既知転生しましたが、憑依転生では無いようなので静かに暮らしたいと思います。 作:アルカミレス
大変遅くなりました。
「んっ!? た、タタラ……ちょっと強引だよ」
「一緒に風呂入ってる現状はエテルが強引に作ったんだけど?」
挿した肉棒を歓待し、膣壁の襞で擽ってくるエテルの膣内を味わう。俺を全て受け入れる深さはあるが、初手からそれをすると俺の方が耐えられないので半分程挿して慣らす。ただ、頭の中は今すぐ腰を動かしてこの快楽を肉棒全体で味わいたいと考えてしまっている。
身長差から屈み気味の姿勢だ、脚を伸ばすとエテルが浮き上がり負担をかけてしまうので基本この姿勢なのだが今日はそのまま身を起こして俺の腹にエテルを座らせるような体位を取らせる。
「んっ! だめ、タタラ! ふかい! これふかい!!」
どうも身体の準備が整ったらしいエテルの口調が子供っぽくなった。エテルにあまり負担が掛からない様に、腹に手を添える。身体をピッタリと合わせて、エテルの背中を俺の身体で支える様にして腰を動かす、あまり大きく動けず抽出は小刻みに行われる。かなり特殊な体位だが、あまり動けずエテルを気持ち良くさせている気がしない。エテル自身も動ける様にしないと彼女も辛いだろう、なので浴槽の縁に座る。イマイチ安定性に欠けるが、マットを敷かない床の上でエテルに膝をつかせるよりマシだろう。
「ほら、エテル。コレなら動けるだろ?」
俺の言葉に特に返事をする事なく、エテルは腰を振り始める。俺はそのまま背後からエテルの胸を揉み、勃ち上がった先端を弄ぶ。キスしたい欲が湧くが、エテルは今自分が気持ち良くなる為に懸命に動いている。それは邪魔をしてはいけない、故に俺はエテルのうなじを舐める。その感触でエテルの身体を大きく震わせた。
「んっ、タタラくすぐったい」
そう言いながら身を捩るが、逃げようとはしていない。首筋を舐められるのは、エテルにとって気持ちいいことなのだろう。膣壁の動きがうなじを舐めた時から活発になっている。
「でもエテルはここ舐められるの好きみたいだな、
「んん、いわないで」
声の俺の指摘に、更に膣内がうねる。エテルの腰使いも速くなり、俺も限界を迎える。
「くっ、出る!」
エテルが腰を下ろすタイミングに合わせて突き上げ、一番深い所へ射精する。腰に回した手に力を込めて、エテルの腰が離れない様に押さえる。
エテルの身体が大きく震え、俺の吐き出す精子を全て飲み込んでいく。何処か満足したような声をこぼし、俺の身体に倒れ込んでくる。
「……悪い、最初の体勢辛かったよな」
「んー……たたらがいっしょうけんめいわたしのためにかんがえてくれてたから、こんかいはみのがしてあげるね」
俺の言葉にそんな風に返すエテルを、ギュッと抱き締める。
「悪いエテル、ちょっと足りてない」
「んふふ……たたらのえっち」
なんというか、本当にすまん。
一度、エテルの膣内から肉棒を引き抜く。栓を外され、エテルの膣口から俺の出した精液が溢れ出す。流れ出るそれを見てエテルが悲しそうな声を漏らした。
「やぁ……たたら、いっちゃやだぁ」
「……
エテルの言葉に思わず反応する、よりにもよって出したものを俺と呼ぶのはなんなのか。グズるエテルをバスチェアに一旦座らせて、何時ものマットを運び入れる。
エテルは流れ出た精液を手にとって、悲しそうに眺めている。
「たたらのあかちゃん……」
「いや、確かに素ではあるけどさ」
エテルのこういう所が偶に分からなくなる。もしかして、出したそれに何かしら意志が宿ってて夢魔には感じ取れるのだろうか?
