※この作品はR-18です。

廻る時の果てに   作:深神鏡

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Breath of the Wildをクリアした皆さんへ
物語のその後を想像して書いた
リンゼルです。3部構成になります。
3部が18禁です。
リンゼル好きなみなさんへ贈ります。
お楽しみ頂ければ幸いです。


百年越しの邂逅

懐かしい声が聞こえる

 

 

『……ンク……』

 

 

『……リンク……』

 

 

 

『……リンク……私を覚えていますか?』

 

 

 

清々しいハイラルの風に

黄金の髪を翻し

振り返った姫君の

 

 

幸せに満ちた笑顔

 

 

闇が祓われた

正常なる世界の

眩い太陽の陽射しが煌めく。

 

 

ゼルダ姫

 

 

ずっと

この時を待っていた。

 

ずっと会いたかった

 

俺の大切な……

 

 

 

 

夢に沈んでいた意識が

浮かびあがる

 

小鳥の鳴き声がする

鼻腔を花の香りが掠める

 

……ゼルダ姫の髪の香り

 

ベットに横たわる

自分の腕の中から

艶々の黄金の長い髪が

溢れているのが

陽射しに透けて煌めいている

 

すやすやと無垢な寝息

 

柔らかな白い陶器のような

乳白色の滑らかな肌

 

抱きしめている

 

ゼルダ姫を。

 

透明な青空みたいな宝石じみた

騎士の透き通った眠たげな眼差しは

瞬きをした。

 

何か、えも言われぬ想いに

胸が震える

 

はたりと落ちた

涙の雫

 

自分の腕の中で

ゼルダ姫が眠っている

 

100年の時を超えた邂逅

 

現実なのだ。

 

静かな規則正しい

呼吸音が聞こえる。

 

愛おしい。

 

ゼルダ姫はまだ目覚める気配がない

 

騎士は気配を消してそっと

起きることにした。

ゆっくりゼルダ姫をベットに寝かせたまま

そっと身を起こしてベットを降りる

姫に優しく敷布を掛けて

起きないのを確認する。

 

不敬と思いながら

ゼルダ姫の美しい寝顔を見つめた。

 

目に、焼き付けるように見つめて

 

ゼルダ姫のおでこに

そっと接吻をした。

 

手で長い黄金の艶々の髪をすいて

 

名残惜しげに離れた。

 

ゼルダ姫は100年越しに

久しぶりに心安らかに安眠できて

幼子のように眠っている。

 

その姿を横目に

 

騎士は適当に

自分の金の髪を整えて

空色の紐で結び

服を着替えて身支度をした。

 

ガノンドロフを倒した後とはいえ

ゼルダ姫は微笑んでしばらく話した後に

安堵して頽れるように気絶なされたので

リンクは倒れたゼルダ姫を抱き起こして

腕に抱えて祠ワープを使い

ハテノ村の自宅の家まで辿り着くと

 

サクラダ工務店の社長と社員が微笑みながら

 

『ついにお嫁さんを連れてきたのね!やるじゃない』

『うっす!かっこいいっすリンクさん!』

 

そう言って拍手して見送る中

ダッシュで部屋に駆け込んでいき。

2階に駆け上がり

ゼルダ姫をそっとベットに寝かせたあと

水を飲ませないとなどあれこれ考えながら

そのままベットに座り、眠るゼルダ姫を見て

何百年以来の凄まじい安堵が押し寄せてきて

自分も無意識にそのまま同じベットで

気絶するように身を寄せ合い眠ってしまった。

 

ゼルダ様と共に寝てしまうとは。

 

思い返して

頬に朱を混じらせ

己を恥じる

 

ゼルダ姫の眠る

家の2階の部屋から足音も無く

手早く階下に降りて

玄関をそっと開き閉じて鍵をかけると

 

戦闘の時の状態のように急に

目にも止まらぬ神速になった

 

(リンク以外スローモーションの世界)

 

風が、青き風が、

村のアカエゾさんの店で食材

洋服屋でとりあえずのゼルダ姫の衣服

それらを調達して

ゆっくりと動き喋る村の人達の眼前を

一陣の青い夏の爽やかな風のようなものが

勢いよく駆け抜けた。

 

