※この作品はR-18です。

既知転生しましたが、憑依転生では無いようなので静かに暮らしたいと思います。   作:アルカミレス

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タチアイベント進行中
『看板娘』イベント継続中


アンケート実施中です、直感でお選びください。


ハーフボス攻略戦

「タタラ・ジュロン、お前は死ぬつもりで挑むのか?」

 

 俺の言葉に動揺したのか、震える声でそう確認してくる『不死の王』。まぁ、今の言い方だとそう取られるか。

 

「初めから死ぬつもりで挑むことなんざねぇよ、それだけ難易度が高いってだけだ。正直、50階層や60階層のボスがお前より強いなんて欠片も思っちゃいないしな」

 

 ゲーム知識に残る其々の能力は、はっきり言って『不死の王』より下だ。50階層の糞ボスはその耐久力と魔法攻撃力で梃子摺るのだ、俺達のパーティは本来推奨されるステータスよりも遥かに高い状態で挑める。それに、装備の性能なら70から80階層辺りでも問題は無いしな。

 

「ただ、夜はそれだけの強行軍の後だ。下手したら疲労で寝てる可能性も有る」

「ふむ、それは確かに可能性として存在しているか」

 

 折り返し地点を越えた先、敵の質と量が跳ね上がる。基礎ステータスが強化されたかわりに弱点属性を備えた上層のモンスターと、新規で現れるモンスター達。そいつらを研究しながら潜らなければ危ういだろう。タチアを連れているので敵も階層による強化を受けたレア種が出て来る、『ゴブリン』種に至っては『コマンダー』よりも遥かに強力な物が出るようになるしな。

 

「目的は存在昇華だから俺自身も鍛えながら潜るし、ある程度は時間も掛かる。今の50階層までで半日掛からないなんてのも難しいだろうな」

「……この都市の探索者は天翔の魔導具を持たぬのか?」

「身分証にもなる腕輪が貰えるのは卒業時なんだよ、俺はまだ学生だから持ってない」

「お前の技術で学生は無いだろうに……」

 

 呆れ声でそう言う『不死の王』、会話に参加して無かったお義母さんも納得と言わんばかりに頷いている。この反応も慣れてきたな。

 

「どうする、インベントリに入れてコイツらは持って帰るか?」

「いや、イケマのお前に対する反応を見たいからな。明朝に取りに来よう……疲れたお前では反応も面白くなさそうだしな?」

 

 何処か誂うようにそう言う『不死の王』に、深い溜息を吐く。ここ最近、此奴が普通の人間に見えて来て困る。

 

 結界を無理に突破して命を削らせるのも何なので、正面から『不死の王』を見送る。俺は日課である『空裂』を一本鍛えてから就寝、明日に備えてるのかエテルは部屋に来なかった。

 翌朝、一華とサンドイッチを作り手早く朝食を済ませると呼び鈴が鳴る。出迎えに向かうと、案の定常夜の国の三人組が立っていた。

 

「お待ちしておりました、依頼の品は出来ているので工房までご案内します。納品する品物の確認をお願いしますね」

「……なんか敬語似合わないですね?」

 

 失礼な、自覚は少しは有るけど客商売だしその編は出来るようにしてるんだぞ?

 護衛さんは『不死の王』に頭を小突かれている、相手に失礼な発言をするなという意思表示だろう。上司らしい事もしてるんだな。

 

「な、ななななななななななんですかコレぇ!?」

 

 工房に付いて作業台の上に並んだ納品物一覧を目にした護衛さんの反応がコレである、反応が一番大きかっただけでハーカー卿も小さく『なんだこれは』と呟いてるのが聞こえたので『不死の王』の目的が上手く達成出来た事だろう。

 

「先ずは『不死の王』様、預かってた魔銃の二丁をお返しますので確認を」

「うむ」

 

 俺から二丁拳銃を受け取った『不死の王』は訝しげな表情を浮かべる、バランスは同じだが内部機構を完全に変えたのに気付いたらしい。

 

「整備前と別物過ぎないか?」

「銃の内部に自爆術式とも言える物が有りましたのでそちらを破棄、合わせて内部機構を一新して威力を上げました」

「整備を頼んだ筈なのだがな……」

 

 呆れが含まれた『不死の王』と呟きの後、そのまま構えを取り具合を確かめている。整備前の調整そのままにしたが、よく見ると構えや握りに対して調整が良くない。こうなると、俺のクラフター魂が疼く。

 

「少し調整しますのでお預かりしますね」

「む、整備を頼んだが不足が有ったのか?」

「元の状態がそもそも『不死の王』様に合ってません、調整した人は何をやってるんですかね……」

 

 手早く銃把を弄り、再度『不死の王』へと渡す。すると『不死の王』は驚いた表情になる。

 

「僅かな調整で此処まで変わるか、素晴らしいぞタタラ・ジュロン」

「お褒め頂き恐悦至極でございます」

 

 心の底から満足そうな表情の不死の王にそう言葉を返す、本気で満足してるんだな此奴。

 

「次にハーカー卿、複数品物を用意しましたのでお試し下さい」

「頑なにサーベルを渡したがらないのだな貴様は……」

「好きな武器と向いてる武器は違いますので、特に近接武器は」

 

