※この作品はR-18です。

メス堕ち魔法少女の生活❤️全話エロイラスト付❤️   作:みなぽん

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汝TS刑に処す!音無響の過去 妹詩音の悲劇 恥辱の査問会

 

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TS魔法少女・胡桃沢 優 魔法少女名:レクイエム

胡桃沢優は、かつて胡桃沢優一という名の高校生だった。

オカルト好きが高じ、仲間と行った禁断の召喚儀式は悲劇を招き、多くの命が失われる。生き残った彼は責任を問われ、判決としてTS刑を受けた。肉体を女性へ改変され、国家管理下の魔法少女となる――それが彼女の始まりだった。

雪白の短髪と淡い瞳を持つ小柄な少女、黒と灰の戦装束。

飾り気のない、実用一点張りの魔法少女衣装。武器は、魔封杭・パイルパンカー(Demon Sealing Pile Punker)

「我、奪われし存在なれど 嘆きを力に変え 逃げぬと誓いし魂をもって ここに顕現せよ」

「私は逃げない。どんなに弱くても、どんなに惨めでも!立ち続ける勇気を私は持ちたい。」

 

 

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TS魔法少女 サイレン 音無響〔かつては男性 音無響太)二十三歳。

燃えるような赤い髪、皮肉な笑みを浮かべた美少女。胡桃沢優のバディで初陣の優を食人鬼チャドから救出した。

彼女の手には、場違いなほど重厚なアンチマテリアルライフル ライサンダーZ2が握られていた。

魔術回路と実体兵器を融合させたその銃身は、戦車も結界も等しく貫く。

魔法少女だった妹の音無詩音は卑劣な同僚の魔法少女のイジメで戦場で行方不明になった。

魔法少女への罪は甘く不起訴処分。だから彼は復讐に国家が禁じた魔術を用いた結果が、この姿だ。

行方不明の妹を助け出す彼はその可能性を捨ててはいない!

「我、失われし者を呼ぶ声 救われなかった命の、最後の警報 怒りを弾丸に、悲しみを照準に変え 逃げ場なき敵に、終焉を告げよ」

「…詩音 俺は必ずお前を助ける!どんな無様な姿になっても」

「優、俺はお前のバディだ!俺が絶対に守ってやる!」

 

 

 

 

セーラー服は本来、無垢と希望の象徴であるはずだった。

だがTS魔法少女にとってそれは、国家に縫い付けられた任務の印でもある。

 

その夜、サイレン――音無響は珍しく任務を早退した。

「……寒気がする」

「え、響が?」

帰宅した彼女は、玄関で壁にもたれたまま動かなくなった。

額に手を当てた優は、ぎょっとする。

「熱い!完全に熱あるよ!」

アンチマテリアルライフルを担いで冥獣と撃ち合う屈強な響が、

毛布にくるまって震えている光景は、どこか現実味がなかった。

「薬……あったっけ」

「棚の赤い箱……たぶん」

優はスマホで「風邪 看病」を検索しながら右往左往する。

スポーツドリンクを買い、氷嚢を作り、鍋でうどんを煮る。

味は定まらずうすい。

「うう、味がしねぇ 病院食みたい」

「病気なんだからいいの!」

ぷん、と頬を膨らませる。

響は少しだけ笑った。

夜中。うなされる声で、響が何度も同じ名を呼ぶ。

 

「……詩音……逃げろ、、詩音……」

優は、そっと手を握った。

「大丈夫。ここにいるよ」

安心させるように声をかけた

次の瞬間、ぐい、と引き寄せられる。

細い腕なのに、戦闘職の力だった。

「……詩音……よかった……生きて……お兄ちゃんは、、」

抱きしめられたまま、優は固まる。

「ちょ、ちが……僕は優……」

だが熱に浮かされた響は離さない。

肩に顔を埋め、子供みたいに息をする。

「詩音、ああ、、兄ちゃんが守ってやるからな」

頭を撫でてに頬を擦り寄せる。

しばらくして、優は観念した。

「……少しだけだよ」

ぎこちなく、背中をぽんぽん叩く。

看病というより、不器用な子守りだった。

響の熱い吐息が首筋にかかる。微かに甘い匂いがした。TSで女になった響が放つ、明らかな「女」の香りだった。

「……詩音……」

囁くような声とともに、華奢な指が優のTシャツの裾をぎゅっと掴んだ。パジャマの胸元が大きく開いていたことに今さら気づく。ふくよかな膨らみが布地越しに押し付けられ、柔らかな谷間に優の頬が埋もれそうになる。

(うわっ……)

思わず身を引こうとするが、響の腕は予想外に強く絡みついてきた。熱を帯びた肌同士が密着し、互いの心臓の鼓動まで伝わってくるようだ。

「詩音……ごめん……お兄ちゃんは…守れなくて…」

響の声が涙混じりに詰まる。瞼は閉じられているのに睫毛が震えている。こんな脆い響を見るのは初めてだった。いつも銃を構えながら嘲笑っていたあの目つきはどこにもない。

「お兄ちゃんが弱かったから……お前を……」

優は心が騒いだ。〔こいつは男だぞ、なんで僕はこんなに心が騒ぐんだ)そして彼のために耳元で囁きぎゅっと響を抱きしめた。「お兄ちゃん❤️ありがとう、大丈夫だよ、、」

それから優は、響が眠りに落ちるまでずっと囁いた。

「お兄ちゃん、大好き」

「ありがとね」

響が完全に寝落ちすると、優はそっと抜け出した。

彼の指がシャツをつかむ感触がしばらく取れず、自分の胸元をつかんで唸った。

(こんなのズルすぎる)