いや、流石にそれは怖いから無いと思いたい。
「今日はもうやめておくか?」
「やぁ!」
意思確認したら子供みたいに嫌がった、2回戦確定だが正直まだ俺が満足してないので助かる。
エテルをバスチェアからマットの上に座らせて、そっと肩を押して寝かせる。先程は出来なかったキスをここでしようと顔を近付けると、エテルも目を閉じて受け入れる姿勢を見せた。
腕を支えにエテルへ体重を掛けないよう気を付けつつ、覆い被さるように唇を重ねる。互いに舌を伸ばし絡め合い、体液を交換し合う。相も変わらず、エテルと言うか夢魔の体液の効果は凄まじい。媚薬としての効果が強く、身体がエテルを求めて仕方ない……コレは元からか。
唇から一旦離れ顎筋、首筋、鎖骨と下へ向かって唇を降らせ舌を這わせていく。跡は付けない、以前つけて欲しいと頼まれた事は有るのだがエテルの綺麗な白い肌をそうやって汚すのはなんか忌避感がある。そう答えたら不満そうではあったが納得してくれた……尤も、一度悪ふざけで手の甲に跡をつけた事が有りその時の反応は大分可愛らしかった。恥ずかしさで手袋を着けて誤魔化すようにしていたが、誰かに聞かれる度にビクッと反応するのだ。大体の奴が察してたなアレ。
顔を下に下にと進めていると、エテルが両腕を組む。その動きでまるで乳房が差し出されるように盛り上がり、俺はその先端に舌を這わせる。
固く勃起した乳首を舌で転がすたびにエテルから甘い声が漏れる、唇で甘噛し吸ってやれば背を反らす程の反応を見せる。
そんな反応に耐えられなくなり、身体を起こして固く勃起した肉棒をエテルの膣口に当てそのまま挿入する。胸を寄せる為に組まれていたエテルの腕を掴んで支えにして、腰を動かす。抽出に合わせてエテルも腰を動かし、俺の肉棒の動きで自らの快感を覚える箇所に擦らせる。柔らかい繊毛が亀頭やカリと言った皮の薄い敏感な箇所を擽り、射精を促してくる。身体を倒し、エテルに覆い被さる。そのまま唇を合わせて舌を絡ませる。
エテルの腕が背に回り、足が腰へ絡まる。逃さないと捕まえられた直後、エテルの膣内が大きくうねり俺は射精した。
腰に足が絡まっている為にピッタリとくっついたままで、一番奥に俺の精液は流し込まれている。俺からの意思を受けているのか、エテルはぐったりとして荒く息を吐いている。
なんとなく労いたくなって、エテルの腰に腕を回して起き上がる勢いで胸にもたれ掛からせる。そのままゆっくりと丁寧に頭を撫でる。
「お疲れ様、気持ちよかったぞエテル」
俺がそう言葉を掛けると、エテルは弱々しく頷いた。最近は俺の思考や意思を受け取ってしまう関係か、エテルにはスタミナが無い。いや、俺も大分早い方なので回数勝負みたいにしているがエテルが底無しなので足りないと以前は自ら動いていたのだ。この変わりように戸惑いも少しある。
「ねぇ、たたら」
「どうした、エテル」
「ちゅーしたい」
「ああ、いいよ」
語彙まで子供になっているエテルの可愛らしいおねだりに、俺は笑って了承する。俺の答えに顔を明るくさせたエテルは、俺の首に腕を回して顔を近付けてくる。そのまま唇を合わせて10秒、ただ触れるだけのキスをして離れるエテル。そんな彼女と顔を合わせて、笑い合う。笑い合ったのは良いのだ、が。
「あの、エテルさん?」
「?」
「何故続けようとしてるのでしょうか?」
「まだたりないから?」
何時ぞやと同じように、キスする為に膝立ちになって一度抜けた愚息に膣口を自ら当てて挿入する為の角度を確認している。
まだ足りないですか、そうですか。
諦念に囚われている間に、エテルは位置取りが上手くいったらしく腰を落として合体を完了させていた。
そこで気付いたのだが、エテルの角が伸びている。本能全開といった様子で、目が赤く輝いている。
「エテル、ちょっとごめん」
一言謝ってから、眼前に伸びていた角にキスをする。何となく普段隠れている箇所だからかこうしたくなるのだ。
エテルは一瞬キョトンとしてから、理解が追い付いたのか満面の笑みを浮かべてくる。エテルは角や翼などの俺が持たない部位にキスをされる事を好んでいるフシが有る、なのでこういったタイミングが有ったらやってあげたいのだ。
エテルが俺の頬に両手を添えてくる、そのまま目を合わせたら瞳を通して強力な催眠が飛んで来た。お前、マジかよ。
「これからタタラは私の赤ちゃんだから、ママに全部任せて」
急激に身体から力が抜ける、身を起こして居られずマットへ横になってしまった。まだ意識がはっきりしているので必死に催眠に抵抗しようとするが、身体は全く動かずだんだんと意識が薄くなっていく。やがて意識に霞が掛かり、俺はエテルに捕食された。
「ヒドい目に遭った……」
エテルの赤ちゃんにされてから1時間程、エテルが満足したのか催眠は解かれて身体に自由が戻った。互いに身体を洗い合ってから湯船に浸かり、睦言を交わした後に別れて俺は縁側で涼んでいる。
空を見上げれば赤い満月、エテルの暴走はコレが原因か。
とは言え、赤い月女神様を恨む気にはならない。結局、俺もエテルと肌を重ねる事が嫌いでは無いのだから。
「そう言えば、青い月女神様のは作ったんだよな……」
以前、青い満月を見上げて神像を作った事を思い出す。そちらは気付いたら無くなっていたが、やはり姉妹神なのだから此方も作らねば無作法というもの。インベントリからミスリルインゴットを一つ取り出して、月を見上げた後に目を閉じてイメージを補強する。
『クラフト』スキルを使用して、ミスリルインゴットを変形させる。感覚が完了を伝えて来た時に目を開くと、神像が出来上がっていた。開花した花が植えられた植木鉢を掲げ、しゃがみ込んで大輪の花を思わせる笑顔の女性……豊穣神と言うか農耕神じゃねぇかなコレ。いや、服装が麦わら帽子にオーバーオール、袖の長いアームウォーマーと長靴装備は流石に豊穣神にしても方向性が迷子だろうと思うのだが。
なんというか、やはり大元の神像を見ないと不敬にしか思えない物が出来上がるな……謝罪も兼ねて祈っておこう。
ただ、祈りを捧げた瞬間から目の前で物凄い喧嘩が起こったかのような気配が有った。何事かと思い目を開けると、
もしかして、取り合いでも起きたのだろうか?