 俺の言葉に苛立ったような溜息を一つ吐いて、作業台の上に並ぶ剣のうちカトラスを手に取る。すると、驚いた表情を浮かべる。

 

「ミスリルでは無いのか?」

「刃はミスリルですが、ハーカー卿の手癖から重さをある程度必要とすると読み取りました。剣身に魔鉄を使用し、鍛造したミスリルを刃として嵌めています」

「そんな造りは知らんぞ……」

 

 意味不明と言った反応のハーカー卿は、手にしたカトラスで少し型を取る。その顔は苦々しい。

 

「どうしたガブリエル、手に馴染んだのがそんなに嫌か?」

「五月蝿いぞ愚王!」

 

 完全に誂い目的の『不死の王』の言葉に、思い切り噛み付くハーカー卿。さては図星突かれたなコレ。

 ハーカー卿は俺としては一番馴染むと予想したファルシオンを手に取り、諦めたように項垂れた。

 

「……此処まで癖を読まれるのは流石に予想していなかったな」

「相応しい武器を持てば技量は一段階上がります、技術の伸びも更に良くなりますからそれを使ってください」

「……私の研鑽は何だったのだろうな」

 

 重い重い溜息を吐いてから、ハーカー卿はファルシオンをインベントリにしまった。

 

「カトラスとサーベルも持っていきますか?」

「流石に過剰過ぎるだろう」

「別に余ってる素材ですし、問題無いですよ」

「どうしよう、ミスリルが余ってるって意味が分からない……」

 

 俺の確認にハーカー卿が遠慮するが、続く俺の発言に護衛さんがそんな言葉をこぼす。残念ながらこれが俺なので。

 最後に護衛さんの魔導銃一覧だ、追加の一丁含めて物々しさに腰が引けてる様子だ。

 

「なんで依頼は二丁なのに追加で一丁増えてるんですか……」

「楽しくなっちゃってつい……」

「ついで極悪な兵器作らないで下さい!?」

 

 反応が面白くてついつい遊んでしまう、『不死の王』が気に入るのも分かるなこの人。

 

「先ずは御依頼の魔導加速式投射砲である魔導砲2門」

「砲って言った、しかも扱いが2門って何!?」

「全長2050mm、重量15kg、装弾数1。元にした魔導加速式狙撃砲『エリンジウム』をより大口径化、口径は30mmになります。試射をしていませんので都市長から許可を得て都市外での試し撃ちをお勧めします」

「こんなの持って何と戦えって言うんですが!?」

「空中要塞か地上戦艦では……元々それを想定して作れとの依頼ですよね?」

「そうだった!?」

 

 元気な反応を見せられて楽しいことこの上ない。『不死の王』も護衛さんの反応を見てニヤニヤしている。そりゃそうだな、見たかった反応そのまんまだろうし。

 護衛さんに『エリンジウム』カスタムを渡せば、恐る恐る構える。腰だめにしたその姿はとても銃を持つ姿勢では無い、まぁ依頼通りなんだが。

 

「うう、手にしっくりくる……」

「それは良い事なのでは?」

「心が複雑なんですよ……」

 

 唸り続ける護衛さんは二丁の『エリンジウム』カスタムをインベントリに入れて、おまけの一丁を手に取る。一通り構えてみて、これまた納得いかない表情になる。

 

「なんでしっくり来ちゃうんですか……」

「昨日見たライフルを参考にしましたからね、癖もバッチリ再現出来たと思いますよ」

「完璧に再現されてて複雑ですよ……」

 

 先に調整が必要になった『不死の王』の二丁とは逆に、初手で問題無く仕上げられたようだ。序とばかりに魔鉄製の徹甲弾1000発を渡したらドン引きされた。

 自身の主の敵である俺の作品の出来栄えに傷付いている護衛さんをよそに、主である『不死の王』は俺に向き合う。

 

「依頼の品は確かに受け取った。想定以上の出来栄えでとても満足しているぞ、タタラ・ジュロン」

「お気に召した様子で嬉しい限りでございます」

「くく、似合わんな俺とお前の関係でその口調は」

「今は店主と客ですので」

「そうだな、そうだったな」

 

 少し寂しそうに言葉をこぼす『不死の王』だが、一つ頷いてから気を張り直した。

 

「直接的な報酬は禁止されているゆえ、後日この都市の長を通して報酬を払おう。大義であった」

「感謝の極み」

 

 王としての言葉を受け、礼をとる。さて、店主としては終わりだな。

 

「一応、手を加えた結果威力は格段に上がってるが消費魔力も高くなってるから気をつけろよ?」

「……多重人格を疑いたくなる切り替えだな?」

 

 態度を何時ものに戻して注意すると、ハーカー卿が横から呆れを含んだ声でそんな事を言ってくる。逆に『不死の王』はニヤリと笑い嬉しそうだ。

 

「ククク、やはり俺とお前の間ではその態度が相応しかろうよ」

「敵同士だからな。ま、さっきの態度は依頼を受けてる間だけさ」

「ああ、それで良い。お前は俺に慇懃無礼で在れよ」

 

