※この作品はR-18です。

RETURN ON THE RANCE   作:oosima

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今回は原作だとあのお姫様一本筋だったあの侍女系強キャラのお姉さんの、原作にはなかった一面が見ることができます。


006 地位が上がっても欲求は変わらなかったりする

 ○NK(エヌケー)1年8月4日夕刻 大陸東部 リーザス王国中央部 王都リーザス城 軍総司令部所属中央病院○

 

『…一昨日にてリーザス城近郊の盗賊の迷宮で起きた大爆発事故ですが、今も事故現場ではリーザス黒の軍による消火活動と調査が…』

「…うーーむ、我ながら…また盛大な爆発オチになったな…」

 

 マリア特性超巨大化女神像との死闘から二日後、そこから離れたリーザス軍管轄下の大病院の病室の一つにて、この世界のテレビに当たる魔法ヴィジョンを通して病衣に着替えたランスがあの戦いの結果を病床より確認していた。

 

「…こっちが依頼して現場のゴタゴタをさせている身の苦労はわかるけど急に呼び出されて後始末をお願いされたこっちの身にもなってちょうだい。あのクソガ…怪しい魔女娘たちの目を誤魔化しながらもみ消すのも苦労が多いんだから…」

 

 そのランスが寝転ぶ病床の隣で呆れた表情を浮かべつつもリンゴの皮をむいている一人の女性がいた。

 肌の艶からしてランスより五つばかり年上と思わしく、深い緑色の流れるような長髪をして同色の瞳で凛々しく理性を感じさせる美貌をしており、長躯も美点に変える美麗な曲線美をスーツの上からでも感じさせるスタイルをしていた。

 

「…仕方ないだろ、あの時にリーザス城辺りで連絡が付けられる知り合いの中で一番権限があったのは、この大国の実質的宰相であるマリスだけだったんだから」

 

 ランスが疲れの少し残る表情を向けたその美女の名はマリス・アマリリス。

 元々はランスがゴモラタウンにて自習式修行時代で生活していた頃、近くの町の孤児院で生活していたが騙されて奴隷として売られそうになった所を、彼にその違法奴隷商人を潰されて助けられたのをきっかけとして親交が始まった女性の一人である。

 現在はここリーザスのある王族の表向きは侍女として仕えてその能力の高さから信頼を得て侍女長になりつつ、その王族の実質的な権限の大きさからここリーザスの実質的な宰相にもなり、相手と深い忠義関係を構築しているが、この世界ではランスとも彼に助けられてから幾度となく世話になり合ってきた経緯で、彼にも先述した王族への忠誠と甲乙つけ難い信頼関係を結んでもいた。

 

「…なるほどなぁ、やっぱりあの最初に捕まえたマリアって子は正気を失って…今の四魔女の首領に操られていたか…」

 

 ランスは超巨大女神像との戦いの最中に魔法念話でマリスに連絡を付け、戦闘後の救助と現場の後始末を急に吹っ掛けたことで今回の再会となっており、今は彼女に愚痴をぶつけられつつも、今後の仕事のためにも今現在の状況を聞いていた。

 

「…ええ、自力でフィールの指輪の呪いを部分的に解除した首領に他の三人は操られているみたいね。マリアさんは貴方に荒療治で解放されたショックで同じように入院中だけど、今では正気を取り戻して協力して色々と話してくれているわ」

「…そうか、それでーあの超巨大化女神像だが…マリアが呪いから解放されたことに魔力の波長の変化で、主の身に何か危険が起きたと誤認して暴走しだしたと…」

「そうね、まー…それ以上にあなたが捕まってる間に吸い上げられた魔力の何割かを実験用に注ぎ込まれたけど、それが予想以上に強すぎてバグを起こしたのも大きいらしいけどねぇ…」

「おい、その俺が主犯みたいな目つきは何だ? 他にもフィールの指輪の劣化量産品であるあの腕輪で正気を失って操られて、戦闘員兼魔力収集用サキュバス奴隷と化していた女の子たちは?」

