※この作品はR-18です。

既知転生しましたが、憑依転生では無いようなので静かに暮らしたいと思います。   作:アルカミレス

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タチアイベント継続中。


鍛冶師は励む。

 泣くエテルを思わず抱きしめて、必死に頭を撫でながら声をかける。声を聞いたらしい四葩やタチアが慌てて此方に走ってきて、俺とエテルの状況を見て頭を傾げる。ダリアには何か言う事もなく、この場の原因は俺だと断定しているっぽい。

 

「今度は何をやらかしたのじゃタタラ」

「いや、帰ってきてエテルにさっきの少女を紹介したら泣き出した……いや名前が原因か?」

「本当に何が有ったんじゃ……」

 

 四葩は額に手を当てて思わずといった風に溜息を吐いた、すぐに顔を上げてダリアへ向き直る。

 

「自己紹介が遅れたの、妾は虎熊四葩という。以後よしなに」

「ご丁寧に有り難う御座います。私は機巧乙女のダリア・ジュロンです。よろしくお願いします」

「おう、原因これか」

 

 ダリアの名乗りを聞いて四葩は原因が分かったらしい。俺と同じ苗字なのがダメなんだろうか?

 

「紹介が遅れた。私はタチアだ、見習い騎士をやっている」

「タチア様ですね。機巧乙女のダリア・ジュロンです。よろしくお願いします」

 

 手を差し出して握手を求めるタチアに、ダリアは手を握り返す。

 

「ふむ、髪と瞳の色がタタラ殿に似ているな。兄妹ですかな?」

「いえ、違います。ただ、戸籍を作る際に苗字を頂きました。マスターも私が兄妹に見えるとおっしゃっていたので採用させて頂きました」

「……なるほど、タタラ殿の悪癖が出たのだな」

「俺の悪癖ってなんだよ」

 

 俺のツッコミは無視され、タチアは溜息を吐いている。

 なんでここ、被害者の会みたいな雰囲気出てるんだ?

 

「とりあえずタタラよ、妾達はこのダリアと情報共有をする。その間にエテルを慰めるのじゃ」

「いや、いきなりだな」

「2時間でも3時間でも好きに時間を使え、何なら明日まで掛けても構わんのじゃ」

「いや構えよ」

 

 四葩が言っているのはつまりそういう事だろう、それを仲間から推奨されるのは少し辛い物がある。

 

「ねぇ、タタラはいや? わたしにあきちゃった?」

 

 そんな時に弱く服を掴んで来たエテルがそう言って来た。泣き腫らした目で、今も鼻を啜っている。綺麗な顔をぐちゃぐちゃにして、俺が離れて行く事を怖がっている。

 

「あぁ……ったく、今度は覗くなよ四葩っ!!」

「それを言ったら戦争じゃろうが!!」

 

 エテルをお姫様抱っこで持ち上げるついでに、四葩に釘を刺す。混ぜ返されたく無かっただろうが、状況を作られたのだからコレくらいは意趣返しをさせてもらう。

 そのまま部屋に連れ込み、扉には鍵を掛けるのを忘れない。

 

「タタラ、やだすてないで……」

 

 少し離れただけでエテルがコレになるのは本当に不安なのだろう、原因はよく分かってないが俺である事は確定。ダリアがジュロンを名乗る事に拒否反応を示すのは予想外に過ぎたが、思い直せば『先に名乗る』と主張していた……俺のやらかしってのはコレか。本当に馬鹿野郎だな俺は。

 

「捨てる筈無いだろ、むしろ俺がエテルに捨てられないかヒヤヒヤしてるんだぞ? お前相手にセックスしても全然耐えられないし、満足させられてるか不安だし、母子相姦プレイには耐えられないし……」

 

 いや、最後のは本当に無理だすまん。

 

「わたしはタタラがいてくれないとなにもできないもん、えっちだってタタラがわたしのからだがすきだからするだけだもん。ほかのひととかあいてしたくないし、タタラがわたしにあきたらいきてるかちないもん」

 

 物凄いマイナス思考に陥ってるな、エテルの美貌で捨てられる事は先ず無いだろうに何で俺にそれが出来ると思うんだよ。愛してないとずっといたいとか思えないし、結婚したいと思わないだろ。

