※この作品はR-18です。

ラブライブμ’s 東條希行き   作:橘JL

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ラブライブμ’s 東條希行きの第4話です。前回、生徒会室から無理やり上出芽生先輩による愛の逃避行に付き合わされてしまった西城京汰。せっかく彼を見直したのに、空気が台無しにされ、上出先輩との愛の逃避行を結果的に許してしまった彼に対して‍嫉妬して怒り先に帰ってしまった希。そんな希に何とかして謝らなければと策を練る西城。その策とは一体!?


第4話. 距離置きと反省文

〜西城君からの視点〜

 

 

発端は、先週の金曜日の放課後。生徒会室で調査報告会の最中に上出芽衣先輩が、俺を無理やり愛の逃避行という事で、生徒会室から一緒に脱出。これに気づいた生徒会長の絵里先輩や、希に猛追を受けてしまった事が原因だ。結局、俺は生徒会長と希によって助けられて謝ったけども、上出芽生(かみいでめい)先輩は、生徒会長によって生徒会室へ連行されてしまい、生徒会室内でみっちり説教を受けたらしい。

 

 

説教後。上出先輩は、今回の「愛の逃避行」の件の責任を取る形で、生徒会役員を辞めたという。彼女曰く、「西城君には申し訳ない事をしてしまいました。お姉さんが生徒会役員を辞めても責任を負わないでね。君の事を好きな気持ちは変わらないから。」と言い残したそうだ。

 

 

今日は週明けの月曜日。生徒会室に希は来ているかな?そう思って、放課後に生徒会役員でもある俺は生徒会室へ行ってみたのだが。

 

 

ガラガラ

 

 

あれ?生徒会室にいたのは、生徒会長の絵里先輩、多賀喜久、石田咲月、横井秀幸、長束桃美しかいない。しかも、全体の士気が低いぞ…。

 

 

絵里「あら…西城君。」

 

 

西城「こないだは、すみません。生徒会長に迷惑をかけました。」

 

 

絵里「いや、私は良いのよ…。別に怒ってないけど。ただ、副会長の希は相当怒ってるわよ?多分嫉妬絡みだと思うんだけどね。私に愚痴として、「西城君なんかもう知らんわ」とか言い残して早々帰っちゃったみたい。」

 

 

あぁ、だから居ないのか。(>_<)上出先輩の愛の逃避行という訳の解らない行為に付き合わされたとは言え、結果として加担しちゃった訳だし。悪いことしちゃったな。うっとり顔で見直したと言ってくれていたのに。

 

 

西城「俺、反省文を書きます。上出先輩の愛の逃避行とやら、訳解らない行為に加担してしまった事は変えられない事実だと思うので、その事についてしっかり責任を取ります。」

 

 

絵里「は、反省文!?!?∑( °口° )!?西城君、あまり無理しないでね?追い詰め過ぎると、身体壊すわよ?あと、上出芽生は今回の責任を取る形で、生徒会役員を辞めたわよ。」

 

 

えっ!?!?上出先輩が生徒会役員を辞めた!?!?!?しかも、責任を取る形で!?!?お、驚くのは良いけど、どっちが本命なのか決めないと…!!このままじゃ、ずっと希に距離を置かれる一方じゃないか!!どっちを取るんだ、西城京汰!!

 

 

絵里「西城君、どうしたの?顔色悪いわよ??」

 

 

西城「すみません、上出先輩が辞めた事が正直驚いてしまっただけです。汗」

 

 

俺は上出先輩が突然辞めた事に思考回路が滞っただけではなく、顔面蒼白状態にもなっていた。そんな俺に、同輩の1人の横井秀幸が自身の士気が低いのを推してまで助言してくれた。

 

 

横井「西城…副会長に謝るんだろ?確かに、お前にとって…上出先輩が辞めてしまった事は衝撃かもしれん。しかし…上出先輩を後追いする形で生徒会役員を辞めたら勿体ないぞ。」

 

 

横井。まさに正論だよ。ここは一つ、男らしいとこを見せないといけないよな。

 

 

西城「やはり、俺には副会長が必要みたいだ。今まで自分に甘かった部分があったかもしれない。」

 

 

絵里「そうね。徐々に自分を厳しくしていかないと、迷惑がかかる時もあるわよ。芽生が辞めてショックだったのは、実は私もよ。だって、1人生徒会役員がいなくなるんだもの。寂しくなるのは当然ね。」

 

 

生徒会長も俺の考えに理解を示してくれたようだ。これから、何か希とトラブルがあった時は親友関係にある絵里先輩に頼るとしよう。

 

 

こうして、生徒会室で今日は連絡会と風紀に関する報告会をやって終わった。さて、今日はさっさと帰って、希宛ての反省文を書かないと。これは生徒会長から課されたものじゃない。自分で課したものだ。自分に厳しくする第一歩として。

 

 

久々に1人で神田から山手線で池袋へ。夕飯は頭が希の事で頭がいっぱいで、そんなに食べたい気分にならなかった。弁当でも駅内で買って済ませるか。

 

 

池袋駅内のコンビニで鮭弁当と赤飯を買い、俺が住むアパートへ帰った。ただただ、希に対して悪い事をしてしまったと気持ちが強い。

 

 

俺はなんて事をしてしまったんだ…。くそっ…。こうしている今、希は怒りを通り越して疲労困憊しているかもしれない。出来ることが出来ないのかもしれないと考えると心がズキンと痛む。