「あの子達も今ではここで入院中だけど正気を取り戻して数日で退院できるわ。但し当面は安全上の理由から軍の保護下にいてもらうけどね…。それにしても…外したら拒絶症状で死んでしまうあの腕輪を外す方法が、まさか魔力収集のためのサキュバス機能で強化された子宮へキャパオーバー魔力を宿した精液を一挙注入されての内部崩壊によるものだなんてねぇ…」

「いや、そんな性犯罪者を見るようなまなざしを向けられても…というか今回のも含めて俺はほとんど性犯罪被害者だぞ」

「…わかっているわよ。まーこれからあなたにはああして拉致とかされたり騙されたりしたサキュバス奴隷化したブレスレットガールスレイブズの子達を救うためにも、彼女達を抱いてもらわないといけなくなったわ」

「まーその辺も尽力するから…そういえば日光たちの様子はどうだ?」

「彼女達は別室でまとめて保護しているわ。怪我はしているけど超巨大女神像を破壊した時の爆発の直前にあなたが掛けた全身鋼鉄化魔術のおかげで重傷にはなってないから明日くらいには退院よ。まー一時的とはいえ全身鋼鉄になっていたから現場の人達は運ぶのにも苦労したらしいけどね」

「…だーからその俺が主犯みたいな眼差しは止せっちゅーに…それで俺の退院はあと何日くらいで出来そうだ?」

「体自体はほとんど怪我ないから、体内に残っている麻薬や毒の残留さえなければ明日にでも退院出来るわ。逆にそれがある限りは少なくとも一週間くらいは…でもねえ、今の人手不足な状況を考えるとあなたにはすぐに現場へ戻ってほしいから…」

 

 その愚痴も交えた言葉の応酬も終わりが見えると、マリスはすっと立ち上がると病室のカギを掛け、カーテンを閉めるとランスに向き直るが、その息には落ち着きが無くなっていて、瞳に潤いが出始めていた。

 

「…私が治療に協力するから早急に仕事へ戻ってっちょうだい。サービスもいっぱいするから」

 

 そう言い切ったマリスは複雑そうな表情を浮かべつつも頬には朱色を浮かばせ、スーツを肌にシュルリと滑らせて生まれたままの姿となってランスに抱き着いた。

 

「…アアアア…ム…チュルルルルゥゥゥゥゥ…❤️」

 

 数分後、黒の面積が少ないハイレグマイクロTバックショーツ以外は何も身に纏ってないマリスが、ランスの上で四つ足をついて眼前にてそそり立っている患者のとは思えない雄々しき男根を唇で吸い上げ、カリ首に舌を巧みに這わせていた。

 

「しゅルルルル…♪ ぷは…♪ マリス…前よりもうまくなったな…彼氏でもできたかー…ではなさそうだなその顔…」

 

 そのマリスに自身の男根がアイス棒にでもされて舐めとかされそうな心地に至っていたランスはからかおうともするが、当のマリスから愛欲で濡れつつも少しムッとした顔も向けられてしまう。

 

「…君も含めて…世間一般で言うような普通に思い合う恋人の男なんていないわ…。仕えているあの方を守るためには綺麗ごとだけではこなせないから…その一環でこの身を女として使わなくちゃいけないことが多くなって…はむ❤️」

 

 この世界でも巡り合えた忠誠を尽くせる主君のために濡れ場で用いられることになったこの身は、その才の一つもあって性技にも巧みな女体と化していたが、それだけで片付けるには複雑な色合いがマリスのランスへ向けられる瞳に時おり浮かんでいた。

 ランスもそのマリスの心境を感じているのか、言葉ではぞんざいな節が見受けられる代わりに彼女の肉体には繊細かつ正確で温かいテクニックを駆使し、言葉では素直に聞き取れ合えない分に彼女の愛欲を高めさせていく。

 

「…はあぁ…❤️ これなら体内へ残っている有害な物質が十分に集まったみたいね…❤️」

「マリス、その様子じゃ昨日もお姫様がいない分も徹夜してて疲れてるだろうからろくに腰を動かせんだろう。それじゃ俺から十分な毒は抜けきれないだろうから俺が動く。あんたは尻をこっちに向けて四つ足をついてくれ」

「…まったく…こういうときまで頑健すぎるんだから…ん…ァアアアア❤️」

 

