俺は、世界の半分(女性)を手に入れてみせる! 作:キャプテンキャップ
「けど、
「ん~? そっかなぁ?」
首を傾げる琴歌さん。
いや、どう考えてもそうでしょうよ。接客中、的確に俺が困るタイミングを狙ってたんだから。
はふぅ……。と1つ溜め息を吐いていると、ちょうどアキさんが戻って来た。
「おう、2人ともお疲れさん」
肩をグルグル回しながらのアキさんに、俺と琴歌さんもお疲れ様ですと返す。
「アキさん、肩でも凝っているんですか?」
「ん? ああ、昨日遅くまで友人たちとバッティングセンターで盛り上がってな。少し体がダルいんだわ」
苦笑を浮かべるアキさんの説明を聞いた琴歌さんがチラリと俺のほうを見ると、何か思いついたようにアキさんへと向き直りニッコリと微笑んだ。……あ、またなんかヤな予感。
「じゃあ、アキさんは先に休憩に入っててください」
「ん? いいのか? まだ品出しや検品とか終わってないが」
「大丈夫、私と新人くんでやっときますから」
アキさんは琴歌さんが俺の事を名前ではなく、新人くんと呼んでいることに違和感を感じたようだが、「……ま、仲が良いことはいいことだ」と肩を竦めただけだった。
「んじゃま、お言葉に甘えて休憩すっかな。仲が良くてもちゃんと仕事はしろよ」
ひらひらと手を振りながらスタッフルームに消えるアキさん。残される俺とニコニコ笑顔の琴歌さん。……うん、もう嫌な予感MAXだ。
「2人っきりだね! 新人くん♪」
とびきり良い笑顔ですね、琴歌さん。
「2人っきりだよ!」
ズズイっと近づいてくる琴歌さんにちょっと引き気味の俺は「いや、まだ立ち読みしてるお客さんが1人いるんだけど」と反論してみるも、
「そんなの誤差範囲だよっ」
との謎理論で跳ね除けられた。さらにズズイっと近づく琴歌さん。
うぅ、この人から逃げられる気がしない。マズイ、明らかに琴歌さんはさっきのご褒美の続きをするつもりだ。エッチなご褒美は嬉しい。ただ、攻められるのはちょっと。どうしてこうなった。
考えられるのは『シチュプレイ』のスキルを発動したとき、俺はなにも行動しなかった。いわば俺は、
だけどその時、琴歌さんは俺の頭を撫でるという行動を取っていたことで、俺が受身のシチュが生まれたのではないだろうか。
受け身だった俺と、琴歌さんの攻めの性格。
それが偶然合わさってこその、今の状況。
というか『シチュプレイ』スキルの影響でこうなってるのなら、俺の行動次第で逆転できるはずだ。琴歌さんのペースに巻き込まれてたらいつまでたっても主導権は彼女にある。であればまずは行動すべきだろう。
「琴歌さんっ、まずは品出しをしましょう!」
ズイズイと体を寄せてくる琴歌さんの肩を掴んで押し返しながら提案してみる。
「んー? ……そうだね。アキさんにも約束したし、そうしよっか♪」
チラリと立ち読みしているお客さんを見たのが気になるが、まずは今の状況から抜け出せたぞ。……ふふ、見てろよ琴歌さん。
商品の品出しといえば、その最中にお客さんの目を盗んでの羞恥プレイだ。昨日見たエロ作品には高確率であったシチュエーションで、やりたかったプレイでもある。
俺たちはカウンターから出て、菓子類の品出しをやることに。これはお昼前にやるはずだったんだけど、あのクレーマーが来たせいでできなかったのだ。
お菓子コーナーへと来た俺たちは、まず減った商品を手前に寄せてから補充分を奥に入れていく。そうしないと賞味期限が古い商品が売れないからな。棚の上からテキパキと作業を進めていき、腰を屈めて下の段へ。品出しは色々と面倒だが、自分なりのコツさえ掴めばけっこう楽になる……って、アホか俺は! なに真面目に品出ししてんだよ! 真面目か! いや、店員としては正しいんだけど!