いや、誰が取り合うのだろうかって話だ。ため息を吐いて再度祈る、豊穣神に願うのは間違っているかも知れないがエテルの健康についてだ。最近、力が強くなって俺の思考や感情が流れ込むようになったから消耗していると言っていた。しかし、何か違う気がする。エテルのアレは、もっと大きな身体の変化ではないだろうか?
以前四葩が妊娠を疑った時、エテルは最初否定せずに腹部の変化はまだだと言っていた。四葩も『鑑定』で妊娠していないと判定していたが、夢魔にしか感知できない感覚で妊娠では無いが受精したのが分かったとしたら?
「……不安、だな」
大切な相手との子供は楽しみだ。しかし、せめて見習い騎士達の火遊びが終わってからでないと不安に過ぎる。
故に神へ祈る、もしもエテルが妊娠していたのなら無事に出産が叶うようにと。コレからの困難を乗り越えられるように、真摯に祈る。
「愛した女の身体に対して神頼みとか、情けないな俺」
内に有る不安の払拭の為に神頼み、現代医学の医療器具を作ろうにも前提知識が無ければ作れない。そもそも前世でそんなものが必要になる人生を送っていなかったのだ、経験値が足りなすぎる。
なんだ、化け物とか異常とか言われていても俺なんてちっぽけな存在じゃないか。好きな女の事で右往左往して不安に陥りどツボに嵌まる……本当、小さな存在だ。
そんな事を考えていたら、背後に気配を感じる。振り返れば、雛菊さんが立っていた。
「寝ないのですかな、タタラ殿?」
そう聞いてくるが、おそらく俺が寝れない事を分かっているのだろう。その手には2つのカップを持っていた。
「眠れないんですよ、なんか不安になってしまって」
「ふむ、その悩み……エテル殿についてですか?」
俺の横に座りそう聞いてきた雛菊さん、差し出された片方のカップを受け取る。
やはり、察せられてしまうか。
「ええ、最近エテルの調子が悪いみたいなんですよ」
「そうなのですね、付き合いが短いゆえに私にはいまいち分かりませぬが……」
まぁ、調子が悪いってのが夜の事なので理解されても困ってしまうのだが。
「タタラ殿は心よりエテル殿を大切にしているのは、横から見ていても分かります。そこに四葩お嬢様も参加なされているのはその、なんというか……」
「まぁ、そうですよね」
自覚はしているよ、俺もこの歪な関係で良かったのか今でも悩んでる。
それでも、2人が納得してくれるなら俺も受け入れる。
「私から見て、エテル殿は心からタタラ殿を愛しています。四葩お嬢様もまたしかり、私には歪に見えていても貴方達はそれが正しい在り方なのでしょう」
「……でも、歪なんでしょう?」
「私から見れば、ですよ。多分、駄狐……それとダリア殿は違います」
それは、どういう事だろうか。
「駄狐は四葩お嬢様しか故郷に友人がいなかった……いや、友人どころか会話をする者も居なかった」
「それは、確かに変な事を言いますけど……彼奴は心遣い上手いですよ?」
「……それは、タタラ殿が特別に駄狐から好かれているからでしょう」
いや、雛菊さんも大分彼奴に好かれているでしょうよ。でなけりゃ彼奴が態々旅に付いてきて助けるか?
