「ゆいちゃん、遠慮なく食べちゃっていいからね?」
「はーい!」
ゆいは天真爛漫な笑みを浮かべながら、ぼくの母に進められるがままに、夕食を食べる。こうして一緒にごはんを食べることも、まあ珍しくないくらい、ぼくの家とゆいの家ってのは仲が良いんだけど……。
「どうしたの、ゆーた?」
「い、いや。なんでもないよ」
僕は動揺していた。
ていうか、わりと平然としているゆいがおかしい。
あれだけのことがったんだ。意識しない方がおかしい。ゆいの唇が、腕が、顔が、全てがこう、エロく見えるというか、刺激的に見えてしまう。
僕はゆいと、せ、セックスしたんだ……。
まあ、すぐに射精しちゃったし、ちゃんとしたセックスってわけでもないけど。
――っ、んん♡ ゆーたの、おっ、きい♡
思い出すだけで頬が熱くなり、ペニスが反応した。
「??? どうしたの、具合でも悪い?」
母に尋ねられ、僕は動揺した。
「い、いや、なんでもないよ!」
「変なの。顔赤いわよ」
「大丈夫! 夏だからね! 熱いんだ!」
「エアコンついているのにねえ」
母が首を傾げる。父さんが「涼しい部屋にばかりいさせるから、暑さに弱くなったのかもしれない。運動でもさせなさい」とか言い出したので、逃げるように飯の早食いを始めた。
★
夜もロクに眠れなかった。
ゆいの裸。あの、ゆいの裸を見て、触って、感じたんだ。
すごく柔らかくて。温かくて。気持ち良くて……。
やばい。油断するとすぐに思い出してしまう。
なにかに集中していないと、ゆいのことばかり考えてしまう……。
それに。
好きって。伝えられていないのに、こんなことして本当にいいのだろうか。ただでさえ、子供同士だというのに……。
★
変だな、とは思っていた。
時折、クラスの男連中が秋山を囲ったりして、なにやらヒソヒソと密談している。
帰り道。秋山とぼくは二人だった。
「なあ」
「なんだ?」
「最近、なにをコソコソとしているんだ?」
「なんのことだ」
「いや。なんか、休み時間に男達と集まったりさ」
「……ふふふ。聞きたいか?」
「???」
秋山はあくどい笑みを浮かべた。ちょいちょい、と手招きをする。耳打ちをしたいらしい。ぼくはなんとなく息を潜めて、秋山の顔へ耳を近づけた。
「――プール時間の時さ。女子の更衣室に仕込んだカメラに、女子の生着替えを抑えたんだ」
「ええええっ!?」
思わず大声を上げた。秋山がしーっ! と指を立てる。
「バカッ! 騒ぐな!」
「いいい、いいの、そんなことして!?」
「バカ、いいわけねえだろ、大事件だよ! 大人に出回れば、間違いなく大金で取引される。へへへ、けどよ。みんな欲しがるんだよ。女子の生着替え」
ごくり、と生唾を飲む。ううう。すごくいけないことだとわかっているのに、たしかに下心が刺激され、ワクワクもする。
だけど、あることが脳裏をよぎった。
「もしかして、さ」
「あ?」
「ゆいのも、撮った?」
ぼくの問いかけに、秋山は肩をすくめた。
「いいや。撮れなかった」
「そ、そっか」
何故か、ほっとした。そっか。こういう時って……ほっとするんだ。どうしてだろう。
「つーかさ」
「ん?」
「ぶっちゃけ、生着替えはお前の方が盗撮出来る機会多いと思うけどな。家へ入るんだろ?」
「そんなことバレたら、大問題だよ……」
「はははっ、だな。でも、やってみてもいいんじゃねえか……? バレなければ、いい話だぜ?」
悪魔のささやき。だけどもう裸を見ているぼくにとっては、そんなことは大して刺激的ではなかった。
どちらかというと、想像してしまったのは……そう。
いわゆる、ハメ撮りってやつ。
ぼくがカメラを持って、ゆいを撮影して……。
あられもない姿を。セックスしている姿を、おマンコをアップさせたりして。
って、エロいよ! なんだよこれ! ゆい、ぼくはどうしたらいいんだ!? やましいことばっかり考えているよ、ぼくは! ダメ人間だ!
