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『…昨日、自由都市地帯カスタム出身の魔想志津香容疑者一党による集団誘拐事件の影響で発生したリーザス城城内大崩落ですが、現場では今も救助作業が…』
「…何と言うかとりあえず事態が解決してよかったですねぇ…」
「君に取っちゃあめでたいだろうねぇ日光くぅん?」
「ひぃ!?」
カスタム四魔女最後にして首魁である魔想志津香が捕縛されて二日後、知人が紹介してくれた病院の一室で日光はその魔法ビジョンのニュースでホッと一息を付けた表情をするが、背後の病床で無数の点滴を受けているランスの目元が暗く瞳が朦朧とした乾いた笑みを向けられると悲鳴を上げた。
「…ラ、ランス…ものすごく病んでる…」
「そりゃまあ、ここ数日間で起きた事態を考えればね。もとはと言えばあなたの身内が起こした不祥事が原因だし…」
「…あ、あう…」
その姿にマリアはやるせない顔になるが、真横に立つマリスにジト目を添えて非案されるとこの場にも居づらそうな顔になる。
マリスはランスと同じくこの病院の病衣を纏っているが、それ以外にも普段とは異なる大きな違いがあった。
「…あ、あのぉ…マリスさん…その…お腹のは…?」
「…あなた達には言いづらいし、私達にも複雑な思いだけどね…残念ながら…」
そのマリスに日光が今にも涙を流しそうな顔を向けると、マリスの指はすっとある人物に向けられる。
「そこで今回の大事件にて身を削りながらも我が国を
「ぐボあああ!?」
「あー!?」
マリスが少し困った風な笑みを浮かべつつも何処か嗜虐心を感じさせる瞳を向けると、向けられた当人であるランスはゴバっと勢いよく血を吐いてベッドに倒れて日光は悲鳴を上げた。
「…あー、まさかねぇ…過去にタイムスリップするための魔力を集めるために各地から女性を拉致するだけでなく、今度はその魔力をより効率よく集めるために…より高い魔力を持った男の子とやばい薬や禁術込みで交わらせて高い魔力を持った胎児を妊娠させ、更に魔力が取れるようにするために薬と術を駆使して成長を早めてあのフラスコみたいな装置の中にぶち込むなんて…」
数分後、同じ病室の中に姿を現したレイラが同じく翳のある表情で姿を現し、マリスと同程度に膨らんだ下腹部を複雑そうな表情で撫でていた。
彼女達は、先ほどレイラが説明した理由で四魔女による大量誘拐事件でまたさらわれた身にも加わっており、エレノア・ラン迷宮で高い魔力を持つランスと媚薬や幻術で無理やり交わされて妊娠させられた後、魔想志津香迷宮で拷問戦士たちによって薬と改造で無理やり胎児の成長を早めさせられて、同迷宮でタイムスリップ魔法ゲートを開くための魔力タンクとして巨大フラスコの中に閉じ込められた後、ランス達によって救出された身であった。
「…ううう、何でこんなことにぃ…?」
「わ、私ぃ…どうしたらいいの…?」
「…もう、お腹のこの子…成長が進みすぎて…中絶も無理だって言われたし…」
ちなみに、この病院には同じ理由でランスと無理やり迷宮で子作りさせられて魔力タンクにされていた他の誘拐されていた女性達が緘口令も兼ねて入院させられており、あまりな理由での妊娠にすすり泣く声や不安を露わにする声があちこちからにじみ出ていた。
「…ところでぇ…その…今回の誘拐騒ぎでぇ…どれくらいの方が…ランス様のお子様を…??」
「そうねぇ、志津香迷宮で保護された女性の中には、妊娠魔力タンク化処置以前に囚われて繋がれていた人もいるから全員じゃないけど…、そういう子は残念ながら少数派だから…もう、百人は下らないわね…」
「ぶぼべえ!?」
