※この作品はR-18です。

憂愁のロクサーヌ   作:kozo

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母乳シチュメインです。


異世界の母乳皇妃

エルロン、領主邸宅の庭先──

 

「貴方が息災でいることは陛下にお伝えしますから、ロクサーヌ…」

 

「はい、ルセリア様もお元気で…」

 

 憂いを帯びた眼差し。

 私を残して去ることを心苦しく思ってらっしゃるのでしょう。

 もし叶うのならともについて行きたい……

 そんな想いが私の顔に滲み出ていたのだと思います。

 無常にも両手を握り合って別れを惜しんでいるルセリア様を白い光が包んでいき、その閃光が一際強く瞬いた次の瞬間には、すでにそのお姿はなくなっていました。リュート陛下や他の妃たちの暮らすエーデルラントに帰還したのです。

 

 

 

「……ロクサーヌ様」

 

 振り向くと、私たちをこちらの世界へと召喚したエルロンの領主・ルーファス殿が、申し訳無さそうにして佇んでいました。

 領主殿は聖剣を用いた儀式を行うことで、異世界から強大な戦闘力や特殊な能力を持つ聖騎士を召喚することができます。

 どうやら時空の壁を越えることで戦いとは無縁だった者にも力が与えられるようで、ルセリア様は誰も太刀打ちできなかった大型の魔獣をおひとりで討伐してくださいました。

 なぜかはわかりませんが、召喚される者はリュート陛下の妃や懇意の者が多く、私はこの異世界の地で、よく見知った方々との再会と別れを繰り返しています。

 まだお若いというのに、領主殿はこちらの世界の聖騎士を幾人も屋敷に住まわせ、街の治安維持に努めています。

 時には過ちを犯した者に領主として厳しい裁定を下すこともありますが、その一方で対立した者を自身の陣営に招き入れる器の大きさを併せ持ち、その飾らない人柄ゆえに市民からの人気も高いです。

 領地の規模は違いますが、私はその姿に在りし日の陛下が重なって見えることがありました。

 

 

「本来であれば、先にお呼びしたロクサーヌ様から元の世界にお帰り頂くのが道理だと思うのですが……もう一年もの長い間、お力添えを頂くこととなり心より恐縮しております…」

 

 領主殿は、私が異世界で王族の身分であることを配慮してよく気配りして下さいます。その恭しい振る舞いは一年経っても変わっていません。

 

「いえ、お気になさらないで……私の役目はまだ終わっていない、ということなのでしょう」

 

 "あの子を助けてあげて"

 こちらの世界に向かう途中、異空間の中で確かに聞こえた女性の声。領主殿に尋ねると、その声の主はきっと女神様に違いない、とのことでした。

 前述した通り、召喚された聖騎士は元の世界では持ち得ない不思議な力を授けられます。その力を行使してルーファス殿に助力して欲しい、ということなのでしょうが、私が得たのは回復魔法で戦闘向きではなく、その力もフレイさんには遠く及びません。

 この地、ヴェルンでは領主同士が自身の地位をかけて配下の聖騎士を試合させるのですが、出場できる人数には限りがあります。

 その少ない枠に私が入る余地はありません…

 

「いつもロクサーヌ様には美味しい料理をつくって頂いて……おかげで先日の試合も快勝でした」

 

「いえ、聖騎士のみなさんが奮闘してくれたからです…」

 

 私に出来ることと言えば、マーガレット殿とともに聖騎士の栄養管理に努めることくらいです。

 

「そんな、ご謙遜なさらず」

 

「……ええ、ありがとう。今晩は久しぶりに私の故郷の料理をつくろうかしら」

 

「それは楽しみですね」

 

 本能的なもので悪気はないようなのですが……

 領主殿は時折、会話をしながら私の胸に視線を送ってきます。

 その視線には不思議と不快感はなく、むしろ本能に抗おうとしている領主殿を見ると、出会ったばかりの頃の陛下を思い出し、自然と笑みが溢れてしまうのです。

 周囲に侍らせている聖騎士の皆さんも総じて胸が豊かなので、きっとお好きなのでしょう。もちろん、私に手を出してくることなど一度たりともありません。

 領主殿がテレシアさんやナターシャさん達に囲まれているのを見ると、私はよりいっそう領主殿と陛下が重なって見えるのでした。

 

 

 

 

 

 

 夜──

 

