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「…う、うう…あの時、うちの馬鹿助手に掛かった呪いを解くために訪れたが…解いたその日に馬鹿助手恒例の盛大な凡ミスのせいで崩壊し、挙句に場所までわからなくなってしまっていた解呪の泉が…やっと見つかるなんて…」
「…も、申し訳ありません。け、けれど良かったですねランス様…これでやっと…意に添わぬお子様増加や…それに巻き込まれる女性の増加も終わりますよ…」
オアシス在住魔力受肉美女の報告より次の日、ランスは絶対メイティングモルルン解呪のため、自由都市地帯で再発見されたその迷宮の泉に到着し、助手の方の日光と共に感涙までしていた。
「…これが浸かった者の身に掛けられた呪いを解くという…、解呪の泉ですか…(前の世界でも…これが見つかっていれば…)」
そのランス達の今回の冒険に同行している面子の中に、お姉さんな方の日光も混じっているがその表情は複雑そうだった。
「…よし、じゃー浸かって元の身体に戻るぞー! ちょっと向こう向いててくれ」
そして、他の女性達が他所を向くか岩陰に隠れると、ランスはスポポーンと脱ぎ下ろして生まれたままの姿になり、勢いよくドボンと解呪の泉へ飛び込んだ。
すると、ランスを中心に泉の水面が強く光り出し、震えるような音が響きだす。
「…おお、これは…!」
「い、いけそうですね―――!」
『ちょ…あ、あんた…この呪い…強すぎて無理…ぐボアアアァアアアア!!』
それにランスや彼の身が泉に隠れたことで視線を戻した女性達も期待を高めるが、そこで泉の水面から何やら不穏な叫びが発せられた。
「…え? 何だ今の声は…ぐはあああああああああ!?」
「―――えッキャアアア!?」
ランスがその声に不吉な気配を感じた直後、彼の身は吐き出されるように水面から弾き飛ばされ、同行していた女性の一人にぶつかった。
「…呪いは解けていませんね。何度やっても同じように弾き飛ばされますし…絶対メイティングモルルンが強力過ぎて…解呪の泉に拒否されたという事でしょうか…」
「…な、なん…だと…!?」
十数分後、魔術や呪術に長けた女性の診断でそう告げられたランスは愕然としていた。
「…え、そ、それじゃー…ランス様のお子様はー…?」
「あー…当分増え続けるままね」
「…そ、そんな…」
助手の方の日光もその告げられた残酷な答えにガクッとうなだれた。
「…仕方ない。次の方法を探すとしようか…。ついでにこの危ない魔人もこの泉で処分しよう」
気落ちは消えていないがどうにか持ち直したランスが懐から取り出したのは、数日前に討伐した魔人小川健太郎の魔血魂であった。
「…それはあの健太郎く…あの魔人の…? それはどうするおつもりですか?」
「あの泉に投げ込む。そうすれば過去の文献からして、魔王から分かたれた血と魂を結ぶ呪いは解放され、魔人にしていた血は魔王の元へ自然に戻り、繋がれていた方の魂は解放されて普通の輪廻の環へ戻るってわけだ」
「そ、それは…つまり…!?」
「まあ、普通に言えば完全に死ぬってわけだ。ほうれ」
それにお姉さんな方の日光が嫌な予感を覚えて問うた直後、ランスは答えながら健太郎の魔血魂をぽいっと泉に向けて投げた。
(…え? 何故だろう? なんかすごく止めなくちゃって感じと…もうこれでいいって感じが同時に―――?)
