今日は、5月の中旬の土曜日。ライブに向けたリハーサルをする目的で、埼玉スタジアムに来ている。勿論、事前の交渉は済ませてあるので安心。それだけじゃない。ウチの理想の彼氏の西城君にも態々、来て貰っている。休日なのにすんまへんな。まだ彼からすれば「正式に恋人として付き合うのに、心の準備と時間が欲しい。」と言うものなので、その時が来るのをずっと待ってる状況なんや。
時刻は、午前10時半。親友のエリちの主導のもと、大きいスタジアムのステージで音楽をかけ、1stシングル「僕らのLIVE、 君とのLIFE」の衣装を着用して、振り付けながら歌う事を重点にした練習を行う。本番は、再来週の土曜日。つまり本番まで、2週間前なのである。そんな試練とも言える、練習から3時間半が経過。(途中で昼飯食べた。)1時間半の休憩タイムが設けられたので、一休み。ウチと真姫ちゃん、凛ちゃん、エリちは、西城君のもとに駆け寄り、お話タイムへ。
西城「µ’sの皆の練習している姿、とても良かったよ。素晴らしいものだ。キラッ☆(ゝω・)V」
絵里「ありがとう、西城君///音ノ木坂学院の校内全ての女子生徒から人気が高い君に褒められるなんて贅沢ものね///」
希「せやろ〜?///ウチは、そんな西城君が大好きやからな〜///」
ウチは顔を赤く染めながら、西城君に抱きつく。
凛「西城君、希ちゃんにモテモテだにゃー!ฅ^._.^ฅにゃー」
真姫「希には敵わないけど、私だって、彼の事が好きよ///」
絵里「私もね///他人の為に、普段の生徒会活動でひたむきに頑張る彼の姿を見て感心したの。ただ頭脳が良いだけじゃなくて、人情があって、思いやりもある。そんなところが好きになったのよ。」
彼は「そんなのは柄じゃないから。」ときっぱりと言い切る。もう、謙虚やな〜///
西城「コホン…。俺、練習を見てて思ったんだけど、1つ提案があるんだ。受け入れられるかどうかは思ってないんだけど。」
西城君が突然、提案があると言い出した。どんな提案なんやろ?
凛「提案?どういう案なんだにゃー?」
真姫「是非是非、聞きたいものね///西城君の提案♡」
絵里「私も同感ね///どんな提案なのか、教えてくれないかしら?」
希「ウチも気になるやで〜///」
西城「俺の提案を言うね。今回のラブライブの公演はここ、埼玉スタジアムが開催場所だろ?」
凛「そうだにゃー。それが、どうかしたにゃ?」
西城「これだけ大きい会場に、大人数が来る訳だから、中にはラブライブの事自体を知らなくて、初めて来る人もいると思うんだ。その辺は、どう考えてる?」
真姫「確かにそうね。私達、スクールアイドルの事自体を知らなくて、初めて来る人もいるかもしれないわね。」
西城「そこで、ラブライブ×ケルト音楽での共演をやるという方法を思いついたんだよ。」
絵里「えっ!?ケルト音楽!?!?(゜△゜)」
真姫「ナニソレ、イミワカラナイ!ケルト音楽とはどう言う音楽なのか、詳しく説明して欲しいんだけど!( ゚д゚)」
希「ケルト音楽!?!?ウチもその言葉初めて聞いたやで!どんな音楽なのか、教えてくれへんか?凄い気になるんや。」
凛ちゃん、ウチ、エリち、真姫ちゃんが西城君の提案にビックリ仰天や!そりゃ、そうやろ。今までそんな言葉、聞いた事ないんやで。
