※この作品はR-18です。

既知転生しましたが、憑依転生では無いようなので静かに暮らしたいと思います。   作:アルカミレス

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世界観の根底にあるゲームのシステム説明をしようと思ってたら魔が差した。
何書いてんだろうね。


システムのチュートリアル──失敗

「「ただいま」」

 

 地上に戻り、魔石の換金もせずに真っ先に帰宅した我等が二人。庭付き一戸建て、地上二階地下一階でリビングとキッチンが2箇所、トイレ2箇所、シャワー室、風呂場、部屋数が7、そして店舗区画とこの世界だとそこそこの大きさの我が家だ。

 

「装備の点検整備するから全部渡してくれ。ついでに、そのまま汗流してこい」

「はぁい……」

 

 ダンジョンでのミスを引きずったままの少女は気落ちしたまま返事を返してくる。真面目なのは良い事だが何時までも引き摺って欲しくない……。ダンジョン内で自分が言った言葉でこうなっているのだから追撃みたいな事になりそうで、これ以上は言えないと尻込みしてしまう。

 少女は身に着けて居たジャケットとブーツ、グローブ等を緩慢な動きで脱いでは此方へ放って来る。コレ、そこそこ値段が張る装備一式なのだが……。まぁ俺のクラフト品なので材料費だけの計算だと大分安いが。少なくとも少女の稼ぎでは数年金を貯めても届かないくらいだが、気付いて無い模様。

 そして、後ろ腰のホルスターに差していた魔銃を抜いて、コレは丁寧に手渡して来た。

 魔銃──魔導銃と呼ばれる武器群に属する射撃武器の一種。その形態、構造は様々で有るが共通して使用者の魔力を消費して弾頭を放つ物である。弾頭は金属製で魔力を炸薬の代わりとして放つ物、又は魔力そのものを圧縮して放つ物が有る。少女のコレは後者、それもかなり特殊な物に類する。ゲームで言うと専用装備に値する物で、少女以外には本領発揮が出来ない。

 そも、何故剣と魔法のファンタジー世界であるこの『深く深い闇の先で』にこの様な近代兵器みたいな武器が出来たのか?

 この世界は魔法が存在するし、誰もが大なり小なり魔力を保持している。しかし、魔力の大小以外にも魔法を使用する上で必要になるステータスが存在している。基本ステータスを並べるなら以下の通りになる。

 体力(HP)

 魔力(MP)

 技力(SP)

 物理攻撃力

 物理防御力

 魔法攻撃力

 魔法防御力

 速力

 運

 移動力

 以上10の基本ステータスが用意されている。

 レベルアップで移動力を抜いた此等の能力が0〜5の間でランダムに上り、その人間の生まれながらの資質により上がりやすいステータスは決まっている。そして、種族により此等の上限は基本的に決まっているのだがそれは後にしよう。

 魔法を覚えるなら魔法攻撃力がその覚えたいステータスに必要な数値まで届いている必要が有る、最低ランクの魔法なら魔法攻撃力が15有れば覚えられる。しかし、『深く深い闇の先で』におけるレベルアップ時のステータス上昇は先に述べた通りランダムであり、更に資質が向いてないならレベルが10上がっても魔法攻撃力が2くらいしか上がらない事もよくある。

 そして、その魔法攻撃力の上昇の低さに対して魔力の上昇が反比例する人達も存在するのだ。

 魔法を覚えるだけのステータスは無い、しかし魔力は有り余っている……そんな人達の為に生み出されたのが魔導銃なのだ。

 尤も、直接魔力を事象に変換する魔法に比べると魔導銃の攻撃力は低い。

 例えば魔法の代名詞ファイヤボールは必要な魔法攻撃力が25、それに対して威力が使用者の魔法攻撃力に15プラスしたダメージと炎属性が付く。消費する魔力は30で、最低保証される攻撃力が40になる。対して魔導銃、同じ魔力を30消費する火力帯だと攻撃力はおおよそ20辺りになる。そして、魔導銃の攻撃力は一定だ。

 魔法にはそれぞれダメージの上限が定められているが、ファイヤボールの上限で80、魔法攻撃力が65の人が使えば魔力消費30で圧倒的なダメージが出せるし、属性ダメージが乗れば最大2倍に届く。最低ランクの魔法は必要な魔法攻撃力が15、消費魔力は10、魔法攻撃力の補正は無いがダメージ上限は30になるので初心者から中級者まで世話になる事が多い。