朝。

響が起きると、枕元にペットボトルが置かれていた。

メモがある。

『お兄ちゃん!ちゃんと水分補給してお大事に』

響はくしゃくしゃのメモを握りしめる。

「……馬鹿が」

呟きながら、頬が緩んだ。

病床は弱さを晒す場所ではない。少なくとも彼にとっては。

だが昨夜の記憶が薄ぼんやり残っている。

「詩音」「逃げろ」と繰り返していたこと。

夢の中では戦場で行方不明になった妹を呼んでいた。

覚醒したとき腕の中にいたのは優の匂いと体温だけだった。

「…あいつを抱き枕にしちまったか。…最悪だな」

ひとりごちつつも、顔色は昨日より明らかに良い。

「……悪い。何かやらかした気がする」

「妹さんと間違えて抱きしめました」

「……穴があったら入りたい」

優は味の薄いうどんを出す。

「でも、ちょっとだけ分かったよ」

「何が」

「響が、どれだけ妹さんのこと大事だったか」

赤髪の魔法少女は、少し黙ってから言った。

「……今は、お前も大事だ」

「男の僕に重いよそれ」

二人は顔を見合わせて笑った。

「響、僕でよかったら響の抱えているもの話してくれる?僕も響の力になりたいんだ。」優の見つめる瞳に妹の面影を見た響は彼の心に眠る重い過去を話し始めた。

 

過去の事件

その事件は、公式には

「撤退戦における混乱の中での行方不明」

そう処理された。

だが、真実は最初から人災だった。

音無詩音は、防御特化の加護を持つ魔法少女だった。

結界、盾、庇護――誰かを守るためだけの力。

それは前線で“評価されない能力”だった。

彼女の上官格にあたるのが、

A級魔法少女、氷室麗華。

通称――氷の女王。

攻撃魔法の天才。

美しく、冷酷で、成果主義の象徴。

そして、彼女に取り入るように振る舞っていたのが、

魔法少女、石黒克美と川崎愛美だった。

 

前線での扱いは露骨だった。

「氷室さん、前に出ますよね? ……あ、詩音。先に盾張っといて」

「ほら、“弾除け”が遅い。

 攻撃魔法は私たちがやるんだから、ちゃんと仕事して」

冥獣の群れが来るたび、

詩音だけが一歩前に押し出される。

結界の内側で、氷室麗華は涼しい顔で魔法を放つ。

石黒克美は、詩音の結界が削られるのを見て笑った。

川崎愛美も彼女の苦しむ姿を笑っていた。

魔法少女としての、激しい戦闘の日々が、多感な少女たちの心を壊していた。

「ねえ、あと何発持つと思う?

 壊れたら代わり探さなきゃ」

弱き者たちが、さらに弱いものを叩くそして戦場のストレスを解消する。

宿舎に戻っても、地獄は終わらない。

彼女の私物はの下着は勝手に持ち出され自衛官の男達に売られた。

シャワー室では、盗撮らされ食堂では席を外される。

「盾なんだから、立って食べれば?」「親父ギャグ!」

それでも詩音は、反論しなかった。

「みんなを……守れているなら、それでいいですから」

その言葉が、

彼女をさらに追い詰めた。

そして、撤退戦の日。

能登半島撤退戦、

冥獣の大軍。

戦線崩壊。

撤退命令。

最後尾に残されたのは、

簡易野戦病院と、動けない負傷兵たち。

氷室麗華は振り返りもせず言った。

「……盾、いるでしょ?あなたはここに残って撤退を支援しなさい。」

石黒克美が、笑いながら付け足す。

「時間稼ぎにはなるよ。どうせ壊れるなら、有効活用しないと」

「じゃあねぇ詩音」

それが、最後の命令だった。

詩音は理解した。自分は、切り捨てられたのだと。

それでも彼女は、結界を張った。

取り残された負傷兵を1人でも助けたかった

必死に魔法の盾を重ね、

血を吐きながら、冥獣の波を受け止め続けた。

「大丈夫です……皆さん、今のうちに下がってください……」

負傷兵の手を取り、

震える声で、最後まで励まし続けた。

結界が砕け、

視界が赤く染まり、

脚が動かなくなっても――

彼女は立っていた。

誰かを、見捨てることができなかったから。

やがて通信は途絶え、

野戦病院は冥獣の群れに飲み込まれた。

遺体は、見つからなかった。

音無響太はその日の様子を撤退戦を生き延びた負傷兵たちから聞いた。

能登半島撤退戦、坂本康二氏の証言

あの日はひどい状況だった!冥獣の群れに防衛線は崩壊し、主力は再編のために氷見市まで撤退したんだ。

俺たちやせ病院の負傷兵は、そのまま前線に残された。見殺しにされたわけだ。だけど、たった1人、魔法少女が残ってくれた。音無詩音と言うおとなしい女の子だ。残ってくれたというか、残らされたというか、とにかくあいつの上官の氷室麗華の魔法少女 スノゥクィーンって本田は霊国だったよ。あの子は目をつけられていじめられていたな。もちろん俺たち自衛官にとって、魔法少女は雲の上の存在だから文句は言えなかったよ。

でも、彼女はそんな無理な命令なのに、俺たちのことを守ってくれたんだ。そして1人でも多く後方に撤退するように頑張ってくれた。後ろめたい思いはあったよ。だってあの子は俺たちの娘たちと同じような年齢なんだぜ。その子供が死に泣きながら、バリアを張って俺たちに逃げろって言うんだぜ。

