既知転生しましたが、憑依転生では無いようなので静かに暮らしたいと思います。 作:アルカミレス
『看板娘』イベント継続中
※エロ描写が多いです、ご注意下さい。
おかしい、三千文字くらいで想定してたら五千文字越えたぞ。
それと、長々としましたが、アンケートを今月末で締め切ります。
工房を手早く片付けて、夫婦風呂へ。エテルに手を引かれて脱衣所に入る、二人揃って服を脱いでる最中に我慢の限界が来てエテルを抱き寄せてキスをした。半裸で抱き合い深く舌を絡め合う。
唾液が交換され、混ざり合い水音を響かせる。限界が来て口を離せば、唾液で編まれた透明な橋が架かる。
我慢が出来ない、流石に溜め込み過ぎた。浴室に入る前、エテルの下着をずらして早速挿入する。愚息を包む温度と湿った内壁、それらが蠢いて溜まった俺の欲望を吸い上げようとする。
歯を食いしばり耐えつつ、立位で腰を動かす。エテルは片脚を俺の腰に回し、もう片脚を床に着いてバランスを取る。不安定さを支える為に力が入るからか、何時もより締め付けが強く感じる。抽挿を繰り返すが、脳を焼く快楽に抗える訳も無く簡単に射精を迎えた。深く愚息を挿し込んで、一番奥に精を吐き出した。腰が抜けそうになる射精感に耐えて、エテルを支える。此処で腰が抜けたらエテルを押し潰してしまうだろうから、何とか背中を壁に預けて力を抜く。
射精感が収まり、思考が乱れる頭のまま視線をエテルに向ける。俺の胸に抱き着く様にして身体を震わせていたエテルが顔を上げてきて目が合う、少し怒っている様子だ。
「……タタラ、強引だよ」
文句を言いつつ強く抱き締めて来て、頭を擦り付けてくる。
「もっとゆったり楽しみたい、ちゃんと服を抜いだら中でしよ?」
そう言われて、ハイと言えるなら初めからして無いのだ。そのまま浴室へ入り、やや乱暴にエテルを床に寝かせる。咄嗟に何時ものプレイマットを取り出せたのは最後の理性かも知れない。
抵抗しようとするエテルに乱暴にキスをしつつ腰を動かす、両脚をV字にするように押さえて可能な限り抵抗出来ないようにする。深く深く突き入れて、抜ける手前まで引いて再び突き入れる。その動きを繰り返す内にエテルの抵抗も無くなって行く。
2度目の射精は直ぐに訪れて、エテルの深い部分を満たす。何度か抽挿を繰り返し、尿道に残った精液を余さず膣内に送る。
一度冷静になってエテルを見れば、俺を責める余裕も無く腕で目元を押さえて荒い息を吐いていた。ヤバいと思い身体を離そうとして、手が引っ掛かってシャワーからお湯が出て俺達2人を濡らす。服が濡れて透ける、エテルの身体が濡れて色香が増した。
そうなれば当然、俺の性欲が刺激されて愚息が戦闘態勢を取った。エテルを正面から抱えて3度目の挿入、エテルは悲鳴にも似た声を上げるが膣内は活発に愚息を愛撫する。エテルの脚が腰に回り、両腕が俺の首に回される。落ちないように自然と体勢を取るエテルに、容赦なく腰を叩き付ける。
言語を忘れたかのように単音しか発さなくなったエテルの口を自分の口で塞ぎ、浴室内に音が響く程に力強く腰を打ち付ける。3度目にも関わらず俺の愚息は速く精を吐き出したいと急かしていて、どんどん腰は速くなる。エテルの体重で深く繋がる体勢を取り、そのまま射精。エテルは悲鳴のような嬌声を上げて絶頂を迎えた。体力切れのように俺に抱かれながらもくたりと身を預けて来たエテルに、やり過ぎたと思いつつも愚息は硬度を保ったまま……俺は4回戦目を始めた。
「タタラ、私もお預けされたから性欲が抑えきれないのは分かるよ?」
「はい」
「だからってあんまり乱暴にされると私も壊れちゃうからね?」
「はい」
