※この作品はR-18です。

モンスターハウスで人生終了! サキュバスハウスに堕ちた少年冒険者が奇跡の勝利を掴むまで   作:千吹つぐ

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処女サキュバス

ダンジョン、それは冒険者たちの夢の場所。一攫千金を狙う彼らは山のような財宝や、胸が高鳴る冒険を求めて、今日も地下迷宮へと潜っていく。

 

だがそんなダンジョンで成功を収められるのはほんの一握りの人間だけ。……ほとんどの冒険者はただ闇に飲まれて、その一生を終えるのだ。

 

そして、そんな未来の犠牲者が、ここにも一人……。

 

「とりゃああああ!」

 

とあるダンジョンの表層で、一人の少年が剣を振るっている。

彼の名はレオ、まだ冒険者になったばかりの、12歳の少年だ。

 

「よし! 勝った! やったぁ!」

 

少年が勝どきを挙げる。その足元には伝説のドラゴン――などではもちろんなく、膝下サイズのネズミがいた。

 

「ふぅ、ノルマも終わったし帰ろうかな」

 

レオはネズミの尻尾を切り取って証とした。今日の彼は先輩に命じられて、ソロで探索をしていたのだ。

 

「まったく、表層なんてもうなにも残ってないのにさ」

 

それがレオには不満だった。先輩に命じられたからやっているものの、こんなところはもう探索され尽くして、新しい要素などどこにもない。

 

「……ん? あれはもしかして……宝箱!?」

 

しかしそのとき、レオは部屋の隅に箱を見つけた。木の板に鋲を打ったそれは、絵本にあるような宝箱だった。

 

「やったぁ! 僕にも運がまわってきたぞ! さて、お宝はなにかな?」

 

なんの警戒心も抱かずに、宝箱を押し開く。

 

「え?」

 

瞬間、周囲の床がパカンと開き、少年は闇へと落ちていった。

 

「うわああああああ!」

 

 

     †

 

 

「うわあああああ!」

 

とあるダンジョン、その罠のひとつに、今日もひとりの冒険者が囚われた。

 

「ぎゃん! ……あいててて……くそ、落とし穴か……」

 

ダンジョンに生成された穴の底で、レオはふらふらと頭を振った。

 

「うわ、暗いなぁ」

 

闇のなかで手を伸ばすも、壁に当たる気配はない。

声の反響も遠くて、どうやらそれなりに広い空間のようだった。

レオはポシェットから予備の灯りをとりだそうとした。

そのときだった。

 

「あれあれえ? あははぁ♡」

「おやおや? まあまぁ♡」

 

闇の中から声が響いた。

 

「っ!? 誰だ!?」

 

レオは叫んだ。

声は明らかに人間のものだったが、しかしこんな場所で聞こえる人語など、逆にあやしくて仕方がない。

腰の剣に手をあてがう、いつでも抜刀できるように身構える。

 

「きゃはは♡ ねえ、お母様、また獲物が落ちてきたわよ♡」

「ええ、娘よ。なんて可愛い勇者さまかしら♡」

 

「くっ! どこにいる?」

 

レオはきょろきょろとあたりを見回す。どうやら向こうは二体、あちこちを移動しながら喋っている。おまけに夜目も聞くようで、こちらを正確にとらえている。

 

「くそ!? 魔物か!?」

 

「ええそうよぅ あったり前じゃない♡ いい? 私達はぁ……」

 

「せい!」

 

レオは無視して抜刀、近づいてきた気配を薙ぎ払った。

 

「きゃぁぁぁ! な、なにすんのよアンタ!」

 

「せい! やぁ!」

 

「きゃあ! きゃああ! あぶないわお母様! この子ったら、剣を持ってるわ!」

 

「それはそうよ。もう、いつも言っているでしょう? 冒険者は危険だって」

 

「そ、そんなこと言ったって……きゃあ!」

 

「いやあぁぁぁぁ!」

 

ようやく目が慣れてきて、レオは気配を追いかけて剣を振るう。おそらく魔物は人間型で、武器も持っていないようだった。

 

「きゃあぁ! お母様ぁ! こわぁい! 助けてぇ!」

 

「まったく情けない娘ねぇ。こういうときの魔法は教えたでしょう?」

 

「わ、わかってるけど唱える隙が……きゃぁ!」

 

「もう、仕方ないわねぇ。そら――【ディスペルマジック(装備解除魔法)】」

 

突然、闇の中から魔法球が飛んでくる。

 

「な、なんだぁ!?」

 

黒光りするそれを、レオは篭手で払い落とした。

すると、ぱぁん! と魔法が弾けて、篭手がスルンとはずれて落ちた。

 

「あは! さっすがお母様! ようし、私も! 【装備解除魔法】!」

 

「【装備解除魔法】」「【装備解除魔法】!」

 

同じ魔法が立て続けに飛んでくる。

 

「な! な! な!」

 

ぱんっ! ぱぁんっ! ぱぱぁん!

 

靴に、手袋に、ウエストバッグにと、魔法が当たった装備品が、つぎつぎに外れて落ちていった。さらには革鎧やズボンまで、

 

「なんだこれ!? おい! やめろ! やめろよぉ!」

 

「うふふ♡ 【装備解除魔法】♡」

 

ぱぁんっ!

 

魔法が腰元で弾けて、ついにパンツまでがずるんと落ちる。

 

ぷるんっ、レオの男性器がまろびでる。ぴょこん、ぴょこんと左右に揺れる。

 

「きゃはは♡ 見てみてお母様! かわいらしいのが出てきたわよぅ♡

きゃはは! きゃはははは!」

 

「だ! だまれぇ! わらうなぁ!」

 

レオはでたらめに剣を振った。そのたびに少年のペニスがぴょこんぴょこんと跳ね回った。

 

「きゃっはははは♡ 勇者様の剣、ちっさーい、しょっぼーい♡

ぷーくすくす! いいざまねぇ♡

ねぇ、勇者くぅん、あんた今、自分がどんな格好かわかるぅ?

あんなにすごんで、かっこよーく剣、振りまわしてたのに、

いまはオチンチン丸出しで、プルンプルンさせてるんですもの!