でも、助けてやりたくてもよ。負傷兵の俺たちじゃ役に立たねぇ

音無詩音がどんな気持ちで魔法を使ってくれてたんだろうなぁ……

やがて、冥獣の数が多すぎて、盾は破れ、建物は崩れた。それでも彼女は魔法を使い続けるために結界を張り続けてたよ。

野瀬病院を見下ろす丘の上から最期に見た光景は……あの子が満身創痍で倒れていくところ、冥獣どもが彼女に群がり彼女を裸にする光景だったんだ。

 

その先の光景 野瀬病院の中の防犯カメラが残した映像から

野戦病院が崩れ落ちた直後。

詩音は瓦礫の隙間に倒れ込んでいた。血が滲み、肺が軋む。

彼女の加護は限界を超え、小さな結界を維持するのが精一杯だった。

「……みんな……逃げた?」

掠れた声が漏れる。

まだ結界の内側には3人の負傷兵がいる。若い隊員たちは彼女の盾にしがみついていた。

「助けてくれ……音無さん!」

「お願い……負けないで」

詩音は震える指先で結界を強化する。

しかし――

ビキッ!

結界の表面に亀裂が走る。

外には黒い影が蠢いていた。

〈クェェェッ〉

〈ゴォルルァアァ〉

冥獣の群れが結界を舐めるように這い寄る。

尖った触角がガラスのように透明なバリアを引っ掻く。

「……ダメ……まだ……」

詩音は血の混じった唾を吐きながら集中する。

だが魔力の枯渇で意識が霞む。

突然――

バリンッ!

結界の一角が砕け散った!

「きゃああぁぁ!?」

破片と共に冥獣の触手が突入する。

ぬめりとした緑色の触手が詩音の細い腕を巻き込み引きずり出す。

「やめて!離してぇ!」

必死にもがくも逆に引きずられる。

冥獣は鋭い牙で彼女の制服を裂く。

白い素肌が露わになり、裂けたブラウスの隙間から乳房が覗く。

「うわっ!詩音さん!!」

「誰か助けろぉぉ!」

隊員たちの悲鳴も虚しく彼女は触手に翻弄される。

複数の触手が絡みつき制服を剥ぎ取っていく。

〈ギィィッ〉

〈プシュゥゥッ〉

冥獣が粘液を分泌する。

腐臭が漂う液体が詩音の身体に降り注ぐ。

「ひぃっ!冷たい……嫌っ!」

しかし次第に奇妙な熱が全身を覆う。

皮膚が火照り呼吸が荒くなる。

冥獣の体液には催淫作用があったのだ。

 

 

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「なにこれ……身体が……変…」

抵抗しようとする意思とは裏腹に力が抜ける。

触手が胸元へ滑り込む。

柔らかな双丘を締め上げるように蠢く。

「いやっ!止めてぇ!」

乳首が固くなり甘い痺れが広がる。

思わず甲高い嬌声が漏れる。

「あんっ!ダメっ!そこはぁ!」

股間を覆うパンティに触手が侵入する。

割れ目に沿って擦られ蜜が溢れ出す。

 

「やめてぇ!お願いっ!許してぇ!」

哀願の声も虚しく触手が秘部を貫く。

異形の肉棒が膜を破り内部を蹂躙する。

「あ"っ!痛いっ!痛いよぉぉ!」

純潔を奪われ血が滴る。

だが媚薬成分が痛みを快楽に塗り替える。

「ひぃっ!おかしくなるぅ!」

抽挿が始まる。

ズブズブと粘液混じりの水音が響く。

乳首を捻られ肛門にも触手が潜り込む。

「もうヤダァ!助けてぇぇ!」

三穴同時の凌辱が始まる。

処女喪失のショックで呆然となる中強制的に絶頂させられる。

「やだ、身体が、いうことを聞かない、イっちゃうっ!なんでぇ!?」

快楽信号が脳を焼き尽くす。

意識が飛びかけるも新たな刺激で覚醒させられる。

(どうして……私ばっかり……お兄ちゃん助けて)

涙が溢れる。

隊員たちの目の前で穢されていく自分が惨めでならない。

だが同時に抗えない悦楽に戸惑う。

(これが冥獣の……!)

無数の触手が交尾を始める。

それぞれが異なる形状の生殖器をぶら下げている。

そして最悪の瞬間が訪れる。

巨大なオーガ

〈ゴォオオオッ〉

巨大な頭部から異形ペニスが隆起する。

通常サイズの倍はある禍々しい凶器。

「嘘でしょ……そんなの入らないよぉ……」

絶望に打ちひしがれる。

処女喪失直後の傷ついた秘所へ圧倒的な質量が迫る。

「やめてぇ!裂けちゃうっ!」

懇願空しく衝角が侵入する。

ミシミシと結合部が軋み鮮血が噴き出す。

「ぎゃぁああぁぁ!」

激痛と共に超深度挿入。

子宮口を押し潰され背骨が弓なりに仰け反る。

「お腹がぁ!膨れてるぅぅ!」

膨張した陰茎が内部を圧迫する。

同時に膣道全体を充血した血管が埋め尽くす。

「苦しいっ!抜いてぇぇ!」

絶叫も虚しくピストン運動が始まる。

骨盤が歪みそうな勢いで前後に揺さぶられる。

「ひぃっ!壊れるぅぅ!」

しかしその動きは徐々に緩慢になっていく。

子宮内部へ直接注ぎ込む準備に入ったのだ。

「まさか…射精、」

冷や汗が流れる。

生殖本能の塊たる冥獣は確実に受精させようと狙っている。

必死に腰を逃がそうとするも拘束は強まる一方。

「助けてぇぇぇ!!」

絶叫の中大量射精が始まった。

 