結局、止まれずに六回戦を終えたところで俺は落ち着いた。膣を突いてたろって喧しいわ。
今は俺がマットに横になり、エテルが上に乗って腰を振っている。はい、戦闘はまだ続いてます。
俺の腹に手を付いて、脚をM字に開いて結合部を見せ付けつつ腰を振るエテルの姿に興奮が収まらず勃起が治まらない。拘束魔法で手脚を抑えられて無ければ、目の前で揺れる山脈を弄っていただろう。おっぱい聖人としては、かなりつらい光景である。
「本当に分かってるのかな……お仕置きしてるのに嬉しそうだし」
「エテル、お前が俺にお仕置きするならそれこそ子供にしないと無理だぞ。普通にエテルとセックスするだけならご褒美だからな?」
「タタラが私を愛し過ぎちゃっててうまく行かないって嬉しいのか嘆くべきなのか分かんないね……」
俺の愛の深さをなめるなよ。後、敢えて言わないが後ろの穴はちょっと俺も忌避してる。エテルも怖がってるし、何より子供が出来ないなら無意味って思ってる節も有るからやろうとしない。
「子供にして……は前にやった時に本気で心が壊れそうになったから駄目だし」
意識飛んだからな、子供の頃に経験してたら多分俺は女性恐怖症を患ってたと思う。そんな事を考えて気を逸らそうとしたが失敗し、情けなく射精してしまう。エテルも俺の精を膣で余すことなく飲み込み、魔力に変換している。あいも変わらず夢魔の生態はよく分からないな。
「あ、そうだ!」
そんな時、エテルが名案を思い付いたと言わんばかりに声を上げた。俺にとっては名案では無く明暗とか迷案にしかならない物だろうが、はたして何を思い付いたのだろうか?
俺から一旦離れて目を瞑るエテル、その身体を光が包んでから弾ける。すると、子供の姿になったエテルが立っていた。
「さぁ、タタラ。子供の頃の私とエッチしよ?」
「ふざけるな」
割とガチでキレそうだ。エテルとは言え子供の姿をした相手に興奮する訳無いだろ。
「言っておくがな、俺はそこまで偏った性癖はして無い。エテル相手とは言え子供に手を出せる精神性は持ち合わせて無いんだよ」
「……ごめんなさい」
確かに子供にしてはエテルの身体は発育がいい。身長は130cmギリギリと言った高さで、胸はCくらいか。下もそこそこ肉は付いているが、コレに興奮したら犯罪だろ。
「つか、今のエテルの姿とか自分の娘みたいに見えるからな?」
「え、そうなの?」
「エテルと子供が出来たらこうなるかなって感じるのに、そんな相手に興奮したら終わりだろ」
自分の娘に手を出す鬼畜外道とかなる気は無いぞ……何か知らんが、エテルの背後から腕組んで頷いてるの
「うぅ……それじゃ、小さなタタラとシた私が異常性癖みたいだよ」
「正直、トラウマ手前だったぞアレ」
抵抗が全く出来ずに押さえ付けられながらだったからな。
「……そうだ、コレなら!」
「いや、今度は何──」
何かを思い付いたらしいエテルに声を掛けようとした瞬間、俺の身体をエテルの魔力が包む。次の瞬間、俺の身体は今のエテルと同じくらいの肉体年齢になっていた。
「……エテル、説明」
悪夢再びと言った状況で思わず聞くと、エテルは満面の笑みで言う。
「タタラがそのままだと私をえっちに見れないなら、同い年にしたら見れるよね?」
「そんな発想捨ててしまえ」
名案と言わんばかりのエテルの発言に、思わずそう返した。
何よりも問題なのは、肉体年齢が揃ってしまった為に俺の身体がエテルに反応している事だろう。この節操なしが。
「ふふ、タタラ……ターくんもエーちゃんの事好きなんだね♪」
「いきなり始めないでくれないか、脳が追い付かない」
幼馴染のお飯事がそのまま……みたいなヤツかコレ?
