俺は、世界の半分(女性)を手に入れてみせる! 作:キャプテンキャップ
2日後の昼下がり。
今日はバイトが休み。父さんは仕事、母さんはパート、
よって家には俺1人である。
冷房の効いたリビングのソファーに寝転がり、テレビの音を聞きながらスマホで適当にネットを巡る。何々、近々選挙があると。ま、選挙権のない俺には関係ない話。スマホを切る。……はぁ、俺もどっか出かけようかなぁ。でも
などと考えていると、来客を告げるインターホンの音が聞こえてきた。ぬ、誰だろう。
重い腰を上げて玄関の扉を開けてみれば――
「「「こんにちわー!」」」
「……こんにちわ」
ノリの彼女3人娘がいた。
「ノリ君はいらっしゃいます?」
日傘をさしたゴスロリ少女である
「そうでしたか。それは残念ですわ」
「だねー。どうする? このままどっか行く?」
「私はどっちでも……」
3人はこれからの予定を相談しあっているんだけど……汗まみれだな、こいつら。まあこの炎天下だ。汗も滝のように掻くだろう。
「遊びに行く相談も結構だけどさ、お前ら暑くないの?」
「え? そりゃあ暑いけど平気だよ」
ねえ? と
かといってこいつらの言葉を鵜呑みにするわけにもいかない。このまま帰して熱中症とかで倒られても困るからな。響子と茜は本当に平気そうだけど、万が一ってこともあるし、
俺は溜め息1つ吐き、3人を招くことにした。
「どこか行くにせよ、その前に中に入って汗を拭いてけ。タオル貸してやるから。それと飲み物も出してやるよ」
「いいんですの?」
「ああ、いいからさっさと入れ」
「わ、ありがとー!」
「あ、ありがとうございます」
丹子が休めることにほっと息を漏らしたのを見逃さなかった。……この子、あまり自分の意見を前に出すタイプに見えないもんなあ。招き入れたのは正解だったようだ。
とりあえず冷房の効いているリビングに3人を通し、タオルを渡して汗を拭いてもらっている間に、台所の冷蔵庫からレモン水の入ったボトルと氷を入れたコップを持って戻る。
「ほれ、水を持ってきてやったぞ。拭きながらでも拭き終わってからでもいいからちゃんと飲めよ」
「ありがとうございます、さっそく頂きますわ……あら、ただの水かと思ったらレモン水なんですわね?」
響子が汗を拭きながらコップに口を付け、驚いたように口を押さえる。それを見た茜も「どれどれ?」と飲み、笑みを浮かべた。
「おー、確かにレモンの味がする! ……でもなんでレモン水? 夏といったら麦茶じゃない?」
「俺の家では夏といったらレモン水なんだよ。小さい頃から麦茶よりもレモン水のほうが常備されてたからな」
ちなみに自家製である。といってもボトルに水と輪切りにしたレモンを入れるだけ。
「へー、手作りなんだ。あ、本当だっ、ボトルの中にレモンが浮いてる!」
「飲みづらかったら他の飲み物にするか? 麦茶のパックもあったはずだし。なんなら作るぞ?」
「いえ、大丈夫ですわ」
「……ちょっとすっぱいけど、美味しいです」
「あたしもこっちの方が好きかも!」
それは良かった。麦茶のパックと氷を入れたボトルにお湯を注ぐだけとはいえ、作るのメンドイからな。
「ふぅ、それにしても生き返りますわぁ」
「本当、クーラー万歳!」
水を飲んで一息ついたのか、床に座り込んで中断していた汗拭きを再び始める3人。
響子は足を横に崩して座り。
茜は
……それにしても。
響子と茜の汗を拭く姿はなんというか……微妙に色気があるな。小学生のくせに。
汗を吸った2人の服はぴたりと肌に張り付き、体のラインを浮き彫りにしていた。
前は気付かなかったけど、意外と胸があるな、この2人。特に茜は大きい。もしかしたらDはあるかもしれん。ロリ巨乳ってやつか。響子は……Bくらいかな?