ドクンドクンと脈打つ肉棒から灼熱の粘液が迸る。

濃厚なゼリー状の精液が子宮壁を叩く。

「あ"っ!入ってくるぅぅ!」

灼けつくような感覚に悶絶する。

「嫌だぁぁ!中で出してるぅぅ!」

身体の芯から湧き上がる未知の感覚。

「ゴヒゥ!」

より濃厚で粘性の高い第二射が注ぎ込まれる。

「また出てるっ!溢れちゃうぅ!」

子宮が精液タンクと化す。

あまりの量に陰唇から溢れ出し地面に白濁溜まりを作る。

周囲の触手達も射精し始め雪崩れ込む。

「いやぁああ!汚されるぅぅ!」

全身を白く染めながらもなお犯行は続く。

両方の乳首に吸い付いた触手が搾乳を模倣し始める。

まだ母乳も出ない未成熟な乳腺を刺激する。

「やめてぇ!」

拒否の言葉とは裏腹に胸の先端は敏感になるばかり。

じわりと湿り気を感じ戦慄する。乳腺が活性化している。

「私の身体……狂ってる……」

野戦病院跡地での凌辱は深夜まで続いた。

「……ん……ぅ……」

詩音の声は既に絶叫から喘ぎへと変わっていた。

無数の触手に組み伏せられ、冥獣の異形ペニスによる抽送が延々と繰り返されている。

【24時間経過】*

膣内に射精された冥獣の精液に媚薬成分が含まれていた。

当初は苦痛だけだった快感が次第に理性を蝕み始める。

「あっ……あっ……いや……」

拒絶の言葉に艶が混じる。腰が僅かに浮き、無意識に角度を探るように動く。

「ダメ……こんなの……」

思考は否定しながらも身体が反応してしまう。秘部からは白濁した液体と愛液が泡立ちながら流れ出していた。

【48時間経過】

精神的限界を迎えた詩音の意識が朦朧とする。

「お兄ちゃん……助けて……」

かつて守ろうとした負傷兵たちは既に脱出しており、監視カメラだけが残されていた。

「……もっと……深く……」

呟きが漏れた瞬間、自ら触手を招き入れるように両脚を開いた。

【72時間経過】

膣内の媚薬成分が体内循環し脳内麻薬を誘発する。

「気持ち……いぃ……」

禁断の一言を発した瞬間、詩音の瞳から涙が零れた。

「私……もう……人じゃない……」

罪悪感が快楽に塗り替えられていく過程で、ついに自ら腰を振る姿勢へ移行する。

詩音は四つん這いの姿勢から起き上がり、触手に跨がり踊るように腰を回転させていた。

「見てぇ……私…こんなになっちゃったぁ!」

かつての清楚な少女の面影はなく、異種姦によってメス堕ちした表情で愉悦に浸っている。

「冥獣さまぁ……もっと可愛がってぇ!」

自ら膣口を開いて精液を求める姿は地獄絵図と化していた。

「…中に欲しい……いっぱい出してぇ」

懇願に応えるように巨大なオーガの肉棒が最奥まで突き刺さる。

「あ゛~~~~ッ!」

子宮内で爆発的な射精が起こり、詩音の腹部が妊婦のように膨れ上がった。そして意識を失った。

監視カメラ映像には、冥獣に連れ去られる彼女の姿が克明に記録されていた。

音無響太は復讐者となる決意を固めた。

 

⭐️戦後に法廷で語った魔法少女達の証言

「私たちの判断は正しかった。」

氷室麗華は冷たく言い放つ

「あの子の才能を最大限に活用しただけよ」

「そうだ!敵をかく乱して時間稼ぎをした!おかげで撤退作戦は成功したんだ!」

石黒克美は鼻高々に胸を張る

「それに!あの子だってきっと納得してるはず!だって自分で志願したんだもの!」

川崎愛美は楽しそうに嘘の情報を付け加える

「あの子は生まれながらの盾役だった。それが一番幸せなのよ」

麗華が笑った。

 

⭐️川崎愛美 魔法少女 

瓦礫に沈んだ工業区画。

冥獣の群れの中で、結界反応が一つだけ残っていた。

魔法少女アプリの表示が点滅する。

《生存反応:味方》

《コードネーム マナミン 川崎愛美》

《任務:最優先救出》

優――レクイエムは顔を上げる。

響――サイレンの動きが止まっていた。

「……どうしたの?」

「名前が出た」

低い声だった。

「川崎愛美。氷室麗華の取り巻きだ」

空気が変わる。

優は、その名を響の記録で見たことがあった。

詩音いじめの関係者リスト。

崩れた地下搬入口の奥で、結界が揺れている。

半壊した防御術式。

中に、傷だらけの魔法少女が座り込んでいた。

「……来ないで……来ないで……!」

錯乱している。

武装は砕け、魔力もほぼ空。

3匹のゴブリンが彼女の足を引きずって、異世界に連れて行こうとしている。

 

響は無言で銃口を下げたまま立つ。

引き金に指はかかっていない。

だが、力は入っている。

「救出対象だよ」

優が小さく言う。

「……分かってる」

愛美が顔を上げた。

視線が響を捉える。

その表情が凍った。

「サイレン…あんたTS刑になった…なんで……」

彼女も知っているのだ。

自分たちが何をしたかを。

「命令は救出だ」

響は機械のように言う。

「助けて欲しいか?」

「……助けて……ください……」

震える声。

かつて法廷で、詩音の自己責任だと笑っていた少女の声だった。

響の頭の中で集めてきた映像や記録がフラッシュする。

――「盾なんだから前で受けてくださいよ」

――「壊れたら交換でしょ?」

銃口が、わずかに上がる。

優が一歩、前に出た。

「響」

短い呼びかけ。

「……私は、響のバディだよ」

〔響の決断、僕はついていくよ)

それだけだった。

〔このまま、見ないふりをすれば、こいつは異世界に連れていかれるだろう)