「お母さんに聞いたの、女の子のはだかをみておちんちんがおっきくなるのはあいてのことが好きだからって」
「いや、ガキの頃は割と無節操だぞ?」
何なら初等部の頃は『天使長』に反応して自殺を考えた事も有るからな、マジで申し訳無さで首吊ろうと思ったわ。しかも、気付いた『天使長』が理解の有る目をして頭撫でて来たたし。
「むぅ……タタラ、遊び心が無いよ?」
「そうは言ってもな……」
こんなロールプレイ、どうしろって言うんだよ……対応とシナリオが全く思い付かないんだが。
「……あっ、そうだ。ねぇねぇターくん、しょうらいエーちゃんとけっこんしてくれるって言ったよね?」
成る程、子供の頃に結婚の約束をした仲って言うシナリオか。……何か昔に誰かと約束したような、気のせいか?
「……えーちゃんがおとなになって、それでもボクを好きだったらね」
「好きだもん!」
「きっと、ボクよりカッコイイ人とか強いヒトに出会って変わるから。ハツコイなんてそういうモノだよ」
さて、ドラマのワンシーンみたいにやり取りしているがここは風呂場で俺達は全裸で有る。色々ぶち壊しの状況だよ。
「じゃあ、エーちゃんがターくんをずっと好きってしょーめーするから!」
そう言ってエテルは俺を押し倒して来た……うん、知ってた。
けれど甘い、俺はエテルよりも力が強いから簡単に逆転出来るのだ。
「ほら、えーちゃん……ボクの方が力が強いからムリだから諦めよう?」
「やだ、ターくんとけっこんするの! しょーめーするんだから!!」
うむぅ……少し意地悪するか。
「……そんなに言うなら、こうするから!」
そう言って戦闘態勢を維持し続けている愚息をエテルの膣口に当てる、エテルは役になり切っていて戸惑いの表情を見せる。
「ここにおちんちんいれておしっこすると、赤ちゃんが出来るって前に先生が言ってた。えーちゃんがワガママいうなら、結婚しないでボクの赤ちゃん作るからね!」
我ながら頭の悪い台詞である、と言うかこんなんゲーム内でやったら法令違反で販売停止にならないか?
いや、実態はただのイメージプレイなんだけど。
「うそ、おかあさんが好きな人どうしでしないと赤ちゃん出来ないっていってたもん!」
ロールプレイにしても、性知識のない児童同士が間違った知識でセックスして子供出来たりしたら地獄のそれ過ぎるな。駄目だ考えるな、死にたくなるからこれ以上は考えるな。
「なら、えーちゃんとこうして赤ちゃん出来なかったらふたりとも好きじゃ無かったって事だね」
「好きだもん!」
役になり切ってるエテルを見て、色々諦めて愚息を挿入する。子供に戻った為か、エテルの膣は処女の状態に戻っていて無理やり道を開く感覚が伝わってくる。余りの狭さに痛みを覚える中、エテルも破瓜の痛みで苦しいらしく俺に全力でしがみついて来た。
初体験が魔力不足の暴走状態だったのだ、エテルに取って破瓜の痛みはコレが初めてになるのだ……性魔術で軽減しようにも若返ってるせいで使用できない。何とか意識を逸らしてやらないと。エテルの耳を甘噛みして、痛みを感じる場所を変える。意識が逸れて膣に込められる力が緩み、挿入が少しスムーズになって最後まで行ける。慣れない進入者に対して追い出そうとするように締め付けてくる膣内に痛みすら覚える。
「さい、ごまで挿入ったぞ……エテル大丈夫か?」
「へい、き……じゃないかな。初体験って、こんな痛かったんだね」
見れば結合部から血が流れている、痛々しさを感じると同時にエテルへの支配欲を満たされたと感じる。エテルの初めてを2度に渡って貰えた、その事に喜びを持ってしまう。
「動く、ぞ。エテル、無理なら言って、くれ」
「大丈、夫……夢魔、だから。痛い、のも……気持ちよく、なってきた……よ」
痛々しい表情でそんな事を言われても心配が勝る。本来なら萎えてしまうのだが……エテルの夢魔としての力が俺の愚息を強化し続けて居るので戦闘態勢を維持している、そろそろ理性も切れそうだ。