 長々と魔導銃が魔法に威力で劣るという事を散々説明したが、魔導銃なりのメリットの話をするとしよう。

 魔導銃は武器であり、操作が簡単である。詰まる所、弱者の為の武器と定義されているが、誰でも簡単に扱える事の証左だ。確かに不慣れなら当てるのは難しいだろう、しかしそれは魔法も一緒で、魔法には特定のスキルが無い限り詠唱が必要になる。

 対して魔導銃は相手に銃口を向けて銃爪を引く、それだけで攻撃が出来る。更に、魔法と違い弾頭により物理攻撃と魔法攻撃を切り替えられるというメリットも有る。拳銃タイプなら物理弾頭型と魔力弾頭型の二種を携帯し、随時切り替える事で状況を有利に進める事も可能なのだ。

 更に言えば、魔法よりも精密攻撃に向く。詰まる所、属性ダメージが発生しない代わりに致命打──クリティカルを与える事が出来る。ゲーム時にはクリティカルが発生しても最終ダメージが2倍になる程度だったのだが、転生後は部位破壊や即死攻撃に繋がる事が多い。

 そして、少女が叩き出すクリティカルはヘッドショット──外皮を貫通出来るなら生物の最重要器官である脳を破壊する事が出来るのだ。

 そして、少女の専用装備である魔導銃──銘を『ロニセラ』と言うこの逸品は他の魔導銃とは一線を画する能力を持つ。消費魔力5で『消費魔力の2倍の魔法属性ダメージ』を与える。ダンジョン上層階のモンスターは基本的に魔法防御力が低く、ボスモンスターですら魔法防御力5という有り様だ。固定ダメージとはいえクリティカルが発生出来るなら、ボスですら脳を破壊されれば一撃で倒れるのだ。

 そして、此処からは一旦クラフトの話になる。

 武具のクラフトには複数種類が存在し、新しく作り出す『生産』、既存の物に手を加える『加工』、使い込んだ武器を改良する『強化』、一定まで強化した武器を進化させる『昇華』の4種だ。

 今回説明するのは『強化』に就いて。強化は武器を使用した際に溜まる『熟練度』によって解放され、素材を使用する事で基本性能を引き上げる事が出来る。武器により強化上限と強化幅は変わるが、専用武器はその上昇幅の高さが汎用武器に比べ圧倒的だ。

 『ロニセラ』の強化レベルは3、効果は最終ダメージにプラス6。これにより少女の出せるダメージは16であり、上層のモンスターなら基本的に一撃で倒せる火力になる。

 問題は現状強化に小型の魔石のみを必要とする為に順調に強化出来て居るが、強化素材に生産時の素材を求められた時に強化が覚束なくなる点。というのも、少女の『ロニセラ』生産時に使用したのは有名な魔法金属であるミスリルと、高位悪魔族の霊核と呼ばれる超高純度かつ高出力の魔石なのだ。

 ミスリルは今潜っているダンジョンでも30階層まで潜らないと基本的に出て来ない金属で有り、高位悪魔族の霊核に至っては50階層以降に出て来る悪魔系モンスターからのレアドロップになる。何方も現状少女を連れて潜るのは自殺行為にしかならず、敗北したら即レイプなこの世界でそんな目に合わせたくない。

 少女から預かった『ロニセラ』を軽く点検する。モンスターハウスでの酷使が響いたか、銃爪が少しヘタっていた。手早く分解して細かく見ていくと、内部に弾丸として放出した際に物質化した魔力のカスが溜まっている。魔力の通る回路も一部が熱を持ったのか、やや溶けている箇所が見つかった。コレは少し、気を入れて整備しないと不具合が心配だ。

 視線を上げると既に少女の姿は無く、少し離れた所から水音が聞こえてきた。どうやら入浴しているらしい。

 

「一言も無しとは、余程参ってるなアイツ」

 

 まぁ、俺自身の言葉でもダメージ入れてるのだが。それとも、本来ソロで20階層まで潜って鉱石を取りに行こうとした俺の邪魔をしてしまった事からの自責か。或いはその両方か。

 

「後で何かフォロー入れとくか……」

 

 一人そう溢して作業机に『ロニセラ』を置き整備に入る。

 銃把を分解して中心に据えられている深紫の球体『高位悪魔族の霊核』とそこから走る回路を見る。霊核と少女の魔力が励起することで魔力が増幅し、少ない消費魔力で攻撃力を引き上げる機構なのだが、どうやら上手く混ざり切らなかった魔力が物質化し、内部でカスとして溜まっていたようだ。霊核から放出される魔力を最適化するように回路を引き直し、制御する為に霊核を囲む魔法陣も少し書き換える。コレでより効率よく魔力が混ざるだろう。