 

「俺はエテルだから結婚を申し込んだし、エンゲージリンクも受け入れたんだぞ。何で俺がエテルに飽きるんだよ……なんで、そんな悲しい事を言うんだよ」

 

 涙が流れそうになってきた、そういえば前に泣き虫タタラとかエテルに言われたっけ? 本当に泣き虫だな俺は。

 

「エテルが俺を捨てるなら分かるよ、俺よりいい男なんて世の中にいっぱい居るし。俺じゃエテルに相応しくないって何時も思ってるし、独占したくて頑張ってるんだ。それがキモいとか思われたら辛いし……あの日、添い遂げる覚悟をしたのにエテルと離れたら俺だって死んじゃうよ……」

 

 俺の視界が滲んでぼやけていく、エテルと離れる想像をしただけでコレだ。本当、嫌われても仕方ない。エテルを力いっぱい抱きしめる、エテルも抱き返して来た。

 

「そんなにいうならちゃんとみせて……」

 

 そう言って頬に手を添えて来たエテルに導かれるように、唇を重ねた。

 触れるだけのキスから、舌を絡め合う深いものへと何時ものルーティンを重ねていく。我慢が出来ずに服の裾から手を入れ、エテルの乳房を揉む。変わらない柔らかさに手が沈むのを感じながら、その重量を持ち上げるように揉んでいく。少しずつエテルの息が荒くなっていき、舌使いが疎かになっている。

 勃起し始めた乳房の先端に有る乳首を撫でると、唐突な刺激にエテルが甘い悲鳴を上げた。

 一度顔を離してその姿を確認する。流石に運動着から着替えていたが、かつての装備を思わせるコーディネートだ。コレはコレで興奮するなと、そんな考えが浮かんた。

 

「その格好、前の装備に似せたのか?」

「うん、あのでざいんけっこうすきだったからにてるのさがしたの」

「やっぱり似合うな、その服」

「うん、ありがとう」

 

 蕩けた表情に、童女のようなあどけない笑顔が混ざる。

 

「エテルごめん、そろそろ我慢出来ない」

「うん、いいよ」

 

 俺の言葉でエテルはホットパンツを脱ぎ始める、肉付きの良い太腿に引っ掛かりながらなんとか脱ぐ。その下には以前買ったエテルの髪と同じ色の下着、やや透けている高級な素材のそれは以前頭の中で描いたものよりも何倍も似合っていた。

 

「それ、着けてくれてたんだな」

「うん、くんれんのときのかっこでタタラがえっちなめしてたからよるはえっちしてくれるかなって」

「本当、最高にえっちな奥さんだなエテルは」

 

 愛情表現として額にキスをしたら、不満そうな顔をされた。改めて唇にキスをすると可愛らしく笑ってくれる。俺のエテルは最高に愛おしい。

 下着越しにエテルの秘処に触れる、なめらかな下着の素材の奥から愛液が溢れているのが分かる。そのまま刺激を続けると、エテルは息を荒くし甘い声を出していった。

 服を捲れば、セットになっていたブラが顔を覗かせる。パッドを抜いているのだろう、硬く尖った先端が主張していた。悪戯心から布越しにその先端を舐める、もどかしい刺激からかエテルは身を捩った。

 そのまま刺激を続けていると、エテルが我慢出来なくなったのか下着を脱ごうとした。その姿に興奮が限界を迎えて押し倒した。

 ブラをたくし上げ、ショーツは脱がせるのがもどかしく片足の膝に引っ掛かっている。エテルの脚を閉じれないように腰を間に入れて、限界まで反り返った愚息を膣口に当てる。カウパー液と愛液で滑り上手く先端が嵌まらない、そんな刺激がもどかしくなったのかエテルが手を添えたことで入り口に嵌まる。

 グッと腰を進めて膣内に愚息を納めていく、狭い道を拓かれる感覚に快感が伴うのかエテルの背が弓なりに反る。肌がピッタリとくっつく時には、先端が壁に当たるような感覚がした。腕の中のエテルを見れば、腹部を嬉しそうに撫でている。

 