ゆっくりと腰を動かせば、エテルの膣は俺を締め出そうとしてくる。カリが膣口に当たるだけ腰を引いた後、再び奥へと進める。普段と違い固さが勝るエテルの膣内は俺の愚息を締め上げて痛みを与えてくる、それでも抽挿を繰り返せば少しずつエテルの膣内が解れていくのが感じられた。他を知らないが、普通ならこんなに速く馴染む物では無いと思う。やはり夢魔の肉体は交わる為に進化しているのだろう。
そんな事を考えつつ腰を振り続ける。痛みを堪える幼い容貌には艶が出始め、愚息の滑りが良くなっていく。普段よりずっと小さくなったが、腰を打ち付けた勢いで揺れる乳房を見て昂る。
腰をつかんでいた手を離し、揺れる乳房を揉みしだく。芯に固さの残る乳房と、そんな中でも勃起して主張する乳首。そんな先端を口に含んで転がす。普段より硬い感触がするが、エテルは刺激に反応して甘い声を上げた。膣内の動きも大きくなり、俺の限界は一気に訪れた。
エテルに覆い被さり、結合部が隙間無く合わさるようにして射精する。尋常では無い射精感を覚えつつ、一滴も余さず精液をエテルの幼い子宮へと送り込もうと腰を動かす。子供の体力的にこの一回が限界だろう、それを感じてキッチリと全て膣内に射精する。
身体を離したらエテルと目が有ったので深くキスをした。特殊なプレイだが、気持ち良かった。
「……で、エテル」
「なに、タタラ」
互いに身体を洗い合い、浴槽で湯に浸かる俺とエテル。俺が呼びかければ、俺と正面から抱き合う格好のエテルが応えた。
「何時になったら、魔法は解けるんだ?」
「うーん……分かんないかな」
俺達に掛かっているエテルの魔法は解けておらず、子供の姿のままである。朝までに解けなければ、俺達は子供の姿で登校する事になる。絶対追い返されるだろうな。
「服どうするよ、シャツも着れねぇぞ」
「えぇ、大丈夫じゃない?」
「俺のもエテルのも子供が着れるもんじゃねぇよ」
身長以上に肩幅の問題で着れない俺、胸囲周りに差があり過ぎてダリアと同じ悲劇になるでだろうエテル。駄目だろコレ。
「裸で寝れば問題無いよ、二人で抱き合って温め合おうよ」
「流石に駄目だろ、風邪引くわ」
エテルの言葉に駄目出しをする。
身体が温まるのが早く湯を出たくなる、やはり子供の姿だと小さいから熱の回りが早い。エテルものぼせそうな程に赤くなっていて、限界かと二人して浴室を出る。パジャマ代わりのシャツを着るが、案の定首回りの穴から肩が出る始末。
エテルは以前ダリアに昔の防具を渡した時みたいになっているが、本人は面白がっている。……まぁ、自分自身の服だもんな。
そのまま脱衣所から出ると、運悪く四葩と一華に出会した。
「……なんじゃ、その姿」
「エテルの『性魔術』」
「……本当に子供にされてたんじゃな、お主」
四葩の質問に答えたら、微妙な反応を返された。まぁ、そうなるよな。
「明日の朝までに戻るか分からないんだよな……服もこうだし」
「奥様が一緒に寝れば暖が取れるのでは?」
一華の言葉にエテルは我が意を得たりと言わんばかりに頷いている。お前、まさか部屋で俺を絞り摂るつもりじゃないだろうな?
流石に子供の姿のままでは次の戦闘は無理だ、回避しないと体力切れて死ぬ。
「それならいっそ、二人も居てくれたほうが暖が取れるだろう」
「じゃあ、そうしようよ」
うん、エテルなんて言った?
「みんなで暖を取れば問題無いよ、私達をトラッちゃんとイッさんが抱き締めてくれたら」
「イッさんって拙者でござるか?」
「一華、エテルのあだ名は諦めよ。しかし、良いのかのう?」
「俺は嫌だが」
朝起きて好きな人達に囲まれててみろ、元の姿なら我慢出来ずに全員孕ませに掛かるぞ。子供化されてから戻ったら多分、性欲増してるだろうからなコレ。
「元に戻ったらその場の全員を襲いかねないんだぞ、この状態。未知の状況過ぎて独り寝するわ」
「悔しいけど仕方ないでござるね」
おう、本当に久し振りに語録使ったな?