★
煩悩ってやつを捨てなくちゃいけない。そう思いながら、ぼくは自室で勉強していた。将来なにか目標があるわけでもないけれど。成績はそれなりに良い方だ。父さんや母さんに褒められるのは嬉しいから、結構頑張っている。
机に向かうと、案外集中出来た。すらすら、と塾で貰ったテキストを見ながら自習する。だけどその瞬間、外から声が聞こえた。
「ゆーたー!」
「え? わわっ、だから危ないから!」
家が隣同士なのをいいことに、屋根と屋根の間をゆいはジャンプしてこっちへ来た。二階の部屋が自室同士で、ゆいは時折こうやって不法侵入するんだけど。いつも足を滑らせやしないかと心配だ。怪我でもしたら大変である。
「平気だよ、平気。よっと」
窓を開けると、部屋の中へと入って来る。ゆいは上機嫌そうであった。
「おなにー中だった?」
「覚えたての単語のくせに……」
「むううううっ! ゆーた、バカにしている? 子ども扱い?」
「実際、覚えたてでしょ?」
「ち、違うもん」
ぷくー、と頬をふくらませながら机を見やる。
「わ、ゆーた良い子。勉強中だったんだ」
「まあ、うん」
「おなにーじゃなかった」
そういう時もあるけどね。
あと、煩悩を捨てるためだったとは言えないね。
「ねえねえ、ゆーた♡ また……してみない?」
ゆいが無邪気に抱きつきながら、そんなことを言ってくる。ぼくの胸は高鳴り、すぐにペニスが反応した。
「い……いいの?」
あれほど考えるのをやめようとしたのに、いざ誘われると、断れない。むしろしたい。ゆいとまた、セックスがしたい。
「うん♡」
「ただ……下に、かあさんいるから」
「平気、平気。バレないって」
「まあ、それもそうか」
ごくり、と生唾を飲む。ゆいを抱きしめながら、そのつややかで可愛らしい唇を見る。そこへ自分の唇を重ねた。
「ん……♡ ゆーた、舌ぁ」
「う、うん」
ペロペロ、と舌と舌を絡ませ合う。
どうして、舌と舌ってこんなにも気持ちが良いのだろう。不思議だ。温かくて、ぬめぬめとしていて、自分の舌と唾液が溶け合ってくれる。
「ん、ちゅ♡ もっとぎゅってしてぇ」
二回目だからか、ゆいは甘えてくる。細くて小さな体をぎゅっと抱きしめる。でも、ちゃんと柔らかい。女の子の肌はこんなにもすべすべで、柔らかい。背中を、お尻を、太ももと手をなぞっていく。どこも触れる感触が気持ちよく、手の中でさらさらととろけていく。肌にゆいの感触と体温を刻み込んだ。
「ゆーたの、硬くなっている……♡」
ゆいがぼくのペニスをズボンの上からもぞもぞと触る。ガチガチに硬くなったそこは、上へ向かってビンビンに大きくなっている。ゆいに触れられると甘く、ゾクゾクとした。その手でもっと触れてほしいと思ってしまう。
ズボンを降ろし、ペニスを取り出すとゆいはびくっとした。
「わわっ。相変わらず、すごい……」
ゆいはペニスへ顔を近づけて、まじまじと見つめる。ペロペロと裏を舐めたあと、口に含んで吸い込んだ。じゅぼじゅぼ、と唾液がペニスに絡み、精液を吸い取ろうとするかのように、フェラチオされる。
「ゆい、なんか、もう上手くなったな……」
「ちゅぱ♡ そうかな?」
「うん……」
「大きいよね、これ。普通くらいなのかな?」
「他のと比べてってこと?」
「そうそう」
「わかんないよ」
比べたくない。他の男のペニスなんて、見るの気持ち悪いし。
「口の中、入りきらないもんね……ん、くちゅ♡」
「く、あ。ヤバい、ゆい」
ゆいの可愛らしいフェラチオに、とろけそうになる。チンコが吸い込まれて、もうすごいことになっている。射精してしまいそうだ。なんだか早漏に思われるのが嫌で、一つ提案を閃いた。
