「天使君、もしも魔法を教えてくれたらスマホ買ってあげるよ」
「えっ!?ほ、本当に?」
「秋香ちゃん!?それ本気なの!?」
天使はこの世界の人間ではないため戸籍はない。だが、彼女の魔法の力で春香の家族と学校の関係者の記憶を書き換え、彼女は春香達の妹として過ごしている。
魔法の力を悪用する事を天使は嫌うが、この世界に逃げたアクマを浄化させるには春香達の協力は必要不可欠であり、魔法の力でしか解決できない時は使う事はためらわない。だが、春香の家ではスマホなどは高校生になってからでは買わないと決めていた。
「ずっと前からスマホを欲しがってたでしょ?何度もお母さんに頼んでたもんね」
「ご、誤解しないでください。僕がスマホが欲しいのは情報収集のためです!!別に友達がやってるスマホのゲームが楽しそうだからとか思ってません!!」
「そ、そうなんだ。まあ、スマホがあれば便利なのは確かだよね」
「スマホで遊びたいのなら私の貸してあげるけど……」
「駄目駄目!!もしも急な連絡が来た時はどうするの?特に狩人先輩から連絡があったりしたら?」
「えっ!?そ、それは困るかも……」
最近は狩人から呼び出される事も多く、春香も秋香もスマホを貸すわけにはいかない。そのために天使がスマホを手に入れるには春香の両親を説得しなければならない。
「天使君が魔法を使えばお父さんとお母さんを説得できると思うけど?」
「駄目です!!あんな良い人たちにこれ以上魔法は使うわけにはいきません!!」
「そっか……なら、私とお姉様が説得してあげようか?お父さん辺りならおねだりすれば聞いてくれると思うけど」
「あ、確かにお父さんなら買ってくれるかも」
「ほ、本当ですか!?」
スマホが手に入るかもしれないという話に天使は期待した瞳を向けるが、そんな彼女に秋香は小悪魔のような笑みを浮かべる。
「じゃあ、お父さんがスマホを買ってくれたら私達に魔法を教えてくれる?」
「ええっ!?そ、それは……」
「嫌なら別にいいよ。でも、私達だって魔法を覚えられたらアクマとの戦闘で役立つでしょ?」
「そうだね、どんな魔法を覚えるかによるけど……」
「う~ん。そ、そういう理由なら教えてもいいですけど、だけど洗脳や記憶を書き換えるような魔法は駄目ですよ?」
「大丈夫、私達が覚えたいのは「分裂」の魔法だよ」
分裂の魔法とは一人の人間の肉体を複数人に変化させる魔法であり、分身と異なるのは分裂した人間は全員が本物である。しかも分裂体は本物と全く同じ能力を持っており、一人では困難な敵でも立ち向かえる。
但し、分裂した人間が怪我を受けた場合、魔法が解除されて元の姿に戻っても怪我を負ったままである。仮に分裂体が死亡すれば魔法が解除された瞬間に死亡するため、使い所を誤れば大変な目に遭う。
「分裂の魔法ですか?どうしてこの魔法を?」
「ほら、前に授業中にアクマが現れた時あったでしょ?あの時は何とか抜け出してどうにかなったけど、もしも分裂の魔法を覚えていたらもう一人の私に授業を受けさせてアクマ退治に集中できるでしょ?」
「あ、それ凄く便利かも!!この前もご飯食べている時にアクマが現れて大変だったよね!!」
「なるほど、確かにお姉ちゃん達の生活のためにも必要な魔法かも」
天使に問われて秋香は適当な理由をでっちあげるが、我ながら上手く嘘を吐けたと思う。日常生活を過ごす上でアクマの襲来は常に警戒せねばならず、分裂の魔法を覚えたら春香達の負担は大きく減る。
「分かりました。そういう理由なら僕も魔法を教えます」
「やった!!」
「天使ちゃん、ありがとう!!」
