八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録 R-18 作:あならなあ
「···ホント、良い景色ね」
人の賑わいを表しているかの様な、色取り取りの光に彩られた街並み。ワイングラスを片手に、ホテルの高層階から見下ろすその景色は、何とも美麗なモノだった。
いつも、空から見下ろしているのに、見え方が違って、何かとても新鮮な気分。
「お気に召して頂けましたかな?竜のお姫様」
「···お姫様、何て柄じゃないわ」
「では、女王様かな?」
「からかわないで、ミスター」
「からかってなんていないさ」
そう言って、おどけた表情で私の持つワイングラスに、自身が持つワイングラスを軽く当てて、グラスを傾ける。
この人が用意した、深紅のマーメイドドレスの大胆に空いた背中部分から、彼の左手がドレスの中に入り、お腹に回ってくる。。
「ディナーの後も、ていうのを期待していいのかな?」
「どのような事を期待をしているのか、聞かせて頂いても?」
「男がホテルの自室に美女を招いて、期待する事なんて一つだと思うよ」
ワイングラスを机に置き、ミスターの手が私の頬に添えられ、ミスターの方に顔を向けさせられて、視線を合う。
「クスッ、竜を組み敷く度胸はある?奇術師さん」
「組み敷くだけじゃなく、羽ばたいても逃がさない覚悟ならあるよ」
「そう、楽しみね」
私の送る挑戦的な視線の返事として、ミスターの唇が私の唇に落とされた。
▼▼▼
「んっ、はっ」
夜景を見下ろしながら、啄むようなキスを交わしあう。
後ろから抱き締められ、ドレスの内と外を、さする様に彼の指が流れていく。背中や脇腹、腰に太股と、胸やお尻に触れそうで触れない絶妙なラインを触れてきて、もどかしさを感じる甘い痺れが、私の中にある女の部分を刺激してくる。
唇が離れ、彼と向き合う様に体が回転させられる。そして、ドレスがシュルリと滑り落とされて、体を撫でながら床に落ちる。咄嗟に、何も着けていない胸を手で隠そうとしてしまうけど、その手は彼の手によって阻まれ、窓に押し付ける形で私の頭の上で固定されてしまった。今更なのに、裸の私を彼に見られていると思うと、恥ずかしさで顔を反らしてしまう。
「とても綺麗だよ、リューキュウ」
「んんっ」
再び、今度は深く、私を貪るように唇が降ってきた。
そして、撫でる様な優しい手付きで、彼の指が胸に触れてきた。
これでも、ルミや萌に負けていないと思う位には、見目が良いのは自覚している。男性経験も皆無ではない。何人かの男性とお付き合いをし、肌を重ねた経験もある。でも、彼の指から感じるそれは、今まで経験した事がない位、私の体を悦ばせている。
大して力の入っていない彼の手から、自身の手を抜き、彼の頬を挟むようにして抑え、更に深く口付けさせる。絡み合う舌は、互いの口内を侵そうと鬩ぎ合う。
「ハァハァ、座って」
酸素を求める様に唇が離され、唾液に濡れた彼の唇が、月明かりに照らされて光っている。スッと持ち上げられ、窓の所に座らされると、足を開かされる。濡れ始め、シミを作っているショーツが晒されてしまった。
「綺麗な色をしている」
「っ♥い、言わないで、恥ずかしいわ」
「恥ずかしがっている君も、綺麗で美しいよ」
「っつう♥」
クチュリと、ショーツをずらして私のアソコに、彼の指が入ってくる。快感で反射的に指を噛み、顔が上に仰け反ってしまった。
私のアソコを丹念にほぐしながら、彼の舌が喉を舐め下ろし、鎖骨を通って私の胸を這い回る。空いている手は、当然舌の這い回っていない方の胸を揉みしだいている。
「あっ♥♥」
「···ここが、良いんだね」
自分の指では届かせる事の出来ない、私の弱い所に彼の指が到達し、思わず大きく甘い声が出てしまった。
激しい訳でもないのに、的確に弱い部分を責めてくる彼の指使いに、下半身が急激に高まってくる。
「っ♥あっ♥あうっ♥あっ♥」
「好きな時に、イッていいから」
「だ、だめ♥♥そんな♥♥イクっ♥♥♥イッ♥♥♥」
咄嗟に、彼の頭を胸にギュウッと抱き締めてしまった。それと同時に、体がビクンと跳ねた。ああ、指だけでこんなにアッサリ絶頂させられてしまうなんて。
「あっ♥い、今は駄目っ♥♥♥」
まだ絶頂の余韻が残っているというのに、私の腕から抜け出た頭が、私の股の間に来て、ジュルッと音を立てた。溢れ出る汁を吸いだし、掬い舐める様に、彼の舌が私のアソコの中で動いている。
彼の舌が、膣壁に、陰核に当たる度、私の体は小刻みに跳ねる。
「ふあっ♥♥はぁっ♥♥っっ♥♥♥」
ピチャッピチャッという湿った音と、私の嬌声だけが部屋に響いてどの位の時間が経ったのか。恐らく、数分も経っていないだろうけど、体感では数時間経ったかの様に感じてしまう位に、襲いくる快感で体がクッタリしてしまっている。
