既知転生しましたが、憑依転生では無いようなので静かに暮らしたいと思います。 作:アルカミレス
『看板娘』イベント発生中。
少しスランプってました。ドールズネストとかSHUFFLEEpisodePlusとかSHUFFLEエピソード2とか触ってたりしてましたがタチアとの合体が全くイメージ浮かびませんでした。
新しいスパロボ、ゴジラ出るのは予想の遥か斜め上でビビる。
ところで……な ん で ア ナ ザ ー ガ ン ダ ム は X を 省 い た ?
店内に入ったタチアは俺を認識するなり、複雑な表情をした。嬉色の混じる笑顔になりそうで、今にも泣きそうな悲しみを帯びた物になり、最後には怒りを秘めた物だ。
そんな風に表情が変わるタチアに、人間らしくなったなとややヒドイ感想が浮かぶ。出会った頃の人を理解しきれてない、しようと努力していた頃のタチアは笑顔に見せて仮面を貼り付けたようなものだったから。
「タタラさ……っ、失礼する!!」
俺の名前を呼ぼうとして、気付いて直ぐに退店しようとする。しかし、扉は開かない。俺と相対した約一分間、その間にエテルがこの店舗区画に例の結界術を掛けたようだ。タチアが扉を開こうとするも微動だにせず、完全に閉じ込められた。
必死になって扉を開こうとしているタチアにそっと近付く、背後に立って声を掛けた。
「無理だ、開かないぞ今は」
「何をっ!?」
「そろそろ……あ、出た」
周囲を見渡すと案の定、壁に文字が浮き上がって来た。
【セックスしないと出られない部屋♪】
うん、なんて分かりやすくて頭の悪い文言だろうか。タチアも俺の視線を追ったらしく、絶句した。
「な、なんで……」
「やっぱり、さ。俺……いや、俺達はタチアを諦めたくは無いんだ」
コレは間違いなく本心である。が、いきなりセックスして捕まえろは暴論に過ぎると思うんだが。
「内罰的になって、俺達の言葉が届かなくなってるタチアにどうやって想いを伝えればいいのかってエテル達が悩んでな……結果がコレだよ」
「どうしてそうなった!?」
「それは本当にそう」
俺に向き直ったタチアが両腕で自分を抱き、涙目になりながら俺を睨む。タチアが俺をネタに自慰してたとか言ってたけどさ、実際に事に至るのは違うと改めて思うんだよエテル。
「わ、私にエテル殿のような事をするつもりか!?」
「流石にそこまで激しくはしないよ」
「私の身体が目的とは……見下げ果てたぞタタラ殿!」
「いや、確かに身体も目的というか……あえて言うならタチアが側に居てくれるのが俺達の願いだから」
俺の言葉を聞いて少し動揺が見えた。
「だ、だからと言って私の身を汚すつもりとは……身体は汚せても心を奪えると思うな!」
「……既に心を奪われてたのでは?」
「それは今引き合いに出さないで欲しい!」
あんな別れ方して何だけど、まだタチアも俺達との関係に未練を残してくれている様子で嬉しい。
「タチア、あの天使族の事を気にしなくていい。俺達と一緒に歩んでくれないか?」
直球でそう言うと、タチアの顔が強張る。急ぎ過ぎたか……いや、この問題は長引かせればそれだけタチアの中で罪悪感が強固になる。それならこの場で、強引にでも俺達に心を向けてしまわないと離れていくだけだ。
「……前にも言いましたよ、タタラさん。私は貴方を穢す、だから共に在れません」
「知らねぇ、お前が俺を穢すとか妄言も思い上がりもいい加減にしろ。俺はお前の生まれも血も関係なく、お前と一緒にいたい」
「だが私の血には罪人の、怪物の血が流れているんだ!」
「だからなんだ、罪人の血だろうがお前は罪を犯してねぇだろ!」
先ずは否定だ。タチアの中の罪の意識、その間違った責任感を否定する。タチアはあの場で誰も殺してはいない、殺したのはタチアを産んだ肚の持ち主だ。そもそも、彼奴は産んだだけで親としての役割を全うしていない。なら、奴はやはりタチアの母親足り得ない。
