう」
「博物館か、お土産楽しみだな」
「フウは博物館になるとお土産で頭一杯になるね」
フウがお土産を楽しみにしているとランがからかった。
「いいじゃんか、博物館でいいお土産欲しいし」
「はいはい、それは後にして、まずは博物館に行きましょう」
ツツジが宥めると、オオゾラ達と一緒に博物館へと向かっていった。博物館に行って入場料を払い、部屋に展示されている展示物を見て回った。
「うわあ、珍しい機械が沢山あるね・・・」
展示されている海の探索に使う機械を見てフウが驚いていた。
「カイナシティ、そして海にまつわる歴史がこんなにありますのね・・・」
「ツツジお姉ちゃん、歴史に凄いこだわるね」
「ええ、人は歴史から学ぶ生き物ですから」
ツツジは嬉々として展示物を見て回っていた。
「あら・・・?」
ナギがある存在に気付いた。
「ナギお姉ちゃん、どうしたの?」
「バンダナを巻いている人達がいます・・・」
ナギに言われてみるとアクア団のしたっぱ達がいた。
「アクア団がこんな所に・・・」
「何をするんだろう・・・」
アクア団がいる事にフウとランは不安視していた。アオギリがホエルオーを助けるのを手伝ってくれたとは言え、したっぱは何をするのか分からない。何か良からぬ事が起こらなければいいのだが・・・。そう思いながら、オオゾラ達は二階に上がって展示物を見た。
「やい、館長!博物館に関する資料を俺達アクア団に寄こせ!」
二階に上がるとアクア団のしたっぱ達が館長に資料を寄こすように迫っていた。
「アクア団、やっぱり問題を起こしてる!」
「止めなければいけませんね!」
フウとナギが向かっていってアクア団を止めに入った。
「オオゾラさん、私達も行きましょう!」
「うん、分かった!」
オオゾラもツツジに連れられてアクア団を止めに廻った。
「何だ、俺達の邪魔をするなら容赦しないぞ!」
アクア団のしたっぱ達がポチエナやキバニアを繰り出して来た。
「皆さん、博物館を守りましょう!」
「うん!」
「一緒に頑張ろうね!」
「さあ、行くよ!」
ツツジの掛け声に、オオゾラ、ラン、フウが頷いた。ノズパス、タツベイ、ソルロック、ルナトーン、ペリッパーを繰り出してオオゾラ達はアクア団のしたっぱに立ち向かった。
「行きますわよ!」
ツツジの指示で、ノズパスがパワージェムを飛ばしてポチエナを倒した。
「かみつく!」
オオゾラの指示でタツベイがかみつくをしてキバニアを攻撃、りゅうのいかりでキバニアを倒した。
「しねんのずつき!」
「サイコキネシスだよ!」
フウとランがソルロックとルナトーンに指示を出して、アクア団の繰り出して来たズバット達を蹴散らしていった。
「ぼうふうです!」
ナギの指示でペリッパーがぼうふうを飛ばしてキバニア達を蹴散らしていった。
「うわああ、強いぞこいつ等・・・!」
「アクア団、博物館で悪さをするのは止めなさい!」
ツツジが観念して悪さを止めるように言った。
「どうする、ここで引き返すのか?」
「けど、何もなしじゃアオギリ様に・・・」
「おい、まだ手こずってんのか・・・・」
そこへ、アオギリがやって来た。
「アオギリさん・・・」
「おじさん・・・」
アオギリが現れてツツジとフウは複雑な気持ちになった。ホエルオーの時は助けてくれた善人だったが、ここでは博物館で悪さをする悪人として現れたからだ。
「また会ったな、ガキンチョ共。まさか俺達の邪魔をするとはな・・・」
「おじさん、どうしてこんな事をするの。アクア団は何が目的なの!」
「そうだよ、こんな悪い事するなんてらしくないよ!」
「ガキンチョには分からない、大人のやり方があるんだよ・・・」
アオギリは苦い顔をするとオオゾラ達にある事を話した。