一夜明けて、身体が元に戻っているのを確認する。しかし、嫌な予想は当たるもので愚息が朝から元気溌剌だった。頭を抱えそうになった時、扉がノックされる。下半身の事を考えて離れて貰おうと思えば、鍵の開く音の後に一華が入ってきた。
「おはようでござるよ、ご主人」
「あ、ああ……おはよう」
挨拶もそこそこにベッドに近付いて、掛け布団を払う一華。隠していた物が無くなり、愚息が天を突き刺すが如く聳える。そんな愚息を見た一華は服を脱ぎ、その大きな乳房で愚息を挟む。
「……本当は、ご主人にこの場で奪って貰うことの方が拙者も嬉しいでござるが」
そんな事を言いながら、挟んだ乳房で俺の愚息を扱き始める。エテルには劣るが、俺の愚息を柔らかくも張りのある包み込む大きさ乳房が俺から精を搾ろうと動き出す。
「まだ身重になれぬ身、此方で勘弁願うでござるよ」
下から上に擦り上げたり、左右交互に動かしたりと一華は懸命に俺を気持ちよくさせようとしてくる。乳房から飛び出した先端を舐め、吸う。丹念に行われた奉仕で限界が訪れ、一華の口の中に射精する。一華の頭を流さないように咄嗟に頭を押さえて、最後の一滴まで飲ませる。涙目になりながら必死に嚥下する一華に、嗜虐欲が湧く。
「一華、尿道に残った物もちゃんと吸い出してくれ」
そう俺が言うと、一華は俺の愚息の先端に唇を当てて残った精液を吸い出す。術を保てなくなったか、本来の金色の毛並みに戻っている。キッチリと最後まで吸い出した、口に残る精液を嚥下する一華。そんな頑張ってくれた一華の頭をそっと撫でてやった。
その後、朝から絶好調の一華が分身の術で増えながら朝食を作ってくれた。あれだけやってくれたから休ませようと思ったが、今なら何でも出来そうだから任せてくれと言われた。一華のやる気を潰したくも無いので、一先ず任せて俺はシャワーを浴びる。
朝から一華に奉仕されてスッキリしたが、しっかりと痕跡は洗い落としておく。この後は学園なのだから、下手に臭うのは駄目だろう。リビングに戻ると一華は料理を終えていて、俺がやれる事は食卓へ運ぶ事くらいだった。
半ば日課になりだしたソファでの日向ぼっこで一華を膝の上で甘やかしていると、エテルと四葩がリビングに入ってくる。キチンとエテルも元の姿に戻っている事に安堵する、エテルはそんな俺を見て苦笑いを浮かべてる。
四葩は庭先に出て舞の朝練を開始、変わらず綺麗な舞だと見惚れる。そうして居ると見慣れたダサT姿の雛菊さんが入ってきた。この様子ではバカとの進展は無かったなと思いつつ、四葩の朝練が一段落するのを待ってから一華を起こす。
朝食はベーコンエッグとトースト、サラダにミネストローネだ。あの一華が野菜たっぷりのスープを作れるだけ頑張った事に感動しつつ、食事を開始。
「くぅ、駄狐の作を褒めたくないですが……見事な腕前。赤茄子を中心に馬鈴薯、玉葱、人参、玉菜に燻製肉を具とした甘い味わい。赤茄子の酸味や玉葱の辛味ははしっかりと煮込まれ甘味へと転じ、玉菜の持つ甘味も引き出されている。そこへ燻製肉に使われた調味料と内に秘めていた脂が溶け出し深い味わいを生み出している。入れられた馬鈴薯が煮込まれやや溶け出した為に、スープに僅かなとろみが出ている事も素晴らしい」
「いいから食うでござるよ豚菊」
無自覚食レポをバッサリと切り捨てる一華の対応に、付き合いの長さからくる気安さよりも面倒臭いと言う反応が見て取れた。
しっかりと食い終えてから洗い物は一華と四葩がやってくれるとの事で、申し訳無いが任せて俺とエテルは家を出た。二人並んで道を歩くと、何となく空の様子がおかしいように感じた。
「……なんだろうな、コレ」
厚い雲が出ているのは良くある。しかし、その雲の向こうから黄金にも似た光が溢れているのは異常に見えた。
「何となく、尻尾がピリピリする」
そう言って自身の尾を撫でるエテル、この天気が影響しているなら夜闇の眷属の血を引いてる者にはよろしく無い天候なのだろうか?
