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「…魔人アイゼル」
「「「「「!!!!????」」」」」
ランスが静かに口にしたそのこの場へ乱入した金髪紅瞳の美丈夫の正体に、周囲は敵味方問わず震撼した。
「うおお! やったぞぉ! パットン様たちがお味方に付けられた魔人のお一人だぁ!」
「アイゼル様ぁ! リーザスの残党共をぉ仕留めて下せぇ!」
「ま、魔人だと!?」
「魔人は先代魔王と現魔人筆頭の方針で人間界には不干渉ではなかったのか!?」
攻めている側のヘルマン側は士気が爆上がりし、逆に守る側であるリーザス・自由都市連合側は動揺が瞬く間に広がる。
「…そう、私はあなた達よりも上位に位置することが明白な魔人。故に、その足癖が悪い男の処罰の内容を決めるのは私ということです…」
(…む? 何かこの魔人…顔と声こそ静かだが俺に対して妙に殺気を―――?)
「あ…あうぅぅぅ…」
(―――お…あ、確か今現在俺の下で踏まれたゴキブリみたいになってるこの馬鹿…原作の方では魔人に惚れられたらしいが…確かアイゼルはその時の魔人の名前だったはずー…ならばー…)
その周囲を震えさせる魔人アイゼルの怒りが自分に向けられていることに気付いたランスは、過剰な恐れは抱いていないが警戒しつつもそれに困惑を覚えたところで、自分が偶然踏み倒してぴくぴくと痙攣させている志津香のうめき声で原作知識を思い出し、そこから元からの肉体と魂由来の機転の利く頭脳を超高速回転させていく。
「どうしました? 初めて目にする魔人への恐怖で体の動かし方も忘れましたか―――?」
「はっはーん? あんたーその感じからして…経緯と理由は知らんがこの馬鹿が好きだな? だったら不慮の事故とは言え女の子を足蹴にするのは俺も好きじゃない。そのお詫びもかねてこいつはめっちゃ上へ引き上げるとしよう…よし! ランス式ガロンスロー!!」
「あああババばばっばばああああああああーーーー!!??」
そして、その苛立ちも少しだが見せ始めたアイゼルの前でランスが取った行動は、その目の前で自分の足元から志津香を持ち上げると、自分の真上の上空へ星にならんばかりの勢いで、魔力と金属化による超強化を施した腕力でぶん投げるというものだった。
「「「「「んなぁぁ!?」」」」」
「―――アアアァア!? きき貴様ぁ何を考えて!?」
「そんなに悠長にしていいのかぁ? このまま上昇が終わるとあの馬鹿は地面にたたきつけられた蛙みたいに平たくなるぞー?」
「…く! 貴様への罰はこの後だ!」
それに志津香と友であったマリアたちは思わず絶句し、アイゼルは先ほどまでの冷静な表情を忘れて動揺と憤慨を隠せない顔になるが、追及されたランスの挑発でアイゼルは彼から目を離すと上空へ魔術で飛び立った。
「…い! いやああああああああ! 魔力を失ってええええドブネズミみたいな生活を繰り返してやっとおおおお再びぃ復讐に近づけるぅううぅ立場に戻れたのにいいいいいいぃ!?」
「志津香! しっかり!」
十数秒後、星から引力の法則でその涙と鼻水だらけの汚い泣き顔になって高速で戻ってきた志津香は、切羽詰まった顔で飛翔してきたアイゼルに抱き留められた。
「…ァ!? アイゼル…!?」
「あなたにそのような顔は似合いませんよ―――」
「ポルノ・ディアノ上乗せランス浣腸アターック!!」
そのアイゼルの汗をかきつつも優しい微笑みに志津香は鼻水と鼻血だらけになりつつも安堵の表情を浮かべ掛けるも、そこで真下より疫病神の咆哮が立ち昇ってきた。
「―――おって貴様今度は何を…アッーーーーーーーーーー!!??」
従わせている悪魔の力を宿らせて禍々しい気配を放つ魔法剣をサーフボードのように乗りこなしているランスが超高速で二人めがけて飛びかかり、その剣先を嫌な予感を覚えて振り返るも無防備なアイゼルの肛門に叩き込み、彼に醜悪な断末魔の顔と悲鳴をさせたのである。
「…とう!」
「……ぐべぇ!?」
ランスが乗っていた魔力剣が巨大すぎたのもあってアイゼルは尻から全身を穿ちぬかれて絶命して一瞬で肉体は消滅して魔血魂となり、ランスはそれを手に取って軽やかに着地し、その真横にあるヘルマン軍が坑道作戦のために開けた穴に志津香は落ちてボジャンとした綺麗ではない水音と悲鳴を上げながら下水道に落ち、流されていく音がその場の大気を静かに震わせていった。