あはは! あはははは!」

 

「~~~~っ!!!!」

 

レオは恥ずかしくて死にたくなる。屈辱で涙が出そうになる。

 

気にするな! 理性ではそう思うのに、いつしか脚が内股になってしまう。腰の入っていない剣が、ブンブンと空を切っている。

 

「くそ! くそぅ!」

 

「あはは♡ どこ狙ってるのよ勇者くん♡ こっちよこっち♡ あはははは♡」

 

「くそ! 見えてさえいれば! たかが魔物の二匹くらい!」

 

「はあ? 二匹? なに言ってんのあんた? 目え開いてる?」

 

少女の困惑した声が響く。それに対して女が呆れる。

 

「まったく、娘たちったら。これもさんざん言ったでしょう? 人間は夜目がきかないのよ。だから勇者様には、私達が見えていないの」

 

「ああ! そういうこと!」「やけに粘ると思ったわ!」

 

レオは違和感を覚えた。さっきから聞こえてくるふたつの声。ひとつは歳を得た女のもので、もうひとつは若々しい娘のものだった。それでてっきり、魔物は二体だと思っていたのだが……。

 

「きゃはは!」「だったらお望み通り」「あかりをつけてあげましょう♡」

 

あちこちで同時に声があがり、同じ呪文がつぶやかれる。

 

「「「ライトマジック♡(微光魔法)」」」

 

そしてレオは敗北を知った。

 

「「「「「「「「はじめまして。勇者くぅん♡」」」」」」」

「「「「「「「「はじめまして。勇者様ぁ♡」」」」」」」

 

紫の光に照らされたそこは、ちょっとした広場ほどもある円形の部屋だった。

 

「「「「「うふふふふふふ」」」」」

 

その部屋の壁に、ずらりと女が並んでいる。羽と尻尾を生やした半裸の女たちは悪魔族の特徴だ。

 

そんな、魔法を使う魔物が数十体も――。

 

「きゃはは♡」「「きゃはは♡」」「「「きゃはははははは♡」」」

 

左側に並ぶ、少女型の悪魔たちがあざ笑う。

 

「あらためて、いらっしゃい勇者くん♡」「ここはダンジョンに生成される罠部屋」「いわゆるモンスターハウスってやつよ♡」

 

初潮も来ていないようなローティーンから、ほとんど大人のようなハイティーンまで、同じ表情でクスクスと笑う。

 

「「「おほほほほほほ♡」」」

 

その反対、右側には20代から30代の、女盛りの悪魔たちが並んでいる。

 

「なかでもここはサキュバスハウス♡」「淫魔系魔族の巣窟でございまぁす♡」

 

むっちりとした爆乳が揺れる、ぷるぷると爆尻が震えている、少女たちの清涼さとはまるで違う、熟れきったメスの香りがむんわりと漂う。

 

女たちはみな、下着のように露出度の高い、革のボンテージに身を包んでいた。その背中からは羽が生え、尻から尻尾が伸びている。

 

「あ……ああ……うう……」

 

レオはすっぽんぽんで剣だけを構え、じりじりと後ずさっていった。

 

魔法を使う悪魔型モンスター、それが最低でも五十匹以上。

 

「「「きゃはははははは!」」」「「「うふふふふふふ♡」」」

 

悪魔たちが姦しく笑う。

 

「自己紹介はいらないわよね?」「こんな人数、あんたどうせ覚えられないでしょ?」

 

「勇者様のお名前も結構ですよ」「うふふ♡」「そんなのもう必要ないですから♡」

 

「あはは」「うふふ」「「「「あはははははははははははははは♡」」」」

 

レオは、駆け出しとはいえ冒険者である。

 

「あ……あ……」

 

死の覚悟は当然していたし、ギルドには遺書が預けてある。

そうでなくても、いざその時が訪れたなら最後まで戦うと、そう心に決めていた。

 

「ああ……あああ…………」

 

それなのに、そう誓っていたはずなのに。

 

カラーン……と、音を立てて、レオの手から剣が落ちた。

 

「ちょっとあんた、落とし物よ? うふふ、どうしたのぅ?」

 

「……こ」

 

「なぁにぃ? なにがいいたいのぅ? はっきりっていったらどうなのぉ♡」

 

「…………こうさんします……」

 

膝をつく。両手を肩の上まで上げる。

 

「こうさん……こうさんします……だから」

 

レオは、最後まで戦うつもりだった。しかしいざその時が訪れて、こうして「死」を目の前にして、誓いは無惨に砕けてしまった。

 

「だから……ころさないで……ころさないでくださぁい!」

 

だって、死がこんなものだなんて思わなかったから。

それは物語にあるように、もっとかっこよくて名誉なことだと思っていたから。

 

それなのにこんな、チンチンむき出しにして、女たちにバカにされながら死んでいくなんてそんなの、なさけなくて、はずかしくて……。

 

「ひっく……降参します……降参しますから……命だけはぁ……」

 

ついに涙まで流れ出す。言葉にすることで屈辱がより意識されてしまい、レオの心は折れてしまった。

 

「「「きゃはははははははははははは♡」」」

 

少女たちが哄笑する。

 

「見て! 見て! お母様方!」「勇者くんったら命乞いしてるわ♡」「なっさけなぁい♡ 無様でかっこわるくて、そそるわぁ♡ はやく食べちゃいたい♡」

 

「「「きゃははははは!!!」」」

 

レオが怯えれば怯えるほど、娘たちは興奮して、ギラギラと目を血走らせた。

 

「ひぃぃ! やだ! 食べないでぇ! 僕おいしくないからぁ!」

 

「あは♡ そんなことないわよ?」「あんたとっても美味しそう。みんなでしゃぶり尽くしてあげるわ♡」

 

「やだぁ! 死にたくない! 死にたくないぃぃ!」

 

「「「へ?」」」

 

レオはボロボロと涙を流す。すると、流石の悪魔たちも困惑したようで、お互いに顔を見合わせていた。

 

「死ぬ?」「死ぬってなによ」「ちょっと、この子なに言ってんの?」

 

「……お待ちなさい娘たち。どうも様子が変だわ」

 

そのとき、ずっと様子を見ていた年配の女――なかでもひときわ大きな乳房をもった個体が前に出て、レオの前にかがみ込んだ。

 

「ねえ、勇者様。あなた、サキュバスがどういう魔物かご存知?」

 

「し、しらない……」

 

レオは顔をふるふると振った。レオが知っている魔物は低階層に出てくるものだけで、サキュバスなんて名前すら知らなかった。

 

「まあ、それはそれは、本当に無垢なお方なのね。ということは童貞かしら? 射精はもうできる?」

 

「どう……てい? しゃせい?」

 

「……あらあら」「……まあまあ」「「「……うふふ、おほほほほ♡」」」

 

レオの返事に、それまで比較的落ち着いていた母親世代の悪魔たちにも、欲望の火が灯っていく。

 

