※この作品はR-18です。

憂愁のロクサーヌ   作:kozo

6 / 8
バトルファック回です。ルーファスが超乳聖騎士を屈服させるために奮闘します。


 巨乳フェチエロゲである「巨乳ファンタジー」の二次小説です。
 原作ヒロインのひとり、ロクサーヌがソシャゲ「巨乳ファンタジーバースト」の世界へ聖騎士として召喚された後、長い期間、元の世界に戻ることができずに悶々とした生活を送っているうちに性欲を持て余し、迷いつつも身を寄せている領主を求めてしまう、といった内容です。
 

 
 
 ロクサーヌ
 T163 B105(K)/W61/H88

 本作の主人公兼ヒロイン。
 エーデルラント皇帝リュートの妃のひとり。
 おおらかで母性的な趣きの強い淑女ながら、その熟れた肉体に隠しようのない色香を纏っている。
 生来の母乳体質であり、豊かな乳房から潤沢に溢れ出すミルクには傷付いたものを癒やす力がある。
 
 一年前に異世界の地へ聖騎士として召喚されて以降、戦いの場で貢献できない自分を不甲斐なく感じ、塞ぎ込むことも多かった。
 そんな中、重症を負ったルーファスを助けようと乳首を吸わせたことをきっかけに忘れていた欲情が燃え上がり、募らせていた寂寥感も相まって懊悩しながらも抱かれることを求めてしまう。


 ルーファス


 もう一人の主人公。
 ヴェルン王国の辺境の街、エルロンの若き領主。
 聖剣を用いて異世界から聖騎士を喚び出す力を持つ。
 無類の巨乳好きで性豪。


 シャムシェル
 T154 B100(K)/W55/H80
 
 ロクサーヌと同じくリュートの妃のひとり。サキュバスでありパイズリが得意。
 騎士学校の落ちこぼれであったリュートが皇帝にまでミラクル出世するきっかけをつくった。
「〜だじょ」「〜っつーの!」が口癖。


 セレブリア
 T170 B120(N)/W63/H95

 リュートの妃のひとり。
 元は前イベリア皇帝の妻で、戦場では将軍として指揮を取る武人でもあった。
 世界にただひとり残されたウンディーネであり、水を操ることを得意とする。
 その乳房はユーロディアで一番と言われるほど豊満。
 


強敵、超乳ウンディーネ

 樹木型の魔獣を討伐した翌日──

 おれは屋敷の一室で聖騎士たちと卓を囲み、領主戦のミーティングをしていた。

 今日の対戦チームは初合わせとなる港湾都市レゾン。同じクラスのランク上位を長年キープしていて、ランク昇格も時間の問題と言われている、なかなか手強い相手だ。レゾンの領主はカラーゾという中年の男で、姉の話によると領民に重税を課して私腹を肥やしているらしく、評判はすこぶる悪いらしい。ただ、父親から代替わりして領主に就任して以降、領主戦の成績はうなぎ上りで、その手腕は確かなようだ。

 

「レゾンは集団による近接戦闘を得意するチームだが、ひとり魔術でサポートをするやつがいる。こいつがなかなか厄介で──」

 

「旦那様、お取り込み中、失礼いたします」

 

 使用人がドアを開けて入ってきた。

 

「どうした?」

 

「お客様がお見えになっております」

 

「客人?そんな予定はなかったはずだけど…」

 

「それが……レゾンの御領主が突然お見えになりまして…」

 

(レゾンって……カラーゾ殿が……?)

 

 これから試合するっていうのに…

 どんな用件で来たんだ……?

 

「わかった、客間にお通しして」

 

「かしこまりました」

 

 何か不穏なものを感じるが会わないわけにはいかない。おれはミーティングを中断して客間へと向かった。

 

 

 

「これはこれはルーファス殿、突然押しかけて悪かったね。レゾンの領主、カラーゾだ」

 

 おれが入室すると男は立ち上がりもせずに底意地の悪そうな笑みを浮かべた。

 白い顎髭をたくわえた老獪さの漂う風貌。上品なスーツに腹の出た体躯をなんとか押し込んで下品に着崩している。金縁のモノクルの奥にある狡猾そうな目が油断なくおれを観察し、指には宝飾の施された数個の指輪が煌めく。私腹を肥やしているという噂は本当なのかもしれない。

 カラーゾの背後には鎧を着込んだ聖騎士四人と魔術師らしき軽装の男が立ち並んでいて、威圧されているように感じる。

 

「……エルロンの領主、ルーファスです。カラーゾ殿のことは以前、闘技場でお見かけしたことがあるのですが、こうしてお話するのは初めてですね」

 

「そうだな。会うのは初めてだが君の話はよく耳にしているよ。破竹の勢いでランキングを駆け上がる若き領主。なんでも神聖騎士団の団長と懇意にしているそうじゃないか。うまく取り入ったねぇ、あやかりたいものだよ……そういえば、屋敷の中で幾人か君の配下の聖騎士とすれ違ったが、噂通り巨乳ばかりだな。胸の大きさで雇うかどうかを判断しているのかね?」

 

「……単なる偶然です」

 

「そうかそうか。それならば仕方ないが、人選にあまりに偏りが見られるといらぬ噂が経つからなぁ、世間体も気にした方がいいのではないかね?クックック…」

 

「………ご忠告痛み入ります。さて、試合当日に訪問されるとは、なにか喫緊のご用件でしょうか?」

 

「そりゃ、用もなければこんな片田舎までわざわざ足を運ばんよ、がははははッ……!」

 

(くっ……)

 

 卑しい笑みを浮かべながら挑発じみた発言を繰り返してくる。

 一体、何をしに来たんだ……?

 いや、ダメだ。相手のペースに呑み込まれては。

 この男はおそらく何かを企んでいる。

 今は領主戦の場外戦みたいなものだ。気を引き締めなければ…

 

「……そろそろ本題に入ろうか。君は昨日の魔獣退治の疲れも残っているだろうから手短に終わらせるとするよ」

 

「お耳が早いですね。どこでそれを?」

 

「どこでも何も、私は直接見ていたのだよ。君達が戦っているところを。樹木型の魔獣……それと以前あの森に現れた狼型の魔獣も、わしが放ったものなのだからね」

 

 そう言って口角を吊り上げる。

 

(何を言ってるんだ、こいつは……?)

 

 そもそも魔獣は女神ゾミアによって産み落とされたとされる獣が本来の役目を忘れて凶暴化した存在で、人の身で使役するなど不可能だ。

 

 

「すいません、仰っている意味がわからないのですが…」

 

「まぁ、無理もないだろうな。百聞は一見にしかず、実際にご覧に入れてしんぜよう……おい」

 

 催促された魔術師の男が白い布を床に広げて置いた。1メートル四方の円陣の中に見たことのない幾何学模様が描かれている。

 

(これは、魔法陣か…?)

 

「わしはな、とある魔術師に大枚をはたいてアトランディア大陸から魔獣を召喚する魔法陣を買い取ったのよ……と言っても召喚するだけで服従させることはできんがな。それでも、使い方次第では有用となる」

 

 カラーゾが小声で何かを呟く。すると、床に置いた魔法陣が紫色の妖しい光を放ちはじめ、黒煙が湧き上がった。

 鼻を突く獣臭。煙の中に爪の尖った前脚が見えている。それに気付いたおれの背後にいる使用人の女が声にならない悲鳴をあげる。

 

(馬鹿な───)

 

 現れたのは小型の魔獣。低い唸り声をあげながら鋭い眼光をおれに送り、今にも飛び掛かってきそう気配がある。

 動けない──

 動けば即刻、首筋に噛みつかれるという圧倒的なリアリティを伴った予感に呼吸が止まる。

 

 

 

「ギャンッ…!!」

 

 床を穿つ鈍い音と断末魔の声。

 魔法陣の後ろに立っていた巨漢の騎士が大剣を振り下ろして魔獣の首をはねたのだ。床に飛び散る鮮血に使用人が、今度ははっきりと悲鳴を上げて倒れ込む。

 

 

「すまない、驚かしてしまったかな?クックック……」

 

 戦慄するおれをよそに、カラーゾがニタニタと醜悪な笑みを浮かべる。

 

「これと同じ魔法陣をエルロン内に数カ所設置してある。わしが呪文を唱えれば魔術経路を通じていつでも遠隔で召喚することが可能だ。こんな小物ではなく大型のバケモノをね……わしの言っていることが理解できているかね?」

 

 それはつまり……領民を人質にとられた、ということか……?

 遠隔操作については鵜呑みすることはできないが、実際に目の前で魔獣が出現しているのを見ている以上、聞き流すわけには行かない。

 こいつの目的は何なんだ?

 おれを暗殺するなら、昨日の森で出来たはずだ。

 

「わしは勝負どころで万全を期す質でね、試合の内外で策を施すことでここまで着実に昇りつめてきたのだよ。ましてや次の試合はランクの昇格が掛かっているから、なおのこと負けるわけにはいかない。そこで、君達には試合の前に消えてもらおうと思ったのだが……君の持つ素晴らしい力を目の当たりにして気が変わったのだよ。まさか、あの魔獣を打ち倒せるほど強い聖騎士を喚び出せるなんてね…」

 

 そこでカラーゾが前屈みになった。

 

「……君が知っている聖騎士を喚び出す方法、私にも教えてくれないかな?」

 

 異世界聖騎士の召喚儀式を見られていた……?

 カラーゾの狙いは聖騎士を召喚して陣営の強化を図ることだったのか…

 

 

「失礼します……領主様、今、悲鳴が………ひっ……!」

 

「なっ……!おーい、みんな来てくれぇ……!」

 

 使用人の悲鳴を聞きつけて様子を見に来たテレシアとジェミニが、物々しい光景に臨戦態勢をとった。カラーゾ配下の聖騎士も武器を構え、一触触発の空気となる。

 

「おお、怖い怖い……わしは話をしに来ただけなんだが、恐怖でうっかり呪文を唱えてしまうかもしれませんなぁ、ルーファス殿……クックック」

 

「………みんな、武器を納めてくれ」

 

「えっ……ですが──」

 

「大丈夫だから……ここはおれに任せてくれ」

 

 テレシア達をなだめて、おれはカラーゾに向き直った。

 

「──さっきの話だが、あの力はおれの一族に流れる血と聖剣が揃ってはじめて行使することができる。つまり、おまえがどう足掻こうが扱うことはできない。それにこちらの世界に滞在できる期間はほとんどの場合、長くて数日程度だ」

 

「そうかそうか、それを聞いて安心した。つまり君と聖剣さえ揃っていればいくらでも喚び出して従属させることができる、ということだな。領主戦の度に召喚してもらおうじゃないか」

 

「何か勘違いしているようだが、おれは異世界の聖騎士を従属させているのではなく、ご助力して頂いているのだ。召喚したからといっておまえの言う事を何でも聞くわけではないぞ」

 

「それは君の説得次第だろう。喚び出した聖騎士が私の配下になるのを拒むなら、エルロンの市街に魔獣が放たれるだけだ」

 

「……そんなやり口が通ると、本気で思っているのか?聖騎士団に報告すれば──」

 

「魔獣を召喚すれば魔法陣は燃えて消える、証拠は何も残らんさ。訴えてくれてもいいが……裁判が始まる前にエルロンは壊滅するだろうね」

 

 

(くっ……!)

 

 こいつ、どこまで腐っているんだ…

 今までもこんな汚いやり方で対戦相手を脅してのし上がってきたんだろう。

 このままでは、聖騎士召喚の力が悪用されてしまう。だが、応じなければエルロンの街が……

 

 

「どうするのかね?わしは気が長い方ではないんだが」

 

 卑しい笑みを浮かべながらカラーゾが短い足を無理やり組んだ。

 これからずっと、こいつにこき使われることになるのか……

 そう思うだけで反吐が出そうになる。

 だが、領民の命には代えられない。

 

 

「───わかった」

 

「そうかそうか、いい返事が聞けてよかった。だが、口ではどうとでも言えるからな、早速聖騎士を喚び出してもらおうか」

 

「今から……?」

 

「そうだ。今日の試合で召喚した聖騎士がわしの陣営に加わって、そちらの聖騎士を完膚なきまでに叩きのめしたら君の言葉を信じてやろう」

 

(なっ……クソッ……)

 

「さぁ、早く喚び出してくれ、わしの配下を。言っとくが、強い者じゃなければ契約は不成立だからな」

 

「……召喚は庭で行う」

 

「そうか。まぁ、妙な真似はせんことだな。そうすればエルロンが灰燼に帰すこともあるまい……クックック」

 

 捨て台詞を残してカラーゾが中庭へと出ていく。配下の聖騎士も後に続いていった。

 

 

 

「領主殿、何があったのです……?」

 

 ロクサーヌ様や他の仲間達がおれの元に集まってきた。これまでの経緯を説明すると義憤に駆られたジェミニが部屋を飛び出していこうとした。

 

「待て、ジェミニ!今は仕掛けちゃダメだ」

 

「だけどよ──」

 

「堪えるんだ。カラーゾの配下の聖騎士達は手練れだ。無策で突っ込んでもどうにもならないぞ。それよりも屋敷に何人か残して、他の皆は街に仕掛けられた魔法陣を見つけ出して破壊して欲しい。本当に仕掛けたのだとしたら、おそらく人の密集する場所にあるはずだ。もし魔獣を召喚されてしまったら、領民に被害が及ぶ前になんとしても退治してくれ。ロクサーヌ様はこれから召喚する聖騎士が顔見知りの可能性がありますので、屋敷に残ってください」

 

「ええ、わかりました」

 

 万が一の場合に備えて聖騎士達を街に配置するかたわら魔法陣の捜索を指示した。メッセリア様がまだこちらの世界にいてくだされば探索のスキルで発見も容易いことだっただろうがすでに元の世界にお戻りになられている。運よく見つかってくれればいいのだが、そう簡単にはいかないだろう。

 カラーゾを倒すか、設置した場所を吐かせなければ脅威を排除することはできないが、いずれにせよその方法は今は見当もつかない。取り敢えずは奴の意に沿った動きをとって、方策を練るしかない。

 

 忸怩たる思いを抱えたまま、おれは聖剣を手に中庭へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 天の高い秋晴れの空の下、急ごしらえの祭壇とその前に跪くおれを挟んで二つの陣営が立ち並ぶ。相手側の中央ではカラーゾがふてぶてしく腕を組み、おれの動きを見張っている。

 おれはこれから召喚する異世界の聖騎士に、カラーゾのチームに加入しておれの仲間と戦ってもらうように説明しなければならない。召喚される側からすれば、とんだとばっちりだろう。

 無事に説得できたとしても、それはそれで新たな懸念が生まれる。異世界聖騎士は圧倒的な戦闘力や特殊な能力を持っているため、エルロンチームが一方的に壊滅に追いやられる可能性は十分にあるのだ。まさに八方塞がりといった状況だ。

 

(召喚しつつこちらとの全面衝突を避けるには、どうすればいいんだ……?)