 楽しそうにそう言って、『不死の王』は2人を連れて去っていった。朝から濃ゆい出来事だったが、俺達はコレから過去一番長い探索に入るのだ。気合いを入れねばならない。

 と、そんなタイミングで庭先へ結界を突き破って入ってくる存在が一つ。この着地の衝撃は以前にも覚えが有る。

 庭先に向かうと片膝立ちの三点着地姿勢(スーパーヒーローランディング)でそこにいる一人の少女。

 

「おかえり、ダリア。随分長く捕まってたな?」

「ただいま、マスター」

 

 立ち上がるダリアは身なりこそ整えているが、鎧には所々汚れが目立つ。俺に近付いてくるなり、インベントリから何かを取り出して俺に差し出してくる。

 

「これは?」

 

 受け取ったのは掌に収まる程の大きさをした、黄金にも似た見た目の魔導具だ。軽く『鑑定』を掛けて出て来た名前は『リターナー』、効果は──

 

「迷宮に限定した簡易転移門……!?」

「都市長様曰く、一度だけ中断した場所からやり直せる物だそうです」

 

 俺が帰還に限定した使い切りアイテムを用意したが、都市長は魔力の充填で再利用を可能にしたコンテニュー用の魔導具を作ったのか。

 

「使い方は魔力を充填後、中断した場所へ設置してから帰還するのだそうです。本体からマーカーが発信されるので、それを簡易転移門で受信して再開が叶うのだそうです」

「都市長、結構ギリギリな物を作ったな……」

 

 卒業時に貰える天翔の腕輪は、5階毎の階段へ任意に転移できるようにする物だ。対してコレは、一度だけでは有るが任意の階層に戻る事が出来る。大分凄いな。

 

「マスターなら解析して量産が出来るであろうと予想されていました。しかし、販売するなら一人一つないし一つのパーティに一つだけにしろとの事です」

「そりゃ、確かにな」

 

 こんなん何個も持って、好きな所へ無差別に設置したら問題になるだろうしな。

 

「それと、ダンジョンを欺瞞出来ても3日で限界であるとの見立てでした。それ以上はダンジョンに吸収されるとの事です」

「その問題が残ってるか。それでも3日はよく保つほうだな」

 

 下手したら10分で吸収されるのがダンジョンだ、3日は相当長いと思っていい。

 

「……マスター、コレからお出かけですか?」

「ん、ああ。ダンジョンで50と60の階層のボスを倒しに行く」

 

 俺の言葉にダリアが雰囲気を変える。

 

「付いてくるつもりか?」

「はい、マスターの生存のための戦いです。私も力を──」

「駄目だ、休め」

 

 ボスアタックに参加しようとするダリアに休むよう命令する。一瞬俺の言葉を理解出来なかったようだが、すぐに理解して食ってかかる。

 

「何故ですか、私はマスターの最強の剣です!」

「疲労が溜まり過ぎてる」

「このような疲労、大したことでは……」

 

 反論しようとするダリアの身体がふらつく、おそらくは魔力の過剰使用により体内の経路がダレる手前なのだろう。

 

「休め、お前の強さは知ってても目の前で倒れられたら気が気じゃない」

 

 ダリアは普段の鉄面皮が嘘のように顔を歪め、泣き出した。

 

「お前の忠義、心より感謝する。しかし今は休め」

「……いえす、まいますたー」

 

 泣きながら俺に縋るダリアの頭を撫でてから、リビングのソファに座らせる。泣いていたのも束の間、疲労からか眠りに入ったダリアにタオルケットを掛けてやる。

 

「良いのか、妾達にとって最強戦力じゃろ?」

「そうだが、頼りきりにならないと駄目な程に俺達は弱くないだろ?」

 

 庭先でのやりとりを聞いていた四葩が、誂うように聞いてくる。それならと俺も気軽な口調で返す、可能な限りステータスの底上げや装備の強化を行ってきた。今の俺達なら、負ける事は無いはずだ。

 

「ふむ……なら、元気な顔を見せに戻らねばな?」

「ああ、そうだな」

 

 最深部迄の通過点でしか無いのだ。それに、50階層が特別に糞みたいなギミックを持つだけでそれ以降は何方かと言えば力技を必要とするだけ。まぁ、その力技を可能とする上で属性攻撃と弱点属性の理解を前提としているが。

 

 そうして準備を終えて、出発する。受け付け前でタチアと合流して、探索を開始した。

 現時点ではタチアの『鍔目返しⅠ』がまだ最大レベルには達していないので、優先して敵を撃破したり『盗む』スキルで敵からアイテムを盗らせて使用回数を増やす。四葩の成長速度が想像以上に早いからアレだが、タチアのそれも大分早い部類だ。それに、最悪8レベルくらいまで上がっていてくれればダメージも9割は通る。糞ボスの防御力がゲーム時代と同じなら、タチアの攻撃力でも十分に通るはず。

 つか、開発も何をトチ狂って唯一通る属性攻撃も半減させたのか。ゲーム時代で属性武器を拾えるのなんてかなり低確率だったし、レベルを上げてもステータスの上昇がランダムで攻撃力が不足しがちだったぞ。