「ほほほ♡ これは久しぶりに、面白い獲物がかかりましたねぇ♡」

 

「ね、ねえ、お母様方。この子ってもしかして……」

 

「ええ、察しのとおりよ娘たち。この子はまだ女を抱いたことがない……いいえ、それどころか精通すら迎えていない、――正真正銘の童貞よ」

 

数十人のサキュバス達の、その目がギラギラと輝いていく。

 

「すごい……お母様方。あたし、そんなの初めてよ♡」

 

「ええ、わたくしでさえひさしぶりよ。……あらいやだ、年甲斐もなく、興奮してしまいますぅ。ああ、子宮おりてくるぅ♡」

 

むんわりと、発情したサキュバスの甘い香りが立ち上る。

 

「あ……ああ……あ、あ……」

 

少女たちの爽やかな汗の香りと、女の熟れきった匂いが、渾然一体となってレオを襲った。

 

目が、女たちから離せなくなる。

 

「「「うふふふふ♡」」」

 

右側にはむっちりと育ったメスの群れ。いずれ劣らぬ爆乳と、巨大な尻をくねらせる熟女たち。

 

「「「きゃはははは♡」」」

 

対して左側にはほっそりとした少女の群れ。まだまだ成長途中の未完成な、それゆえに魅力的な青い果実。

 

いずれも極上の女たちが、申し訳程度のボンテージ姿でポーズをとっている。

 

「はぁ……はぁ……はぁ!」

 

目が血走る、心臓が高鳴る、縮こまっていた性器に血があつまる。

 

「「「あらあら♡ 勇者様ったら♡」」」

 

「~~~~っ!!!!」

 

じっと、股間を凝視されて、レオは思わず股を閉じた。

 

「きゃはは! 勇者くん恥ずかしいんだぁ♡

ああ! もう! たまんない! いますぐぐちゃぐちゃにしたい!」

 

「ふふ♡ わたくしもよ♡ うう、こんなのたまりませんわぁ♡」

 

「「「あはは♡ あはははははは♡」」」

 

女たちがワラワラと駆け寄る。何十人ものサキュバスが、レオひとりに襲いかかる。

 

「や! やだ! やめてぇぇぇぇ!」

 

何本もの腕が伸びてきて、レオの体に掴みかかった。

かろうじて残った肌着がビリビリと破かれ、閉じていた股を力任せに押し開かれる。

 

「いやぁぁぁ! みないでぇぇぇ!」

 

「「「うっわぁぁ♡♡♡」」」

 

何十もの視線が、レオの股間に突き刺さる。

 

「うわ♡」「ちっさ♡」「かわいい♡」「しょっぼ♡」

「あら♡」「そんなことないわ♡」「立派よ♡」「素敵♡」

 

ピンピンに立った陰茎を、女たちがじっと見つめる。

大きいの小さいのと品評されて、女たちの雑談の種に使われる。

 

「ふぐ! うう! ううううう!」

 

涙がぽろぽろとこぼれていく。恥ずかしい、情けない、もう死にたい、死にたくない。

 

「きゃはは! なに泣いてんのよアンタ♡」

 

「もう、娘たちがいじめるすぎるからでしょぅ? ほうら勇者様♡ こわくない♡ こわくない♡」

 

「「「そうれ♡ ぎゅー♡」」」

 

「うっぷっ!」

 

女たちに抱きしめられる。全身がやわらかい肌に包まれていく。

 

「きゃはは! どう勇者くん? みんなのおっぱいは?

牛みたいにおっきいのから、ロリロリなちっさいのまで、

あんたの好みはどれかしら?」

 

「さあ、勇者様♡ どうぞごらんください。

こちらは、つんっと張ったロケットおっぱい、

あちらはやわらかいスライムオッパイ。

小麦色に焼けた褐色おっぱいに、色素の薄い白おっぱいも。ほぉら♡」

 

サキュバスたちが、かろうじて身につけていたボンテージを脱ぎ捨てて、その下のやわ乳がさらされていく。

 

ぷるん♡ ぷるるん♡ ぽよん♡ ぼよん♡ ぽよよ~ん♡ 

 

「あ……ああ……あああ……」

 

貧乳から爆乳まで、乳という乳が目の前に並ぶ。

 

「「「さあ、どれでも好きに、召し上がれ♡♡♡」」」

 

「う……うう……!」

 

左には娘たちのツンとはったスレンダーな美乳が、右側には雌女たちの爆乳が、AからZまで並んでいる。

 

「ほら、遠慮しないで♡」「おっぱいに甘えることは、恥ずかしことじゃありませんよ♡」「さあさあ、好きなおっぱいに手を伸ばして♡」

 

「うう! ううう~~!」

 

レオは、もうなにもわからずに、ただ欲望のままに手を伸ばした。

 

ぷにゅん♡

 

「きゃは♡ なぁにあんた、あたしのおっぱいがよかったの?」

 

生まれて初めて触った異性の胸は、最初に話しかけてきた少女のものだった。

 

ぷにゅ♡ ぷにゅ♡ もにゅん♡

 

「ん! んん♡ んんん♡♡♡」

 

歳はレオのひとつかふたつ上、十四歳ほどの少女の胸はまだ脂肪が薄く、その奥の心臓の鼓動まで感じられた。

 

ぽよん♡ わずかに硬さを残す、若々しいCカップを揉んでいく。

 

「ん! んん! ……どう? アタシのオッパイは?

ちょっとちっさ目だけど……。でもツンって張って、敏感なんだから。

あは♡ アンタってば夢中じゃない♡ きゃはははは♡」

 

少女が勝ち誇るように振り向いた。

 

「きゃはは♡ ごめんなさぁい、お母様方。

勇者くんはぁ、若いおっぱいが好きみたいよ♡」

 

「「「あら、それはどうかしら?」」」

 

挑発された熟女たちが身を乗り出す。

 

「勇者様、ちょっとお顔、失礼しますね? ほーら♡ どたぷーん♡」

 

ゆ……っさり♡ と大きな乳房が顔に置かれる。

 

「ん! んんん!!!」

 

「ほら、むにゅぅぅぅ♡ むにゅぅ♡ ぷよぷよ♡ ぱよぉぉ~ん♡」

 

正面から抱きしめられて、レオは自分の頭よりもおおきな爆乳、その深すぎる谷間に飲み込まれた。

 

「ほぉら♡ いかがですかぁ?

小娘とは大違いの、爆乳おっぱいに顔をうずめるお気分は?」

 

「……んんん! んむぅぅぅぅ!」

 

少女の美乳をもみながら、反対にレオも乳で『揉まれていく』。

 

「うふふ♡ やわらかいですねぇ? あったかいですねぇ?