 続いて、銃身に魔力を送る為の機関部の回路を調整する。モンスターハウスでの連続使用以上に、霊核から引き出された魔力が強かった事が焼き付きの理由なのだろう。少女の成長により武器の性能が追い付かないのはある意味では嬉しい悲鳴だ。

 銃爪のヘタリは部品の交換と共に少し軽くなるよう調整、コレで連射し易くなるだろう。銃身付近は特に異常は無かったが、伝達される魔力が増えた事から内部の魔法陣に手を加える。

 圧縮される魔力が多くなっても大丈夫なように、そしてより圧縮率を高めるように。

 そうして、内部の調整の為に魔石を消費しつつ整備を終え『ロニセラ』を組み上げる。細かい調整は少女が戻ってきた時にするとして、スキルの鑑定を掛けて状態を確認する。

 

 魔導銃『ロニセラ』+4

 魔法攻撃力/5+8

 消費魔力/5

 射程/50m

 特殊/『悪魔族バーラルの血族専用』『血族使用時魔法攻撃力が消費魔力✕2になる』

 

 何やら強化された。整備に魔石を使用したがどうやらソレが強化に繋がったらしい。熟練度が溜まるのが早すぎる気もするが今回のモンスターハウスでレベルアップする程に使い込んだ影響だろうか?

 

「……おわった?」

 

 弱々しい声が背後から掛けられた。振り返れば風呂上がりなのだろう、上気した肌の上に薄い大き目のシャツを着た少女が居た。

 作業部屋からは逆光になる為に、少女のボディラインがシャツから透けて見える。

 

「取り敢えず『ロニセラ』は先に終わらせたぞ、調整するから構えてみてくれ」

「わかった」

 

 俺の言葉に答え、此方に近付き『ロニセラ』を受け取り、腰にガンベルトを巻いて構える少女。少女の手の大きさからすると大振りな拳銃型である『ロニセラ』だが、魔力伝達効率と頑丈さそして圧倒的な軽さを誇るミスリル製である為に重さで振り回される事は無い。なお、少女の筋力から通常の鉄や鋼製だった場合そもそも持ち上げるのすら難しかったりする。

 両手、片手と構えホルスターから素早く抜く動作など一通り試した後に少女は『ロニセラ』を俺に渡してくる。

 

「ちょっと握りにくい」

「了解、どんな風に違和感が有る?」

「えっと……上がちょっと膨らんでる感じ」

 

 工具で銃把の側板を止める金具を調整する。上部の金具を軽く締めて、再び少女に返す。少女も受け取った直後に構えを一通り試し、俺に『ロニセラ』を返してきた。

 

「今度は下が薄い感じ」

「了解」

 

 そんな遣り取りを数度繰り返し、調整を重ねる。彼女の為の武器なのだから、一切の妥協は無い。

 少しの違和感からモンスターに負けるなど、ダンジョンの探索で許されて良いものではない。特に専属として付いているクラフターが居るのなら、尚更。

 ホルスターに『ロニセラ』を戻し、ガンベルトを外して纏めて返してくる。

 

「ん、コレなら大丈夫」

「おう、またコイツで暴れてくれ。整備前よりも強くなってるからな」

「そうなんだ……もう終わり?」

「いや、防具の方がコレからだ。ま、コイツ程に細かい調整は要らないから全体で2時間って所だな」

 

 少女の戦闘スタイルが射手である事から、防具には基本的にダメージが無い。今回は俺も一緒だった為に敵の接近を殆ど許さなかったし、軽い洗浄と解れの確認で終わるだろう。時間が取られるのは主に俺の装備の方だったりする。

 

「その……ね、今日ちょっとレベルアップしたから……」

「あー……成る程」

 

 少女の出自を語るなら悪魔と夢魔のハーフだ。なのだが、強靭な肉体と絶大な魔力を持つ悪魔族の血は魔力のみに現れ、身体能力は夢魔……どころかソレよりも低い。そして魔力の制御が上手くいかない状態になると夢魔の特性が顕著に現れる……ぶっちゃけると発情するのだ。

 この状態になるのはレベルアップをした日の夜、翌朝には制御出来る様になるのだが種族として夜にその力が最大になる故にかなり強い発情状態に陥る。

 

「一応確認する、レベルが15になったって言ってたが何レベル上がったんだ?」

「……3」

「嘘だろ」

 