西城「じゃぁ、希達にケルト音楽とはどう言う音楽なのかを詳しく説明するよ。」
真姫「えぇ、よろしくお願い。」
凛「説明、よろしくお願いするにゃー!」
真姫ちゃんと凛ちゃんに促され、西城君はケルト音楽について説明をし始める。
西城「ケルト音楽は、レコード会社や、CDショップおよび音楽雑誌などによって西ヨーロッパのケルト人達の民族音楽から発展し、継承されていった幅広い音楽のジャンルを総称する際に作られた言葉である一方、厳密には、ケルト音楽と言われているものが文化的にケルト民族に起源を発するかどうかは定かではないんだ。また実際にケルト音楽という実体がある訳ではないけど、広く用いられている言葉であり、口承された伝統音楽からポピュラー音楽にかけて、幅広い音楽を指すとされ、後者の場合は、それこそケルト人の民族文化の表層すら、なぞっていない物も存在するんだ。地域的には、ブリテン諸島(アイルランド、スコットランド、ウェールズ、コーンウォルなどを含む)から、フランスのブルターニュ、スペインのガリシア地方、アストゥリアス地方、北東ポルトガル、そしてカナダ(特にケープ・ブレトン島)やアメリカなどに住む、民族的にケルト人と区分される区域からの移住者が行う音楽まで広がりを見せると言われているんだ。そして通常、ケルト音楽といえば、スコットランド音楽やアイルランド音楽を連想する事も多いが、これらはケルト音楽とカテゴライズされる以前に、既に単体でジャンルとして成立しているんだ。そのため、時には自らを「ケルト」と称される事に対して何か商業的な理由がない限り、強い抵抗を示すミュージシャンやアーティストも、この2ジャンルの中には存在するんだよ。まぁ、俺も調べてみて、やっと解ったんだけどな。」
絵里「何とも、複雑な音楽世界かしら。」
凛「凛も、理解不能だにゃー!(*_*)」
希「ウチもやな〜。(。-`ω´-)ンーそのケルト音楽って、具体的にどんな楽器が使われてるんや?」
真姫「私も気になるわ。」
西城「調べたところによると、ハープ、バグパイプ、フィドル(=バイオリン)、ティンホイッスルというところかな。あとは、歌声のコーラスだね。」
絵里「成程。西城君が考えているのは、ラブライブとケルト音楽との共演ね?」
西城「そういう事。目的としては、ラブライブの事を全然知らない人達に対して、少しでもケルト音楽を交えて盛り上がりながら、ラブライブ µ’s スクールアイドルの事を知ってもらおうと言う試みだな。」
西城君の提案に、真姫ちゃんが懸念事を話し始めた。
真姫「ねぇ、仮にケルト音楽と共演するのは良いとして、ケルト音楽の演奏中は、私達はどうしたらいいのよ?出番無くなっちゃうじゃない。」
希「ウチもそこが一番、懸念するとこやで。いい案だとは思うんやけど。」
絵里「その辺の説明も、お願いしたいわね。」
凛「凛も興味あるにゃー。真姫ちゃん達が懸念するところをもう少し説明して欲しいにゃー。ฅ^._.^ฅにゃー」
西城「つまりだな。先程の練習を見ていて、重要ヒントが隠されている事を見つけてしまったんだ。」
希・絵里・凛・真姫「重要ヒント(やって!?・ですって!?!?・って何にゃー!?!?・だって!?!?)