谷間にムギュッと挟まれて、しあわせですねぇ?

おっぱいで顔ずり、気持ちいいですねぇ♡」

 

「んん! んんん!」

 

「ふふ、苦しいですか? 世界で一番幸せな酸欠、うれしいですねぇ。

脳みそが苦しいの勘違いして、脳内麻薬どっぱどっぱ出ちゃってますね。

でも、そろそろ空気を吸わないと……うふふ♡

そろそろ緩めてさしあげますね……さん、はい♡」

 

「ぷっはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

むわぁぁぁ♡ 口と鼻に、生暖かい空気が入ってくる。

レオはそれを貪るように吸い込んだ。

 

「すぅぅぅぅ……はぁぁぁぁ……すぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

 

「うふふ♡ いい匂いですよね? 生き返りますねぇ?

おっぱいの間で熟成されたサキュバスフェロモン、

そんなの肺いっぱいに吸い込んだら、たまりませんよね?」

 

「……あ……あう……あうう……」

 

まるで熟れきった果実のような、何年も熟成された火酒のような香りに、レオはすっかり酔ってしまった。体からぐったりと力が抜けて、女の胸にヘタれこむ。

 

「うふふ♡ もう返事もできませんか。

娘のおっぱいモミモミも、すっかり止まっちゃいましたねぇ♡

うふふ♡ おほほ♡ おほほほほ♡」

 

気づけば、あれだけ夢中になっていた、少女への愛撫もとまっている。

 

「うう……流石お母様、こんなの完敗だわ……」

 

これにはぐうの音も出ないのか、少女がガックリと肩を落とした。

 

「うう、でも、アタシはまだまだ成長中だもん!

いつか、お母様みたいな爆乳になるんだから!」

 

「うふふ、がんばりなさいね♡

……さて、ではそろそろいいかしら?」

 

女が周囲に目配せをする。サキュバスたちが次々に頷く。

 

「さあ、みんな、並んで頂戴」

 

「「「はい、女王《クイーン》」」」

 

サキュバスたちがサッと離れて壁に並んだ。

 

「な……なに? なんなの?」

 

ぼんやりとしたまま、レオは聞く。

 

「大丈夫。怖いことなど有りませんよ。

これから勇者様には、初夜の相手を選んでもらいます♡」

 

ただ一人そばに残った女王と呼ばれる女が言う。おもえば先程から、群れを先導しているのはこの女だった。

 

「しょや? えらぶ?」

 

レオが初めて聞く言葉をオウム返しする。

 

「あら、そうでした、勇者様はなにも知らないのでしたね。

……でしたらええと、どう言ったらいいのでしょう? ふむ……」

 

横たわるレオに女がよりそう。

ぷよん♡ と乳が胸板に乗っかって、女の匂いがむわりと香る。

頭がぼうっとする。血液が全部股間に取られて馬鹿になる。ペニスがガチガチに勃起していく。

 

「……ふふ♡ 難しく考えることもありませんね♡

勇者様はつまり、この中から一番好きな子を選べばいいんです♡」

 

「すきな……こ?」

 

「はい♡ 顔でも、性格でもかまいません。

勇者様が、この子タイプだなぁ、好みだなぁ、と思うサキュバスをご指名ください♡

ふふ……わたくしどもはですね、勇者様。

最初の相手だけは獲物に選ばせるようにしているんです。

さまないと喧嘩になってしまいますから」

 

女王がばさりと羽を広げて、壁の女たちを指さした。

 

「ほぅら、勇者様。おっぱいは大きいのがお好みですか? 年は若いの? それとも年上がいいかしら? どうぞあなたの、理想の女の子を見つけてください♡」

 

「理想の……女……」

 

レオはぼうっと女たちを眺めた。

幼女から年増まで、あらゆる年代の女がいる。

純白から極彩色まで、あらゆる肌の女がいる。

この世のすべての種族をそろえたような、いずれ劣らぬ美人たち。

 

「あはぁ♡」「勇者ちゃぁん♡」「私を選んでぇ♡」「ううん♡ アタシよぅ♡」「坊やぁ♡」「すきぃ♡」「すきよ♡」「だいすきよぅ♡」

 

女たちが媚びを売る。胸をもみあげ、股間をヘコヘコとくねらせて、レオを発情しきった顔で見つめている。

 

「私♡」「私よ♡」「あたしを選んで♡」「ボクとしよぅ♡」「オレにしとけよ♡」

 

レオにも恋の経験はある。故郷の素朴な村娘や、街で見かけた信じられないような美人に憧れたりもした。

 

「あ……ああ……ああ……」

 

しかしその結果はさんざんだった、勇気を出した告白は子供扱いされ、美人には浮浪児同然の眼差しを向けられ、心が折れた。

 

彼女たちは、レオを決して「男」として見ることはなかった。

 

だが、

 

「勇者さまぁ♡」「勇者くぅん♡」「ぼうや♡」「おにいちゃぁん♡」「すき♡」「すきぃ♡」「あたしを選んで♡」「おねがい♡」「おねがぁい♡」

 

信じられないような光景がひろがっている。いずれも絶世の美女たちが、街にいたならレオなど歯牙にも書けないような美しい女たちが、腰をヘコヘコと発情させて媚を売っている。

 

じんわりと……ペニスに血が集まっていく。我慢汁が朝露のように溜まっていく。

 

「はぁ……はぁ! ……はぁぁ!」

 

誰も彼もが発情していく、そのときだった。

 

「……くっだらない」

 

冷水を指すように声が広間に響き渡った。

 

「どーせこんなの無駄なのに、みんなバッカみたい」

 

レオは視線を左にやった。声の出どころは少女たちの群れの真ん中だ、

 

「ふん、なによ、ほんとのことでしょ」

 

思わぬ注目を集めた少女が言う。

そこにいたのは先ほど胸を揉んだ、少女のサキュバスだった。

 

「おや? 娘よ。なにか不満でもあるのかしら?」

 

となりに残った女が言う。

 

「はん! 不満ですって? そんなのあるに決まってるじゃない! 『選ばせる』だなんて茶番だわ。だって、最初に選ばられるのは、どーせお母様なんだもの!」

 

「「「う、それは確かに……」」」

 

娘の言葉に、他のサキュバスたちも顔をしかめた。

 

「確か、前回も女王だったわよね?」「その前もだわ」「ちょっとまって。女王さまって、これで何連続かしら?」「いっつも一番よね」

 