「あの駄狐を一言で表すならば天才です、本来は習得に20年は掛かると言われた術をわずか3年で全て修めました」
次期頭領なんて言われて実力も分かっているつもりだったが、想像以上に駄狐の才能がヤバそうだ。多分だが、師に当たる人物から技術を教わる前から自分で出来ていたのだろうと思う。3年ってのは多分、身体の成長を待ってただけだ。
「そんな奴ですからね、郷では『神童』等と呼ばれ持て囃されていました。暫くしてから言動がああなり、自由奔放天真爛漫天衣無縫……やがて誰もが持て余し実力を加味しても次期頭領に相応しくないと言われてその座を剥奪されました」
「……なるほど」
駄狐が何故俺から『駄狐』と呼ばれたがるのか、何となく分かった。他人に期待して欲しくない、誰かの思いを背負いたくないのだ。だから役立たずの『駄狐』で居たがるのだろう。その癖、自分自身が好んだ相手は支えたがる……本当に根がいい奴だな。
「そして、そんな駄狐を色眼鏡で見ずに手を伸ばして普通の女として扱うタタラ殿を好んだのでしょう。そんなタタラ殿が選んだエテル殿との仲、そして四葩お嬢様の関係を認めているのです。エテル殿や四葩お嬢様では無く、タタラ殿を中心と据えたからこそ歪であろうともその関係を好んでいる」
色眼鏡を通さずに駄狐を見る事、俺は同郷では無い故に自然とやっているが同郷の者達は違ったのだろう。あの美貌に才能を持ち、唯一人の女性では無く有用な道具として見られ続けたが故に『駄狐』になりたがった。それだけでも無さそうだが。
「ダリア殿も同じでしょう。生命を救われたからこそ、貴方の選択に肯定的です。おそらく、貴方への依存はエテル殿以上です」
「生命を救った程度で、そんな風になってほしく無かったな」
思わず本音がこぼれる。そんな俺の言葉に対して、雛菊さんは真剣な顔で言葉を向けて来た。
「タタラ殿、貴方は生命の価値を高く思っている。それなのに、何故助けたという行動に価値を感じないのだろうか?」
「そんなの、自分が助けられる所にいて助けられる手段を持っていたのなら当然の行動だからだ」
それに、あの場には手段の有る無しに関わらず生かそうと足掻いているお医者様達も居た。俺の答えに、雛菊さんはため息を一つ。
「タタラ殿、貴方は間違えている」
「……人を助ける事が間違いなのか?」
「いいえ、助けられる手段が有ろうと無かろうと人に手を伸ばせる者は稀なのですよ」
「……そうか? あの病院の人達は救うために足掻いていたぞ?」
「お医者様はそれが仕事です。貴方は少し、人の善性を学び直した方がいい」
そう言って雛菊さんは立ち上がる、気付けば俺もカップの中身を飲み終えていた。
「エテル殿の身体については、おそらく力の増大の理由を探る方がよろしいかと思います」
「増大の理由……」
「何時からなのかは分かりません。しかし、エテル殿の力が増す切っ掛けは何処かに有るはずです」
力が強くなる切っ掛け、何かしらの理由か。
「そして、私見ですが……エテル殿には新たな生命が宿っている」
「……根拠は、何ですか?」
「私達天狗は、人の内に流れる氣を読み取る事に長けています。そしてエテル殿の腹部……子宮辺りに氣が集まっているのが見えました」
「それが、妊娠の予兆ですか?」
「生憎、郷で私は妊婦を見たことが無いので確証は有りません。しかし、生命が宿る場所に氣が集まる理由を考えるとそれしか有りません」
雛菊さんは真剣な表情で俺を見る。俺は、その視線の強さが怖くなるが目を逸らす事だけはしたくなかった。
そんな俺の様子に、雛菊はフッと表情を和らげる。
「タタラ殿、私は四葩お嬢様の護衛として此処に居ます。それ故に最優先は四葩お嬢様ですが、エテル殿も力の限り守る事を誓います」
その言葉に俺は驚く、真面目なこの人がそんな事を言うとは……何か最近は飯食ってる印象しか無いけれど。
「四葩お嬢様が大切にしているご友人であり、想い人の伴侶なのです。十分私が護る対象に入ります」
そう言い残し、雛菊さんは一礼をして去っていった。
エテルの妊娠の可能性、俺も考えていた事だ。
出来れば確証が欲しいから今度一度検査を受けさせるべきか?
まだ初期症状も何も無いが、エテルは夢魔だ。俺の常識や先入観で見ては失敗しかねない。
前世では出産はおろか、そもそも童貞だったからこの手の経験が全く無い。未知への不安と恐怖は異世界でも変わらないな。
自室に入るとベッドには誰も居らず、そのまま静かに眠りにつけた。起きるのは何時もより2時間早い予定で、目覚ましもそれに合わせて設定した。眠りにつく直前、頬を抓られる感覚がした気がした。
夢の中で青い髪の女性と赤い髪の女性が何やら掌大の大きさをした何かについて口喧嘩しているらしく、どうも互いに持ってるそれを譲れと喧嘩しているようだ。
手に持ってるの、俺が作った不敬な神像みたいに見えるのだが気の所為だろうか?