響は長く息を吐く。

ダーン!アンチマテリアルライフルの銃声が響く!消し飛ぶゴブリン

「……歩け。肩を貸す」

愛美は泣きながら縋りついた。

その体重を支えながら、響は一度も顔を見なかった。

搬出ポイントへ向かう途中、

優が小声で言う。

「つらいね」

「……ああ」

「でも、助けたね」

「……ああ」

しばらくして、響が低く付け加えた。

「これは許しじゃない」

「うん」

「命令と……俺の矜持だ」

 

⭐️裏切り行為

査問通知は、任務完了から二時間後に届いた。

魔法少女アプリの画面に、無機質な赤文字。

 

《緊急内部調査対象》

《被疑内容:任務遅滞・救出優先度違反》

 

「……は?」

 

響が鼻で笑う。だが目は笑っていない。

優の指が、わずかに震えた。

 

通報者の名――川崎愛美。

 

 

査問棟は窓がなかった。

白すぎる壁。音を吸う床。時間の感覚が消える廊下。

 

二人は別々に連れて行かれる。

 

「バディ接触は禁止です」

 

扉が閉まる音がやけに重い。

 

優の部屋には、三人の調査官がいた。全員男性。

机を挟んで座らされ、変身状態のまま記録結界を展開される。

 

「解除は許可されません。虚偽防止のためです」

 

尋問という名の屈辱だった。

 

「あなたは対象をすぐに救出できたはずだ」

「なぜ会話を行った?」

「なぜ現場に三分四十秒も滞在した?」

 

映像が何度も再生される。

切り取られた場面だけが、罪の形に編集されていく。

「ためらっていますね?」

「私情がありますね?」

「サイレンとの共謀では?」

優は何度も首を振る。

「違います。響は義務を果たしました。僕が確認した」

「確認?サイレンに肩入れしすぎですね」

机の上で指が鳴る。促すように。

「しかし可愛い顔しているね。元男だとは思えないよ君は。」

「……」

「我々と協力すれば、今回の件は不問です。ただでさえ魔法少女は不足している。響も使い捨てるには惜しい人材だ」

彼らの視線が身体を舐める。男の欲望の眼差し。

守るべき相手は別室で責められている。

選べるものなんて、最初からない。

「……わかりました」

「賢明な判断です」

調査官の一人が近づき、耳元で囁く。

「では、まずは衣服の確認から」

袖が外される。肩があらわになる。

冷たい指が触れる。魔法少女の装備は簡単に剥がれた。

「素晴らしい。元男とは思えないね。綺麗な体だ」

もう一人が太腿を掴む。痛みが走る。

「痛い!離せ!」

「反抗ですか?サイレンがどうなるかわかっていますよね」

言葉が毒になる。

抵抗する意思が萎れていく。

(ダメだ……響が……)

 

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机の上に押し倒される。

膝が胸元にまで折り曲げられる。

羞恥と恐怖で視界が狭まる。

(嫌だ……こんなの……)

三本の手が同時に伸びる。

喉仏のない首筋、膨らみかけた胸元、無毛の秘部――

それぞれ別の欲望で撫で回される。

(僕は……男なのに……)

身体が裏切る。

触れられた箇所が熱を持つ。

感覚だけが鋭敏になっていく。

「ほう……敏感だな。反応がいい」

揶揄う声が響く。

濡れる音。

押しつぶされる胸。

裂かれるような痛み。

思考が空白になる。

(響……)

快感の波が押し寄せてくる。

自ら受け入れるように腰が浮く。

(違う……こんなの僕じゃない……)

「ほら、感じてる。君は雌だよ」

屈辱の声が支配する。

絶頂に導かれそうになるたびに名前を呼んだ。

「響……響…」

行為は終わらない。

代わる代わる体位を変えられる。

立たされ、組み敷かれ、拘束される。

全ては響の命と引き換えに。

「君は我々の所有物だ。わかったかい?このTSの雌豚め」

優は男に抱きつき腰を振っていた。

快楽が屈辱を上書きしていく。

何度も果てさせられる。

意識が遠ざかる。

しかし――

「響……響…」

彼の名前だけが、自我を繋ぎ止めていた。

肉体は穢されても魂だけは渡さない。

その誓いだけで耐え続ける。

(必ず……響のところに帰る)

 

⭐️輪姦現場を見せつけられる響

隔壁の向こうマジックミラーごしで、響はその様子を見せつけられていた。

「ふふふ、いいバディを持ったなぁ響、あいつはお前のために男のおもちゃになることを選んだぞ、」

「優!あのバカ!俺なんかのために」

「よく見ろサイレン。お前の可愛いバディがどうなってるか」

男は響を椅子に縛り付けたまま、下衆な笑みを浮かべて隣室の映像を指差した。マジックミラーを通して見えるのは、まさに今、複数の男たちに弄ばれようとしている優の姿だった。

「優……!」

「あの子はお前の命を守るためにああなってる。健気だねぇ」

響の怒りが沸騰する。だが、手足は魔法封じの枷で動かない。歯を食いしばって呻くことしかできない。

「そんなに気になるなら、お前も楽しめばいい」

別の男が後ろから忍び寄り、響の腰を固定した。

「やめろ!」

抵抗虚しく、響は男の膝の上に乗せられる。背後から抱きすくめられる形だ。冷たい金属の膝が、柔らかい太腿に食い込む。

 

 

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「おいおい暴れるなよ。バディがもっと可哀想な目に遭ってもいいのか?」

