だから、性欲無しの嗜虐心とか復讐心で責める女の子こそ至高。
言われたことの意味を理解するのに、しばらく時間がかかった。今、服を脱げと言われたのだろうか。
「な、何でですか!」
「他に隠してない確証がないから。言っておくけど、こっちは別に最初に言ったとおりに穏便じゃない方法をとってもいいのよ?この提案自体、そっちの子に同情したからだし。」
まぁ、共犯の可能性もあるから何とも言えないけどね。と小さく呟き、店員さんは絵里さんに目を向ける。
「じゃあ、そっちの子からね。最初にさっきと同じように名乗って、万引きをしたことを認めて、服を全部脱ぐ。全部脱いだら服をこっちに渡して。何もないことがわかるように、その場でゆっくり回って見せて。最後にもう一度名乗って、もうしないと誓う。いい?」
「…は、はぃ…。わ、私、彩南第一…」
「待って待って。まだこっちの準備が…よし、いいよ」
なんと、店員さんはスマホを再度録画モードにするとこちらにカメラを向けてきた。何故撮影するのか問い詰めると、私たちが2度としないよう、誓いを証拠として残しておくのだと。次に同じことをした際、過去の誓いを思い出させるものだと全く納得できない答えが返ってきた。
「嫌なら、私はそれでいい。どうする?」
どうすると言われても私たちに選択肢はなかった。聞いただけでも背筋が凍ってしまうような内容だ。でも、でも、いうこと聞かないと誤解が…お父さんとお母さん、リトにも迷惑が…
「わ、私、彩南第一小学校6年のた、田中絵里は、万引きを…して、しまいました。彩南マートさん、夢野さんに迷惑をかけてしまってごめんなさい。これから、他に、何も盗ってないか、しょ、証明…します…!」
絵里さんは顔を赤くしながら言い切った。
絵里さんの服は、膝丈の薄いデニム生地のワンピースに、薄地のパーカーといったものだ。
絵里さんはまず、パーカーを脱いだ。そのまま軽く畳んで机の上に置き、続けてワンピースに手をかける。一瞬固まったが、そのまま勢いよくワンピースを脱ぎ、片手で体を隠しながら机に置く。
露わになった彼女の下着は、白地に青い水玉模様のキャミソールと、可愛いキャラクターとハートマークが散りばめられた白いショーツだった。すでに顔は真っ赤に染まり、若干前屈み気味になり、両手でショーツを隠している。が、無情にも声がかかる。
「服は全部脱ぐのよ。ほら、下着も脱いで。」
絵里さんは無言で小さく頷き、ゆっくりとキャミソールを脱ぎ、続けてショーツに手をかけた。そして、一瞬のためらいののち、ゆっくりと脱ぎきり、キャミソールと併せて机に置いた。絵里さんは顔を真っ赤に染め、先ほどよりも前屈みになり両手で胸と股を隠してる。
「ちゃんと脱いだわね。次はまっすぐ立って、足を肩幅に開いて両手を頭の後ろに。あと、ちゃんとこっちを向いて!」
ぎこちない動きで、絵里さんは言われたとおりに動いていく。そして、彼女の裸が露わになった。
全体的にほっそりしているが、痩せすぎでもないほどだ。胸はうっすらと膨らんでおり、腰回りにはくびれができ始めているといった感じ。そして、股には産毛も生えていないツルツルのぴっちりと閉じた割れ目があった。
その状態の彼女の前で、店員さんは服を調べ、何も無いことを確認した後、続きを促した。絵里さんはアラレもない姿のまま、その場でゆっくり時計回りに回って、正面に戻り最初の姿勢になって、改めて宣言した。
「わ、私、彩南第一小学校6年のた、田中絵里は、万引きを…して、しまいました。彩南マートさん、夢野さんに迷惑をかけてしまってごめんなさい。見てもらったとおり、他には何も盗ってません。もう2度と、こんなことはしないと約束します。すみませんでした…!」
「…よし、あなたの誠意を受け取りました。もう2度としちゃダメだよ。もう1人が終わるまで、その姿勢のままでいなさい。次、あなたね。」
スマホを向けられ、そう指示されると体が無意識にビクリと震えたのがわかった。今から、アレを、やらないといけない。恥ずかしい気持ちと怖い気持ちでいっぱいだった。そもそも、私はやってない。なのにこんな…。
店員さんは動けない私を見つめ、言葉を続ける。
「…穏便に済ませるために、この子は頑張ったよ。今も恥ずかしい状態で耐えてる。あなたはどうする?無駄にしちゃう?」
それは…いけない。横を見ると、全 手を頭の後ろ、足を肩幅に開いて全裸を晒している絵里さんがいた。涙目になり、不安そうな顔でこちらを見ている。ここまでしたのに、大事になってしまっては…。
「わ、私、彩南第一小学校6年の結城美柑は…万…引きをして、しまいました。彩南マートさん、夢野さんに迷惑をかけてしまってごめんなさい。これから、他に何も盗ってないかことを証明します…」