 その愛撫の応酬で自身の眼前にてギンギンさを増した男根に、マリスは仕事に向けるものだけではない潤んだ瞳を強めると、ランスの言葉にため息を吐きつつも従って、その朝方に小雨を含んで少し光っているようにも見える緑色の潤んだ茂みに囲まれた朱色の淫裂をバックで突き出し、すかさず彼に貫かれて背を仰け反らせた。

 

「…あ❣ アアアァアア❣ アアアァーーーーーー❣❣」

 

 十数分後、マリスは今このリーザスで最も名をはせて実権を握っている王族の最側近としている姿しか知らないものが見れば信じられない、快楽にあえいで悦ぶ嬌声を上げている姿を病室内で晒し出していた。

 仕事で折衝のために寝てきた男達とは、逞しさも技巧も全然違う、ましてや付き合いの密度も違う強き雄であるランスに雌として接される悦びは、けた違いの肉の快楽と言葉では互いに認め合えないが深い充実感をもたらしていた。

 一方のランスも、彼女の緑色の陰毛のように自身の男根を大地に見立てて吸い付いて根を深く這わせて養分を吸い上げる新緑の草原のような細やかで多芸な動きを見せる肉壺に、体内に残る麻薬成分が一極集中されている効果もあって男根は膨張と硬度に熱や凹凸も増しながら白濁がせり上がりだしていた。

 

「っっ!!」

「ふっアアアアアアアアァアアアアアアアアアアアアァアア❣❣❓❓」

 

 それでランスがひと際強く腰を尻に打ち付けてマリスの両腕を掴んで引っ張り上げた直後、彼の胎内でその意識まで消し飛ばすような爆ぜた勢いのある白濁の子種汁が噴出され、それを子宮内で深く浴びせられたマリスは自我が消し飛んで魂が天へ達したような極みに押し上げられた。

 その時の二人の肌を打ち合った音と嬌声は、ランスが事前に掛けた認識干渉魔術結界がなければ周囲に響き渡る音量や声量であった。

 

 

 

 

 

 ○NK(エヌケー)1年8月5日朝 大陸東部 リーザス王国中央部 王都リーザス城 軍総司令部所属中央病院○

 

「…ふうう、色々ありましたけど何とか早期退院出来てよかったですねぇ…痛い!?」

「今回もお前がまたドジを踏んだせいなんだから一仕事終えたようなのんきな声を吐くな馬鹿」

 

 そんな逢瀬が行われた日の次の日の朝、退院できた日光が病院の入り口前で大きく背伸びしたがランスにジト目を向けられて頬を強めに抓られた。

 

「はいはい、助かった私たちはいいけどまだ捕まってる子達や行方不明中の子もいるんだからそんなのろけ話しないのー」

「…まーなー、贅沢を言える身分じゃないし今日も予定があるからなー。すまんな」

「ええ、そうですね…ってなんであなたもここにいるの?」

 

 その二人を宥めてきて、ランスが陳謝して日光が感謝するも奇妙なのを見る眼差しを向けさせたのはセレーナ・フレイズであった。

 

「私は助かったけど同じ時期に捕まって別の場所に連れていかれた葉月ちゃんとシード君がまだ見つかってないのよ。今回の件で見たランスの実力を見ればあなたたちと一緒にいた方が調査もしやすくなるでしょう」

「こっちも相手が相手だからどれだけ人手がいても足りんからまあそれはいい」

「まあ、それは確かに…でも一つ…聞きたいことが…」

 

 事情や理屈で説明されてランスはセレーナの同行を受け入れたが、日光は幼馴染である彼女には信頼を向けつつも同時に警戒心と羞恥を同時に浮かばせた眼差しを向けていた。

 

「ん? 日光どうしたの?」

「…セレーナ…あなた…その格好は?」

 

 日光が指さしたセレーナの今現在の格好は、首元にマフラーが巻かれて上半身は肩当てが付いているが胸部は白銀色の装甲ブラで日光に劣らない深い胸の谷間が丸見えのへそ出しルックで、下は革製ベルトを思わせるガーターベルト付きの紫がかった黒のロングソックスを履いているが、足の付け根部分をかろうじて隠す紫がかった黒のビキニショーツが剝き出しとなっていた。

 今現在のセレーナは俗に言うビキニアーマーであった。

 