 少女が1レベル上がる度にその夜は戦闘(意味深)に入るのだが、一度に3レベル分とか下手したら干物にされる可能性が出る。

 夢魔の血が濃いのかこの少女、物凄い名器である。単純に前世から今生、目の前の少女と出会うまで童貞だった自分がクソ雑魚と言われたら否定要素も無いのだが……心の傷を開きそうなので思考を止めよう。

 『ロニセラ』を渡したその日、初めてモンスターを倒せた感動から少女は只管に上層のモンスターを狩り続けレベルを5上げて帰ってきた。そしてその晩、俺は少女に捕食され童貞を失い少女の処女を貰うに至った。

 ゲームでは夢魔とのエロシーンに世話になったが、自分で経験した結果安易に犠牲にした男性キャラクター達に謝り倒したくなった。

 

「もうね、限界なの」

 

 そう言って少女はシャツの裾を上げる。下着を着けず、隠す物が無い秘処からは肉食獣が獲物を前に涎を垂らすかの様に止め処なく愛液が流れ落ちていた。

 

「待て、落ち着け話せば分かる」

 

 最早命乞いのソレではあった。しかし、情けなくともコレを防がねば己が死にかねない。レベルアップで発情する目の前の少女は、その情欲がレベルアップ毎に強くなっている。

 生命力と魔力をゴッソリ持っていかれ、別の意味でも昇天するなんて笑えないのだ。

 

「でも、キミのココはもう準備万端だよ?」

 

 言って少女が見詰める先は己の愚息。思考を逸らして気付かないフリを決めようとしたが痛みを伴う程の勃起をしている事実は変えられなかった。

 一応言い訳をするなら、夢魔の体臭や体液は強力な催淫効果を持っている。シャワー後だからまだマシで、コレでダンジョンから上がってそのままだったら俺の理性は焼き切れて猿になっていた可能性が高い。その場合、BAD END通り越してDEAD ENDだったろう。

 

「いや待て本当に待って」

「だからね、限界」

 

 夢魔のフェロモンで身体から力が抜け、まともに抵抗が出来ない。猫を思わせるしなやかな身の熟しでスルリと身を近付けた少女は、左手を愚息を納めるズボンのファスナーに伸ばし右腕を俺の首の後ろへ回し……深い接吻をして来た。

 味見をするかの様に唇を触れるか触れないかの塩梅で舌先で舐められ、筆舌にし難い感触が背筋を泡立たせる。思わず情けない声を上げてしまい、そうして開いた口の中へその舌の侵入を許してしまった。椅子に座る俺の上に跨る様にのしかかり、上から舌を伝い唾液を俺の口内へ流し込みながらその舌で俺の舌を、歯をねぶる。更に深く舌を突き入れ、舌同士を絡ませて少女の口内から贈られた唾液を嚥下させられる。どんどんと理性が薄くなり、下腹部の熱は際限無く上がっていく。

 何とか自由になる右手を動かし、少女に身を離させようと添えてとても柔らかい感触が右手に伝わる。どうやら理性は欲望の前に敗北したらしく、右手はその柔らかく形を変える乳房を堪能する事を選んだらしい。

 悩ましげな吐息を漏らした少女は視線だけ俺の右手に向け、嬉しそうな色を宿した瞳を俺に向け直した。猫のように縦に割れた瞳孔が捕食者のそれでしか無いが、理性を焼かれた俺の身体はその眼差しから次の快楽を期待してしまう。

 器用に少女の左手の指先でズボンのファスナーを下ろされ、勢い良く愚息が飛び出す。椅子の上である事を抜きにしても臍に届かんばかりに反り返った愚息の様子に、少女の喜色が更に濃くなる。余程己に興奮されたのが嬉しいのか、その礼とばかりに愚息を刺激し始める。

 下腹部に通った熱に反する様に、少女の掌は冷たかった。思わず腰が引けそうになるが、椅子の上かつ跨がられている為に逃げ場が無い。そのまま指先で形をなぞるようにカリを、裏筋を撫でられる。敏感な箇所故にその微かな筈の感触は強烈に快楽を伝え、思わず呻き声が漏れる。

 尤も、少女は接吻をやめておらず、声と言うより空気が漏れ出た音にしかなっていなかったが。少女は陰茎を握る様な挙動はせず、浮き出た血管をなぞったり亀頭を撫でたりと弱い接触を続けるばかりだ。この様な生殺しを続けられ、俺の欲望に染まった脳は只管に吐精を望み始めた。半ば無理に接吻を中断し、理性が焼け付いた脳は言葉を垂れ流す。

 

「くるしい、ださせて」

 