 

 

 

「おい、まだ来ないのか?昨日はもっと早く喚び出せていただろ。試しに魔法陣をひとつ起動してみるかな。君のケツに火が付くかもしれんしなぁ……クックック…」

 

「───今、お喚びしているところだ。黙っていろ」

 

 こうなれば降臨する聖騎士がロクサーヌ様と知己の間柄であることに賭けるしかない。おれには無理でもロクサーヌ様に取り持ってもらえば、試合中に何かしら工作出来るはずだ。

 おれは意を決して聖剣を地面に突き刺して祈りを捧げた。

 

 

 程なくして晴れ渡っていた空に瞬く間に黒雲が立ち込めて辺りが暗くなった。中庭にいた誰しもが異変に気付き、天を見上げて固唾を呑む。

 螺旋を描く雲の中央から僅かに光が漏れ出るのが見えた直後、まるで雷が落ちたかのように極光が大地を貫き、こちらと異世界とが繋がれる。

 降り注ぐ光の洪水。その奥に突如として出現した人影がゆっくりと歩を進めて、その全貌が次第に明らかとなっていった。

 光の柱からまず現れたのは、極端に布地面積の少ないワインレッドの衣服に包まれた褐色の超大な乳房だった。遠目で見てもあきらかにロクサーヌ以上のサイズだ。あまりの大きさに身体のどの部位よりも先んじて異世界に降臨した超乳が重々しく揺れ動きながら前進する。

 風に靡くロングの淡い紫色の髪に、意志の強そうなエメラルドの瞳。気品のある顔立ち。

 スカートのスリットからはむちむちとした太腿がのぞき見える。全体的に肉付きのよい肢体だが露わになっているウエストはしっかりとくびれていて、長身かつ凛とした佇まいには威厳が漂っている。

 

 

「───セレブリア様……!」

 

「あらロクサーヌ、久しぶりね。あなたがここにいるということは、ここが噂の異世界なのね」

 

 セレブリアと呼ばれた女性は興味深げに辺りを見渡している。

 

「お知り合いですか……?」

 

「ええ、私と同じリュート皇帝の妻で、エーデルラントの同盟国であるイベリアの皇妃、セレブリア様です」

 

 おれはまた皇妃を召喚してしまったらしい。

 ロクサーヌ様の話では、リュート皇帝は6つの国を治めているという。ということは皇帝不在の間はセレブリア様が統治されているのだろう。醸し出している気迫は為政者たる所以なのだろうか。それに、どこか歴戦の猛者のような風格を帯びているようにも感じる。

 この局面でロクサーヌ様のお身内の方に来て頂けたのはある意味で僥倖だ。おれは状況を説明するべく、セレブリア様の前で片膝をついた。

 

「お初にお目にかかります、セレブリア様。おれはこの地、エルロンで領主を務めているルーファスという者です」

 

「そう、あなたが…」

 

 以前に召喚した他の聖騎士から聞き及んでいるのか、おれのことをご存知の様子だ。気になるのはその冷ややかな目線。どうやら印象は悪いらしい。

 

「この度は突然お招きすることとなり、大変恐縮しております。やむを得ない事情から異世界の聖騎士様の御力添えを願いたく、不躾ながら召喚させて頂いた次第です」

 

「……そうやって自分の都合で私達のことを勝手に喚び出して、厄介事を押し付けているのね」

 

 険しい表情のままおれを見下ろしている。威圧的な雰囲気に少々たじろぐ。

 

「いえ、けしてそのようなことは──」

 

「何が違うというの?いつも無理矢理召喚しては戦うことを強いているのでしょ?化け物を倒せばこの世界は平和になるかもしれないけど、私達は危険な目に遭うだけでメリットなんて何もないじゃない」

 

「それは……そうですね…」

 

 自分でも感じていたことなのだが…

 もっともな指摘に返す言葉がなかった。

 

「お待ち下さい、セレブリア様。領主殿は私利私欲ではなく、領主の責務を全うする為に仕方なく召喚を行っているのです」

 

 見かねたロクサーヌ様が間に入ってくれた。

 

「こちらの世界にいすぎてすっかり感化されてしまったようね、ロクサーヌ。あなただって、早くエーデルラントに戻りたいんじゃないの?」

 

「それは……」

 

「この者がしていることは拉致も同然よ。しかも皇族とその関係者ばかりを次から次へと……これを黙認していたらいつか取り返しのつかないことになる恐れがあるのは、あなたもわかっているでしょ?」

 

「そうかもしれませんが……せめて、このような状況になった経緯を説明させて頂けませんか?」

「はぁ……わかったわ。話してごらんなさい」

 

「ありがとうございます。領主殿…」

 

 ロクサーヌ様がおれに水を向ける。おれは内心で感謝しつつ口を開いた。

 

「実は──」

 

 おれはこの一時間ほどの出来事を簡潔に説明した。セレブリア様は黙ったまま腕を組んで、おれの言葉に耳を傾けている。

 

「───遺憾ながら、セレブリア様にはおれたちのチームと闘って頂きたいのです」

 

「ふぅん……そう」

 

 話を聞き終えたセレブリア様がカラーゾのいる方を向いた。その瞳には侮蔑が込められているように感じる。

 

 

「どうだ、説得は終わったのかね?」

 

 痺れを切らしたのか、カラーゾがおれたちの方へと歩いてきた。後ろに鎧姿の聖騎士が続く。

 

「またえらく乳のでかい聖騎士を喚んだもんだな。そんなものをぶらさげて闘えるのかね?」

 

 ニヤニヤとしながら好奇の目線をその豊満な肢体に送り、舐め回すように見つめている。

 

「おい、無礼だぞ!この方は異世界の皇妃──」

 

「異世界の、だろ?元の世界での身分など、わしには関係がないな。それより、本当に闘えるんだろうな?見たところ、武器も携えていないが」

 

「あなたも領主なんですってね。他所の領民を人質に取るような下劣な人間に、果たして務まるものなのかしら」

 

 セレブリア様があしらうように言い放った。

 

「なんだぁ、その口の利き方は……?わしはおまえの主だぞ!わしの呪文ひとつで街に魔獣が放たれるのを聞いていないわけではあるまい。態度には気を付けろ、ただの聖騎士風情が」

 

「そう……」

 

 はっとするほど美しい横顔。

 だが、悪態をつくカラーゾを睨めつける眼差しは恐ろいまでに冷たかった。

 不意にセレブリア様が腕を上げて、手のひらをカラーゾに向けた。直後、カラーゾを取り囲むようににして水流が現れ、すぐに球状へと変化していった。

 

「なっ、なんだこれはぁぁッッ……?!ごぼぼぼぼっ……!」

 

 水球に閉じこめられたカラーゾが慌てて浮上するが、水流に引きずり込まれて沈んでいく。

 

「ぶはっ……!おっ、おい……助け……ごぼぼっ…!」

 

「フフッ、水中では詠唱できないでしょ」

 

「貴様ッ、我が領主に何をするッ……!」

 

 カラーゾ配下の聖騎士が抜剣してセレブリア様に迫る。

 

「あなた達は下がっていなさい」

 

「しかし、奴らは手練れの者ばかりです!」

 

「領主殿、ここはセレブリア様にお任せしましょう」

 

「ですが──」

 

「大丈夫。セレブリア様は水を司るウンディーネで、エーデルラントとの戦争時には皇妃でありながらイベリア最強の将でもあったのです」

 

(ウンディーネ……?)

 

 たしかニンフの種族のひとつで、水魔法を操る魔族だと聞いたことがあるが……  

 実際に目にするのは初めてだ。

 

「領主を解放しろ!さもなくば──なっ……!」

 

 接近してきた聖騎士の胴と足首に水で生成されたロープが絡まり倒れ込んだ。

 

「クソッ……!どうなってんだ、これは……!」

 

 捕縛された男が地面の上で藻掻くが、ロープから逃れられる気配はない。

 続けて二人の聖騎士が剣を振りかぶって襲いかかってきた。セレブリア様は怯むことなく腕を下から上に振る動作をすると、忽ち半径三メートルほどの激流が勢いよく回転しながら噴き上がった。

 

「そんなコケ威しが通じるか……!」

 

 二人の聖騎士が同時に斬りつける。

 だが、水流は容易く剣を弾き、男達はその衝撃に派手に倒れた。ただの水があれほどの硬度を持つはずがない。おそらく、膨大な魔力が練り込まれているのだろう。

 

「何やってんだ、おまえら!どいてろ!」

 

 重装備の聖騎士が大剣を振り被る。先ほど小型の魔獣の首をはねた男だ。岩をも砕きそうな大男の一撃が流水のベールに振り下ろされる。

 

ガッ……ギィィィィィィィンッッ……!

 

 しかし、大剣は水を破るどころか先端部分が粉々に砕け散っていた。

 

「そんな馬鹿な………ふごっ……!!」

 

 驚愕する男達に水柱から水弾が放たれ、ほぼ同時に吹き飛ばされる。

 

「私の全魔力を込めた魔法で水柱を掻き消してやる!おまえらはその隙を突け!」

 

 詠唱に集中していた魔術師の男が杖先を水柱に向けた。その先端にバチバチと光が明滅したかと思うと、それはすぐに野太い雷の矢と変化し、閃光とともに一直線に放たれた。

 

バチィィィィィィッッ……!!

 

 だが魔術師の渾身の一撃は、水柱に衝突するやいなや呆気なく四散してしまった。

 

「どっ、どうなっとるんじゃぁ……あれは」

 

 驚愕する魔術師に向けて水柱から目にも留まらぬ速さで何が飛び出した。

 

「───ヒエッ……!」

 

 魔術師が尻餅をつく。

 見ると、手に持つ杖が鋭利な刃物で切断されたように真っ二つになっていた。地面に伸びた一筋の濡れた跡から察するに、高圧縮された水が刃と化して切り裂いたのだろう。

 

「どうするの?まだ続ける気……?私は構わないけど、あなた達の領主が持たないんじゃないかしら」

 

 カラーゾは水球の中で藻掻き続けている。

 

「──わかった、降参する」

 

「おいっ…!」

 

「領主が死んだら、誰がカネを払ってくれるんだ?タダ働きはごめんだぜ」

 

「……まぁ、そうだな」

 

 聖騎士達が武器を投げ捨て、投降の意を表した。

 

「フッ……現金な人達ね」

 

 セレブリア様が指をパチンと鳴らすと水球が割れてカラーゾが解放された。同時に水柱も掻き消える。

 

「げほっ、げほっ……!き、貴様、どういうつもりだ……!!」

 

「あら、まだ自分の立場が理解できていないの?」

 

「ひっ、ひぃぃッッ……!」

 

 セレブリア様が手のひらを向けると、カラーゾは怯えてその場にうずくまった。

 

 

(強い……強すぎる…)

 

 セレブリア様は本当に独力で聖騎士達を無力化してしまった。召喚されたことで魔力がさらに増強されているのだろう。中庭にいる誰もが麗人の絶大的な力に圧倒されて、沈黙したまま立ち尽くしている。

 

「──さて、さっきの話の続きだけれど」

 

 セレブリア様が悠然とおれの元へと歩を進める。その表情は依然として険しいままだ。

 

「あなたが私達、異世界に住む者の力を必要としているのはわかったわ………あなたがいる限り私達は危険な目に遭い続ける、ということもね」

 

 冷然たる視線がおれを見据える。

 

(まさか……おれのことを──)

 

 

「お待ち下さい!」

 

 ロクサーヌ様がおれとセレブリア様の間に割って入った。

 

「……安心しなさい、別に命を取ろうというわけではないわ。ただ、領主の座を退いてもらうだけ」

 

(領主を、退く……?一体、何を──)

 

 少し表情を和らげたセレブリア様が続ける。

 

「あなたの要望通り領主戦とやらに出場して、あなたのチームと闘ってあげる。そのかわり、あなたは領主の地位と領地を賭けなさい。領主でなくなれば、もう聖騎士を召喚する必要がなくなるでしょ?」

 

「領主の地位……ですか……?」

 

「そう。あなたが負ければこの街はそこに倒れている男のものになる。自分の領地に魔獣を放つ痴れ者なんていないでしょ?いくつかの問題がいっぺんに解決できる良案だと思わない?」

 

 そう言ってセレブリア様は不敵な笑みを浮かべた。

 試合に出場して頂けるなら当初の目的は達成できただ言えるのだが……

 話が思いも寄らない方向へと進んでしまった感がある。

 セレブリア様はエルロンの街が脅かされていることにはさして興味がないらしい。むしろこの状況を利用しておれを召喚から遠ざけようとしている。

 

「断ったりしないわよね?」

 