「有りもしない罪を背負うな、お前は人間だ……天使族じゃない!」
「けど、私の背には翼が有るんだ……あの怪物と同じ翼が!!」
「違う、タチアの翼は誰かを守る為に有る物だ!」
翼が有るから、遺伝しているからといってタチアは天使族では無い。人間として生きて、笑って、泣いている。それだけでいい、それだけでタチアは人間を理解して共に在れる。
人の営みを理解せず、無闇に力を振るい羽虫のように踏み潰す……そんな天使族とは別物だ。
「お前が怪物だって言うのなら、敢えて問おう。今のタチアに取ってサニーちゃんはどんな存在だ?」
「サニー、殿?」
自分が天使族と思い込むのなら、弱い相手に何を思うかで自覚させる。俺の問い掛けに対してタチアの瞳が揺れるのが分かった。
「そうだ。サニーちゃんは子供で戦う力は無く、一人では生きていけない弱さの象徴だ。お前はそんなサニーちゃんに対して何を思う」
「……守らねばならない存在だ」
考えて出した答えは以前と変わらない、今の間はきっと改めて自分の心に向き合う為の物だろう。
「踏み躙りたいと思うのか、お前が通う学校の奴等みたいに?」
「思うわけが無い。私を騎士と、格好良いと輝く笑顔で言ってくれた幼子を曇らせたくなんて無い」
「導かなきゃ駄目だって思うのか、あの怪物みたいに」
「必要無い。私達騎士は彼女達が正しく育つ世界を守る為に居る……導くのは騎士ではなく親の仕事、騎士は親子が生きれる治世を保つ為に居るだけだ」
「……それが分かってんなら、大丈夫だよタチア」
タチアの答えを聞いて、安心させるように声を掛ける。タチアは騎士って物を理解してる。最低位の貴族爵が求められる物を、
「大丈夫、お前なら大丈夫。俺達がそれを保証するよ」
「だが、私の子供はそうじゃ無いかも知れない!」
タチアは俺の言葉を否定しようとし続ける。その為の要素として自分の子供を引き合いに出してくる……うん、何かお前産む気満々じゃね?
「私の母がああだった、私もタタラさん達に出会う迄同じだった! なら、私の子供も同じになる可能性が有る! タタラさんとの子供がああなってしまったら、それは私の血の責任だ!!」
「うん、ちょっと落ち着こうか?」
「そしたら私は貴方に顔向け出来ない……貴方の数多くの人に寄り添える精神性を、私の血で無為にするなんて出来る筈が無い!!」
「あぁ、うん。お前は俺の事が大好きなんだな?」
何だかタチアの目がぐるぐると回ってそうな状態になってる気がする、状態異常:混乱にでもかかってるのか?
と、そう言えば此処は【セックスするまで出られない結界】の内側なんだよな……何か発情とか性欲が強化される方面の効果が出てるかも知れないのか。
「タチア、俺はその心配は無いと思ってる」
「何を根拠にですか!?」
「タチアが母親だからだ」
俺のある意味で楽観的な言葉に、タチアは戸惑いの表情を浮かべる。例えタチア本人に否定されようと、俺はこの考えを否定させたくない。
「俺は、タチア自身が感じて来た苦しみを子供に正しく伝えられるって信じてる。そもそもタチアはあの天使族に育てられる事も無く、防衛長の教育である程度は人間社会で生きられたんだ。それならタチアだけじゃなくて、俺達も一緒に育てればきっとちゃんとした人間の感性で育つ」
「……そんな上手くいくなんて」
「そりゃ子育てなんて初めてだろうし、分からないことばっかりだから不安にもなるだろうさ。だけどな、タチアはどんな時でも一人じゃ無い」
俺の言葉に対して戸惑いの目を向けてくるタチア、意味も意図も分からないのかも知れないがそれでも伝える。
「お前の側には俺が居る、エテルや四葩だって……子供ばかりで不安ならシスター・カレハや都市長だって居る。何なら先達としてレイチェルさんに話を聞くのだって有りだろ」
俺の言葉を聞いてタチアの戸惑いは大きくなる。結局、タチアは誰かを頼った事が極端に少ないから遣り方が分からないんじゃないだろうか?