 そんな事を考えつつ、一つの階層ごとに敵を殲滅してから次へと降りていく。

 あいも変わらず惚けた顔の『ムゥ(たみ)』からステータスアップアイテムを其々のやり方で回収するパーティメンバーを見つつ、次の階層の『ミスリルゴーレム』達を即死させる。

 最後の仕上げと言わんばかりに『オリハルコンゴーレム』から何時間か殴られ続けてスキルを上げたタチアを見守り、その後に『死霊王』からもステータスアップアイテムを乱獲する。

 『吸血鬼』から対『不死の王』用の装備の為に生贄になってもらい、『ドラゴンゾンビ』を倒した後の宝箱からはエテルが『ドラゴンキャノン』というこの階層で手にするにはかなり威力の高い魔導砲を拾う。

 群れる『ハーピィ・クイーン』を蹴散らし、『精霊王』を殲滅する中でようやくタチアの『鍔目返しⅠ』が最大レベルまで上がる。

 

「ようやく、ですね」

 

 50階層のボス部屋へ入る扉の前で、ステータスを確認したタチアがそう零す。

 

「さて、此処のボスの事は前に話した通りだ。面倒だが、周囲を囲う『精霊王』を誰が倒すかと倒す順番を決めておいた方がいい」

 

 俺が出せる最大火力が303なので、背面攻撃でもしないと一撃で糞ボスを打倒出来ない。一撃で倒す必要は無いのだが、攻撃可能な時間が一分未満な上にインターバルを3分挟む事になる。時間内に2属性は体力を削りきらないと、無駄に長期戦になりかねない。

 以前『天使長』と挑んだ際に前世の知識そのままだったから、クソボスを中心に部屋の四隅に『精霊王』が居る。部屋の奥に居る一体にタチアを向かわせて『突撃』の威力を稼がせるべきだろう、その対面に居る『精霊王』は俺が担当してクソボスに対して背面攻撃を出来れば一撃で倒せる筈だ。

 同じく奥には高い移動力を誇るエテルを向かわせて、此方も背面攻撃を狙わせる。エテルも『剣術適性』で剣技を覚えてる筈なので、火力の水増しも出来るだろう。その対面には四葩を据えれば、火力でゴリ押しも出来るはずだ。

 

「って想定で行こうと思うんだが」

「エテルは剣の属性的に風の『精霊王』を狙わせるべきじゃな、居る位置が違うとしても妾達の移動力は全員20を越えておるし即座に戻れるだろうて」

 

 む、確かに移動力も上げたから問題はないか。魔力刃型の魔導剣も未完成でデュアルウェポンでは火力が低下するし、エテルの火力不足が気になる所ではあるが。

 

「倒す順番は四葩殿の後はエテル殿にして、四葩殿に集中した敵の背面を突かせましょう」

「確かにそれがいいな、その次はタチアが狙ってくれたら俺も背面を狙いやすい」

「距離にもよりますが、『突撃』で削れるだけ削りに掛かります。しかし、火力が足りないかも知れません」

「その場合は俺が援護するさ、正面からでも倒せない訳では無いしな」

 

 其々の方針を決めていき、そして全てが決定した後に扉を開く。中央に座すのは異形、色というか構成要素の違う4枚の翼を背に持ち、4本腕に2本脚で頭は一つ……しかしその顔には4つの目が有る。

 50階層に立ち塞がる『深く深い闇の先で』にて最も面倒なギミックを有するフロアボス、その名を『ヤヌス』。門を司る双面神の名を持つ『精霊』種だ。

 その姿を認識した瞬間、俺達は部屋の中央まで転移させられる。そして部屋の四隅に集まる魔力。火柱、滝、石柱、竜巻が其々現れてからその姿を『精霊王』に変じさせる。その瞬間、『ヤヌス』の身体を光が包んだ。

 おいおい、ゲーム時代も前回もこんな演出は無かったぞ!?

 

「タタラ、この転移って!?」

「前回は無かった、多分人数で発動する特殊ギミックだ!」

 

 この位置から背後の『精霊王』まで直線距離で80mと言った距離だ、『ヤヌス』の前に立っている関係上その背後に位置する水と土の『精霊王』迄は100m程にやや遠退いている。

 

『四葩、タチアは奥にいる火と土の『精霊王』へ向かってくれ!』

『心得た!』

『了解しました!』

 

 会話を『念話』に切り替えて即座に四葩とタチアへ指示を出す、二人は即応して動いてくれた。続いて俺とエテルは『ヤヌス』に背を向けて移動、俺は水でエテルは風へと向かう。『精霊王』の配置が運良く作戦がしやすくなる物で良かったな。

 そんな時だ、背後から魔法が飛んできて俺に迫る。

 

 魔法命中90+80−243=73。回避判定。

 

 俺の移動速度を見誤り、風の刃が見当違いの場所を切り裂いていく。中位風魔法の『風刃』か、中々にエグい魔法を使ってくるな。

 俺とエテルが『精霊王』の前に到着するタイミングで、四葩が『精霊王』と接敵し撃破した。

 

『火の撃破、完了じゃ!』

『エテル!』

『分かった……風、撃破!』

 