琴歌さんに対して俺が主導権を握るような行動を起こさないと意味がなくな――むにゅん――るゥ!?
突然肩に
俺の好物、オッパイだ。重みは琴歌さんの体重だろう。
俺の予想を証明するように、琴歌さんが頭上から声をかけてきた。
「こら新人くん。並べ方が雑になってるぞ」
琴歌さんが上の列の商品を直していく。そのたびに体が前後に揺れ、オッパイがグイグイと肩と首に押し付けられる。絶対わざとだよね、コレ。だって俺、ちゃんと並べてるし。ただ理由をつけて俺をイジってるだけだろう。
などと思っている間に琴歌さんがさらにもたれかかってきて、いまや押し付けられていたオッパイは俺の頭の上に乗っかっている状態だ。
ぽよんぽよんと頭の上で弾むオッパイ。こ、これは新感覚。その感触を頭皮で味わっていると、ふっとオッパイの重さと柔らかさが消えた。気になって上を向くと、意地の悪い目をした琴歌さんと目が合った。
「どうしたの、新人くん?」
そう言う彼女の口元にはこれまた小悪魔的な笑みが浮かんでいる。……あ、Sモードだこれ。ってことは……シチュプレイの内容が決まっちゃった? もしかしてまた琴歌さん主導?
「手が止まってるみたいだけど。……もしかして、さっきまで君に触れてた私のおっぱいが気になるの?」
琴歌さんが少し上体を沈める。俺の眼前にオッパイが迫る。が、鼻先に触れるか触れないかのところで止まる。……彼女から香る良い匂いが鼻孔をくすぐり、男の煩悩を刺激する。萎えていたチ×コがムクムクと起き上がり始めた。
「ふふ、やっぱり気になってたんだ」
俺の股間の張りを見た琴歌さんがさらに上体を沈め、俺の顔をオッパイでなぞるように体を前後に動かす。顔の凹凸にあわせて形を変えるオッパイ。鼻孔いっぱいに広がる琴歌さんの甘い匂い。……正直、堪らん!
「仕事中にエッチなことに気を取られるなんて――」
上体を浮かし、オッパイで俺の顔をなぞるのを止めた琴歌さんは、妖艶な笑みを浮かべて、熱い眼差しで俺を
「――新人くんにはお仕置きが必要だね」
……おぉう、やっぱ琴歌さん主導のプレイだ。内心で頭を抱えたくなったが、同時に、琴歌さんのお仕置きも気になる。……えぇいっ、せっかくのシチュなんだから楽しんだほうが勝ちだ!
俺が頭を切り替えると、琴歌さんが上着の第2ボタンから3つほど外していく。その空いた隙間から覗くピンクのブラと胸の谷間。思わずゴクリと生唾を飲み込む。
そっと手を伸ばすと、ぺしりと
「触っちゃダーメ」
ま、マジで?
「ふふ、そんな泣きそうな顔しないの」
言って、琴歌さんは空けた隙間に手を入れると、自分でブラを押し上げた。ブラから解放されたオッパイが、重力に引かれて弾む。その様に、もう一度
だけど、肝心の突起が制服に隠れて見えない。制服が邪魔だ。だけど触れたら駄目だと言う。触りたいのに触れない。こ、これは確かにお仕置きかもしれない。
「新人くんの困った顔、とっても可愛い」
クスリと笑う琴歌さん。……ああ、この人って本当にSだと思わせる笑み。
琴歌さんが俺の頬を両手で挟み込む。なんだろうと思っていると、顔にオッパイが押し当てられた。胸の谷間に挟まれる。しっとりとした肌、柔らかさと張りを兼ね備えた乳肉の感触。そして重み。それがダイレクトに感じられる。少し汗ばんだ肌が密着して息苦しいが、それすらも甘美に感じられる。
だけどそれも一瞬。ふっとオッパイの圧力が消える。琴歌さんが体を上げたからだ。
「はい、お終い♪」
そ、そんな! 絶望する俺。こんなの生殺しじゃないか!