「……わかりました。ただ、おれが領主の地位を賭けるのなら、カラーゾにはエルロンの街に仕掛けた魔法陣を撤去することを約束させてください」

 

「ですって。契約を不履行にするなら水球の中で溺れ死ぬことになるけど、いいわよね?」

 

「ええ、ええ、勿論ですとも……クックック、強い聖騎士に領地までついてくるとはな。まぁ安心したまえ、君のことは聖騎士の召喚士としてわしのところで雇ってやるからな。ガハハハッッ……!」

 

 早くも勝利を確信している水浸しのカラーゾが、セレブリア様の影から悪態をついている。虎の威を借る狐とはまさにこのことだろう。

 

「試合の時間はいつなの?」

 

「今から三時間後です」

 

「そう。それじゃ、私は先に向かってるから。また後でね、ロクサーヌ」

 

「ええ…」

 

「ささっ、セレブリア様、どうぞこちらに。馬車を用意してございますので」

 

 早速ゴマをするカラーゾとともにセレブリア様が去っていく。水浸しとなった庭園で、おれはその後ろ姿をただ見送ることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 二時間後──

 

 おれは執務室でひとり唸っていた。

 今日の試合に勝てなければ、おれは領主の地位を追われることになる。そうなれば必然的に雇っている聖騎士達は全員路頭に迷うことになるだろう。代々受け継いできたこの屋敷も手放すことになるかもしれない。

 影響は領民達にも及ぶ。カラーゾがエルロンの領主になってもまともな知行をするとは思えないからだ。きっとこちらにも重税を課すはず。レゾンに富を集中させるために、エルロンの資源を根こそぎ奪っていく可能性だってある。

 それらの事態を回避するには試合に勝つのが絶対条件だ。そうすれば街に仕掛けられた魔法陣も解除することができる。 

 だが、セレブリア様があまりにも強すぎて、いくら頭を捻っても試合に勝つ道筋が全く浮かんでこない。

 水のロープでの捕縛や水球に閉じ込める技、高速で放たれる水弾に水刃……それらを掻い潜ったとしても、攻防一体となった激しい水流のバリアがある。迂闊に触れればこちらが手負いになってしまうだろう。あれを突破するのは至難の業だ。

 それに、異世界からわざわざ起こし頂いたセレブリア様を傷付けるようなことは絶対にしたくない。新たに聖騎士を召喚して、異世界の聖騎士同士で闘わせるなんてことは言語道断だ。となると、何とかして降伏してもらうしかないのだが、果たしてそんなことが可能なのだろうか……?

 

 

「はぁ……」

 

 幾度目かわからないため息をついた後、部屋のドアをノックされた。返事をするとトレーに陶磁器のティーポットとカップを乗せたロクサーヌ様が入室してきた。

 トレーをデスクに置いたロクサーヌ様がカップに紅茶を注いでくれる。大きな胸が邪魔をして手元が見えづらそうだ。湯気とともにリンゴのような香りが鼻腔をくすぐる。これは……おれの好きなカモミールか。

 ロクサーヌ様には怪物を討伐するためにこちらの世界に来て頂いたのだが、今ではおれの身の回りの世話を焼いてくれていて、おれもつい甘えてしまっている。なんだか、姉さん女房を娶ったような感じだ。

 

「さあ、どうぞ。一息入れてください」

 

 スプーン一杯のハチミツを入れてかき混ぜた後、おれの前にカップを置いてくれた。

 

「ありがとうございます…」

 

「そのご様子ですと、対策を練るのに難航しているようですね」

 

「ええ、残念ながら……セレブリア様の魔法を試合の前に見れたのは収穫でしたが、策を講じようにも隙が見つからなくて……正直、参っています」

 

 いつも切り札として頼らせてもらっている異世界の聖騎士と対立する日が来るなんて思ってもみなかった。

 

「きっと、今まで勝手に喚び出してきたツケが回ってきたのでしょう…」

 

「セレブリア様に言われたことを気にしているのですか?たしかに、私はこちらの世界に来てからしばらくは寂しい思いもしていましたが……おかげで新しい出会いもありました」

 

 ロクサーヌ様がおれの肩にそっと手を置いた。

  

「それに他の聖騎士達も敵を倒した後はこちらの世界をあちこち回ったりして楽しんで、最後は笑顔で戻っていきます。喚ばれたことを心底恨めしく思っている方はいないと思いますよ。セレブリア様は召喚された者が危うい目に遭うのをただ危惧しているのだと思います」

 

 しっとりとした声に安心感を感じる抑揚。隣にいてくれると心が和む。いつの頃か、ロクサーヌ様はおれの精神的な支えとなっていた。

 

「……ですが、事実として闘いに巻き込んでしまっていますし…」

 

「珍しく弱音を吐かれて……まだお若いのに、いつも領主の重責を背負ってらっしゃるのですものね。たまには泣き言のひとつやふたつ漏らすのもいいと思います」

 

 肩に置かれていた手がおれの後頭部へと移り、顔面が縦に大きくスリットの入ったワンピースの胸元へと誘われ、やわらかな谷間へと埋没していく。

 抜群の包容力。ロクサーヌ様はおれが千の慰めの言葉よりもオッパイに癒されることを熟知している。谷間の奥から漂ってくる嗅ぎ慣れた甘い匂いにささくれ立っていた神経が落ち着いていく。

 

(はぁ……なんというか、すごく助かる…)

 

 できることならいつまでもこの谷間の中で揺蕩っていたいが、そうも言っていられない。せめて勝つためのヒントだけでも掴めればいいのだが…

 

 

 

「……そう言えば、先ほど中庭でエーデルラントとイベリアは戦争をしたと仰っていましたが、今現在リュート皇帝がイベリアを統治しているということは戦争に勝ったということですよね?つまり、セレブリア様が率いる軍にも勝利したと」

 

 谷間の中でふと気になったことをもがもがしながら聞いてみた。

 

「その通りです」

 

「どのようにして勝ったのですか?」

 

「陛下は神聖魔手という超常の力を持っているのですが、その力でセレブリア様が従えていたクラーケンを無力化したとか」

 

 クラーケンを独力で撃破した……?

 クラーケンを操るセレブリア様も規格外だが、六ヶ国を統べるだけあって異世界の皇帝というのは人智を超越した能力をお持ちのようだ。とてもおれには真似できない。

 

「……そのあと不意を突かれて、陛下はセレブリア様に誘拐されてしまったのですが、救助に向かったシャムシェル様とともにセレブリア様を籠絡して、手籠めにしたそうです…」

 

……手籠めって…

 まぁ、シャムシェル様ならやりかねないな…

 

「そういえば、シャムシェル様の姿が見えませんね」

 

「街を見てくると言って朝からお出かけになられましたが昼前には戻るとのことだったので、そろそろ…」

 

 

(──いや、待てよ……)

 

 唐突に頭の中に閃きが起こった。

 シャムシェル様の能力を使えば、もしかしたらなんとかなるんじゃないか……?

 

 

「セレブリア様は普段、イベリアにいらっしゃるんですよね?ということは、シャムシェル様が今、こちらの世界にいることはご存知ないのでしょうか?」

 

 胸の谷間から顔を上げて確認する。

 

「ええ、そのはずですよ」

 

 よしっ……!

 反則ギリギリだが、うまく行けばセレブリア様を出し抜けるかもしれない。

 

「なにか良案が浮かんだようですね」

 

 おれの表情から察したのだろう、ロクサーヌ様が微笑みを浮かべる。

 

「はい、攻略の糸口は掴めました。と言ってもシャムシェル様にご協力頂けたらの話ですが、そこは何とかします」

 

 もう試合まであまり時間がない。作戦を詰めるのは街に魔法陣を探しにいった聖騎士を一度呼び戻してからだ。

 

「おれは街に伝令を送ってきます。ロクサーヌ様はシャムシェル様が戻ってきたらどこかに行ってしまわないように引き止めておいてください」

 

「ええ、わかりました」

 

 うまくいくのかは未知数だが、無策で突っ込むよりはずっとマシだ。

 ロクサーヌ様を残して、おれは執務室を飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 観客の熱狂が渦巻く円形の闘技場──

 

「どうかお気をつけて……それと、セレブリア様を…」

 

「わかっています。必ず双方ともに無傷で試合を終えてみせます」

 

 心配そうな面持ちのロクサーヌ様に見送られながら、おれたちはゲートから幾多の聖騎士の血と汗が染み込んだ土の上へと足を踏み入れた。

 

「エルロン、負けんなよー!」

「今日もおまえらに賭けたから頼むぞ!」

「テレシアちゃぁぁぁんッッ!」

 

 途端にひな壇状に連なる座席からたくさんの声援と野次が飛んできた。片手を上げてそれに応える。

 聖騎士達の活躍により、このところエルロンチームの人気は上昇の一途を辿っている。それが観客がエルロンへと足を運ぶことへと繋がり、経済が回る好循環を生んでいる。だが、結果如何では今日が最後の試合になってしまうかもしれない。そうなればこれまで積み上げてきたものが全て台無しになってしまう。観客は知る由もないが、おれたちは背水の陣で試合に臨んでいるのだ。

 敵側のゲートからも人影が現れた。闘いの場に似つかわしくない貴婦人が悠々と歩を進める。5対5の試合形式なのだが入場してきたのはセレブリア様だけだ。もしかして、ひとりで闘うつもりなのだろうか。いずれにせよ、試合の前に挨拶をしておくべきか。

 おれは腕を組んで立つセレブリア様の元へと向かった。気迫が半端ではない。この瞬間にも水弾が飛んで来そうだ。近付くにつれて心拍数が上がっていく。

 

「……セレブリア様、あらためましてこちらの世界の諍いに巻き込んでしまったことを謝罪するとともに、試合出場を了承して頂き誠にありがとうございます」

 

「別に、あなたの為ではないから気にしてもらわなくて結構よ」

 

 表情は相変わらず冷淡だ。早くケリをつけて元の世界に戻りたいのだろう。

 

「……ところで、お仲間の姿が見当たりませんが」

 

「あの人達がいても私の魔法の邪魔になるだけだから出場を辞退してもらったの」

 

 いいぞ……おれ達にとってはその方が好都合だ。

 

「そっちは聖騎士が三人しかいないようだけど」

 

「……街に仕掛けられた魔法陣を捜索するために人員を割いているのです。代わりにおれが出場します」

 

「あなたが……?フッ……舐められたものね」

 

「何か問題がありますか?」

 

「別に。ただ、一般人が相手だからといって、私は手加減しないわよ」

 

「……はい、心得ております。それでは失礼します」

 

 踵を返して所定の位置へと戻る。

 開始の時刻が迫り、観客達のボルテージが一段と高まっていく。いよいよおれの進退とエルロンの行く末が掛かった試合が始まるのだ。作戦は練ってきたがぶっつけ本番となる。ここまで来たら腹を括るしかない。 

 壇上に昇った男が角笛による独奏を吹き鳴らした。試合開始の合図だ。

 

「みんな、手はず通りに頼む!行くぞ!」

 

 おれの掛け声と同時に仲間達が散開し、セレブリア様に目掛けて一斉に駆け出した。メンバーは俊敏なテレシアとジェミニ、そして機動力に優れた馬型の霊獣を従えるジゼルだ。おれはジゼルの霊獣に一緒に乗らせてもらっている。

 すぐにいくつもの水弾が飛んできたが、ロクサーヌ様の聖乳で基礎的な能力を強化している仲間達は、それを難なく躱している。この距離なら被弾することは無さそうだ。動き回っていれば水球に閉じ込める技も封じることができるだろう。

 だが、作戦遂行のためには危険を冒しても近付く必要がある。ジリジリと距離を詰めながらプレッシャーを掛けると攻撃は苛烈になっていった。

 

「ジゼル、避け切れるか?」

 

「お任せください、領主様」

 

 霊獣が疾風のように駆け抜けて水弾の波状攻撃をくぐり抜け、注意を引きつける。その隙にジェミニが一気に距離を詰めた。

 セレブリア様は慌てる様子もなく指をクイッと上に向け、自身の周囲に渦を巻く水柱を出現させた。

 

(来たっ……!)

 

 高さ20メートルに及ぶ絶対的な防御力を誇る鉄壁。これを出されてはこちら側の攻撃はまず通じないだろう。だが、この展開をおれ達は待っていた。後はもう少しだけ時間を稼げれば…

 

「水柱には安易に触れるな!攻撃の機会を待つんだ!」

 

 水柱のまわりをぐるぐると周回するおれたちに、容赦のない水弾の雨が降り注ぎ、それをギリギリで躱していく。安全圏に退避はできない。離れれば防御壁を解かれてしまうかもしれない。

 

「……いつまで逃げるつもりなの?」

 

 セレブリア様の苛立たしげな声が聞こえる。

 

(もう少し、もう少しで──)

 

 

「ぐあっ……!」

 

 悲鳴とともにジェミニが倒れ込んだ。直撃した水弾がロープ状に変化して体を緊縛している。

 セレブリア様はこちらを全員行動不能にすることでの結着を狙っているようだ。助けに行きたいが、その隙をセレブリア様が逃すことはないだろう。

 

「ジェミニぃぃっ、もう少し辛抱してくれ!」

 

 あと少し……

 もう間もなく、この均衡が崩れるはず──

 

 

「もう諦めたら?あなた達を捕らえるのも時間の問題………んぁっ……?!」

 

 不意に艶かしい声が聞こえたかと思うと、水弾の嵐が止んでいた。

 

「だれっ、誰なのッ……離れなさい!」

 

「いしし……♡誰が離すかっつーの」

 

「あなた、シャムシェル……!?なんでこっちの世界に……?」

 

「私も昨日ルーファスに喚ばれてたんだじょ」

 

「くぁっ……力が、入らないっ……!」

 

 

(よしっ……!作戦成功だ)

 

 水柱の内部は絶対的な安全圏…

 そう思い込んで油断しているであろうセレブリア様の意表を突くために敢えて接近して水柱を出させ、上空に空いている渦の中心から翼と透明化能力を持つシャムシェル様に飛び込んでもらい、搾精で身動きを封じて頂いたのだ。

 シャムシェル様は最初から透明状態で闘技場に入場していた。卑怯な手ではあるが、今はなりふり構っていられない。

 水柱は明らかに勢いを弱めながらもまだ渦を巻いている。だが、取り囲まれるのを防ぐために水のバリアを最後まで維持することは想定内だ。今なら聖乳の加護を受けたテレシアの攻撃で突破できるはず…

 

「テレシア、頼む!」

 

「了解です……!はぁぁぁぁ──」

 

 馬から降りて指示を出すと、テレシアは水柱に向けて突進していった。

 

「シュトゥルム・ソール・トランツェ!!」

 

 雷を伴った渾身の一撃により槍先が砕け散るとともに水流が弾け、水柱に大穴が開いた。急いでそこから内部へと飛び込むと穴は水流によってすぐに閉じられた。

 

「あっ、ルーファスが入ってきた」

 

 内部に転がり込むなり、おれは瞠目していた。

 シャムシェル様がセレブリア様の背後から豊満な乳房を鷲掴んでいたのだ。搾精するように頼みはしたが、わざわざ胸から吸収するのはサキュバスたる所以だろうか。

 

「あなた、どういうつもりなのっ……」

 

 セレブリア様が殺気を込めた目つきで、おれに手のひらを向ける。すぐに周囲に水流が現れた。

 

(まずい、溺れる──)

 

「させるかっつーの!」

 

むぎゅううぅっ……!