「エテル、動いていいか?」

「うん、タタラのすきにして……できたらめちゃくちゃにして?」

 

 子供のような口調でそんな事を言われ、理性に罅が入る。まだだ、まだ耐えろ。ただエテルに好きだとか愛してるとか言って腰を振るだけの獣になる時間では無い。

 ゆっくりと腰を引く、反り返った愚息がエテルの膣壁を削るように擦る。カリが入り口に差し掛かるまで引き、そこからまた突き入れる。抽出はゆっくりと、エテルの反応を確認しながら行っていく。エテルは抽出のたびに性感帯を刺激されているのか、甘く声を上げている。理性が持たなくなり、腰の動きが早くなる。

 エテルの声にスタッカートが掛かる、上から覆い被さり抱きすくめる。エテルは脚を腰に絡めて逃がさないと言わんばかりに縋り付く。やがて限界を感じて、腰を一番深く突き入れる。奥の壁を叩く様な感覚、エテルが一際高い声を上げて膣壁が蠢く。幾つもの感触に脳がオーバーフローを起こし、我慢が出来ずに射精した。

 エテルの脚で腰が深く固定されて、一番深い所を精子で満たしていく。腕の中のエテルは力が抜けてぐったりとしている、無理をさせてしまっただろうか。

 身体を離して様子を見ようとするが、ゆるゆるとエテルが首に腕を回してくる。離れたく無いと、いやいやと頭を小さく横に振って意思を示してくる。

 このままだとエテルを潰してしまいそうなので、体勢を変える。右手をベッドにつけ、左腕をエテルの背に回す。そのまま身を起こして対面座位に姿勢を変える。

 エテルの体重でより深く繋がると、エテルはか細い悲鳴を上げて縋り付いてくる。右腕を支えにして後ろに体重を掛ける格好で少し背を反らせ、エテルが寄りかかれるようにする。エテルは身を任せるままで、荒く息を吐いている。

 

「大丈夫か?」

 

 声を掛けると、緩慢な動きで頷く。訓練で体力切れなのだろうか、俺との諸々を共有してるはずなのに動きが鈍い。

 

「身体、何処か悪いのか?」

 

 エテルは首を横に振る。何故こんなに弱々しいのだろう、本当に体調不良じゃ無いのか?

 心配で悪い考えが次々に浮かんでくる、もしや夢魔特有の何かだろうか?

 

「だいじょうぶだよ、たたら」

 

 エテルはゆっくりと身体を動かそうとする、上手く力が入らないのか身体を浮かせようとして腕と脚に力を入れようとしているみたいだが震えるばかりで全然動けていない。

 腰に回していた腕に力を入れて、補助してやる。するとエテルはなんとか俺の首元に口を運んで、マーキングをして来た。

 

「あのね、わたしちからがつよくなってるみたいなの」

 

 それは、今の体調に関する事なのだろう。真剣に耳を傾ける。

 

「たたらがなかにはいったときにね、たたらのあたまのなかみたいなのがながれこんできたの」

 

 考えが伝わるとかそんな感じだろうか? 記憶の流入だった場合、前世の記憶も流れているかも知れない。

 

「ずっとね、たたらはわたしのことばっかりかんがえてるの」

 

 ……うん、不味いものを読まれてるかも知れない。

 

「けっこんしきのどれすのこととか、ふたりのこどものなまえとか。わたしがにんしんしたときのふあんだとか、よりそえるかとかそんなやさしいかんがえ」

「すみません口に出さないで下さいエテル様」

 

 何が前世の記憶だよ、もっと直近の不安ばっかりじゃねぇか!

 なにこれ、羞恥刑ですか? 上等だよ、並外れたダメージ入ってるよチクショウ。

 

「あとは、わたしにきらわれるんじゃないかなとか。みすてられないかなとか、えっちへただけどまんぞくしてくれてるかなとか」

 

 いっそ殺してくれよ。

 

「かわいいよ、たたら。わたしのことばっかりで、だいすきなのがわかるのすごくかわいい。だいすき、あいしてるよたたら」

 

 俺も愛してるよ。けどさ、直前の暴露のせいで口に出す気力が湧かないのよ。

 

「そつぎょうまでけっこんできないの、つらいよ。ほんとはすぐにこどももほしいよ」

 

 そう呟くエテルの頭をゆっくりと撫でる。身体の支えは背筋頼りだが、愛する女を支えられず何が男だ。

 

「たたらも、いっぱいがまんさせちゃってる」

 

 ……俺、我慢してたか?

