※この作品はR-18です。

天景物語   作:松風サル

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【あらすじ】
家で中学サッカーのテレビ中継を観ていたケータは、そこに映っていた雷門中の新キャプテン・松風天馬に夢中になっていた。
その傍らで晩ご飯の準備をしていた母に、天馬への想いを聞かれたケータが出した答えは……?


第1話 ケータの想い

【登場人物】

天野景太、ケータの母、松風天馬(会話の中のみ)

 

【第1話:ケータの想い】

 

「今、試合終了のホイッスルが鳴りました!雷門中優勝ォ〜〜ッ!!今年のホーリーロードは見事雷門中サッカー部が栄冠を手にしましたァァァ!!」

 

テレビの画面には、中学サッカーの全国大会の中継が流れており、その試合に目を輝かせながらテレビにかじりつくひとりの少年。

その少年はニワトリのようなトサカと横にハネた襟足がチャームポイントの天野景太。愛称・ケータ。

ケータは、雷門中サッカー部の新入生でありながらキャプテンを務める松風天馬のファンなのだ。

 

「やっぱり凄いや!前の試合でキャプテンがケガをしたと聞いた時はどうなるかと思ったけど、天馬くんが代わりにキャプテンになって、雷門を優勝に導くなんてカッコいいっ!」

 

台所で家事をしていたケータの母が、テレビを観ながらはしゃぐケータを見てこう言った。

 

「ケータも行きたい?」

 

母からの思いがけない質問に、ケータは戸惑う。

 

「え?」

「雷門」

「うーん…」

 

ケータはすぐに答えられなかった。

さくら第一小学校のみんなと一緒に自分もさくら第一中学校に進学するものだと思っていたし、進路について考えた事もなかったからだ。

 

「みんなと一緒の中学校に行くのもいいけれど、せっかく一度しかないケータの人生だから、ケータが行く学校くらいケータが決めていいのよ」

「いや、違うんだ。お母さんに言われるまで正直考えた事なかったし…」

 

思いがけない母の言葉に戸惑うケータを見て、母は優しく微笑む。

 

「そっか…。ゆっくり悩みなさい。まだ時間はあるからね。フミちゃんやカンチくん達と同じ学校に行くか、雷門中に行って憧れの天馬くんと一緒にサッカーをするのか、それはあなたが納得するほうを選べば良いと思うわ」

「ありがとう、お母さん」

「ううん、いつだってお母さんはケータの味方だからね。あっ、いけない。カレーの食材切らしてたわ。お母さん、ちょっと買い物に出かけてくるから、お留守番頼める?もし出かけるなら書き置きしておいて」

「分かった」

「ごめんね~。おつかい横丁まで行ってくるから、1時間ほどかかるかも」

「うん、気をつけてね」

 

母はエプロンを外し、カバンにケータイと財布を入れると、家を出ていった。

ケータはリビングを出て階段を上がり、2階にある自分の部屋に戻った。

 

(カチャッ!)

(パサッ…)

 

ケータは中から鍵をかけ、ズボンのベルトを外しチャックを開けると、下に穿いていた白いブリーフごとズボンを膝の下まで下ろした。

 

「はぁ…」

 

ケータは下半身を露わにした状態でベッドに座り、大きくため息をつく。

勃起した陰茎を握り、上下に擦り始めた。

ケータの陰茎は平常時こそ先端まで皮が被っているが、勃起すると剥く事もでき、ほんの僅かだが根元に陰毛も生え始めている。それでも近くで見てやっと分かる程度なので、つるつるも同然ではあるが。

 

「はぁ…はぁ…っ。天馬っ…天馬ぁぁぁっ!!」

 

天馬の名前を呟きながら、オナニーをしているケータ。

 

(どうしたんだろ…オレ。ホーリーロードを観始めてから、ずっと天馬の事ばかり考えちゃってる…。初めて天馬をテレビで見た時から…)

 

どうやら地区予選の頃から雷門中サッカー部を応援していたが、その中のひとりの選手に心を奪われてしまったようだ。

 

(天馬…可愛い…)

 

天馬の可愛いルックスに惹かれたケータは、新聞や雑誌に天馬が写っていると切り抜いてスクラップブックにしたり、試合は全てビデオテープに録画している。

 

「天馬ぁぁぁ…!!で…出るっ…!!」

 

(ズザーッ!)