学園に着いたら、やはり天気の影響か一部生徒の様子がおかしい。と言うか、揃って調子が悪そうだ。とりあえず教室へ向かい、部屋に入りつつ挨拶をする。
「はよっす」
「おはよー」
俺達の反応に疎らに返してくるクラスメイト、そんな中で何時ものように明るく声を上げるお馴染みのバカ。
「オッス! タタラ、エテル……何か調子悪そうだな?」
「今日の天気が影響してんのか、どうも夜闇の眷属の血を引いてる奴が調子を落としてるらしいな」
学園の生徒達を見ていたら、傾向としてそうだった。段々嫌な予感がしてくる。っと、そうだ。
「なぁ、スキエンティアの教室って分かるか?」
「ああ、それなら一つ隣の教室だぜ」
軽く答えてくれたバカに礼を言いつつ、スキエンティアの教室へ向かう。別の教室には基本訪れる事が無いので、少し緊張する。ノックをしてから扉を開け、入り口から中へ呼びかける。
「失礼します。カルミア・スキエンティア様はいらっしゃいますか」
念の為に商売モードで声掛けをする。すると、昨日と違いやや地味な印象になったスキエンティアが中から慌ただしく出てきた。
「は、ははははははぃぃい!? カルミア・スキエンティアでございますです!!」
うん、そんな吶る必要無いからね?
「番号札をよろしいですか?」
「は、はいっ! 此方でひゅ!!」
噛みながら俺に突き出して来た番号札、何だか湿っているような……妙に皺が有るような気がするがとりあえずスルー。間違いない事を確認して、インベントリから依頼品を取り出す。
「此方、ご依頼の鉄の剣でございます。一角鯨の角を刃、鉄を芯として使用した為に頑強さが上がっています。ご確認下さい」
そう言って剣を渡すと、おずおずと受け取るスキエンティア。そのまま刃を確りと確認して、一つ頷く。満足そうにインベントリにしまった後に俺へ向き合う。
「ありがとうございます、タタラくん。大切に使わせて頂きますね」
嬉しそうに笑う姿に、何となく見覚えを感じるが思い出せない。まぁ、過去作のキャラ二人の血を引いてるしその既視感だと思うが。それにしても、あの神殺しと魔女の血を引いてるのにそこまで二人の血を感じない。父方の血が濃いのだろうか?
耳からして夜闇の眷属っぽいが、はたしてあの二人の娘と結婚出来る程の剛の者とは?
疑問は尽きないが、始業が近いので教室に戻る。
「それではご利用ありがとうございました、またのご利用をお待ちしてます」
「あ、はい……またね?」
俺の言葉に何処か寂しそうにそう言ったスキエンティア……何かこんな表情を昔見た気がするが、誰の表情だ?
そこからは特に問題も無く合同授業が終わり、専門授業の為に工房へ。少し待っていると、入ってくる二人……ってエスト?
「先輩! 何なんですかこのナイフ!!」
「お、落ち着こうよエスト!?」
爆音で入室と共にそんな風に問い掛けてくるエストと、必死に宥めようとするシャムス。エストが俺に向かって突き出した手には『厄切』の概念が込められた懐刀。
「ああ、何って……弟子の証でお守り?」
「意味が! 分からない!!」
つまり、エストは俺の贈った懐刀を『鑑定』したのだろう、何処まで見えたかは不明だが、まぁ概念武装は分からないか。
「簡単に言うと、持ってるだけで魔法とか呪術の干渉を断ち切ってくれるお守りだよ。弟子の証ってのも兼ねてるから、俺の弟子を辞めたければ売っていいよ……売れたらね」
「売れませんよコレ……国宝みたいな物じゃないですか」
まぁ、下手したら値段が付けられない代物では有るな。因みにシャムスは俺とエストの話を聞きながら懐刀に『鑑定』を掛けて、そのまま気絶した。いや、うん。流石にミスリル製の概念武装とかそうなるか。
「もしかして、コレも先輩が作ったんですか?」
「そりゃね、5本同じのを作ってそのうち2本を二人に渡したんだよ」
俺の言葉にエストは考え込む、思考力と推理力が高いエストなら気付くか?