その言葉は、響の動きを鈍らせた。

男の手がスカートの中へと滑り込んでくる。冷たい指先が内腿を撫でる。

「や……めろ……っ」

響は顎を引き、唇を噛んだ。鏡の向こうで優が苦しんでいるのに、自分まで……。

男の指がショーツの上から秘部を押す。軽く擦る。

「ん……っ!」

予期せぬ刺激に、響の身体が跳ねた。

(なっ……んだ……これ……)

ただ触れられただけなのに。

訓練された強靭な肉体のはずが、まるで自分のものではないように敏感に反応してしまう。

「なんだぁ?反応早いじゃねぇか。本物の女みたいで可愛いよ」

耳元で囁かれ、ゾワリと鳥肌が立つ。

「黙れ……屑が……」

悪態をつくが声に力がない。

男の指が布越しに動きを速める。円を描くように。

「ふっ……!く……っ!」

唇を噛み締めても甘い声が漏れてしまう。

(ダメだ……抑えないと………)

マジックミラー越しに、優は確かにこちらを―あるいは響の気配を感じ取っている様子だった。男たちの腕の間から、かすかに見える横顔が苦痛と羞恥で歪んでいる。

「見ろよ響。あいつも頑張ってるぞ」

男がもう片方の手で響の胸を揉みしだく。鎖骨から乳房へかけて愛撫が下りていく。

 

 

「うっ……!」

「女になったばっかのくせに感度いいなぁ?ほら乳首勃ってきた」

布地の下で硬くなった突起を摘まれ、電流のような快感が走る。

(違う……俺は男だ……こんなことで感じるはずが……!)

必死に否定しても身体は裏切る。ショーツが湿り気を帯びるのを感じる。男の膝に愛液が垂れ落ちそうなほどだ。

「興奮してるんじゃないか?バディの痴態見てコーフンするとか最高にマニアックだよなぁ」

「違う……っ!」

鏡の中の優が苦しげに喘ぎ始めた。男たちに嬲られながら、それでも響の名前を呼んでいるようだった。

「う……うう……響……」

優の声が聞こえた気がして、響の心が締め付けられる。

「優……っ…」

「仲間思いだなあ。じゃあお前も一緒にイこうぜ?」

男の指がついにショーツの中に侵入してきた。直に秘裂に触れられる。

「あっ!?」

ビクリと震える。濡れそぼったそこを容赦なく擦られる。

「はは!トロットロじゃんかよ!」

嘲笑う声も意識に入ってこないほど強い快感に襲われる。

(やばい……流される……)

必死に歯を食いしばるが抗えない。ショーツの中の指は絶妙な力加減で奥を探る。

「んんんーーっ!!」

膝の上で身悶える響。腰が自然と浮き上がりそうだ。背後の男は巧みに支えながら更なる刺激を与える。

鏡越しに見る優も限界を迎えている様子だった。複数人の手が絡み付き嬌声を上げさせられている。その姿が響の感覚を更に加速させる。

(くそ……見たくない……のに……)

優が犯されている現実。自分が感じてしまっている屈辱。それらが複雑に入り混じる。

「イケよ。お前もバディと一緒に天国に行けばいい」

耳元で囁かれながら膣内に指を挿入される。長い爪のような感触が内部を探る。

「うああっ!」

瞬間的に思考が吹き飛ぶ。Gスポットを正確に捉えられた瞬間だった。

「ここか?ここがいいんだろ?」

執拗に同じ部分を擦られ続ける。指は二本に増え内部を押し広げるよう動く。

「やめ……ろ…こんな……うう……!」

涙が滲む。身体は完全に反応してしまっている。愛液が溢れ出し男の指を濡らす。

鏡の向こうでは優が達しそうになっていた。複数の人間から与えられる快楽に抗えず泣き叫んでいる。その声が響の鼓膜を震わせる。

「おいお前らも見せてやれよ!」

男が合図すると隣室のカメラアングルが変わる。接合部が映し出される。

「あ……ああ…いぐぅっ…!?」

優の秘部から白濁した液体が滴り落ちる様子。男たちの欲望を受け入れざるを得ない姿。それがはっきりと映し出される。

「優……っ…」

仲間を思う気持ちが快感と混ざり合い奇妙な興奮を生む。鏡越しだからこそ余計に切なくなる。

背後の男の指がさらに深く抉り込む。

「ほら見ろよ響。あいつも気持ち良さそうだぞ?」

「ふざけ……るな……」

反論したいのに舌が回らない。身体の内側で熱が高まる。

鏡の中の優は達したようでビクビクと痙攣していた。それを見てしまった瞬間—響の理性が崩れる。

「うああああっ!」

絶頂への階段を駆け上がる。膣壁が収縮し男の指を締め付ける。

「おおっ!すげえ締め付けだ」

感嘆の声と共に更なる責め。指は激しくピストン運動を行い追い討ちをかける。

「ひっ……!も……やめ……」

懇願にも似た声を上げる響だが身体は正直だ。愛液が太腿まで伝い落ちる。

(ダメだ……止められない……)

快楽の波に飲まれていく。脳裏に浮かぶのは優の苦しむ姿。なのにそれすらも燃料となって燃え上がる。

背後の男が突如として指を引き抜く。

「あ……?」

切なげな声が出てしまう。その刹那—温かいものが割れ目に当てられた。

「ほら本番だ」

硬く熱い何かが押し当てられる。それが何なのか即座に理解する。

「待て……それは……」

制止する間もなくゆっくりと侵入してくるモノ。

「んんーーーーーっ!!!」

一気に貫かれる衝撃に背筋が仰け反る。異物感と快感。膣内全体が押し広げられる感覚に震える。

(いやだ……俺の中に……)