「ああ、これならリーザスの最新素材で魔法による防御強化機能もあるから見た目以上に防御力もあって見た目通りに動きやすいから大丈夫よ」

「…そ、そうですか…」

 

 それを指摘されてもセレーナはフフンと自慢げにポーズを取るだけでさして驚きはしなかった。

 

「いちいちほざくな。確かにそこらの野郎の目に毒なのは確かだがそれを言うならレキシントンもさして変わらんだろ」

「そ、それもそうですけど―――」

「うわー! すっげーつるつるしててエロい尻―!」

 

 原作と違って大幅に理性と冷静さが増しているランスはさほど反応を見せず、動揺している日光を逆に注意したところで、近所の悪ガキだろう子供がそのセレーナの後ろ側も布面積が少ないので大きくむき出している褐色の尻をムニュっと触ってきた。

 

「―――おってあぁ! そこの君ダメでしょ!?」

「だーかーら子供のやることにまでそんないちいち真面目になるなよ―――」

「今度はそこにいるくそジャップのくせして高そうな衣服着てるけど隠れビッチっぽいねーちゃん!」

「―――お…え…?」

 

 その子供に齢相応な破廉恥行為に日光は注意しようとするが、ランスがそれをムキになりすぎだと大人しくさせようとしたところで、今度は彼女の身に悲劇(?)が及んでしまう。

 子供は次に日光のスカートを大きくめくったのだが、今の彼女の衣装はランスは詳しく知らない正史の同名キャラが最終作の時期で身に付けていたものと模様こそ似ている白生地のだが、肩当てと手甲はつけているが袖はなくてその美麗なわきが丸見えで、下の方は装甲が長くついた具足と紫色のロングソックスで、彼女が動きやすいとの理由で丈が短くなっているスカートと絶対領域を構成していた。

 そのため、日光はこれまた動きやすいからとミニスカートの下に履いていた紫色の前面ハイレグで後方が縄のため露出度が非常に褌を晒されてしまう。

 

「!!!???」

 

 それに気づいた日光は顔を真っ赤にして思考が止まるも、その間に子供は勝ち誇った笑みでその場から逃走しだす。

 

「へっへー! 間抜けなジャップ女! それでどうせ頭の悪いそこのくそチビみたいなのをひっかけてんだ―――」

「…突風…」

 

 子供は逃げながら勝ち誇った嘲笑を浮かべるが、それに感情のこもってない無表情に切り替わったランスはその後ろ姿を見やりながら誰にも聞こえない小声でそうぼやくと、彼の身は何処からともなく吹いてきた強烈な突風に押された。

 

「―――あってえええええええおおおおちてええええぶべびゃあ!?」

 

 その子供の小さな身は突風に押されて病院前の階段を勢いよく転げ落ちだし、祖茂先にある手すりの根元に顔から危ない角度で突っ込み、大量の鼻血と折れた歯を撒き散らしながらぴくぴくと小さく痙攣しだした。

 

 

「…(あ、このおち方はさすがにまずいな。血の量も日光の馬鹿シンパシーと同調してそのスカートの中身に引かれた分もあるだろうけどやばいし、すぐに軍の病院に連絡を入れよう…)おい! 何か階段の下で明らかにやばい状態で血を流してる子がいるぞ! 早く病院に運んでー!!」

「「「「「………………」」」」」

 

 それを階段の上から無表情で少し見つめた後、ランスはすぐさまに普通に慌てた様子を見せて病院に助けを求めるが、そのギャップに周囲の女性達は退いた様子になっていた。

 

「…え、えーーっと…日光、あなたの彼氏って本当に好きな子にはいじめっ子気質だけど…大事に扱ってもくれてそうで頼りになるわね」

「…え、な、何ですかその何処か含みや棘を感じさせる言い方…?」

 

 数秒の沈黙を経た後、少し苦笑いを浮かべたセレーナが日光の方を叩いて彼女を戸惑わせた。




今回は、原作におけるこの時期のランスの無慈悲な一面と、本当に大切な子に対する危害には情け容赦ない側面が最後に出てきました。
ちなみに、今回の再登場でセレーナ・フレイズが着ていた衣装は、闘神都市3DS版で彼女(の同位体)が着ていたものです。
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