※この作品はR-18です。

「助けてノノえもん!」ホシノ・カヨコ・黒服関係回のみまとめ   作:春画屋@二次創作R18

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Final-51:小鳥遊ホシノ-(2)-先生の「友達」

 

 ——あの日私は、『黒服』——あるいは先生の「友達」——と、アクアリウムで一日デートをした。そして、夕食の場でそいつが何者なのか、質問した。『メインストーリー』に登場するという「悪い大人」……『ゲマトリアの黒服』と、『現実世界』と呼ばれる異世界から来た、元「プレイヤー」である今の先生の「友達」。どちらが目の前にいる黒づくめの人物の本質なのか、私は見極める。

 

 ——自信はある。

 

「私が何者か語る前に、先にこちらから聞きましょう。ホシノさんは、こ(・)の(・)世界の事情をどれだけご存知なのです?」

「先生——『彼』が記憶を取り戻した後で、私に説明できた範囲のほとんどかな」

「『私』の正体については?」

「聞いてない。先生の口からは、『黒服』という名前が出たこともない。その代わり、先生の「友達」のことならある程度聞いてる」

「ある程度ですか。つまり、『黒服』という名も含め、私について教えられていないこともある」

「そういうこと」

 

 正直なところ、なぜ先生が「友達」について詳しく話さなかったのかは分からない。無理には聞かなかったけど、今こうして本人に会ってみても、何か問題があるとは思えない。第一、今日だって先生が会わせてくれたんだし。

 

 とはいえ、相手が私——『小鳥遊(たかなし)ホシノ』なら話は別か。

 

「一応、確認しておくけど、私とあんたは初対面じゃないよね? 何度も私をカイザーの傭兵として勧誘してきた、いつも黒い服を着ていた不気味な「大人」。あの『黒服』はあんたと同一人物ってことでいい?」

「不気味……ですか。はい、初対面ではありません。私はそう考えています」

 

 ? 何か引っかかる言い方をする……。でも、とりあえずは気にしないことにする。

 

「それからおそらく、アビドスの借金のほとんどを肩代わりしてくれた、謎の人物。もしそうなら、お礼を言っておく。今の自由なアビドスがあるのは、あんたのおかげだから」

「お礼なら『彼』に言えば十分です。私は彼の友人として、代わりに支払っただけです」

「それで済ませるには、アビドスの借金の額は大きすぎる。……ま、「あの契約」では『小鳥遊ホシノ』にも、同じくらいの金額をつけてくれてたんだろうし、高く見積もられたものだと思うけど」

「…………」

 

 黙ってしまった。やっぱり、あの頃の話はタブーなんだろうか。当時のこいつは、単に雰囲気が違うだけでなく、無機質なイメージがあった。どこか感情が欠落した、今とは別人のような……。まあ、その変化も先生が話さなかった理由の一つなんだろう。それぐらいは承知している。

 

「それとも、アビドスへ支払うというより、先生——『彼』にそれだけの価値を見出した? 何しろ、『シャーレの先生』という特別な存在というだけじゃなく、この『ブルーアーカイブ』っていう「ゲームの中の世界」の外の世界……言ってみれば、神さまが住むような領域(りょういき)から来た「プレイヤー」なんだから」

「いえ、そこにはさして興味を持ちませんでした。興味を持ったのは、『彼』からもらった貴重な品々にです。なにせ、それが私の人生を変えてしまったのですから。いえ、それによって生まれたのが「私」と言ってもいい」

 

 生まれた? 何かの比喩(ひゆ)だろうか。それに……

 

「人生を変えるほどの何かって?」

「「ゲーム」ですよ。『ブルーアーカイブ』と同じく、『現実世界』で売られているゲームです。『彼』だけがそれを買うことが出来ました。その中でも、『エクストラ』、『アンリミテッド』、『オルタネイティブ』、この三つが特に重要でした……が、今は説明を省(はぶ)きましょう。いつも長すぎると怒られていますし。そして——」

 

 説明を聞く限り、確かに黒服の受け取ったゲームは、全て『ブルーアーカイブ』のストーリーパートと同じような作りだった。ほとんど先生から聞いた説明と一致している。でも、何度聞いてもそれの明確なイメージが出来ない。まず、私たちの姿が二次元の「立ち絵」として画面に表示されているのがイメージ出来ない。ストーリーは、地の文はほとんどなしの、セリフを中心としたテキストで表現されているという。ならプレイヤーはそれによって、キヴォトスの状況をどこまで「読め」る? 誰のセリフをどれだけ表示させる? 選ぶ基準は?