「あー、また血を吹いたぁ!」
その声に押されて日光が恐る恐るその問いを聞くと、マリスが少し考える表情で出したその答えに、ベッドに仰向けて横たわってピクピクと痙攣していたランスの口から噴水みたいな勢いでまた結構な量の血が吐き出された。
「マリスさん、今はその話はあまりしないで上げてちょうだい…。あまり今の状態でされるとランスがストレスでショック死しそうよ。私達はそんなの嫌だし、あなた達も今後の立て直しなどを考えるとそんなのは困るでしょう?」
「…あーそうねウスピラさん、色々細かいことは公表できないけど基本は今回も救国の英雄だし、私としても彼に死なれるのは色々と気分悪いし、この子達を父無し子にするのはあれだし…!?」
目に見えて悪化していくランスの容態に、彼に今回のも含めて色々ある恩義やそれ及び彼の人間性で培われてきた好感もあってマリスも今はこの辺で止めとくかという感じになるが、そこでランスの身にまた異変が起きる。
「…っ!? が…ああ!?」
ランスの身を禍々しい光を放つ呪印が浮かび、それに釣られるように血管や神経がその肌へ無数に浮かび上がってきたのだ。
「…こ、これは…私が‥あの迷宮でこの子に色々打った…禁術や薬…特に…“絶対メイティングモルルンドラッグ”と言う禁呪魔法薬によるものです…」
数分後、同病院の出術室に運び込まれて苦悶の様子を見せるランスを取り囲む医師たちや関係者の中で、エレノア・ランの気弱で且つ深い罪悪感を宿した声が静かに一同の鼓膜を震わせた。
「マリアさん…何かランさんキャラが変わってませんか?」
「日光、変わったんじゃなくてこれが地で戻ったのよ。あの性格はフィールの指輪の悪影響でああなったの。ランは元々優しくて真面目だし、自分には厳しくて他人には優しい子で…」
「…おい、そういう人物紹介は余裕が出来たときでいいから今はこの症状と治療法を説明してくれ…。もう…愚息がもう比喩ではなく文字通りの意味で大爆発を起こしそうな状態なんだ…」
手術台の上に乗せられたランスは顔を高熱で赤くして全身を呪印やら異常化した血管に神経やらが浮かんだ異形の姿となっており、特にその男根はいつもでも十分に逞しすぎる逸品だったのが、内部に心臓でも埋め込まれてしまったかのような更なる膨張と脈打ちを見せており、それは周囲の美女の情欲や恐れを掻き立てて視線を集めてしまっていた。
その事でランの説明は再開するがそれは周囲をますます追い詰めていく。
「…す、すみませんランスさん! この呪いというのは…元々は昔のカラーの女王が感染性の不妊症が流行した時にそれを解決するための魔法研究で生まれた呪いの魔法薬でして…。これを服用すると…男性機能が異常に向上するのと引き換えに、その服用した男性はその当人にとって好みの姿の異性を診たらその性欲を掻き立てる波長を意思に関係なく発するようになって、更に…女性を抱かないでいると…その生じたエネルギーが暴走を起こして…やがて爆発を起こすというものになってまして…」
「ええ!?」
「…しかもこの呪い、掛けられた対象の能力が高ければエネルギーも強まりますから…、ランスさんくらいの魔力の持ち主になると…その爆発は…町の一つはふき取んで更に時空間にも悪影響が及ぶものになるかと…, たとえ分離しても…今度は制御を失ったエネルギーが暴走する可能性や、焼失させるのも極めて困難で…」
「…おい、俺…もしかして前世で何かやったか…!?」
「ラ、ランスさんは悪くありません! 全部悪いのは私なんです!」
「そ、それでーランさん…こ、この症状を治す方法は…?」
「如何せん昔の呪いで資料がほとんど残ってなくて…数少ない残されていた資料にあった…症状を一時的に鎮静化させる方法なんですが…」
