※この作品はR-18です。

既知転生しましたが、憑依転生では無いようなので静かに暮らしたいと思います。   作:アルカミレス

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夜間パート

「……良かった、レベルアップはして無くて」

「良くないが!?」

 

 帰ってきた少女のステータスを鑑定で確認して、真っ先に浮かんだのがこの安堵である。搾られた影響はまだ残っているのだろう、汗に含まれている夢魔のフェロモンに曝されているのに下半身は沈黙したままだ。

 

「で、『ロニセラ』はどうだった?」

「え、あ。前よりも撃ち易くなったかな?」

「調整がハマったようで何より」

 

 昨晩手を加えた点等の感想を引き出す為に質問をする、威力の話が出てこない辺り今回はそこまで深く潜らなかったのかも知れない。

 

「そう言えばさ、今日有識者に会って確認したんだが」

「有識者って、なんの?」

「お前の体質について」

「んにゃ!?」

 

 俺の言葉に驚いて変な声を出す少女。何とかする方法を探すと今朝意気込んでたのを割とあっさり解決され、戸惑っている様子だ。

 

「え、どうすればいいのコレ」

「スキルの『性魔術』を取れ、だってさ。何でも夢魔の体質として持っている筈の物が無いから、レベルアップ時に本能が補おうとしてるんだと」

「……微妙に意味分かんないね、それ」

「そう言うな、気にしたら負けだと思う」

 

 問題は、解決策が分かってもスキルスロットが空いていない事に帰結するのだが。まとめて5レベル上がってそのタイミングで『性魔術』スキルを取れば発情の回避は出来るんだろうか?

 

「あ。そう言えば今日探索中に聞き慣れない啓示が来たんだよね」

「聞き慣れない啓示?」

 

 啓示とはレベルアップ時に聞こえるファンファーレ等のゲーム時代でのシステム音の事である。一番聞き慣れるのがレベルアップで、その次にスキルのコンプリート辺りか。ゲーム時代でも滅多に聞けなかったクラスアップも有るだろう、俺にも経験は無いが過去の記録等には記されていたし。

 

「そうそう、こんぷりーととかそんなの」

「スキルコンプリートじゃねぇか」

 

 ゲーム時代でスキルレベルがMAXになった際に流れるシステム音声が『コンプリート!』だった。ただ、声を当てている人が横文字苦手なのかひらがなっぽい発音だったのを覚えている。

 スキルのランクアップ時には流れない事を考えると、Ⅴランクを最大レベルにした時に流れるのだろう。生憎自分はまだ経験が無い。

 

「それでさ、次はどうすればいいかな?」

「取り敢えず『性魔術』は真っ先に取ってくれ、俺が死ぬ前に」

「そんな切羽詰まった顔で言わんでも取るから!」

 

 スキルスロットを確認するよりも先に最優先事項を指定する。正直、少女とそう言う事をするのは嫌いでは無いのだが、あの捕食みたいなのは本当に死にそうになるのであまり経験したく無い。

 少女はステータスの更新をしているのか、空中で指を走らせている。一気にスキルスロットが4枠も空いたのだから、コレからどうするか悩むだろう。

 

「で、さ。相談なんだけど……」

「次に取るスキルの話か? 俺が口出ししていいのか?」

「あんた程、この手の話が上手い奴居ないでしょ」

 

 前世のゲーム知識から強力なビルドの構成が頭に入っているが故に、指標を示して少女が強い探索者になる手伝いは出来る。正直、それぞれの個性が見えるからなりきりビルドとかの方が個人的には好きなのだが。

 

「うーん、お前なら『速力上昇』と『移動力上昇』辺りは欲しいな。打たれ弱さを補う為に『耐久力上昇』を取るのも有りだが、個人的には斥候が出来る様なスキル構成の方が欲しいかな」

「え、『魔法攻撃力上昇』とかは?」

「『ロニセラ』を使うのやめて魔法使いに転向するなら有りかな? まぁ、この先『ロニセラ』の強化で魔法攻撃力が乗る可能性も有るから無駄にはならんかも知らんけど」

 

 ゲーム時代には存在しなかった『ロニセラ』は完全に未知の武器で、他の特殊武器と違い強化ツリーが分からないのだ。一部の魔導銃には魔法攻撃力が影響する物も有るには有るが、素直に魔法を撃った方が強い始末だった。『魔法攻撃力上昇』のスキルを取得したのなら、最終的には中級くらいまでは魔法を覚えられるので魔導銃を使う理由がほぼ無い。