 

 もっと分からないのが「先生」だ。画面には映らず、ボイスもなく、詳しい設定もない、「主人公」という一種の概念としか思えないような不思議な存在。この世界に実在する『前の先生』や、『今の先生』からはかけ離れている。キャラとしてすら実在しないのが、ハッキリしている存在……それが『ブルーアーカイブ』の「先生」だ。

 

 ………。

 

 いや、一応キャラはあるらしいんだ。しかも、そんな存在の割に、変にキャラ付けが濃いような……あれは何なんだ。一人称が「私」だとか、趣味が子供っぽいとかはともかく、いろいろ妙なエピソードが……前から結構気になってるやつ、ちょっと聞いてみようかな。

 

「一応、真面目な話なんだけど、聞いてみてもいい?」

「はい? 構いませんが」

「「先生」って、女子生徒の足を舐めたりするの?」

「ゲヘナ風紀委員会の銀見(しろみ)イオリのことですか? 舐(な)めますよ」

「嘘でしょ」

 

 まさか本当に? いや、そう……そう……なの? 確かに、それぐらいは思うようになってたけど、それ即答するレベルの話なの? どっちかっていうと、今いる「先生」がやってたとか聞いたらまだ納得する感じ……それも失礼か。でも、ノリ的にはあの人やりそう……

 

「一応言っておきますが、ストーリー上の理由はちゃんとありますよ? 「先生」とはそういう存在ですし、ある意味では、それが『ブルーアーカイブ』というゲームの本質でもあります」

「嘘つけっ!」

 

 思いっきり突っ込んでしまった。そんなところで笑いを取ろうとするな。

 

「そんなのが本質って、どんなゲームなのさ」

「あくまで私見ですよ?」

 

 当たり前でしょ。私見というより、こいつの独断と偏見であって欲しい。別に、どんなギャグストーリーでもいいけど、一応私たちのこ(・)の(・)世界の元となっている話なんだし。……まあ、二言(ふたこと)目には銀行を襲うとか言い出す女子高生が後輩にいる時点で、『ブルーアーカイブ』の世界観にケチつけるのも失礼だろうけど。訳のわかんない理由で飲食店を爆破して回る部活とか、戦車で移動する女子高生もいるような世界だし。それにしたってさあ。

 

「『水着ではなく、下着だと思えばそれは下着だ』」

「……は?」

 

 今度は突然、何を言い出したの? 今度こそ、あの先生が言いそうな……

 

「『エデン条約編』に出てくるこの言葉は、ある意味で『ブルーアーカイブ』のテーマを表現しているといってもいいでしょう。水着ではなく、実は下着だったのかも知れない。そういうデザインだったのかも知れない。ですが、下着だったとしても証明する事は出来ない。これはキヴォトスに伝わる『七つの古則』の五番目、「楽園に辿り着きし者の真実を、証明することは——……どうしました?」

「ちょっとツボに入った」

 

 笑いそうになって、我慢しようとしたら、むせた。黒づくめの、怪人と言ってもいいような不気味な見た目の男が、水着とか下着とか言っているのは流石にシュールすぎる。でも、面白そうなので、引き続き説明を聞くことにした。

 

 …………。

 

「……——と、そんな感じでしょうか」

「まさか先生が言ってた、例のトリニティの校内を水着で歩いてる子がそれを言ってたとは思わなかった。ちょっと納得した」

「ホシノさんにも、あまり先入観を植え付けたくなかったのですが」

「でも、言ってることとかやってることとか、そっち方面にちょっとアレな人は、意外と頭がいいのは知ってるし。先生とか」

「どちらにも失礼だと言われそうな……」

 

 話を聞いていたら、私もだんだんやりたくなってきた。ちょっと面白そうだな、『ブルーアーカイブ』。

 