「そろそろ、こっちをお願いしていいかな?」
「っ!!!」
彼が私から離れ、窓から下ろされて、今度は床にペタンと座らされた。そして、眼前に彼の逞しいモノが。
私は、ビクビクと跳ねるソレに優しく手を添え、根本から先へ舌で舐め上げる。むわっと香る男の香りが、脳を痺れさせる。ああ、これが私の中に入ったら、ソレを想像すると、勝手に下半身が熱くなる。
「んっ!んじゅっ!じゅずっ!」
正直、私はこのフェラチオという行為が余り好きではない。私は、どちらかというと尽くしてあげたい女だ。相手が気持ち良くなる様奉仕するのに抵抗はない。でも、今まで肌を重ねた男性は皆、フェラチオの度に、頭を押さえつけて無理矢理奥まで突っ込んでくる人達ばかりだった。
そうする事で、えずいたり苦し気にしている様を見て、強い女を屈服させた気になるから仕方ない、とルミ達に言われ、もうそういうものだと思っていたけど、この人は、私に任せて私の髪を優しく鋤いているだけ。
ああ、いつもは苦いだけで顔をしかめるのに、先走り汁ですら美味しく感じるなんて。
「くっ!」
「あっ···」
「ごめんね。俺ももうおじさんだから、回復も遅いしそんな何回も出来ないから。君の上のお口も名残惜しいけど、君に初めて出すなら、下のお口が良いかな」
「···でしたら、仕方ありませんね」
もうすぐ出る、と経験則で思いながらラストスパートを掛けようとした矢先、彼は腰を引いてモノを口の中から抜いた。情けないけどねぇと苦笑しながら言う彼に、ゾクゾクとしたものを感じながら、彼の手を取ってベッドへ。
そして、組み敷こうと私を先に寝かせようとする彼の隙をついて、逆に彼を私が組み敷く。
「フフッ、私、尽くす女ではありますが、上になりたい女でもあるんですよ」
「あらら、お手柔らかにお願いしたいね」
「それは、その時の私に乞い願って下さい」
彼のモノの上に跨がり、アソコをモノに擦り付けながら、彼を見下ろす。
恐らく、今私は、捕食者の目をしているんでしょうね。
「あ、ちょっ!ゴムは?!」
「大丈夫です、ちゃんと避妊薬を飲んでいますから。ミスターの初めてペニス、ゴム越しに感じるなんて野暮な事はしたくないんです」
私は、彼の生のペニスを、彼に入念に濡らして貰ったアソコの入り口にあてがい、腰を落とす。
「んあっ♥♥♥」
「くおっ!!こ、これは凄い締め付け」
セックスには相性がある、とは耳にした事がありますけど、こういう事だったのね。ただ、ミスターのモノを咥え込んだだけなのに、膣がキュウキュウとかってに収縮しているのが分かる。こんな体の反応、初めて。
「動きますよ」
「うぐっ!」
バチュ、バチュ、とお尻が彼の腰に落ちる度に音を奏であい、子宮口の入り口にペニスの先がキスして、ビリビリと背骨を伝って脳へ快感の稲妻が走る。
もっと感じたい、もっと感じさせて。本当はじっくりと堪能したいのに、腰を上下させるスピードが勝手に早くなっていく。
長く、この人のモノを感じていたい。早く、この人の精子を受け止めたい。二律背反した感情が、体のコントロールを放棄させる。
「くっ!!ご、ごめん、もう」
「ああ♥♥出して♥♥出して♥♥私も♥一緒にイクから♥♥♥」
熱いものがせりあがってくる。それがペニスの先まで到達した瞬間、私は彼にギュウッと抱き付いて、渾身の力を込める気持ちで、ペニスをアソコで締め付ける。
そして、ドビュゥッと、彼の精子が私の子宮の壁を打つ。
「ミスター、いえ、迫圧絋さん」
「ハァハァ···何?竜間龍子ちゃん」
「私、今とても幸せです」
「俺もだよ。体を重ねた後で言うのもなんだけど、俺の恋人になってくれるかい?」
「ええ、喜んで」
もう、決して離さないわ。フフッ、これじゃあ、ルミの事をとやかく言えないわね。
「······えと、何してるの?」
「あら、そんなに何回も出来なくとも、何回かは出来るんですよね。まだまだ恋人達の夜は始まったばかりですよ」
「······本当に、お手柔らかに」
「ウフフ」
▼▼▼
「あら、ルミナイネン」
恋人との熱い一夜を終え、ちょっと窶れた彼を伴って朝食バイキングに来てみたら、何やら足をカクカクさせているルミナイネンと、彼女を腕にすがらさせているダイナマイトの姿があった。
ウラビティやフロッピーから話には聞いていたけど、二人の言っていた事は、誇張のない真実だったのね。
「あら、恋人の前で、何他の女性と熱い視線を交わしているんですか?」
「えっ!?いや、これは、そういうんじゃなくて」
「チェックアウトまで、まだ時間はありますよね?」
「···出来れば、もう少し休ませてほしいかなぁ~って」
「だ~め♥」
しっかし、Mr.コンプレスとリューキュウが×を挟んで並ぶ事なんて、ワテの作品以外であるんすかねぇ。あったら、是非教えていただきたい。