「お前等は知ってるか、全ての命は海から生まれたんだ」
「海、確かに、本で見た事がありますわ」
アオギリの言葉にツツジは本で勉強した事があると言った。
「そうだ、この世の生きとし生ける命、全てが海から生まれたんだ。海は俺達にとって親みてえなもんなんだ。だが、人間達はその恩恵を忘れて海を汚し、そこに住んでいるポケモン達の住処まで奪っている・・・」
アオギリの言葉には海を汚す人間への憤りと、それに苦しむポケモン達への思いが感じられた。
「海が汚れ、罪のないポケモン達が苦しんでいく・・・。そんな世界が許されるわけがねえんだ・・・!だから俺はアクア団を組織したのさ。俺達による、ポケモンの理想郷を築くためにな!」
「おじさん、ポケモンに優しいのはそうした理由があったからなんだ・・・」
アオギリの言葉にフウはホエルオーを助けたのはそうした思いがあったからなのかと言った。
「へ、柄にもなく熱く語っちまったぜ。と言う訳だ、ガキンチョ共には警告しておくぜ。俺達アクア団の邪魔をしない事だ。ホエルオーの時は手を貸したが、これ以上俺達の邪魔をするなら、容赦はしないぜ!」
「アオギリさん、一つ聞いてもいいでしょうか?」
「あん?なんだ・・・」
ナギがアオギリに思う事を言った。
「人間達が海を汚しているのは確かです。ですが、人間達も自然の一部なのです。大事なのは人間と自然がどう共存していくかなのではないでしょうか?」
ナギの言葉にアオギリは思いがあるような顔をしたが、すぐに割り切って言った。
「そんな甘い考えがあるから今もポケモン達が苦しんでいるんだ。人間がいる限り、ポケモン達は苦しんでいく。それが人間とポケモンが歩んで来た歴史だ」
「ですが・・・」
「話は以上だ。とにかく、俺達の邪魔はするなよ。じゃあ、あばよ!」
アオギリはしたっぱ達を連れて博物館を去っていった。
「おじさん・・・」
「何だか、辛そうだったね」
フウとランはアオギリの後姿が悲しく寂しそうに見えたのを感じていた。
「人間も元は自然の一つ。彼等とポケモンが共存する道は無いのでしょうか?」
アオギリが否定した事にナギは悲しさを感じていた。
「ナギお姉ちゃん・・・」
「ナギさん、大丈夫、おじさんもきっと分かってくれるよ」
心配するナギとオオゾラにフウが笑顔で言った。
「おじさんだって根は優しい人なんだ。今は分からなくても、いつかきっと分かってくれるよ」
「そうだよね、なんだかんだでアオギリさん、優しい人だし、きっと大丈夫だよ」
「ふふ、そうですね。いつかあの人にも・・・」
「じゃあ、私達は博物館を見学しましょうか。そうしたら、また海を楽しみましょう!」
「それはいいね!」
「海水浴、楽しみ!」
ツツジに言われてフウ、ラン達は引き続き、博物館を見て回った。そうして楽しんだ後、海水浴を楽しみのだった。
「オオゾラさん、楽しくはしゃいでましたね・・・」
「うん、海を泳ぐの楽しかったよ」
海水浴を楽しんだ後、オオゾラはナギの膝の上に横になっていた。膝枕をしているナギが優しくオオゾラに微笑んでいた。
「オオゾラさん・・・」
ナギが少年を抱き締めると、自分の気持ちを語った。
「私、少し悲しいんです・・・」
「ナギお姉ちゃん、どうしたの?」
「アオギリと言う人に私の考えが届かなかった事です・・・」
「それって・・・」
「人間も自然から生まれて、そしてポケモンと共存する存在になった。文明の発展で、人間達は海を汚し、自然を破壊したかもしれません。でも、全てがそうじゃない。ポケモンも人も繋がっているんです。それをアオギリさんに伝えられなかった・・・」
そう言うナギは悲しさで目に涙を浮かべていた。
「ナギお姉ちゃん、大丈夫だよ、フウ君も言ったよ。アオギリさんもいつか分かってくれるって。信じよう、アオギリさんが分かってくれるのを・・・信じようよ」
「オオゾラさん、そうですね。アオギリさんも根は善人、きっと分かってくれる日が来ますよね」
少年に励まされてナギは穏やかな顔をした。ナギの微笑みを見て少年は安心していた。
「オオゾラさん・・・?」
「ナギお姉ちゃん、あ・・・」
「ふふ、ここが大きくなってますね・・・」
ナギの温もりを感じて下半身が勃起しているのが感じられた。
「ナギお姉ちゃん・・・」
「いいですよ、今日はオオゾラさんと愛し合いましょう・・・・」
ナギが両手を伸ばして誘って来る。少年はナギに抱き着いて押し倒した。