ちなみに丹子はペッタンコだ。色気のイの字もない。なので放っておいて、響子と茜の汗を拭く姿をそれとなく眺める。
今日もフリル満載のゴスロリ服の響子だが、色は前と違って白。陶磁器めいた肌と相まって美少女っぷりに拍車が掛かっている。
「もう、折角のお洋服が汗でベトベトですわ」
張り付いた服の襟元を引きながら、不快そうにうなじを拭く響子。……残念なことに、布地が厚いのか汗で張り付いても肌が透けていない。……って俺は何を残念がっているんだ? 相手は小学生だぞ?
「だよなー。あたしも服が張り付いて気持ち悪くてさあ」
こちらは服の裾を両手で持ってパタパタと
「あああ茜ちゃんっ、は、はしたないよぉ。おへそが見えてるから止めよ? ね?」
慌てて止めに入る
「え~、別にいいじゃん。へそくらい見られても恥ずかしくないし」
「……あなた、お
響子がジト目で言う。それは……男子大喜びだろうな。
「あははっ、いいじゃん別に」
いいのか。なら是非俺の前でも着替えて……いやいや、気をしっかり持て、俺。胸がおっきかろうが、妙な色気があろうが(丹子は除く)こいつらは小学生だ。
それにもう完全に『フェロモン』の効果範囲内。こいつらを性的な目で見るのは色んな意味でヤバイ。
小学生に手を出すわけにもいかないし、そもそもこいつらは弟の彼女だ。寝取るわけにはいかないだろう。
「はぁ……ま、あなたがそれで良いのであれば良いですわ。丹子さん、諦めなさいな」
溜め息を吐いた響子がそう言うと、丹子は「いいのかなぁ……」と呟くも、結局は響子と同じく溜め息を吐いて何も言わなくなった。
それからしばらくはまったりとしつつ、会話を楽しむ3人。……そういや、菓子とかなんも出してなかったな。といっても何も無かったような気がする。……しゃあない。なんか買ってきてやるか。
「コンビニまで行ってくるけど、留守番頼めるか?」
「それは構いませんが、どうかしましたの?」
「や、お菓子とか出してなかったって。切らしてたはずだから何か買ってこようと思って」
「そ、そこまでしなくても――」
「わーいやったー!」
あわあわと手を振って断ろうとする丹子の言葉を遮って、茜が手を上げて喜ぶ。
「……茜さん、あなたって人は……」
「茜ちゃん、それはない。それはないよ……」
「え~、だって折角
「だ、そうだ。茜みたいに遠慮なんかしなくていいぞ、2人とも」
「はぁ……ありがとうございますわ、お兄様。お言葉に甘えさせてもらいます。その代わり、わたくし達が買い物に行ってまいりましょう。ね、丹子さん」
「う、うん。そうだね、そのくらいはしないとだよね」
「いいのか?」
「ええ、このくらいはさせて頂きませんと、わたくしの気が済みませんもの」
……う~ん。汗も引いてるみたいだし、水分補給もさせたから大丈夫か。ちょっと心配だが、本人もこう言ってるし、任せるとしよう。
「んじゃ頼む。ああそうだ、ついでに弁当も適当に買って来てくれ。お前らもまだ食べてないんだったら買っていいからな」
「流石にそこまでして頂くわけには――「いいの!?」――茜さん!」
「いいっていいって。遠慮すんな、好きなの買ってこい」
「やった!」
「……重ね重ね申し訳ありませんわ」
「んじゃま、ほれ。五千円もあれば余裕で足りるだろ」
恐縮する響子にお札を渡すと、意気揚々と茜が立ち上がる。
「ぃよーしっ、それじゃ行こっか!」
「あなたはお
「何で!?」
「何でって、あなたと一緒だとお兄様から預かったお金をギリギリまで使おうとするに決まってますもの」
「ししししないよ!?」
「茜ちゃんならきっとするよね。だからお使いは私たちに任せて待っててね」
「ぐうぅぅ……分かった。あたし、カレーがいい」
