※この作品はR-18です。

美柑が恥ずかしい目にあっちゃう話   作:ソフトSエンジョイ勢

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話の展開の都合で第三者視点が入ります。
この人が今後登場することはありません。(断言)

最近、お読みいただけるばかりか感想をいただけて嬉しいです。


未知の感覚

 

 ショッピングに行く時、最も楽しいのはいつだろうか。色々と商品を物色しているとき?それとも、一緒に来た友人と前の店を批評しながら次の店を探すとき?あるいは、お金を払って自分のものにした瞬間?

 

 アタシの場合は、行く場所に合わせてどういう服を着るかを考えるときが1番楽しい。服を選びながら考えるのだ。このショップに行こう。お昼はあそこで、そして午後には休憩がてら話題のスイーツも食べよう。そうやってあれこれと考えると、とても幸せな気分になれる。

 

 そう、アタシはこれから始まる楽しいことを考えるのが好きなのだ。だから、おもちゃによって“クリトリスとGスポットを刺激される”という自身のオナニー再現をされ、お腹にはポルチオ刺激用のパッド、そして、お尻にはアナルプラグを咥え込み、そこから伸びるリードをアタシに引かれている美柑を見ると、考えてしまうのだ。

 今からのお出かけで何をしてやろうか。どこまでなら追い詰めても良さそうか。そして、どんな反応を示してくるのか。考えれば考えるほど、体のうちに溜まるドロドロとした欲望が噴出してしまうのだ。

 

 美柑が崩れ落ち、四つん這いで快楽の余波を味わっているのを、アタシはただじっとりと眺めていた。こんな愉しい様、いつまでも眺めていられる。しかし、今日の予定は下着の購入だ。とても名残惜しいが、早く準備しなければ。

 …しまった。キャスター風の実況を完全に忘れてしまっていた。美柑の乱れる様に見惚れすぎた。

 

「ほら、美柑ちゃん。おもちゃの装着が出来たんだから、服着ないと。早く立って!」

 

 まだ余韻が抜けきっていないのだろう、呼吸は乱れ、足腰も震えたまま、なんとか立ち上がる美柑。なんとか立っている、と言った感じの彼女に近づいた咲希は、お尻のストッパーからリードを取り外し、ショーツを差し出しながら言った。

 

「…はい、今日のパンツだよ。おもちゃつけたままで履いてね。」

 

 そう、今日の下着が買ったばかりのみかんお気に入りっぽいやつなのは、他に下着が用意できなかったからなどではない。お気に入りの下着で、おもちゃを固定させるためだ。

 こちらの意図に気づいたのだろう。せっかく受け取ったショーツを履くことを躊躇っている。それはそうだろう。アタシたちにバレるリスクを考え、それでも買いたかったのだろう下着だ。これから自分を責めるおもちゃを、そのお気に入りで自分の中に押し込める。

 ねぇ、どんな気持ちなの?アタシたちにどんな感情を抱いているの?想像するだけで体がゾクゾクする。

 

 涙目でこちらを睨む美柑を見れば、おおよその検討がつく。あぁ、本当に…かわいいなぁ。

 結局、美柑は受け取るしかない。咲希からショーツを受け取り、履いていく。そして、腰まで上げたあたりで咲希がおもちゃの位置を改めて整え、履き終えた。

 続けてブラを渡すと、カップ位置を整え、着用していく。咲希は着用し終えた美柑に近づいていき、ポルチオ用パッドの電源の箱をブラの左側カップに入れ、準備を整えた。

 

「…葵さーん、ウチの仕事は完了したので、一旦戻しますねー?」

 

 咲希からキャスター役のパスが飛んできた。ジト目でこちらを見ており、「忘れんなよ」という副音声が聞こえてきそうだ。手で軽く謝り、スマホを咲希に渡して美柑に近づく。

 改めて見ると、この下着は美柑にとても似合っている。普段の大人っぽい振る舞いも相まって、いい意味で小学生には見えない。

 さて、せっかくだからじっくり見ていかなくては。

 