それなら、俺達が頼り方を教えてやればいい。
「大丈夫だ、タチア。肩の力を抜いても」
「……だけど!」
タチアはもう拒絶する事だけしか考えて無いのかも知れない、根拠も感情も無くただ拒絶するだけ。
「……もう、何も喋るな」
言葉を続けようとするタチアの口を、自分の唇を重ねる事で塞ぐ。タチアは一瞬硬直してから抵抗を始めるが、ステータス上は俺の方が力が強い上に武器無しの攻撃力では俺にダメージを通せない。胸を叩く力も弱々しく、拒絶とも取れなかった。
エテルに鍛えられた舌技を使い、タチアの口内を蹂躙する。舌同士を絡め、歯茎や前歯の裏を舐めたり口蓋をなぞるなど出来る限りの事をする。暫く続けるとタチアの弱々しい抵抗が止まったので、顔を離す。合わさっていた唇の間から互いの唾液が混ざり合い作られた透明な橋が掛かる。
タチアは荒い息を吐く、その肌は紅潮し眼は蕩けたように潤んでいる。床に布を敷きそっとその場に押し倒せば抵抗も無く身を横たえる。『性魔術』で干渉し、タチアの性感を倍に引き上げる。軽く口付けの後に首筋に舌を這わせる。唐突な感触にタチアの身体が震えるが、無視して舌を下に向けていく。首筋を甘噛みして、鎖骨を舐めた後に服越しにタチアの胸元を吸う。
未知の感覚にタチアは悲鳴を上げて俺の頭を抱き寄せる、服とその奥の軟肉で鼻腔を塞がれるが息を止めて行為を続行。裾から手を入れ、服の下にあるタチアの肌に直接触れる。鍛えられ段を成す滑らかな腹を越え、大きく柔らかな乳房に触れる。流石にエテルや一華のサイズには負けるが確かな大きさを誇るタチアのソレはやや硬さを残している。ほぐす様に丁寧に揉み、タチアに痛みではなく快感を与えるよう意識しながら刺激を与える。少しずつ柔らかく高い声を出し始めたタチアに合わせてか、乳房の先端は硬く勃起を始めた。
先端を摘む。タチアは慣れない刺激に声を上げるが、俺はソレよりタチアの乳首の硬さに意識を取られる。あまり自分で弄ることも無いのだろう、俺の与える刺激に対して過剰な迄に反応している。
乳首が硬いと赤ん坊は異物と誤認して吐き出してしまい、授乳の妨げになる……そんな知識を得たのは何でだったか。成長と共に柔らかくなっていくのかは分からない、エテルは硬さは芯に有るが柔らかさも両立していたがアレは夢魔だからだろうか。指先で乳首を転がし、摘んでは弾きと次々に刺激を与え続けるとタチアの俺の頭に回された腕の力が緩んだ。そっとタチアの腕から頭を逃がし、止めていた息を思い切り吸う。流石に無呼吸で色々するのは苦しかった。
全身から力が抜けている様子のタチアのデニムは、その中央が内から溢れた水分で湿っている。タイトかつ濡れている為に脱がしにくいデニムを脱がせれば、張り付いていた薄い緑のショーツと一緒に脱げた。その奥に秘されていた女性としての証に、生唾を飲み込む。薄っすらと茂る赤の混じった金色の叢、その中で涎が如く愛液を流している秘裂。性魔術の影響により準備が整っているらしく、雄を受け入れようとヒクヒク動いている。
タチアの服を全て脱がせて、改めて覆い被さる。ズボンを下ろして準備を終えている愚息を取り出し、タチアに当てる。目測だが、心臓付近まで届きそうな巨大さの愚息に自分でも引く。タチアは下腹部に当てられる感触が気になったのか緩慢な動きで視線を動かし、俺の愚息を視界に捉える。
「いや、ダメ……」
状況を理解したのか弱々しく抵抗するタチア、絶頂の後で力が入らないのだと思うのだが……口でだけ抵抗しているように見えるのは男の感性だからだろうか?