「ゆ、ゆい。ぼくもしてみたい」
「えええ。恥ずかしいよぅ……」
「いいじゃないか。ね?」
「ううう。わかった……」
ゆいは顔を真っ赤にしながら服を脱ぎ、裸になってベッドの上で股を開く。ぼくはゆいのマンコへ顔を近づけた。ふっくらとしたピンク色のお股はきれいで、ツルツルとしている。可愛い。ジロジロと見ていると、ゆいは両手で塞いだ。
「もうっ、見ないで……♡ 早く舐めてよ♡」
「う、うん。わかった」
恥じらうゆいをもう少し見たかったが、あまりからかうのもかわいそうだと思って、ゆいのマンコを舐めた。
「ん、あ♡」
ゆいが甘い声を漏らす。ツルツルしたそこを、舌で舐め回す。力を入れたらダメなんだよね、と調べた知識を総動員させる。ゆいのマンコを、クリトリスを唾液で濡らす。ゆいは舌が這いまわるたびに、喘ぎ声を上げた。
「あ、あ、あ♡ ゆーたの舌、気持ち良い……♡」
「本当? よかった」
「で、でも……」
「ん?」
「い、入れてほしい……♡」
ゆいが目を潤ませて懇願する。一つだけ疑問があった。
「この間、痛そうにしていたよね? 大丈夫?」
「うっ……たしかに、痛かったけど。後半は気持ち良かったから……」
「本当に?」
「不安な気持ちもあるけど。でも、それ以上にセックスしてみたいなあって。気持ち良くなるのって、どういう感じなんだろうって……気になる、から」
「わ、わかった。そこまで言うなら……」
ペニスを入口にあてがう。今度は気遣う余裕がある。しっとりと温かく濡れたそこへ、慌てずゆっくりと挿入した。ズブズブズブ♡ とペニスがゆいのマンコの中へ沈んでいく。淫靡な感触と共に、直に伝わる体温を感じながら、奥へと入れる。
「っ、んん♡」
「大丈夫か?」
「うん……前より、ゆーたの形、よくわかる……♡」
その言葉にドキリとさせられた。膣からは血が出ていない。自分がゆいを段々と女にしているような気がして、支配欲が刺激させられる。
心臓が高鳴るのを感じながら、腰を動かす。ズブリ、ズブリと膣の中が動き、ペニスの動きを包み込んだ。
「あ、あ♡ いいよ、ゆーた、遠慮しないで、もっと動いて……♡」
「い、いいのか」
「ん♡ 全然、痛くないから。むしろ……もっと、激しくしてほしい♡」
「っ」
好きな女の子にそう言われて、動かなきゃ男じゃない。
ぼくは激しく腰を動かした。ギシギシ、とベッドが軋み出す。突き上げるたびにゆいのマンコが絡みついてきて、奥は柔らかく先端を受け止めてくれる。優しい愛液がまとわりついて、溶けるような快楽が全身に走った。
「あ、あん♡ ん、ああ♡ あああ♡」
「ゆ、ゆい、声大きいって」
「だ、だって、我慢出来ない……♡ あ、あ♡」
気持ちよさそうなのはものすごくうれしいけど、一階へ聞こえやしないかと不安だ。だけど、母さんが上へ上がって来る気配はない。ぼくはそのままゆいの中を突き上げた。
「んんん♡ あん♡ 気持ち良い♡ これ、すご、い♡」
「ゆい……!」
「これが、セックスなんだね……♡ ゆーたと、セックス、している♡ あ、あ♡」
くちゅくちゅ、と愛液とペニスが絡み合う音が鳴る。いやらしい。そんなエッチなことを、ぼくはゆいとしているんだ。夢じゃない。しかもこれは二回目。少し慣れてきたからか、一回目よりも、ずっと気持ち良い……。
「ゆーた、これもいいけど、体位、変えてみたい♡」
「うん。わかった」
ペニスを抜いて、ゆいは体勢を変える。可愛らしい、ツルツルな丸いお尻をこちらへ向けてくる。そのままぼくはバックの体勢で、中へと入る。一つになったぼく達は、野性の動物のように、本能の赴くままに快楽を貪り合った。