 

「あはっ……!」

 

 シャムシェル様が服の上から乳房に深々と指を食い込ませるとセレブリア様が仰け反り、水流がバシャンッと地面に落ちた。

 

「サキュバスの乳揉みから逃げられるわけないっつーの。もみもみ、もみもみ♡」

 

「くっ……くぁ……離れ、なさいっ……くぅ……!」

 

 すんでのところでシャムシェル様が魔法の発動を抑えてくれた。急いでセレブリア様に接近する。この至近距離で放てば自身も巻き添えになるから魔法は使えないはずだ。

 

「ルーファス、チャンスだよ。ほら、早く早く♡」

 

「は、はい…」

 

 緊迫した状況の中、シャムシェル様だけは楽しそうにしている。

 領主のおれが試合に出場し、危険を冒して水柱の中にわざわざ入ってきたのには理由がある。それは、武力に頼らずにセレブリア様に直接負けを認めさせるためだ。その方法をシャムシェル様に相談したところ、おれが乳を揉んでやれば屈服するから大丈夫と豪語していたのだが……

 はたして──

 

「ほら、早く揉んでやって……♡」

 

「揉むって……シャムシェル、何を勝手に言ってるの?私は皇妃──」

 

「ルーファスはオッパイ責めるの上手なんだよ〜。一回揉まれてみ、ほいっ!」

 

 

ぼんろろろろろぉ〜〜〜〜んッッ!!

 

 

 

(でかぁっ……!!)

 

 

 シャムシェル様がセレブリア様の衣服を左右に引っ張ったことで超大な乳房が零れ落ちていた。召喚した時から釘付けであった超乳が唐突に露となる。

 褐色の肌に包まれた巨大すぎるふくらみ。長身なのも相まってその体積は凄まじく、あきらかにシャムシェル様やロクサーヌ様もよりも大きい。

 見るからに弾力と張りに満ちた乳塊は重力に引かれながらも無様に下垂することなく斜め下方向にズドンと突き出していて、乳首は正面を向いている。まるで皇室の威光や繁栄を象徴しているかのような圧巻のバストだ。

 その眩しいくらいに美しいふくらみを見た瞬間、おれの理性は吹き飛び、条件反射的に揉み掴んでいた。

 

 もぎゅううぅぅぅぅッッ……!

 

「ひっ………ひぃぃっ!?」

 

 十指がズブズブと乳肌に埋まるとセレブリア様から悲鳴にも似た嬌声が漏れ出ていた。

 

「なんでっ……こんな……あはぁっ……!」

 

「ね?言ったとおりでしょ?」

 

 何故か得意げなシャムシェル様をよそに、おれは興奮の真っ只中にあった。

 

(めちゃくちゃデカいぞ、このオッパイッ……!)

 

 おれとシャムシェル様、都合四本の手で掴んでも全く覆い尽くすことができていない。並の巨乳の数倍の量感がある。

 山盛りの乳肉が無礼に侵入しようとする指先を粘っこく弾き返そうとしてくる。その感触が気持ちよくてたまらない。何度も何度も揉んでしまう。

 

……もぎゅぅぅぅっっ♡♡ぐにゅぐにゅ♡むん……ぎゅうううぅッッ……♡♡…

 

「ひっ、ひ……ぐっ……!かっ、勝手にっ、さわらないでッ……あぃっ……!」

 

「いしし♡感じてる感じてる♡じゃあ、私ももっと揉んじゃお♡」

 

 シャムシェル様が乳房の根本から中腹にかけて揉み搾り、おれは中腹から先端にかけてを揉みしだいた。

 

ぎゅむぅぅぅぅッッ……♡♡もぎゅもぎゅ♡

もんぎゅうううぅぅぅっっ♡♡ぐにゅうううぅぅぅっっ♡もみぃぃぃぃぃッッ……♡♡

 

「ふぁぁぁっ……!」

 

 漏れ出る艶かしい声に、渦の内部が一気に官能めいていく。 

 

「くっ……くあっ……あっ……!離れなさい、あなた達っ……!」

 

「じゃあ降参する?」

 

 シャムシェル様がネチネチと乳をこね回しながら尋ねる。蹂躙される乳塊に興奮して本来の目的をすっかり失念していたが、おれたちは乳を責めながら降伏を迫っていたのだ。

 

「誰がっ、そんなこと──」

 

「だってさ、ルーファス」

 

「そうですか…」

 

 ならば負けを認めてくれるまでオッパイに責め苦を課さなければならない。領主としての義務感と、この状況を利用して一方的に超乳を凌辱することができる優越感に身を奮わせながら、手のひらをめいいっぱい広げて双乳を揉みに揉んでいく。

 

ぎゅむむむむぅぅぅッッ……♡♡もぎゅうぅぅッッ♡♡ブルンッッブルンッッ♡♡めりゅうぅぅぅッッ♡♡

 

「うっ………くぅ……!んあっ……!」

 

(セレブリア様のオッパイ、デカすぎるッッ!)

 

 豊満なふくらみを文字通り掌握しようと掴んでも、あまりの大きさに揉んでも揉んでも揉み尽くせない。もどかしさをぶつけるように幾度も揉みしだく。乳房は4本の腕により絶えず変形していびつに歪み、乳肌はさらに張り詰めていった。

 

「いい加減に───ん゛ぃ……!?」

 

 指先をふくらみの先端へとスライドさせて両乳首をカリカリと刺激するとセレブリア様の顎が跳ね上がった。これほど巨大でも乳首はしっかり感じるらしい。

 

「くっ……くぁ……!あ、あなた、一体何者なの?まさか、神聖魔族……?」

 

「にひひ♡私と同じこと言ってる」

 

 シャムシェル様が背後から揉み搾って乳房がひょうたん型に変形させ、おれはそれに合わせて飛び出した先端部分の突起を爪先で執拗に弾いていった。

 

カリカリ♡、くりり♡……カリカリカリカリッ……♡

 

「んあぁぁぁッッ……!」

 

 刺激を受けて平たいボタンのように納まっていた肉突起がムクムクと起き上がり、怒ったように自己主張を始めた。太くて弄りがいのある、いい乳首だ。双つともそっと摘まんでみると、重々しい乳肉がどたぷんっ♡と軽く跳ね、その表面にさざ波が起きた。

 

「んひぃっ……!ひぃ、さわらっ、ないでっ……!」 

 

 セレブリア様がおれを睨みつける。しかし、これまで纏っていた威厳は鳴りを潜め、明らかに余裕がなくなっていた。この指間にある突起はセレブリア様にとって相当弱点であるらしい。

 

「それなら、降参して頂けますか?」

 

「うくっ………何度、言わせるの……?私が、降参なんて、するわけ……あ゛ぃぃぃぃッッ……!」

 

 あくまで抵抗の意思を見せるセレブリア様に負けを認めてもらうため、指間に挟んだ乳首にひねりを加えると、瞬間的に首筋が伸びて喘ぎ声が放たれた。咄嗟におれの手首を掴んだ腕が快感にプルプルと震えている。

 

コリコリ♡、コリコリ♡、くにくに♡、くりゅくりゅ♡…

 

「あっ、う……離しっ……なさぃぃっ……!くあっ、あぁぁ、あぁぁっ……!」

 

「降参してくださるのならすぐにでも離します」

 

「くどいわよ……領主なら、正々堂々と……くぁぁぁぁぁぁぁッッ……!」

 

く〜〜〜りくりくりくりくり♡♡こりりりっ♡

 

「あッッ、あひぃぃぃぃぃッッ……!」

 

(感じてる……おれに乳首を責められて……!)

 

 あれだけ威厳に満ちていたセレブリア様が、乳首をこね回されただけでくねくねと肢体を踊らせてどうしようもなく感じてしまっている。その姿に暗い感情が湧き上がる。

 

(もっと感じさせたいッ……)

 

 セレブリア様がよがり狂うのを見たくて、双つの乳首をそれぞれ3本の指の間に挟み、責め立てていく。

 

ぐにぐにぃぃぃッッ……♡♡こりゅりゅりゅりゅりゅ♡くりくりくりくりくりくりッッ♡♡

 

 

「あぁぁぁぁぁッッ……!あは〜〜〜〜ッッ!」

 

 

 すっかり勃起してしまった肉突起がコリコリと弾ける度に面白いほど肢体が揺さぶられ、ロングヘアーが乱れ舞う。シャムシェル様はその様子を背後から眺めながら乳房をこねくり回し、ケタケタと笑っている。

 

「リュート以外の男にオッパイ責められて感じてるの?セレブリアって淫乱なんだね♡」

 

「違ッ、うっ……うぅぅ……くあぁぁ…!」

 

 額から大粒の汗を流しながら自身の矜持を保つために否定してみせる。だが、乳責めを拒絶したくても肉体が勝手に反応してしまっているようだ。さらなる愛撫を求めて乳首はこりこりにしこっている。

 

「そっか。ルーファス、まだまだ余裕みたいだからもっと責めてあげて♡」

 

「わかりました」

 

「やっ、やめ──」

 

 

ぐにぃぃぃッッ……♡♡♡

 

 

 慌てふためくセレブリア様には構わず、勃起した肉突起を指間で挟み潰した。弾力のある乳首が限りなく薄く押し伸ばされる。

 瞬間、双つのふくらみの先端に生じた鋭い喜悦に目前の麗人はぎゅっと目をつむり、大口を開けて絶叫をあげた。

 

「あ゛───────ッッ!!」

 

 

ビィィィィクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン♡♡ビクゥゥゥゥゥゥン♡ビクンビクン♡ビクッ、ビクビク……ビクッ…

 

 全身が反り返ってガクガクと痙攣する。

 

(イッた……セレブリア様、オッパイでイッたぞ……!)

 

 乳責めに耐えられず、とうとう達してしまったのだ。直後、指間の乳首がわなわなと震え、こそばゆい感覚を覚えていた。

 

 

プッシャァァァァァァァァァァァァッッッ♡♡

 

 

(えっ……!?)

 

 視線を下げると乳頭から数条の白い筋が噴き出していた。

 

「にひひ♡オッパイ気持ちよすぎて母乳出してやんの♡」

 

(セレブリア様もミルクを出せるのか……!)