瞬きの間に

リンク的な

残像を見た気がする

お店の人達『!?』

 

(ちゃんと代金が置いてある)

 

10秒くらいで自宅に戻り通常の状態に。

(スローモーションが解ける)

 

『……』

 

ゼルダ姫が

寝てるのをそっと確認して

不謹慎だとわかりつつ

ゼルダ姫の美しい無垢な寝姿に

涙を禁じ得ない元側仕えの近衛騎士

 

敷布とベットシーツを洗わねば。

 

普通のスピードでテキパキと

色々用意して

朝食の支度を始めた

 

料理の腕はサバイバルな

旅の間にメキメキと上達して

今はほぼなんでも作れる。

 

今までの旅の間に

集めた食材と

村の店で調達してきた

食材を使い

ゼルダ姫の口に合いそうな

優しい味の料理を作って

テーブルに並べる

 

台所からリンクの手料理の匂いが溢れる

 

 

ちょっと味見……うま

 

我ながら完璧……!

 

 

ついでにゼルダ姫用に調合した

特別な虫を使った滋養強壮に良い薬も用意。

 

食後に飲んでもらおう。

 

ゼルダ姫が眠る2階の部屋に戻ると

 

ベットの上で

微かに発光しているような

黄金の髪を散りばめて

すやすやと眠るゼルダ姫の側に近寄る

 

不敬と思いながら

ゼルダ姫の寝顔を見つめた。

黄金の長いまつ毛の瞼は閉ざして

あの透き通ったエメラルドのような

翡翠の瞳は見えない。

 

ぐっすり眠っている

よほど疲れているのだ。

 

しばらく休養が必要だな。

 

自分もゼルダ姫も。

 

騎士は眠るゼルダ姫に

優しく、やさしく囁いた

 

騎士の呼び声に

 

閉ざされていた

瞼がゆっくりと震えて上がり

黄金の睫毛に縁取られた

宝石みたいな翡翠の瞳は

ぼんやりと騎士の顔を映した。

 

騎士は微笑んで

無自覚に

ゼルダ姫の頬をそっと撫でた

 

 

『りんく……』

 

 

ガノンドロフを再び封印した後

100年ぶりのリンクとの再会に

感動してしばらく話した後に

安堵のあまり気絶したゼルダ姫は

リンクに抱きかかえられて

ハテノ村のリンクの自宅に。

 

気がついたら

リンクのベットで

すやすやと眠っていた。

 

ゼルダ姫は瞳にリンクを映して

幸せそうにほんわりと微笑んでいる

 

『……夢ですか……』

 

ゼルダ姫は少し起き上がると

涙ぐんでリンクに手を伸ばした

 

『夢じゃないですよ』

『貴方の傍にいます』

 

伸ばされたたおやかなゼルダ姫の

細く白い柔らかな手を

優しく包むように握り返した。

 

ゼルダ姫を抱き寄せて

安心させるように

胸に溢れた感動に身を任せ

互いを抱きしめ合った。

リンクの首元でゼルダ姫が囁く

 

『貴方の匂いがします……』

 

 

俺の匂い……どんな……(不安)

 

『ハイラルの爽やかな風みたいな』

 

『香辛料のニンニクとかじゃありませんか?』

 

『もう、そんな香りしませんよ』

 

『冗談です』

 

くすくすと笑う二人

 

『不思議、100年前の貴方と少し変わりましたね』

 

『100年寝てて記憶無くなってたもので』

『だいぶ俺も変わったと思います』

『今の俺はやっぱり昔とは違いますか』

 

『100年前の貴方は無口無表情でしたから』

『今はすっかり明るくなってますね』

『本来の貴方の素に近いのでしょう』

 

『昔も今の貴方も』

『とても大好きです』

 

『俺もですゼルダ姫』

 

『…………』

 

『現実なのですね』

 

『夢じゃないです』

 

 

夢じゃない……本当に。

 

 

ゼルダ姫の瞳に喜びの涙が滲み

抱きしめてくれている

リンクの肩にそっと頬を寄せた。

 

 

 

何も言葉にならない

 

 

 