「さて、ご覧のとおり、今回は美柑ちゃんに下着をつけてもらいましたー!なんとこの下着、昨日美柑ちゃんが自分で買いに行ったものです。下着はアタシたちと一緒に買いに行かないといけないはずなのに、悪い子です。まぁつまり、この下着が“美柑ちゃんの趣味”ってことですね!ふぅーん…美柑ちゃんはこういう下着が好きなんだねぇー」

 

 美柑の顔が羞恥に染まり、アタシから目線を逸らす。まだまだ、逃がしてなるものか。

 

「せっかくなので、この下着の良いところを美柑ちゃんから聞いてみたいと思います!美柑ちゃん、その下着のどこがポイントなんでしょう?」

「……ブラとショーツの両方に、リボンとハートのアクセサリーが付いてるところ。」

「だそうです!確かにかわいいですねー!あとは、フリルと細い脇部分が合わさって紐パンツみたいに見えるところもエッチです!そして何より、恥ずかしいのと、気持ちいいの余韻で顔を赤らめてる美柑ちゃんとのマッチですね!」

 

 自分で解説することにやはり大きな羞恥心を感じているんだろう。顔がより赤らみ、こちらをジロリと睨んでいる。そんなことしてもかわいいだけだというのに。

 

「…じゃ、さっきのワンピース着て、出掛けるよ」

「このあとは、3人でお買い物に行くんです!じゃあ、今回はここまで!ありがとうございましたー。」

 

 キャスターなりきりを終え、ひと段落ついた。咲希もスマホをしまい、美柑にワンピースを差し出している。美柑はそれを受け取り、手早く着ていく。ワンピースを着た美柑を姿見の前に誘導すると、嫌な予感がするとでもいう顔をしてポツリと言った。

 

「……あの、これ、すごく透けてるんだけど」

 

 鏡の向こうの美柑を見ると、ワンピースがあまりに薄い布地であるために、下着が透けてしまっている。ピンクは白の上からは透けて見えづらい色であるため、ばっちり透けているというわけではないが、下着の形は割とくっきりわかってしまう。小さい子がそうなっても無邪気で済むが、アタシたちの歳でそれをやったらもはや痴女に片足を突っ込んでいるだろう。

 

「…そんなの知らないよー。でもまぁ、しょうがないからこれ貸してあげるよ。」

 

 咲希が取り出したのは、赤みがかった茶髪のセミロングウィッグと麦わら帽子だった。

 

「…コレで雰囲気変えさせてあげる。もちろん、ウチらも雰囲気変えるためにウィッグつけるよ。」

「コレで見られても美柑ちゃんだってバレなくて済むね。よかったね!」

 

 アタシたちからのせっかくの厚意だったんだが、美柑はお気に召さなさったらしい。苦々しい顔でウィッグを見ていた。

 

 

____________________________________

 

【とある道ゆく主婦視点】

 

 私は今、パート勤務が終わり、家路についている。スーパーに買い物に寄った際、ばったり出会ったご近所の奥さんが横におり、話しながら帰宅途中というわけだ。

 

「そろそろ夏休みでしょ?うちの子は毎年宿題もせずに外に遊びに出っぱなしで…今年は絶対に手伝ってあげないんだから!」

「宿題についてはどこも似たようなものよ〜。うちの子はずっとゲームばっかりで…」

 

 一昨日に梅雨明けが宣言され、そこから一気に夏の陽射しが強まり始めたこの頃。その11時前となると、そこそこに暑くなっている。夏休みまであと1週間ほどであり、本格的な夏に入りかけといった感じだ。そう、夏休み。どこのご家庭も似たような悩みは持つものらしく、2人で笑ってしまう。

 

「ほら、早く行くよレモン!」

「…早く行かないと見る時間なくなっちゃうよ?」

「はぁ…はぁ…んあぁ、はい、お姉様…」

 

 聞こえた声にふと前を見ると、こちらに向かって歩く人影が3つ。

 

 1人は赤みがかった茶色のセミロングの髪を揺らし、疲労困憊なのか覚束ない足で歩く女の子。もう1人はその手を握って前へと引っ張る、同じく赤みがかった茶色のショートヘアの快活そうな女の子。最後に、最後尾を気だるげに歩きつつ、もたつく女の子を急かす金髪セミロングの女の子。背格好からみて、中学生になっているか否か…といった年代だろうか。