 

 どうやらウンディーネは乳魔と同じく、絶頂を迎えると射乳してしまうらしい。褐色の豊満な乳房がミルクを放つのは大いにそそられるものがあった。

 

「ううっ……くっ……!」

 

 ビクビクと震えていたセレブリア様が正気に戻り、おれを睨みつける。その顔は恥辱に染まっていた。

 未だ水流のバリアが解かれていないのを見るに、強靭な精神力をお持ちのようだ。

 

「あなた……こんなことして、許されると思っているの……?」

 

「そんなこと言って、ほんとは母乳漏らすくらい気持ちよかったんでしょ……♡」

 

「あうっ……!」

 

 シャムシェル様が乳房を揉み搾るとさらに勢いよくミルクが噴出して、おれの服にいくつものシミをつくった。

 

「素直になりなよ〜。それともオッパイ責めて欲しいからあえて負けを認めないのかな……♡」

 

 ミルクを垂らす乳塊を卑猥な手つきで揉み回しながら尋ねる。

 

「シャムシェル、あなたどっちの味方なのよぉ……!ふあぁぁっ……!」

 

「だってセレブリアを降参させたらルーファスがまたパイズリさせてくれるって言うからさ〜」

 

「パイズリって……あなた、それでも一国の皇妃……んぃぃぃっ……!」

 

 乳首責めを再開するとセレブリア様の説教が寸断された。

 

「もう負けを認めて頂けないでしょうか?おれとしてもこれ以上、異世界の皇妃を恥ずかしめるような真似はしたくありませんので…」

 

「こんなことされて、引き下がれるわけッ、ないでしょ……あなたを、領主の座から引きずり下ろすまでっ……私は元の世界に、帰らない……うぐっ……!」

 

 予想していたことではあるがセレブリア様の自尊心を大いに傷付けてしまったようだ。まだ結着には至りそうにない。

 だが、おれはその言葉を心のどこかで期待していた。まだまだこの超乳を好き勝手に弄りまわし、嬲ってやりたいという暗い衝動がおれの奥底で蠢いていたのだ。その衝動はセレブリア様の拒絶とともに表出し、そのまま乳房にぶつけられることになった。

 

もぎゅうぅぅぅぅぅぅッッ……♡♡

 

「あはぁぁぁぁぁッッ……!」

 

 十指での緊縛に、乳房が激しく歪みながらミルクを溢れさせた。

 

「ルーファス、その調子♡」

 

 シャムシェル様が根本から揉み搾った乳房をさらに揉み搾る。二重に搾られた乳塊の先端部分がパンパンに張り詰め、そのまま前方に指先をスライドさせると全体的に伸びきり、勢いよくミルクを吐き出した。

 

プシャァァァッッ♡♡プッシュゥゥゥッ♡♡

 

「んぁぁぁぁぁぁッッ……!」

 

「母乳止まんないね、セレブリア。なんだかんだ言って、しっかり感じてんだね」

 

「ちがっ……、あううぅぅ……!あひぃぃッッ!」

 

 おれが乳首を摘むと肢体が竦み上がり、戦慄するように震えた。

 

「乳首ッ、さわらないでっ……ひっ、ひぐッ……!」

 

 おれの腕を掴む手が震える。制止させるというよりは、立っているのが辛いので掴まっているといった感じだ。

 

「あんまり怒らないで。もっと気持ちよくしてあげるから♡」 

 

 シャムシェルの右手が乳房を離れてセレブリア様のスカートの中へと潜り込み、ビクビクと震えている太ももの内側を撫でた。

 

「ひっ──」

 

 短い悲鳴のあと、ショーツのあたりがこんもりと盛り上がった。指先を秘裂に滑り込ませたのだ。

 

「なんだ〜、もうマンコビショビショじゃん♡」

 

ジュプッ♡ジュプ♡ジュププ♡ジュップ♡……  

 

「あっ、あっ、あっ、あはぁぁっ……!」

 

 水気を帯びた音が連続で漏れ聞こえたかと思うと、セレブリア様が逃れようとして腰を引いていた。

 

「オッパイとマンコ、どっちが気持ちいいの♡ねぇ、ねぇねぇ♡」

 

「うっ、うる゛さい……くぁぁぁ……!」

 

「いしし♡ルーファス、答えられないみたいだから体に直接聞いてみようよ♡」

 

「そうですね」

 

 摘んだ乳首を前後に扱き、その速度を少しずつ上げていく。

 

しゅこしゅこ♡♡しゅっこしゅっこ♡しゅっしゅっ♡♡しゅっしゅっしゅっしゅっ♡♡…

 

「はひぃぃぃっ……!んっ、あっあ゛っあ゛っ……あっ……あぃぃぃぃッッ……!」

 

 セレブリア様が乳房を揺さぶって逃れようとするが、おれはどこまでも追いかけて乳首を扱き続けた。その顔は苦悶に歪んでいる。

 

「負けをお認めになりますか……?」

 

「うぁぁ……くっ……絶対にッ、認め、なぃッッ……く〜〜〜〜〜ッッ」

 

 

しゅっこしゅっこ♡こりぃぃぃぃッ♡♡コリッ♡

 

 

「ん゛あぁぁぁぁぁぁぁッッ……!!」

 

 

ビィクゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥンッッ♡♡ビクッ、ビクビクビクビクッ♡ブルッ……ブル…

 

 

プッッシィ──────ッッ♡♡

 

 

 二度目のオーガズムに半裸の肢体が派手に震える。

 絶頂後も乳首を扱き上げると最強の女帝は半狂乱になって身を震わせ、さらにミルクを噴き出し続けた。

 

「ん゛ぁぁぁ……!!やぁぁめてぇぇぇ……!いひぃぃぃぃぃぃッッ……!!」

 

「降参しますか?」

 

 おれの問い掛けにセレブリア様は首を横に振った。まったく、強情な御方だ。

 即座にミルクで滑って指間から抜けそうになる乳首をキツく締め付け、そのまま上へと引っ張りあげる。超大な乳房の重みがそれぞれの乳首にのしかかり、無理やり引き伸ばされた。

 

「ん゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!」

 

ビッックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン♡♡♡ビクビクッッ、ビクビクビクビクビクビクビクビクッッ♡ビクビク…

 

プッシァァァァァァァァァァッッ♡♡

 

 肉体が三度歓喜に貫かれ、超大な乳房からはその証である噴乳が起きていた。あまりの射乳量に指が滑って乳塊が落下し、母乳をまき散らしながら暴れまわる。

 

「いひひ♡またイッちゃった♡」

 

「ああっ……うっ──」

 

 立ったまま痙攣していたセレブリア様がよろけてしまい、おれとシャムシェル様が咄嗟に肢体を支えた。

 

「一応確認するけど、まだ続ける……?」

 

「うぐっ………はぁっ、……はぁ……私はっ、イベリアの、皇妃……これくらいの、ことで……」

 

「だよねぇ♡じゃあ、今度はオッパイ吸ってあげるね♡」

 

 そう言うと、シャムシェル様はおれの隣へと移動してきた。

 

「ルーファスはそっちのオッパイお願いね。私はこっち〜♡」

 

 左腕をセレブリア様の脇に差し入れて肢体を支えながら、突き出した細い舌先で乳輪の上を乳首を旋回させ、不意に跳ね上げる。

 

「んいっ……!」

 

 嬌声が漏れ出た直後、左の乳首はあどけない少女の顔をした夢魔の口元に頬張られ吸収を加えられた。

 

ちゅるるるる♡♡ちゅぱっ♡ちゅぱっ♡…

 

「あっ、あっ………あはぁぁぁッッ……!」

 

 乳房は嬉々としてしゃぶりついているシャムシェル様の顔の何倍も大きい。そばに対比物があるとその巨大さを如実に感じ取ることができる。

 

「ちゅっぱ♡ちゅぱっ♡ぷはっ………♡甘っまーい♡♡ほら、ルーファスも吸ってあげて。セレブリア、オッパイ吸われるの好きだから♡」

 

 唇から白い筋を垂れ流す少女に促され、おれは正面を向いた。そこにはおれの担当する超大な右乳房が悠々と待ち構えていた。

 

(吸ってやる……吸ってやるぞ〜〜ッ……!)

 

 身を屈めて大きく口を開き、ダラダラとミルクを滴らせている蠱惑的な肉突起にむしゃぶりついた。

 

 

ヂュルルルルルルルルッッ……!

 

 

「ン゛ぃぃぃッッ……?!なんでッ……こんなぁぁぁぁ……!」

 

 豊満なふくらみとその持ち主がビクゥッッ♡と震えるとともに嬌声が上がる。その表情には驚愕の色が浮かんでいた。

 

(セレブリア様のミルク、甘いっ……!)

 

 口腔内に広がる魔族のミルク特有の濃蜜な味わい。雄を、時には雌をも狂わせる母乳媚薬にペニスが痛いほどそそり勃つ。

 

ぢゅぅぅぅぅぅッッ♡♡ぢゅるるるるる♡♡ちゅぱぁぁぁッッ……♡♡

 

「あはぁぁぁぁぁッッ……!やめッ……やめなさい!あなたが吸っていいものではないのッ……!それは陛下の、うちの夫のものなぉッ……はひぃぃぃぃぃッッ……!」

 

 今のおれにはどんな蔑みの言葉も届かない。超乳からミルクを吸い出せるという僥倖に身を震わせながら幸福感に溺れ、ひたすらに貪っていく。

 

ちゅぅぅぅぅぅぅッッ♡♡チュルルルルルル♡ぢゅるるるるる♡♡

ぢゅるぢゅる、チュルルルルルル♡♡むぢゅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡

 

「あ゛ひぃぃぃぃぃぃぃッッ……!」

 

 闘技場に現れたふたりの大きな赤子にミルクを貪られ、セレブリア様はおれたちの肩をぎゅっと掴みながら喘ぎ散らした。

 

「どぉ?そろそろ認めてもいいんじゃない……?」

 

「いや……絶対に、いやぁッッ…!!ふっ、ふぁぁぁ……!」

 

 シャムシェル様が舌で乳首を弾き回しながら責め立てると、意地でも負けを認めたくないセレブリア様が必死に抵抗してみせる。

 

「ほんとに頑固だねぇ~♡それじゃ、そろそろ私も本気出して魔力吸い取っちゃうよ〜♡」

 

 シャムシェル様がニヤニヤと不敵な笑みを浮かべてから乳首を咥え込む。

 

「〈搾精〉ッッ!」

 

 

チュ─────────ッッ♡♡

 

 

「───ん゛ッッ……あはぁぁぁぁぁッ……!!」

 

 高い吸引音とともにセレブリア様の肢体が仰け反っていた。乳房からミルクとともに魔力が吸い取られているのだろう。搾乳と搾精が同時に行われ、苦悶の表情を浮かべながら喘いでいる。

 おれも昨晩、シャムシェル様にパイズリフェラで搾精されたからセレブリア様の心境はよくわかる。 

 気持ちいいけど苦しい。苦しいのに気持ちいい。

 生命力と引き換えに得られる脳が沸騰するような快楽。それに呑み込まれていくことに恐怖を覚えながらも自ら求めてしまうという自己矛盾に陥るのだ。

 

「ひぃぃっ!あひぃぃぃぃッッ……!」

 

 乳吸いに肢体がひくつき、豊満な乳房がゆっさゆっさ♡と揺れ弾む。

 人間であるおれにエナジードレインはできないが、毎日ロクサーヌ様のオッパイを吸っているからミルクを吸い出すのには慣れている。搾乳でシャムシェル様を援護するしよう。

 おれは乳輪ごとかぶりついてミルクを啜り始めた。

 

 

ヂュルルルルルルルルルッッ♡♡ヂュゥゥゥゥゥゥゥゥッッ♡♡…

 

 

「ん゛ぃぃぃぃぃぃぃぃッッ……!!」

 

 両乳首への強烈な吸引に背骨が折れそうなほど仰け反り、顔が天を仰ぐ。

 

「いひひ♡もっと吸ってだってさ、ルーファス」

 

「そのようですね」

 

「ちっ、違ぁっ……ぁああぅぅッッ──!あひぃぃぃぃッッ……!」

 

 

 この超大な乳房いっぱいにミルクが詰まっているのだろう。乳首を舌と上顎で挟んだ状態で舌を前後に脈動させると、次から次へとミルクが扱き出され口腔内に溢れてきた。

 

「それだめ!それっ、ダメぇぇぇッッ……!はひぃぃぃぃぃぃ……!」

 

 乳首を舌で扱かれるのがたまらないようだ。快感に眉を歪ませながら喘いでいる。なんとか取り繕うとしているが吸乳の悦楽には抗えないらしい。おれはしつこいくらいにしゃぶりたてて、甘いミルクを扱き出していった。

 

 

ヂュルヂュルヂュルヂュル……ヂュパァッッ♡

チュウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ♡♡

 

 

「あ゛っ、あぁっ……!はぁぁぁッ……!」

 

 

ンヂュルルルルルルッッ……♡♡

ヂュパヂュパヂュバヂュパ、ヂュパァッ……♡

 

 

「ダメよぉぉぉッッ……!そんなに吸ったらぁ……!ミルクがッ、ミルクがぁぁ………あはぁぁぁぁぁぁぁッッ────」

 

 昇りつめたセレブリア様が絶頂の寸前、おれの頭を抱え込んで超乳に押し付けていた。褐色の乳肌に顔面が埋まりつつもなおも吸い立てていく。

 

ヂュゥゥゥルヂュルヂュルヂュルヂュルヂュルヂュルヂュル♡………ヂュゥゥゥゥゥゥゥッッ……♡♡♡

 

 

「ん゛あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!」

 

 

ビクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!ビクンビクンッッ!ビクビクッッ、ビクッ……ビク…

 

 

プッッッシァァァァァァァァァァッッッ……!!

 

 

 乳イキしたセレブリア様がおれの頭をかき抱いたまま肢体を痙攣させる。おれは絶頂を迎えしっとりと汗ばんだ超乳に包まれながら、噴き出してきた大量の絶頂ミルクを半ば強制的に吸わされる形となり、必死に飲み込んでいった。

 

「あう……♡うっ……う♡」

 

 射乳の快感に悦びの声が漏れ聞こえる。最強の将も今や形無しだが、未だ水のバリアが張られたままなのは流石といえる。

 

「にしし♡もっとイッちゃえ♡」

 

「………あはぁぁぁぁぁぁッッ……♡♡」

 

プッシュゥゥゥゥゥゥゥゥッッ♡♡

 

 吸引音が鳴り響いた直後、再びミルクが放たれる。おれとシャムシェル様は後退りするセレブリア様を捕らえ、乳房にしゃぶりついて蜜乳を吸いまくった。

 

「すごい〜〜♡まだ出てくる♡ほんとはウンディーネじゃなくて乳魔なんじゃない?チュゥゥゥゥゥッッ♡♡」

 

「違うぅぅッッ……♡はひぃぃッッ……♡♡ミルク出るぅぅぅッッ♡♡」

 

プシャァァァァァァァァッッ♡♡

 

「セレブリア様、もっとミルクを吸わせて下さい……ンヂュルルルルルルッ……!!」

 

「あ゛〜〜〜〜〜ッッ♡♡イクゥゥゥッッ♡♡」

 

プッッシィィィィィィィッッ♡♡

 

 絶頂を迎える度に高貴なミルクが口腔内に溢れ出す。

 

(すごい……まだ出てくるっ……!)