2人は夢幻ではない

確かな現実を噛み締め

抱きしめ合っている

 

騎士はゼルダ姫の涙を

不敬と思いながらも指ですくって

拭い取り頬に手を添えて

優しく見つめた。

 

しばらくの間

リンクに抱きしめられて

嬉しくて溢れるのが

止まらない涙を流す

ゼルダ姫

 

ふと、リンクの

お腹が鳴ったので

姫君ははにかんで

リンクの瞳を見つめて微笑んだ

 

バツの悪そうに照れるリンク。

 

『食事にしましょうか』

『そうですね』

 

照れて恥ずかしそうな

騎士に優しく手を引かれて

ゆっくりと階下へと降りる

 

『ここはリンクの家ですか?』

『ハテノ村の俺の自宅です』

 

リンクの用意してくれた物を使い

顔や身体を拭い髪を梳かして着替え

軽く身支度を済ませて

 

騎士の手料理を食べた。

 

『久しぶりに水を飲みました不思議な感じ美味しい』

 

『すごい、これ、貴方が作ったんですか?』

 

『お口に合うといいんですが』

 

『すごくいい香りでとても美味しいですね』

 

騎士は無邪気な少年のように照れ笑いした。

 

100年ぶりの食事の後に

 

騎士特製の滋養強壮の薬を飲んだゼルダ姫。

身体の奥から熱が溢れて

全身の隅々まで生命が漲り元気になる感覚に驚き

リンク特製の薬について好奇心で

つい色々尋ねたくなったが

ゼルダ姫は慌てて我に帰り

リンクの話を聞くことにした。

 

騎士は説明した。

 

インパ達の元へは手紙を送っておきました。

2、3日の間休んで回復してから

姫様を連れて会いに行きますと。

なので、何も気にしないで

十分に休んでください。

誰も邪魔しません。

 

100年もガノンドロフを封印していたのだから

身体も心もとにかく休ませないと

死んでしまうかもしれない。

しばらく安静です。

 

もしも体調が急激に悪くなったりしたらと

怖い懸念に騎士の顔は青冷めた

特製の元気薬調合して

俺の作った体力を回復させる料理を

食べて頂かねば。

 

食材にも新しい衣服の調達も何も困らない

資金ならハテノ村の牧場の鹿狩りで稼いだ

ルピーが10万ほどある。

 

ゼルダ姫と騎士のリンク

 

100年ぶりに二人は

共に寄り添い合い

穏やかな時を過ごした。

 

その日の昼頃、

ベットはゼルダ姫専用と決めて

自分は階下の物置スペースを片付けて

そこで寝ようと考え

掃除をしていると

 

背後から覗き込んできたゼルダ姫に

何をしているのか聞かれたので

自分用のベットを階下に作ってますと答えると

 

ゼルダ姫がショックを受けた顔で

悲しい表情を浮かべたので

片付ける手を止めて

どうしたのですかと慌てて聞いたら

 

ゼルダ姫は頬を真っ赤にして

口ごもりながら

囁いた

 

『不謹慎なのは重々承知なのですが、私は貴方と一緒に眠りたいのです、とても、とても安心するので……リンクは嫌ですか?』

 

騎士はカコーンと持っていた

物置きのガラクタを

手から落とした。

 

ゼルダ姫は思い切って言ってしまったと

頬を染めている。

 

とんでもない発言に

顔も耳も真っ赤にして

愕然としたリンクは

 

 

気品のある佇まいで

村の洋服屋に急遽仕立ててもらい用意した

新しい露出の少ない服を着て

リンクを切なく見つめる

ゼルダ姫を唖然と見つめたあと

(思考停止していた)

 

ハッと意識を取り戻して

リンクは条件反射で

スッとひざまづいて

厳かに片手をそっと手に取り

手の甲に静かにキスをすると宣言した。

 

『わかりました』

 

『貴方の身の安全はいついかなる時も

俺が守りますご安心を』

 

両目には忍耐という文字が浮かんでいる

 

ゼルダ姫には見えない文字だ。

 

英傑リンク

自分からもゼルダ姫を守ると

硬く心に、マスターソードに誓いを立てた。

 

とにもかくにも

 