 

 手を引かれる女の子は涼しげな白のワンピース、白のソックスにローファーと物語のお嬢様のような服装で、「お姉様」という呼び方がそれに拍車をかけている。麦わら帽子を深く、水平にかぶっていることで顔を伺うことは出来ないが、髪色や接し方から姉妹のようにも映る。

 

 そこだけ見れば特に違和感のない、快活な姉とインドア派な妹…と見えなくもないが、大きな違和感が1つ。妹の方の下着が透けて見えている点だ。いや、幼年の子の服が透けてしまう、というのならばよくある話だが、透けて見える下着が問題だった。

 ピンクのブラとショーツのセット。そしておそらく、ショーツは紐なんじゃないか。それが、うっすら透けて見えている。そんな子どもらしからぬ…いや、子どもでなくともマズい格好で歩いている。

 どこの子だろうかとすれ違いざまに見てみたが、麦わら帽子が邪魔で顔がよく見えず、それ以外で判別するしかない。しかし、あの髪色で「お姉様」なんて呼び方をする子がいるような家なんてこのあたりにはなかったはずだ。

 

「今の、見ました?すごい格好でしたね」

「 ホント、最近の若い子はよく分からないわ!恥ずかしくないのかしら…」

「どこの子かしら…。はしたない…」

 

 結局、どこの子なのかは分からなかった。まったく、親の顔が見てみたいわね。さて、ずっとこうしていても暑いだけだし、そろそろ行かなければ。

 

 

____________________________________

 

「今の聞こえた?バレてなくてよかったね、レモンちゃん」

「…やっぱりウィッグが良かったんだね。感謝してくれてもいいよ」

 

 すれ違った人たちの言葉が、私の心にグサグサと突き刺さる。この2人に強制されたとはいえ、私の格好が痴女じみていることなんて分かっている。他の人は背景なんて知らないのだから当然だ。

 

 でも、かろうじて「結城美柑は変態だ」という風評被害に遭わなくて済んでいる。この変装のおかげで、私は今「レモン」になっているから。髪の色・長さを変え、縁の大きい麦わら帽子を深くかぶってしまえば、誰かなんてわからない…はずだ。

 そして「レモン」は、同じく髪色と長さを変えている【葵お姉様】の妹であり、その学友である【咲希お姉様】も尊敬しているためお姉様呼びをしている…という設定がされている。

 この設定を聞かされるにあたり、1つ条件を設けられた。“2人をお姉様付け以外で呼んだ場合、すぐに設定を放棄する”というものだ。

 つまり、私が“葵さん”や“咲希さん”と呼んだ瞬間、この格好のままウィッグと帽子を取り払われ、声高々に私のことを“美柑ちゃん”と呼ぶだろう。もはや脅迫だ。

 その大きすぎるリスクを考えると、万が一にも呼び方を間違わないよう、心の中でもお姉様と呼ぶ以外の対策を思いつくことが出来なかった。でも、そこまでしてでも、「結城美柑は変態だ」という噂が広まるのは避けないといけない。万引きの時と同じだ。両親とリトにも、迷惑をかけてしまう。さっきの人も言っていた“親の顔が見てみたい”。こう思われてしまう。だから、なんとか避けないと。葵お姉様と咲希お姉様の言うことを…聞かないと。

 

「レモンちゃん、緊張するかもしれないけど、力抜かないと。汗かくと、余計にヤバくなっちゃうよ?」

「……じゃあ、スイッチを止めて」

「…最低クラスに抑えてあげてるんだから文句言わないでよー。それに、口答えはダメだよ。」

 

 咲希お姉様がそう言いながらスマホを操作すると、ナカとクリトリスから伝わる振動が強まった。

 

「くぁ!んん…ぁん!」

「…罰としてレベルを2つ上げたよ。まぁ、全10段階中3だから余裕っしょ?」

 