 

「……魔法はいいや、性魔術も取ったし」

「直接的な攻撃魔法は無いけどな、性魔術」

「え、どうやって使えって言うのそれ」

「魅了魔法辺りで動き止めて無抵抗なところをトドメ刺したり、自失した一瞬を利用して攻撃の回避したり」

「思った以上に殺意高い!?」

「あと、エナジードレイン系も使えるから魔力とかの回復手段にも使える」

「想像以上に私向けだった!?」

 

 浅い階層のモンスターなら殆ど抵抗出来ず掛かるので、少女の安全面でも『性魔術』の取得は良い手段だった。夢魔の種族特性が分かってたら『銃適性』よりも先に覚えさせてたかも知れない。

 

「『鍵開け』と『盗み』スキルも欲しいな」

「思いっきり盗賊のスキルじゃん」

「15階層辺りから鍵付きの宝箱が出るから解錠スキル持ちが重宝されるんだよ、それにモンスターの中にはレア素材とかアイテム持ちも増えるから盗めると恩恵がな……」

「何かクラフターの闇を垣間見た気分……」

 

 浅い所だと殆ど出ないが、ステータスアップ系のアイテムを持ってる敵も居るしそう言う奴等からは盗む必要が有る。それに、ボスが持っている武器を盗んで戦闘力を低下させたりと意外な使い方が有ったりもするのだ。

 ボスがランダムで所持しているアイテム枠にミスリルやオリハルコンが並んでいる時も有るので、出来れば少女には盗んで欲しい。

 

「えっと、取り敢えずスキルは取った」

「あ、終わったのか」

「うん、『性魔術』『速力上昇』『移動力上昇』『鍵開け』『盗み』の5個」

「……俺の意見そのまま通して貰ってるが、大丈夫なのか?」

「住まわせて貰ってる御礼も兼ねてるの! それに『ロニセラ(この子)』も使っていきたいしね」

 

 ホルスターに収まったままの『ロニセラ』を愛おしそうに撫でる、やはり思い入れが強いようだ。荷物持ちとして扱われ近付くのは下心満載の視線を向ける男が主、更に女子グループからは容姿から嫉妬され扱いが悪かったのだとか。

 そんな過去を知ればそりゃ『ロニセラ』に愛着も湧くと言うのも分かる、全てを変えてくれた相棒なのだから。

 

「そう言えば、ステータスの伸びはどうだ?」

「え、変わらないよ? 物理攻撃と防御と運が1ずつしか上がらなくて、速力と魔法防御が3とか4上がる」

 

 その言葉にホッとする。本来レベルアップでも上がらない事が有るステータス、それが毎回確実に1でも上がるのは周囲の探索者達が聞けば驚きの内容である。あの『天使長』でさえレベルアップ時にはステータスが上がらない事も有る。

 コレを可能としているのが前世のゲーム知識を利用して作った2つのアクセサリーだ。名をそれぞれ『地母神の祝福』と『地母神の祈り』と言う。コレは隠しステータスであるレベルアップ時のステータス上昇の確率を上げる、と言う強力なアクセサリーでありやり込み勢が挙って作ったぶっ壊れアイテムだ。唯一、装備自体には何のステータス上昇が無い事以外は装備するメリットしか無い。

 本来コレを作る為の素材は50階層を越えてすぐに集める事が可能な物で、自分や少女では現状取りに行く事は出来ない。しかし、幼い頃中堅どころだった両親に願って少なくとも3セットは作れる素材を採ってきて貰ったのだ。必要なクラフトレベルは1以上とお手軽に作れる物だったので早速作り、自分用と両親に贈る用を作ったのだ。当時の両親のレベルは38だったので、限界の50に達する時に移動力以外のステータスが最低でも12上がる、そうすれば生存確率が上がると思い必ず身に着けて欲しいと渡したのだ。

 結局両親は70階層近くに現れた強力なモンスターを討伐する為に組まれた大規模な討伐隊に参加し、帰らぬ人となってしまったが、それでもその活躍で活路を開いたのだとおっちゃんから聞いた。

 装備一式と遺体は俺の下に届けられ、キチンと弔う事も出来たのでまだ良かったのだと思う。遺体すら残らない探索者も居たのだと聞いた。

 その後に少女を拾い、それまで自分が使っていたセットを渡し、俺は両親の形見を片方ずつ使っている。もう1セット分は何故か『天使長』が持って行ってしまった。彼女はもう限界レベルに達してたと思ったのだが、まさか転生システムでレベル1に戻って鍛えなおしてたりしないよな?