 最高の攻撃力を持つ四葩の撃破報告から瞬時に指示を飛ばし、エテルも撃破を終える。そのまま『ヤヌス』を挟むように元の位置に戻っていく。

 

『タチア!』

『お任せを……撃破!』

 

 風属性を乗せた『アンドレイア』と100mつまり10マス移動後の『突撃』を乗せた一撃で『精霊王』が撃破された。

 なら、次は俺の番だ。

 目前の水の『精霊王』へ土属性に切り替えたハンマーを叩き込む。

 

 武器命中20+243−30=213。命中判定。

 土属性攻撃2✕263−40=486。

 

 水の『精霊王』に土が触れた瞬間、その身が砕けて水溜りに変わる。その水も直ぐ様消えたので、撃破が完了したのが確認出来た。

 

『撃破完了、四葩頼む!』

 

 振り返り、『ヤヌス』へ向かって走りながら四葩に『念話』を飛ばす。咄嗟に『ヤヌス』へ向かい『鑑定』を発動。

 

 精霊種『ヤヌス』

 体力  400/400

 魔力  470/500

 技力  100/100

 物理攻撃 60

 物理防御 40

 魔法攻撃 100

 魔法防御 40

 速力   80

 移動力  3

 状態異常 無し

 特殊   『属性無効:物理・魔力・炎・風・土』『属性耐性:水』

 装備   無し

 

 あいも変わらず打たれ強いステータスだ、通る属性以外は無効ってのが嫌らしすぎる。そんな『ヤヌス』に凄まじい速度で接近する四葩。

 

『任された!』

 

 四葩は頼もしい意思を此方に放ちながら、『ヤヌス』に向かい剣技を放つ。4体の『精霊王』からの力の供給を失った故か、『ヤヌス』の背から4枚の翼が失われてその身を包んでいた光が失われている。防御が失われているのが分かりやすい。

 かつて『不死の王』戦で一度に幾つもの生命を奪った剣技が放たれ、『ヤヌス』の身体を切り刻む。『鍔目返し』のランクが上がった故に、攻撃回数が凄まじい事になっている。『ヤヌス』はその身を斬り刻まれるが、次の瞬間には身体を復元する。

 しかし、4本の腕のうち1本を失っている。つまり、アレが『ヤヌス』の残りの命か。

 そして身体を復元させた『ヤヌス』は四葩に向かって魔法による反撃を行う、使用したのは俺に放ったのと同じ『風刃』だが四葩は問題なく避けている。

 

『エテル!』

『分かった!』

 

 俺の呼び掛けに応えたエテルが、剣と『ロニセラ』による攻撃を実行する。四葩に気を取られ、エテルに背を向けたのだ……その痛打は如何程になるか身を以て味わう事になったな。

 エテルの剣技は攻撃力に速力を上乗せする初期の剣技の一つで、エテルの速力は装備やスキル込みで395。攻撃力115にこれが上乗せされて510だが、『デュアルウェポン』の影響で8割に落ちて408、更に半減して204。だが、『闇討ち』と『不意討ち』をコンプリートした背後からの攻撃ならこれが5倍に増える。理論上の上限ダメージを叩き出したエテルの一撃は、『ヤヌス』の体力を根こそぎ吹き飛ばす。復元された『ヤヌス』の肉体はまた一つ腕を失い、振り返ってエテルに魔法を放った。隆起する地面から伸びる幾本の岩の槍、土属性中位魔法の『岩槍』はしかし『飛行』するエテルには当たらない。

 

『タチア!』

『了解!』

 

 倒した『精霊王』の所で待機していたタチアが、最高速で『ヤヌス』へと接近する、加速距離100mによる『突撃Ⅲ』は威力を発揮し更には『アンドレイア』に魔力の光が灯る。『ヤヌス』へと突き入れられた『アンドレイア』から風が放射され『ヤヌス』の身体を貫く。

 タチアの攻撃力149に突撃による攻撃力300が上乗せされ、更には『バーストエッジ』の305。半減してるためギリギリ『ヤヌス』の体力を削りきれない。しかし、タチアはこの為の札が有る。

 一度突き出した体勢から素早く腕を引きもう一撃、『鍔目返し』による同威力攻撃の2連撃。流石に魔力切れで『バーストエッジ』は無理でも、『突撃』の威力ならもう一度叩き込める。

 2度目の刺突により『ヤヌス』の身体が砕け、そして復元する。振り返った『ヤヌス』はタチアに向かい広域に広がる濁流を放つ。広域中位魔法『波濤』、その広さ故に回避が難しい魔法だ。しかし、俺達には属性魔法は無意味。濁流に飲み込まれたタチアは、無傷でその場に立っていた。

 

『甘いんだよ、俺達の盾は軟じゃねぇ!』

 

 口に出せば『不意討ち』の効果が無くなるので『念話』で叫ぶ、『鑑定』を使用しつつハンマーを構えて『重撃』を使用。現時点での最高威力でぶん殴る。

 

 精霊種『ヤヌス』

 体力  400/400

 魔力  350/500

 技力  100/100

 物理攻撃 60

 物理防御 40

 魔法攻撃 100

 魔法防御 40

 速力   80

 移動力  3

 状態異常 無し

 特殊   『属性無効:物理・魔力・炎・風・水』『属性耐性:土』

 装備   無し

 