タチアの顔に自分の顔を近付け唇を合わせてみれば、辿々しく舌を伸ばしてきて絡め合おうとする。この状況ではコレが作法だと思ったのか、それとも自然とこうしたいと思ったのかは分からないが此方も応じて舌を絡ませる。タチアはキスが好きなのか段々と身体から緊張が抜けていき、最後には全身から力が抜けて受け入れる体勢になる。大分チョロいな。
「タチア」
「やめて、タタラさん……」
制止を懇願する声の筈なのに、込められた意味が真逆に聞こえるのは都合が良過ぎるだろう。しかし、タチアは口で拒絶はするが身体を動かして逃げようとしない。押し抜けようともしない姿に、この行為が同意であるとそう深読みしてしまう。
身を起こして改めて愚息をタチアの膣口に当てると、タチアは目を強く瞑って痛みに備える姿を見せた。その表情に愛おしさを感じてしまう自分の浮気性に嫌気が差しつつ、腰を進める。直近では子供になったエテルの処女を貰った時の感覚に似た無理矢理押し拡げる感覚。未知の痛みでタチアは悲鳴を上げている、『性魔術』を使いその痛みを快感へと変換して負担を減らす。タチアの声から苦痛のそれが減り、甘い物が混ざる。押入り、先端がタチアの奥に触れる……愚息は半ば迄入ったがそこ迄だ。普段全部飲み込んでるエテルがどれだけ凄いのか再認識する、タチアの鍛えた腹筋でも内側からボコォってなるだろこれ。
「タチア、入ったぞ」
そう声を掛けると、荒く息を吐きながらタチアが目を開く。薄く涙の幕が覆う目で俺を見詰めてから弱々しく笑う。
「噂に聞いてた通り、痛いんですね」
「悪い、性魔術で出来るだけ痛みは減らしたんだけど」
「いいえ、大丈夫……タタラさんがくれた痛みだから大丈夫です」
そう言ってからタチアは俺の頬に手を添えてキスをしてくる、少し積極的になっているのかも知れない。一度腰を引く、動かなければ終らない。何より繋がったままはタチアの負担が大きそうだ。ゆっくりと抽挿を繰り返す、理性を失ってしまえばタチアの腹を突き破ってしまいそうなので冷静さは維持したまま。冷静にタチアの反応を見ながら快楽を得やすい個所を探し、見付けたそこを刺激しながら自らも射精へ向けて快楽を得る。
俺の動きに合わせて豊かなタチアの胸が揺れる、硬く立ち上がった先端に舌を這わせればタチアは高く甘い嬌声を上げる。タチアのそんな声を聞くだけで理性が危うくなる事を自覚しつつ、タチアを絶頂させる為にその身体を探っていく。タチアの絶頂より先に此方の射精感の方が増しているようにすら思えて、精神的な余裕が無くなってくる。
迎えた射精感に思わず腰を引き愚息を引き抜く、迸る白濁がタチアの身体を汚していく。下腹部から胸を越えて顔に迄届いた精液に汚されたタチアを荒く息を吐きながら眺める。タチアも呆然としていて、自らに掛かった俺の精液を見詰めている。
「……熱いですね、タタラさんの子種」
そう言いながら緩慢に動いたタチアは指で精液を掬う、どうしていいのか分かってない様子だ。いや、確かにぶっ掛けられたらどうしていいか分からんよな。
「今タオル出すから拭き取ろうな、タチア」
「ふふ、少し勿体ないですね。タタラさんの物なのに」
何処か艶を含んだ笑顔を浮かべるタチアに接し方を迷う。しかし、何だか結界が維持され続けている様子に戸惑う。タチアの処女は確りと奪っているし、俺も射精を終えている。セックスの条件は満たしている筈だ。先程の文言を再確認してみる。
【セックスしないと出られない部屋♪】
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・孕ませ推奨
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何か増えてる!?