ざわめきが広がっていき、女王への不満が口に出されていく、

 

「あら? あらあら? もしかしてわたくしピンチかしら?」

 

「ほら! みんなも言ってやりなさいよ! こうなったら下剋上よ!」

 

「でも」「しかし」「それでも」「これは」

 

「「「いたしかたない、ことなのだわ」」」」

 

だが、不満はすぐに静まっていき、最後には畏怖と尊敬が残った。

 

娘を除いた、すべてのサキュバスが頭を垂れる。

レオのとなりに、尊敬の眼差しを送っている。

 

「「「なればこそ、彼女は我らが女王なのだから……」」」

 

レオも、つられて顔をあげた。

 

「あらあら♡ ふふふ♡ ふふふふふ♡」

 

自然と喉がごくりと鳴る。ペニスにさらに血が集まる。

 

……たしかにこれは、ものが違う。

 

この半刻で、何十人もの美女を見てきたレオから見ても、女は別格だった。

 

「うふふぅ♡ ゆうしゃさまぁ♡」

 

女の、タレ目がちな緑の瞳が、やさしくレオを見つめている。そのほほえみは母のようにあたたかい。触れる手は敬愛に満ちている。ふんわりとまとめたプラチナブロンドは背中に流れていて、まるで聖職者のように清らかだった。

 

「あっはぁ♡ うっふふふぅぅ♡」

 

だが視線を下げると、そんな印象は吹き飛んでしまう。

 

ゆっさりと突き出た爆乳は形よく、呼吸するだけでもフルフルと震えている。子持ち特有の大きな乳首はじんわりと母乳をにじませていて、つぎの赤ん坊を求めている。

 

きゅっとすぼまった妊娠可能を示す腹。前から見てもわかるほど張り出た尻肉と、どろどろに濡れた股間の性器……。

 

そしてなにより、その表情。

 

「うふふ♡ 勇者さまぁ♡ もちろん、このわたくしも選べますよぉ♡

うふふ♡ うふふふ♡ おほほほほ♡」

 

女王の目はうるんでいて、声は初恋のように震えている。それは女が惚れた男にだけ見せる本音の表情だった。

 

聖女のような顔立ちと、暴力的なまでに淫靡な肉体、本来つながることのない両者をかねそろえた女はまさに、男の夢の形をしていた。

 

「……ふんだ、あんたもやっぱり、お母様がいいんじゃない」

 

悔しそうな声が聞こえて、レオはハッとして視線を戻した。左側、少女型サキュバスの群れに埋没するようにして、先程の少女が涙ぐんでいた。

 

「……ふん……最初はアタシのおっぱい選んだくせに……くすん」

 

娘は女王の実子なのだろう。同じく金髪で、顔立ちもよく似ていた。

 

それでいてまったく違う印象を抱くのは、その性格からのものだろう。タレ目がちな瞳はキリリと引き締まって隙がなく、つんっと上向いた乳房は若々しい。尻もほっそりとして若鹿のようだ。

 

娘はまさに、女王を十歳も若返らせたように乙女だった。

 

それだけに差異が際立ってしまい、レオは思わず、両者の乳を見比べてしまった。

 

「っ!」

 

少女が顔を赤くして、あわてて乳房を手で隠した。

通常、サキュバスに性的な羞恥などない。

だからこれは単純に、優劣を比べられた恥だった。

 

「くぅ! 馬鹿にして……あんただってどうせお母様がいいんでしょ!」

 

涙目になって少女が言う。

 

「ほら! こんなのさっさと終わらせましょう!

どーせ私達は一番最後なんだもの! ……くすん……」

 

「あらあら娘ったら、すっかりいじけてしまって。

……でも、たしかにいいかげん決めましょうか」

 

女が身を寄せる。肩を抱いて、むっちりと乳を押し付けて、レオの鼓膜にささやきかける。

 

「さあ、勇者様。えらんでください♡ さあ♡ さあ♡ さあ♡」

 

「あ……うう……ああ……」

 

それだけで、レオの僅かな思考は吹き飛んでしまい。もう何も考えられなくなる。

 

「さあ♡」「勇者様ぁ♡」「勇者くん♡」

「私を選んで♡」「あたしよあたし♡」

「さあ♡」「さあ♡」「さあ♡」「さあ♡」

 

「あ……ああ……あ……」

 

ふらりと右手が持ち上がって、ひらひらとあたりをさまよった。

それはまるで、蝶が花に誘われるようだった。

 

「さあ♡」「さあ♡」「さあ♡」「さあ♡」

 

「あ……う……ああ……」

 

レオの右手は女たちのあいだをさまよって、本能のままにその花に向かった。

 

「「「…………え?」」」

 

いずれ劣らぬ名花の中から、レオが選んだのは、もっとも意外な一輪だった。

 

「「「「「おお、おおお!」」」」」

 

女たちがざわめくなかで、レオは彼女だけを見つめていた。

 

「……君……だ……」

 

茫洋とした脳みそが真実を吐く。

 

「君が……いい……君が一番……好きだ……」

 

「………………え?」

 

そのときになってようやく、女王の娘は自分が選ばれたことに気づいたようだった。

 

「おめでとう、娘よ」

 

女王が、本当にうれしそうに微笑んだ。

 

「ああ、なんて素敵なのかしら。勇者様はこのなかの誰よりも、あなたを選んだのよ」

 

「おめでとう」「おめでとう♡」「おめでとう!」

 

あたたかな拍手が巻き起こる。サキュバスにも後輩への慕情はあるらしく、みなが少女を祝福していた。

 

「え……ええ!? うそでしょ!?」

 

娘がまだ信じられない様子で、レオの眼の前へと走り寄った。

 

「あ、あんたバカじゃないの!

こんなにたくさん美人がいるのに……お、お母様までいるってのに!

ホントにあたしを選ぶっていうの!?」

 

レオはこくりとうなずく。娘が思わず顔を抑える。

 

「だ、だって、うそでしょ。 あたし、あんなに意地悪言ったのに……」

 

先程までの負けん気はどこに行ってしまったのか、娘が、しゅん……と尻尾を巻いた。

 

「おっぱいだって、おしりだってまだまだだし……それに性格もきついって、よく言われるし……」

 

「それは……たしかに……」

 

「ちょ! あんたねぇ! こういうときは嘘でも違うっていうのよ!