 

「ほんとはきょうきてたうんどうぎとかぶるまでえっちしたかったり、たんさくようのふくでえっちしてみたいんだよね?」

「すまん、殺してくれ」

 

 性癖がバレてるのは死にたくなるんですけど。

 

「たたら、えっちのときにあんまりこのみいってくれないし」

「シチュエーション云々考えるよりもエテルとすぐ繋がりたくなるんだよ、何度抱いても飽きないどころか半ば中毒だからな?」

「あきられないようにどりょくするわたしにもかんしゃしてくださーい!」

 

 頬を子供のように膨らませるエテル、その頬を突くと空気が抜けて間抜けな音がする。

 

「俺だって不安でエテルに愛してるとか好きだって口にする努力してますが? 何時だって受け止めて貰えてるか不安なんですが?」

「むう、とらっちゃんとかちーちゃんをはべらせてふあんにさせるたたらにはいわれたくないでーす!」

「侍らせて無いが!? 俺はエテルが居るからって四葩からの告白断ってるからな!?」

「とらっちゃんなかせたらみいらにするからね?」

「どうしろと!?」

 

 子供の喧嘩だな、コレは。俺が彼是焦っているのに対して、エテルは遊んでいるつもりなのだろう。本当、俺は一生この子に勝てないんだろうな。

 

「わるいこのタタラは、わたしからおしおきです」

「もう勘弁してくれよ、俺が悪かったからさ……」

 

 追い詰められるだけの俺は、深く息を吐いて項垂れる。そんな俺の頭を包むように、ようやく力が戻ったらしいエテルは膝立ちで抱きしめてきた。

 

「わたしをいっしょうすきでいてください、わたしをあいしてください。わたしはあなただけしかあいせません、たくさんのなかのひとりになるとしても……わたしをいちばんにあいしてください」

 

 それは、切実な願いだった。確かに俺にとって一番のお仕置きだろう、最愛の人にこんな事を言わせたのだから。

 

「誓うよ、この指輪(エンゲージリンク)だけじゃ不安ならすぐに新しいのを作って贈るよ。エテル、愛してる。だから、俺の事を愛して下さい」

「あいします、ずっと……たとえしんでもあいしつづけるよ」

 

 その言葉とともに、キスを交わす。離れて目が合い笑い合う。俺もエテルも涙を流していて、それでも笑っていた。

 

「……ところでエテルさん、聞きたいのですが」

「なにかな、たたら?」

 

 首に腕を回したままのエテルが、腰の位置を確認しているのが分かる。マーキングの際に一度抜けた愚息の先端が、再びエテルに飲み込まれようとしている。

 

「感動的な話もしたので、続けるのはちょっと違いません?」

「おもいをかくにんしあったら、からだもかさねないと」

 

 それは夢魔の常識なのだろうか?

 しかもエテルが性魔術の制御を取り戻したらしく、俺の愚息はエテルを求めて最大仰角に至る程の怒張具合である。我ながらエグいサイズだなと、現実逃避した。

 そっとエテルの翼が俺を包む、隔離された二人だけの空間でエテルは慈愛に満ちた表情だ。

 

「たたらはえてるままとえっちはいやみたいだから、いもうとえてるになるね♪」

「ねぇ、本当何処でそういうネタ仕込んでくるの? 学園でならちょっと物理的な抗議も辞さないよ?」

 

 具体的に言うと封印している流体魔石燃料を学園の中心で起爆させる。永き歴史と共に忌まわしい知識を消してやる。

 

「えっとね、たたらのおとうさんのほんから」

「なにやってんだあのクソ親父」

 

 今迄生きてきて初めて父さんの事をクソ親父だと思った、母さんにあの世で折檻されとけ。

 

「おとこって、ぎりのいもうととかすきなんでしょ?」

「嫌いでは無いけど」

 