まずは、シャツ上のキャミソールを脱ぎ、続けてT シャツを脱いで机に置く。そして、スカートに手をかけ…目をつぶって一気に下ろした。今の私が身につけているのは白の下着上下だけだ。シンプルな無地のスポーツブラと、セットになっているフロント部分右上にキャラクターロゴがあるショーツ。
震える手でスカートを机に置き、今度はスポーツブラだが、なかなか思い切りがつかない。動けない。脱げない。
救いを求めるように店員さんの方を向くと、無機質なスマホカメラがこちらをジッと見つめていることを改めて実感させられる。震える私に、店員さんは無情にも言い放つ。
「ほら、つづけて?」
小さく震える深呼吸を一回し、一思いにスポーツブラの裾を下からまくり、首から引き抜く。そして、右手で胸を隠し、前屈みになりながら左手でショーツを下ろした。右手にブラを持ちながら胸を隠し、左手にショーツを持ちながら股を隠す。少しでも腕を動かしたら、普段人目につくことがない場所が完全に露になるだろう。
しかし、そんな私に構わず、店員さんは早くしろと言うように人差し指で机をトントントンと3回叩く。それも置いて、あの姿勢をとれ…ということだと思う。
乱れる息を何とか整えようとするもできず、そのまま、両手を身体から放し、下着を机に置いて、絵里さんと同じ姿勢をとる。内股にぴっちり閉じて固まっている足を震えながら何とかまっすぐに伸ばし、肩幅に開く。そして、手を頭の後ろに置き、俯いていた体をまっすぐ起こし、前を見る。
あぁ、目の前のカメラに、しっかりと撮影されてしまった。顔から火を吹くような温度を感じ、目が潤んでくる。店員さんは私が指示通りの姿勢になったことを見ると、私が脱いだ服を改めていく。先ほどまで自分が来ていた服や下着を、誰かにまじまじと見られるという経験した事がない事態に羞恥が限界を迎えそうになる。
それほど時間もかからず、服を確認し終えた店員さんは、続けろというように見つめてきた。そう、まだ終わりではない。絵里さんに倣い、その場でゆっくり時計回りに回っていく。脇やお尻まで、カメラに向けていく。何とか一周し、スマホを見つめる。
まだ、言わなければいけない事がある。
「……私、彩南第一小学校6年の結城美柑は、万引き…をしま…した。彩南マートさん、夢野さんに迷惑をかけてしまってごめんなさい。見てもらったとおり、他には何も盗ってません。もう2度と、こんなことはしないと約束します。すみませんでした…!」
言い終わると、スマホから『ピロン』という音が聞こえ、録画が完了したことを知らせる。あの恥ずかしい映像が、記録されてしまった。
「OK。約束通り、どこにも連絡はしないよ。コレに懲りたら、もう2度としちゃダメだよ。この映像も、店長とか店の人には見せないから。服を着て帰りなさい。」
憔悴しきった私たちは言われるままに服を着ていき、各々のバッグを整えてお店を出ていく。あまりの事態にお互い何か話す気にもならず、そのまま解散となる。
絵里さんは「私のせいで、ごめんなさい」と謝ってくれたが、別に絵里さんが悪いわけではない。店員さんもどこにも連絡しないと言ってくれたし、もう忘れてしまおう。ただ、これから夕飯を作る気にはならず、出来合いのものにしてしまった。リトが何かあったのか聞いてきたので、何でもないとはぐらかし、その日は早めにベッドに入った。
____________________________________
営業時間を過ぎ、シャッターを閉めた彩南マートの中で、店員、夢野なぎさは片づけを終えて、歳の離れたいとこに電話をかける。
「もしもし、葵?今日、あんたの言ってた2人が来て、予定どおりに終わったわよ。後で動画送ってあげるから。うん、うん、ホント、あんたいい性格してわね。じゃあね。」
自分のスマホに保存されている今日の動画をいとこに送り、夢野なぎさは1人呟く。
「ま、言ったとおり店長とか他の店員には見せないわ。いとこに送らないとは、言ってないんだけど。」
一方、動画を受信した葵は早速確認してニンマリと笑みを深めた。それは純粋なものではなく、捕まえた獲物をどういじめようかと愉しげに考える、サディスティックな笑みだった。計画がうまくいったことを親友に報告すべく、電話をかける。
「あ、もしもし咲希?上手いこといったよー!明日、早速やっちゃおうよ!うん、じゃ、詳しいことはまた明日の昼休みね!」
電話を切り、改めて想像する。あの気に食わない結城美柑をどういじめてやろうかと。考えるだけで胸が熱くなる。
「あぁ、本当に……愉しみだなぁ……」
感想よろしくお願いします。