「だ! 駄目です!」
「―――い…え!?」
助手の方の日光がそれに複雑な葛藤を覚えた直後、お姉さんな方の日光が血相を変えて飛び出て、泉の上の宙で魔血魂を手に取ったのである。
「…は!?」
それにランスも驚き困惑した直後、お姉さんな方の日光は健太郎魔血魂を泉から守るように口の中に含んだ後、ドボンと勢いよく泉の中へ落ちて水柱を上げた。
そして、泉の水面は先ほどではないが強く光り出し、数秒ほどでそれは収まって元の静かな水面に戻った。
「…な、何が起きて―――!?」
「う…うぐぅ!? アアアァアアァ!?」
「―――え…あ!?」
ランス達が困惑の空気に支配されそうになった時、水面を突き破ってもだえ苦しむ様子でお姉さんな方の日光が浮かび上がるが、その身は何故か無数の赤黒い血管が浮かび上がっていた。
「あー!? お姉さんな方の日光が明らかに
「ま、まさかー…おい! すぐに回復系術であの子をすぐにサポートするぞー!」
それを見てランスと日光は何処か嫌な意味で見覚えのある様子になって慌てだした。
○
「………………」
数時間後、ランス達の賢明な救助と治療で意識を取り戻して無傷な様子に見えるお姉さんな方の日光だが、その表情は重かった。
「…え、えーっと…それでは再度…行ってよろしいですかー…?」
「ええ…どうぞ…」
「…そ、それではー…えい」
その彼女に助手な方の日光は確認した後、適当なサイズを石を投げるが、それはお姉さんな方の日光に触れる寸前にて、何か見えない壁に遮られたように弾かれた。
「…ランス様…これ、あの…」
「…ああ、“無敵結界”だ…」
「「「「「………………」」」」」
それを見てランスが口にしたその結論に、周囲は重い沈黙に支配された。
お姉さんな方の日光は、解呪の泉に投げ込まれて処分されようとした健太郎魔血魂を庇おうと口内に含むも、泉に落ちたはずみで飲み込んで彼の魂を上書きし、魔人日光になってしまったのである。
「…ランスさん…どうして…あのようなことを…!?」
そのまま場が軽くない沈黙に満たされようとしたところで、魔人になった方の日光が健太郎を処分しようとしたことで低く憤った声で問い詰めだす。
「…いや、そんなのを言われても…こんなのを平気でやる危ない奴なんか…片づけられるならそうできるうちにやろうとして当然だろう」
それに対しランスは戸惑いこそするも恐れは見せず、魔法の水晶玉を通して、魔人小川健太郎がアダム砦を破壊する光景、そこで魔人になる前のお姉さんな方の日光が半殺しにされて見るに堪えない無残な姿にされた光景を映し出した。
「…う、そ、それは…しかし…」
その映像で魔人になった日光は恐怖を思い出して口籠り、反論しようとしても上手く言葉が出なくなってしまう。
あの時、町を破壊して自分に暴行を振るっていた健太郎は、彼女がまさしく倒すべき敵と誓った人類の脅威たる魔人そのものであった。
「…う…ぐ…ち…! しまった…まただ…」
だが、今度はその事を思い出させたランスがまた絶対メイティングモルルンの危険症状に襲われてしまう。
「ああ、向いていないのに回復魔術であれだけ魔力使うから…」
「ごめんなさーい。ちょっとほっておくと周り含めて大勢の命が危ないので連れて行きまーす」
それを見て他の女性達は見慣れた様子でランスを別のテントへ連れて行った。
「…お姉さんな方の日光さん、実を言うと…あなたがあの魔人の魔血魂を誤って飲み込んで苦しんでいた時…何度もあの魔人の方に魂が上書きされそうになっていたんです。それをどうにか防いであなたを助けようとランス様は我が身を顧みず難しい魔術をお使いになって、あなたを助けられたんです…。魔人や魔物の方にも良い人が居るのは私も知りますし、それだけで殺していいというわけではないのは私も分かりますが、少なくとも…あの健太郎という恐ろしい人の扱いにおいて、処理できるうちにしようとしたランス様の方が正しいですし、あなたには感謝される筋合いはあっても非難されるいわれはないはずです…」
そして、最後まで残っていた助手な方の日光も、魔人になってしまった方の日光に批判の意を宿してそう言い残すと、ランス達の後を追っていった。