西城君だけが、どうやら解っているみたいやな。ウチと真姫ちゃん、エリち、凛ちゃんの4人は、重要ヒントとはどういう事なのか、さっぱり解らない。
西城「重要ヒントとは、振り付け練習だな。この振り付けこそが、ケルト音楽の演奏中の時に大きな鍵となる。」
すると、エリちが閃いた。
絵里「もしかして、西城君。ケルト音楽の演奏中に、私達µ’sが、振り付けをすれば良いって事かしら?」
西城「まさに、そういう事だな。ラブライブファンを飽きさせない為にも、他のジャンルの音楽と組み合わせて、何かしらの振り付けでもってやれば、「成程。スクールアイドルってこういう事もするんだな。」と関心を持ってもらえるだろう?」
希「つまり、ウチら「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル µ’s」と、ケルト音楽と共演をする事で、知名度を上げようと言う訳やな?」
西城「うむ、そういう事だね。」
絵里「成程。これは、考えてみる価値がありそうね。」
希「ウチもそう思うで。西城君の提案は、しっかりとした目的と、µ’sとケルト音楽とが共演する事で、どのような効果が期待出来るかまで考えてくれているんやからな。」
凛「そうだにゃー!ฅ(´ω` ฅ)ニャー」
真姫「流石の私でも、そこまでは考え付かなかった。西城君、流石ね///」
絵里「あっ!いけない!そろそろ、練習再開するわよ!」
西城「希、頑張れや。終わったら、色んな話をしよう。」
希「せやな〜///頑張ってくるやで。٩( 'ω' )و」
こうして、ウチはエリち、真姫ちゃん、凛ちゃんと共に、ステージへと戻って行った。この後、練習が再開され、また3時間程の猛練習を行ったと言う。
午後6時半。午後の部の猛練習が終わり、皆クタクタになっていた。西城君はウチに「今日1日、練習お疲れ様」と声をかけてくれて、飲み物の支給や、タオルまでかけてくれる。流石はウチの理想の彼氏やな///他のメンバーは女の子同士で、互いに疲れを癒しているんやけど。そして、貸切に協力してくれた管理人にお礼をして、埼玉スタジアムを出る。
絵里「皆、今日は本当にお疲れ様。」
矢澤「こんなの屁でもないわよ!」
希「そんな事言っちゃって〜、そんなにこっちには、ワシワシしてやるで〜///」
ワシワシワシワシ…
ウチは、にこっちの後ろに回り、両脇腹から両手を入れてからの小さな胸に激しく揉む。
矢澤「ちょっと!!希!!!!離しなさいよ!!///」
そこに西城君が話しかけてくる。
西城「希は、矢澤と仲良いんだな(笑)」
希「せやで〜///にこっちが強がりな事を言ったりすると、こうしてワシワシしている訳や。」
矢澤「強がりな事なんて、言ってないんだからっ!キャハハハハ///擽ったい!!!」
真姫「にこちゃんが、希に胸を揉まれて可笑しくなっちゃってる…。」
絵里「まぁ、いつもの事ね。」
矢澤「ちょっと、そこのアンタ!笑って見てないで、私を助けなさいよ!」
西城「はい、ムキにならない、ムキにならない。ムキになればなるほど、面白味がエスカレートするからな(笑)」
絵里「そうね。私も彼には教えてもらったわ。(※詳しくは、ラブライブ µ’s 絢瀬絵里行き 第4話.「絵里の悩み事と、解決法」を閲覧してね。)」
矢澤「ムキーーーッ!!٩(๑`^´๑)۶ムキー!!!私を、早く助けなさいよーーーーーーーーーっ!!!!」
こうしてウチらµ’s全員と、西城君は、埼玉高速鉄道で王子へ。(赤羽岩淵から先は、東京メトロ南北線直通。)王子駅着後、京浜東北線に乗り換え、東京駅へ。東京駅着後、各自解散。ウチと西城君は、真姫ちゃん、エリち達を見送り、お別れをしたのだった。
午後7時半。ウチと西城君は、エリちと彼の最寄り駅の池袋へ。そろそろお腹が減ってきたから、夕御飯にしないと不味いわな。
山手線、内回りに揺られること、25分。池袋駅に着いた。早速、牛角に、彼が予約を取る。結果は、予約成功。久し振りの焼肉を、彼氏の西城君と一緒に食べられるだなんて、何て幸せなんや!嬉し過ぎて、顔が緩んでしまいそうやで…。///
今いるのは、池袋駅の東口。牛角がある所は、直進して、2つ目の信号の「サンシャイン60通り」の手前、「ラウンドワン池袋店」の次の建物のORE東池袋のビル6F。