 しかも、振動パターンまで変化して、慣れさせないようになっている。ジワジワともどかしさを煽るような刺激から少し強まり、“気持ちいい”刺激になりかけている。

 このままではマズい。先日から気温が上がり始めて夏本番間近といった感じだ。そんな気候なのだから、ただ歩いているだけでも汗をかきそうなのに、おもちゃによって生まれる刺激で余計に汗をかいてしまう。そうなれば、余計にワンピースが透けてしまう。少しでも気を紛らわそうと深呼吸しようとしたところで、後ろから両肩を掴まれた。後ろを見てみると、葵お姉様が私の両肩を掴み、耳元で囁いてきた。

 

「ほら、周りをよく見てレモンちゃん。そこ歩いてる中学生っぽいお兄さん、レモンちゃんをガン見してるよ。顔真っ赤で瞬きもせず…かわいいねー。多分、今日のオカズはレモンちゃんだ。

 あ、あそこの高校生のお姉さんたち、こっち指さして笑ってる。オマセさんが恥ずかしいことになってるって言ってるのかなー?」

 

 恥ずかしい。

 恥ずかしい。

 恥ずかしい。

 穴があったら入りたいという気持ちを、今以上に感じたことはない。葵お姉様が私を嬲るように周りの人たちの視線を解説してくるたび、耐えきれない羞恥が溢れてくる。同時に、呼吸が乱れ、何なのか分からない“痺れるような感覚”が流れてくる。

 その痺れは首あたりから始まり、背筋を伝って腰に、そしてお腹の奥に浸透するように伝っていく。コップにゆっくりと水を注がれるように少しずつ、されど着実に溜まっていく感覚。

 そのナニカに加え、刺激が強くなり我慢が難しくなり始めた時、強さはそのままながら振動パターンが変わった。あぁ、これダメなやつ!

 

「あ、あぅ!んぁぁあ…クる…!」

「…ちょっとレモンちゃん、ここお外だよ?…仕方ないなぁ?葵、ちょっとこっち来て」

 

 咲希お姉様に手を引かれ、民家の塀に背をつけるように移動した。そして、2人が私を隠すように立ち、周りからの視線を遮る。

 

「…これである程度周りからは見えないよ。まぁ、ガン見されてないことを祈りな。」

「ほら、何か言うことない?」

「あ、ありがとうございます…咲希お姉様、葵お姉しゃまぁぁああ⁉︎んぁあ!」

「そうそう、それでいいんだよ。というか、声量抑えながらそんな喘ぎ声出るとか器用だね。」

 

 喋っている途中で、お腹の芯に響く“気持ちいい”が叩き込まれた。2人を見ると、咲希お姉様がスマホを操作していた。おそらく、お腹の芯…ポルチオ用の電気パッドのせいだ。直接おもちゃを突き込まれた時ほどではないにせよ、それでも感じる刺激は大きくて。

 葵お姉様の嘲りにも反応する余裕もない。ダメだ、もう我慢できない…!

 

「…レモンちゃん、ちゃんと口上述べないと許さないよ。あと、その時はちゃんと本名で言えこと。」

「あくぅ⁉︎ んぐぅ、エッチな…結城美柑は、咲希お姉様と葵お姉様にぃぃぃい…‼︎ポルチオとGスポットと、クリトリスを、いじめられて、イッちゃいます…!あ、くぅぅぅぅ!」

 

 小声とはいえ、屈辱の宣言と一緒にお外でイってしまった。そして、この時ばかりはレモンではなく本名を要求してくる。自分の名前でイクことを宣言させられ、両手で体を抱えるように抱きしめて快感に耐える。

 

「あーぁ、お外なのに盛大にイッちゃって…」

「…レモンちゃんは困った子だねー。…レモンちゃん?」

 

 何か声をかけられているが、自宅でのものよりも強い“気持ちいい”に、声を漏らさないように必死な私はそれどころじゃなかった。

 

「…へぇぇ?美柑ちゃんもしかして…」

 

 だから、不気味に、そして実に嬲りがいのある獲物を見つけたとばかりに口を三日月のように吊り上げる咲希お姉様に、気づくことも出来なかった。

 

 




皆さん、ご健康には本当に気をつけて。
作者は暑さにやられて体調崩しました。

良ければ感想お願いします。
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