暫く眺めていると、青い方の女性が俺に気付いたらしい。パッと明るい顔をして、俺に駆け寄ろうとしたのを赤い方の女性に背後からタックルを食らって止められる。その後は振り払おうとする青と、行かせまいとする赤で攻防が続く。やがて俺の意識が遠くなり、目が覚めた。
「……何だったんだ、今の?」
何となく、青い月女神様と赤い月女神様に似ていた気がしたがどうだろうか?
取りあえず、今の心に残る強いイメージをインベントリから取り出したミスリルインゴットに投影する。しかし、前に作った不敬な神像が一つずつ作れただけで何も変わらなかった。結局俺の不敬が積み重なっただけで、取りあえず窓から外に向けて青と赤の月女神様へ向けて祈りを捧げる。何となく頬を突かれ、額を押される感覚がして目を開くと不敬な神像が消えていた。コレも最近多いな、誰が持ち出しているのだろうか?
朝食の下準備だけして、店舗区画へ向かう。シャッターの設置は早いほうがいい、作業時間は1時間は掛かるだろうし。
先ずは外に出て庇の下と外壁の入隅近くをそれぞれクラフトして、ガイドレールを設置できるスペースを作り埋め込む。少し余裕の有る大きさで作った為に遊びが有ったが、クラフトでピッタリに合わせる。『浮身石』を装備して庇の下まで浮き上がり、シャッターを通す為のまぐさを取り付けてクラフトでピッタリと嵌める。
次に屋内へと入って玄関付近の天板を全て取っ払う。『浮身石』で浮き、先ずは天井裏を掃除する。数年分の埃やら蜘蛛の巣やらを取り払い、シャッター本体を取り付ける。事前にシャッターケース内で一通り組み立てておいた物を設置するだけだが、シャッターのスラット最下部に付ける座板をまぐさを通してガイドレールに挿入する。幾ら軽いとは言えそのままではシャッター本体が天井を破壊して落ちて来そうなので、天井裏の柱複数箇所から支える器具を設置する。序に『浮身石』をシャッターケースに忍ばせて、重量負荷を軽減させておく。
最後に、シャッターの上昇と下降の速度等の調整を行う。人造オリハルコンによる魔力の感知でシャッターの起動と停止を行える構造で、モーターの速度は一定で保つように設定するのだ。緊急時の閉鎖と、シャッターに挟まれる状況を防ぐ為の術式を刻んでいく。一通り終わった所で稼働実験を開始する、目算で出した速度では遅すぎて、シャッターの上昇と下降にそれぞれ5分は掛かった。速度を上げれば今度は速すぎて、10秒程で上昇と下降を完了させる。確かに緊急時に進入を防いだり、逆に閉じ込めたりするなら有用では有るが……緊急用として残しておく。理想としては上昇と下降の完了に1分から30秒の間で終了する速度だ、術式の調整を続けていく。
暫くしてようやく納得のいく速度が出たので一息吐く、天板を設置して改めてシャッターを下降させる。
床に付き衝撃で一瞬撓んでから巻き戻りでピッタリと止まる。床とは隙間が無く、下から持ち上げようとしても指が通らず不可能だ。設置が完了したので外した天板を付けていく、シャッターの稼働には霊脈から汲み上げた魔力を使用する為に天井裏には銅線を走らせている。何れは、家庭用魔力炉で運用出来るようにしたい。
設置作業が終わったので店内の掃除を行う、商品には埃が掛からないように養生を行っていたが床はその限りでは無い。開店前の掃除を兼ねて徹底的に綺麗にする。
ディスプレイの硝子も曇りが無いように拭いて、店内を見渡す。うん、大丈夫そうだ。
「タタラ、ご飯出来たよ」
後ろからエテルに声を掛けられる、振り向くとエプロンを身に着けたエテルが立っていた。
ふと、昨夜の疑問が頭に過る。今聞くべきか、夜に改めて場を設けるべきか。
「どうしたの?」
「エテル、正直に答えて欲しい」
俺は、この場で一度確認する事にした。どんな結果かは分からないが、覚悟を決める。
「妊娠していないか?」
「……どうしてそう思ったの?」
根拠を聞かれたら答え難い、状況証拠とも言えない物だ。
「単純に力が強くなった切っ掛けを考えた事と、最近セックスしているとエテルの体力が保ってない事からの予想だ」
「そう、なんだ……」
俺の言葉にエテルほ俯く、この反応はどうなのだろう?
「タタラ、正直に言うとね……今の私は妊娠が出来ないの」
「……え?」
それはどういう事なのだろうか、エテルが子供を作れない?