……って、だからぁ……こういうこと言っちゃうからアタシってば……」

 

「でも、いいんだ……」

 

レオは言う。

 

「最初は、なんてひどいこというんだって思った。……敵だし、魔物だし、こわいって……でも、それでも目が離せなかった……君がいい、君が好きだ」

 

「っ!! ♡♡♡♡♡」

 

少女のこわばりが溶けていく。尻尾と羽が嬉しげにはためき、顔が母親似の、やわらかいものに変わっていく。

 

「「「ああ……なんてすばらしいのかしら……」」」

 

女たちが、とくに母親世代のサキュバスが感動している。

 

「ふふ、勇者様は、本当に見る目をお持ちなのですね。

……実はですね勇者様、この娘もまた、あなた様とおなじなのです」

 

「おな……じ……?」

 

「ええ……娘は世にも珍しい、サキュバスの処女なのです♡」

 

「ちょ! お母様! 言わないでよ! 恥ずかしい!」

 

「ほほほ♡ 確かに、サキュバスにとって処女は恥。

……ですがこの場合は別でしょう。

真実の童貞と処女が結ばれるなんて……、

ああ、こんなこと、サキュバスにとって奇蹟だわ。

うふふ、いやだ、涙が……。娘よ、本当におめでとう♡」

 

「お母様……」

 

「さあ、どうぞ勇者様、あなたが選んだ女を、とくと御覧ください」

 

女王が娘を指差した。

 

「歳は、人間ならば十四歳ほど、まだ初潮が来たばかりのほんの小娘……、

おっぱいもお尻も膨らみかけで……、息をすると、ほぉら、

脇腹にあばら骨すら浮き上がるほどの、天使のようにか細い美少女ですわ」

 

「や、やだお母様ったら……」

 

母の言葉に、娘が恥じ入ったように胸を隠した。そこがコンプレックスなのだろう、レオからすると十分に魅力的なCカップが、少女の細い指のなかでむにゅう♡ と潰れる。

 

女の言葉と、そして少女の反応に、レオはごくりと生唾を飲んだ。

 

「ふふふ、勇者様ったら、たまらないんですね?

こんな乙女、勃起しない方が失礼というものですよね?」

 

「も! もう! お母様ったら! いちいち言わないでよ!」

 

「さあさあ、もっとご覧になって、性格は、見ての通りの意地っ張り♡

なかなか素直になれない、かたぁい処女、

でも本当はあなたのことが大好きなツンデレ娘♡

うふふ、勇者様、この娘、ほしくないですかぁ?

かたぁい殻を貫いて、なかのあつあつ、味わってみたくないですか?

ふふふ、ふふふふふ♡」

 

レオはふらふらと手を伸ばした。ペニスはすでにガチガチで、腹に突き刺さりそうなほど勃起していた。

 

「ほしい……君が、ほしい!」

 

「さあ娘よ。勇者様がこれだけのことを言ってくださったのです。あなたからも、お返事を」

 

「う……うん」

 

娘が返事をして、レオの眼の前に、ぺたんと座り込んだ。

 

信じられないほど美しい少女がいる。

世間の評価など分からないが、レオにとって彼女はだれよりも輝いて見えた。

緑色の大きな瞳。バラ色にそまった頬、かわいらしく結ばれた金髪のツインテール。

 

薄い唇がひらいていく。

 

「えっと……その……あんた………好きって言ってくれて、ありがと……」

 

消え入りそうな、うつくしい声。

 

「「「きゃー♡」」」「「「かわいいー♡」」」

 

「これこれ、みなさま、からかってはいけませんよ。

興が冷めてしまったら、かわいそうではありませんか」

 

「でも女王」「あの子ったら」「ほら」

 

「おや? ……ふふふ、さすが、若いわねぇ。

私達の声なんて、聞こえていませんか」

 

「私も、あんたが好き……♡」

 

濡れた瞳がキラキラと輝き、唇が初めての愛を囁いている。

 

「本当はアタシ、あんたのこと、最初から気になってたの。

まるで雷に打たれたみたいに、頭から子宮まで、ビリビリってして……。

でもそんなの認められなくて、意地悪しちゃって……

ああ、でもこれが恋なのね。好き……大好きよ♡」

 

ぽろり、と少女の瞳から涙がつたい、やわらかな笑みがこぼれていった。

 

背後から悪魔がささやきかける。

 

「ふふふ、勇者様、娘の顔、ご覧になってください、

あなたのことが大好きで……あなたに選ばれたのが嬉しすぎて……、

悪態も出てこなくなっちゃったメスガキ娘♡

ふふふ、こうしていると、ほっぺたバラ色に染めてるただの美少女ですね♡

ああ、我が娘ながら、なんて可愛いのかしら。

瞳がうるうるにとろけて、処女らしからぬ、淫靡な表情がおどっています。

おっぱいも、ピンッピンにかたくして、処女なりに精一杯発情してます♡

あっつい吐息が、ふぅー♡ ふぅぅー♡ って。とってもおいしそうですねぇ♡」

 

「……ねえ、アンタ……。ん……♡」

 

「あらあら、娘は意外とロマンチストだったのですね♡

もう我慢の限界なのに、本当はすぐにでも貪りたいはずなのに、

最初のキスは、殿方からしてほしいだなんて♡」

 

「………………♡」

 

「ああ、なんて可愛らしいキス待ち顔でしょう。

目を閉じて、唇を突き出して、緊張して震えています。

さあ、勇者様、どうかこの哀れな娘に施しを、

あなたのために生まれたメスに、誓いのキスをしてあげて……」

 

「「「「「さあ♡ さあ♡ さあ♡ さあ♡」」」」」

 

レオは、そっと身を乗り出した。

 

少女の手を取り、指と指を絡め合う。顔と顔を寄せ合って、お互いの唇をそっと重ねる。

 

初めてのキスだった。

 

「ん……ちゅ……」

 

一瞬ふれあって、また離れる。それは子供が親にするような、親愛のこもったキスだった。

 

「ん! ……んんん! ……ちゅぅ!」

 

だがそれもすぐに意味が変わってしまう。レオは息継ぎも惜しんで唇を突き出す。

作法もなにもわからないまま、二人だけでやりかたを探る。

 

「ん、れろ、えろ、ん……」

 

カチカチと歯がぶつかりあい、鼻と鼻があたってなにもうまく出来ない。

だがそんな失敗すらも愛おしい。

 

「ん、んんん、んじゅる♡ じゅるるるる♡」

 

欲望がお互いの唾液を捏ね上げる。気づけば舌がぬるりと伸びて、相手の口内をまさぐっている。いままで誰にも触らせなかった場所をこすり合わせていく。

 