 ダリアも戸籍上は俺の義妹では有るが、別にこういうのを望んでない。エテルみたいな超絶爆乳美少女義妹とかエロゲーとかエロ漫画でしか見ねぇよ……ここエロゲー世界だったわ。

 

「だからね、いっぱいえっちしよおにーちゃん♪」

 

 母子相姦プレイは無理だが此方は全然イケたらしい。俺の愚息が性魔術抜きで最大レベルに勃起している。

 

「……エテル、覚悟しろよ。卒業前に妊娠しても知らないからな?」

「あれ、たたらめがこわ……ひゃん!?」

 

 腰を掴み、一気に降ろさせた。勢いよく最奥まで届いた愚息が壁を叩いた、エテルは俺の上に座り込み突然の衝撃に息が出来なくなっているようだ。

 

「タタラじゃなくて、お兄ちゃんだろエテル。ちゃんと呼べないならお仕置きするしかないな?」

「すご、のりのりだぁ。あだめ、いまうごくの……んん」

 

 俺の上に座り込んだエテルに対して腰を回すように動かして、膣内を掻き混ぜる。エテルの性感帯を刺激しているらしく、珍しいエテルのされるがままの姿が見れた。

 

「あーあ、お兄ちゃんに一方的にされるがままなんて……エテルはダメな義妹だな?」

「まって、おにーちゃん……ちゃんとするか……ぁん」

 

 腰を動かそうとするエテルを下から突き上げると、甘い声を上げる。息は荒く、腰を動かそうにも無理らしい。

 

「ダメダメだなエテル」

「ご、ごめんなさいおにーちゃん……」

「そんなエテルにはお仕置きだ」

 

 演技に無駄に力が入る、エテルも役に入り切っているのか普段の腰使いもなにも有ったものではない。

 そんな泣きそうなエテルの顔を上向かせて、唇を重ねる。舌を唇の間に割り込ませ、口内に侵入。前歯や歯茎を舌先で舐め、感触に驚いて口を開いたエテルの口の更に奥へ舌を伸ばし舌同士を絡め合う。

 されるがままのエテルの舌を引き出し、外気に触れさせながらその舌を嬲る。室内に湿った音が響く、エテルの口端から垂れた唾液が裸の胸を濡らしていく。

 俺の唾液が舌を伝い喉奥に入ったのか、エテルが咳き込んだ。

 何度も咳をして、漸く収まったエテルだったがハッとして俺の顔を見上げてくる。

 

「ちゃんと出来なかったね、エテル」

「ちがうの、おにーちゃん。まって、ちゃんと……ちゃんとやるから」

「だめ、お仕置き」

 

 そう言って一度エテルの膣内から愚息を引き抜く。エテルをベッドに横たわらせて、左脚を抱えさせる。俺の精液を溜め込んだ膣口が開かれて、中から溢れ出て来た。

 

「エテルのここ、俺の精液を沢山溜め込んで……本当にエロいなエテルは。他にも男を誘惑してるんじゃないか?」

「なんでそんなこというの……わたしおにーちゃんとしかえっちしてないのに」

 

 演技に熱が入っている、エテルは完全に義妹になりきっている。実際に他の男とエテルが関係を持っていたら俺は送り出すかも知れない、エテルが選ぶなら俺は──

 

「たたら」

 

 ふと、呼び掛けられる。役が抜けているエテルの声、子供っぽい発音はそのままだがそこに込められた感情は恐らくは怒り。

 

「わたし、もうたたらいがいのひととはどんなことがあってもえっちしないよ。だれかにそうされたらおかあさんみたいにじぶんでじぶんをころすから」

 

 強い意思を込めた声だ、そんな覚悟を俺はエテルにさせているのに俺は四葩やダリアに言い寄られ、断り切れていない。

 酷い裏切りだ。

 

「でもね、たたらはだめだよ。とらっちゃんとかちーちゃんがのぞんだならちゃんとえっちしてあげて」

「おい、なんでそれを推奨する」

 

 エテルは慈愛に満ちた笑顔を浮かべる。ねぇ、この状況で浮かべる表情じゃなくない?