(ドピュッ!ビュルッ!ビュンッ!ビュッ!ビュ………)

 

「はぁ…はぁ…また…やってしまった…はぁ…はぁ…天馬が可愛いのがいけないんだ………」

 

ケータはベッドに置いていたティッシュを股間に押し当てながら射精した。

ケータはティッシュで陰茎に付いた精液をを拭き取り、ティッシュを小さなビニール袋に包んでからゴミ箱に捨て、ズボンを穿いた後、一階に降りて、洗面台で手を洗う。

 

「雷門行きたい…フミちゃんやクマ、カンチ達としばらく離れちゃうのは寂しいけど、天馬に逢えるチャンスはこれしかない…」

 

ケータの心は決まった。

1時間後、買い物から帰宅した母に、自分は天馬の事が好きである事を改めて伝え、友だちになりたいという想いや一緒にサッカーがしたい気持ちをぶつけた。

母は息子の熱い想いを微笑みながらうんうんと頷いた。

 

「天馬くんへの想い、ビシビシ伝わった。お母さん応援する!雷門中に行きなさい!」

「わあ!ありがとう!」

「お母さんはケータの笑ってるところが好きだから、どんな道を歩もうと、ケータが幸せだったらお母さんも幸せだからね」

 

こうして、ケータは雷門中に入学するべく猛勉強に励み、桜町サッカー少年団というチームに入りサッカーの練習も頑張った。

その甲斐あって、ケータの奮闘ぶりがイナズマジャパンの関係者の耳に入り、合宿先のお台場サッカーガーデンにて天馬と初めて対面する事となる。

お互いに連絡先を交換し、天馬が対戦ルートに挑戦する時は必ず助っ人として呼ばれるようになった。

対戦ルートで何度も一緒にプレーするうちにお互いを呼び捨て・タメで接するようになったし、稲妻町を案内され天馬の家に呼ばれるまでになった。

ケータは数年後、本当に雷門中に入学し、天馬の家に居候するが、それはまた別のお話。

 

ケータの母も、息子の笑顔が増えた事に心底喜んだ。

 

〜続〜

 

【登場人物プロフィール】

✭松風天馬

本作の主人公。

雷門中に通う1年生、13歳。

2歳の頃、豪炎寺修也に助けられてからはサッカーの事しか頭にないサッカーバカなので、初恋もまだである。

天馬の部屋はサッカー関連のビデオや本ばかり置いてある(純粋すぎる…by作者)。

レベルファイブ作品「イナズマイレブン」の2代目主人公。

✩天野景太

本作のヒロイン兼第1話の主人公。

さくら第一小に通う5年生、11歳。

元々は木霊文花が初恋で文花に恋していたが、たまたまテレビで流れていた中学サッカーの中継で映っていた天馬に一目惚れしてからは天馬に恋をしてしまう。

天馬の事が好きすぎて、毎晩天馬の裸を想像している。天馬の裸を見たいという願望がある(俺も見たい!by作者)。

レベルファイブ作品「妖怪ウォッチ」の初代主人公。

・天野

ケータの母。35歳。

天馬への恋心にも気づいており、息子の恋を全力で応援している。

息子を溺愛する余り、ケータイの画像フォルダはケータの写真ばかりだとか(いいなぁ…俺も欲しい!by作者)。




【あとがき】
ウェーイ!書いてて楽しかったです!
天馬とケータ、2人とも俺の可愛い嫁なのでくっつけたくなっちゃう。
次はちょっと激しめなの書きますので、覚悟しておいてちょうだい。
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