 「…………はぁ」

 

 昼間は何かと騒がしい屋敷の中は火が消えたように静まり返っています。そんな中、あてがわれた自室に私の嘆息だけが静かに響きました。

……私には、聖騎士でありながら試合に貢献できないこと以外にもうひとつ悩みがあります。

 私は生来の母乳体質なのですが、聖騎士になってからその量が増えたようで、夜が更ける頃には溜まったミルクが疼き出して搾り出さないことには眠れないのです。

 今夜もいつものルーティンをこなさなければなりません。桶をテーブルの上に乗せて肩紐をずらし、胸を露出させます。何度か搾ると、やがて溢れ出したミルクが桶の側面に当たって、チー、チーッと乾いた音を鳴らし始めます。私はその音を聞く度に堪らなく虚しくなります。

 

………あの頃に戻ってしまったようね…

 

 以前、私はとある地方領主の妻でした。夫婦の仲は冷めきっていて、私はいつもひとりで過ごし、鬱屈とした日々を送っていたのです。

 そんな中、領地に赴任してきたまだ学校を出たばかりのリュート陛下と出会いました。

 私達は互いに惹かれ合い、紆余曲折を経て結ばれることになりました。陛下は私を色のない世界から救い出して下さったのです。

 陛下はふくよかな胸がお好きなお方。神聖魔族である陛下にミルクを揉み搾られ、吸い出されるのは至高の悦楽であり、それだけで達してしまうほどでした。

 しかし、陛下の寵愛を受けられない今は自分で搾るしかありません。吸わせる相手もいないのに湧き出してしてくるミルク。ルセリア様がいらっしゃった時には手伝って頂けたのですが、もうそれも叶いません。

 

 

 しばらくして、乳房の疼きが解消した時には桶に並々とミルクが溜まっていました。今度はそれを捨てるべく台所へと向かいます。

 暗い廊下を進み、領主殿の寝室の前に差し掛かかったところで、中から女性の艶めかしい声が聞こえてきました。領主殿は気の多い方らしく(それは陛下も同じではありますが)頻繁に女性を連れ込んでいるようです。

 この声は……ナターシャさんでしょうか…

 私は立ち止まり、はしたないとは思いながら部屋の中を見透かすようにじっとドアを見つめ、嬌声に耳をそばだてました。

 その甘い声は、私の中で一年もの間、陛下に抱かれないことで鬱積してしまった情慾を否応なしに刺激して、肉体を熱くさせました。深夜にこの部屋の前を通る度に私は発情させられるのです。

 漏れ聞こえる声が絶頂に向けて高まっていきます。

 私は堪らず小走りでキッチンに向かってミルクを捨て、自室に戻り自ら慰めました。そして、途方もない虚脱感に襲われ後、悲しみの内に眠るのです。 

 

 毎晩、毎晩……

 

 

 女神様は一体、私に何を望んでいらっしゃるのでしょうか…

 

 

 その答えを知る時は、数日後に突然訪れました。

 

 

 

 

 

 

 

「視察を兼ねて、キノコ狩りに行きませんか?」

 

 その日、領主殿に誘われてエルロン領内の飛び地にある森へと向かいました。領主殿と私に加え、護衛としてテレシアさんも随行してくれています。

 私は食材全般の知識が深く、食用のキノコを採ってはふたりに見せて説明しました。幸い、元の世界と同じものが多く自生しています。

 

「ロクサーヌ様がついてきてくださって助かります。テレシアは平気でボケキノコを採ろうとしますから」

 

「領主様、私はそんなにドジじゃないですよ!」

 

 和やかな雰囲気。辺りには小川が流れ、小鳥のさえずりが聞こえます。

 豊かな自然に囲まれて、気落ちしていた私は幾分、心が軽くなったように感じました。領主殿は私を気遣って誘ってくれたのでしょう。

 

「テレシア、向こうの木陰を見てみろ」

 

「アイアイサーッ」

 

「それでは、私は反対側を探してみます」

 

 各々持ち場を決めて探すことになり、私はふたりから離れて散策しました。

 

 

 しばらくしてから迂回するようにテレシアさんがいるはずの方向へと足を向けると、艶めかしい声が木々の間を抜けて聞こえてきました。

 息を潜めて近づいていきます。すると、そこには大木に両手をついて腰を突き出しているテレシアさんと、背後から胸を揉みまわしている領主殿がいました。

 何もこんなところでしなくても…

 若いふたりのことです、気が逸ってしまうのは仕方のないことかもしれませんが…

 