 

「たたらはひとりじゃだめなの。ひとりじゃいきていられないし、だれかひとりがよりそうだけじゃたりないの。だからいっぱいかこまれなきゃだめ」

「前にも言ってたな、寂しん坊とか」

「だって、それがたたらのほんしつだもん」

 

 俺には分からない俺自身の事、エテルが理解している俺の本質。寂しがり屋で泣き虫、エテルがそう呼んだ俺の事。

 

「きっと、たたらのおとうさんとおかあさんがいきてるならだいじょうぶだったの。そしたらわたしがこどもをうむまでささえてくれるひとがいたの。けれど、いまはちがうの。だから、わたしいがいのだれかがいっしょによりそわないとだめなの」

 

 それは、どうなのだろうか。今なお両親の死を乗り越えられていない俺は、何処かで四葩達を必要としているのだろうか?

 

「たたら、さみしいならさみしいでいいんだよ。わたしはくるしいときにたたらがみたしてくれたから。でも、たたらはわたしひとりじゃみたせないの。だからね、とらっちゃんとちーちゃんをうけいれてあげて?」

「それでも!」

 

 エテルの言葉に過剰とも言える反応で言葉を返す。怒鳴り声は、むしろ殆ど掠れてしまっていた。

 

「それでも俺は、エテルを愛してるんだ! 誰よりも……だから、迷わせないでくれよ。お願いだから、エテルを裏切らせ無いでくれよ……」

 

 最後は嗚咽混じりの声だ。情けない、本当に泣き虫だ。

 誤魔化すように、広げられたエテルの膣口へ愚息を当て一息に突き入れる。

 

「なんで、エテルが俺を惑わせるんだよ!」

 

 抱えさせていた脚が閉じないように俺が抱えて、腰を動かす。

 先程迄は話せていたエテルが、悲鳴にも似た嬌声を上げる。

 

「愛してる人に浮気しろって言われて、俺はどうすればいいんだよ!」

 

 思わず逃げようとしたエテルの手を掴み、指を絡ませる。

 

「好きなんだ、誰よりも。愛してるんだよ……裏切らせ無いで、お願いだから」

 

 そんな弱音と共に、最奥へ精を放つ。息も絶え絶えなエテルの腰を引き寄せて、更に行為を続ける。うつ伏せ気味のエテルに上から覆い被さり、収まらない怒張を続ける愚息の抽出を始める。

 エテルは獣の鳴き声のような声を出して、俺の乱暴な好意を受け入れてくれている。その献身に嬉しさと、罪悪感が芽生える。

 

「ごめんエテル、お前の優しさは嬉しい。けれど、嫌だ。お前を裏切りたくない」

 

 そんな言葉を耳元で囁いて、腰を叩き付ける。重量に従い吊り下がる大きな乳房を下から持ち上げて、揉みしだく。エテルの甘い声を聞きながら、腰の動きを速める。

 

「エテル、ごめんな。優しさを無碍にして」

 

 射精の気配を感じたのか、エテルの腰が逃げようとする。それを片腕で引き寄せて、深く繋がるように腰を沈める。二人の間になにも入れさせないと、そんな意思を込めて。

 

「愛してるよエテル、誰よりも」

 

 その言葉と共に、エテルの膣内へ精を放つ。3度目だと言うのに、一番大量に精を放っているのが分かる。

 エテルは細かく身を震わせている、恐らく絶頂を迎えているのだと思う。声も出せない様子で、ただ俺の精を受け入れている。

 

 何をやっているんだろうな、俺は。愛している筈の相手を裏切るような事を繰り返して、何がしたいんだろう。

 

 エテルの膣内から愚息を抜く、エテルと自身の体液が混ざり合ったもので汚れている。

 エテルが疲れ切っている身体を動かして、俺の方へ身体を向けてきた。汚れた愚息に舌を這わせて、懸命に綺麗にしてくれている。そんな姿を見て、褒めるように頭を撫でた。

 愚息を綺麗にし、舐め取った液を嚥下したエテルを抱きしめる。乱暴な行為は後悔の念を抱かせる、意味も無い謝罪の形として抱きしめその頭を撫でる。

 俺とエテル、何方に対する慰めるなのか分からない。最低だな俺は。

 

「タタラ、ごめんね」

 

 エテルが言葉を紡ぐ、平常時の発音だった。

 