「私、今までずっと魔力不足で成長不全だったんだけど」
「……成長不全?」
「おっぱいの事じゃ無いからね?」
その胸で成長不全って事は無いだろと言いたいが、おそらく別の所でそうなのだろう。
「タタラからここ何年かえっちの時に精気を貰って身体の成長を促してるんだよ……まぁ、出会った直後は私の夢魔としての才能と引き換えに妊娠出来てたと思うけど」
「……それはまた、引き換える物がデカいな」
おそらく、魔王にすら届く可能性を持つエテルの才能だ。それを引き換えにするのは代償がかなり大きい。
「その影響でね、タタラの精液を取り込む時に普段より身体への還元が大きくする為に身体が色々やってるみたいなの。それで疲れやすくなっちゃってるんだよ」
「多く飯食ったのを胃が普段よりも消化しようと頑張るみたいな感じか?」
「ちょっと違うけど、概ねそうかな」
「……その、エテルはちゃんと妊娠出来るようになるのか?」
「なるよ。と言うより、するよ。私もタタラの赤ちゃん欲しいもん」
そう真っ直ぐに俺を見て言ってくれるエテルに、安心感を抱く。杞憂で良かった。
……あれ、じゃあ雛菊さんの言ってた子宮の位置に氣が集まってるって言うのはいったい?
「ほら、ご飯冷めちゃうから」
「あ、ああ。悪い」
エテルと一緒に食卓へ向かう、まだ解消されてない疑問を残して今日も1日が始まる。
探索へ向かうエテル達を見送って、店舗区画へ入る。久しぶりの開店だが、成金さんは来るのだろうか?
「な、なんだコレは!?」
と、シャッターを開こうとしたら外から声が聞こえた。この声は成金さんである。
早速シャッターを上げる、金属同士が擦れる独特の擦過音はせずスムーズに上がっていく。上がり切って自動的に止まるのを確認し、解錠して扉を開く。架かっている看板を裏返し、営業開始である。
「お待たせ致しました、開店になります」
そう声を掛けると、戸惑いつつも入店する成金さん。今日も一人で来店だが、心做しか服装が傷んでいる気がする。もしや、此処に通えない内に傷薬が切れたのか?
「うむ、店主傷薬を有るだけ貰おう!」
「かしこまりました、現在お出し出来るのは1662個になります」
「へ、減ってる!? 店主、何が有ったのだ!?」
おお、減ってれば減ってるでリアクションしてくれるのか。
「少し依頼で納品しましたので、今はコレくらいしか有りません」
「コレくらいしか……”しか“の概念が崩れそう」
何やら悩んでいる様子の成金さん、前回は50個だったし今回は100の大台に乗るかな?
まぁ、そんなに買うなら本気で武具を勧めるが。特に防具、同じ値段の一式装備した方がこの人の為になる。
「す……すみません、150個でお願いします」
「かしこまりました、150が150個で22500になります……しかしお客様」
「は、はい?」
「コレだけお金を掛けるなら、武器か防具の購入をお勧めします。特に防具、鋼製が3つ買える計算になります。それ程お怪我をなさるなら、一度装備を見直すべきだと思います」
俺の言葉を聞いて、成金さんは固まる。この人の事情は知らないが、俺は成金さんに死んで欲しく無い。生きてまた買い物に来て欲しいのだ。
「……その、店主さんはダンジョンに探索は?」
「ええ、35階層迄は仲間達と潜ってます。ソロでも30階層まで自力で行けます」
「は、はは……凄い」
少し落ち込ませてしまったか。しかし、此処からだ。
「レベルを上げていますが、それ以上に装備を適正な物へ変えていますよ。それだけでも大分変わります」
「装備の適正な更新……」
成金さんは悩んでいる様子だ、まさかこの服で挑んでいるとは思わないが……コレだけ傷薬には金を掛けるくらいなら装備を変えた方がコストパフォーマンスは上だ。
「店主さん、話を聞いてくれますか?」
「はい、装備のご相談や探索に必要な知識についてお答えします」
俺が真っ直ぐ成金さんを見て答えると、観念したように溜息を吐いた。
取りあえず、長話に対応する為に椅子を用意して座って貰う。
「実は私、中堅探索者パーティのリーダーを務めていまして」
パーティのリーダーか、一応は俺と同じ立場なんだな。
「リーダーとは言っても精々が知識を他のメンバーより多く持ってるくらいで、能力は低いんです。指揮も上手く取れないし、敵を打倒出来る程に強くもない。自然とタンクとしての役割を担うようになって……でも、私の囮が下手な為に仲間が傷付いてしまいそれを補う為に傷薬が必要なんです」
「なるほど……」
何方かと言うと仲間の為の傷薬か、タンクとして一番怪我をするポジションだろうにそれでも仲間の回復を優先か……コレはこの人を先ずガチガチに固めないと駄目だな。
「失礼ですが、武器は?」