「ほら、早くお菓子の品出しをやっちゃおう?」
そしたら、と言葉が続く。
「私のおっぱい、もっと感じさせてあげる」
囁くように耳打ちされた甘い言葉は、俺の脳を蕩けさせるに十分で。
それからの俺の行動は早かった。過去イチの速さと丁寧さで作業を終えた。
「琴歌さん。終わりました!」
「うん、エライエライ。それじゃ、こっちに来てさっきみたいにしゃがみこんで?」
言われた通りに棚向きに屈む。すると俺の後ろに立った琴歌さんが、上体を倒す。上を向けば、ボタンが開けっぱなしの隙間からオッパイが見える。
「触っちゃダメだからね?」
こくこくと頷く。
そんな俺に微笑むと、琴歌さんがゆっくりと近づいてくる。それを今か今かと待つ。
気分はまさにお預けを食らった犬だ。
迫り来るオッパイ。そして――鼻先がオッパイの谷間へと触れた。沈み込んでいく顔。視界はオッパイ一色。さっきよりも琴歌さんが
「んっ♪」
くすぐったいのか、身をよじる琴歌さん。そのせいでオッパイが顔から離れるが、それを追って舌を伸ばし、オッパイを舐める。
「ふふっ、ワンちゃんみたいだよ? 新人くん」
可愛い。と笑う琴歌さんが、制服の隙間に指をいれ、横に引っ張る。広げられた隙間から、綺麗な桜色の乳首がまろびでた。
「ほら、おいでワンちゃん。私のサクランボ食べていいよ」
目の前に下げられた餌に、迷わずしゃぶりつく
ぷっくらと膨らんだ乳首をじゅるじゅると音を立てて吸い、甘噛みし、乳輪を舐め回す。乳首のコリコリとした感触が、どことなくミルクの匂いと味のする乳首が、たまらなく獣欲を刺激する。棚を1つ挟んだ向こうに立ち読みしている客がいるけれど、それはもはや興奮を掻き立てる舞台装置でしかなくて。
「ん、あ……はぁ」
琴歌さんが喘ぐたび、オッパイが揺れる。乳首が逃げる。それを追いかけるように俺も頭を動かして吸い付き、舌を伸ばす。
「ふふ♪ 本当にワンちゃんみたい。どう? ワンちゃん。私のサクランボ美味しい?」
乳首に吸い付きながら、頷く。乳首を含んでいなければ「ワンワン」と喜んで返事してしまいそうなほど、琴歌さんのサクランボは美味しかった。
俺が頷くのを見て、琴歌さんが上体を起こす。口から離れていく乳首。追いかけたいが、肩に手を乗せられているので腰を上げることができない。
「おっぱい、新人くんの
それはもう。
「それじゃ、今度はこっちを舐めてみる?」
言って、琴歌さんが後ろの棚に軽く寄りかかりながら、制服のスカートをすすっと持ち上げた。
現れたのはシンプルなデザインのピンクのショーツ。しかもかなり濡れている。
俺はのっそりと琴歌さんのほうへと体ごと向き直ると、鼻息も荒くその扇情的な光景に見入るしかない。
ぴったりと張り付いたクロッチは、オマ×コの形を明確に浮き立たせ、
ショーツが吸いきれなかった愛液が太ももへと伝わり落ちている。
そんな淫靡な光景に見入っていると、琴歌さんがおもむろに訊ねてきた。
「どう? こっちも美味しそう?」
ごくりと喉を鳴らしながら、頷く。
「それじゃ、私のおま×こも召し上がれ。ワンちゃん」
クロッチを横にずらし、オマ×コを
四つん這いで琴歌さんに近づき、ぴったりと閉じた肉裂に、まずは舌を這わせる。
「あ……」