 このアクセサリーをセットで装備しレベルを上げて来た少女のステータスは、おそらく同じクラスの中で見ても上位に位置するだろう。かつて馬鹿にして来た相手でも、今の少女の総合能力なら余裕で勝てると俺は見ている。 

 この行為がチートだと言われたら否定し切れないが、使わずして何が知識かと俺は言いたい。ここは既にゲームでは無く現実なのだ、生き残る手段を使う事に躊躇っていられない。

 

「そう言えば魔法攻撃力ってどれくらいに伸びたんだ?」

「ふふん、今は38まで伸びたんだ!」

「俺より高ぇ……」

 

 優秀な人材として判断する上で目安とされるステータスだが、先も述べたようにレベルアップで上がるかはランダムだ。それ故に、上がったレベル分と同じ数値が上昇したステータスを持つ探索者はとても優秀として扱われる。

 絡繰が知られていないにしろ全ステータスがレベルと同じ分上がっている俺は世間一般で見るなら【天才】扱いを受けるが、少女の場合は【化物】扱いだろう。魔法に長けた種族であるエルフ族ですらこれ程ステータスが伸びる者は稀だ。もっとも、初期ステータスの低さがやや響いているが。

 

「そんじゃ、スキルコンプリートの祝いとして今日は外食にするか」

「え、いいよ! そんなお金つかったりしなくて!」

「気にすんな。と言うか、元から外食するつもりで今日何も作ってねぇし」

「なにそれ……」

 

 少女の呆れ顔を見つつ、席から立つ。昨日ダンジョンで落ち込んでいたから慰撫の意味も込めて元から外食しようと思って居たのだ。今ではすっかり持ち直しているが、偶には贅沢をさせてもやりたい。世話になっているからと、ダンジョン内の稼ぎは全て俺に渡して来ているのだこの少女は。

 

「ほら、食いたいもの考えとけ」

「まったく、仕方ない」

 

 急かす俺に遂には苦笑を漏らし、席から立ち上がる少女。

 

「ちょい待ち、着替えて来るから出発は1時間後で」

「1時間後ってお前、完全にシャワーとか済ませる気じゃねぇか」

「あんたも私の後にシャワーくらい入りなさいよ」

 

 何処か楽しそうにリビングから出ていく少女。その姿を見送った俺は仕方ないかと息を吐く。アレだけ楽しみにしているのだ、普段あまり着ない少女が俺にと選んだ服を着ようと思い自室へ戻る。コレもデートかなとそう考えながら、俺も楽しみにだった。

 

 それ故に油断した。

 

 デート着を来た少女と二人、少し高めのレストランに入る。メニューを見ながら互いに高いなと笑い合い、シェア出来る料理を複数頼んで舌鼓を打った。

 問題は二人して調子に乗り、酒を頼んだ事だろう。口当たりが良い異国の酒で、飲みやすさから二人でボトルを空けた。そして飲みやすさと裏腹に、アルコール度数が物凄く高かったのだ。

 軽くフラつきながら家に帰り、自室へ戻った時だ。少女が部屋へ押し入り思いきり口吻をして来たのは。唐突な事に驚き、しかしアルコールで理性が緩んでいた俺は少女の腰に手を回し、深く口吻を返した。やがて互いに舌を伸ばし絡め合う。

 身長差から俺の唾液が舌を伝い少女の口に入って行く。少女は懸命に嚥下していくが間に合わず、口元から垂れて服を濡らしていく。

 一度口吻をやめて一旦離れ、互いに服を脱ぎ捨てる。昨晩散々搾り取られた筈の下半身は臨戦態勢へ移り、その先端は天に向かって伸びていた。その様を見た少女は跪き、口婬を開始する。根本から先端に向けて舌を這わせ、唾液を塗りたくった後に先端を口に含む。少女の口の大きさでは先端を含む事が限界なのだろう、まるで氷菓子を扱うように先端を舌先で舐めている。

 鈴口から漏れ出る先走りを舌で掬ったり、溝をなぞったり。先端を含んだ後にカリに歯の裏側を当ててみたりと刺激を次々と与えてくる。

 そんな風に何処か遊び心が見える姿に、俺は違う刺激を欲していた。少女の頭に手を当てて、一旦口婬をやめさせる。何処か不満が見える少女が此方に目線を向けて来る中、俺はその胸に視線を送る。