条件追加したのか、ってか出来るのかそんな事……いや事こういうエロ方面ではエテルならやれるか。それと一華も何か干渉してるなこれ、最後の項目は明らかに語録だろ……こんな使われ方したらお労しくなるわ。
「あの、タタラさん?」
「ああ、悪いタチア。あんまりにもヒドイ現状に頭が痛くなってな」
「何が……あっ」
硬直した俺を訝しんだタチアに答えれば、視線を追った先の文言を見たのか素っ頓狂な声を上げる。
「で、タチア。悪いんだが……」
「はい……その、タタラさんごめんなさい」
俺の言葉に一言謝ったタチアは立ち上がり、俺に背を向けて壁に手を付けてから尻を突き出すような体勢を取る。
「見詰め合うのは恥ずかしいので、コレでお願いします」
いきなり背面立位は中々レベルが高いのではないだろうかと思わなくも無いが、タチアのリクエストなので応えよう。後ろから腰に両手を添え、一息に突き入れる。2度目な為か最初よりもスムーズに愚息が半ば迄挿入され、タチアの膣壁を押し広げ削るような感触が伝わる。性魔術でその感覚が快楽に変わっているのだろう、タチアの嬌声が室内に響く。タチアの腰を掴んだまま抽挿を繰り返し、そのまま後ろから抱きしめるようにして身体を密着させる。結合部と乳房、乳首と複数箇所を刺激してタチアを出来る限り気持ちよくなるようにする。多少俺の技術が下手くそだろうと、性魔術により快楽へと変換されるのでタチアにとって苦痛な時間にはならない筈だ。タチアのこぼす声も甘い物でなんとか自分が彼女を苦しめてはいないのだと納得させる、それでも愚息と言う異物を挿し込まれたタチアは大分苦しそうに見えてしまうのだが。男を受け入れる事に不慣れなタチアの膣内は陰茎を慰撫する動きがあまり無く、追い出そうとギュッと締め付けるが愚息を強く絞られるだけでも刺激となって快楽が増す。
そうして鋭敏な個所を擦る感触で俺が限界を迎え、今度はタチアと深く繋がったままで射精をする。タチアは俺の魔力が性魔術として快楽を与えたからか、同じタイミングで絶頂を迎えたのか弓形に背を反らせる。瞬間、その背から翼が飛び出して俺の視界を覆った。
「うわっ!?」
タチアの翼を躱そうと身を仰け反らせるが、それが腰を前に突き出す形をとらせた。結果、愚息がタチアの限界を越えるように前に進みその腹を内部から形を変えるに至る。つまるところ、ボコォっといった具合になった。その状況にタチアは言葉にならない声を上げてしまった、音にするとおほぉみたいな物だったが敢えて台詞としては考えない。流石にオホ声とか表現したらタチアの尊厳が終わるだろう。
「だ、大丈夫かタチア……?」
心配で声を掛ければ、意識を保っていたタチアは弱々しく頷いた。ボコォとかおほぉみたいな状態になって尚、意識を保ったのは見習いとは言え騎士の矜持か。コレ、腹を突き破らなかったのってタチアの防御力の影響だったりするんだろうか……有り得そうだなこの世界なら。
射精も終わり、愚息を引き抜く。タチアの秘裂は開ききっていて、俺という異物を受け入れた為に道の奥から精液が流れ出てきてしまっている。いや、我ながら大惨事だなコレ。