柔らかな肉裂が俺の舌でふにゃりと形を変える。次いで、舌の上に愛液が乗る。独特の味。けっして美味しいというわけではないが、男が好きな味ではあると思う。
そのまま肉裂に沿って舌を動かし、愛液を舐め取っていく。
「ふ、ん……」
琴歌さんが切なそうな声を上げる。見上げれば、客にばれなように人差し指を噛んでいた。
「ふあっ」
肉裂を丹念になぞり、クリトリスに吸い付き、舌で押し潰しては愛液を飲み、肉裂を掻き分けて膣孔へと舌を侵入させ、膣内をかき回す。俺が与える快感に琴歌さんが体を痺れさせる。
「はっ~~―――っっ!!」
そして一際大きく体を震わせる。イッたようだ。爪先立ちになり、俺の頭をギュッと掴んでオマ×コへ押し付ける。ひくつく秘所からびゅっびゅっと勢いよく潮が噴き出し、俺の口内を打つ。ごくごくとそれを飲んでいく。
「―――……はぁ……」
絶頂が過ぎたらしく、浮かせていた
「すっごく上手だったよ、ワンちゃん♪」
イッちゃった。と、オマ×コに押し付けていた俺の頭を解放し、「エライエライ」と優しく髪を撫でてくれた。褒められた喜びに、心が震える。なんだか調教されているような気もするが、そんなのは今感じている喜びに比べれば大したことじゃない。
「私を悦ばせてくれたワンちゃんには、ご褒美をあげなきゃね」
ご褒美。その言葉に俺の股間が敏感に反応する。
ゆっくりと俺に背中を向けた琴歌さんがスカートを大きくたくしあげ、ショーツを
「ワンちゃんの肉棒、私のとろとろま×こに
「……」
俺は無言で立ち上がり、ファスナーを下ろしてチ×コを取り出した。鈴口からはカウパーがあふれ出しており、限界まで反り返ったチ×コは早く挿れろとせがむようにビクビクと跳ねる。
琴歌さんの腰を掴み、チ×コをオマ×コに宛がうと、琴歌さんが腰を少し浮かして前後に動き出す。狙いを外されたチ×コが肉裂のスジに沿って滑る。カウパーと愛液が混じりあい、ニチャニチャとイヤらしい音を立てる。これでも十分気持ち良いが、早く
それが何度も続けば、生殺しどころか拷問だ。琴歌さんはそれを肩越しに楽しそうに見ていた。
焦れったさともどかしさに苦しさを感じる。切なさにも似た感情が、心臓を締め上げる。気が狂いそうだ。
俺は懇願するように琴歌さんを見る。
「ふふっ、ワンちゃんがとっても可愛いから、ついイジワルしちゃった♪」
本当にこの人は、どこまでもSだ。
ごめんね? と軽く謝ってきた琴歌さんは、俺の獣欲を優しく掴むと、己の肉壷へと誘う。
「今度は逃げないから、突いていいよ。獣みたいに、私を犯したいんでしょ?」
犬の交尾みたいに。妖艶に囁かれる言葉は、俺の欲望を正しく理解していた。そうだ、俺は琴歌さんを犯したい。獣のように、犬のように。
「だけど
ワンちゃんから新人くん。切り替えられた呼び方に沸騰しかけた頭に冷水を浴びせられる。そ、そうだった。お店の中だっ――たぁ!?
俺の気が緩んだ隙を見計らって、琴歌さんが腰を動かし、俺のチ×コを自分から飲み込んだ。
ずにゅるるる!
一気に根元まで咥えこまれたチ×コに絡みつく肉ヒダ。強制的に味わされる膣壁を掻き分ける快感に、腰が震える。声が漏れそうになる。が、必死に口を引き結んで耐えた。客にバレるわけにはいかない。
「ふふ、残念♪ 声を上げなかったね」
こ、この人は……!