「まあ、元々そうやって、ただのネタにとどめずに大真面目にやるゲームなら、あの先生の「世界観」とも合いやすい。その辺はノノミちゃんからも少し聞いてる。絶(・)対(・)に(・)破(・)壊(・)さ(・)れ(・)な(・)い(・)『即席☆ヘイロー』だとか、あの子の出す、バカバカしい名前だけどとんでもないものも、「ノノミちゃんが出したやつだし」の一言で済んでしまうような先生の「世界観」に、私たちまで思(・)い(・)込(・)ま(・)さ(・)れ(・)て(・)いた。一方で、「ヘイローは破壊できる」なんて常識は他にまぎれてしまって、先生——『彼』には分からなくなっていた」

「そうです。だから、「主人公」である彼が持つ、「ヘイローを壊される生徒なんているわけがない」という「世界観」が維持され、それと直結しているこ(・)の(・)『ブルーアーカイブ世界』も、同じように平和な状態に保たれていた*1」

「……でも「死んだ人間は生き返らない」、「過去は変えられない」、なんてことは知っていた。だったら、それ以外の残酷な「絶対のルール」なんて、知って欲しくなかったかも。もし元の世界に帰るとしても、彼にはノノミちゃんやみんなとの、楽しい思い出だけを持って帰って欲しかった」

「……その感情自体は理解できます。しかし、記憶ごと真実を隠すのは、私には許せませんでした。特に、責めたくはありませんが、ノノミさんが隠し事をしたままというのは大問題だったはずです」

「そう……それは私たちにだって、きっと分かってた。分かってたけど……」

 

 今になって気付かされた。私は先生に記憶を戻すことでキヴォトスの平和が壊れてしまう、それだけを恐れていたんじゃない。私は、自分たちが作り出してしまうかも知れない悲(・)し(・)く(・)て(・)重(・)い(・)ス(・)ト(・)ー(・)リ(・)ー(・)を(・)見(・)せ(・)た(・)く(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)んだ。そんな嫌な自分たちを知られたくなかった。

 

 『ブルーアーカイブ』では、どれだけ描(えが)かれているんだろうか。例えば、ユメ先輩の死体を見つけた時の私の絶望した姿。出来れば彼にとっての『小鳥遊ホシノ』は、「うへ〜、おじさんはさぁ〜」なんて、ヘラヘラしているだけの明るい存在であって欲しかった。

 

 でも、それはきっとみんな同じだ。先生は『メインストーリー』でどんな存在だったとかは気にせず、誰とでも仲良くする方だけど、きっと『ゲマトリアの黒服』だなんて知られたくなかっただろう。でもこの人は、それを恐れずに彼に記憶を返してあげた。「友達」だからだ。

 

「でも、なら最初から今の先生——記憶を全部持った『彼』に任せるわけにはいかなかったのかな。他にも事情がいろいろあったのは分かるけど……」

「そこは、ある程度はホシノさんにも話しておいた方がいいでしょうね。私たち『ゲマトリア』や「悪い大人」、「不可解な存在」などは取り除かれているのを前提として、私たちは問題を解決しようとしていますし。まず、私を含む『ゲマトリア』に関してですが——」

 

 ——『ゲマトリア』、超古代兵器、その他いろいろ……私が「知った」ら問題のあるやつは、除いてあると思う。それら、教えてもらったものの中には、わたしが独自に調べてたどり着いたものもあった。でも、「器」だけで自我を持たないという、『黒服』以外の『ゲマトリア』をはじめ、そのどれもが私が何もする必要のない、完全に無害な状態になっていた。残ったのは、生徒や学園間の問題だけだ。

 

「私は、今のキヴォトスの状態が崩れるんじゃないかって、彼に記憶を戻すのが怖かった。でも、連邦生徒会長だってい(・)る(・)こ(・)と(・)に(・)な(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)*2し、いろんな条件は整っていた。それに彼は本来は有能な人だし、それは知っている人は知っている」