「どういう方法か早く言ってください!」
「お、落ち着いて…そ、その方法というのがーランスさんと…お相手する女性双方にとって…問題が多い話でー…」
その重くなってい空気の中でランの顔に羞恥からくる朱色が浮かんで言葉が途切れがちになるが、日光に首を羽交い絞めにされて催促されてしまう。
「…だからどんな方法ですか!?」
「…そ、その暴走して生じすぎたエネルギーを…他の生命エネルギーに変えること…う、つまりー…この症状で惹かれてきた女性と交わって…妊娠させることでしてー…」
「「「「「………………」」」」」
だが、強まる首への圧力でランがとうとう観念してわかっている症状を一時的ながら緩和する方法を明かすと、周囲は微妙な沈黙へ陥った。
「…何と言うか…さあ…」
「出会った時から…色々と不思議な体質であちこちの組織に狙われることが多かったし…」
「その結果、元から女の敵みたいな体質にされたりもしたけど…」
「…これはもう女難というレベルではないぞ」
「…おい! 少なくとも(この世界の)俺はどれも巻き込まれた側の被害者だ…アアアァアア!?」
周囲の女性達が頬の朱色を愛欲と共に強めつつも微妙そうな表情もまた強めていき、ランスがそれに不満を表明しようとしたところで再び男根にビキっとした激痛が生じ、それで男根の先端からピュッと少量だが血尿まで迸った。
「ああ! ランス様がこのままじゃ…だ、だったら…」
「ちょっ!? 本気なの!?」
それに日光が居ても立っても居られない様子になって、自身の服の帯を緩めながらランスの腰の上に跨ってその男根を掴もうとした。
「…っ…駄目だ…」
だが、日光がスカートとショーツを下ろしてその絶対メイティングモルルンの影響で既に濡れ始めている淫裂を男根へ被せようとしたその時、ランスが弱々しくも伸ばした手でそれは邪魔立てされた。
「…何か…口では上手く言わないけど…そんな…病気で仕方なくって理由で…お前に俺との子を…設けてもらうのは…絶対越えたらダメなラインを…超えそうな気がする…」
「ラ、ランス様…けれど…」
「…何より、お前みたいに地頭と地力はいいのにそれを台無しにするアホで間抜けな性格で運も悪い女が母親なんて子供に悪いだろ」
「…こんな状況でも私を良くない感じで信用してるんですねランス様…」
その手に感じた自身を労るランスに確かな優しさを、日光は感じつつもその身の状況の悪さから食い下がるが、続けてランスの朦朧としていた表情が一気に微妙そうなものを見る顔に変わって、彼女は悲哀のこもった微妙な泣き顔になって視線を斜めに逸らした。
「で、でもこのままじゃランスが爆死しちゃうでしょ。どうすれば…!?」:
マリアがそのやり取りの中でも状況のまずさを訴えるが、そこで一人の女性が前に進み出た。
「じゃあ、今回のその役は私がやるわ」
「「「「「比丘尼さん!?」」」」」
その進み出て周囲を驚かせたのは、過去にランスに救われた恩義があって、ここリーザス城で薬屋を開くときも色々と助力してもらい、今は高名な薬師としてこの病院にも薬の納品もしている比丘尼であった。
「ちょっと比丘尼さん。あなた本気なの?」
「別に驚くことはないでしょ? 元から超女難な体質で何処かに隠し子がいても可笑しくない子なんだし、今回のでものすごくスケールが大きな状態で表ざたになっただけかもしれないし」
「…それはそうかもしれないけど…」
「あなた達もこの子に死なれるのは嫌でしょ?」
「そうだけど…」
「それにー、私が名乗り出なくても他に出そうな気配がなかったら、自分がやむえないって感じで出るつもりだったんじゃないかしら?」