 

 おれたちは闘いの最中であることを忘れ、快感に張り詰めた乳肉を揉み搾りながら溢れ出るミルクを貪り、享楽に耽っていった。

 右乳で達したかと思えば左乳だけでも達してその度に射乳が起きるのだが、最も興奮するのはふたりの乳吸いがシンクロして与える快感が爆発的に増幅した時だ。双つの乳房が同時に絶頂し、肉体が歓喜に震えて大量のミルクを噴き出してきた時、共同作業での達成感と興奮に、おれとシャムシェル様は顔を見合わせて頬を綻ばせるのだ。セレブリア様の乳房を通じておれ達は心を通わせている。不思議な感覚だ。

 自ら張った結界の中でセレブリア様は意思を完全に封殺され、ただの牝牛と成り果てていった。

 

「はぁ、はぁ、セレブリア様、もっとミルクを……ンぢゅるるるるるるッッ……!」

 

「結界を張れなくなるまでミルクも魔力も吸い出してあげる♡むちゅぅぅぅぅぅッッ……!」

 

「はひィィィィィィィィッッ……♡♡♡」

 

プッシァァァァァァァァァァッッ……♡♡

 

 むせ返りそうなほど甘いミルクがたまらなくクセになり、吸うのをやめられない。おれとシャムシェル様は次第に競い合うようにしてミルクを吸引していった。

 乳房はその持ち主の意に反して敵であるおれ達に甘いミルクを授けてくれる。だが当の本人は立ち続けるのも限界のようで足がブルブルと震えている。

 

「ひぃぃぃっ……♡だめぇ……もうだめよぉ……♡胸がっ……胸が……」

 

 焦点の定まらない表情でうわ言を繰り返しているが、それでも吸引をやめない。

 

ンヂュルルルルルルルルッッ……♡ヂュパッ…!

 

ヂュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ♡♡

 

 

「はぁ゛ぁぁぁぁぁッッ……♡♡ダメぇッッ……ミルクが出ちゃうぅぅッッ……♡♡」

 

 

プッシュゥゥゥゥゥゥゥゥッッ……♡♡♡

 

 

「ああうッッ……♡♡♡」

 

 

 双つの乳房の頂点から放たれた快楽が乳肉を駆け抜けてセレブリア様の中で衝突し、派手に火花を散らしている。それも一度ならず何度も、何度も…

 その快楽が脳を侵し続けて皇族としての品格や矜持を消失させているのが、みっともない喘ぎ声や口端から垂れる涎に現れている。

 

 

「ひぅぅぅぅッッ……♡♡すごっ……♡♡ミルクがッ、あぁまたミルクが出ちゃうぅ♡♡……また出ちゃうのぉぉ♡♡………んあ゛ああっ、射乳るぅぅぅぅッッ♡♡♡」

 

 

ビィィィィィィィクゥゥゥゥゥゥゥウン♡♡♡ビクビクビクビクッッ♡ビクゥゥゥゥゥンッッ♡ビクビクビクビク♡ビクッ…

 

 

プッシァァァァァァァァァァァッッ♡♡

プシィ────────────ッッ♡♡

 

 

「ングッ……ヂュルルルルルルッッ……!」

 

「んっんっ……♡チュゥゥゥゥ……!」

 

「あ゛ひぃぃぃぃぃぃぃッッ……♡♡♡」

 

 オーガズムに陥っても乳房を吸い続けられ、セレブリア様は半狂乱になって喘ぎ、涙を流して射乳を続けた。

 

ぢゅるぢゅる、ぢゅるぢゅるぢゅるぢゅる♡♡ヂュパァァァァッッ……♡♡

 

ぢゅっぱ♡ぢゅっぱ♡ぢゅるるるるるるるるるるるるるるるるッッ♡♡

 

 

「あ゛ぁぁぁッッ……♡♡あ〜〜〜〜〜♡♡おっ、お゛かしくなるぅぅッッ♡♡♡………あっ、あっ、あ゛はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ……♡♡♡」

 

 もう幾度目かわからない乳絶頂。それに呼応するように渦巻く水の結界が激しさを増している。

 おれとシャムシェル様はアイコンタクトを取り、とどめを刺すように超乳を吸い伸ばした。快感にはち切れそうになっている双乳が無理やり伸びきって、乳首に強烈な圧が加えられた。

 

 

ン゛ヂュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!

 

チュル゛ル゛ル゛ル゛ル゛ル゛ルッッ!!

 

 

「ン゛ああああああああッッ……♡♡♡」

 

 

ビィィィィクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン♡♡ビクビクッッ♡♡ビクンビクン♡♡ビクビクビクビクビクビクビクビクッッビクッ♡…

 

 

プッッッシァァァァァァァァァァッッ♡♡♡

 

 

 一際大きな嬌声が轟いたかと思うと、とうとう限界を迎えたセレブリア様が膝から崩れ落ちた。地面に四つん這いになったことでミルクを噴射している超大な乳房がずっしりと垂れ下がり、不規則に揺らめいている。本当に牝牛になってしまったようだ。ビクビクと小刻みに震える巨尻が艶かしい。

 

「セレブリア大丈夫ー?もう降参する?」

 

「はぁっ……はぁっ……するわけ……ないでしょ…」

 

「ふーん、じゃあしょうがないね……♡」

 

 シャムシェル様がニヤニヤしながらおれに近付き耳打ちした。

 

「ねぇねぇ、ルーファス。セレブリアのこと、後ろから犯してあげなよ♡」

 

「ええっ……!?」

 

 一体、何を言い出すのだろうか、このお方は…

 

「さすがにそれは…」

 

「だってセレブリアまだ降参しないしさ、こうなったらルーファスのデカチンポでわからせてあげるしかないじゃん♡私も手伝ってあげるからさ♡」

 

 シャムシェル様がセレブリア様のスカートをめくり上げた。黒いショーツを履いた豊満な臀部が露出し、その陰部からはダラダラと粘液が漏れている。それを見てペニスがパンツを突き破りそうなほどそそり立った。

 

(挿れたいッ……!)

 

 あの秘穴に愚息をねじ込んで滾りを放ってやりたい…

 そんな劣情がゴォォッとこみ上げる。

 

 

「ほら、早くチンポ出して♡勃起してんの丸見えなんだから♡」

 

「あっ、ちょ、ちょっと……」

 

 ズボンを降ろされ勃起したペニスを引っ張り出された。聖乳の力で肉棒はより逞しくなり、腹につきそうなほど屹立している。

 

「くっ、はぁ、はぁ……はっ───」

 

 セレブリア様が四つん這いのまま半身を捻り、おれの肉棒を見て目を丸くし息を呑んだ。驚愕と好奇が入り混じった表情をしている。

 

「にしし♡ルーファスのチンポに見惚れてる♡」

 

「何言ってるの、違う──」

 

「そんなこと言って、ほんとは試したいと思ってるんでしょ♡ルーファスのチンポは硬くて気持ちいいんだよ〜♡リュートには黙っててあげるからヤっちゃいなよ♡ルーファス、早く挿れてあげて♡」

 

 シャムシェル様がおれに挿入を促しながら、セレブリア様の垂れ下がった乳房を揉み搾った。

 

「あぅぅッッ……♡」

 

 地面に着きそうなほどに揉み搾られた双乳からミルクが噴き出し、地面を濡らす。

 

(い、いいのか……?)

 

 当初の予定ではとっくに勝負がついているはずだったのだが、セレブリア様は想像以上に粘り強かった。水の結界が未だに張られているのを見るにまだ余力はあるらしい。隙を見せれば一瞬で逆転される恐れがある。ここは一気に責めるべきか…

 おれは試合に勝ちたい気持ち半分、最強の女帝を犯してやりたい気持ち半分で股の間に中腰になった。

 どっしりとしてオッパイに負けないくらい魅力的な褐色の臀部。ロクサーヌ様も大きな尻をしているがより筋肉質な感じだ。尻の割れ目まで濡れたショーツをずり下ろして秘部を露出させる。すっかり濡れそぼった蜜壺に加えてアヌスさえも丸見えになった。もはや勝利宣言してもいいんじゃないだろうか。

 

 

「やっ、やめなさいっ!そんなもの、入るわけないでしょ……!」

 

「大丈夫大丈夫……♡一度味わったらヤミツキになるから……♡ほら、力を抜いて……♡」

 

モギュウウウウウウッッッ……♡

 

「はひぃっっ……♡」

 

 乳を搾られた衝撃に厚みのある肉唇がプルプルと震える。

 もう辛抱ならない。肉棒に手を添えて、亀頭を秘穴へと押し当てた。

 

 

ぬぷっ……♡ぬぷぷぷぷっ……♡♡

 

 

「ほっ、おおっ……♡」

 

 

ジュプププププ……♡

 

 

「んほぉぉ♡♡……熱っ……♡♡おほぉぉぉ♡」

 

 肉唇が押し広げられ、本来皇帝しか侵入できないはずの蜜壺におれの分身がねじ込まれていくと、喘ぎ声とともに巨尻の表面にさざ波が起きた。

 入口はかなりキツいが、そこを越えると潤いきった膣が外敵であるおれの肉棒をスムーズに呑み込んでいった。

 そう思ったのも束の間、すぐに膣内がくびれて窮屈な箇所に到達する。さながら第二の関門だ。亀頭がその隘路を突破しようと頭を突っ込むと、プリプリとした肉壁に擦り立てられ危うく射精しそうになり、思わず巨尻を鷲掴んだ。堪えながらさらに膣奥へと進めると待ち構えていた第三の関門に亀頭が捕らわれ、さらにキツく締め付けられる。

 

「うぐっ………!」

 

(セレブリア様のマンコ、気持ちいい……!)

 

 侵入したペニスが腟内を占領すると、肉壁が一斉に吸着してきた。

 都合三カ所、ペニスがキツく締め付けられていてかなり具合が良く、サキュバスに勝るとも劣らない。異世界の皇妃はみな名器揃いだ。

 

「おおっ……うぅ……!」

 

 腰を引くと雁首を裏側から擦られ、さらに強い快楽が背筋を駆け抜けていく。

 

(こんなの、すぐにイッちまうぞ……)

 

 だが感じているのはおれだけではないらしい。

 

「んぁっ、あぁっ……♡♡おっ……ふう……♡」

 

「にひひ♡感じてる、感じてる♡ルーファス、セレブリアは普段イベリアにいてリュートとできないから欲求不満なんだよ。だからいっぱい犯してあげて♡」

 

「何を勝手なことっ、言ってるの………んくっ♡……私はそんなっ、尻の軽い女じゃ……ふぁぁっ♡♡」

 

 

ジュップ……♡ジュップ……♡じゅぼっ……♡じゅぷぷっ……♡にゅぷぷっ……♡

 

 

「おっ……♡ほっ……♡ほっ……♡ほぉぉっ♡♡」

 

「くっ……負けを、認めますか…?」

 

「ふぐぅ……♡く、くどいわよ……私は、負けないぃっ……ほぉぉっ……♡♡」

 

 背後から犯されながらも気高く振る舞おうするのは、さすが女将軍というべきか。ただ、セレブリア様にとっては不運なことに、この場にはたちの悪いサキュバスがいるのだ。

 

「いつまでイクの我慢できるかな……♡乳首こりこり♡、こりこりこりこりっ♡♡」

 

「ふぁぁぁぁぁッッ……♡♡」

 

 乳首を責められてセレブリア様の肢体がしなった。同時に膣がキュッと締まり、肉棒を締め付ける。

 

「うぐっ……!シャムシェル様、それダメです……おれが保たないです……!くぅ……」

 

「きしし♡ほら頑張れ頑張れ♡そんなんじゃ、セレブリアを屈服させられないじょ♡」

 

こ〜〜りこりこり♡、こりこりこりこりこりこりこりこりっ♡くりぃっ♡

 

「んはぁぁっ……♡♡んっ、ひぃぃぃ♡」

 

「くうっ……!んぐっ……!」

 

(ヤバい……イクッ……!)

 

 おれが先に達してしまうわけにはいかない。

 理性が敗北を受け入れることを拒むのなら、徹底的にイカせておれが上位であることを本能的に理解させるしかないのだ。

 聖乳によって野太く漲っているペニスを何度も打ち込み、膣の奥深くに快楽を刻んでいく。

 

ジュパンッ♡ジュプッ♡ジュップッ♡ジュプジュプ♡パチュンッ♡……

 

「おっ♡ほぉっ♡……おおっ…♡ほほうっ♡激っ、しいぃ……んおおおッ……♡♡」

 

「ふっ……ぐっ……くぅぅ……!」

 

 ただでさえ具合のいい膣が乳首を責められる度に瞬間的に締まってきてめちゃくちゃ気持ちいい。雁首がトロ肉に扱かれて腰が止まりそうになるが、なんとか堪えてペニスを打ち込んでいく。

 

「乳首が駄目ならマンコはどうですか」

 

「調子に、乗らないでっ……♡ほぉっ…♡ほっ……♡おほぉっ……♡」

 

「ここがいいんですね」

 

「おっ……おほぉぉぉぉぉッッ……♡♡」

 

 角度をつけて膣奥を亀頭で突いていくと、セレブリア様が上半身をしならせて喘ぎ散らした。

 

「ルーファスもセレブリアも気持ちよさそう♡じゃあ、これは耐えられるかな……♡」

 

 ぶら下がった乳房の先端を双つとも摘み、左右に引っ張る。超大な乳肉が脇の下から現れて、そのまま伸びていった。

 

「あ゛はぁぁぁぁぁぁぁッッ……♡♡」

 

 強烈な乳責めにセレブリア様の腕がピンッと伸び、頭が跳ね上がる。

 

「くぅぅぅッッ……!」

 

 膣肉による締め付けに呻きながら尻肉を掴んでさらにペニスを打ち込んでいく。膨らんだ亀頭が幾度も膣奥を突き上げ、淫靡な音が結界内に鳴り響いた。

 

 

ジュプッッ♡♡ニュップッッ♡♡ジュブブブブブブッッ♡♡パチュンパチュンパチュンパチュンッッッ♡♡…

 

「ほっ♡……ひぃ、ヒィッ……♡イッ……イグッ……♡ふっ、太いっ、いいっ……!んひぃっ……♡♡」

 

 膣奥への衝撃に脳天まで貫ぬかれ、雌のよがり声を喉元から放ち続ける。

 

「イッちゃえイッちゃえ♡」

 

くーりくり、くりりりりりッッ♡♡♡

 

「んぁぁぁっ……♡♡」

 

「うおっ……!くっ……ぐぅ……!」

 

 

ジュプッッ♡♡ジュプッッ♡♡パチュンパチュンッッ♡♡ジュプジュプジュプジュプジュプジュプジュプ♡♡♡……

 

 

「お゛ほぉっ……♡♡ほっ、ほほっ、ほほぉッッ……♡そんなっ、突いたらっ……イッ、イグッ……♡イッイイッッ……イグッ、イクイクイクイクッ♡ほっ、ほおおぉぉぉぉぉッッ♡♡♡」

 

 

ビィィィィィィィクゥゥゥゥゥンッッ♡♡♡ビクンビクンビクンビクンッッ♡ビクビクビクビク♡ビクッ……ガクガク……ビクッ

 

 

プッシァァァァァァァァァァァッッ♡♡♡

 

 

 快楽の咆哮とともに巨尻と太もも、垂れ下がった乳房が歓喜に震え、摘まれた乳首から絶頂の乳汁が噴き出した。そのオーガズムの衝撃に膣が強く締まり、ペニスから怒涛の勢いで滾りが放たれる。

 

 

「───ぐおっ……!!」

 

 

ドビュルルルルルルルルルルルルッッ……!!