滅んでしまった王国を

ゼルダ姫とリンク2人で、いや

シーカー族のインパ達や

古代研究所のプルア達、

他の種族達とも交流して

みんなで協力して力を合わせて

復興していく予定だ。

 

これから、

 

そう……

未来がある。

 

とてつもなく明るく眩しい未来を

 

騎士はその手に掴んだのだから。

 

ゼルダ姫と2人で歩んでいける

 

幸せな道を斬り開いた騎士

 

その瞳には

もう一度見たいと強く望んだ

愛しい姫の笑顔が映っている

 

胸の奥の魂は熱く震え

輝いて幸せだった。

 

ゼルダ姫の幸せが

 

 

俺の幸せ。

 

 

胸に手を当てる

強い心臓の鼓動

 

生きてる……

 

生きていくゼルダ姫と共に

 

騎士が目を閉じ

強い決心を胸に目を開いて

ゼルダ姫を見ると

ゼルダ姫がそわそわしていた

 

『100年間1人で貴方を待つ間に色々考えてました』

『貴方がガノンドロフを倒したあとのことも』

『貴方が目覚めてくれて本当によかった』

『もう会えないかもと不安になったこともありました』

 

『長い間お待たせして本当に申し訳ありませんでした、ゼルダ姫』

 

リンクが謝ったのを聞いた途端

ゼルダ姫はこうべを垂れる騎士に

駆け寄ってその頬にそっと手で触れて

顔をあげてくださいと力強く言った

 

『違うんです』

『こんな会話がしたいんじゃないんですリンク』

 

ゼルダ姫は両手をリンクに広げて差し伸べた

 

『ずっと貴方に抱きしめて欲しかったの』

 

『大好きですリンク……』

 

『ずっと逢いたかった』

 

『思いっきり抱きしめてください!』

 

叫ぶようにゼルダ姫はリンクを求めた。

 

『!!』

 

リンクの中で

何かが激しく弾け飛んだ

それは抑えていた気持ちか

理性の輪か

 

荒ぶるような雄々しい騎士の声が

姫の名を呼び

腕の中に抱き寄せて胸にかき抱いた。

強く強く熱く。

 

何もかもどうでもいい

この人が腕の中にいる

俺の胸に顔を埋めている

 

大切な人 大好きな人。

 

守り続ける命をかけて。

 

ゼルダ姫は本当に幸せそうに

リンクの腕のなかで目を閉じて

胸の鼓動、暖かさに身を委ね

二度と離れたくないと願った。

 

死ぬほど抱擁した姫と騎士

溶けてしまうほど

互いで視界を埋め尽くして

もう二度と離れないと

熱く囁きあった。

ゼルダ姫のおでこに頬に

手にリンクは優しく口付けをした。

 

『チェッキー!!』

 

ばーーーーーーーーん!

 

『リンク!ゼルダ姫助けてガノン倒したって本当?』

勢いよく扉が開きプルアと助手の人が

じゃーーーんと現れた

 

リンクとゼルダ姫は絶叫して

心臓が飛び出した状態で

飛び出しかけた目玉を抑えながら

あわあわと何事も無かったように

適切な距離を取って平静を装った。

 

二人は

プルアと助手の人に

ガノンドロフを倒して封印した事を伝えた。

 

プルアはゼルダ姫とリンクの目や口や舌や耳や

背中胸の音お腹の音など色々診察のように調べて

特に異常はないみたいだけど

無理は禁物よ!

化け物を退治した後なんだから

ゆっくり休むべし!ビシ!と指示出された。

話をした結果

プルアがシーカー族の村のインパ達に

連絡をとってゼルダ姫の新しい衣服など

必要必需品の手配を済ませて

お祝いの祭りも行う事になったと伝えた。

 

『二人とも物凄い偉業を成し遂げたんだから

あとしばらくはゆっくり安静に休むように!