鏡の中では新たな男が優に覆いかぶさっている。同じように犯されている光景を見ることで精神的に追い詰められる。

「どうだ響?俺のチンポは?」

「く……うう……最低だ……」

悔しさと羞恥心が交錯する中でも身体は素直だ。

受け入れるように収縮する膣壁。

背後の男はゆっくりとした律動を開始する。同時に胸を愛撫し続け乳首を捻り上げる。

「うあっ!そこ……だめ……」

敏感な三点を同時に責められ思考が蕩ける。鏡越しに見える優もまた複数人に弄ばれている。その姿が妙な親近感すら覚えさせる。

(一緒に……苦しんでる……)

奇妙な連帯感かもしれない。それでも響の心には微かな救いがあった。

「お前のバディもイイ具合らしいぜ?」

見せつけるように隣室のカメラアングルが切り替わる。接合部からは泡立った愛液が溢れている様子まで映し出される。

「いや……見せるな……」

拒絶しつつも目が離せない。同時に自分も同じ目に遭っているという現実認識が強くなる。

背後の男の動きが激しくなる。突き上げる度に子宮口を叩かれ甘い痺れが全身を走る。

「ほらもっと締めろよ!」

叱咤激励と共に乳首を強く摘まれる。痛みすら快感へと変換される魔法のような感覚。

(こんなの……俺じゃない……)

自分を失いつつある恐怖。

しかしそれ以上に湧き上がる禁忌的な興奮。相反する感情が渦巻く。

鏡の向こうでは優が連続して果てている様子だった。断続的な絶頂に身体を震わせ涙を流す姿。

「う……うう……」

その様子を見るだけで響の膣内が収縮する。まるでシンクロするかのように。

「おいおい本当にマニアックだな。バディ見て感じてるのか?」

嘲笑されても否定できない程に昂ぶりを覚えている。認めたくないが事実なのだ。

背後の男は容赦なく責め立て続ける。子宮口に亀頭を押し付け小刻みに刺激する。

「んっ!あっ!そこ……ダメ……」

言葉とは裏腹に膣壁は歓迎するように蠢いている。奥底から熱い何かが昇ってくる感覚。

(もう……限界かも……)

優の姿を見ていると不思議と恐怖は和らぐ。孤独ではないと思えるからこそ最後の砦が脆くなる。

「そろそろイクぞ響」

宣告と共にピッチが上がる。激しい抽送音が響き渡る室内。

「やめ……中は……」

最後の抵抗を示すが聞き入れられない。むしろ煽る材料となったようだ。

鏡の中の優もまた達しようとしている。その瞬間を目撃した響は

「やめろ優!」

響が絶叫する。

優の喘ぎ声と同時に響の股間から愛液が溢れた。

「響……響…響!」

「優!バカ!バカ野郎!」

優が激しい抽送の中最後の言葉を発した。

「響……好き……だ…よ……」

優が絶頂し、響も同時に絶頂を迎えていた。

そして、男の体液が響の中にぶちまけられた。

2人が査問会議から解放されたのは、翌日の朝のことだった。

 

夕暮れの商店街。

家に帰った2人が目覚めたのは夕方だった。そして2人は買い物に行く。

どんな屈辱を受けても不思議と腹は減るものなのだ

「優、今日は俺の奢りだ!サービスタイムの弁当好きな中でやるぞ」

スーパーのサービスタイムを告げる音楽が流れ、総菜コーナーに割引シールが貼られていく。

「3割来た!」

「落ち着け優、まだ早い。三割は罠だ、あとちょっとで半額になる」

カゴを握る二人のTS魔法少女――だが今は私服。変身もしてないただの買い物客だ。

そんな日常の空気を、悲鳴が切り裂いた。

広場の方角。結界の歪み。

低級ではない冥獣の気配。

「……出たな」

響が眉をしかめる。

 

そこにいたのは川崎愛美だった。

友人らしき少女たちを背に、得意げにポーズを取っている。

「見てて! 私、実戦ランク持ちだから!」

光が走り、彼女は変身する。

派手なエフェクト。決めポーズ。歓声。

だが次の瞬間――

 

冥獣が動いた。

速い。

重い。

硬い。

愛美の初撃は弾かれ、逆に衝撃波で吹き飛ばされる。

地面を転がり、結界壁に叩きつけられた。

「え、ちょ――強っ……!」

友人たちの歓声が悲鳴に変わる。

 

銃を放つが通らない。魔術も効かない。

冥獣の尾が振り下ろされ、彼女の防御障壁が砕けた。

一方的だった。

格好をつける余裕など、もうない。

「救難……っ」

端末を操作しようとして、顔が青ざめる。

スマートフォンの画面が、完全にひび割れて機能を止めていた

救難要請ができない!

広場の端。

自動ドアのガラス越しに、それを見ている二人。

優は気づいている。

響も気づいている。

視線が合う。

愛美も、気づいた。

「……!」

よろめきながら、こちらへ手を伸ばす。

「サイレン、レクイエム、た、助けて……!」

ガラス越しの声。

必死の口の動き。

査問室。

虚偽証言。

切り取られた映像。

屈辱。

全部が一瞬でよみがえる。

もはや自業自得、天罰というのはあるものだ。

響は外の様子に気づかないふりをして、総菜コーナーの値札を見る。

「唐揚げ、グラム安いな」

優は静かにうなずく。

「うん、それいっぱい買って帰ろう。それとポテトサラダ欲しいなぁ。」

二人は変身しない。

魔力も出さない。

ただの客として、レジへ向かった。

望みを絶たれ愛美の目が涙で歪んだ。

「グゴオオオオッ!」巨大な冥獣が彼女を裸にしオナホのように貫いた!

