「ガキンチョ共か、まさかここまで来るとはな・・・」
アオギリがオオゾラ達に気付いて視線を向けた。
「貴方の野望を止めに来ましたわ!」
「ホウエン地方を荒らさせはしません!」
ツツジとナギが啖呵を切った。
「へ、いい加減てめえらを褒める言葉も無くなったぜ。流石だぜ、ガキンチョ共!」
そう言うとアオギリは海の方に目を向けた。オオゾラ達が見ると、そこには灰色の眠る大きなポケモンがいた。
「美しいだろ、海に眠るカイオーガの姿は。俺はこのあいいろのたまでカイオーガを目覚めさせるんだ。そしてカイオーガのあるべき姿、ゲンシカイオーガの姿にさせる!」
「そんな事はさせませんわ!」
「私達が止めてみせます!」
「へ、そこまで言うなら俺を止めてみやがれ!さあ、勝負だ!」
アオギリがグラエナとクロバットを繰り出して来た。
「オオゾラさん、行きましょう!」
「うん、止めなきゃ!」
ツツジとオオゾラがこれに立ち向かった。ツツジはゴローニャを繰り出して、オオゾラはペンドラーを出して挑んだ。
「ほのおのキバだ!」
アオギリの指示でグラエナがほのおのキバでペンドラーを攻撃して来た。
「かわして!」
オオゾラの指示でペンドラーはかわすとどくづきでグラエナを攻撃して来た。
「いわなだれですわ!」
ツツジがいわなだれで攻撃してグラエナを怯ませた。
「野郎、やりやがったな!」
アオギリの指示でクロバットがねっぷうを飛ばしてペンドラーとゴローニャを攻撃した。
「これ以上はさせませんわ!」
ツツジの指示でゴローニャがストーンエッジでクロバットを攻撃してこれを倒した。
「オオゾラさん、今ですわ!」
ツツジの合図でオオゾラはペンドラーにメガホーンを指示させてグラエナを倒した。
「やるな!」
アオギリはベトベトンとサメハダーを繰り出して来た。
「では私はこちらで・・・!」
ツツジはゴローニャを戻してダイノーズを繰り出した。オオゾラもペンドラーを戻してレアコイルを出した。
「シャドーパンチだ!」
アオギリの指示でベトベトンがシャドーパンチでレアコイルを攻撃した。
「ねっとうだ!」
更にサメハダーにねっとうを指示して、ダイノーズに攻撃させた。
「まもるですわ!」
ツツジの指示でダイノーズはまもるをしてこれを防いだ。
「だいちのちからですわ!」
ツツジの指示でダイノーズはだいちのちからを使ってベトベトンを倒した。
「オオゾラさん、チャンスですわ!」
「うん、行くよ!」
オオゾラの指示でレアコイルは10まんボルトをしてサメハダーを見事に倒した。
「流石だな・・・!」
「オオゾラさん達の勝ちです!」
オオゾラとツツジの勝利にナギ達は喜んだ。
「はは、流石は世界を救わんとするヒーロー、ヒロイン様の力はすげえぜ!だが、俺とて自分の目的を諦められるか!負けてもこの玉を使って!」
敗れたアオギリだが諦めきれずにカイオーガを復活させようとした。
「お待ちください、そんな事をしたらホウエン地方に恐ろしい災厄が・・・!」
ツツジが止めようとした時だった。
「アオギリ・・・!」
「イズミ?」
そこへイズミがやって来た。
「もうやめて、カイオーガを復活させてもあんたの理想の世界は訪れないのよ」
「イズミ、お前だけは俺を分かってくれていると思ってたけどな。俺はやるぜ、目覚めろお、カイオーガ!」
「おじさん!」
「ダメーーーーー!!!」
フウとランが叫ぶがアオギリはあいいろのたまを光らせた。玉の光に呼応して。カイオーガが目覚めだした。目覚めたカイオーガは洞窟から出ると咆哮を上げてホウエンの空を雨雲に変えて大量の雨を降らせた。
「ぐはは、遂にやったぜ!」
「おじさん・・・」
「そんな・・・」
「アオギリ、何て事を・・・」
カイオーガの復活、目的を達成して笑うアオギリにフウとラン、イズミは愕然としていた。
「これで俺の求めていた世界が完成する、これで・・・!」
すると携帯機からなり出した。
「おう、俺だ。何、雨が降ってるだって?そりゃあ、そうだろ、これで俺達の・・・・何?!」
外にいるしたっぱの言葉にアオギリは愕然とした。それはアオギリの望んでいたものとは程遠い物だった。