チェッキー!』

 

『なぁーんか妙な雰囲気だったのは可愛いプルアちゃんの気のせい?』

 

『きっ気のせいです!』

『プルア女史もお疲れなんですよきっと』

『お二人も研究を休んで今度一緒にシーカー族の村へ行きましょう』

 

『いい考え〜そうするチェッキー!』

『みなさんとの記念写真撮影もしたいですね』

 

プルアと助手さんは

嵐のように現れて帰っていった。

 

ほっと落ち着いて息を吐く二人。

 

嬉しく悩ましい数日間の

療養の時を過ごして

ハイラルの女神の加護により

物凄い回復をする結果に。

 

全快のリンクとゼルダ姫二人は

インパ達のいる

シーカー族の村まで

プルア達と祠ワープで移動して

ガノンドロフ討伐成功の報告と

これからのハイラル復興について

予定を立てるための話し合いをするため

長い間待っていてくれた

みんなに会いにいったのだった。

 

二人が現れて騒然と歓声を上げる

シーカー族の村人達とインパやパーヤ

 

ゼルダ姫はインパを抱きしめて

涙を流すとごめんなさいと謝った

インパも感動して喜びながら

何を謝ることがありますか

姫様とまたお逢いしとうございました

生きててよかったと咽び泣いた

 

ガノンドロフを100年かけて倒して

封印した姫と騎士

 

それから

数日しか過ぎていないのに

ハイリアの女神の聖なる加護のおかげもあるのか

もう体力気力全回復で元気ハツラツで

ハイラル王国の復興や他の

種族達との交流についての計画や

新しい未来について

勢いよく話すゼルダ姫に

圧倒されるインパとパーヤ

他のシーカー族の研究者たち

それを姫の側に控えて

嬉しそうに見つめるリンク。

 

色々話した結果

 

『俺の家はゼルダ姫のものです』

 

リンクが当たり前と言わんばかりに

普通に自宅を姫専用と差し出したので

インパに命じられ

リンクは姫の護衛のために

一緒に暮らすことに。

 

お前以外に誰がゼルダ様をお守りする

もしものことがあったら大変だから

いつも側に控えて仕えよとのこと。

 

リンクもゼルダ姫も

顔が真っ赤になりました。

 

ええぇえええぇえええーーー!!!!

(二人の心の叫び声)

 

インパは涙を拭きながら

微笑んで言った

姫様はハイラル王国の王族

最後の一人のなのですから

血を絶やすわけにはいきませんよ

 

『リンク!覚悟は良いな?』

 

インパにそう言われ

キリッとした顔で頷くリンク。

(意味をわかってない)

 

 

子孫を残すためにも

二人は一緒に暮らすのが1番ですぞ

インパ長い間待っておりました。

あとはお二人のご子孫を目にすれば

安心してあの世へ旅立てるというもの。

 

世界は平和になったのですから

今こそ!滅んだハイラル王国を再建するためにも

王族の血を絶やさぬためにも

貴方様のお子を産む時ですぞ

 

二人のお子なら

さぞ強く賢く立派に美しく育つでしょう。

 

インパの隣にいた

パーヤが顔を綻ばせて素敵!と

夢見る顔で笑った。

赤ちゃんの服を作らなきゃ!

 

気が早すぎる。

 

インパの発言もあり

村全体がそんな雰囲気になった。

その後は語らずともわかるというもの。

 

村中に色鮮やかなお祝いの花が

あちこちに飾られて撒き散らされ

そのまま宴会モードに突入して

村ではご馳走とお酒の大盤振る舞い。

みんな飲めや歌えやの大騒ぎ。

 

末代まで語り継ぐ英雄譚!

世界を救った姫と英傑の姿!

いつのまにか

どこで聞きつけたのか

旅の吟遊詩人と絵描きまで現れる始末。

 

二人の復活の話は

あっという間にハイラル中に知れ渡り

他の種族の王族達とも

すぐに会って話すことになり

二人はしばらく

忙しい日々を過ごすことになり

 

王国のための

二人の子ども作りの話は

またしばらくあとでになるのでした。

 

歓声と拍手の花吹雪の嵐

 

さぁ100年ぶりのめでたいめでたい

祝いのお祭りの始まりです。

 

主役の2人に永遠の祝福と祈りを

 

 

つかの間の

めでたしめでたし。

 

〜fin〜




お読みくださりありがとうございました。
この後に2部3部と続きますので
そちらの方もお読み頂ければと思います。
お楽しみに!
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