ソードアート・オンライン ルート分岐:H 作:ボルメテウスさん
「ここが、僕達の家なんだよね」
残り僅か。本当にどれぐらいの時か分からない。
ユウキが、何時死んでも可笑しくない。
それでも、彼女がこうして普通の人間のように過ごせるこのバーチャル世界にいる。
「・・・ごめんな、こんな事しか出来なくて」
俺は、罪悪感で溢れていた。
これから、行うのは、彼女への罪滅ぼしという訳じゃない。
俺自身が、こうしないと罪の意識に潰される。
そんな気持ちで、行っている自己満足の行為だ。
ユウキが、死んでしまう事を回避する為に動いた。
けど、結局は失敗に終わった。
もう、助かる事が出来ない。
だからこそ、俺は、ユウキの最後の願いである結婚を行う事にした。
「・・・兄さんが謝る事はないよ、だって、僕の我が儘にこうして付き合ってくれているじゃない」
「けど、お前は」
もしかしたら、今、死んでもおかしくない。
そんな状況で、明るく笑うユウキを見られない。
そんな俺に対して、ユウキは、言う。
「兄さんがこうして一緒にいてくれて、嬉しかった。本当はもっと色々としたかったのに、こうして結婚までしてくれるの、嬉しかった」
「・・・ユウキ」
「ふふ、あ、そ、その・・・お、女に、恥か、か、かかか、かかかせかか、かかかかか、かか、かか、かか、かか、か」
「ふふふ、兄さんに言われては、困るな、恥かしいな」
そう言いながら、顔を赤くするユウキは、言う。
「けど、僕達って、結婚するんでしょ? だったらね」
そのままユウキは手を広げる。
「僕に時間の限り、教えて。愛するって、どんな事なのかを」
ユウキはそう言ってくれた。
だから、俺は、ユウキの手を握った。
「ああ」
そして、俺は、ユウキを自身の布団の中へと一緒に寝た。
「・・・ん、に、兄さん」
「ああ」
「あのね、僕、僕ね、今ね」
「うん?」
「僕ね、今凄く幸せなんだ。凄く、嬉しいんだ。兄さんと結婚できるの、だけどね」
そうユウキは近づく。
「もっと、求めて欲しいの。現実の身体じゃなくても良い。心で」
その言葉と共に、ユウキは、俺にキスをする。
これまで、そういう事にあまり積極的ではなかったユウキからのキス。ユウキの気持ちが、今に分かる。
だから、俺は、ユウキに答える。
ユウキの手を握る。
ユウキは、それに反応するかのように、より強く握ってくる。
そして、その手に引かれるように、ユウキの唇を自身の方へと引き寄せ、ユウキとのキスを行う。
「くちゅ」
それは、ユウキの舌と絡み合う。
「・・・ふふ、に、兄さん、好き」
そう言いユウキは、そのまま、自身の方から、手を放し、俺を抱きしめてくれる。
「・・・ユウキ」
「ううん、僕は、大丈夫だよ、に、兄さん」
そうユウキは言い、再び行為の続きを行う。
僅かでも力を込めれば、壊れてしまうような。
そんなユウキを優しく抱きしめながら、その続きを行く。
キスを行いながら、俺の手はユウキの女性器へと伸ばす。
リアルではない彼女の女性器は、僅かに触れれば、愛液が漏れる。
それは、俺の指に伝わってくる。
そんなユウキも、自身の手を伸ばす。
互いに互いを求め合い、触れ合いを続ける。
しかし、その触れ合いは、決してリアルではない。
けれど、リアルではなくとも、俺達は互いに感じる。
「兄さんの指がっ、僕の中で、僕の膣をっ、はぁああっ」
「ユウキ・・・ユウキ!」
そのまま、互いに愛し合う。
互いを求めるように、だが、時間は無情にも流れていく。
だから俺は、ユウキの事を強く抱いた。
それをユウキは応えるように、強く俺を抱きしめてくれる。
「ぁ・・・はぁ・・・」
ユウキが、力が抜けたように顔を緩ませた。
もう、終わりにしなければならない。
ユウキの家族とも約束した事だ。
そう俺は、ユウキから離れようとした時だった。
「・・・兄さん」
そんな俺に対して、ユウキは俺に言う。
「お願い、もっとして」
それはまるで、子供が玩具を欲しがるような、そんな言い方で、俺に言った。
「もう少しだけ、お願い」
その言葉に対して、俺は頷く。
「本当の意味では繋がれない。けど」
そのまま、俺もまた肉棒をユウキの女性器に寄り添う。
寄り添った肉棒は、亀頭は。
そのまま入り口部分で、入りそうになるが、入らない。
「に、兄さん」
ユウキが、そんな俺の行動に疑問の声を上げる。
そんなユウキに対して俺は言う。
「良いよ。ユウキの好きな方で」
「・・・え」
「だから、ユウキは、どうしたい?」
そう俺が言うと、ユウキは、顔を赤くしながら言う。
「ぼ、僕の膣を兄さんので、いっぱいにしてっ」
その言葉と共に、ユウキの膣へと挿入する。
「ぁ、ああっ、ああぁあっ!」
その挿入しただけで、ユウキは絶頂に達した。
「に、兄さんっ」
そのまま、ユウキは俺に抱き着くように手を回す。
そして、俺はそのまま腰を動かす。
「ぁ、ああっ、にいさんっ」
ユウキの膣は、俺の肉棒を離さないように締め付ける。
「にいさんっ、にいさんっ」
「ユウキ」
「もっと、もっと、僕を求めてっ」
「ああ」
そう答えるように、俺はユウキの膣をより強く突き続ける。
「にいさんっ、にいさっ、んんんっ!」
そして、再び絶頂に達したユウキの膣内へと精液を射精する。
「あっうぅんつ」
喘ぎ声が聞こえる。
肉棒から流れ出た精液は、そのままユウキの中を満たしていく。
正真正銘、俺の心とユウキの心を繋げるように。
「あぁ・・・」
その事にユウキは声を漏らしながら、俺を見つめる。
「ふふ、やっと・・・僕を感じてくれているんだね」
今ある行為に満足してくれるようにユウキは言う。
「うん、もう、僕は良いよ。だから、兄さんも」
そうユウキは俺に言う。
「ああ」
そして俺は、ユウキの膣内から自身の肉棒を引き抜く。
「ん」
ユウキの膣からは、俺の精液が溢れ出す。
「ふふ」
それをユウキは見つめる。
「暖かいなぁ」「ユウキ」
そのまま、ユウキは、俺に抱きつく。
「生身では、どうなのか分からない。もしも、もっと兄さんと一緒にいれたら、楽しいだろうなぁ」
そんな事を呟く。
それに対して、俺は抱き締める。
「あぁ、そうだな」
今の俺にはこれぐらいしか出来ない。
いずれ、俺は、ここからいなくなる。
ユウキがいなくなった後、ねずみさんの力で、無かった事になる。
結婚式の事も。ここでの出来事も。
だけど、絶対にユウキを助けるルートを見つける。
だから、ここでは、せめて、最後まで。
「また一緒に」