「……この前の、アレが原因ですか?」
「うん、正解」
俺の言葉を聞いて悔しそうな顔をするエスト、機にする必要は無いんだが。
「俺、情けないですよ。先輩から助けられて、教えられて……今もまだ守られてる」
「……男だもんな、自分の身が自分で守れないってのは嫌になるよな」
エストの悔しさを分かったとは言えない。エテルを守る為に都市長とカラムスさんの力を借りるのが一番効率的だと判断して、恥も外聞も無く借りに行った俺ではそのプライドに寄り添えない。
「俺、先輩に何を返せるんですか。こんな沢山の恩に、何を……」
涙に濡れた声で問い掛けるエストに、俺は迷わず伝えられる言葉がある。俺が二人に持つ願いは、至極簡単なんだ。
「……俺の技術を次の世代、次の次の世代へ伝えられるように。俺に恩を感じるなら、俺が生み出した技術を失伝させない様に……それが俺の二人に持つ願いだよ」
今の世代、『概念鑑定』や『疑似魔法金属生成』が出来るのは俺とこの弟子二人だ。都市長は自分なりのアプローチで魔鉄の生成は出来たが、俺の物より完成度が低いと言っていた。
俺から直接教えられ、成功した二人が次へ繋いでくれたなら……そんな風に願っている。
「……俺、頑張ります。勉強もクラフトも頑張って、先輩の技術を繋いでいけるように頑張ります」
「うん、期待してる。シャムスもだからな?」
「え?」
「先輩、気絶から復帰してるの気付いてて話が終わるまで指摘しないのはヒドイですよ」
目を閉じていたシャムスが起き上がり、頭を掻いている。居た堪れないって感じか?
「シャムス、お前……」
「エスト、はっきり言うね。自分だけが先輩の弟子だと思ってる?」
珍しく怒りを滲ませたシャムスに怯むエスト。さて、親友を蔑ろにしたら怖いぞ?
「僕だって少しずつ知識を得て、理解してる。亀よりも遅い歩みだとしても前に進んでるんだよ。エストみたいに論文を書くのは難しいかも知れないけれど、実践で感覚を掴むのは早いつもりだ」
シャムスは真剣な表情でエストへ告げる。
「一人で無理だって言うなら二人でやろう、僕が感覚を教えてエストが理論を教えればいい。先輩が僕達を足して二で割らない能力を持っていたとしても、二人揃えばきっと何とかなる」
うん、なんで俺レイドボスみたいな扱いされてんの?
君等二人で俺の理論を簡単に理解してるじゃん……流石に此処は空気読んで言わないけど。
「……そう、だな。俺達二人が揃えば、きっと何とかなるよな」
「そうだよ、僕達は二人で最強なんだから!」
そう言って、ガッチリと握手する二人。まぁ、二人の間で納得してるならいいか。ツッコむのも野暮だし。
「で、話は纏まったかな『太陽と星』?」
俺がそう声を掛けると、二人の身体がビクリと跳ねる。うん、忘れてたんだな。大丈夫、分かってた。
「あの、先輩……」
「その『太陽と星』って?」
二人の世界に入ってた事が気不味いエストと、俺の呼び掛けに対して疑問を持つシャムス。
俺が呼んだ『太陽と星』はこの二人を中心としたサブイベント名の名前である。シャムスが太陽、エストが星を指す言葉から取られているから付けられた名前である故にこの名前が付けられた。キャラ造形からも動的な印象のシャムスと、静的な印象のエストで分けられている。
ある意味では原作の呪縛とも言えるが、彼等がコンビで活動するなら名前が要るだろう。それに、俺は何気に名前だけはこのイベントが好きだったのだ……イベント内容は上から数えた方が早いくらいに嫌いだったが。
「これから二人がコンビで活動するなら名前くらい有った方がいいだろ?」
「そうです、けど」
「なんでこの名前なんです?」
「古い言葉でシャムスが『太陽』、エストが『星』をそれぞれ意味する言葉だからな。多くの人を照らす太陽と、夜に旅人を導く星……二人にはそんな人間であって欲しいからこの名前だ」
俺の言葉に二人は照れ臭そうな反応をする、どうか二人とも俺が伝えた技術で沢山の人を導いてくれよ?
