※この作品はR-18です。

男の性欲が薄く、美少女との子づくりがバイト感覚で奨励されている世界に転生した男の話   作:べっこう飴02

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一応三話くらいの短編です。
R18なシーンは二話目となります。


勇気を出して、予約を入れた

 放課後の教室。

 予め、申請を済ませて置いたおかげで、特に用事もない連中は、早々に引き上げて、残っているのは、俺も含めて二人だけ。

 他の男子連中からは、物好きな奴だ、くらいの視線を感じたが、別に気にはならなかった。

 

 ただ俺は心臓の鼓動がばくばくと早打つのを感じながら、目の前の少女に、集中する。

 

「高部(たかべ)君。

 一応の確認なんだけど、私に今朝、性欲処理申請出したの……貴方でいいんだよね。」

 

「あー、うん、まあ、そうだよ……山城(やまぎ)さん」

 

 緊張で、からからに乾いた喉に無理やり唾液を飲み込んで湿らせ、問いかけに、答える。

 性欲強いんだね、とショートヘアの髪の毛をかき上げて返してくる、まだ幼さをいくらか残した整った顔立ちの彼女は、山城(やまぎ)美緒(みお)。

 一応、俺のクラスメイトの一人、という事になっている。

 

 小動物のような庇護欲をそそる、可愛らしい容貌。

 それと相反するような、紺のブレザーの制服を押し上げる、見事なサイズのバスト。

 スカートの裾から覗く太腿の、白く輝くような若い肌。制服の上からでもわかる、出る所は出ている、男好きしそうな身体。

 これ程の美少女と、これからヤれるのか、と山城の全身を舐めまわすようにみてしまい……嫌でも期待が高まる。

 

 今世に生まれ変わって感じた事だが……女子は皆美少女揃いで、男子にしても不細工は一人として見当たらない。

 所謂『弱者男女』が淘汰されてしまった結果かと思うと、前世でその一員だった者としては複雑な気分だ。

 

「あーよかった、私、性欲処理って初めてだからさ。

 ……正直、何かの手違いだったらどうしようかなって」

 

 心の底から、安堵したとのだ、とでもいうように、山城は、笑う。

 大人しそうな風貌の美少女が、ごくごく当たり前に、俺の性欲を処理するという事を、身体を重ねる事を……受け入れている。

 

 今世では、中高生に在学中での避妊を伴わない性行為が強く推奨されており……

 個人用端末(スマホに似た次世代機)にインストールされたアプリから、性欲処理を簡単に好きな異性に申請できるようになっている。

 まあ、受けてもらえるかどうかは相手の都合次第だが、基本的に男からの場合、予定が空いているなら断られることはまずない。

 

 ただ、他の女子の履歴とかも見てみたけど、なんというか、誰一人として他の男から、申請された形跡がなかった。

 中学の時もそうだったが、男の性欲が割と深刻な形で薄まっている、というのは事実のようだと、改めて思い知らされる。

 

「ただ、先生に職員室に、呼ばれてるから……

 大した用事じゃないし、少ししたら帰ってこれると思うけど。

 それが終わるまで教室(ここ)で待っててくれる?

 あ、マットも敷いておいてもらえると、助かるかも」

 

 ああ、うん、と頷く俺を尻目に山城は廊下へと一歩踏み出しかけて止まり、こちらへ、振り返る。

 

「……できたら、ちゃんと精力剤飲んでおいて欲しいな。

 今月、お小遣い厳しくて。出せるなら何回か、膣内射精(なかだし)してもらえると助かるかな……って。

 それに、初めてだけど、やるからには妊娠しておきたいし」

 

 これまた、なんでもない調子で、告げてくる山城だが……

 前世の価値観が未だ残っている側からすると、中々にぶっとんだ台詞である。

 

「それにせっかくだし……特別報奨金、狙ってみたいかな、って」

 

 性行為を推奨する政策の一環として、女生徒側には即金で、性欲処理の報酬が、前述の通り国から支払われる。

 膣内射精(なかだし)一発で二千円、それ以外……手コキとか口淫(フェラ)で抜くと千円、だったっけ。

 そして、見事受精し、妊娠できた場合には二十四万円の特別報奨金に加え、内申点の加点を始め、様々な特典があるんだとか。

 

 社会的にも出生率の回復に貢献する行為、ということで諸手を挙げて奨励されている。

 

 更にいうと、この時代……女子高生のアルバイトは基本的に禁止されている。

 生物学的に妊娠しやすい、大事な時期だから……生殖行為に集中して励め、という薫陶を入学式で行われた、校長の挨拶で聞いた覚えがある。

 そのため、親からの小遣いを除けば、性欲処理は堂々と行える、貴重な収入源……アルバイトの代わりみたいなもの、だそうだ。

 

 尚、今も俺達を監視している、学校内の至る所に仕込まれたカメラを通した……

 性欲処理の監視評価AIによるチェックがある為、示し合わせてやってもいない行為を偽証する事などは、不可能だ。

 

 まあ……前世の価値観を引き継いでいる、俺のような例外には美味しい状態ではあるが。

 競争相手もほぼいないも同然。

 やろうと思えば、クラスの女子の全員とだって、できるだろう。

 

「わかった、ちゃんと飲んで待ってるから」

 

 鞄の中から、支給されている精力剤を手探りで探しながら、教室を出る、山城の後姿を見送り……この後の事に期待を馳せる。

 一度、男女別に受ける、性欲処理の授業の一環で飲んだことがあるが、凄まじい効き目に仰天したものだ。

 他の男子連中には、そこまで劇的な効果がなかった事を鑑みると……多分、前世の価値観から来る、性欲ゆえの物だろう、な―――と。

 

 ……ああ、あった。見つかった。

 

 丁度、鞄の底にあった錠剤を手に取り、包装から取り出して、そのまま嚥下する。

 数分もしないうちに、全身に血が巡り、身体に精気が漲ってくるような感覚が、はっきりと実感できる。

 体が熱い。先ほど以上にむらむらしてきた。

 

 相変わらず、凄い効き目だ。

 ……これなら、続けていくらでも出来そうで―――この後の時間が、本当に楽しみだ。

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