「わわっ!?と、飛んでる時は抱き締めないで~!!」
承諾してくれた天使に春香と秋香は抱きつき、危うく三人は地上に落下しそうになった――
――数日後、天使から分裂の魔法を教えてもらった春香と秋香は休日に遊園地に赴き、思う存分に遊ぶ。
「ねえねえ、今度はあれに乗ろうよ!!」
「ちょ、ちょっと待って、流石に少し休まない?」
「はあっ、はあっ、ちょっと疲れて来た」
天使と秋香は春香に連れまわされる形で遊園地を遊び、久しぶりに皆で遊べる事に春香は嬉しそうだった。最近はアクマが出没の頻度が高まっており、ゆっくりと過ごせる時間は貴重だった。
こちらの世界にどの程度のアクマが侵入しているのかは不明だが、天使の予想ではアクマは日本の何処かに異世界と通じる「門《ゲート》」を開いており、そこを封じなければこの世界はアクマの脅威に晒される。
天使の世界でもアクマの浄化は行われているが、そもそもアクマがどの程度存在するのかは把握し切れていない。このまま浄化を続けても問題は解決しない。
「ううっ、今日こそ門を探そうと思ってたのに」
「まあまあ、ずっと働き続けてたんだから偶には遊ぶのもいいんじゃない?それに天使君だって遊園地に来たかったんでしょ?」
「そ、それはそうだけど……」
「ほら、今日はたっぷり遊ぼう!!」
「わわっ!?もう、お姉ちゃん達強引すぎるよ」
二人の義姉と共に天使は遊園地を楽しみ、今日の出来事は一生の思い出となった――
――同時刻、狩人は
「こ、ここがラブホなんだ。何だか思ったよりも楽しそうな場所だね」
「わあっ、これ回転ベッド?それにお風呂が丸見えだし……マジックミラーかな?」
「俺も来るのは初めてだけど、結構お金かかるね。すぐに小遣いなくなりそう」
三人は緊張した様子でソファに座り、これから始める事に期待感を高める。今日は分裂の魔法を利用して春香と秋香を同時に犯す計画だった。
「じゃあ、早速始めようか。お姉様、覚悟はできた?」
「ううっ、本当にこんな格好でするの?」
「うわぁっ……二人ともエロ過ぎ♡」
今日の二人はマイクロビキニの格好をしており、二人の姿を見ただけで狩人は勃起していた。だが、今回は狩人一人ではなく、分裂の魔法で二人に増やす予定だった。
「じゃあ、始めるよ♪」
「だ、大丈夫かな?もしも失敗したらどうしよう?」
「大丈夫だってば、練習では上手くいったし、狩人君も準備は良い?」
「ああ、いいよ」
春香と秋香は天使に教わった分裂の魔法を発動させ、狩人の身体が光に包まれる。数秒後には二人に別れた狩人が立っていた。
「うわっ!?お、俺がいる!!」
「本当に成功した!?これってどっちが本物なの?」
「どっちも本物だよ。分身じゃなくて分裂だからね」
「元に戻れば別れていた時の記憶と感覚は共有されるから気を付けてね」
ラブホにいる春香と秋香も分裂体であり、後で遊園地に出向いた分裂体と接触すれば元の一人に戻る。分裂体同士の記憶は合体した時に引き継くので天使にバレる事はない。
天使に教えてもらった分裂の魔法を狩人とのセックスのために使用する事に二人は罪悪感はあったが、あくまでも狩人に憑依したアクマの暴走を収めるためだと納得する。それにどんなに罪悪感があろうと狩人に犯されたら快楽で上書きされる。
「さてと、魔法が切れるまでたっぷり楽しませてもらおうかな」
「ひゃあんっ!?お、おっぱい駄目ぇっ!?」
「なら俺は秋香ちゃんに相手してもらおうかな」
「やんっ!?お尻そんなぁっ……」
春香の近くに居た狩人は後ろから胸を鷲掴み、秋香は尻肉を掴まれる。二人になっても精力は変わらず、それぞれを犯し始める。