 意図を察した少女は口元を悪戯っぽく笑ませて、膝立ちになりその乳房で陰茎を挟んだ。強い圧迫感は無いが、柔らかく包むような刺激。軟肉から飛び出していた先端は、その口から伸ばされた舌で突付いてきた。

 根本から上に持ち上げるような動きをし、次いで左右で反対の動きをした上下運動。興奮で硬くなった先端でも陰茎を擦られた。

 手や口から与えられる物とは違うもどかしさを感じさせる中、舌先から与えられる快楽により射精感が高まる。思わず少女の頭に手を添え、その口内に思い切り吐精した。

 あまりの解放感で腰が抜けそうになるも、少女の頭を押さえ続けその口内を精液で満たす。やがて射精は終わり、少し力を失った魔羅を少女の口から抜いた。

 少女は両手で口元を押さえ、苦しそうに眉を寄せながら上を向いてゆっくりと嚥下していく。やがて飲み干したのか、大きく口を開けて呼吸を繰り返す。

 そして何処か達成感を感じさせる眼差しで、口を開けて口内の精子を飲み干したと見せてきた。その姿に何処か微笑ましくなり、その頭を撫でた。

 髪の艶を堪能するように頭を撫でていたら、少女は擽ったそうな笑顔になる。口内への射精で満足した身体はもう怒張をしていない、筈だった。

 何故か硬度を取り戻した魔羅、そして湧き上がる性衝動。

 不思議そうに此方を見つめていた少女の腕を強引に掴み、そのままベッドの上に押し倒した。

 油断した。酔による思考力と理性の低下、興奮により少女の身体から発せられ部屋を満たした夢魔のフェロモン。

 レベルアップ時に経験していた少女の捕食行動では無い、普段の少女そのままな反応により俺の内側の衝動が強くなってしまった。

 最初は戸惑いを見せた少女も、やがて強く目を瞑った後にその股を大きく開いて受け入れる体勢を取った。興奮により震え、上手く少女の入口に入れず何度かその下腹部を擦った後、ようやく少女の膣内に挿入れることが出来た。

 雄を受け入れてその身体を跳ねさせた少女は、その初心な反応に反して内側は受け入れた雄を歓待する事に慣れていた。何度と無く入り、尚も飽きないその極上の快楽に加減も効かず強く腰を打ち付けた。相手を気遣う余裕など無く、ただただ己の快を得る為の運動を続ける。少女は俺の首に腕を回し、懸命にしがみついていた。それでもその腰は自然と自分がより心地よくなる箇所を刺激させる為に動いていて、夢魔の本能の強さを思わせた。

 やがて二度目の射精感が訪れ、昨夜と同じ様に少女の膣内で果てようとして……『天使長』の言葉を思い出した。

 最後の理性を掻き集め、ギリギリで少女の内側から魔羅を抜く。その瞬間吐精し、少女の身体を白濁が汚してゆく。

 少女の側も絶頂を迎えたのか、身体が小さくビクッと痙攣した後で脱力した。

 

「……なんでさいごぬいたの?」

 

 何処か子供っぽい口調で少女が問い掛けてくる。部屋に戻る体力も無いようで、同じベッドで並んでいる。

 

「夢魔は意中の相手と子供が出来やすいって有識者から聞いてな、お前もそうなるかもってな」

「……べつにいいのに」

 

 俺の説明に何処か拗ねた様な反応をする少女、昨日のマーキングから少女の想いは分かった。しかし、彼女にも夢が有ってそれを叶える為に学園に通い学んでいた筈だ。

 

「お前だってなりたい物が有るんだろ、その夢を捨てる気か?」

「ゆめ……わたしのゆめはね……」

 

 少女は俺の頬に手を添えて、とろける様な笑顔を向け

 

「きみの、およめさん」

 

 そう言って眠りに入った。あまりの言葉に脳がフリーズ、その後に人生で最高の稼働と空回りを始めた。ドツボにハマった思考は俺の意識を落とす事に繋がり、その直前に思い至ったのは少女の告白とは無関係な事だった。

 

「……明日登校日じゃん」

 

 もう少し、思い至る事は無かったのだろうか俺よ。




アンケートは7月いっぱいで締め切ろうと思います。

そういえば主人公とヒロインの容姿を読み取れる様な描写して無いな、コレについて次にアンケート取ろうかな。

主人公とヒロインに名前って要りますか?

  • 両方に要る。
  • 両方とも要らない。
  • 主人公のは要らない。
  • ヒロインのは要らない。
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