「ほら、早く腰を振らないと、お客さんが動いちゃうよ? いつまでも立ち読みしてるわけじゃないだろうし」
確かにそうだ。
「それに、アキさんだって戻って来るかも」
それも確かに。あの人真面目だからな。長く休憩することは殆どない。
「だから
呼び名がワンちゃんに戻る。それだけで、俺は店員から琴歌さんの飼い犬へと戻ってしまう。それくらい、この短時間で彼女に教えこまされてしまった。自分が何なのかを。どっちが上なのかを。
犬に戻った俺は、飼い主を犯すべく、琴歌さんの腰をしっかりと掴み直して腰を振り始めた。
片手で数えられるくらいしか経験がないと言っていた通り、琴歌さんの
「あ……はぁ。ワンちゃんのち×ちん、とっても素敵……」
だというのに、琴歌さん自体はチ×コを受け入れている。蕩けた表情を見れば一目瞭然だ。
「私のまだまだウブなおま×こを無理やり押し広げて犯してる」
俺の飼い主は言い方が一々エロイ。雄が興奮する
この位置だと立ち読みしている客が振り向いたら棚越しに目が合う可能性に気付いたので、琴歌さんの背中に圧し掛かることで隠れる。これまで触れなれなかったオッパイも揉みしだく。
「あ、あ、あっ、は、ぅ、んんっ、ワンちゃんの、ち×ちん、熱くて、気持ちイイ、よっ、あ、あ、あっ」
琴歌さんが小さく喘ぎながら俺のチ×コを褒める。図に乗った俺はさらに攻めるべく、突く度に角度を変えながら腰を振り、緩急も付ける。
「あぅっ、うん、上手だよ、とっても……は、ぁ、わ、私を、もっと犯してっ」
飼い主からの懇願に応えるのが、飼い犬である俺の本望だ。琴歌さんに圧し掛かりながら、乱暴に腰を振る。その様はまさに犬の交尾だ。
竿で肉ヒダを撫で、亀頭で肉壁を掻き分けて降りてきていた子宮を突き、お尻を下腹部で叩く。オッパイを揉みしだき、乳首を苛める。首筋に吸い付き、うなじにキスマークを落す。真っ赤になった耳たぶを噛み、耳穴を舐める。琴歌さんの肌に鳥肌が立つのが見えたけど嫌がる素振りはない。むしろくすぐったそうに、顔を傾ける。さらにそこを舐める。
いつ気付かれるかも知れない。いつ客がやってくるかもしれない。いつアキさんが戻って来るかもしれない。
そんな状況の中、俺たちはそれすらも楽しんで犬の交尾じみたセックスに
吸い付く子宮口。押し返す肉壁。絡みつく肉ヒダ。ヌルヌルの愛液。どれもがチ×コを送出するたびに快感を与えてくれる。脳を痺れさせてくれる。
これはもはや麻薬だ。
男を獣に変え、従順な犬に変える
俺の心を見透かしたかのように、琴歌さんが優しい笑みを浮かべて俺の頬を撫でてくる。
その手が嬉しくて、飼い主に甘える犬のように、俺は彼女の首筋を甘噛みする。琴歌さんから喘ぎ声と共に甘い吐息が漏れる。
獣のような俺の荒い息遣いと琴歌さんの小さな喘ぎ声、情事中を示す淫らな水音が、新商品を伝える店内放送の中に潜めく中、次第に射精感が
荒かった息遣いが、さらに荒くなる。口を半開きにし、ハッ、ハッ、ハッと繰り返すさまは、我ながら本当に犬のようで。
「ふふ、もう
琴歌さんの言葉に、腰を振りながら頷く。正直、喋っている余裕なんてない。
「そっか。ワンちゃんは、どこに射したい?」
「ワンちゃんの好きな所に射していいよ」
それは男を殺す文句。膣内に射して良いと言われて喜ばない男はいないだろう。
琴歌さんは言葉を続ける。
ただし――責任がとれるなら、ね。と。
妖艶に笑う。
これも別の意味で殺し文句だろう。責任を取る。つまり、妊娠したら養えと。そういうことだ。ただのご褒美でそこまで責任がとれるのかと聞いているのだ。この人は。
大抵の男であれば、ここで尻込みするだろうし、中出しなんてしないだろう。人によってはヤリ逃げ――なんてこともあるだろうが、俺には無理だ。
琴歌さんは俺の性格まで見越して、甘い言葉で誘惑しているのだ。どんだけSなんだよ。
「さ、どこに射す?」
もう一度問われる選択肢。
だけど残念だったね、琴歌さん。
俺には『着弾回避』スキルがあるから、妊娠させる心配なんてないんだよ。だから、俺の答えは一択だ。
「
答えると同時、大きく腰を突き出し、子宮口に亀頭をめりこませて――射精。
びゅるっ、びゅるる! びゅるるるるっっ!!!!
