※この作品はR-18です。

俺は、世界の半分(女性)を手に入れてみせる!   作:キャプテンキャップ

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02:香奈さんの性知識

 7月下旬の昼下がりの住宅街。

 近所でも評判の美人母娘(おやこ)が住む2階建て住宅のリビングで、幼稚園児と中学生の娘を持つ2児の母である香奈(かな)は鼻歌交じりにスマホでネットを巡回していた。

 検索ワードは『男性を悦(よろこ)ばせる性技』。

 バツイチの香奈にとって、悦ばせる男性とは夫ではない。では誰かといえば、最近知り合った近所に住む男子高校生――田中洋(よう)だ。

 体を重ねる関係ではあるが、そこに恋愛感情はない。

 恋愛感情はないが、少なからず愛情は抱いている。だからこそ、体を重ねられる。

 いうなれば、セックスフレンドだろう。

 だからといって、誰にでも体を許すほど香奈は安い女ではない。

 彼だからこそ、許すのだ。

 

 とはいえ不満もある。

 初めて体を重ねた時から、セックスの主導権は概(おおむ)ね洋が握っていた。

 高校を卒業すると同時に結婚した香奈はさほど性知識が豊富ではなかったし、19歳という若さで子供を産んだこともあって経験も豊富ではなかった。だから主導権を握られる。まあ、相手が化け物のような精力の持ち主ということもあるが。

 ともあれ、このまま主導権を握られっぱなしというのも年上としてどうなの? と香奈は思った。

 だからこそのネット検索だ。

 そこには、彼女の知らない性知識がたくさんあった。ソファーに背中を預けながら、スマホの画面を流し見ていく。

 

「あ、これは洋君にしてもらったことのある体位だわ……へぇ、松葉崩しっていうのね」

 

 香奈は感心しながら頷き、また画面をスクロール。しばらくしてまた彼にされた体位のイラストを見つけては指をとめ、体位の名前を覚えていく。

 こうして順調に知識を蓄えていると、興味をそそられる単語が目に入った。

 だが、その意味が分からない。分からないので、検索欄にその単語を打ち込み、調べてみる。

 すると、わんさか出てきた。

 体験談もあったので、読んでみることに。

 いわく、

 

 ――これをしてあげれば彼氏は絶対に喜ぶ!

 ――彼のチ×ポが凶悪になった。

 ――ひぃひぃ言わされたwww

 

 などなど。どれも胡散臭い上に絶対男性が書いたであろう欲望丸出しの文面だったが、香奈は女性が書いたものだと信じて夢中になって読んでいた。

 特に気を惹かれたのが、

 

 ――これができるかできないかで、彼女としての意地が試される!

 

 という、やはりどう見ても男性が書いたと思しきキャッチフレーズ。

 

「た、試される!」

 

 しかし、そのキャッチフレーズに香奈は衝撃を受けた。そして決めた。

 

 これを彼にしてあげよう! と。

 

 香奈は一心不乱に読み進め、なんなら似たシチュエーションのエロ動画も見てやり方を頭に叩き込んだのだった。

 

 

   ☆

 

 

 やりかたを頭に叩き込んだ香奈は、件(くだん)の男子高校生に連絡を取ろうと、SNSアプリ『Nain(ナイン)』を立ち上げた。

 時刻はお昼を過ぎたところだが、世間の学生は夏休みの真っ最中なので問題ない。

 『ちょっといいかな?』と送ると、すぐに返事が返ってきた。しばらく他愛もないやり取りすると、どうやら寝起きだったらしい。

 彼とのやり取りは楽しいが、本題に入る。

 近いうちに泊まりにこれない? と。返事はまたもや早く、簡潔だった。

 

   ――明日行きます!

 

 とのこと。欲望に忠実な洋に、微笑ましいものを感じる。

 別段仕事をしているわけでもないので、明日でも問題ない。了承の旨を伝えてアプリを終了させた。

 

 今日仕入れた性知識を、明日、洋君に披露する。

 彼は喜んでくれるだろうか?