「その「有能な」ことが問題なのですがね」

「?」

「私も、同じように考えていました。しかし、記憶が戻った直後の姿を見れば、彼がかなり危(あや)うい存在なのが分かるはずです。彼は頭(・)が(・)キ(・)レ(・)す(・)ぎ(・)る(・)。普段はああですが、いい意味でも悪い意味でも「大人」なのです。極端なことを言えば、彼のやり方は「悪い大人」のものに近い」

「どういう意味?」

 

 先生を悪く言われたような気がして、少しムカついた。彼は『現実世界』の成人男性であり、「大人」だ。それがキヴォトスで言う「大人」とは少し違うとしても、「悪い大人」のはずがない。

 

「無論、彼の基本的なスタンスは「毒をもって毒を制す」ですから、本気を出す相手や目的も限られます。ただ、彼はあまりにも「大人の戦い方」に長(た)けている。あなたたちのように銃で戦うのではなく、彼の武器は「契約」、「情報」、「駆け引き」です。そして、前提知識が多ければ多いほど彼は能力を発揮し、それに頼る傾向も強くなる。一歩間違えれば、冷徹(れいてつ)と言われかねないほどに」

「……確かに、いい意味でも悪い意味でも「情に流されない」から仕事が出来る、みたいなところはあるらしいけどね」

 

 能天気に見えて、彼がどこか冷めた目で「現実」を見ているのは、私も感じている。仕事面で彼の評価が高いのも、そういうところだと聞いている。一方で、少し厳しすぎる、という評価も聞いている。生徒相手には相当手加減して仕事をしてるんだろうし、それでもそういう印象が出てくるんだから、特に人間関係が絡む時に本気を出すのは諸刃(もろは)の剣なのは納得できる。

 

「でも『トリニティ』みたいに、内部で思惑(おもわく)が絡み合っているような問題を解決するなら、そういうやり方だってありのはずだ。『メインストーリー』で事実を知ることだって、必ずしもマイナス面だけじゃない」

「それは希望的観測でしょう。記憶が完全な彼なら、ほとんど負傷者を出さず、全ての紛争を収めることも可能だと思います。ゲマトリアも関与しない前提ですしね。ですがエデン条約編に関わる組織の問題は、どれもかなり根深いものです。私には、『メインストーリー』が用意した「ハッピーエンド」すら、全てを解決できているとは思えません。そんな話を、なまじ記憶があるせいで判断が正確す(・)ぎ(・)る(・)彼が、無理矢理押さえ込んだりすれば……」

「……そうだね。言いたいことは分かる。物的被害、人的被害が少なければ、保証されている形式上の「ハッピーエンド」の条件は満たす。でも、それ以上のものじゃない。生徒の内面を考えれば、むしろ悪化してるかも知れない。私には多分、それを「ハッピーエンド」とは受け止められない」

「無論、それを実質的にも「ハッピーエンド」と見ることは出来ますがね。生徒の内面部分などに関する評価は、見る者の主観に大きく左右される、曖昧(あいまい)なものですから」

 

 以前の私の価値観なら、むしろ「事実」だけを見て無条件に良しとしただろう。誰かの犠牲もなしに簡単に「ハッピーエンド」にたどり着けるほど、現実は甘くない、そう考えていた。

 

 「ゲームの中」のタイプの『ブルーアーカイブ世界』は、「ハッピーエンド」を保証しているという。でもそれだって、そうしないと「ストーリー」が破綻してしまうからであって、それ自体は夢のある話じゃない。

 

「ただ、事態がそのような方向に進めば、そういう「世界観」を生み出してしまった事への自責の念で、彼が強制的に元の世界へ帰還してしまった可能性の方が高いと思います*3。どちらにしても、そういった展開を恐れて警戒していたこと自体は正解だったと思いますよ」

「……そうかも知れない。でも、そういう話だけだったら、先生は必要があれば身を引いて元の世界に帰ってる。未練なく、すんなりとそれが出来る人だ。記憶が戻った今はそうしているように、『前の先生』のことも含め、全体を見て最善のことを考えて実行できる。——でも、そういう事じゃない。先生がこの世界にいる本当の意味は、他にある」

 

 そう、キヴォトスとかブルーアーカイブ世界とかとは関係ないところに、『彼』の存在する本当の意味がある。そうでなければ、無理に『彼』をこの世界に呼び込む必要はなかった。