「「「「「…………………」」」」」
余りにも急すぎ且つ予想の斜め上を行く展開に、周囲は唖然として言葉を失って沈黙に陥ってしまう。
「…で? ヘルマン軍よ頼みの魔人は見ての通り俺があっさり片付けたわけだがー…これでもやるかぁ?」
「…ひ!? 退けーーーーーーーーー!!」
「「「「「うわぁアアアァアアアアアァ!?」」」」」
その少しの沈黙の後、ランスが小さな地響きを生じさせるレベルで地面を踏みながらどすの利いた声でそう警告すると、ヘルマン側は蜘蛛の子を散らすように逃げ出し始めた。
「…か、勝ったぞ――ーーー!!」
「「「「「ウオオオオオオオオ!!」」」」」
逆にリーザス・自由都市連合軍は歓喜の声を上げて沸き立った。
「…さ、さすがはランス…汚い…」
その中でマリアは驚愕と安堵を周囲と同じくしつつも、自分達を救った英雄のあまりの手に絶句もしていた。
「…ままままずい、あの男は間違いなく“魔人殺し”だ! 今回はホーネット派が交戦中だけど…ジーク様に報告だけでもしないとー!」
戦場の中に近くにある茂みの中より、明るい茶色のショートヘアーをしたその少女は、顔を青くしながらもカメラを手に取ってその場から姿を消した。
○
「…乾杯ー!」
「飲め飲めー!」
そのような自分達の勝利をヘルマン軍とは別に脅威とみなしたものの存在には気付かぬまま、戦闘後の後始末を終えて周囲を調べてヘルマン軍の早期の反撃が困難なのを知った連合軍は、カスタムの町で戦勝を祝う宴を開いていた。
「…何とか即興の作戦が上手くいったなー。この調子でリーザス解放して捕まった子達を解放出来たらいいんだけどー…」
「そうね、不思議と君が味方してくれたら勝ち以外の姿が見えてこないわ」
宴席の場には連絡を受けて、パラパラ砦及びオアシスより魔法ワープ装置で来たレイラ達の姿もあり、疲労の色は見えつつも安堵と喜びの色が自然と出ていた。
「まあ、俺も協力するからそっちも協力をお願いするぞー…う!?」
だが、そんな状況でもランスのプライベートにおいて最も重要な問題は彼の身にまた襲いかかってきて、ランスは肌に朱色を帯びさせて眩暈が生じて倒れた。
「…あー、でも君はあの下水に流されていったろくでなし魔女のおかげで難儀な体になっているのは同じ被害者である私達も知っているつもりだから無理はしないでねー。それで誰かー、彼のぬくもりと血を欲しい子はー…」
「じゃあレイラ、今宵は私がこの子を癒して上げても良い?」
パタリと倒れたランスの身を介抱したのは、レイラの近くにいた黒く艶のある長髪を首の後ろ側で纏めて日本人の血筋が強い静かな色気を持つ美貌だが、その身は大陸の血が強く出ている長躯でメリハリのききつつも尻には豊満さが目立つ美女。
美女の名はイシュタル・イデア。
レイラより一期先輩のリーザス親衛隊の中隊長の一人で、彼女と同じくリアが生んだランスの子の一人であるリーザス王子の護衛及びパラパラ砦への脱出に成功させた女傑である。
「…ん…あ? ここは…?」
「カスタムにある安いウィークリーマンションを貸してもらえた今の私達の仮の拠点よ。昼間は頑張ってくれてありがとう」
数分後、ランスが目を覚ますとそこは安いベッドの上で、彼の身は裸にされていてイシュタルに濡れタオルで拭かれていた。
「…その反動として呪いからとはいえぶっ倒れたら世話がないけどな」
「あら、でもこっちは呪いが無くても元気になってると思うわよ」
「まあ、そこは男だからこんな状況だとこうなるのが自然だと…」
ちなみにイシュタルは風呂に入ってきたばかりを示す湯気立つガウン姿で、湿り気を帯びたナイスバディは呪いと地の愛欲の強さからランスの男の証を奮い立たせていた。
「…ランス君、今夜の君の呪いの発作を鎮める役目…私が受け持ってもいいかしら?」
「良いのか? 今の状況だと貴重な戦力の一人であるイシュタルさんが離脱するかもしれない事態になると大変だろう…」
今現在の解放軍の状況を知るランスはためらいを覚えるが、そこで彼の首元にそっと預けられたイシュタルの身は抑えられてはいるが小さくも深く震えていた。
「…実を言うとね、君のぬくもりで癒して…元気づけてほしいの…。あの時…ヘルマン軍がリーザス城を急襲して市内が広く焼けた夜…私は王子達の脱出を優先して構えなかった。その結果、先に亡くなった夫の忘れ形見である娘の行方があの火災で今も行方が…だから、君の頑張りを私にも…あ❤️」