「タタラが私を愛してくれてるの、ちゃんと分かったよ。誰よりも愛してるって、普段から言ってくれてるのに不安になっちゃってごめん」

「……いいよ、俺が不安にさせる事ばっかりしてるのがダメなんだ」

 

 俺の胸に顔を埋めたエテルは謝罪を口にしてくれたが、エテルが悪い訳じゃない。エテルにそんな気を使わせた俺が悪いんだ。

 

「勘違いして欲しくないんだけどね、本当は私もタタラを独占したいんだよ?」

「……そうなのか?」

「当たり前だよ、誰が好きこのんで最愛の人を共有したがるの」

 

 あの、矛盾してるように感じるんですが?

 

「私、コレでも独占欲が強いの。本当はタタラと四六時中イチャイチャしたいし、なんならお休みの日はずっとエッチしてたいの」

「流石にずっとエロはやめようぜ?」

 

 多分、俺が死ぬ。

 

「子供も欲しいけど、タタラを子供に奪われるんじゃないかなって不安になるの。子供を産んだ相手を女に見れなくなるって話を聞いて、絶望したことも有るの」

「いや、お前を女に見れなくなるのは無理だと思う」

 

 夢魔の力が強過ぎるから無理だと思う、いや本当に。

 

「それでも私は、タタラが必要なら私以外の相手を作っても納得出来るの」

「いや、納得するなよ。俺はお前が他の男と浮気したら耐えられないからな」

「そこは大丈夫、私は自分に『タタラ以外を受け入れたら死ぬ』って呪いを掛けるから」

「本気でやめてくれ」

 

 お前が死んだら俺だって耐えられない……それ以前に指輪(エンゲージリンク)の影響で一緒に死ねるか。なら大丈夫だな。

 

「勘違いしてたら困るけど、私の全てをタタラに譲渡するからタタラは一緒じゃないよ」

「何その絶望」

 

 考えを潰された、なんでそんな酷い事をするんだ。

 

「私は私の全てをタタラに捧げて死ねるけど、タタラは私の為に死んじゃダメ」

「流石に残酷過ぎないか?」

「残酷じゃないよ、私はタタラに助けられたんだから当然です」

「俺も普段から助けられてるが」

「人生を変えるような助けはしてないもん」

 

 そんな事がポンポン起こってたまるか。

 

「エテルは俺に生き地獄を味わえと?」

「先に『俺が死んだら財産全部やる』って言って私の心を傷付けたのはタタラですけど?」

「そういえばその時から後追いするとか言ってたな」

 

 その後、互いに死ねないとか言ってたのに一方的に裏切られた気分だよ。情緒がぐちゃぐちゃだ。

 

「タタラには私を覚えてて欲しいけど、記憶も持ってっちゃった方が良いかな?」

「良くねぇよ」

 

 思い付きで俺の心を壊そうとすんなマジで。

 

「もし今言ったどれもが嫌なら、トラッちゃんとチーちゃんにキチンと向き合って」

「向き合うもなにも、お前が……」

「私を言い訳にしないで」

 

 俺は、エテルを言い訳にしているのか?

 エテルと結ばれたから他の想いを断つのは間違っているのか?

 違うだろ、俺はエテルだから永遠を誓ったんだ。

 

「言い訳なんかじゃない、俺はエテルだから好きになって結婚してもいいって思えたんだ。それを否定しないでくれ、エテルへの想いだけは……それだけは否定しないでくれ」

「……ごめん、今のは間違えたよ」

「うん、分かってくれたならいいよ」

 

 今、向き合っている問題はこの世界と俺の中の貞操概念のすれ違いだろう。俺は一夫一妻の理念が根本に有って、この国も一夫一妻を掲げているから問題は無かった。しかし、この世界は根本的に厳しい。簡単に国を滅ぼす存在が居て、いつ日常が終わるかも分からない。

 だからこそ、愛を交わす事に寛容なのだろう。情を通じ合わせる事を推奨するのだろう。エロゲー世界だから、では無いのだ。

 この世界はいつ命を失うか分からないから、何かしらの証を求めてしまうのだ。

 