ちゅ、ちゅう、ちゅうう、ちゅうううううううう♡

ちゅぱ♡ ちゅぱ♡ ちゅぱぁ♡ ちゅ、ちゅぅぅぅぅ♡

 

「ああ♡ なんてすばらしいのかしら♡」

 

女王がうっとりとした声を挙げた。

 

「処女と童貞の初めてのキス……。

天使のように清楚なキスが、淫らなキスに変わっていく……。

ふふ、どうぞ勇者様。娘の口内、存分にねぶってあげてください。

れろれろ、むちゅぅぅぅ♡ って、

舌を絡めて、よだれをゴクゴク飲ませてあげて♡

ベロチュー唾液ぐっちょぐちょに絡ませて、

処女サキュバスの発情カクテル、思う存分あじわってぇ♡」

 

「じゅぶ! じゅぶぶ! じゅぶぶぶぶ♡

じゅるるるるるるるる! じゅぞ! ぞるるるるる♡」

 

気づけば二人、抱き合っていた。

膝立ちになって、お互いの体を抱きしめている。

娘の背中に手を回し、ツインテールを掻き上げるようにして背中を抱いた。

肉付きの薄い尻肉に手を回し、ぎゅうぎゅうと跡が残るほど握りしめた。

 

快感で肌がぞわぞわする。少女に触れたすべての場所が心地良い。

 

「れろれろれろれろれろれろ♡ んちゅぅぅぅぅ♡♡♡」

 

娘も抱きしめ返してくる。

すがりつくように体を押し付けて、唇を懸命に吸っていく。

男としての自尊心が満たされていく。信じられないような快感に浸る。

 

「んん! んんん♡♡♡」

 

だがまだ足りない、むしろすればするほど飢えていく。

なにかボタンをかけちがえたかのような、でも正しい方法がわからなくて苦しくなる。

 

「ぷはぁ! はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」

 

最後は酸欠に陥って、ようやく二人を顔を離した。

ねばっこい唾が糸を引き、白濁する泡が顎をつたった。

 

「はぁ! はぁぁ!」

「ああ! あああ!」

 

だがまだ足りない。もっとほしい。もっと……もっと!

 

「ストーップ!」

 

そのとき、がっつく二人を、女王が強引に引き離した。

 

「ちょっと待って頂戴ふたりとも。それでは苦しいばかりだわ。

……まったく、初心者同士の悪いところが出てしまいましたね。

さあ! みなさま、助けて差し上げて!」

 

「「「「はい、クイーン」」」

 

ふたたび、女たちの手がワラワラと伸びた。だが今度のそれは欲望に満ちたものではなく、むしろ滅私の心によるものだった。

 

「ほら、勇者様、お座りになって……。

男と女の正しい方法を、わたくしどもが教えてさしあげます♡」

 

ふたたび地面に座り込む。女王の、豊満な胸に背中を預ける。

 

「さあ勇者様、娘の純血を、ごらんになって♡」

 

「きゃぁ! お、お母様方!? それにお姉様方までぇ!」

 

娘もまた、背後から女たちに抱きあげられて、股間をがばりと押し開かれた。

 

目の前に、少女の股間がさらされる。下から順番に、まずは40センチほどの短い尻尾がある。そのうえにきゅっとしぼんだ小さな肛門が続き、――そしてピッタリと閉じたスジが走る。

 

そのスジが、母親の手によって、くぱぁっ♡ と開かれていく。

 

「ほら勇者様。これが娘のオマンコですわ。

ふふ、処女のくせに、もうクリトリスまでぷっくりとふくれて、

入り口がパクパクえづいています♡

そしてその奥にあるものが……ふふ、わかりますかぁ?」

 

「やぁん、勇者くん。そんなのみないでぇ!」

 

レオはまじまじと凝視した。毛の一本も生えていない恥丘の下、傷跡のように薄い隙間の奥。

 

「ふふ、見えますか? これが、サキュバスにとっては恥ずかしくたまらない、新品オマンコの証明書――娘の処女膜でございます」

 

「やぁだぁ! 勇者くん! みないで! みないでよぅ!」

 

いままで見たことがない女の恥部、嫌がられて、拒まれているそこを眺める征服感にぞくぞくする。

 

肉の奥の薄い膜。きっとこれが処女膜なのだろう。

しかし、レオにはそもそも「処女」がなんなのか分からない。

 

「??? ?????」

 

「ふふふ、理解できなくても構いません。

……思えば勇者様は、おつらかったでしょうねぇ……」

 

女王が憐れむ。

 

「いままでも、大変だったでしょう。

勃起しても、どうすればいいか分からずに、

なんだか悪いことをしているみたいで、罪悪感に苦しんで……」

 

「あ………う……」

 

レオは、ぼんやりと頷いた。

女王の言う通り、最近のレオは、自分の性欲を持て余していた。

宿屋の娘や、女たちと関わるたびに、不意に大きくペニスに困惑していた。

 

「でも、もういいのです……。

その高ぶりの鎮め方を、私たちが教えて差し上げます♡」

 

「うう♡ ううう♡ あたしも! もう我慢できない!」

 

娘が地面に降り立って、レオの両足をまたぎ越した。

 

「はぁ、はぁ♡ いい? アンタはそのまま座ってなさい♡ アタシが――お姉ちゃんがリードしてあげるから♡」

 

「ふふ、勇者様、これがいわゆる、対面座位という体位でございます」

 

背後から母親に抱かれながら、その娘を抱いていく。

 

「ああ、娘がしゃがんでいきますよ。まだ脂肪の薄い体を見せつけながら、

新品のオマンコみせびらかして、オチンチンにまたがっていきます♡」

 

女の声にぞくぞくする。目の前の出来事をあらためて言葉にされることで、興奮が際限なく高まっていく。

 

「んしょ、よいしょ……ええと、ここ、よね? ん……んんん……」

 

娘がゆっくりと腰をおろしていく。

女たちの手が助けて、ペニスを膣口へと導いていく。

 

触れる。

 

「あ! ああ!」

「ん! んんん!」

 

まだほんの入口が触れただけだというのに、レオも、そして娘も、快楽にビクビクと震えていた。

 

「ふふ、ふたりとも、もういきそうなのですね? ふふふふふ♡」

 

女たちがそっと二人を支える。

 

「あ……すご、なに、これぇ……んん♡」

 

娘の足から力が抜けて、亀頭が肉に埋まっていく。

 

――つぷ……ちゅぅぅぅ♡

 

「んん! んんん♡♡♡」

 

それがまた快楽を呼び起こし、二人は夢中になっていく。

しかし、それもすぐにとまってしまった。

 

――つぷ――ぎちぃ!