 喜ぶ顔を想像し、知らず知らずの内に笑みが浮かぶ。彼に対して恋愛感情はない。あるのは性的な好意だけのはずなのに、それでも相手の喜ぶ顔を想像してにやけてしまうのは何故だろうか。

 思い出すのはセックスしている時の彼の顔。私が与える快感に歪む表情が愛しい。

 思い出すのは彼の指の感触。荒々しく揉まれる胸とお尻は歓喜に震え、膣内を掻き回される快感には子宮が疼く。

 思い出すのは舌の感触。彼に口内を蹂躙されるのは嬉しく、秘所をその舌でなぞられれば女としての幸せを感じてしまう。

 そして、膣内を穿(うが)つ剛直の肉棒と、子宮を犯す精液の奔流(ほんりゅう)は狂おしいまでの快感を与えてくれる。

 

 それらを思い出すだけで、香奈の体は火照ってしまう。

 

 体を重ねたのはたった一日なのに、その一日の間に何度と犯された体は今でも彼の感触を克明に記憶していた。

 いや、覚えさせられた。

 

 今や香奈の体は洋専用といっても過言ではない。彼の指が触っていない場所はなく、彼の舌が這い回っていない場所もなく、膣内は彼のおち×ちんの形へ最適化され、子宮にいたっては隅々まで彼の精液が染み込んでいる。

 もはや別れた夫を思い出す痕跡などどこにもない。

 香奈は気付いていないが、洋に抱かれた日から元夫の顔を思い出すことは殆どなくなっていた。楽しかった思い出などすでに記憶の彼方だ。

 それほどまでにあの日は激しく、濃密で、甘美だった。

 ほぅ……。と熱い吐息と共に、じゅんっとオマ×コから熱い汁が溢れる。このまま自分を慰めたくなるがここは我慢して明日、彼にたくさん慰めてもらおう。

 彼に抱かれるのは一月ぶり。

 あの底なしの精力と体力を持つ洋なら、また気を失うくらい気持ちよくしてくれるだろう。

 それに娘の明日香(あすか)も、彼が来ると知れば喜ぶに違いない。あの娘(こ)も洋とのセックスにぞっこんなのだから。

 でもまあ、彼が来るのは秘密にしておこう。明日は野球部の応援に駆り出されると言っていたし。彼が来ると知れば休むかもしれない。

 娘には悪いけど、あの娘が出ている間、洋を独り占めさせてもらおう。

 香奈はそう決めると、ふと、今いるリビングを見渡した。

 

「そうだわ。洋君が来る前に家中を念入りに掃除しないと♪」

 

 ぽんと手を打ってソファーから体を起こすと、鼻歌を歌いながら掃除にとりかかる。

 

 それはまるで、恋する乙女のようだった。

 

 

   ☆

 

 

 夏休みに入って2日目の昼。

 恒例となった朝の処理を花蓮(かれん)にしてもらってから二度寝をしていたら、枕元に放っていたスマホからメッセージが届いた旨を知らせる音楽が聞こえてきて目を覚ました。

 平日なのにこの時間まで眠っていられるなんて、夏休み最高。とか寝ぼけた頭で思いながら画面を開いてみれば、香奈(かな)さんからだった。

 欠伸を噛み殺しながらしばらくやり取りをしていると、香奈さんから、

 

   ――近いうちに泊まりにこれない?

 

 とのお誘いが。……そのお誘いはつまり、あれか。性的な意味を含んでいるんだな?

 一瞬で目が覚めたね。もちろん返事は『明日行きます!』だ。

 本当は明日といわず今すぐにでも飛んで行って、香奈さんを明日香(あすか)ちゃんもろとも押し倒して美味しく頂きたいのだが。あまり急すぎても迷惑だろうし。まあ、明日は急じゃないのか言われれば困るけど、香奈さんからの返信を見る限り大丈夫そうなので問題はないだろう。

 最後に明日の昼前に行くとメッセージを返してスマホを切った。

 いやあ、朝からテンション上がるな! ……もう昼過ぎだけど。

 

 

   ☆

 

 そして翌日。

 バッグに着替えを詰め込んで出かけようとしたその時だ。

 

「あれ、お兄ちゃんどっか出かけるの?」

 

 花蓮が声をかけてきた。日に日に愛情が重くなる妹の登場である。

 ……ついにこの時がきたか。どっかに出かけるの? との妹の質問に、正直に『ちょっと女友達の所に泊まりに行ってきます』と答えたらどうなる? ……下手したら今度こそ“命を狙われたら解放されるスキル”のロックが解除されるかも。ゴクリと唾を飲みこむ。だが、そうならないための方策は昨日のうちに考えてある。俺は悟られないよう、ゆっくりと息を吐きながら、努めて平静さを装って答える。

 

「ああ、友達の所に泊まりがてら遊びに行ってくる」

 