びゅ───るるるるッッ……!

 

 

「あひぃぃぃぃぃぃッッ……♡♡」

 

 滾りを受けたセレブリア様が再び絶頂を迎え、ペニスがまた搾られた。

 

「くっ……くうぅぅっ………!」

 

ピュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッ……!

ドピュドピュッッ、ドピュ……!

 

「ああっ……♡♡はぁっ……♡♡どれだけ射精すのよぉぉッッ………♡♡」

 

「だって、きもち、いい………くぉっ…!」

 

ビュリュリュリュリュリュッッ……!

ドピュピュピュピュッッ……!

    

 肉ひだに責め立てられ、続けて射精してしまう。

 

「ふたりとももっとイッちゃえ……♡」

 

 乳首が引っ張り回されて、超大な乳房がブルンブルンッと唸りをあげて回転した。

 

「だぁぁめぇぇぇぇッッ……♡♡♡」

 

ぷっしぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ♡♡

 

「───くぉッ……!!」

 

 射乳と同時に膣が締まり、勝手に腰が痙攣する。

 

ドピュピュピュピュッ…!ビュルルルルルルッ!

ビュ──────────ッッ!

 

 

「くりくりくりっ♡♡くーりくりくりっ♡♡」

 

 

「シャムシェルッ、乳首ッやめてぇ♡♡あはぁぁぁぁぁぁッッ……♡♡♡」

 

 

プッシュゥゥゥゥゥゥゥゥッッ……♡♡

 

 

「おおうッッ……!!」

 

 

ビュルルルルルルルルルルッッ……!!

ビュクビュク、ビュル……!

 

 

 気持ちよすぎて膣奥に押し付けたまま腰を動かすことができない。尻肉にしがみつくようにしながら、放出感に体を震わせ続けた。

 数度の射精と射乳が繰り返されたあと、自重を支えきれなくなったセレブリア様の肘がガクッと折れ、地面に突っ伏した。巨尻がペニスを咥えたまま小刻みに震え、褐色の美しい背中の上を玉のような汗が流れていく。

 

(セレブリア様のマンコ、気持ちいい……)

 

 尻肉を掴みながら射精後の余韻に浸る。

 大量の噴射で頭がボォーッとして、自分が闘いの最中にいることなんて忘却してしまっていた。

 そして、その気の緩みが隙を生むこととなった。

 

 

 

「きししっ♡ほんとにイッちゃった♡セレブリア、大丈夫……?」

 

「シャムシェル……いい加減にしなさい……」

 

 シャムシェル様の背後にキラキラと輝く何かが見えた。それが陽光を受けてきらめく水の塊だとわかった時にはもう遅かった。

 

「──わぁっ!ちょっと、何すんのぉ…!?」

 

「シャムシェル様ッ……!」

 

 一瞬の間にシャムシェル様が水のロープで縛られて倒れ込む。

 

(しまった……!)

 

 セレブリア様はこの一方的な状況下でも逆転の機会を虎視眈々と狙っていたのだ。おれまで捕縛されてしまったら勝てる見込みはほぼ無くなってしまう。

 

(どっ……どうする……?)

 

「はぁっ、はぁっ……勝つのは、私よ…」

 

 セレブリア様は搾精でかなり疲弊している様子だ。シャムシェル様の離脱で1対1になるが、こうなったらとことん責めるしかない。

 おれはセレブリア様の身体に腕を回して抱き起こし、地面に仰向けになった。繋がったまま背面騎乗位の体勢に移行する。これなら魔法での捕縛はしづらいはずだ。

 おれの携行する武器は股間の肉剣のみ。ウエストを掴んで下から突き上げるように抽送した。

 

じゅぱんッ♡じゅぱん♡じゅぱん♡じゅぱん♡じゅぱん♡じゅぱん♡…

 

「んあぁぁッ……♡おっ、ほおっ♡」

 

「くうっ……!」

 

 水の結界が激しく渦を巻く。

 おれが突く間もセレブリア様は魔力を消費し続けているのだ。結界を解除すればおれの仲間がなだれ込んでくるし、なにより自身の痴態を観客に晒してしまうことになる。身を守るために張った結界に閉じ込められる形となり時間経過とともに魔力も削られる。セレブリア様にとってはジリ貧の状況だ。

 さらに追い込むべく、地面に足の裏を押し付けてペニスを打ち込んでいく。

 

じゅっぷっ……♡じゅっぷっ……♡じゅぼぼぼぼぼぼッッ♡♡

 

「おおおっ……♡おふっ……♡♡ふぉぉぉッ♡」

 

「いいぞー、ルーファス頑張れー♡」

 

 地面に倒れ込んているシャムシェル様が呑気に声援を送っている。

 

「うぐっ……くぅっ……!もう、降参してくださいッ……魔力が切れたら、観衆に御身を晒すことになりますよ……!」

 

「私を、犯しておいて、ふぐっ……♡……抜け抜けと……おふっ……♡あなたにはっ……絶対にっ……負けない……んおおおッ……♡♡」

 

 セリフと気迫が一致していないが、やはり降参する気はないらしい。だがおれもやめるわけにはいかない。エルロンの未来がかかっているのだ。

 律動にだぶんだぶん♡と揺れ弾む乳房を揉み掴み、硬く膨らんだ亀頭で膣前面にある性感帯をゴリゴリと刺激していく。

 

じゅっぷ♡じゅっぷ♡じゅっぷ♡じゅっぷ♡…

ズブブブブッ♡ズッズッズッズッ♡♡

 

「おほっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ♡♡」

 

 歓喜に上半身が反り返る。

 普段はすました顔をしているのに随分と下品な喘ぎ声を出すお方だ。だがそのギャップがまたいい。ベッドの上ならもっと愉しめただろうが、そうも言っていられない。

 

「ふっ、ふっ、くぅ……!」

 

もぎゅぅぅぅぅぅッッ……♡♡

 

「あはぁぁぁぁっっ……♡胸はダメぇぇぇッッ♡」

 

ぷしゃぁぁっ……ぷしゃぁぁっ……♡

 

 ふくらみを揉み潰すとミルクが溢れ出してきた。ただその量は魔力同様、明らかに少なくなっている。大きさでは勝るが、射乳量はロクサーヌ様の方が上らしい。

 

「ふっ、ぐっ……セレブリア様……イッて、ください」

 

 

 

じゅぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼッッ♡♡

パチュパチュパチュパチュパチュ♡♡

 

「んおおおおッ……♡♡♡ほほぉぉぉぉぉぉッ♡♡」

 

 乳房を揉みしだきながら連打を放つとセレブリア様の嬌声が高く跳ね上がった。絶頂が近いのだろう。とどめを刺すべく腕を伸ばし、律動を受けて乱舞している乳房の先端を摘み、そのまま挟み潰した。

 

「お゛ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッ……♡♡♡」

 

ビックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッッ♡♡♡ビクビクビクビクッッ♡♡ブルッッブルブルブルブルッッ♡♡ビクッ……ビクッ……

 

 

プッシャァァァァァァァァァァァッッ♡♡

 

 

 絶叫とともに肉付きのよい肢体が一直線に伸びて痙攣が始まった。超乳から噴き出したミルクが雨のように降り注ぐと同時に膣肉が強く締まり、擦られた続けたペニスが限界を迎える。

 

 

「───ぐおっ………!!」

 

 

ドビュルルルルルルルルルルルルッッ!!

びゅ────ルルルルルッッ……!

 

 

「あううっ……♡♡」

 

 肉体が歓喜に震え続け、膣がここぞとばかりにペニスを扱いてくる。

 

「くあっ……また、イクッッ……!!」

 

ビュクビュク、ビュルルルルルッ……!!

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!

 

 溢れるミルクで指が滑るため無意識に乳首を挟み直した。

 

「あはぁぁぁぁッッ……♡♡乳首イクゥゥゥゥゥゥ♡♡♡」

 

プッシュゥゥゥゥゥゥゥ♡♡

プッシァァァァァァァッッ♡♡

 

「おおうッ……!!」

 

ドビュルルルルルルルルルッッ…!!

びゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!

 

 主導権などもうどちらにもない。ペニスと膣が擦れ合うことで生まれる快楽をおれとセレブリア様は共有し、互いにイカせあっている。

 

「胸はダメよぉぉぉッッ♡おっ、ほぉぉ♡♡」

 

 そうか、胸を責めて欲しいのか……

 乳肉にたっぷりと指を食い込ませて乳腺を刺激しながら揉み搾ると、肢体の痙攣が始まった。

 

「ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッ♡♡♡」

 

プッシァァァァァァァァッッ……♡♡♡

 

「くあっ……!!」

 

ビュルルルルルルルルルッッ……!!

ドッッッビュゥゥゥゥゥゥゥ……!

 

「ううあっ……♡♡胸、気持ちいい……♡胸……きもひぃぃ……♡♡」

 

「マンコはどうですか……?」

 

 じゅぼっ♡じゅぼっ♡じゅぼっ♡じゅぼっ♡…

 

「おほぉぉぉぉッッ……♡♡マンコも気持ちいいッッ……ほ〜〜〜〜〜ッッ♡♡」

 

 

 腟内が精液と淫液でドロドロになり、ペニスと膣の境界線さえ曖昧になった頃には、お互いにひたすらに快楽を求め合っていた。

 そこには敵味方の区別もなく、性欲に溺れた男と女がいるのみ。闘技場にいながら、ある意味で世界で最も平和な空間が形成されていた。

 射精に次ぐ射精に、もはや下半身の感覚が薄れている。それでも最後の連打を膣に放ちながら、乳房を揉み搾った。

 

もぎゅぅぅぅぅぅッッ……!!

ジュップ♡♡ジュップ♡♡ジュップ♡♡ジュップ♡♡ジュップ♡♡ジュップ♡♡ジュップ♡♡

 

「んほぉッッ……♡♡ほぉぉぉぉぉぉッッ♡♡」

 

 喘ぎ声が切ない調子に変わって絶頂へと到達する瞬間、腕を伸ばしてデカ乳首を挟み潰す。

 

「───ん゛あぁぁぁぁぁぁぁッッ♡♡♡」

 

 

ビィィィィィィィクゥゥゥゥゥゥンッッ♡♡♡ビクビクッッ、ビクビクビクビクビクビク♡♡ビクッ……♡ビクッ…

 

プッシァァァァァァァァァァァァァッッ……!!

 

 指間で潰れている乳首から勢い良くミルクが噴き出して、褐色の肉体を白く染めていく。

 絶頂とともに腟内に強烈な締め付けが発生し、おれも最後の滾りを放った。

 

「ぐおっ……おおっ……!!」

 

ドビュルルルルルルルルルルルルッッ!!

ビュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!

ビュクビュクッ、ビュッ…!

 

「ふおぉぉぉぉぉぉッッ……♡♡♡」

 

 膣奥に滾りが直撃し、セレブリア様が長い痙攣に襲われる。

 やがて強張っていた肢体から力が抜け、おれの上へと倒れ込んできた。ペニスが秘部から抜けて、納まりきらなかった濁液がドロっと溢れ出す。

 

「はぁっ……はあっ……」

 

(気持ちよかった…)

 

 セレブリア様は無言のまま、まだ小刻みに震えている。

 仰向けに倒れているおれの視界には、抜けるように澄み切った青空が広がっていた。

 今日って、こんなにいい天気だったんだな…

 なんだか、このまま眠ってしまいたい気分だ。

 

 

 

「ルーファス、寝てる場合じゃないじょ!結界が消え掛かってるよ!」

 

 シャムシェル様の言葉にハッとして顔を上げると、水流の結界がその勢いをなくして霧散する寸前だった。

 

(しまった……!)

 

 観衆の前で下半身を露出するなんてマネをしたら、それこそ領主を解任されてしまう。ヘタをすれば牢屋行きだ。

 おれはすぐさま立ち上がってチンポをしまいながらセレブリア様に声を掛けた。

 

「結界が消えかかっています!起きてください!」

 

 だがセレブリア様は呼び掛けには応えずに苦しげな表情を浮かべた。

 

「うあっ……あっ、あっ……あ゛ぁぁぁぁぁぁッッ♡♡♡」

 

ぷしゅうぅぅぅぅぅぅぅぅッッ♡♡

ぷしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ……!!

 

(ええっ……?!)