 

「いぎ! いっつぅ!」

 

うすい、しかし確実に存在する肉の膜に、ペニスが侵入を拒まれる。

 

「んぐ……くぅぅ……ちょ、まって、これ、やばぁい♡」

 

レオの肩に手をおいて、娘がとろけた顔を見せた。

 

「いたい、のに、きもち、よくて……、はぁ……はぁ……はぁぁ!

うう、こんなの変になっちゃうぅ! ……うう、ううう♡」

 

レオは、目の前の少女を見る。

 

自分より一~二歳年上の、そのせいかずいぶんと姉ぶっている少女。

さっきまであんなに余裕ぶっていたその顔が、いまはどろどろに溶けて歪んでいる。

 

「はひ♡ はひぃ♡」

 

凛とした美少女の造形が、ぐちゃぐちゃになって汗ばんでいる。きれいに揃っていた金髪ツインテールが乱れて、額におくれ毛が張り付いている。

 

「ああ、すごぃ♡ すっごぃぃ♡

ふぅぅ、ふぅぅぅぅ、ふぅぅぅぅ♡」

 

首が赤ん坊のようにすわらなくなっている。視線が斜めに傾いでいく。

 

「ね、ねえ? アンタ、きゅうけい、ちょっとだけ、きゅうけいしましょ? ね?」

 

この期に及んで姉ぶって、主導権を握って逃げようとしている。

そんなこと、ゆるせなかった。

 

「んん!? んんんんん~~~~~!!!」

 

目の前の唇に吸い付く。

 

「んん~~! ちょ! あんた! なにして――んんん~~!」

 

細い体に手を回して、ぎゅうぎゅうに締めて捕まえる。

 

ぎち……ぎち! ぎちぃ!

 

「んぎぃ! んぢゅ! んぢゅぅぅぅぅぅ!」

 

腰をぐいぐいと押し付けていく。悲鳴をキスで飲み込んでいく。

 

「「あらあら」」「「まあまあ」」「うふふふふ♡」「おほほほほ♡」

 

ギャラリーが微笑む。

 

「おやおや♡ 勇者様ったら、腰が、へこ♡ へこ♡ って、動いていますねぇ。

ふふふ♡ なにも知らなくても、本能で腰振り、できるのですね♡」

 

「ぷはぁ! あぐ! あぎぃ! 

バカバカ! アタシがやるって、いったのにぃ!

ひぐ! あ、あ、あ、きちゃう! 処女膜、破れちゃうぅぅぅ!」

 

少女が膝を立てて逃げようとする、その肩を、母親たちが捕まえる。

 

「ほうら♡ 抱いてあげてください、勇者様。さあ、ぎゅーって♡」

 

「いぎぃぃぃぃぃぃ!!」

 

めりめりめり! 肉が裂けていく。亀頭がさらに埋まっていく。

 

レオは少女を捕まえる。抱きしめて、キスをして、その体内を思う存分あじわっていく。

 

「んん! んちゅ、ちゅう、ちゅぱ、ちゅう、ちゅうううううう。

んれろ、れろぉ♡ ちゅぷ♡ ちゅぷ♡ ちゅぱぁ♡」

 

「さあ、あとは仕上げです♡

娘の処女マンコ、その童貞チンポで奪ってあげて♡

プレゼントの包み紙みたいに乱暴に破り捨てて、

中の宝物を手に入れてぇ♡」

 

「いぎぃ! んづぅ! んん! んんん♡♡♡」

 

「さあ♡ さあ♡ 最高の童貞卒業、してくださぁい♡

処女セックスで精通してぇ♡ 童貞チンポで絶頂させてぇ♡

処女メスにチンポぶっさして、自分のものにしてくださぁい♡」

 

「んちゅ! んちゅううう! ちゅば! ちゅばぁ!」

 

――――ぐぐぐ、ぐぐぐぐぐ!

 

「オチンチンで膣ヒダひっかいてぇ♡ 俺のものだってマーキング♡

女の子に一生消えない傷跡つけて♡ 最初の男になってくださぁい♡」

 

「あ♡ あ♡ あ♡ きて、きてぇ♡♡♡」

 

少女の躰が開いていく。

 

「お願いぃぃ! アタシのこと、犯して♡ 奪って♡

あんたのものに、してぇぇぇぇ♡♡♡」

 

「さあ♡ さあ♡ さあ♡ さあ♡

人生で一度だけの精通セックス♡ 最っ高に気持ち良い初体験♡

ぴっかぴかの剥きたてチンポで♡ 新品オマンコずぼずぼしてぇ♡」

 

「さあ!」「「さあ!」」「「「さあ!」」」

 

「「「「処女膜破って♡ 中出ししてぇ♡」」」

 

――メリメリメリメリ!――

――ぶちぶちぶちぶち!――

 

「ひやぁぁぁぁぁぁ♡」

 

処女が叫ぶ。涙を撒き散らして泣き叫ぶ。

 

「あ、あ、あ♡ だめぇ♡ こんなのぉ♡ あ♡ あ♡ あ♡

痛いのにぉ♡ あ♡ あ♡ あ♡ 初めてなのにぃ!

もう無理ぃ!! くる、ぐるぅ! きちゃう、あ、あ、あ!!!」

 

――ぶちぃぃぃっっっ!!!!!!――

 

「いっぐぅぅぅぅぅううううううううううう!!!!!!!」

 

どびゅう! びゅるる! びゅるるるるるる!

 

「ああ! ああああああ~~~~~♡♡♡♡」

 

一線を越えた瞬間、ペニスから何かが飛び出していった。

尿とは違う、勢いのあるそれがほとばしる。

 

びゅびゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!

 

「♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

レオは少女を抱きしめて、腰を深々と打ち付けた。本能が目の前の雌を犯すために、その液体を最奥までねじ込んだ。

 

――どぴゅ、どぴゅどぴゅぅ。どぴゅぴゅ~~――。

 

まだとまらない。

 

――どっくん、どっくん、どっくん、どっくん……

 

まだ、まだ、まだ……、

 

どくん、どくん、どくん……どくん……どくん…………、

 

「お……おお……おおお……」

 

たっぷり一分は絶頂して、ようやく二人は包容を解いた。

ぱたぱたと、まるで花が開くように両手が落ちて、少年と少女は母親たちの胸に倒れていった。

 

ペニスが少女の膣から抜ける。大量の白濁液が吐き出される。

童貞の黄ばんだ精液と、破瓜の鮮血が混ざっていった。

 

(つづく)

 

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