 まともに呂律が回ってない口は情けない懇願を吐き出す。俺の言葉に口が大きく孤を描いた少女は左手の中指と薬指の間で陰茎を挟み、尿道を下から上へ持ち上げるかのように刺激し始める。

 最初はゆっくり、少しずつ速くリズミカルな上下運動を繰り返す左手に、元から限界だった愚息が勢い良く射精した。白濁は少女のシャツに掛かり、その濃度からくる高い粘性で床に落ちる事も無く着替えたてのシャツに濃い雄の匂いを染みさせる。

 吐精を続ける愚息に蓋をする様に添えられた左手は、その掌に子種を溜めている。蓋をされる形で滴る己の白濁に汚れる陰茎から手を離し、そのまま口元へ運ぶ。

 まるで甘露でも味わうかのように、伸ばされた舌は俺が出した白濁を掬い取っていく。掌上の溜まりから、そこから溢れ腕を伝う物まで丁寧に、まるで見せ付けるかの様に。少女の目は俺の反応を見て嗤っているかの様な孤を描いたまま。上向きの顎の下、嚥下した喉が艶かしく動く。

 その動作一つ一つが情欲を刺激する。しかし悲しいかな、吐精したばかりの愚息は衰えていた。その様子に少女はクスクスと肩を震わせ小さく笑った後、シャツの裾を掴んで一気に脱ぎ捨てた。裾に引っ掛かったのか、俺の手からやや余るサイズの形の良い乳房が柔らかく揺れる。その先端、授乳の為の器官はピンと勃ち、少女の興奮を表すかの様だ。

 少女は左手を俺の肩に添え、膝立ちになる形で身体を俺に近寄せる、右手でその乳房を片方持ち上げ、先端を此方の口元へ含ませてきた。夢魔の汗腺から発される体液が、不思議な甘味となって口内を満たす。敢えて近い味を例えるなら、蜂蜜を混ぜたミルクだろうか?

 先端から母乳を出す準備は整っていない筈なのに、まるで授乳を受けている気分だった。そして、身体の変化は直ぐに現れた。萎えた己の愚息が再び、いや先程よりも硬度を増して怒張し始めた。夢魔の体液は高い催淫効果を有する、それを再認識させる。

 少女はそんな愚息に手を添わせ、己の秘処に宛てがう。目的の位置につけたその直後、余りにも自然に腰を落とした。瞬間、脳を焼き切らんばかりの情報が襲いかかる。魔羅全体を包む柔らかくも強く締め付ける膣壁は、幾千幾万の細やかな突起で嬲るかのような接触で、全体でうねり次々と刺激を送ってくる。

 歯を食い縛り、うめき声を上げることしか出来ない俺の姿を面白がった少女は、そのまま腰を動かし始める。最奥まで飲み込まれていた陰茎が抜ける一歩手前まで引き、再び最奥まで容れる。

 ただ腰を上下にするだけでなく、その角度を変える事で刺激の形態を変え此方の射精を促そうとしているようだ。少女の目からは猫が小動物を弄ぶかの様な嗜虐心が見て取れて、所詮己など哀れな餌でしかないのだとそう言っているようだった。

 抵抗する意思も持たず、身体は自然と快楽を求めて腰を動かす。少女の動きに合わせて腰を引き、突き入れる。少女は想定以上の刺激を受けたのか嬌声を上げ、その動きは激しさを増していく。俺は熱に浮かされたかのように少女の肌を吸い、その白磁の肌へ痕を残す。そして限界を迎えた俺は最後の理性で陰茎を抜こうと考え、身体は思考に反して強く少女の腰を押さえ込み膣内射精を選択した。

 射精と痙攣するかの様に跳ねる腰、少女も絶頂を迎えたのか膣内がより強く締め付け一滴も残さず搾り取ろうかと吸い上げる。

 首筋に小さく鋭い痛みと、何かが流出する感覚が走る。目を向ければ、少女が首筋に犬歯を突き立て溢れる血を舐め取っていた。女の夢魔が雄に稀に行うコレは、確かゲームテキストで求愛行為だった筈だ。何故、少女が俺にそれを行うのか。俺は彼女からそんな事をされる程に何かをした覚えは無い。

 そんな疑問を抱きながら、次に思い浮かんだのは――

 

「(ヤバい、防具の整備終わってない)」

 

 ――という、事後に相応しくない物だった。




主人公の俺とヒロインの少女に名前は要るかどうか考え中、アンケート機能とか使うべきなのだろうか?

主人公とヒロインに名前って要りますか?

  • 両方に要る。
  • 両方とも要らない。
  • 主人公のは要らない。
  • ヒロインのは要らない。
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