「お義兄様は何がよろしくて?」
「ああっと、そうだな……しょうが焼きか焼肉系で頼む」
「分かりましたわ」
「あ、響子ちゃん。弁当も買うんだったらコンビニよりもスーパーのほうが安くつくよ。ちょっと遠いけど」
おお、
「確かにそうですわね。それでは丹子さん、行きましょうか」
「うん。それじゃ、いってきまーす」
「おう、気をつけてな」
はーい。とリビングを出て行く2人。少しして玄関のドアが開く音と締まる音が聞こえてきた。
「あーあ。あたしもお菓子選びたかったなー」
反らした上体を床に付いた手で支え、天井を仰いで溜め息を吐く茜に苦笑する。
「普段の行いのせいだな」
「だってさぁ、お金があったら使いたくなるじゃん?」
まあ、気持ちは分かるが……この子、この調子だと将来お金で苦労しそうだなあ。
「ま、あたしが使いすぎると
しかも
などと2人の将来に思いを馳せていると、また茜が服の裾を持ってパタパタと
「あ~。やっぱこうすると気持ちいい~」
見え隠れする
頭を振って邪な気持ちを追い払い、注意することに。
「茜、さっき響子と丹子も言ってたけど、少し男の視線に無頓着すぎやしないか?」
「ん~? そっかなあ?」
あたしは普通だと思ってるんだけど。と茜。
「第一あたしのヘソなんか見ても楽しくないでしょ?」
「いや、臍だけじゃなくてだな」
「? ヘソ以外どこ見るの?」
「そりゃあ……胸とか」
「ええ? こんなおっきいだけで邪魔なもの見たがるの?」
茜が持っていた洋服の裾をぺろんとめくり上げた。
「ちょッ――!?」
止めようとするが、もう遅い。
露わになる水色のスポーツブラ。そこに押し込まれた胸の谷間に汗が流れ落ちる。くびれの薄い、子供特有の体つきに似合わない双丘がそこにあった。
それだけでもエロイのに、日に焼けた手足と違って胴体部分は真っ白。であれば、スポーツブラからはみ出るオッパイも当然、白い。そのコントラストがこれまたエロさを増幅している。
思わずごくりと唾を飲み込んだ。
「おぉ、ほんとだ。ヨー
茜の声にハッと我に返る。
「バカ! とっとと仕舞え!」
目を逸らしつつ言うが、茜は耳を貸さずにたくし上げた服を顎で挟むと、自分の胸を両手で揉み始めた。
「こんな脂肪の塊なんか見て男子はどこが楽しいのかなあ? 年々おっきくなるし、あたしとしては邪魔なだけなんだけど……」
心底理解できないといった感じに自分の胸を揉みしだく茜に唖然とする。
……もしかしてこいつ、自分の魅力に気付いてないのか?
今一度、茜の全身を見やる。
襟足が跳ねているのが特徴のショートヘア。それらに縁取られているのは整った顔立ち。
アーモンド形の目に収まるのは光を反射する大きな瞳。スッと通った鼻に血色の良い桜色の唇。彼女を評せよ言えば、誰もが声をそろえて美人というだろう。
しかもスタイル抜群ときた。胸は大きく、多少のくびれもあって、お尻の肉付きも悪くない。太ももも引き締まって入れ健康的なエロさがある。
こんなに可愛いのに自覚なし?
体のラインを浮き立たせるピチッとした白の上着と白のショートパンツ。そこから伸びるのはすらっとして日に焼けた手足。
小学生のクセにこんなにエロイ体してるのに自分の体の魅力に気づいていない?
それは――なんて勿体ないことなんだ。
俺の胸中に、ムクムクと黒い欲望が沸き立つ。
茜に、どんなに自分が魅力的かを教えてやりたい。
自分がどんなにエロイ体をしてるか教えてやりたい。
もう小学生だとか弟の彼女だとか関係ない。
俺は茜を――弟の彼女を、寝取ることにした。
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