「あ、片手剣です。とは言っても、盾代わりみたいな物ですけど」
「少し見せて貰っても?」
「あ、はい。どうぞ」
俺の頼みを聞いて、成金さんは自身の剣を渡してくれる。
鞘から抜き放ち、その剣身を見る。自分で言っていたように盾代わりに使われ、その剣身には大小様々な傷が見てとれた。しかし、この傷──
「良いですね、この傷。沢山誰かを守ってきた傷だ」
「え?」
カラムスさんの剣によく似た傷の付き方だ、あの人の場合は本人が強過ぎて消耗は控えめだった……比較対象として不適格過ぎるか。
「基本は弾きが主かな、少し重めの攻撃には出来なくて刃の根元でよく受ける防御法だ。コレなら片手剣より厚みのある両手剣を選んだ方が正解ですよ」
「そ、そんな事も分かるんですか?」
「まぁ、得意分野なので」
片手剣の使い方如何では盾を勧めていたが、この人は両手剣の方が合うだろう。傷薬は各員に配って、武器と出来るなら鎧か腕甲を着けて貰うべきだろう。
「そ、その……店主さん?」
「はい、何ですか?」
「も、もし鋼の武具を買うとなると……」
「ああ、うちなら一つ7500ですね。お客様なら傷薬50個と鋼の大剣、それと腕甲か鎧が良いですね」
剣を返した俺に成金さんが質問してくる。
「その、何故腕甲と鎧を?」
「お客様は剣で受ける際に腕にも傷が多いように見受けられますので、武器を保持する為の腕を狙われた時の為に腕甲を。そして、一番被弾面積が多く弱点もまた多い身体を護る為に鎧をそれぞれ勧めさせて頂いています」
タンクでリーダーを張るのだから、出来るなら防御力を上げて身の安全を図って欲しい。
「そ、その……店主さん」
「はい」
「先程の傷薬は一旦やめて貰って……その、私に合う鎧と腕甲をお願い出来ますか?」
そうか、武器では無く防具を先に揃えるのか。それはそれで良い判断だ。
「かしこまりました、少し失礼しますね」
俺はその場を離れて、幾つかの鎧を持ってくる。目測で成金さんのサイズに合う鎧と腕甲は揃えたが、重さが合うかが分からなかった。
「コレが全部鋼……なんですか?」
「ええ、そうです」
「ミスリルみたいな輝きしてる……」
成金さんは呆然として眺めているが、それでは何時まで経っても調整は出来ない。
「それでは、先ずは一つずつ持ってみてコレだと思う重さの物を選んで下さい」
「え、あ! は、はい!!」
何やら物凄く緊張した様子で一つ一つ手にとっていく、片手にそれぞれ持って比べてみたりと腕甲で10分程時間を掛けている。
「あ、あの……腕甲はコレを」
「はい、では軽く調整しますので身に付けて少しお待ち下さい」
俺に言われるままに装着し、軽く手を握ったり開いたりする成金さん。その動きを覚え、関節の可動範囲や腕全体へ均等に重量が掛かるように調整する。
「す、凄い……最初とは別物だ!」
「ご満足頂けたようで嬉しい限りです。では、次に鎧をお願いします」
「はい!」
意気揚々と鎧を持って確かめる成金さん、コレは5分程で胸鎧を選んだ。腕の重さに反して、心臓の有る部位を重点的に護る軽鎧に分類される物だ。この選択はおそらく、成金さんがそこ迄筋力の高くないステータスをしている事を表している。盾にだけ使うならミスリルの剣とかの方が合いそうだ。
此方も手早く調整すれば、成金さんははしゃいでいた。
「それでは、鋼の腕甲と胸鎧がそれぞれ7500に傷薬を50個と合わせて22500になります」
「はい、ありがとう御座います!」
22500を頂戴し、傷薬を50個渡す。防具はそのまま着ていくらしい。
「もし破損したり再調整が必要になりましたらまたご来店下さい。手数料は頂きますが、きっちり直させて頂きます」
「はい、店主さん本当にありがとうございました!」
元気よく挨拶をして、成金さんは退店していった。彼のますますの活躍を願うばかりである。
なんだかんだ成金さんがいる間は新しいお客さんは入って来ず、店が混み合う事は無かった。
「坊っちゃん! お邪魔するわね!」
「っと、いらっしゃいませ……オリーブさん」
少し時間を空けて入って来たのはちんまいエルフのオリーブさんだった。
「……もしかして、何時ものローブが駄目になった?」
「あら! やっぱり分かるのね!」
そりゃ、何時もの魔女スタイルじゃなくてエルフの露出過多民族衣装にとんがり帽子なんて恰好してたら分かるというものだ。
「何か、強力な媒体を元にした物は無いかしら?」
「うん……今はコレかな?」
そう言ってインベントリから出したのは、前にダリアを連れての初探索で集まった素材で一着作った『リッチ』のモンスター防具『死霊王の衣』である。コレ、防御効果以上に魔法攻撃力への補正が高いから丁度良いのではないだろうか?