その震えを伴ったイシュタルの部下たちには見せられない女としての弱さを隠さない告白に対し、ランスは彼女の身を掴んでベッドへより深く引きずり込んだ。
「…俺などとの一夜で戦えるための元気を手に入れられるなら男として愚息を奮い立たせんわけにはいかんな」
「…あぁ❤️ いいの…❓ こんな弱音を吐く女のいやらしい
イシュタルは仰向けで寝転んだランスの腰の上に仁王立ちさせられるが、羞恥と情欲で顔を逸らして手で覆いつつも指の隙間からチラチラと見るランスの男根は元から大きかったが金属融合魔術で長大な触手となり、その伸びた熱い穂先に触れられた彼女の淫裂は元から濡れていたが更にトロットロ具合を深めていく。
「…嫌なら、今からでも離れても恥にはならんぞ」
「…っ…んんんん❣」
その状態でもランスはイシュタルの意思を尊重してそっと亀頭を淫裂から離すが、それが彼女の焦燥感を強めてその手は亀頭を掴んで固定させると腰を勢いよく降らせ、久々に自分の胎内を大きく満たしてくれる男根の熱が甘さを伴って身をじゅわっと見たしていく感覚に背がエビぞりになる。
「…アアぁ❣ 優しいのに肝心なところでいつもずるい子ぉ…❣ こんなご立派なものを見せられたら…私みたいに空膣をこじらせた女が拒めるわけがないのを知ってるくせに…あ❤️」
子宮を突き破って甘く煮詰めていくような最初の感覚が薄れるにつれて、ランスの男根は徐々に金属融合触手長大化から絶対メイティングモルルン時での通常勃起へと戻り、それに伴ってイシュタルも仁王立ちから膝立ちになってランスに胸を掴まれてその逞しい手にもまれる感覚を添えて身を支えられることになる。
「…ああ、まるでぇ…あの人が生きていた頃みたい…アアぁ❣❓ アアアァア力強い突き上げアアアァア❣ 体はあの人より小さいのにいいぃぃぃすごく力があああああああああ❣」
「…んん…あれだけ良い旦那さんだったのに…その死後とはいえ他の男のでよがり狂うとは…否! 未亡人であってもこの身を蝕む呪いを緩和しようとしてくれる優しさとぉそれを支えるトロトロに蕩けつつもぉ剣士としてしっかり鍛えぬいた腹筋仕込みの強い肉壺のお礼はしなくてはぁ! 旦那さんがたどり着けなかった快楽まで行くぞぉ!!」
「ひあああああ❣❓ そ、そこまではしなくて…えぐううぅううううううぅ❣❣」
その逞しい雄から伝わる感覚が濃くなるたびにイシュタルは雌の欲望が蘇っていく淫らな表情を強めていくが、それで自分のコンプレックスを刺激されたランスの克己心と情欲に突き動かされた肉棒の突き上げラッシュを浴びせられてしまい、その豊満且つ張りもまだまだ十分な乳房はグニュグニュと彼の荒々しくも性感を正確に狙う手淫でパン生地のように形を変えながら神経ごとそうされていそうな心地にされる。
そうなればイシュタルは蘇らされた愛欲とそれを満たさんとする親衛隊将校として鍛えられてきた身体能力を無意識でフルに使いだし、ランスの腰の上でブルンブルンと豊満な胸と尻の肉を激しく揺らしていき、それが両者の肉の軸に焼き溶かされて混ざり合っていくような感覚を与えて強めていく。
「…あぁ!!」
「ふぁあああああああ❣❣ 濃くて熱いいいいい赤ちゃんの元がああぁたくさあぁぁアアアァアアアアアァ❣❣」
そうして二人が大きくつながり合ったその瞬間、二人の意識を消し飛ばす白濁の大噴火が肉の結合点で飽きないしびれさる甘さを伴って生じた。
イシュタル・イデア
年齢/27歳(NK2年3月時点)
容姿/イシュタルが変身していた子持ち美女(偽書ゲッターロボ ダークネス)
身長/174センチ
体重/60キロ
3サイズ/B94W61H95
技能レベル/剣Lv1 柔術Lv1
現レベル/32
才能限界値/32→35
特技/刺繍
趣味/娘のセーター編み
容姿の元ネタのこの世界における同位体。
この世界ではイシュタル(ゲッターロボ)が化けていた女性と同じ性格で、優しさと強さを備えた女性であり、過去におけるリーザスとヘルマンの国境紛争にてリーザス側傭兵として参加したランスに救われて好意を持った女性。
一方で亡くなった旦那を深く想っていて、その忘れ形見である娘が行方不明な今は精神的なもろさが生じている。
次回、今回の勝利を受けて動揺するヘルマン側のパートもある予定です。