 少々、呆れながらも、その光景に遠い記憶が呼び覚まされました。陛下と出会った頃、私もあんな風に木陰でまぐわって乳を搾られたことがあったのです。

 

 羨ましい……

 私は率直に思いました。

 

 領主殿がベルトを緩めてズボンを降ろしました。

 その途端、私は目を見張りました。

 

 太く膨張した雄々しい肉剣。

 それが天を突くようにそそり立っているのです。

 陛下も素晴らしいものをお持ちですが、それと比べてもなんら遜色のない逸物…

 スカートが捲くられて、その膨らんだ亀頭が濡れそぼった秘裂に侵入すると、テレシアさんは背中を反らせて喘ぎ始めました。

 

「あっ♡あぁっ♡あ゛ぁッ♡はぁッ♡……」

 

 腟内を掻き回す、水気を帯びたいやらしい音がこちらまで聞こえてきます。

 ふたりの熱気にあてられた私は自らを慰めずにはいられませんでした。

 領主殿の手がテレシアさんの乳首を責め、ペニスが何度も打ち込まれます。私はそれを盗み見ながら、忙しなく乳首と秘部を弄りました。

 

 

 羨ましい……

 とにかく羨ましい……

 もし叶うのなら、私も……

 

 

 夫がいる身でありながらあらぬ妄想に耽っていると、森を吹き抜ける風が獣臭を運んできました。それは少しずつ強くなっていきます。

 

 咄嗟に振り返ると……

 

 数メートル先にこちらににじり寄る魔獣の姿があったのです。

 その瞬間、私の色情は消し飛び、代わりにかつてない恐怖が全身を包んでいました。

 

 

 

 

 

 女性の悲鳴を聞いて即座に繋がりを解き、周囲を警戒する。すると、地面に尻もちを着いたロクサーヌ様と今にも襲いかかろうとしている犬型の魔獣が目に入った。

 

 クソ、なんでこんなところにッ……

 

 この森の魔獣は一掃したはずだった。何者かが新たに放ったというのか……

 だが、今は考えている時間はない。ロクサーヌ様のお力は戦闘向きではないのだ。一刻も早く救助せねば。

 

「テレシアッ!」

 

 おれの指示と同時に槍を持ったテレシアが飛び出して、魔獣に向けて駆けていく。魔獣はテレシアを脅威と見なしたようだ。警戒の矛先をテレシアに向けた。

 

「大丈夫ですか、ロクサーヌ様ッ」

 

「え、ええ……」

 

 ロクサーヌ様は腰を抜かしているようだが、幸いにも無事だった。

 

………さて、どうする

 

 相手は中型の犬の魔獣。小型なら聖騎士一人で事足りる。ただ、中型に対処するには並の聖騎士がふたりはいる。

 一応、ロクサーヌ様を含めればふたりになるが、戦力として勘定しないほうがいいだろう。

 となれば、おれも戦うより他にない。

 おれは腰に吊るしている短刀に手を掛けた。

 

「ぐるるるるるッッ!」

 

 魔獣がこちらを威嚇する。低い唸り声が腹に響いて、手が震えてしまう。

 

「領主殿…」

 

 怯えているロクサーヌ様がおれの腕に抱きついた。豊かな胸が押し付けられる。

 

………うはぁ、ロクサーヌ様……やっぱりオッパイ大きいッ……!

 

 と、おれは思った。

 だが、今はそんなことを考えている場合ではないと、すぐに気を取り直す。

 

「ロクサーヌ様は必ず守ります。もし、おれ達が怪我をしたら魔法で治療をお願いします」

 

「はい……」

 

 震える手でナイフを握り立ち上がる。

 剣術の技量が乏しい俺が特攻してもやられるのは目に見えている。でも、囮にくらいならなれるはずだ。

 

「テレシアッ、おれが魔獣を引き付ける。おまえは隙を見て大技を叩き込んでくれ!」

 

「でも、危険ですよ!」

 

「いいからやるんだ!」

 

 手頃な石ころを拾い上げる。

 

「おーいッ、こっちだ!」

 

 大声を出しながら魔獣に向けて投げつけると、うまい具合に顔に当たった。怒りの込められた二つの瞳がおれを睨みつける。

 