「凄いわ凄いわ凄いわ! コレ、『リッチ』から取れた素材で作れる防具よね!?」
「うん、その通り。レアモンスターの防具だからちと高くなるけれど、性能はお墨付きだよ?」
「良いわね良いわね良いわね! おいくらかしら?」
「250万でどうですか?」
ゲーム時代、この装備は100万で売買されていた。しかし、此方に転生してからこの装備が売買された記録は80年程遡らないと存在せず、その時は1000万前後で取引されていた。
四分の一の値段で価格が崩れると文句を言われかねないと思ったのだが、商会に確認したらこの値段で取引を許された。それでもゲーム時代に比べれば2.5倍とか言う俺から見たらボッタクリだが。
尤もこの防具、高い魔法防御に物理攻撃を半減する『死霊特性』と魔法攻撃力を上昇させる効果が有るので魔法使い向けなので人によっては1000万でも安い場合も有るのだが。
「250万! 安いわ! 買った!!」
オリーブさん大興奮である、即金で250万を出したのでその場で『死霊王の衣』を渡す。モンスター防具は特殊で、身に着けた相手に自動的に最適化する特性が有る。術式化して量産したいのだが、未だに解決出来ていない。
「いい買い物が出来たわ! またね坊っちゃん!」
「またのご来店をお待ちしてます」
元気よく出ていったオリーブさんを見送って、カウンターに座る。成金さんとオリーブさんだけだが単価が高くて売り上げが凄い。
そこから暫く誰も来る事がなく、持て余した時間でエテル用の魔導銃の設計をする。現状、エテルの魔法攻撃力を活かせる武装は『サザンカ』くらいだがあの武器は魔力の消費が相応に大きい。『ロニセラ』と同じく『卵』を動力として搭載し、使用者の魔力に反応して補助する機能を付けるべきか?
コレが出来たなら、エテルでも『リッチ』への手段が確立出来る。そうなればもう少し下へと潜れるだろう。
そんな風に思考入力式魔導プロセッサを使用していると、来店を告げるドアベルが鳴った。
「いらっしゃいませ……え?」
「あら、そのように驚くほどですかタタラさん?」
癒しの乙女様を信奉する白を基調とした目に優しい色のシスター服をまとった老齢のシスター、シスター・カレハが入り口に立っていた。
「早速で悪いのですけど、タタラさんにご依頼が有りまして」
呆然とする俺に微笑み掛けながら、シスター・カレハはゆっくりと近付きながら言葉を紡ぐ。
依頼……最優先事項として定めているからそれは構わないが、果たして何を依頼するんだ?
「分かりました、お伺いします」
俺の言葉に微笑んだシスター・カレハは、笑顔のままに言った。
「メイスとカイトシールドが欲しいので、作成をお願いします」
【アンケート結果発表ダリア】
「機巧乙女ダリア・ジュロンが、アンケート結果を発表します。本日のアンケートは此方、どうぞ!!」
『この小説は……』
(179) エテル・ネル=バーラルとの物語
(36) 虎熊四葩との物語
(1) 騎士タチアとの物語
(576) 探索者パーティハーレム
(2) 聖人カラムスとの物語
(27) 都市長との物語
(20) 熟女ハーレム
(1) シャムスとの物語
(0) エストとの物語
(3) 後輩二人との物語
(3) 探索者ローガスとの物語
(264) 『天使長』に愛されて夜も眠れない
(43) 異世界追放
「なんと、合計で1155名もの方々に答えて頂けました。真にありがとう御座います。結果としては2位とは倍以上に票を集めた探索者パーティハーレムと相成りました……2位に遊び半分で追加した『天使長』が居るのがメモ残したヤツ的には予想外のようですね。3位になった奥様はやはりメインヒロインの風格か、安易にハーレム入るよりマスターに純愛を貫いて欲しかった一途で優しい方々が多かったようですね。この中でほぼBADEND行きであろう異世界追放が4位、四葩様が5位で中々の健闘なのではないでしょうか。しかし、忘れてはなりません。このアンケートはまだ私が参戦する前の不完全な物であると! 私が! 今ならば! 私が1位であったに違い有りません!! 乳だけで人気が決まると思わない事ですね奥様に『天使長』! あ、私や一華様を増やしたアンケートはするつもりが無いそうなので諦めていただければ。その場合は純粋に女キャラだけの人気投票になるとの事でした」
もし、番外短編が有るのなら※一応全部書くつもり
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タタラとエテルの立場逆転
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現パロ(エテルヒロイン)
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現パロ(四葩幼馴染)
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武器が擬人化してタタラへ物申す
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年増組と同い年
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聖人カレハ
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原作エテルとタタラ
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ガチ妹ダリア・ジュロン