 中位魔法を連射している為に魔力が大分減っている、そしてその属性は残りの水。作戦は上手く嵌って、俺達の優位。

 

 武器命中20+243−80=163。命中判定。

 土属性攻撃0.5✕(263+【重撃】50)✕【不意討ち】1.75✕【闇討ち】1.75−40=439。

 

 俺の振るったハンマーが『ヤヌス』の背に当たる、一瞬の手応えの後に砕け散っていく。コレで全部の属性を砕いた。

 

『やった!』

『いや、まだだ!』

 

 砕けた『ヤヌス』の欠片が再び集まり形を作る。翼も腕も無くしたその姿に、変化が訪れる。腕を失った肩口が盛り上がり、そこから肉の放流とでも呼ぶものが飛び出す。続いて背中全体からも同様の事象が起こり、その形を成していく。凡そ2分ほどでその変化は終わり、俺達の前には人型とは遥かに遠い見上げる程の巨躯を誇る背に四つの結晶を背負う龍の様な姿を取った『ヤヌス』が居た。

 

「なんじゃコレは!?」

「俺も初見だが、多分此奴の本性だ!」

 

 思わず口に出して叫ぶ四葩に、俺も予想では有るが実態を叫ぶ。

 ゲーム時代も『天使長』同伴の時でも見たことがない形態だが、確かゲームブックのコメントにはこの事を書いていた。

 この『ヤヌス』は『精霊』種と『龍』種の間の子、つまり『精霊龍』と呼ばれる存在であり普段は4体の『精霊王』によりその存在を封印されている。しかし、4体の『精霊王』を倒しその仮初の肉体を破壊し尽くした時に本性を現す。

 これをゲームでも再現しようとしたが、ただでさえ高い難易度が天元突破すると他のスタッフに怒られて泣く泣く削ったとかそんな裏話。

 戸惑う俺達の目の前で、『ヤヌス』がその巨躯を動かし衝撃波を放ってくる。ダメージは無いが、ノックバックされて20m程距離を取らされる。

 コレから戦闘を続行する上で初見の敵を『鑑定』する。

 

 精霊龍『ヤヌス』

 体力  600/600

 魔力  500/500

 技力  100/100

 物理攻撃 120

 物理防御 100

 魔法攻撃 150

 魔法防御 100

 速力   40

 移動力  2

 状態異常 無し

 特殊   『属性無効:四大属性』『属性耐性:物理』

 装備   無し

 

 全ステータスが爆増してやがる、属性攻撃は四大属性が無効で物理属性は半減。通るのは純粋な魔力と光に闇、俺達にとっては欠けてる物しか無いのは笑うしか無い。『念話』で情報を共有し、即座に作戦を考える。

 

『エテル、『エリンジウム』を用意、耐性は持ってるが『貫通』と背面攻撃が働けば相応に削れる筈だ。俺達三人で意識を此方に向けるから、隙を見て遠慮なく叩き込め』

『分かった』

 

 続いて、前線に付き合ってもらう四葩に意思を向ける。

 

『四葩、『概念鑑定』はどうだ?』

『残念ながら、此奴は生命の範疇に無いのう。純粋に斬るしか無い』

『分かった……『手鞠花』じゃ不足か?』

『冗談を、我が手に有る至高の刃に断てぬ物など有りはせん』

 

 獰猛に笑う四葩に心強さを感じて、最後にタチアへ意識を向ける。

 

『調子はどうだ、『卵』で全快してると思うけど』

『ええ、魔力技力共に相手の変身時間で完全回復してます』

『ならよし、『アンドレイア』の属性を切っておいてくれ。純粋魔力打撃はタチアの『バーストエッジ』頼りになる、期待してるぞ』

『Yes my lord』

 

 改めて『概念鑑定』で『ヤヌス』を鑑定する、すると背後の結晶に僅かな歪みが見える。背から生える鉱石にのみ見える歪み、これが俺の成すべき事か。

 早速、『黒煌』の噴射機構を使って飛翔し背中の結晶へ接近する。『鑑定』を使用し、その一つを見定める。

 

 精霊種『風精結晶体』

 体力   999/999

 魔力   0/0

 技力   0/0

 物理攻撃 0

 物理防御 500

 魔法攻撃 0

 魔法防御 500

 速力   0

 移動力  0

 状態異常 無し

 特殊   『属性無効:風』

 装備   無し

 

 なんじゃコリャ!?

 物理防御500とか普通ならダメージ通らない上に、体力カンストって狂ってんのかコレ!?