「そうなんだ」

 

 よしっ、第一関門突破! だがまだ気を抜くな、必ず次の質問が来るぞ。

 

「で、その友達って男? ……女?」

 

 ほらきた。

 

「男だよ」

 

「本当に?」

 

「本当だ」

 

 だが、俺の答えも完璧。人は未来を予想して対策を立てることで未然に被害を予防できる生物だからな! 動揺なんてしないさ。

 

「そっか。あー良かった」

 

 ほら見ろ。俺の淀みない受け答えに花蓮もすっかり信じて――

 

「これで明日帰ってきた時にもし、お兄ちゃんから女の人の匂いがしたら花蓮、今度こそ刺しちゃうかも♪」

 

 ニコニコと笑顔で言う妹。

 

「…………」

 

「刺しちゃうかも♪」

 

「ごめんなさい、女の人の所に泊まりに行きます」

 

 俺は正直に答えることにした。刺されたくないからな!

 平身低頭で謝る俺に、花蓮は呆れ顔で溜め息を吐く。

 

「だと思った。別にお兄ちゃんが他の女の人の家に泊まりに行っても怒んないよ」

 

「え、マジで?」

 

「うん。どうせお兄ちゃんが最終的に帰ってくるのは花蓮のとこだもんね」

 

 ……花蓮のとこ、というのは家(うち)のことを指しているんだよね? …………ま、まあいいや、深く考えないでおこう。うん、とりあえず花蓮の許可は貰えたわけだしな。……妹の許可が必要ってのもどうなんだろう。いや、これも深く考えないでおくか。

 

「それじゃ、いってくるよ」

 

「うん、いってらしゃーい」

 

 花蓮に見送られ、いざ、香奈さん家へ。

 

 

   ☆

 

 

 炎天下の中、汗だくになりつつ歩くこと十数分ほどで鈴木家へ到着し、インターホンを押す。ピンポーンと軽快な音が鳴ると、それほど間を置くことなく玄関の扉が開いた。

 

「いらっしゃい」

 

 出迎えてくれたのは香奈(かな)さん本人。「さ、入って」という彼女にお邪魔しますと玄関を潜ると、「そんな他人行儀な挨拶いらないわよ?」と微笑まれた。

 通されたのはリビング。冷房が効いていて涼しい。肺腑に溜まった熱い空気を吐き出し、代わりに冷たい空気を吸い込む。

 

「外暑かったでしょう? 今飲み物を持ってくるわね。麦茶でいいかしら」

 

「ありがとう。むしろ嬉しい」

 

 着替えが入ったバッグを置いてソファーに腰を下ろし、香奈さんが戻って来るのを待つ。……そういや、前に来たときはこのソファーで香奈さんや明日香(あすか)ちゃんともしたんだよなあ。その時の2人の痴態を思い出してしまい、股間の息子がむくむくと起き上がりそうになる。まだ早いっての。

 

「はい、お待たせ」

 

 息子を静めている間に香奈さんが戻って来た。麦茶が入ったボトルと氷入りのコップを載せたお盆をテーブルの上に置き、俺の横に腰を下ろす。肩が触れ合うほどの至近距離にドキッとしてしまう。

 ほい、どうぞ。と香奈さんから麦茶の入ったコップを受け取り、一気に飲み干す。カラッカラになっていた喉に麦茶が染み渡る。

 

「ぷはぁ~~ーー―――っああ! 生き返る!」

 

 冷房と冷たい麦茶で体の外と内を冷やされ、噴き出していた汗がスッと引いていくのが分かった。……あー、ようやく一息ついたって感じだ。

 

「ふふ、もう一杯飲む?」

 

「ん、貰う」

 

 香奈さんが空になった俺のコップにボトルから注いでくれる。それをまた一気に飲み干す。

 

「そういえば明日香ちゃんと香澄(かすみ)ちゃんは? 姿が見えないけど」

 

「明日香は野球部の応援に駆り出されてるわ。香澄は近所の友達の所に遊びに」

 

 てことは、今は2人っきりなわけか。ほほう……滾(たぎ)るな。

 会話を続けながら隣に座る香奈さんを盗み見る。

 肩口で揃えられた黒髪。おっとりした顔。そしてメリハリの効いた身体。う~ん、やっぱ美人だ。

 今日の装いは夏らしく上下とも白で揃えられた薄着。ミニスカートから覗く太ももが眩しく涼やかだ。

 いつの間にか注ぎ足されていた麦茶と一緒に唾(つば)を飲み込む。

 

