※この作品はR-18です。

魔法少女陥落 ~三姉妹の陥落~   作:クナイズキ

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洗脳のアクマ

――瞬間移動の能力を持つアクマを吸収した事により、狩人に憑依するアクマは瞬間移動を扱えるようになった。この能力を駆使すれば他のアクマを狩るのに役立つ。

 

狩人の計画にはアクマの協力と春香と秋香の強化が必要だった。アクマが得た能力は狩人の肉体を通して二人にマナを送れば同じ能力を扱えるはずだった。

 

 

「えっと、こんな感じかな?」

「わっ!?秋香ちゃんが消えちゃったよ!!」

「これが瞬間移動……確かに便利だな」

 

 

配信を終えた後、いつも通りに二人を犯した後に狩人は瞬間移動を覚えたのかを確かめる。春香と秋香はたっぷりと彼の精液を受け入れた事で新しい魔法を覚えた。

 

 

「よっと、ちょっとコツがいるけど本当に瞬間移動の魔法が使えるようになったよ」

「正確には転移の能力らしいけどね」

「これで天使ちゃんに送ってもらわなくても済むんだね」

「いや、この魔法はマナの使用量で移動距離が決まるみたいだから安易に使わない方が良いよ」

「……それも先輩に憑依したアクマが言ってるの?」

 

 

転移の能力の説明を聞いて秋香は不思議そうに尋ねた。実を言えば春香と秋香には既に狩人は体内に憑依されたアクマの事を伝えていた。本来であれば魔法少女である二人はアクマを浄化しなければならないが、彼女達にはアクマを浄化できない理由があった。

 

これまでアクマに憑依された人間が浄化された場合、アクマに乗り移られた時の記憶を失う。もしも狩人の中のアクマが消えた場合、これまでの二人の行為が全て忘れてしまう。狩人と今の関係を壊したくはない二人はアクマを浄化できなかった。

 

 

「むううっ、先輩に悪い事させるアクマなんて退治したいのに」

「でも、狩人君は操られてないみたいだし、それにアクマの話が本当なら天使君も異世界の人たちに騙されてるんでしょ?」

「俺はこいつの言う事を信じるよ。色々あったけど、他のアクマと違って俺を暴走させるような真似はしなかった」

 

 

アクマが本当に味方なのかどうかは分からないが、今までアクマが狩人にとっては不利益な行動を一切取っていなかった。最初こそは春香と秋香を襲うように誘導したりもしたが、狩人が二人を自分の物にすると決めてからはアクマも協力的だった。

 

 

「先輩がそういうなら私達は見逃すけど、天使君に知られたら絶対まずいよ?」

「うん、天使君はアクマは絶対に許さないからね。どんな命乞いされても容赦しなかったからね」

「だってさ」

『ふん、異世界人の手先に無様に命乞いなどするか!!』

 

 

狩人の脳内にアクマの声が響き、最初の頃と比べて気軽に話しかける仲になっていた。狩人は天使を救うため、そして春香と秋香のためにも次の行動に移る。

 

 

「瞬間移動は手に入った。次は何の能力を持つアクマを狙う?」

『最低限に必要な能力は全て集め終えたがな』

「え、でも瞬間移動だけだろ?」

『前に話したが、俺は元々は他のアクマと組んで天使を襲撃した。この時に仲間は全員やられたが、奴等は消える前に能力だけは吸収していた』

「抜かりないな……」

「狩人君、独り言多くなったね」

「アクマと話してると思うけど……」

 

 

他人の眼から見れば狩人が一人でぶつぶつと話しているように見えるが、実際には脳内でアクマと対話している。アクマは既に計画に必要な能力は集め終えたと告げ、残された問題は春香と秋香にあった。

 

 

『残る問題はお前達だ』

「わっ!?きゅ、急に頭の中に声が!?」

「どうなってるの!?」

「これって……二人にも聞こえるの?」

 

 

狩人の額にアクマの紋様が浮き上がると、これまでは彼の脳内にしか響いていなかった声が二人にも聞こえるようになった。この時に春香の胸と秋香のお尻に紋様が浮き上がる。

 

 

『お前達三人は俺の力を分け与えている。だから全員の声が聞こえるようになったのだ』

「ちょっと待って!!私達は魔法少女だよ!?」

「アクマになった覚えないけど!?」

『忘れたのか?お前等が相棒から吸収した精液は俺が作り出したマナが含まれている』

 

 