 こんなの俺の『概念鑑定』が無ければ『貫通』持ちの武器で一か八かを狙うしか無い、そりゃ他のスタッフから止められるわ。

 そんな事を考えつつ風属性と認識したのでハンマーを火属性に切り替える、そして『概念鑑定』を稼働させその歪を見切る。一点、その弱点になる箇所を認識してハンマーを振るった。

 

 武器命中20+243−=263。命中判定。

 炎属性攻撃2✕263−500=526。即死判定。

 

 ハンマーの激突と共に砕け散る『結晶体』、体力は残っていた筈だが俺の『概念鑑定』の影響で無機物を問題無用で破壊出来た。それと同時に、『ヤヌス』から凄まじい叫び声が上がる。

 

『タタラ、此奴の風属性耐性が消えたぞ!』

 

 四葩が『鑑定』を使ったのか、そのステータスの変化を伝えてくる。つまり、此奴の背中に有る『結晶体』は此奴の属性耐性を強化しているのか。なら、全てを破壊するだけだ。

 

『俺はこのまま背中の『結晶体』を壊していくから、消えた属性で攻撃してみてくれ!』

『了解だ、ロード・タタラ!』

 

 俺の『思念』に応えたタチアが早速属性攻撃を行う、すると『ヤヌス』から悲痛な叫び声が上がる。

 

『よいぞ、風が弱点になっておる!』

『そのまま押しきれるか?』

『割り増しの火力だが、流石に防御力が高い。即座には無理じゃ!』

 

 確かに防御のステータスは『オリハルコンゴーレム』と同等だが、四葩の連続攻撃でも押し切るのに時間が掛かるのか。なんでこんなのが出て来るんだよ、普通の探索者じゃ倒せねぇだろ!?

 そんな中でエテルが『エリンジウム』を発射し、背後からその背を深く抉る。『ヤヌス』はその痛みで暴れるが、それを無視して俺は次の『結晶体』に狙いを定める。

 

 精霊種『炎精結晶体』

 体力   999/999

 魔力   0/0

 技力   0/0

 物理攻撃 0

 物理防御 500

 魔法攻撃 0

 魔法防御 500

 速力   0

 移動力  0

 状態異常 無し

 特殊   『属性無効:炎』

 装備   無し

 

 武器の属性を水に切り替えて『概念鑑定』を使用、見えた歪みに向けて振るう。

 

 武器命中20+243−=263。命中判定。

 水属性攻撃2✕263−500=526。即死判定。

 

 高い音を立てて砕けた『結晶体』と、幾度目かの『ヤヌス』の悲鳴。確実に弱くなっているのが分かるな。

 

『タタラ、問題が発生した』

『此処でか、何だ?』

 

 そんな中で届く四葩の『念話』、何が起こったのか確認する。

 

『此奴、あの王と同じく複数の生命を持っておる。一度体力を削りきったが、回復しよったわ』

 

 本当、なんでこんな面倒な存在を作ったのか。流石に面倒が過ぎるそ!?

 

『倒し切る条件が分からぬ』

『分かった、取り敢えずストックを念頭にそのまま削ってくれ。俺はこの『結晶体』を全部破壊する』

『理由は何かな、タタラ?』

『この『結晶体』は『精霊』種の一種って出てる、これが命のストックである可能性も有るから取り敢えず破壊してみる』

『それまでは私達で耐久ですね、任せて下さい』

 

 即時方針を立てて、俺は次の結晶体へ向かう。そんなタイミングで、頭上に魔力が集まる気配がした。

 

 魔法命中250+40−243=47。命中判定。

 火・風複合属性攻撃150−213=0。属性吸収。

 

 砕いた『結晶体』の複合属性魔法、中位広範囲雷属性魔法の『招雷』が俺を撃つ。しかし、不意を撃たれたからとはとは言え『黒煌』を合わせた俺の防御力は貫けない。

 お返しとばかりに次の『結晶体』へ向けてハンマーを向ける、同時に『鑑定』を使用し深く使用して『概念鑑定』へ。

 

 精霊種『水精結晶体』

 体力   999/999

 魔力   0/0

 技力   0/0

 物理攻撃 0

 物理防御 500

 魔法攻撃 0

 魔法防御 500

 速力   0

 移動力  0

 状態異常 無し

 特殊   『属性無効:水』

 装備   無し

 

 ハンマーの属性を土に切り替え、全力で歪みに向けて振るう。

 

 武器命中20+243−=263。命中判定。

 土属性攻撃2✕263−500=526。即死判定。

 

 3度目の『結晶体』の破壊、『ヤヌス』の悲鳴も段々慣れてきた。同時に、『ヤヌス』の身体が大きく揺れてバランスを崩してしまう。咄嗟にインベントリから剣を取り出して、その背に突き立てて取り落とされないようにする。ただ、ハンマーを手放してしまった。

 

『タタラ、大丈夫!?』

『取り敢えず無傷だが、武器を落としちまった』

 

 エテルから心配の『念話』が飛んでくる、一度降りて取りに行くべきだろうか?