射精しながら腰を振り続け、大量の精液を子宮へと吐き出していく。
「ひゃっっっ―――――!!」
背中を大きく仰け反らせ、絶頂する琴歌さん。声を上げそうになった彼女の口に指を挿れて塞ぐ。
収縮する膣内がチ×コを締め上げて精液を押し出し、ざわつく肉ヒダがさらなる射精を促し、勢いよく吐き出された精液のシャワーが子宮を打ち、満たしていく。
びゅく、びゅく――……。
最後の一滴まで子宮へと吐き出し終え、チ×コを引き抜く。開いたままの膣孔から、少し遅れて逆流してきた精液が零れて床に落ちた。……ふぅ。気持ちよかった。
絶頂を終えた琴歌さんと一緒に肺に溜まった熱い息を吐き出す。
棚に手をついたまま琴歌さんが肩越しに俺を見やり、一言。
「あは♪ ここで
元彼でもさっきの言葉を聞いて
「それにしても、いっぱい
股の間から出した手で、精液が逆流するオマ×コを触りながら琴歌さん。……ううん、エロイ。
「これだけ射したら、もしかしたら妊娠してるかもだよ? ワンちゃん」
流し目を送ってくる彼女に俺は、
「そうなったらちゃんと責任取りますよ」
と、キリッとした顔で返した。
俺の言葉に一瞬キョトンとした琴歌さんだったが、すぐに破顔して抱き付いてきた。
「んもぅっ、本当にかわいいんだからっ、お姉さん、本気にしちゃうぞ♪」
「していいですとも」
ま、妊娠なんて絶対にしないことが分かってるからこそ言える言葉だけどね。誠実そうに見えて、ここまで誠実じゃない言葉ってのも珍しいかも。
さらに嬉しそうな顔をする琴歌さんが、俺の唇を奪った。
「んむっ!?」
突然の出来事に目を白黒させる俺。さらに舌が入ってきた! 俺の口内を好き勝手に蹂躙する琴歌さん。負けじと応戦。舌を絡ませ、琴歌さんの口内を逆に蹂躙し、唾液を交換し、飲む。
「ん、ちゅぷ、はぁ……れる、れろ……」
俺の反攻に琴歌さんが切ないと息を漏らす。舌使いが上手くなる『神の舌Ⅰ』のスキルは伊達じゃない。
1分ほどディープキスを楽しみ、琴歌さんが唇を放す。互いの舌の間を唾液の糸が伸び、重力に引かれて落ちた。
「ぷぁ……。ふふ、キスも舌使いも上手だね。素敵だぞ♪」
唾液塗れになった唇を舐めながら琴歌さん。そういう琴歌さんも、エロ素敵だと思った。
---------
『初めてリードされた』を達成! 50P獲得しました。
『初めて調教された』を達成! 50P獲得しました。
性行為10P×2。 20P獲得しました。
ポイント残高:2,780
---------
☆
「さっ、これでご褒美タイムはお終い!」
琴歌さんの一言で、俺たちは身なりを整える。零れ落ちた精液はカウンターから持って来たウェットティッシュで拭き取る。……あとで掃除する時、この辺は念入りにしとこう。『精液消去』スキルは俺の精液とカウパーは匂いごと跡形もなく消せるけど、琴歌さんの愛液までは消せないからなあ。そこはちょっとだけ不便だ。
そういえば、監視カメラに映ってたのではと今さら気付き、そのことを琴歌さんに言ったら「大丈夫だよ」との返事が。
なんでも以前、店長から監視カメラの映像が保存されるパソコンのパスワードを教えられたことがあるらしい。……なんで店長が? と訊ねたら、「多分だけど店長、私に気があるんじゃないかな?」とのこと。……なるほど。琴歌さんの前でいいかっこしたかったと。
だけど店長、それアウトだよ。まあ、今はそれで助かるけどさ。
俺たちはカウンターへと戻り、奥にあるパソコンに琴歌さんが店長から聞いたパスワードを打ち込む。……本当に開いたよ。ともあれ、開いたのは幸いだ。急いでカメラの映像を確認すると――あれ? 映ってない?