「……エテルは、四葩かタチアが明日死んでしまうのが怖いんだよな?」

「うん、そうだよ」

「だからこそ、彼奴等の恋を叶えてやりたいのか?」

「……うん、それも有る」

「俺が大切だと感じた相手に幸せになって欲しいと思ってる」

「うん」

「その為なら、俺を……エテルが愛してる俺を共有してもいいのか」

「……辛いけどね」

「辛いならやめろよ、そんな自己犠牲」

「やめないよ、だって……」

 

 エテルは真っ直ぐ俺の目を見て言った。

 

「だってタタラが私を一番愛してるのが分かってるから」

 

 誰にも負けない自負が、自信が有るのだろう。本当、なんで女性はこういうところで強さを見せるのか。

 

「……もしかしたら、四葩やタチアを泣かせるかも知れないぞ。俺は不器用だから」

「私はその不器用さに助けられて、トラッちゃん達もそう。それに、泣くのは何も悲しいからだけじゃないよ」

 

 少しドヤ顔気味に言うエテルに、苦笑いが溢れる。沢山泣いてきた彼女だから妙な説得力が有る。

 

「……分かった、俺の負けだ。四葩達とも話してみるよ」

「ちゃんと受け止めてね?」

「彼奴等と俺の希望が沿うならな」

「例えば?」

「エテルじゃなくて自分を一番に見てって言われたら流石に無理だ……彼奴等はそんな人格じゃないのは分かるけどな」

 

 これだけは絶対に譲れない一線だ。四葩は箱推し鬼だし、タチアは正直まだ愛とか恋を理解する情緒が育って無さそうだが。

 

「で、話は此処で一旦最初に戻すね?」

 

 ……最初の話?

 

「なんで私より先にダリアにジュロンの姓をあげちゃったの?」

 

 やめろ、いきなり泣きそうになるな。エテルを捨てる気なんて無いっての。

 なんとか永住権の早期取得の為には住民と内縁関係を作るのが手っ取り早い事を説明し、関係を義妹にした事を納得して貰えた。

 そこでエテルが義妹プレイに興奮した事に気が付くが、ダリアでは胸部が足りないと真顔で言ったら頬を抓られた。

 散々行為に励んだ為に、身体全体が獣臭く二人で風呂に入る事にした。ついでに一戦交えてしまった……浴場で欲情する遺伝子が強過ぎる。

 身体を清めて、リビングに入る。尚、エテルとの諸々は3時間掛かっていた。四葩、なんで分かったの?

 コレからダリアについて話し合いを始めようとして、ダリアが挙手して発言権を求めた。取り敢えず聞いてみる。

 

「マスター、私も呼称をお兄ちゃんと改めるべきですか?」

 

 インベントリの中にロープって入ってたかな、ちょっと首吊ろう。




【好きな魔導具発表ダリア】
「機巧乙女のダリア・ジュロンが、好きな魔導具を発表します。今回はこれ」

魔導加速式杭打機『オウトエイズル』

「鬼才タタラ・ジュロンが作り上げた史上最高にして最悪の近接兵装、まさに機巧乙女の為に生まれてきたと呼べる欠陥機にして問題児。一撃を放つ為に中型の魔石を一つ使い切る欠食児童。しかし、その一撃はまさに最強。確実に致命打を与えられる人間が『貫通』を発動させたのなら『卵』で強化された私ですら回復する間もなく絶命させる……まさに浪漫の塊です。名前の由来は古代語で『古い』と『鉄』、まるで無用の長物や前時代の遺物と言わんばかりの名前です。製作者曰く『分かるやつには分かる名前』との事、果たして『古い鉄』と杭打機にどのような関連性が? 疑問は尽きません。私ダリアが初めてマスターから貰い受けた魔導兵器であり、私が使うと威力は2倍で消費は1/10と低燃費化。コレは物理攻撃が理論上最高になりそれ以上は意味がない為、威力上昇に割く分をエネルギー軽減に割り振った影響になります。更に、我が手にかかれば備えられた『貫通』のランクをⅤに上げて確定で相手の物理防御を無視できます。どのような敵も一撃で粉砕する我が最強の札、そしてマスターと私の覇道を飾る最初の武器。それが私の好きな魔導具です」

この小説は……

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