「ぐおおおぉぉーッッ」

 

 ………来たッッ

 

 おれに向かって魔獣が突進してきた。ここまでは計画通り。命がけの鬼ごっこの始まりだ。

 木々の間をすり抜け、倒木の間を潜り、必死に逃げ回る。

 魔獣は相当、頭に来たのか執拗におれを追いかけ回している。テレシアのことは目に入っていないはずだ。

 おれはやや開けた空間に入った。魔獣が風のような速さで追いすがり、大きな口を開けて飛びかかってきた。

 だが、それこそがおれの狙いだった。

 

「シュトゥルム・ソール・トランツェ!!」

 

 木陰から飛び出してきたテレシアが魔獣の横っ腹に槍技を決めた。

 

「ぐえええッッ!」

 

 

……………勝った…!

 

 悲痛な叫び声に勝利を確信した。

 だが、次の瞬間……

 手負いの魔獣は予想外のしぶとさを見せ、おれの左肩にガブリと噛みついてきた。

 

「ぐっ…!!」

 

 噛まれた部位が燃えるように熱い。

 おれは呻きながら短剣を魔獣に突き刺した。

 

「ぎょえええぇッッ……!」

 

 急所に刺さったのか、魔獣が断末魔の声をあげて倒れた。

 

………終わった……のか……?

 

 おれは立っていられなくなってその場に倒れ込んだ。

 

「領主様ぁぁッッ!」

 

 テレシアの悲鳴が聞こえる。

 近付いてくる足音を天を仰ぎながら聞いていると、視界にテレシアの今にも泣きだしそうな顔が入ってきた。

 

「………魔獣は?」

 

「倒せました!だから、もうッ……」

 

「そうか……はぁ………はぁ……」

 

 安堵するとともに意識が遠のいていく。まぶたが異様に重い。

 

「領主様っ、今手当をしますから……領主様っ…!」

 

 噛まれた肩の痛みが感じなくなっている。

 こんなところで、俺は……

 

「領主殿っ!」

 

 駆けつけたロクサーヌ様がおれの顔を覗き込む。目前に大きな乳房がブルンブルンと揺れていた。

 

 あぁ……ロクサーヌ様のオッパイ……

 一度でいいから触ってみたかったなぁ……

 

 次第にオッパイの輪郭がぼやけていく。

 おれの意識は暗い水底に引き込まれるように消えていった。

 

 

 

 

 

 私が駆け寄った時には、領主殿はすでに虫の息でした。

 

「領主殿、気をしっかり持って!」

 

 すぐに回復魔法をかけますが、傷はかなり深いようです。

 

「ロクサーヌ様、どうしましょう……領主様がっ!」

 

「落ち着いて、テレシアさん……領主殿の名前を呼び続けて下さい」

 

 気が動転しているテレシアさんをなだめながら治療を続けますが、領主殿の呼吸は小さくなるばかりでした。

 私の治癒力では再生が間に合いそうもありません。

 

「いやぁ……領主様っ、領主様っ!」

 

 テレシアさんの悲痛な声があたりに響いています。

 

 

 

 あぁ、どうして私はこうも無力なのでしょうか……

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  "あの子を助けてあげて"

 

 

 唐突に響く、聞き覚えのある女性の声…

 近くで囁かれたのではなく、直接頭の中に語りかけられたような感覚がありました。

 直後、天啓を受けたように、とあるインスピレーションが私の脳裏に浮かびました。私は自身の能力と、私がこちらの世界でしなければならないことを、一瞬で理解していたのです。

 

 領主殿の頭を膝に乗せ、片方の乳房を露出させて身を屈め、乳首を口元に近付けました。そうしなければならないという使命感が私を突き動かしていました。

 

 

「ロクサーヌ様……何を……」

 

「この場は私に任せて下さい」

 

 テレシアさんには、さぞかし奇異な光景に見えたでしょう。ですが、その時の私にはなんの根拠もない自信がありました。

 

「領主殿、吸って下さい」

 

 薄く開かれている唇に乳首をねじ込みました。ですが、領主殿には乳首を吸う力さえ残っていないようです。やむおえず、乳房を搾って半ば強引にミルクを流し込みました。

 

 

……………ゴク…

 

 

 領主殿がミルクを嚥下して喉が鳴る音が小さく聞こえました。

 

「そうです、領主殿。さぁ、もっと……」

 