 

 セレブリア様はうめき声を上げたかと思うと、突然エビ反りになった。巨大な乳塊が顔側に垂れ下がり、ミルクを打ち放つ。同時に、開かれた股の秘唇からまるで魔法のように潮が噴き出していた。オーガズムの奔流が未だ肉体の中で暴れ回っていたのだ。

 呆気にとられた直後、結界を形成していた水流が一気に落ち、異世界皇妃の裸体が観衆に晒されてしまっていた。途端に今まで聞いたことのない大きさのどよめきと歓声が沸き起こる。

 

「おいっ、あの女ほとんど裸だぞッ!」

「デカパイ丸出しじゃねぇか!」

「っていうか、潮吹いてのか……?!」

「ルーファスおまえ、ナニやったんだよ!」

 

 

(まずいっ……!)

 

「セレブリア様っ、起きてください!」

 

 おれは慌てて観衆の視線からセレブリア様を遮ろうした。でも肢体の痙攣によって暴れまわる超乳は一向に服の中に納まらないし、腰を跳ね上がる度に潮が噴き出してしまってどうにもならなかった。

 

「にひひ〜♡イキっぱなしじゃん♡」

 

「シャムシェル様も手伝ってくださいっ!」

 

 慌てふためいていると異変を察知した審判が駆け付け、セレブリア様の様子を確認した後、高らかに宣言した。

 

「レゾンの戦闘続行不能により、勝者、エルロンッ……!!」

 

 再び歓声が沸き起こる。

 混乱と熱狂の中、おれたちは辛くも勝利を手にすることができた。

 

 

 

 

「とんだ醜態を晒してくれたな……!」

 

 試合に負けたレゾンの領主・カラーゾの怒号がレゾン側聖騎士控室に鳴り響く。

 

「大恥をかかせおって。おまえが出場するのは自分だけで十分と言うからそのとおりにしてやればこのザマだ。ワシがいくら賭けたと思っとるんだ、おまえのせいで大損だッ……!」

 

 怒鳴り散らす男に対し、皇妃セレブリアは床に倒れるように座り込み黙している。皮肉のひとつも言い返せないほど先の試合で疲弊していたのだ。

 

「何か弁明したらどうなんだ……?まったくあの若造、異世界の皇妃だか何だか知らんがとんでもない役立たずを召喚しおって……おい、聞いてるのか?」

 

 問い掛けにセレブリアははだけた胸に腕を回して沈黙したままだ。

 

「詫びのひとつも入れられんのかッ……!」

 

「───くあっ……!」

 

 カラーゾが無造作に超大な乳房を握りしめると、呻き声とともにミルクが溢れ出した。

 

「無駄にデカい乳をしおって、皇妃のクセに卑猥な女だ………そうだ、よい考えが浮かんだぞ」

 

 卑しい笑みを浮かべた男が続ける。

 

「おまえは元の世界に戻るまでの間、娼婦とし働くんだ。これだけ馬鹿デカい乳をしていればそれなりに需要はあるだろう、貴族共に売り込んでやる。せめて負け分だけでも取り返してから帰るがいい」

 

「くっ……ふざけたこと……言わないで……」

 

 苦痛に顔を歪ませながらセレブリアが口を開いた。

 

「クックック……売り込みに行く前に予行練習と行こうか。わしのを慰めてみせろ」

 

 カラーゾがチャックを下ろして、そそり立っている自身の分身を引っ張りだした。

 

「ほれ、しゃぶれ……どうした?観衆の中で絶頂するほど多淫なおまえなら造作もないことだろ。」

 

「やめなさい、無礼者っ…」

 

「何が無礼なものか。この世界にはおまえの家臣も臣民もいない。おまえはただの売女なのだよ。ほら、さっさとしゃぶれっ……!」

 

 片手で顎を掴まれ無理やり開かされた唇に滾ったペニスが迫る。

 

「ぐっ、あっ……むぅ……!」

 

 自身をコケにした皇妃の凋落ぶりに男が醜悪な笑みを浮かべた、その時──

 唐突にドアが開かれ、怒りの咆哮が放たれていた。

 

 

 

 

 試合後、おれはセレブリア様の様子が気掛かりで、幾人かの聖騎士とともにレゾン側の控室に向かっていた。 

 ケガを負ってはいないはずだが、搾精で魔力を吸い取られてぐったりとしたまま闘技場から担架で運び出されていた。おそらく今は完全に無防備なはずだ。もしかしたらカラーゾのやつが負けた腹いせに何かしでかすかもしれない。

 控室の手前まで来た時、中から女の悲鳴が聞こえた。どうやら悪い予感が当たったようだ。すぐさまドアを開け放った。

 目に飛び込んできたのは局部を露出しているカラーゾ、そして虐げられているセレブリア様の姿だった。

 

「──やめろぉぉっ……!」

 

 おれが怒鳴るとカラーゾは怯みながらズボンのチャックを上げた。

 

「なっ、何なんだだ貴様らッ……!他人の控室に勝手に───」

 

「うるさいっ!セレブリア様から離れろっ…!」

 

「なんだぁその態度は?貴様、エルロンに仕掛けた魔法陣のことを忘れたのかっ……!」

 

「忘れてなどいない。試合に勝ったのはおれ達だ。契約した通り、設置した箇所を話してもらう」

 

「ぷっくっくっ……誰がそんな口約束守るものか。魔法陣の起動はエルロンから離れていても可能なのだ。立場をわきまえたまえ」

 

「くっ……」

 

 セレブリア様は疲弊しきっている。ヤツの口を封じることは今はできないだろう。試合には勝ったが、結局のところ主導権は握られたままだ。

 

「貴様らのせいでレゾンはいい笑い物だ、タダで済むと思うなよ」

 

 尊大に構えているカラーゾが口角を吊り上げてから続ける。

 

「くっくっくっ……貴様らに10分やろう。時が来ればわしは魔法陣を起動させる。急いでエルロンに戻って備えるがいい」

 

「そんなこと無理にきまっているだろっ!」

 

「ならば今すぐ起動してやろうか?まぁ、どちらにせよ戻った時には魔獣が跋扈して街は壊滅しているだろうがな!がっはっはっはっ……!」

 

「……おまえは、どこまで腐ってるんだっ」

 

「くっくっくっ……吠えていろ、若造。今、観衆のいない勝利の凱旋をお膳立てしてやるからな」

 

 呪文を唱える気配に、おれは咄嗟に叫んでいた。

 

「やめろぉぉっ───」

 

 

 

 

「───ふお゛っ……!!」

 

 突如として卑しい笑みを浮かべていたカラーゾの表情が驚愕に染まり、前屈みになった。股間の前あたりを必死に抑えてうろたえている。

 

「やめっ、やめろぉぉぉッッ……!お゛ぉっ、おおおおおぉぉぉぉッッ………!おっ、おおっ……」

 

 絶叫をあげて床に倒れ込み、やがて静かになった。

 

(な、なんだ……何が起きたんだ……?!)

 

 呆気にとられているおれ達の目前に、透明化していたサキュバスが姿を現した。

 

「シャムシェル様ッ……!」

 

「ふぅ、間に合ったじょ」

 

 どうやら搾精して卒倒させたらしい。カラーゾの股間には大きなシミが広がっている。

 

「し、死んだのですか……?」

 

「いや、生きてるじょ。でももう二度とチンポは勃たないだろうけどね」

 

 白目をむいて倒れているカラーゾは二十ほど老けて見える。おれはあらためてサキュバスの力に戦慄を覚えた。

 ともかく、これで喫緊の問題は解決することができた。長らく張られていた緊張の糸が解れて、ようやく地に足が着いた感じがする。

 だが潜在的な脅威は残っている。街に仕掛けられた魔法陣を誰か悪用しないとも限らない。カラーゾから聞き出す必要がある。

 おれはセレブリア様の介抱をロクサーヌ様にお任せして、事情を説明するために神聖聖騎士団の詰所へと向かった。

 

 

 

 

 

 屋敷に到着した時には辺りはすっかり暗くなっていた。

 控室での一件のあと、おれは聖騎士立ち会いのもとカラーゾを尋問してエルロンに仕掛けた魔法陣の場所を聞き出した。搾精されたカラーゾはすっかり覇気をなくしていて、抵抗することもなく訥々と話した。そのため、配下の聖騎士と手分けして迅速に撤去することができた。

 ヤツは近日中に領主を解任されることになるだろうが、自業自得としか言いようがない。ただ、重税を課せられていたレゾンの領民にはいい報せになるかもしれない。

 

 先に戻っていたロクサーヌ様からセレブリア様のご様子を聞いたところ、体力を消耗してはいるがケガなどはしておらず、今は部屋に籠もっているとのことだった。

 観衆の前で痴態を晒してしまったうえにカラーゾに虐げられたのだ、その心境はお察しするに余りある。

 そして、その全ての原因は召喚して巻き込んでしまったおれにある。どうやって償えばよいのか見当もつかないが、日を跨ぐ前に騒動結着の報告と深謝のためにお伺いした方がよいだろう。

……そう考えて来たのはいいものの、いざドアを前にするとノックするのを躊躇ってしまう。もしかするとドアを開けた途端、魔法で吹き飛ばされるかもしれない。

 逡巡した後、おれは腹を括って声を掛けた。

 

「セレブリア様、失礼致します──」

 

 恐る恐るドアを開けると、窓際に立ち外を眺めているセレブリア様の後ろ姿があった。

 

「あの……今、よろしいでしょうか……?」

 

「──助けられた礼なんて、するつもりないわよ」

 

 少しの間を開けてから腕を組んだままこちらに振り向く。超大な双乳が腕の上に乗っている。

 

「……それは、当然です。元はと言えばおれがセレブリア様を巻き込んでしまったのが原因ですから…」

 

 おれは事の顛末を説明し、闘技場でシャムシェル様と共謀して襲いかかったことを謝罪した。

 セレブリア様はおれに冷たい視線を送ったまま動かない。

 耐え難い沈黙。時の流れが停滞したかのように感じる。

 

「──元の世界に戻る時が来るまで、この部屋をご自由にお使いください……それでは、失礼致します」

 

 場の空気に耐えきれなくなり退室しようとした時だった。セレブリア様が腕をあげて手のひらをおれに向けたのだ。

 

(魔法が来るッ──)

 

 身構える間もなく水の輪によって足を縛られ、床に転倒してしまった。セレブリア様が近付いてきて、おれの体の上に仁王立ちになる。

 

「セ、セレブリア様……?」

 

「口先だけの謝罪なんて結構よ。本当に謝る気があるのなら態度で示しなさい」

 

 そのまましゃがみ込み、あろうことか乳房を露出させ、おれの頭上へと垂らした。目前で揺らめく双乳に勃起してしまう。

 

「吸いなさい、早く…」

 

 ランプが淫蕩に覆われている顔を照らし出す。

 セレブリア様がおれを求めている…

 予想だにしない展開だ。

 闘技場での一戦が遺恨を残すどころか情慾を焚き付ける結果となったようだ。

 このあとシャムシェル様のパイズリも待っているのだが、その前に搾り取られてしまいそうな雰囲気がある。だが、こんな素晴らしいオッパイがぶら下がっているのに手を出さないわけにはいかない。

 

「───あはぁっ……♡♡」

 

 ずっしりと垂れ下がった乳房にしゃぶりついた途端、嬌声とともにミルクが溢れ出してきた。

 

「そうよ、もっと吸うの……私が満足するまで、愉しませなさい……んああっ、気持ちいい……♡♡」

 

 皇妃の異世界での火遊びは夜更けまで続くこととなった。

 

 

 

 

 

 試合の翌日、皆で卓を囲んで昼食をとっていると、唐突に別れの時がやってきました。

 

「ばいばーい、みんな。ロクサーヌも早く帰ってきてね!」

 

「ええ…」

 

「今回もまたご助力頂き、本当に助かりました。ありがとうございました」

 

「ルーファスならいつ喚んでくれてもいいじょ。またパイズリしてあげるから♡」

 

 手を振りながら無邪気に笑うシャムシェル様を一際強い光が包み込み、次の瞬間には目の前から消失していました。陛下のいるエーデルラントへと帰還したのです。

 

「なんだか一気に静かになりましたね、ロクサーヌ様」

 

「ええ、賑やかな方ですから」

  

「……どうやら、私も時間みたいね」

 

 振り返るとセレブリア様の体を淡い光が包んでいました。

 

「セレブリア様、騒動に巻き込んでしまったことをあらためてお詫び致します。今回の件により、召喚することで異世界の皆様を徒に危険に晒してしまうことを痛感しました。ですので……今後召喚は封印します」

 

「あら、それでいいの?あなたの取り柄ではなくて?」

 

「こちらの世界での問題はこちらの世界の者で対応していきます。ただ、ロクサーヌ様には元の世界に戻るまでお力添えして頂ければと思います」

 

「そう……二言はないのね?」

 

「ありません」

 

「わかったわ。陛下にはそう伝えることにするわ……ロクサーヌ、ちょっといい?」

 

 セレブリア様が私に近付いてきて小声で話しました。

 

「わかっているとは思うけど、あなたもいつかはエーデルラントに戻ることになるのよ……あまり入れ込むとあとで辛くなるわよ」

 

 セレブリア様は私と領主殿の関係性を見抜いておられたようです。

 

「はい……肝に銘じておきます」

 

「そう、それじゃ、またね」

 

 セレブリア様は最後に微笑むと、光りに包まれてお帰りになられました。

 

 

 こちらの世界に馴染み過ぎたのでしょう。帰還する日がやってくるのを一日千秋の思いで待っていたはずなのに、今はその訪れを手放しで喜べない自分がいます。帰還は多くの仲間たち……そして、領主殿との永遠の別れを意味するからです。

 

 

(──いつかは戻ることになる)

 

 私の頭の中に、その言葉が幾度も繰り返されることとなりました。

 

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