「お、終わったのですか?」
「あ、うん……終わったぞ」
タチアの問い掛けを受けて壁に目を向けると、あの頭の悪い呪の名前とルールが消えていた。
「はは……タタラさん、大き過ぎますよ。死んでしまうかと思いました」
「ああ、うん。ちょっと翼に驚いた時に突き入れちゃって……本当に悪い」
全身脱力気味になっているタチアを抱き寄せて、膝の上に座らせる形にする。俺も床に座り込んでタチアの頭を胸に抱き寄せた。
「……これでは、タタラさんのところから逃げられませんね」
「いや、こんなヒデェ初体験味わわせた男だから逃げる理由になるだろ」
「それでも気持ちよかったんですよ。この快楽を知って、簡単に逃げられるわけも無い……何より、タタラさんに抱いて貰ったのだから」
苦悩とか葛藤を塗り潰す快楽で縛るって本当、アレな作戦だなと思う。こんな無理矢理な行為の後だと言うのに、腕の中のタチアは幸せそうなのがマジでエロゲ世界なのだなと思う。
「説得する言葉も届かないしな、もうこうやるしか無いって周りに囃し立てられた。いや、本当すまない」
「ええ、でも……私も吹っ切れました」
身を捩って姿勢を変えたタチアは、俺の首に腕を回して顔を近付けてくる。口吻を交わしてすぐ、まだ力の入らない腰をそのままストンと落として膝上に座る。
「私はもう迷わない。貴方を、そして貴方の大切に思う人達その尽くを守る盾に成ります」
「……その中にお前自身も入ってる、そうあの時俺は言ったぞタチア」
「ええ、ですから……私も私を少しでも大切にします。貴方に愛して貰ったこの身体、あの怪物の血を引いている身体ですけど……それでも」
眼に強い覚悟が見える。本当に吹っ切れているのだろう、一度のセックスで変わり過ぎとも思わなくも無いがもう細かい事はいいだろう。
「それでも、私は貴方と貴方の愛する世界を守る。そのついでに無辜の人々を守れるなら、これ以上嬉しい事はない。私が招いた悲劇に巻き込まれた人々に恨まれ続けるのは辛いかも知れません、それでも……隣に貴方さえ居てくれれば私は耐え抜きます」
揺らぎのない目で俺にそう語るタチア。その視線を、言葉を受けた俺も真っ直ぐに答える。
「タチア、大前提として俺の最愛はエテルだ。コレは揺らがない」
「ええ、悔しいですが仕方ないですね。私は貴方に出会うのが遅すぎた」
「ハーレムみたいになっても、平等に愛せるような器用な性格でもない。どうしてもエテルを最優先にする」
「ふふ、そんな貴方を好きになってしまったのですよ私は。多少の嫉妬はしますが……貴方とエテル殿が仲が良い方が私も安心出来る」
「今、勢いで関係を持ってしまったが基本そっち方面は下手くそだ。大分乱暴で、一人善がりな物になってしまうだろう」
「その、私は乱暴な方が……」
「あっ、はい」
今回の行為で性魔術の影響を受けて痛みを快楽に変換してしまった為にタチアの性癖がバグったかも知れない。防衛長に知られたら卒倒されるだろうか、それとも殺されるだろうか?