 

 

風呂と、夕飯という名の弁当、宿題及び予習復習を済ませた。さて、反省文を書きますか。

 

 

冒頭は「今回は、上出先輩の誘惑に負け、愛の逃避行に加担してしまった事を深くお詫び申し上げます(以下省略)」という感じでね。

 

 

カリカリカリカリカリカリ……。カリカリカリカリカリカリ…。カリカリカリカリカリカリ…。カリカリカリカリカリカリ…。

 

 

ひたすら反省文を書く事、3時間半。腕が疲れてきてフラフラ状態になる。

 

 

何と33ページに膨れ上がっていた。

 

 

その時。

 

 

〜♪(疾走系のケルト音楽)

 

 

スマホが鳴ったので、確認する。すると、電話の主は生徒会役員を辞めた、あの上出芽生先輩からだった!

 

 

出てみるか。

 

 

西城「はい…もしもし。西城です。」

 

 

上出「あ、芽生だよ〜///西城君、この時間に電話してごめんね…。」

 

 

西城「いえいえ、そんな事はないです。どうしましたか?」

 

 

上出「今回の件なんだけど、西城君の気持ちを理解せず、お姉さんの勝手で生徒会室から一緒に脱出して、愛の逃避行に付き合わせてしまって、ごめんね。こういう勝手なお姉さん嫌いだよね?グスッ」

 

 

上出先輩…。あんた、まだ責任を感じてましたか…。

 

 

西城「あの時は、上出先輩の誘惑に負けて甘い自分がいた俺も悪いんです。今日、生徒会長からあんたが責任を取る形で辞めたと聞かされた時は衝撃的過ぎて、思考回路が一時滞って顔面蒼白になってしまった程なんです。勿論、生徒会長にも心配されてしまったんですがね( ̄▽ ̄;)」

 

 

〜上出芽生からの視点〜

 

 

え!?私が辞めたのにも関わらず、西城君も影響を受けて思考回路が一時滞った上に、顔面蒼白になったの!?どうして!?

 

 

西城「ショックだった理由は、セクシーで個性が強くて、しかも皆のお姉さん的な上出先輩が、今回の件で辞めてしまった事です。態々辞めなくても良かったじゃないですか。何で辞めるんですか。上出先輩は自らの事をお姉さんと言うけど、俺からすりゃ可愛い年上の一人の女の子なんですよ。責任を感じてるのなら、仕事で返すというのも一つの手なんですよ。」

 

 

!!!!!!!!!∵゚。・(。´ノω・`)。゚∵ウウゥゥ

 

 

西城君からして私って、「可愛い年上の一人の女の子」なの!?ズルい、ズルいよ!西城君っ!///

 

 

上出「西城君…。グスッ生徒会役員を辞めたお姉さんにそんな事を言ってくれるんだね…グスッもうお姉さんは、君に嫌われたかと思ってたの。自分が責任を取る形で辞めて生徒会から離れる事で、さよなら出来ると思ってたのに…。グスッ///」

 

 

西城「今日、生徒会長が言ってましたよ?上出先輩が辞めて少し寂しい。一人の生徒会役員がいなくなるんだからって。勿論、俺だけじゃなくて同輩の横井や石田らも士気が低かったですし。以前のような活気がある生徒会室が欲しいんです。」

 

 

責任を取るとか言って、勢いのまま生徒会役員を辞めてしまったのは間違いだったみたいだね///結局、寂しくて西城君に電話してるのは私の方だもの。本当に先輩として、お姉さんとしても失格ね…。また私の勝手じゃない。(´・ω・`;)ハァー・・・

 

 

〜再び、西城君からの視点〜

 

 

上出「絢っちがそんな事を…。ねぇ、西城君。一度辞めたお姉さんがまた生徒会役員に復帰する事って出来るかな〜?」

 

 

西城「難しい状況になると思うけどね。まぁ、副会長への謝罪は俺がするので、生徒会長に復帰の依頼をして、もう一度、生徒会室に花を咲かせましょう。1人で責任を抱え込む必要なんて無いんです。」

 

 

生徒会長の事を絢っちと呼んでるのか。まぁ、上出先輩らしい。

 

 

上出「こんな勝手なお姉さんに、助け舟を出してくれるんだ…。グスッ嫌わないでくれるんだ…。グスッ」

 

 

こうして2時間近く通話していた。現在、午後11時45分。いかん!明日は火曜日じゃないか!!!!

 

 

西城「あの、上出先輩。今日はここまでにしておきましょうか。明日学校ですし。」

 

 

上出「うん…うんっ…!グスッ///西城君の声が聞けて良かった…。///もう、ダメかと思ってたから…。最後なんだけど、お姉さんの事、先輩なんて呼ばないで欲しいな…。」

 

 

西城「解った。じゃぁ、お休みなさい、芽生。」

 

 

キュン(///'ω'///)/♡︎

 

 

上出「お、お休み///西城君っ///チュッ♡」

 

 

〜通話終了〜

 

 

ん!?電話越しにキスですと!?!?

 

 

と、取り敢えずは、明日も希はすぐ帰ってしまうだろうから、33ページの反省文を持って謝りに行かないとな!!!!そう心に決め、戸締り確認をしてから就寝をしたのだった。

 

 

fin.

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