終業し、エテルとバカに合流した俺は今日も剣術の指南を受けるバカを伴って帰宅する。途中、自警団の班長さんに昨日作ったトリモチランチャーを渡す為に詰所に寄りたい旨を伝えたら快く受け入れてくれた。
「しっかし、タタラの発明って本当に幅広いよな」
「そうか?」
「生活雑貨とか武器って作れるの普通じゃないの?」
俺とエテルの反応を見て溜息を吐くバカ、いやそんな反応する程か?
「俺、タタラの店で剣を買うまで他も利用してたけどよ……原則一つの方向性しかやってねぇんだわ」
それは店の方針と言うだけなのでは?
「武器にしても普通のと魔導具関連は別だったり、生活雑貨専門だったり……普通は一つの道に邁進しないと大成しないって事の方が多いんだ」
いや、それはおかしいだろう。俺達が使う『クラフト』スキルは万能だし、別の視点から新たな気付きを得る事だって有る。逆に道と視野を窄めてるのではないだろうか?
「タタラと話を聞く限り都市長くらいだぞ、そんな彼是手を出して高水準なクラフター」
「……単純にやる事を絞ったせいで応用が出来ない気がしてきた、この都市のクラフター」
そんな風に会話している最中だった、嫌な予感を感じてその場で立ち止まって空を見上げる。バカも同じく感じたらしい、俺と同じような反応をし、エテルは蹲って自分を抱いている。
曇天から漏れ出す黄金色の光、そこから一筋の光が降りてくる。その光が『ワールウィンド』に差し込み、凄まじい轟音と爆音が響いた。
熱、衝撃、轟音……俺達三人が歩いていた商店区の広場が阿鼻叫喚の状況だ。
砕けた屋台、燃える瓦礫、地に伏せ呻く人々。
この『ワールウィンド』には外敵の侵入を物理的に防ぐ結界が天上に張られていて、都市の下を流れる複数の龍脈から魔力を組み上げるコレは相当な出力を誇る物だ。それが物理的に破られ、何かの侵入を許した……コレはかなりヤバい事態だ。
同時に、俺は似た事態が原作と思われるゲームに有った事を思い出す。メインキャラの登場イベントであり、作中きっての頭お花畑。
元は敵対している国家に所属し、娘を探しに訪れておきながら主人公に現を抜かしたダメ母。
周囲を見回すが、エテルとバカの姿が見えない。もしかしたら瓦礫の下敷きになっているかも知れない。痛む身体を無理矢理起こし、周囲を確認しようとした時にそれは降りて来た。
輝く蜂蜜色の髪。抜けるように白い肌。閉じられた眼と整った容姿。白い法衣にも見えるゆったりした服の上から纏われる黒と金の鎧。
そしてその背に広がる4枚の翼。
「……なんでお前がこのタイミングで来るんだよ」
原作トラブルメイカー筆頭、天使族の戦士であるスィーブが其処に居た。
タタラ
NG行為追加→ロリ化:相手を性的に見れなくなる。
ギリギリOK→ロリ&ショタ化:肉体年齢が同じ為に性的に見れる
自分がショタで相手が大人だとOK……竿役ショタ属性かコイツ()
もし、番外短編が有るのなら※一応全部書くつもり
-
タタラとエテルの立場逆転
-
現パロ(エテルヒロイン)
-
現パロ(四葩幼馴染)
-
武器が擬人化してタタラへ物申す
-
年増組と同い年
-
聖人カレハ
-
原作エテルとタタラ
-
ガチ妹ダリア・ジュロン