「ギャァ、、」彼女の絶叫が聞こえた。

「やっぱり焼肉だよな……」

優が惣菜に視線を向けたまま答える。

響は優の手からカゴを取り、レジに向かった。

レジの店員に千円札を出すときだけ彼はつぶやいた。

「悪く思うなよ。全部お前自身の蒔いた種だ」

冥獣に貫かれる愛美をガラス越しに眺める二人。

「ひぎぃ!痛い!誰か助け――ああっ!」

悲鳴が途切れ途切れになり、やがて意味をなさなくなる。

冥獣の尻尾が大きく揺れ、そのたびに愛美の身体が跳ねる。

その様子を野次馬たちが遠巻きにスマホで撮影していた

もうそこには英雄もなければ友人もいない。

もはやただの獲物。ただの餌。

愛美は仰向けに転がり、四肢を投げ出していた。

制服は原型を留めておらず、露出した肌には紫の痣が散らばっている。

胸元ははだけ、ブラがズレて乳房が露わになっている。スカートは腰までめくれ上がり、破れたパンストの向こうにぐったりとした下半身が見えた。秘部からは血と白濁した液体が混じり合い地面に滴っている。

意識があるのかどうかも定かではない。かすかに震える唇から漏れるのは、もはや嗚咽ともつかないか細い吐息だけだった。

冥獣の巨体がゆっくりと彼女に近づく。

先ほどの暴力的な動きとは違う。

それは「荷物をまとめる」ような慎重さだった。

巨大な腕が愛美の胴体を持ち上げる。

まるで大きなぬいぐるみを扱うように無造作に。だが確実に。

愛美の身体が宙に浮く。

「……ぅあ……」

微かな呻き。

次の瞬間、彼女の全身が異様な圧力に包まれた。空間そのものが歪み始めたのだ。

まるで水中に沈むような抵抗感が四方八方から襲う。

冥獣の異次元ポータル――連れ去りの前兆だ。

愛美の目がかすかに見開かれる。

恐怖が再び蘇ったのだ。

「……たす……け…」

声にならない声が漏れる。

必死に指先を動かそうとするが、まるで金縛りにあったように動かない。

冥獣の影がさらに濃くなる。

空間のゆがみが大きくなり、ポータルが完全に開いた。紫色の渦が出現する。どこか異世界へ続く出口だ。

愛美の足先から徐々に飲み込まれていく。

「いや……いやぁ……!」

嗚咽混じりの叫び。

だがそれは虚空に消えるだけで何も起こらない。すでに身体の大半が渦中に没している。

 

ふと彼女の視界の端で動くものがあった。

ガラス越しのスーパーマーケット。

そこには響と優が立っていた。

響は惣菜のパックを手に持ったままレジに並んでおり優はその隣でお茶のペットボトルを選んでいる。

二人とも平然とした表情をしている。

まるで目の前の光景など存在していないかのように。

愛美の目に絶望が浮かぶ。

「助け、、」最後の力を振り絞って叫ぼうとしたその時――

彼女の身体は完全に渦へ飲み込まれた。

紫色の霧のような粒子が散らばり、後には血痕と破れた制服の一部だけが残された。

ポータルが閉じる。

冥獣の姿も消え失せた。

商店街には一瞬の静寂が訪れた後再び日常の喧騒が戻ってくる。

人々は何事もなかったかのように歩き出す。

 

レジを終えた響が袋を提げて店を出る。

優がその後に続く。

「……終わった?」

優が小声で聞いた。

響は前を向いたまま答える。

「ああ。因果応報ってやつだな」

二人は振り返らずに歩き出す。

愛美がいた場所を一瞥することもない。

ただ袋の中で揺れる惣菜が少しだけ重い音を立てていた。

 

オンボロマンション二〇三号室。

ドアを開けると、かすかに鉄と洗剤の混ざった匂いがする。今日は違う。今日は完全オフだ。

 

「戦利品、展開します」

 

優がちゃぶ台に総菜パックを並べていく。

半額シールだらけの透明なフタが、やけに誇らしい。

 

唐揚げ、コロッケ、焼き鳥、謎の中華炒め。

そして目玉の、値引き寿司。

「神の陣形だな」

「計算してカゴに入れましたから」

 

響は感心したようにうなずき、紙皿を出す。ラフな部屋着姿。赤い髪だけが相変わらず派手だ。

 

「飲み物は?」

「炭酸と、ちょっといい牛乳」

 

「ちょっといい牛乳ってなんだよ」

 

テレビの前に座椅子を並べ、レンタルDVDをセットする。

タイトルは古い特撮ヒーロー映画。

 

「イケメンライダー、これ、詩音が好きだったやつでさ」

 

再生ボタンを押してから、響は少しだけ声を落とした。

優は何も言わず、コップを差し出す。

 

「乾杯しましょう」

「何に?」

「生き延びたことに」

 

コツン、と軽く当てた。

 

映画が始まる。

大げさな爆発。

古いCG。

無駄に熱いセリフ。

 

「うわ、この合成」

「味があります」

 

唐揚げをつまむ優の口元に油がつく。

 

「ついてるぞ」

「え?」

ティッシュで拭ってやると、少しだけ照れた笑いを見せた。

途中、優が声を上げる。

 

「あ、この決めポーズ、サイレンの変身に似てます」

「パクってねえよ!影響だ、影響!」

二人で笑う。

外ではパトカーの音。

遠くで結界警報。川崎愛美はこの世から消えた。

アプリは沈黙している。

 

エンドロールが流れるころ、総菜はほとんど空になっていた。

「次、何借ります?」

「コメディがいいな。何も壊れないやつ」

「いいですね」

安い座椅子に背を預け、二人はだらける。

世界は相変わらず理不尽で、任務は過酷で、立場は重い。

それでも――

 

六畳一間の灯りの中だけは、

少しだけ、普通の夜だった。

 

 

 

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