「……ヒナ?」
「先……生……?」
見られた。
先生に、私の恥ずかしいところを……
絶望と後悔が、私の心を蝕んでいく。
「ちがっ……せんせ……これは……ちが……くて……」
見られた……見られた……見られた……見られた……
頭の中で、その言葉だけが反芻される。
見られた、先生に、私の、汚い、欲望を……
嫌だ、嫌われたくない、見捨てないで……
様々な感情が入り混ざる中、先生が近付いてきて、優しく抱きしめた。
先生の手が、頭を撫でる。
その手つきはとても優しくて、私は思わず泣き崩れそうになった。
先生は何も言わず、ただ私を抱きしめて頭を撫で続けている。
その優しさに溢れた行為に、私の中のドロドロとした感情が溶かされていくのを感じた。
先生の鼓動を感じる。
先生の体温を感じる。
先生の息遣いを感じる。
先生思いやりが嬉しくて、涙が溢れてくる。
私は泣きながら先生にしがみついた。
先生はそんな私の背中を、優しくさすり続けてくれた。
それからどれだけの時間が経っただろうか?
私は、ようやく落ち着きを取り戻した。
そんな私の様子を見て安心したのか、先生はゆっくりと口を開いた。
「ヒナ……大丈夫?」
先生の声はとても優しくて、私は胸が締め付けられるような想いを感じた。
私は、先生の胸に顔を埋めながら何度も謝った。
先生はそんな私を受け入れてくれた。
先生の優しさが嬉しくて、また涙が溢れてくる。
先生はそんな私の頭を優しく撫でながら、ゆっくりと話し始めた。
先生の話によると、あの薬は、先生自身は使っていないらしい。
生徒が所持していたもので、それを先生が預かっていたそうだ。
私は、それを聞いて少し安心した。
先生が他の生徒に手を出した訳じゃないんだと分かって、心の底から安堵する自分がいた。
そして、それとは別の感情が、私の中に生まれるのを感じた。
「…………先生」
視界の端に映る薬の箱。
私はそれを手に取ると、箱と先生を交互に見つめ、そして……
シャーレの居住区、仮眠室に設けられた簡易ベット。
近くのソファーには丁寧に畳まれた学生服と下着が置かれている。
ヒナは、一糸纏わぬ姿でベットに横たわっていた。
そして、同じく一糸纏わぬ姿の先生が、熱に浮かされたような表情で、ヒナに覆い被さる。
幾度目かになる甘い口づけ。先生の舌の感触に、ヒナは甘い吐息を漏らす。
そんなヒナの様子を愛おしげに見つめながら、先生はゆっくりと唇を離した。
ヒナの秘所から溢れた蜜が太腿を濡らし、ベットを濡らす。
先生はヒナの頬を優しく撫でると、慈しむようにその額にキスをした。
そして、そのまま耳元で囁く。
ー本当にいいの。ヒナ?ー
その言葉に、ヒナは先生の背中に腕を回しながら応える。
そんなヒナに応えるように、先生はヒナの唇を塞いだ。
もう戻れない。
先生と生徒の関係も、その境界線も越えてしまった。
先生はヒナの唇を堪能するように吸い付きながら、その細い指先で優しく身体を撫で回し、ヒナはその指先の感触に身を捩らせた。
首筋を舌が這い上がる感覚に身を悶えさせながら、ヒナは先生に囁く。
ー先生……きて……ー
その言葉に、ヒナが既に受け入れる準備が整っていることを悟った先生は、視界の端に映る薬へと目をやる。
薬を服用した先生から生えたそれは、既にヒナの秘部にあてがわれ、愛液と混じり合い、クチクチと音を立ていた。
待ち切れぬ様子で先生を求めるヒナの手を握り、先生は微笑む。
ーゆっくり入れるから、痛かったら言ってね?ー
そう言って、先生はゆっくりと腰を進めた。
異物が侵入してくる感覚に、ヒナは甘い吐息を漏らす。
ー大丈夫? 痛くない?ー
心配そうな表情を浮かべる先生にヒナは蕩けた笑みを浮かべた。
ー大丈夫よ、先生……私なら平気だから……もっと奥まできて……ー
その言葉に応えるように、先生は腰を進めた。
やがて、先端がヒナの純潔である証へと触れる。
ーいくよ、ヒナー
先生の呼びかけに、ヒナは頷いた。
そして……
ー……っ!!ー
純潔を破られた痛みと喪失感を感じる中、ヒナはそれを上回る幸福感に包まれていた。
自分の中に先生がいる。
先生の存在を、今この瞬間ほど強く感じたことはなかっただろう。
ヒナは涙を流しながら、先生に微笑みかけた。
そんなヒナを愛おしげに見つめながら、先生はゆっくりと腰を動かし始める。
初めは痛みを堪えるような表情を浮かべていたヒナだったが、次第にその表情に変化が現れ始めた。
潤んだ瞳に僅かに浮かんだ歓喜の色。
そんなヒナを見て、先生は嬉しそうに微笑んだ。
膣壁がうねるように絡みつき、ヒナの呼吸に合わせて収縮を繰り返す。
その心地よさに先生は思わず吐息を漏らした。
そんな先生を見つめながら、ヒナは甘い声を上げた。
握り返された手に力がこもり、ヒナに限界がきている事を感じる。
ー先生、好き……大好き……!!ー
そんな想いを込めて見つめられた先生は、一際強く腰を打ち付けると、ヒナの中に欲望を吐き出した。
膣内に熱いものが広がり、ヒナは身体を震わせる。
しばらくして、全てを出し切った後、先生はゆっくりと引き抜いた。
引き抜かれたそれを追いかけるようにドロリとした赤みがかった白濁液が零れ落ちる。
先生はそれをティッシュで拭うと、ヒナの隣に横になった。
そして、優しく頭を撫でながら囁く。
その言葉に、ヒナも頬を赤く染めながら、小さく頷いて答えた。
ーおやすみ、ヒナー
その声と共に訪れる睡魔に身を任せながら、ヒナも先生を抱き返すのだった。