「…うぐ、否定はしない…けど…」
比丘尼の名乗りに周囲の困惑を代表するようにウスピラが問うが、人生経験がこの中で一番豊富な比丘尼に本音を見透かされて、プイっと薄朱色を浮かべたやや拗ねるような顔で斜めの方向を向いた。
「…それじゃランス君、今回は私があなたと交わることになったけどいいかしら?」
「…い、いや…あんだけ幻術やらやばい薬で…大勢種付けしてしまった後で言うのも白々しいけど…、比丘尼さんみたいな人に子供を一時でも身籠ってもらうなんて…男として嬉しいというか…。けれど…俺みたいにこんなめんどくさい体の若造の子を一時でも身籠るなんてやっぱり嫌じゃ…!?」
比丘尼は周囲の抵抗を宥めると、ランスに跨ってその小さくも逞しい胸板を優しく撫でながら語りかけるが、彼が今の状況に安堵と喜びを覚えつつも後ろめたさも覚えるとその唇は彼女のそれに塞がれた。
「何を言っているの? 私の知っている中で君ほど強くて魅力的な男なんて他にいないわ。君が父親なら私の薬屋の後継ぎも出来が良い子がなってくれるわよ。きっと」
「そ、それって!? まさか俺との子を産んで育てるって意味で…あう!?」
そうして間近からささやかれた比丘尼の言葉に、ランスは男としての悦びと戸惑いを同時に覚えて口からそれが出るが、その直後に腫れ切ったかのように膨らんだ男根に淫裂を被せられる感覚と両頬を強く突寝られる感覚を同時に覚えた。
「あ、その顔、もしかしてどうせ身籠ってもアフターピル用いられるだろうとか、後でそれを頼もうって考えてた?」
「い、いやー…後者の自分の方から申し込むのはともかく…、多分こんな明日の命もわからん一冒険者との子供なんて嫌に思うだろうなって思うのが普通だ…あいひゃい!?」
「…言っとくけど、君の自己評価がいくら低くても、君のことを男として好いている女の子も、その子達の間での繋がりも、君が考えているよりも多くて強いわよ」
「…比丘尼さん…」
「わかったら今は私に任せて。本当に危なくなったら君を遠慮なく頼るから…ンン❣」
ランスの頬を摘まんでムッとした表情を近づけて彼を宥めすかすとl、比丘尼は彼の胸に手を当ててそれを支えに、彼の腫れあがり過ぎた男根を自身の肉壺で扱き始めた。
「…あ…アアァ…!?」
「ンンんんんんん❣ こ…れはアアァまるでええぇ麻薬がぁ形を成してぇぇ肉になったような感触だわ…アアァ❣」
数分後、ランスは虚ろになった瞳でビクンビクンと身が痙攣するようになり、比丘尼はその腰の上でまるで麻薬を打たれたような中毒者の如き狂乱したような腰振りを見せ、けれども二人ともその瞳の奥底にそれに抗う意思の光を宿していた。
「ふ、二人とも私達がいるのにあんだけ淫らに腰を振って…」
「それだけ緊急を要する事態ということにしておきましょう。それに、二人だけにしておくのは危ないというのには変わらないからね」
「普通の男なら死んでもおかしくない量と種類の薬を打たれて、ここまで腰を突き上げるとは何だかんだで丈夫な男だな…」
「機器の数値もちゃんと見てね」
その光景をランスの仲間や此度の関係者達は色々調べながら見ており、彼女達も身の熱の高まりを感じているが、彼女達の視線にさらされているというこの状況はランスと比丘尼の性感や熱もまた上げていっていた。
「…アアアァ!?」
「くアアアアアアアァアア❣❓」
そうして体内から高ぶっていくマグマの如き熱を伴った快楽が極みに達したその時、ランスと比丘尼は人目を憚らず喉が裂けんばかりの嬌声を突き上げた。
次回、ランスシリーズでは有名なあの“鬼畜戦士主人公の大国コマシ”で不可欠なあの要素が、この世界での影響も加えて出てくる予定です。