 胸を搾って少々強引にミルクを飲ませていきます。

 

「ロクサーヌ様、傷が……!」

 

 固唾を呑んで見守っていたテレシア様が声を上げました。領主殿の喉がコク、コクッとなる度に肩の傷が少しずつ癒えていきます。やはり、私の直感は正しかったようです。

 

───聖乳

 

 私のミルクには高濃度の魔力が込められており、それが爆発的に領主殿の治癒力を高めているのでした。

 

「その調子です、領主殿。もっとお飲みになって」

 

 夫以外の殿方に乳首を吸わせている…

 そんなことは、今の私には些末なことでした。

 領主殿の命を助けられること、そして初めて役に立てていることがなにより嬉しかったのです。

 領主殿の顔の血色がよくなってきました。傷もだいぶ塞がっています。

 

………あぁ、良かった……女神様はこの時の為に私に力を授けてくださったのですね……

 

 

 

「…………ンッ…」

 

 安堵していた私の肢体に電流のような衝撃が走っていました。体力を取り戻しつつある領主殿が無意識に私の乳首を吸ったのです。

 

………チュウ……チュパ……チュル……チュウ……

 

(あっ、あっ……なんで……こんな……)

 

 乳房を吸われながら私はひどく狼狽しました。

 乳首から迸る淫悦……それは、神聖魔族である陛下に吸われた時と同等のものだったのです。

 

 (まさか……領主殿も……?)

 

 真偽のほどはわかりません。ですが、領主殿は聖騎士を召喚する尋常ではない力を持っているのは事実です。同時に、陛下のように女を悦ばせる力を併せ持っていてもなんら不思議なことは……

 

(…………あぁっ…!)

 

 声が漏れ出そうになり、慌てて口元を抑えました。私が狼狽える間も領主殿は乳首を吸い続け、快楽が何度も乳房を駆けていきます。

 

 一年振りに味わう、悦楽。

 吸っているのは陛下ではないというのに、乳房を愛撫されるのが好きな私はどうしようもないほど感じていました。

 肢体がビクビクと引き付き、吸われていない方の乳首からもミルクが漏れ出しています。

 

 

………だめっ、これ以上はっ……

 

 

 この身体、この乳房はすべてリュート陛下のもの。王族たる私が他の男に乳房を吸われて感じるなどもってのほか…

……ですが、領主殿は私の乳房を責めているわけではなく、赤子のようにただ生きようとしているだけなのです。そんな領主殿を払い除けるなんて、もちろんできません。

 

「んっ…………くっ…………はぁ…」

 

 領主殿の快復を待ち続ける私は、吸引の快楽に声が漏れ出るのを抑えられなくなっていました。もう一方の乳首から溢れ出したミルクで、服に大きなシミが広がっています。

 そばにいるテレシアさんは、きっと不審な目で私を見ていることでしょう。羞恥に顔が熱くなりました。

 

………ちゅう……チュパ………ゴクッ……んちゅ……

 

「────ンンッ……!」

 

 領主殿の口の中で乳首がリズミカルに収縮しています。

 指を噛んで必死に耐えますが、乳房の悦楽が私を満たすと同時に追い込み続け、やがて何も考えられなくなりました。

 このままでは、本当に……

 

 

………ヂュウヂュウヂュウぢゅパッッ……

 

「あっ………ンッ……くぅぅっ……りょ、領主、殿ぉ………あうぅ……!」

 

 

 泣きたくなるほどの淫悦に頭の中が白み始めた時……

 領主殿が咥えていた乳首を離しました。安らかな寝息を立てて眠っています。

 

 

「…………はぁ、はぁ………はぁ……」

 

…………助かった…

 

 すんでのところで吸引から解放され、テレシアさんの前でこれ以上の痴態を晒さずに済みました。

 

「………もう、大丈夫なようです」

 

「本当ですかっ!?………領主様っ!」

 

 私が告げるとテレシアさんが領主殿の胸の上に泣き崩れました。

 

 

 

 とりあえずこれで一安心、なのですが……

 

 乳房に残った淫悦の余韻。

 それがいつまでも残り、なかなか消えてくれません。

 私は図らずも快感を得てしまったことがリュート陛下への裏切りに思えて、自分を恥ずかしく思いました。

 そんな思いとは裏腹に、領主殿に吸われた乳首はいつまでも卑猥に勃起したままでした。

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