ウチは心を躍らせながら、彼と共に牛角へ。そして、「池袋サンシャイン通り店」に入店したウチと西城君。店内は、やや混雑状態。店員に予約席(掘りごたつ席)へと、案内された。
午後8時15分。「80品以上!食べ・飲み放題、お気軽コース」を注文した。まず、飲み物を決めないといかんわな。西城君は、炭酸飲料の「ジンジャーエール」を。ウチは、自らのイメージカラーに合わせ、「ぶどうジュース」、料理の方では、「新牛角カルビ」、「ロースタレ」など次々に注文。2時間も食べ放題、飲み放題が出来るなんて、贅沢やな。
待っていると、注文した品々がどんどんやってきた。更に店員は、備え付けの炭火の火力を強くする。まずは、火力が丁度良くなるまで待つのみやね。
希「西城君は、やっぱり凄いんやなぁ〜///」
西城「何が?」
希「もう、解っとるくせに〜///頬を抓ったるで〜///」
西城「ちょっ、希!痛いって!(´д`)」
希「ごめんな。今日の練習を見て、提案が思いつくのは凄いなと。ウチ、改めて、西城君を見直しちゃったんよ。///」
西城「俺は、µ’sの知名度が少しでも、高くなって欲しいと思ってるからな。それくらいの提案を出そうと思えば、いくらでも考えるよ。だって、それを叶えるのが、スクールアイドルの夢なんだろ?希の夢は、俺の夢でもあるんだ。だから、共に頑張ろう?なっ?( ^∀^)」
キュキューーーン!キュ-(⸝⸝⸝°◽︎°⸝⸝⸝)→ ン
焼肉屋の席で、こんな事を言われてしまったら、めっちゃ恥ずかし過ぎるやん!キャー(/≧◇≦\) しかも、「ウチの夢が、西城君の夢」だなんて!!その言葉、本気にしてええの?ウチの事をこんなに惚れさせて、後で後悔させんとな?
こうして、牛角で「80品以上!食べ・飲み放題、お気軽コース」を2時間たっぷり堪能し、会計を済ませて、店を出た。しかも、彼氏と一緒に食べられたのは、今までに無い幸せな事。先程、食事の席で、凄い恥ずかし過ぎる事を言われてしまったんやけどな。明日は日曜日。どうやって過ごすかは、まだ未定だけど、勉強で解らないところを彼に見てもらう等々、色んな過ごし方はあるはずや。じゃぁ今夜は、彼が住むアパートに泊めてもらうとしようかな。
そう思いながら、西城君と池袋駅の西口方面へ。西口には、彼のアパートや、エリちの一軒家などが多く建ち並ぶ住宅街が多いのだ。
希「なぁ、西城君。お願いがあるんやけど、ええかな?」
西城「ん?何だい?」
希「あのな…。西城君のとこに、これから泊まらせてくれへんかな?」
西城「コホンッ!!お、おう。本当に突然だな。まぁ、明日も休日だし、泊まって行きなよ。」
希「ありがとやで///ウチ、一度、西城君の所に泊まってみたかったんよ。」
西城「だって、希は「俺の彼女」だし?(建前上)出来る限りの希望には彼氏として、沿ってあげたいじゃないか。違うか?o( ^_^ )o」
キュンッ!o((>_<))o♡
希「さっきから、嬉しい事ばっかり言ってくれるんやな〜///本当、反則やで〜///」
ウチは嬉しいあまり、彼の両目を両手で塞いだ。だって、嬉しい事ばかり言われたら、本気になっちゃうやろ〜///こうして、イチャイチャしながら、西城君の住むアパートに一緒に帰った。と言っても、今晩泊まるんやけどな。でも、1人よりも彼氏と一緒にいた方が話も盛り上がるから良いやな。
西城君は105号室の鍵を解錠。ドアを開ける。ウチを中に先に入れてから、彼も中に入った。そして、鍵をかけて戸締り確認。お邪魔するやで〜///
お互いにお風呂も入り、身も心もさっぱりしてパジャマへ着替えた。現在、午後11時15分。今日は練習を沢山やって、彼のケルト音楽の提案話・成り立ち話も聞いて、勉強になったやで。知識が少し蓄えられた1日だったとも言える。そんな西城君とウチは、歯磨きした後、彼の自室のベッドで身を寄せ合っていた。時にはキスしたり、頬を突っついたり、突っつかれたり。やがて、眠りにつき就寝。「リア充爆発しろ」と言うレベルを超えているか、超えていないかは、皆さんの想像にお任せをするやで。彼の提案、「考える価値あり」とエリちは言ってくれたけども、採用されるかは後日のミーティングで決定する。何事もなく、「ラブライブ×ケルト音楽の共演案」が通ればええな。そう願うウチであった。
fin.