不思議なことに、俺たちの情事は記録されてなかった。琴歌さんも首を傾げながら「角度が良かったのかな?」とか言ってるし。いやいや、そんなわけない。思い切り俺たちが居た場所が映っている。にも関らず、俺たちの姿はそこにない。ちょっとしたホラーだけど、都合がいいのも確かで。
……もしかして、これも『フェロモン』のスキルの効果だろうか。
効果の一つに俺の行為を見て見ぬふりをするというのがあるので、それが人だけでなく機械にも適用されるだとしたら納得がいくし、もの凄い便利なんだけど。今後、人目だけじゃなくて監視カメラなどの機械類も気にしなくても良いってことだもんな。
パソコンを再びロックし、パンの品出しを終えたところで、スタッフルームから戻ってきたアキさんが俺たちに声を掛けてきた。
「お、品出し終わったのか。ご苦労さん」
「ええ、ちょうど終わったところです。ね?
答える琴歌さんに、俺も頷く。呼び方がワンちゃんじゃなくて名前に戻ってる。使い分けてるなあと感心した。
「そっか。今度はお前らが休憩に入っとけ」
「え、俺たち2人抜けて大丈夫ですか?」
「客足も変わらずに落ち着いてるみたいだしな。大丈夫だろ」
大丈夫じゃなかったらお前を呼び戻せば良いだけだしな。と笑うアキさん。俺かよ。いいけどさ。
「それじゃあ、お言葉に甘えよっか」
「ですね。アキさん、しばらくお願いします」
おう。と手を振って答え、カウンターへ向かうアキさん。
琴歌さんと連れ立ってスタッフルームに向かう途中、相も変わらず立ち読みしているお客さんのほうを見てみるが、変わった様子は見受けられない。
アキさんにもお客さんにもバレた様子はないし、一安心だ。
……いや待て。安心できないことがあるぞ。プレイ中はなんとも思わなかったけど俺、琴歌さんに調教されてなかったか!? さっきのメッセージでも『初めて調教された』とか出てたし!? なんだよ、琴歌さんの犬に成り下がったことに誇りを感じるって!? いやいやいや! 俺、犬じゃないし! どんなプレイだよ! あ、もしかしてこれも『シチュプレイ』スキルの影響か!?
そう思った俺は慌ててスキルをオフった。……こ、これで大丈夫だよな? Sの琴歌さんに攻め続けられたことで俺のM属性が開花したとかじゃないよな? あの感覚がスキルによるものじゃなかったらどうしよう。ものすっごく心配だ……。
「? どうしたの、洋くん? 変な顔してるけど」
「あ、や、何でもないです」
あと変な顔は余計です。
「そう? ならいいけど」
スタッフルームのドアノブに手を掛けた琴歌さんが「あ、そうだ」とクルリと体を反転させて俺の方へと向き、
「私のご褒美は気にいってくれたかな?」
「それは、勿論まあ」
調教されかけたのを除けば、大満足だ。今度は俺が主導権を握ってみせるがな。とリベンジを誓う。
「良かった。それじゃあまた今度、ご褒美をあげるね♪」
……それとも。と、琴歌さんが妖しく微笑む。
「今から私と楽しい休憩タイム、したい?
ワンちゃん。その言葉を聞いただけで、ドクンと心臓が喜びに跳ねる。
あ、あれ? スキルは切っているのに
だというのに、俺の魂はあっさりと琴歌さんに屈服する。従順な犬へと堕ちる。
いつの間にか勃起したチ×コを飼い主に見せつけ、ご褒美をねだる。
「ふふ。それじゃあおいで、私のかわいいワンちゃん♪ 一緒に休憩を楽しみましょ?」
「わんっ!」
ウィンクしてスタッフルームに入っていく琴歌さんのあとを、俺は見えない尻尾を振って追いかけたのだった。
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称号、『忠犬』を取得! 100P獲得しました。
性行為10P×2。 20P獲得しました。
ポイント残高:2,900
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第07話 終了。
次話予告『弟の彼女』。