 

 『あの人』——『前の先生』が無茶をして、この世界を作り変えてまで、ノノミちゃんのために『彼』を呼んだ意味が、今の私にはよく分かる。私にも同じように会いたい人が、「画面の向こう側」の世界にいるから。『ブルーアーカイブ』の世界の外側の、別の世界にいる人と会いたいという、本来なら絶(・)対(・)に(・)不可能な望み。もしかしたら、死んだ人を生き返らせることに近いんじゃないかと思えるほどに困難な、ノノミちゃんの望みを『あの人』は叶えた。『彼』と会わせてあげた。

 

 たった一人の子の望みだからと片付けなかった。不可能だと諦(あきら)めなかった。『ブルーアーカイブ』の外に干渉する事なんて、それこそハッピーエンドなんて保証されるわけがない。自分の存在も消えてしまうかも知れなかった。『あの人』は『シャーレの先生』という「器」の限界を自分の意思で超えて、不可能を可能にした。きっと、「画面の向こう側」から今も——

 

「——『前の先生』がそこまでして、やっと出会うことが出来たノノミちゃんを、『彼』は絶対に泣かせたりしない。帰るにしろ、残るにしろ。『前の先生』だって、言わなくたってそこは自分と考えが一致すると信じて、『彼』を呼んだはず」

「一致? あー……まあ、一致するでしょうね……」

「何さ」

「いえ、続けて下さい」

 

 今、いい事を言ってるんだから、話の腰を折るなってば。

 

「どんな形であれ、先生がノノミちゃんのために頑張った結果なら、その姿を見ている私たちは、どんな悲惨な、形式だけのものにしか見えないような「ハッピーエンド」だって、真の「ハッピーエンド」として受け入れられる。そうじゃない?」

「いささか情緒的すぎる意見だと思いますが……」

「あんたのとは違う?」

 

 違ったっていい。とらえ方は人それぞれだ。

 

「私の好きなゲームも、みなそういう甘いエンディングばかりなのです。最後にはきちんとヒロインと結ばれ、幸せになる。リアリティがないと言われてもいい、バカバカしいと言われてもいい、ご都合主義でいい、ベタな純愛学園ものでいい、そんなストーリーがいいのです」

「……ぷっ、あははっ。そんなこと、『ゲマトリアの黒服』は言わないんじゃない?」

「クックックッ、でしょうね」

 

 ふふっ、そういう甘っちょろい話が嫌いだったら、私と今日一日デートが出来たはずがないよね。

 

「ですから、出来れば不意打ちだとかNTRはやめて頂きたい……その上……」

「ん?」

「タケルちゃん……」

「何の話?」

「いえ、何でもありません。ちなみに、先ほど言ったエ……ゲームの話なのですが……」

 

 まさかその後、延々とエロゲー(ってもう言っちゃえよ)の話を聞かされる羽目になるとは思わなかった……。

 

 

→小鳥遊ホシノ-(3)- 同じ思い に続く

 

*1:
本作品の舞台である特殊な『ブルーアーカイブ世界』は、その一部である『シャーレの先生』の「世界観」と直結している。死人が出るような状況でも、主人公が「まあブルアカだし」とギャグ的な世界観だと思い込んでいる限り、何(・)と(・)か(・)な(・)っ(・)て(・)し(・)ま(・)う(・)。作中設定。詳しくは設定まとめなど参照。

*2:
『前の先生』達によって、「概念上の連邦生徒会長」が配置されているため、エデン条約の締結など、失踪したために起きる問題のほとんどが解決している。作中設定。

*3:
「主人公」は、こ(・)の(・)世界が心底嫌になってしまうのを条件に、元の世界に強制的に帰還するシステムになっている。本来は『エデン条約編』以降のシビアな世界観に触れる前に帰ることを想定されていた。作中設定。

話の分割の仕方について、別の形に分けるなら以下のどれがいいですか?

  • キャラごと(ホシノ、黒服、カヨコの3つ)
  • 内容ごと(ホシノ・黒服、カヨコの2つ)
  • 本編外にまとめたもの全部で1つ(今のまま
  • その他(お気に入り登録や検索をしやすく等
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