(…私は…どうしたらよかったの…? あの泉の力か…聖刀になることが出来なくなって…魔人にする血だけ出そうとしても…泉に浸かっても…これは呪いとはまだみなされませんって…泉に拒否されて…今や、命をかけて倒すと決めたはずの魔王と魔人であるあの子達に同情した挙句…美樹ちゃんに裏切り者と拒否され…、その果てに来てしまったこの別の歴史を辿ったこの世界で…この世界の健太郎君を殺して…魔人になるなんて…)
もはや、侍としての矜持も、自分にはもったいない前の世界での仲間達と共に得た悲願を達成する力も失い、倒すと決めたはずの呪われた存在たる魔人の一人になってしまった己が身を、お姉さんである方の日光は呆然と見つめるほかなかった。
「…アアアアアアアアアアァアア❣ 良いイイィ❣ イイィのおおおおおおお❣ ごめんなさいあなたアアアァアアアアァ❣❣」
魔人の方の日光が苦悩していた頃、認識阻害が掛けられた別のテントの中で、フィールの指輪に閉じ込められていた魔力が受肉した美女の一人が、四つ足を付いた状態で謝罪交じりの嬌声を上げていた。
「…んんんん! そういうラトロワさんもビーフストロガノフのようにあそこがトロトロに熱くてごつごつとした力強い襞肉がコリコリって責めてくるのがぁ…! でも…そこまで気にしなくてもいいんじゃないか…? 鬼籍に入ってるし…何より、本体の話だし…」
その嬌声を上げて、経産婦特有のむっちりとした豊満さと軍人としての引き締まりを併せ持った肉体を四つ足で責められ、責めている側のランスを悦ばせつつも怪訝な顔をさせていた美女の名はフィカーツィア・ラトロワ。
原型は数百年前にいたヘルマン国の女魔法騎士隊長で、当時は同国の被差別民族出身であった夫とその間の息子がいたが、その二人が戦争で行方不明になった後も戦い続けて地元の英雄になった女性で、それがフィールの指輪に魔力を吸い取られた後にランスによる解放とその願い曲解で自由の身となり、今は彼に仕える女性の一人だ。
「…そんなぁ❣ 易々とぉ割り切れる話じゃないのぉおお❣ そ、それにぃぃぃ…あなたも良いのぉ❣❓ 他にもぉ元から若くてぇ可愛い子がいるのにぃぃ…私を選ぶなんてええええ❣❓ 私は構わないけどぉおお…アアァ❣❓」
そのラトロワは本体から受け継いだ亡夫や早く亡くなっただろう息子への罪悪感から、自分を選んだランスに対して快楽と同時に困惑も覚えるが、それに対しランスが返したのは子宮まで穿ち抜いて脳まで痺れさせてきそうな突きの強化であった。
「…いや、ラトロワさんみたいに他の男も子供を産ませるだろうまで魅力的なお姉さんに…呪いを和らげるためでも子を孕んで産んで育てても良いだなんて言われたら…男としては乗らないと恥というか…」
「~~~~っ❣ だ…だったらああァアアアア❣ 私の中にもぉぉおおその証拠をおおお注いでえええええええ❣」
それに対し、ランスはラトロワから感じとれる子持ち未亡人系属性に寧ろ雄としての情欲の高まりを考え、彼女の揺れる豊満な尻を掴んでよりその胎内を更に激しく掻き回し出した。
「……んんん!!」
「フアアアアアァアアアァアアアアアアアアアアアアァアア❣ き、来てるゥウゥウゥウゥゥウゥウゥウゥ❣ あの子を宿した時のよりもおおおぉ濃厚でぇええええ多い子種汁がアアアァアア❣❣ あなたアアアァア坊やああ許してぇぇええええええええ❣ そもそもオオオオオあなた達がアアアァ元々のおおおお私を置いて先に逝っちゃったかりゃアアアアアアアアァアア❣❣」
そうして指輪に閉じ込められていた空膣の間に溜まっていた分も乗せた様に激しくのた打ち回る胎内へ、男根ごと引きちぎられて飲み込まれそうな心地よさで子種汁を洪水のように噴出させられ、それにラトロワは罪悪感と雌としての悦びが複雑に混じりあった嬌声を突き上げた。
フィカーツィア・ラトロワ
年齢/25歳(本体年齢情報Wを元に産出 NK1年8月時点)
容姿/フィカーツィア・ラトロワ(Muv-Luv)の上記年齢化
身長/172センチ
体重/59キロ
3サイズ/B95W60H94
技能レベル/槌戦闘Lv1 魔法戦闘Lv1
現レベル/45
才能限界値/45→45
特技/煮込み料理
趣味/煮込み料理がうまい店の巡り
容姿の元ネタのこの世界における同位体。
作中にあるように、ヘルマン出身で且つ同国の軍人でBETAがないのを除けば容姿元ネタとほぼ同じ。
ランスにはその齢の近さから本体から受け継いだ記憶にある息子を重ねてみており、またその強さには夫に近い懐かしさを覚えている。
次回、オアシスに戻ってランス達の日常が中心になる予定です。