 

『タタラ、降りて武器を取った後に再び背に乗れるか?』

『正直分からない、警戒される可能性の方が高い』

 

 俺が行動を起こすと自身が弱体化するのに気付いているだろう、モンスターも馬鹿では無いから学習する。このまま後一つの『結晶体』を破壊しなければ千日手になりかねない。

 

『ロード・タタラ、提案が有ります』

『何だタチア』

『試剣術の使用を』

 

 その言葉にハッとする、確かに、俺にはそれが残っていた。

 

『ありがとうタチア、忘れてた!』

『自身の手札は覚えていて下さい、ロード・タタラ』

 

 思わず感謝したら呆れた雰囲気の『念話』が飛んでくる、いや本当にこういう所が俺に戦闘の才能が無い面なんだろうな。

 手に持っていた剣に縋る形で体勢を整える、『ヤヌス』の背に確りと立ち剣を引き抜いた。

 俺が使っても折れない剣だったから確認すれば、咄嗟に取り出したのが『名剣アルカード』だった。こんなところで『不死の王』に助けられるだなんて予想外だが、最後まで助けて貰おう。

 最後の『結晶体』を見据え、剣を構える。『鑑定』を使用し更に『概念鑑定』へ。

 

 精霊種『土精結晶体』

 体力   999/999

 魔力   0/0

 技力   0/0

 物理攻撃 0

 物理防御 500

 魔法攻撃 0

 魔法防御 500

 速力   0

 移動力  0

 状態異常 無し

 特殊   『属性無効:土』

 装備   無し

 

 担ぐ様に構えた『名剣アルカード』を、一点に見える歪みへ振るう。

 

 武器命中20+243−=263。命中判定。

 物理攻撃278✕99−500=999。即死判定。

 

 壊れない特性を応用し、無限に攻撃力を引き上げた『アルカード』は見事に『結晶体』を破壊する。何処か俺の役に立てたのが嬉しそうな雰囲気を『アルカード』から感じるが、何なんだろうか?

 直後、『ヤヌス』がそれまでで一番暴れ俺はバランスを崩してその背から滑り落ちた。背中を打って息が詰まる中、『ヤヌス』がその巨躯で俺を踏み潰そうとする。防御力的には耐えられると思うが、キツそうだな。

 

『タタラに、触るなぁ!!』

 

 そんなエテルの凄まじい『念話』が届き、次の瞬間背後から『エリンジウム』で『ヤヌス』が撃ち抜かれる。脚を上げた状態で固まる『ヤヌス』はやがて、その身を崩壊させる。

 

「タタラ、大丈夫!?」

 

 トドメを刺した『エリンジウム』をその場に放ったまま、エテルが俺に近付いてくる。どうやら俺の勝利の女神は随分と泣き虫な様子で、泣きながら俺に抱き着いてきた。




おまけ:現時点でのヒロインステータス

 エテル・ネル=バーラル
 レベル  50/50
 体力   200(300)+10+20
 魔力   375(600)+100+30
 技力   145(300)+10
 物理攻撃 80 (80) +15+5
 物理防御 80 (80) +1+5
 魔法攻撃 250(250)+15
 魔法防御 199(250)+1+20
 速力   250(250)+50+20
 運    100(100)
 移動力  20 (99) +10+1

 スキルスロット
 『聞き耳Ⅱ』
 『鷹の目Ⅱ』
 『潜伏Ⅲ』
 『体力上昇Ⅰ』
 『物理攻撃上昇Ⅱ』
 『物理防御上昇Ⅰ』
 『魔法防御上昇Ⅰ』
 『索敵Ⅳ』
 『罠解除Ⅱ』
 『剣適性Ⅳ』

 スキルコンプリート
 『魔力上昇』
 『性魔術』
 『解錠』
 『盗む』
 『銃適性』
 『移動力上昇』
 『速力上昇』
 『忍び足』
 『隠密』
 『闇打ち』
 『不意打ち』
 『狙撃術』


 虎熊四葩
 レベル  50/50
 体力   500(500)
 魔力   51 (200)
 技力   300(300)+90
 物理攻撃 250(250)
 物理防御 250(250)
 魔法攻撃 100(100)
 魔法防御 76 (100)+31
 速力   200(200)+16
 運    100(100)
 移動力  20 (99) +3

 スキルスロット
 『魔法防御上昇Ⅳ』
 『移動力上昇Ⅱ』
 『技力上昇Ⅴ』
 『歌唱Ⅰ』
 『舞踊Ⅳ』
 『白刃流しⅤ』
 『騙し討ちⅤ』
 『速力上昇Ⅱ』
 『鍔目返しⅡ』
 『盗むⅤ』

 コンプリート
 『剣適』
 『威圧』
 『鑑定』

 タチア
 レベル  50/50
 体力   400(500)+50
 魔力   255(600)+50
 技力   300(300)+20+50
 物理攻撃 100(100)+14+10
 物理防御 150(150)+18+15
 魔法攻撃 100(100)+42+10
 魔法防御 150(150)+1+15
 速力   111(150)+50+10
 運    100(100)
 移動力  20 (99) +10+1

 

 スキルスロット
 『突撃Ⅲ』
 『技力上昇Ⅱ』
 『騙し討ちⅣ』
 『白刃流しⅠ』
 『物理防御上昇Ⅱ』
 『渾身Ⅰ』
 『魔法攻撃力上昇Ⅴ』
 『物理攻撃上昇Ⅱ』
 『魔法防御上昇Ⅰ』
 『盗むⅡ』
 スキルコンプリート
 『炎の黄金証明、苦難の存在証明』
 『剣適性』
 『騎士剣術』
 『速力上昇』
 『移動力上昇』

 控えスロット
 『鍔目返しⅠ』
 『鷹の目Ⅱ』

生存するか否か

  • 生き残る(元は生き残る予定)
  • 生き残らない
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