「あ、あ♡ バックも、気持ち良い、気持ち良いよ、ゆーた♡ すごいの、すごいのぅ♡」
ゆいが大きな喘ぎ声を上げる。ぼくもヒートアップして、パンパンパン!と音を立てるくらいのピストンになった。中がぎゅっと締まってきて、柔らかいのに中が狭くきつい。精液を搾り取るかのような、いやらしい動きだ。
「ゆい、中、狭い……!」
「だ、だって、こうすると、気持ち良いから♡ もっと、ゆーたを感じられるから♡」
セックスは止まらず、快楽の階段を上っていく。中を突き上げて、お尻を両手で撫でまわす。ゆいの喘ぎ声はどんどん大きくなり、上体が仰け反った。
「ん、ああああ♡ すっ、ごい、は、激しいっ♡ や、やあっ♡」
「ゆい、ゆい!」
「奥、もっと突いて……♡ このまま、あたし、イク、から……♡」
ぼくは腰の動きをさらに早く、強くする。奥へペニスを押しつけるように、突き出す。射精感が高まり、ペニスは快感によって甘く麻痺していく。
「ゆ、ゆい、出す」
「あ、あ、あ♡ あ、あたし、も♡ いいい、イク♡ イク、から♡ あ、あ、あ、あ、あ、っ、ああ♡ ああああああああああ♡」
パンパンパン! と、休みない連打をした後、ぼくはペニスを引き抜いてゆいのおしりに精液をかけた。きれいな肌色のお尻は白い精液によって、ベタベタに汚されていく。
「はあ、はあ……♡ 温かい……♡ ゆーたの、精液……♡」
こうして、ぼく達は二回目のセックスをした。
★
「ゆーた、お掃除させて……♡」
「う、うん」
射精したあとのペニスを、ゆいはじゅぼじゅぼといやらしくフェラチオをした。精液を飲み込みながら、ぼくのペニスを吸い込んでいく。思わず声が出た。射精したあとに吸われるのが、こんなに気持ち良いなんて。
「ゆーた、声出たね」
「き、気持ち良いから」
「えへへ。よかったぁ」
「精液、まずくないの」
「んー? そんなことないよ。むしろ美味しかった」
「そ、そうなんだ」
「直前に食べたものとか、飲んだものの味するらしいよ? 精液って」
「え。そうなの?」
「うん。調べた」
「どんな味した?」
ごはんは給食以降なにも口にしていないけれど。飲み物だったら、オレンジジュースを
飲んだ。
「甘かった!」
「……たしかに、甘い物飲んだなあ」
「コーラ?」
「いや、オレンジジュース」
「子供だねぇ、ゆーたは」
「なんだよそれ」
「えへへー」
ゆいはとても上機嫌そうに、笑っていた。その笑顔は天使のように愛らしくて、ぼくにとってとてもかけがえのないものだった。
★
膝の上で、ゆいはすやすやと寝息を立てる。初めてオーガニズムを迎えたが、少女の体には大きな負担だったようで、あの後すぐに眠ったのだ。さすがに服は着させている。
階段を上る音が聞こえ、ノックされた。ぼくが返事をすると、母さんがお菓子とジュースをもって部屋の中へ入って来た。
「勉強、進んでいる? ――あら、ゆいちゃん来ていたの」
「あはは。まあね」
ゆいが絡むと怒れないどころか、ものすごく甘い母さんは、ふふふと笑みを浮かべた。
「仲が良いわねえ。将来が楽しみだわ」
「将来?」
「こっちの話よ。でも、勉強もするのよ。あ、ゆいちゃんの分もお菓子持ってくるわね」
「うん。ありがとう」
バタン、と扉が締められる。
本当、ゆいがいると色々とヤバい……成績、落ちたりしないかな。
「はあ……」
セックス。正直……すごく、気持ち良かったな。
頭がボーっとしてしまう。他のことなんて、考えられない。ゆいとのセックスで、頭の中はいっぱいだから。