アクマに憑依された狩人はマナを生成する力が芽生え、それを春香と秋香に与えた事から二人は膨大なマナを手に入れられた。そのマナを通じてアクマは二人と会話できるようになった。

 

 

『強化、変身、分裂、この三つが天使がお前達二人に与えた能力だ。そして俺の力で転移の能力を与えた』

「この四つは天使ちゃんも使えるんだよね?」

「間違いないよ。でも、強化に関しては天使ちゃんは苦手だって言ってた。腕力ならお姉様、脚力なら私が一番だよ」

「だけど天使ちゃんはいろんな魔法が使るよ?攻撃や防御以外にも怪我を治したり、アクマの気配を感じたり、洗脳の魔法で記憶を書き換える事だってできるんだから」

「そういえば天使ちゃんは洗脳の魔法で学校の生徒に成りすましてるんだっけ?」

「そうだよ。学校の偉い人や生徒に洗脳の魔法をかけて生徒に馴染んでるんだって」

 

 

魔法少女の中でも天使は別格であり、その気になれば彼女は春香と秋香の力を借りなくてもアクマの群れを殲滅できるだけの力を持つ。かつて狩人に憑依したアクマは仲間を引き連れて天使からライフジュエルを奪ったが、他の仲間は全滅してしまった。

 

 

『洗脳は厄介だな、戦闘中に使われたら一発で終わりだ。それに魔法少女のお前達がこちらに居る以上、他のアクマの力も借りる事はできん。そもそも奴等は我をもう味方だとは思っていないだろうがな』

「それって天使ちゃんから奪ったライフジュエルを取り込んだせいでしょ?酷いことするよね、もう諦めて降参したら?」

『何だと!?調子に乗るなよこのガキ!!』

「きゃんっ!?せ、先輩たら大胆なんだから♡」

「いや、俺じゃないよ!?」

 

 

狩人の肉体を操作してアクマは秋香の胸を揉みしだくが、彼女からすれば狩人が求めてきたとしか思えずに嫌がらない。そんな彼女にアクマは苛立つ一方、春香は思い出した表情を浮かべる。

 

 

「そういえば前に浄化させたアクマの中に洗脳の能力を持つアクマが居たような気がするけど……」

『何だと!?それは本当か?』

「う、うん。大分前の話だけど、学校の生徒に憑依したアクマが居たの」

「あ~そういえば居たね。あの変態アクマ」

「へ、変態?」

 

 

狩人の前に学校内でアクマに憑依された男子生徒が居たらしく、女子生徒を洗脳して悪さをしようとしたところを春香達が阻止したらしい。

 

 

「まだ私達が魔法少女になり立ての頃、三年の男子生徒が女子生徒を集めて悪さをしようとしてたの。その時は私達が何とか阻止たけど、気付いていなかったら大変な事になってたと思う」

「じゃあ、そのアクマはもういないのか」

『何をしている!?そいつを吸収できれば天使の能力に対抗できたかもしれんというのに!!』

「何言ってるの?魔法少女なんだからアクマを退治するのは仕事なんです~!!文句言われる筋合いなんてないんだから!!」

『こ、このメスガキがぁっ!!』

「ひゃあんっ!?せ、先輩駄目だってばぁっ♡」

「だから俺じゃないってば……」

「もう、二人でいちゃついたら駄目!!私も混ぜてよ~!!」

 

 

生意気な口を叩く秋香にアクマは狩人を操って彼女の秘所に手を伸ばし、それを見ていた春香が嫉妬して抱きつく。洗脳のアクマが浄化していなければ狩人の吸収のアクマが能力を奪えた可能性もあったが、諦めるしかないと思われた時、アクマは何かを思い出したように秋香を手放す。

 

 

『待て、本当にそいつを浄化したのは天使か?』

「え?確かあの時にアクマを浄化したのはお姉様だったよね?」

「うん、私が初めて倒したアクマだったから覚えてるよ」

『初めてか……つまり、まだ魔法を覚えたての頃というわけか』

「何か気になるのか?」

『……以前に学校で俺以外のアクマの気配を感じた』

「え!?もしかしてそれって?」

『だが、あまりにも弱々しい気配だった。恐らくは完全な浄化は免れたが、人間に憑依する事もできないほど弱っているんだろう』

「え~!?」

 

 

洗脳のアクマが辛うじて生き残っていると聞いて三人は驚き、とりあえずは学校に戻って調査する必要があった。

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