「ふふ♪ どこを見てるの?」

 

 俺の視線に気付いた香奈さんが流し目を送りながら、俺の太ももの付け根辺りを際どいところまで指先で撫でてくる。その感触にゾクゾクと背筋が粟立つ。

 

「香奈さんっ」

 

 我慢できなくなった俺は、彼女の唇を奪った。

 

「んっ……ちゅる、んちゅ……」

 

 唇を合わせるも、すぐに舌が絡まり合う。互いの口内を舌と唾液が行き交う。

 薄地の服を押し上げる魅惑的なHカップのオッパイに手を伸ばし、揉みしだく。ぐにゅぐにゅと変幻自在に形を変えるオッパイが、張りのある弾力によって元のお椀型へと戻ろうとする。……もしかして香奈さん、ノーブラ?

 俺が夢中でオッパイを揉んでいると、俺の太ももを撫でていた香奈さんの手が、ついに股間を撫でる。というより睾丸を揉んできた。細指でやわやわと弄ばれる睾丸。その刺激にチ×コがいきり立ち、トランクスごとジーンズを持ち上げる。

 

「ん、元気になったわね♪」

 

 そりゃ、こんなおっきなオッパイを揉んで睾丸を弄られたら勃起して当然だと思う。

 香奈さんがテーブルに置かれた俺のコップを見やる。

 

「まだ半分くらい、麦茶残ってるわ」

 

 後で飲むよ――そう言おうと口を開く前に、香奈さんはそれを取って自分の口に含むと、俺にキスをしてきた。流し込まれる麦茶を音を立てて飲み込んでいく。

 

「どう? 美味しかった?」

 

 妖艶に微笑む香奈さんにコクコクと頷く。すると彼女は嬉しそうに目を細めた。……今日の香奈さんはやる気十分だな。前は俺が主導権を握っていたけど、どうやら今日は香奈さんに握られそうだ。だが、それも悪くない。

 今も睾丸を指で転がされている感触に俺は――――尿意を覚えた。

 ぶるりと体が震える。

 考えてみれば、短時間に麦茶を3杯も飲んでいる。尿意を覚えても仕方ないか。気分が盛り上がってきたところに水を差されたな。尿意だけに。……オホン。

 

「悪い香奈さん。先にトイレに行ってもいい?」

 

 すると香奈さんは、何故か待ってましたといわんばかりの喜色満面で「案内するわ♪」と俺の手を引いてリビングを出た。いや、案内も何も、前に来たときトイレで用を足す香奈さんにフェラをしてもらったから場所は分かるんだけど。……というか、なんでこんなにウキウキしてるんだ? この人。

 首を傾げている間に連れてこられたのは、何故かトイレではなく脱衣所だった。……何故に?

 俺が行きたいのはトイレなのだが。

 

「今準備するからちょっと待ってて」

 

「?」

 

 準備って何を――ぶふぉっ!?

 香奈さんがやおら脱ぎだした。意味が分からない。分からないが、目の前の光景から目を離せないのは分かった。一切の躊躇なく上着を脱ぎ捨てれば、我儘巨乳(Hカップ)がぷ(・)る(・)る(・)ん(・)とまろびる。やっぱノーブラだったのか!

 ミニスカートも同様に、ファスナーを下ろしてすとんと床に落ちた。次いで現れたのはショーツではなく綺麗に手入れされた茂みを伴ったオマ×コ。ノーパンだったの!?  なんて大胆!

 あっというまに全裸になった香奈さんに、俺のチ×コも大興奮。

 

「さ、準備ができたわ。こっちよ」

 

 またも俺の手を取って香奈さんが向かったのは、ある意味当然のごとくお風呂だった。いや、だから俺が行きたいのはトイレなんです。

 俺の困惑を無視して、香奈さんはお風呂の床に女の子座りでぺたんとお尻をつけると、おっぱいを寄せて笑顔で一言。

 

「はい♪」

 

「……はい?」

 

「おしっこしたいんでしょ? だから、はい♪」

 

「……えぇっと。……もしかして、香奈さんにおしっこをかけろと?」

 

「ええ。こういうのを『肉便器』っていうのでしょう?」

 

 恥ずかしそうに告白する香奈さん。

 聞けば、昨日ネットで知ったらしい。……どこでそんな言葉覚えてきたの!? あ、ネットか。

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