「兎に角、俺のそんな情けない姿でもいいって言うのなら。タチア、俺達を守ってくれ」
「はい、私は貴方と貴方の大切な人達を守ります」
俺の言葉に、間髪入れず答えるタチア。少し脅迫観念が入ってるかも知れない、それしか償う方法が無いのだとそう思ってる可能性が高い。もしそうして道を踏み外しそうになったのなら、俺達で手を引いて道を正してやろう。俺達は仲間なのだから。
「それなら……正式な物じゃ無いし、俺達の間だけなら赦されるか?」
「あの、何を?」
タチアを床に座らせて、俺は立ち上がる。ズボンを履き直し身形を整えてから一本の剣を取り出し、その腹でタチアの肩を叩く。さて、前世で見た物の真似事だ。
「──貴女を騎士として認める」
出来る限り、厳かで静かな声を意識して出す。タチアは大きく目を開き、慌てて礼の形を取る……全裸なんだけどな。
「どうか末永く、守護の礎とならん事を願う。その身、その剣、その翼、その誇りにかけて。誓えますか?」
「──誓います」
ドクンと、何かが脈打つような感覚がした。タチアの翼が一回り大きく、輝きを増したように見える。いや、まさかな?
「デイム・オルサイア」
「はっ」
「もう、放さないからな?」
「……ふふ、はい」
あくまでもこの受勲は真似事に過ぎない、俺達の騎士でしかなく公的な物では無い。けれど、今の彼女にはコレこそが必要なのだとそう感じたからこその儀式だ。何となく、やらかした気がしないでもないが。
「ところで、ロード・タタラ」
「いや、ロードて」
いきなりなんだ?
「私の主なのだからロードでしょう?」
「え、なにそれ」
「私に騎士の位を与えたのだから、私の主です。ついでに、その……夫人にたいしての主人といいますか」
「……」
ダリアのマスター、一華のご主人に続いてロードと来たか。コレ、また後でエテルに絞られる案件じゃねぇかな?
ええい、今更だろ。タチアを引き留める為にこんな結界張る事になった時から反動くらいは覚悟してただろうが俺。
「とても恥ずかしいが……で、なんだデイム・オルサイア」
「私の騎士名はなんと?」
騎士名……確かこの世界では〇〇騎士とかってつける風習が有るんだっけか。過去作でもこの帝国に所属する魔騎士とか、軍神様の教会所属の聖騎士でも上位に位置する人達には個別の名が与えられてた筈だ。他にも国の王族から騎士号を得た姫騎士なんてのも居る……めっちゃ陵辱されそうなアレで心配になる奴だが。
「……
「ふふ、良いですね翼騎士。私にピッタリですね我が風」
「ロードなのか風なのかどっちなんだ」
思わずそう溢すと、タチアは我慢出来ないといった様子で笑い出す。最初は不貞腐れてた俺も、少ししたら釣られて笑ってしまう。漸く、漸くタチアの笑顔が戻った。まだ罪悪感は残っているだろうけど、一歩前進だ。
結界が完全に消える前にタチアを着替えさせ、俺は店じまいの準備をする。今日は結局成金さんと猫娘さん、そして法務長と商会長の来店だけで終わってしまった。明日は登校日だ、都市祭が近いので明日を最後に都市祭が終わるまでは休校になる。都市祭の準備には俺も駆り出されるだろう、街中の飾り付けは無いかも知れないが公的な施設の設立や各宗教施設の注文は去年俺の所に依頼が来たのだ。今年も可能性が高いだろう、酒神様の所からは去年造った蒸留器の追加を依頼される気がする。ソレに、今回はお師様とお義母さんを送り出す為の歓待の酒の件も有る。ミスリルの酒器を幾つか奉献したい……神像も捧げた方がいいだろうか?
そんな事を考えてる間に【セックスしないと出られない結界】が解除された、タチアを夫婦風呂に向かわせて俺は店のシャッターを閉めて施錠する。作業を終えてリビングに向かうと、中でエテル達が待ち構えていた。
「……おかえり」
「ただいま、ちゃんとエッチ出来たんだね!」
開口一番になんて事を口走るかなエテルは。
四葩はその隣で膨れっ面を晒している。うん、学生運動が終わるまでは本番お預けの宣言が有るとはいえ先を越されるのは複雑か。
一華は落ち着いている、四葩の事も有るので順番は後でも問題ないってスタンスだろうか。
「取り敢えず、タチアはパーティに復帰って形になると思う」
「上手くいったみたいだね」
「んで、俺を主として仰ぐみたいだ」
「……騎士とその主と言う立場なんでござろうが、複雑でござるな」
俺をご主人と呼ぶ一華は複雑そうだ、復帰自体は喜んでるみたいだが。
「コレで我らが一党は全員集合となるな」
「ああ、タチアを交えて学生運動対策を詰めていける」
騎士学校のスケジュールは分からないが、視察団受け入れの為にセレモニーの訓練くらいは有る可能性が高い。まぁ、そのセレモニー中に仕掛けるのがリーダー格の計画だろうと思うが。
「追い込みでレベルアップに励むべきかと思うが、意見は?」
「妾としては、タチアのスキル頼みとはいえ希少素材の収集も並行すべきとして賛成じゃ」
四葩の意見にエテルと一華も頷く、エテルと俺の槌を強化したから本格的に31階層以降でレベルアップに励んでも良いと思う。俺と四葩はその辺りが適正なので、レベルアップに丁度良いと言うのも有る。可能なら45階層以降の『精霊』種が出て来るところまでは潜って、各属性の核石も欲しい。四葩の『紫陽花』に属性防御を加えると共に、防具から武器に属性を伝えて対応能力を上げるなんて実験もしてみたい。まぁ、45階層以降のレアエネミーに出会ったらダリアに頼まないと苦戦どころでは無い状況になるだろうが。
「明日で一度学園の登校が無くなって、俺は都市祭終わりまで都市内の手伝いをする事になると思う」
「それは……工匠長としての役割、でござるか?」
「そう見て貰っていい」
去年は確かステージの設立とかもやらされたっけか、その上で甘ったるく惚気るあのバカの両親の姿を見て近くの壁をぶん殴ったのもいい思い出だ。エテルはストレートの紅茶飲んでたのに甘そうな顔してたな。
「多分、都市長や商会長からの依頼が手紙で届く。悪いがそちらを優先させて貰うのは承知して欲しい」
「それは仕方ないよ」
一応、公的な機関からの依頼なので少なくない金銭も貰えたりする。卒業後は俺が依頼する側に回ったりするのは嫌だが、俺一人で働いても『ワールウィンド』全体のクラフターが育つのを妨げるだけだ。その時はなんとかしよう……誰か秘書をやってくれる人が欲しいな。
「明日はタチアの復帰も兼ねて、40階層のボスを目指したい」
不死者の蔓延る35階層以降を抜けた先に現れるボス、腐った身を持つ強大な敵『ドラゴンゾンビ』討伐。
それが、タチア復帰の最初の目標だ。
↓途中で思い付いてギャグにしか成らないので削ったもの。
※タチアに挿入する時。
ただ、圧倒的に此方のほうが堅い。防御力の影響なのかも知れないが、中々進まない。ゲームシステムの物理防御がこんな所にまで影響を及ぼすとは考えたくないが……拮抗してるんじゃなくて俺の物理攻撃よりタチアの物理防御の方が少し高いくらいかこれ。あまり焦らすと言うか、時間を掛けるとタチアも正気を取り戻してしまうだろう。
この世界で騎士に無体働ける奴等どんなステータスしてんだろうな、タチアが特別に防御が高いタイプとは言え防御力の高い女騎士と言う役割の人間の処女を奪えるのだから相当高い攻撃力を持つ筈だ。ゲーム世界のステータス関係が現実化するとこんな悩みに直面するとは。
まぁ、性魔術が作用してこの事に関しては攻撃力が上がってると思う。でなければ進みもしなかったろうし。
参考情報
タタラ→物理攻撃65
タチア→物理防御66
処女膜破るのも攻撃と防御の判定が入ったら……意外に安全な世界なのかも知れない。
生存するか否か
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生き残る(元は生き残る予定)
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生き残らない